JPH07162793A - 回転ヘッド方式磁気記録装置及び記録再生装置 - Google Patents

回転ヘッド方式磁気記録装置及び記録再生装置

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JPH07162793A
JPH07162793A JP5308001A JP30800193A JPH07162793A JP H07162793 A JPH07162793 A JP H07162793A JP 5308001 A JP5308001 A JP 5308001A JP 30800193 A JP30800193 A JP 30800193A JP H07162793 A JPH07162793 A JP H07162793A
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JP
Japan
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signal
recording
head
magnetic tape
head group
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Pending
Application number
JP5308001A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideaki Suzuki
秀明 鈴木
Susumu Yoshida
進 吉田
Nobutaka Amada
信孝 尼田
Toshifumi Takeuchi
敏文 竹内
Takao Arai
孝雄 荒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Priority to US08/351,649 priority patent/US5706385A/en
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 広帯域映像信号と音声信号とディジタル圧縮
信号とを記録再生でき、かつ現行のアナログVTRと互
換性が保てるようにする。 【構成】 入力端子27,28からのアナログ広帯域映
像信号は記録系アナログ信号処理回路57で2チャンネ
ルに分割され、磁気ヘッド62a,62bと磁気ヘッド
62c,62dで磁気テープ60にマルチトラック記録
され、入力端子13,14からの音声信号はFM変調回
路15、QPSK変調回路16で変調され、磁気ヘッド
63a,63bで磁気テープ60上のマルチトラック間
の別トラックに深層記録される。アンテナ1で受信され
たディジタル圧縮信号は記録系ディジタル信号処理回路
5で誤り訂正符号の付加等の処理がなされ、16QAM
変調回路6でそのスペクトルが音声信号帯域に入らない
ように変調され、磁気ヘッド64a,64bで上記音声
信号のトラックに重ね記録される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転ヘッド磁気記録装
置及び記録再生装置に係り、特に、アナログ広帯域映像
信号や高能率符号化されたディジタル圧縮信号データを
記録及び記録再生できる回転ヘッド方式磁気記録装置及
び記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、家庭用の回転ヘッド方式磁気記録
再生装置としては、VHS HiFiVHS、S−VH
SなどのアナログVTRが実用化されている。映像信号
に対しては、周波数変調された輝度信号と低域周波数変
換された搬送色信号を周波数多重し、その多重された信
号を、映像用回転ヘッドにより、磁気テープの斜め方向
に形成されるトラックに記録し、再生される。また、音
声信号に対しては、周波数変調されたL,Rチャネルの
音声信号を、映像用回転ヘッドと異なるアジマス角をも
つ音声用回転ヘッドにより、映像信号と同一トラックに
深層記録し、再生される。さらに、オプション機能とし
て付加されているPCMチャネルの音声信号はQPSK
変調され、周波数変調されたL,Rチャネルの音声信号
と周波数多重し音声用回転ヘッドにより、映像信号と同
一トラックに深層記録し、再生される。
【0003】一方、現行方式のアナログ映像信号に比
べ、より解像度の高いアナログ広帯域映像信号の実用化
が進められている。NTSC方式などの現行方式アナロ
グ映像信号とアナログ広帯域映像信号の主要パラメータ
を比較すると、走査線数は前者が525本であるのに対
し後者が1125本、アスペクト比は前者が4:3であ
るのに対し後者が16:9、輝度信号の周波数帯域は前
者が4.2MHzであるのに対し後者が20MHzとな
っている。
【0004】また、次世代のTV放送としてディジタル
放送の実用化が進めらている。その中でも、「テレビジ
ョン学会誌」Vol46,No3,pp.276〜28
3(1992)に記載されているように、米国ATRC
のAD−HDTV方式、GI/MITのDigiCipher方
式、Zenith/AT&TのDSC−HDTV方式など、ア
ナログ広帯域映像信号を高能率符号化してディジタル放
送する動きが活発に行なわれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近い将来、アナログ広
帯域映像信号やディジタル映像信号の放送が実用化され
るものと考えられるが、現行方式による家庭用アナログ
VTRでは、アナログ広帯域映像信号やディジタル放送
されたディジタル圧縮信号等の記録再生に関しては何ら
配慮されていなかった。
【0006】また、家庭用の回転ヘッド方式磁気記録装
置及び記録再生装置を想定したすると、現行方式ののア
ナログVTRと互換性を有することが望ましい。
【0007】本発明の目的は、アナログ広帯域映像信号
やディジタル放送などの高能率符号化されたディジタル
圧縮信号を記録及び記録再生できる回転ヘッド方式磁気
記録装置及び記録再生装置を提供することにある。
【0008】また、本発明の他の目的は、現行方式のの
アナログVTRと互換性を有し、かつ、アナログ広帯域
映像信号やディジタル放送などの高能率符号化されたデ
ィジタル圧縮信号を記録及び記録再生できる回転ヘッド
方式磁気記録装置及び記録再生装置を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による回転ヘッド方式磁気記録装置は、磁気
テープが回転ドラムの外周をほぼ180゜にわたって巻
きつけられて走行し、該回転ドラム上に、該磁気テープ
を同時に2トラックずつ走査する第1のヘッド群と、該
磁気テープ上の該2トラックとは異なるトラックを走査
する第2のヘッド群とが搭載され、入力アナログ広帯域
映像信号を周波数帯域が狭い2チャンネルの映像信号に
変換して該第1のヘッド群に供給する第1の手段と、入
力音声信号を記録処理して該第2のヘッド群に供給する
第2の手段と、入力ディジタル圧縮信号を記録処理して
該第2の手段で処理された該音声信号とは異なる周波数
帯域の信号とし、該第2のヘッド群に供給する第3の手
段とを備える。
【0010】また、本発明による回転ヘッド方式磁気記
録再生装置は、上記回転ドラムに、さらに、上記第1,
第2のヘッド群とは異なる位置に配置された第3のヘッ
ド群とが搭載され、かつ、入力アナログ狭帯域映像信号
の輝度信号をFM変調して搬送色信号を低域変換し、F
M変調輝度信号と低域変換搬送色信号との混合信号を該
第3のヘッド群に供給して上記磁気テープに記録させる
手段と、該第3のヘッド群によって上記磁気テープから
再生された信号をFM変調輝度信号と低域変換搬送色信
号とに分割し、該FM変調輝度信号を復調してベースバ
ンドの輝度信号として低域変換搬送色信号を高域変換し
て搬送色信号とし、アナログ狭帯域の映像信を生成する
手段とを設ける。
【0011】
【作用】アナログ広帯域映像信号は、記録処理により、
磁気テープに記録可能な周波数帯域の2つの映像信号に
変換される。これら映像信号は、磁気テープ上に同時に
記録される。これにより、アナログ広帯域映像信号を磁
気テープ上に記録することが可能となる。また、音声信
号はアナログ広帯域映像信号とは異なるトラックに記録
されるため、これら信号間のクロストークを防止するこ
とができる。さらに、ディジタル圧縮信号は音声信号と
同じトラックに記録されるが、音声信号は深層部に、デ
ィジタル圧縮信号は浅層部に記録されるので、このディ
ジタル圧縮信号とアナログ広帯域映像信号,音声信号と
の間のクロストークも防止することができる。
【0012】また、現行方式のアナログ映像信号のよう
なアナログ狭帯域映像信号は従来のVTRと同じ記録方
式で記録再生されるから、従来のVTRと互換性がとれ
る。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。図1は本発明による回転ヘッド方式磁気記録装置及
び記録再生装置の一実施例を示す構成図であって、1は
アンテナ、2はRF復調回路、3はエラー訂正復号化回
路、4はディジタル伸長処理回路、5は記録系ディジタ
ル信号処理回路、6は16QAM変調回路、7は記録ア
ンプ、8は記録/再生切換スイッチ、9は再生アンプ、
10は等化回路、11は16QAM復調回路、12は再
生系ディジタル信号処理回路、13,14は入力端子、
15はFM変調回路、16はQPSK変調回路、17は
加算器、18は記録アンプ、19は記録/再生切換スイ
ッチ、20は再生アンプ、21はLPF(低域通過フィ
ルタ)、22はHPF(高域通過フィルタ)、23はF
M復調回路、24はQPSK復調回路、25,26は出
力端子、27,28は入力端子、29,30はA/D変
換回路、31は垂直方向間引き回路、32,33は時間
軸伸長回路、34はTCI(時間領域多重信号)エンコ
ード回路、35,36はD/A変換回路、37,38は
FM変調回路、57は、記録系アナログ信号処理回路、
39,40は記録アンプ、41,42は記録/再生切換
スイッチ、43,44は再生アンプ、45,46はFM
復調回路、47,48はA/D変換回路、49はTCI
デコード回路、50,51は時間軸圧縮回路、52は垂
直方向補間回路、53,54はD/A変換回路、58は
再生系アナログ信号処理回路、55〜59は出力端子、
60は磁気テープ、61は回転ドラム、62a〜62
d,63a,63b,64a,64bは磁気ヘッドであ
る。
【0014】同図において、ディジタル放送などのディ
ジタル圧縮データを受信するアンテナ1、RF復調回路
2、エラー訂正復号化回路3及びディジタル伸長処理回
路4はディジタル放送信号の受信処理系を構成してい
る。記録系ディジタル信号処理回路5、16QAM変調
回路6、記録アンプ7、記録/再生切換スイッチ8、再
生アンプ9、等化回路10、16QAM復調回路11及
び再生系ディジタル信号処理回路12はディジタル圧縮
信号の記録再生系を構成している。FM変調回路15、
QPSK変調回路16、加算器17、記録アンプ18、
記録/再生切換スイッチ19、再生アンプ20、LPF
21、HPF22、FM復調回路23及びQPSK復調
回路24は音声信号の記録再生系を構成している。A/
D変換回路29,30、垂直方向間引き回路31、時間
軸伸長回路32,33、TCIエンコード回路34、D
/A変換回路35,36、FM変調回路37,38、記
録系アナログ信号処理回路57、記録アンプ39,4
0、記録/再生切換スイッチ41,42、再生アンプ4
3,44、FM復調回路45,46、A/D変換回路4
7,48、TCIデコード回路49、時間軸圧縮回路5
0,51、垂直方向補間回路52、D/A変換回路5
3,54及び再生系アナログ信号処理回路58はアナロ
グ広帯域映像信号の記録再生系を構成している。
【0015】まず、アナログ広帯域映像信号の記録系に
ついて説明する。
【0016】入力端子27からアナログ広帯域映像信号
の輝度信号が入力され、入力端子28からアナログ広帯
域映像信号の2つの色差信号が入力される。輝度信号は
A/D変換回路29でディジタル化され、時間軸伸長回
路32でサンプリング周波数が低くされることによって
時間軸、即ち水平方向の画像サイズが伸長され、2つの
信号に分割される。また、2つの色差信号はA/D変換
回路30でディジタル化され、垂直方向間引き回路31
で垂直方向の画像サイズが1/2になるように間引か
れ、時間軸伸長回路33でサンプリング周波数が低くさ
れることによって時間軸、即ち水平方向の画像サイズが
伸長される。
【0017】時間軸が伸長されて2分割された夫々の輝
度信号と時間軸が伸長された2つの色差信号とはTCI
エンコード回路34に供給され、夫々時間圧縮されて2
分割された夫々の輝度信号の水平ブランキング期間中に
色差信号が多重された2つのTCI信号に変換される。
これらTCI信号は夫々D/A変換回路35,36に供
給されてアナログ化され、FM変調回路37,38でF
M変調されて記録信号となる。
【0018】図2(a)はかかる記録信号の一例を示す
スペクトル図である。ここでは、記録信号のFMキャリ
ア周波数を8.0〜10.5MHzとしている。
【0019】FM変調回路37,38から出力される記
録信号は、夫々記録アンプ39,40で増幅された後、
記録/再生切換スイッチ41,42を介して磁気ヘッド
62a,62b,62c,62dに供給され、磁気テー
プ60に記録される。
【0020】ここで、磁気ヘッド62a,62b,62
c,62dは矢印R方向に回転する回転ドラム61上に
搭載されており、磁気ヘッド62a,62bは180゜
対向し、磁気ヘッド62c,62dも180゜対向し、
かつ磁気ヘッド62aと62cとが、磁気ヘッド62b
と62dとが夫々近接している。記録アンプ39からの
記録信号は磁気ヘッド62a,62bに供給され、記録
アンプ40からの記録信号は磁気ヘッド62c,62d
に供給される。また、磁気テープ60は回転ドラム61
の外周ほぼ180゜にわたって巻き付けられ、矢印Vに
走行する。
【0021】次に、音声信号の記録系について説明す
る。
【0022】入力端子13からL,Rチャネルの音声信
号が入力され、入力端子14からPCMチャネルの音声
信号が入力される。L,Rチャネルの音声信号はFM変
調回路15でFM変調され、また、PCMチャネルの音
声信号はQPSK変調回路16でQPSK変調されて、
夫々加算器17で加算される。図2(b)はこれら変調
された音声信号の周波数スペクトルを示すものであっ
て、1.3MHzはFM変調されたLチャネルの音声信
号のFMキャリア周波数、1.7MHzはFM変調され
たRチャネルの音声信号のFMキャリア周波数、3.0
MHzはQPSK変調されたPCMチャネル音声信号の
キャリア周波数である。加算回路17の出力音声信号
は、記録アンプ18で増幅された後、記録/再生切換ス
イッチ19を介して磁気ヘッド63a,63bに供給さ
れ、磁気テープ60に記録される。
【0023】ここで、これら磁気ヘッド63a,63b
は回転ドラム61上に180゜対向して配置されてい
る。
【0024】次に、ディジタル放送の受信処理系につい
て説明する。
【0025】ディジタル放送されたディジタル圧縮信号
はアンテナ1で受信され、RF復調回路2でベースバン
ド信号に復調され、エラー訂正復号化回路3に供給され
て伝送系で生じたエラーの訂正あるいは修正処理がなさ
れる。このエラー訂正復号化回路3の出力信号はディジ
タル伸長処理回路4に供給されて映像信号と音声信号と
に復元され、出力端子57から映像信号の輝度信号が、
出力端子59から映像信号の色差信号が、出力端子58
から音声信号が夫々出力される。
【0026】次に、ディジタル圧縮信号の記録系につい
て説明する。
【0027】ベースバンド信号にRF復調されたディジ
タル圧縮信号は、また、このディジタル圧縮信号の記録
系に供給される。ディジタル圧縮信号の記録系において
は、記録系ディジタル信号処理回路5により、インター
リーブなどのフォーマッティング処理がなされ、また、
記録系の誤り訂正符号や同期信号などのヘッダ情報が付
加される。例えば、米国ATRCが提案しているディジ
タル放送AD−HDTV方式では、アナログ広帯域映像
信号が高能率符号化によって24Mbpsまでデータ圧
縮されて放送される。このようなディジタル圧縮信号
は、上記記録系ディジタル信号処理回路5により、その
データレートが24Mbpsから30Mbps程度にな
るように、ディジタル処理される。
【0028】記録系ディジタル信号処理回路5から出力
されるディジタル圧縮信号は、16QAM変調回路6に
より、16値直交振幅変調(16QAM)方式を用いて
変調される。これにより、16QAM変調回路6の出力
信号は、図2(c)に示すように、図2(b)に示した
音声信号の周波数帯域に含まれない周波数帯域の信号と
なり、また、50%ロールオフで記録することを考慮す
れば、12MHzの周波数帯域内に変調される。なお、
図2(c)におけるfcは16QAM変調されたディジ
タル圧縮データのキャリア周波数である。
【0029】16QAM変調回路6から出力されるディ
ジタル圧縮信号は、記録アンプ7で増幅された後、記録
/再生切換スイッチ8を介して磁気ヘッド64a,64
bに供給されて磁気テープ60に記録される。これら磁
気ヘッド64a,64bも回転ドラム61上に180゜
対向して配置されている。
【0030】以上のように、磁気ヘッド62a〜62d
はアナログ広帯域映像信号の記録再生用ヘッドであり、
磁気ヘッド63a,63bは音声信号の記録再生用ヘッ
ドであり、また、磁気ヘッド64a,64bはディジタ
ル圧縮信号の記録再生用ヘッドである。
【0031】図3は以上の記録動作によって磁気テープ
60上に形成されるトラックパターンを示すものであ
る。
【0032】同図において、回転ドラム61の半回転で
磁気ヘッド62a,62cが同時に記録を行ない、回転
ドラム61の次の半回転で磁気ヘッド62b,62dが
記録を行なう。いま、トラック140a,140cがこ
れら磁気ヘッド62a,62cで形成されるトラックと
すると、トラック140b,140dが磁気ヘッド62
b,62dで形成されるトラックである。これらトラッ
クに2チャンネルのアナログ広帯域映像信号が記録され
る。
【0033】磁気ヘッド63a,63bと磁気ヘッド6
4a,64bとは、磁気ヘッド62a,62cと磁気ヘ
ッド62b,62dとによって形成されたトラック間に
トラックを形成する。これがトラック141a,141
bである。但し、音声信号は磁気ヘッド63a,63b
によってこれらトラック141a,141bの深層部に
記録され、ディジタル圧縮信号は磁気ヘッド64a,6
4bによってこれらトラック141a,141bの浅層
部に記録される。つまり、磁気ヘッド64aは磁気ヘッ
ド63aで形成されるトラックに重ねてディジタル圧縮
信号を記録し、磁気ヘッド64bは磁気ヘッド63bで
形成されるトラックに重ねてディジタル圧縮信号を記録
する。従って、アナログ広帯域映像信号と音声信号とデ
ィジタル圧縮信号とを同時に記録再生することもでき
る。
【0034】次に、再生時の動作について説明する。
【0035】再生時には、磁気ヘッド62a,62cが
夫々、図3に示す磁気テープ60上のトラック140
a,140cを同時に再生走査し、磁気ヘッド62b,
62dが夫々トラック140b,140dを同時に再生
走査する。また、磁気ヘッド63a,63bと磁気ヘッ
ド64a,64bとが夫々、磁気テープ60上のトラッ
ク141a,141bを再生走査する。
【0036】磁気ヘッド62a〜62dによって磁気テ
ープ60から再生された2チャンネルのアナログ広帯域
映像信号は夫々、記録/再生切換スイッチ41,42を
通って再生アンプ43,44で増幅され、FM復調回路
45,46で復調され、A/D変換回路47,48でデ
ィジタル化され、TCIデコード回路49で輝度信号と
2つの色差信号とに分割される。分割された輝度信号は
時間軸圧縮回路50でサンプリング周波数を高くなるよ
うに水平方向の画像サイズが圧縮されて元の時間軸の輝
度信号に逆変換され、D/A変換回路53でアナログ化
されて出力端子55から出力される。また、分割された
2つの色差信号も時間軸圧縮回路50でサンプリング周
波数が高くなるように水平方向の画像サイズが圧縮さ
れ、垂直方向補間回路52で元の色差信号に逆変換さ
れ、D/A変換回路54でアナログ化されて出力端子5
6から出力される。
【0037】また、磁気ヘッド63a,63bによって
磁気テープ60の深層部から再生される音声信号は、記
録/再生切換スイッチ19を通って再生アンプ20で増
幅され、LPF21に供給されてFM変調されたL,R
チャンネルの音声信号が、また、HPF22に供給され
てQPSK変調された音声信号が夫々分割される。FM
変調された音声信号はFM復調回路23で復調されて
L,Rチャネルの音声信号が得られ、出力端子25から
出力される。QPSK変調された音声信号はQPSK復
調回路24で復調されてPCMチャネルの音声信号が得
られ、出力端子26から出力される。
【0038】一方、磁気ヘッド64a,64bによって
磁気テープ60の浅層部から再生されるディジタル圧縮
信号は、記録/再生切換スイッチ8を通って再生アンプ
9で増幅され、等化回路10で波形等化される。この等
化回路10から出力されるディジタル圧縮信号は16Q
AM復調回路24で復調され、再生系ディジタル信号処
理回路12でRF復調した元のディジタル圧縮信号に逆
変換され、エラー訂正復号化回路3に供給される。
【0039】図4は回転ドラム61上での各磁気ヘッド
の一配置例を示す図である。
【0040】いま、一方の音声信号記録再生用の磁気ヘ
ッド63aの設定位置を基準位置0ラディアンとする
と、これよりπラディアンずれた位置に他方の音声信号
記録再生用の磁気ヘッド63bが配置され、基準位置よ
り3/4πラディアンだけずれた位置に消去用磁気ヘッ
ドFEとこれに近接したディジタル圧縮データ記録再生
用の一方の磁気ヘッド64bが、基準位置より−1/4
πラディアンだけずれた位置に(即ち、消去用磁気ヘッ
ドFEに対向して)回転ドラム61のバランスをとるた
めのダミーヘッドDuとこれに近接したディジタル圧縮
データ記録再生用の他方の磁気ヘッド64aが、夫々配
置される。また、基準位置より−1/2πラディアンだ
けずれた位置にアナログ広帯域映像信号記録再生用の2
つの磁気ヘッド62a,62cが配置され、それに対向
するように、基準位置より1/2πラディアンだけずれ
た位置にアナログ広帯域映像信号記録再生用の他の2つ
の磁気ヘッド62b,62dが配置される。
【0041】このように、この実施例においては、アナ
ログ広帯域映像信号を2つのTCI信号に分割し、かつ
FM変調方式を用いて低域の周波数帯域に変調されてい
る音声信号のスペクトル成分のないキャリア帯域に変調
し、音声信号と別のトラックに記録するものであるか
ら、アナログ広帯域映像信号と音声信号との間のクロス
トーク妨害を回避することができる。
【0042】また、ディジタル圧縮信号を狹帯域化して
記録再生することができ、かつ非線形伝送路でもその狹
帯域性が保持できる特徴を有する16QAM変調方式を
用いて、同一トラックに深層記録される音声信号のスペ
クトル成分がないキャリア帯域に変調し、重ね記録する
ものであるから、ディジタル圧縮信号と音声信号との間
のクロストーク妨害を回避することができる。
【0043】さらに、ディジタル圧縮信号を記録再生す
る磁気ヘッド64a,64bと、アナログ広帯域映像信
号を記録再生する磁気ヘッド62a〜62dと、音声信
号を記録再生する磁気ヘッド63a,63bとのアジマ
ス角をアジマス損失効果が生じる角度に設定することが
でき、これによると、隣接トラックからのクロストーク
をほぼ問題ないレベルにすることもできる。
【0044】なお、この実施例では、ディジタル圧縮信
号の変調方式として16QAM変調方式を用いたが、こ
れに限定されるものではない。例えば、32値直交振幅
変調(32QAM)方式などのより狹帯域化可能な変調
方式を用いることもでき、これによると、記録情報量を
さらに高めることができる。
【0045】また、この実施例では、図1の位置A,B
にI/Fの切り口を設けることにより、アンテナ1、R
F復調回路2、エラー訂正復号化回路3、ディジタル伸
長回路4をディジタル放送受像機と共通化することがで
き、ハードウエアの削減といった効果も得られる。
【0046】図5は本発明による回転ヘッド方式磁気記
録装置及び記録再生装置の他の実施例の要部、即ち、デ
ィジタル圧縮信号の記録再生系のみを示す構成図であっ
て、101はスクランブル回路、102は(1−D)演
算回路、103は等化回路、104は符号識別回路、1
05はデスクランブル回路であり、図1に対応する部分
には同一符号を付けて重複する説明は省略する。
【0047】同図において、記録系ディジタル信号処理
回路5でフォーマッティング処理され、かつエラー訂正
符号やヘッダ情報が付加されたディジタル圧縮信号はス
クランブル回路101でランダム化され、さらに、(1
−D)演算回路102に供給され、2ビット周期2Tだ
け遅延されたディジタル圧縮信号が減算されてパーシャ
ルレスポンス処理される。この結果、(1−D)演算回
路102から出力されるディジタル圧縮信号は、図6に
示すように、直流成分がなく、かつ低周波領域も抑圧さ
れた記録信号に変換される。なお、図6でのfn(=
T)はいわゆるナイキスト周波数であって、ビットレー
ト周波数に相当する。この記録信号は、記録アンプ7で
増幅された後、記録/再生切換スイッチ8を介して磁気
ヘッド64a,64bに供給され、図1に示した実施例
と同様に、磁気テープ60上に記録される。
【0048】再生時では、磁気ヘッド64a,64bに
よって磁気テープ60から再生されたディジタル圧縮信
号は記録/再生切換スイッチ8を通って再生アンプ9で
増幅され、等化回路103を介して符号識別回路104
で符号識別され、デスクランブル回路105で復号され
る。復号された信号は再生系ディジタル信号処理回路1
2に供給され、図1に示した実施例と同様に、元のディ
ジタル圧縮信号が得られる。
【0049】以上のように、この実施例では、図1に示
した実施例のようなキャリア変調記録ではなく、ベース
バンド記録に適用したものであるが、スクランブル回路
101と(1−D)演算回路102とにより、直流成分
がなく、かつ音声信号の低周波領域に相当する周波数領
域でのスペクトルも抑圧された記録信号として重ね記録
される。これにより、図1に示した実施例と同様、音声
信号とディジタル圧縮信号との間のクロストーク妨害を
回避することができる。
【0050】図7は本発明による回転ヘッド方式磁気記
録装置及び記録再生装置のさらに他の実施例の要部、即
ち、ディジタル圧縮信号の記録再生系のみを示す構成図
であって、111は8−10変調回路、112はHP
F、113は等化回路、114は符号識別回路、115
は8−10復調回路であり、図1に対応する部分には同
一符号を付けて重複する説明は省略する。
【0051】同図において、記録系ディジタル信号処理
回路5でフォーマッティング処理され、かつエラー訂正
符号やヘッダ情報が付加されたディジタル圧縮信号は8
−10変調回路111で8ビット毎に10ビットの符号
データに変換される。これは低周波領域のスペクトルが
抑圧された、いわゆるDCフリー符号化されたものであ
る。8−10変調回路111からのディジタル圧縮信号
はHPF112で低周波領域のスペクトルがさらに抑圧
され、図8に示すように、変調された音声信号の低周波
帯域に相当する周波数帯域のスペクトルが充分抑圧され
た記録信号となる。なお、図8におけるf1はHPF1
12の低域遮断周波数であって、この低域遮断周波数は
変調された音声信号の帯域の上限よりも高めに設定され
る。
【0052】再生時には、再生されたディジタル圧縮信
号が等化回路113で記録側のHPF112による低域
遮断も併せて等化され、符号識別114で符号識別さ
れ、さらに、8−10復調回路115で元の8ビット毎
のデータに復号される。
【0053】以上のように、この実施例では、図6に示
した実施例と同様、ベースバンド記録に適用したもので
あり、8−10変調回路111及びHPF112によ
り、直流成分がなく、音声信号の低周波数帯域に相当す
る周波数帯域でのスペクトルも抑圧されて重ね記録され
る。これにより、図1及び図6に示した実施例と同様、
音声信号とディジタル圧縮信号との間のクロストーク妨
害を回避することができる。
【0054】なお、図8に示した実施例では、ディジタ
ル圧縮信号のDCフリー符号化方式の一例として8−1
0変調を用いたが、これに限定されるものではなく、例
えば、ミラースクエアー符号や8−14変調等を用いて
もよい。
【0055】図9は本発明による回転ヘッド方式磁気記
録装置及び記録再生装置のさらに他の実施例の要部、即
ち、ディジタル圧縮信号及び音声信号の記録再生系のみ
を示す構成図であって、121は加算器、122は記録
アンプ、123は記録/再生切換スイッチ、124は再
生アンプ、125はHPF、126はLPF、127は
BPFであり、図1に対応する部分には同一符号を付け
て重複する説明は省略する。
【0056】同図において、記録系ディジタル信号処理
回路5でフォーマッティング処理され、かつエラー訂正
符号やヘッダ情報が付加されたディジタル圧縮信号は、
16QAM変調回路6で16QAM変調方式により変調
される。入力端子13から入力されたL,Rチャネルの
音声信号はFM変調回路15で、また、入力端子13か
ら入力されたPCMチャネルの音声信号はQPSK変調
回路16で夫々変調され、加算器17で加算される。こ
れら変調されたディジタル圧縮信号と音声信号の混合信
号とは加算器121で加算される。ここで、例えば、図
10に示すように、FMディジタル圧縮信号が高域側
に、混合された音声信号が低域側になるように、16Q
AM変調回路6,FM変調回路15及びQPSK変調回
路16のキャリア周波数が設定されている。加算器12
1から出力される混合信号は、記録アンプ122で増幅
された後、記録/再生切換スイッチ123を介して磁気
ヘッド65a,65bに供給され、磁気テープ60に記
録される。
【0057】ここで、磁気ヘッド65a,65bはディ
ジタル圧縮信号と音声信号との混合信号の記録再生用ヘ
ッドである。これら磁気ヘッド65a,65bは、図3
に示したように、磁気ヘッド62a,62cと磁気ヘッ
ド62b,62dとによって形成される2つのトラック
間にトラック141a,141bを交互に独立して形成
し、ディジタル圧縮信号と音声信号の混合信号をこれら
のトラック141a,141bに記録する。従って、図
1の実施例と同様、アナログ広帯域映像信号,音声信号
及びディジタル圧縮信号を同時に記録再生することもで
きる。
【0058】再生時では、磁気ヘッド65a,65bに
よって磁気テープ60から再生された混合信号は、記録
/再生切換スイッチ123を通って再生アンプ124で
増幅され、HPF125でFMディジタル圧縮信号が、
LPF126でFM音声信号が、BPF127でQPS
K音声信号が夫々分離される。このFMディジタル圧縮
信号は等化回路10、16QAM変調回路11及び再生
系ディジタル信号処理回路12で順次処理され、図1に
示した実施例と同様に、元のディジタル圧縮信号が得ら
れる。また、FM音声信号はFM復調回路23で復調さ
れ、出力端子25からL,Rチャネルの音声信号として
出力される。さらに、QPSK音声信号はQPSK復調
回路24で復調され、出力端子26からPCMチャネル
の音声信号として出力される。
【0059】図11は図9における回転ドラム61上で
の各磁気ヘッドの一配置例を示す図である。
【0060】同図において、いま、0度の位置に音声信
号とディジタル圧縮信号との混合信号の記録再生用の一
方の磁気ヘッド65aの位置を基準位置0ラディアンと
すると、これよりπラディアンずれた位置に音声信号と
ディジタル圧縮信号との混合信号の記録再生用の他方の
磁気ヘッド65bが配置され、この基準位置よりも−1
/2πラディアンだけずれた位置にアナログ広帯域映像
信号記録再生用の2つの磁気ヘッド62a,62cが配
置され、この基準位置よりも1/2πラディアンだけず
れた位置にアナログ広帯域映像信号記録再生用の他の2
つの磁気ヘッド62b,62dが配置される。
【0061】このように、この実施例では、ディジタル
圧縮信号を音声信号のスペクトル成分がないキャリア帯
域に変調し、音声信号と多重して記録するものであるか
ら、ディジタル圧縮信号と音声信号との間のクロストー
ク妨害を回避することができる。
【0062】また、ディジタル圧縮信号と音声信号との
混合信号を記録再生する磁気ヘッド65a,65bと、
アナログ広帯域映像信号を記録再生する磁気ヘッド62
a〜62dとのアジマス角をアジマス損失効果が生じる
角度に設定することにより、隣接トラックからのクロス
トークもほぼ問題ないレベルにすることができる。
【0063】図12は本発明による回転ヘッド方式磁気
記録装置及び記録再生装置のさらに他の実施例の要部、
即ち、ディジタル圧縮信号及び音声信号の記録再生系の
みを示す構成図であって、図1,図5及び図9に対応す
る部分には同一符号を付けて重複する説明は省略する。
【0064】同図において、記録系ディジタル信号処理
回路5でフォーマッティング処理され、かつエラー訂正
符号やヘッダ情報が付加されたディジタル圧縮信号はス
クランブル回路101でランダム化され、さらに、(1
−D)演算回路102に供給され、2ビット周期2Tだ
け遅延されたディジタル圧縮信号が減算されてパーシャ
ルレスポンス処理される。この(1−D)演算回路10
2の出力信号が、図9に示した実施例と同様、加算器1
21で加算器17からの混合信号と加算されて記録され
る。この場合の磁気ヘッド65a,65bに供給される
記録信号の周波数スペクトルを図13に示す。
【0065】なお、再生時には、図5に示した実施例の
ように、ディジタル圧縮信号を符号識別回路114,8
−10復調回路115,再生系ディジタル信号処理回路
12で処理することはいうまでもない。
【0066】この実施例では、図9に示した実施例のよ
うなキャリア変調記録ではなく、ベースバンド記録に適
用したものであるが、スクランブル回路101と(1−
D)演算回路102とにより、ディジタル圧縮信号が直
流成分がなく、かつFM変調音声信号の周波数帯域に相
当する周波数領域も抑圧された信号に変換される。これ
により、図9に示した実施例と同様、音声信号とディジ
タル圧縮信号との間のクロストーク妨害を回避すること
ができる。
【0067】図14は本発明による回転ヘッド方式磁気
記録装置及び記録再生装置のさらに他の実施例の要部、
即ち、ディジタル圧縮信号及び音声信号の記録再生系の
みを示す構成図であって、図1,図7及び図9に対応す
る部分には同一符号を付けて重複する説明は省略する。
【0068】同図において、記録系ディジタル信号処理
回路5でフォーマッティング処理され、かつエラー訂正
符号やヘッダ情報が付加されたディジタル圧縮信号は、
図7に示した実施例のように、8−10変調回路111
で8ビット毎に10ビットの符号データに変換され、H
PF112で変調された音声信号の低域に相当する周波
数帯域がさらに抑圧されて図8に示したような周波数ス
ペクトルとなる。このHPF112からのディジタル圧
縮信号が加算器121に供給されて加算器17からの混
合信号と加算され、磁気テープ60に記録される。この
場合の磁気ヘッド65a,65bに供給される記録信号
の周波数スペクトルを図13に示す。
【0069】以上のように、この実施例では、図12に
示した実施例と同様、ベースバンド記録に適用したもの
であり、8−10変調回路111とHPF112とで、
ディジタル圧縮信号が、直流成分がなく、かつ変調され
た音声信号の低周波数帯域に相当する周波数領域も抑圧
された信号に変換されることにより、音声信号の混合信
号と多重されて記録されても、図9に示した実施例と同
様、音声信号とディジタル圧縮信号との間のクロストー
ク妨害を回避することができる。
【0070】また、ディジタル放送されたディジタル圧
縮信号と、そのディジタル圧縮信号をディジタル伸長回
路4(図1)で伸長して得られる輝度信号と色差信号と
を夫々入力端子27,28(図1)から入力することに
より、ディジタル圧縮信号とその伸長された映像信号と
を磁気テープ60上に同時に記録することもできる。
【0071】図16は本発明による回転ヘッド方式磁気
記録装置及び記録再生装置のさらに他の実施例を示す構
成図であって、131,132は入力端子、133はF
M変調回路、134は周波数変換回路、135は加算
器、136は記録アンプ、137は記録/再生切換スイ
ッチ、138は再生アンプ、139はHPF、140は
LPF、141はFM復調回路、142は周波数逆変換
回路、143,144は出力端子であり、以上の部分が
現行のアナログ映像信号の記録再生系を構成しており、
図1に対応する部分には同一符号を付けて重複する説明
は省略する。
【0072】同図において、入力端子131,132、
FM変調回路133、周波数変換回路134、加算器1
35、記録アンプ136、記録/再生切換スイッチ13
7、再生アンプ138、HPF139、LPF140、
FM復調回路141、周波数逆変換回路142及び出力
端子143,144は、現行方式のアナログ映像信号の
記録再生系を構成している。
【0073】入力端子131からは現行方式のアナログ
映像信号の輝度信号が入力され、入力端子132からは
このアナログ映像信号の搬送色信号が入力される。この
輝度信号はFM変調回路133でFM変調され、この搬
送色信号は周波数変換回路134で低域変換されて、夫
々加算器135で加算される。この場合、従来と同様
に、FM変調輝度信号が高域側に、低域変換搬送色信号
が低域側になるようにして加算される。加算器135か
らの混合信号は、記録アンプ136で増幅された後、記
録/再生切換スイッチ137を介して磁気ヘッド66
a,66bに供給され、磁気テープ60に記録される。
【0074】以上の現行方式のアナログ映像信号の記録
が行なわれる場合には、アナログ広帯域映像信号やディ
ジタル圧縮信号の記録は行なわれない。即ち、現行方式
のアナログ映像信号の記録モードとアナログ広帯域映像
信号やディジタル圧縮信号の記録モードとが選択される
ようになっている。しかし、L,Rチャンネルの音声信
号やPCMチャンネルの音声信号の記録は、いずれの記
録モードでも可能である。
【0075】また、磁気ヘッド66a,66bによって
磁気テープ60から再生された上記の混合信号は、記録
/再生切換スイッチ137を通って再生アンプ138で
増幅され、HPF139とLPF140とでFM変調輝
度信号と低域変換搬送色信号とに分離される。このFM
変調輝度信号はFM変調回路141で復調されてベース
バンドの輝度信号となり、また、低域変換搬送色信号は
周波数逆変換回路142で元の色搬送周波数の搬送色信
号に逆変換され、夫々出力端子143,144から出力
される。
【0076】ここでも、現行方式のアナログ映像信号の
再生モードとアナログ広帯域映像信号やディジタル圧縮
信号の再生モードとが選択されるようになっている。か
かる選択は、再生信号の同期信号の有無などを検出する
ことにより、自動的に行なうことができる。
【0077】これ以外の部分は図1に示した実施例と同
様である。
【0078】図17は図16における回転ドラム61上
での各磁気ヘッドの一配置例を示す図である。
【0079】同図において、いま、一方の音声信号記録
再生用の磁気ヘッド63aの設定位置を基準位置0ラデ
ィアンとすると、音声信号記録再生用の他方の磁気ヘッ
ド63bやディジタル圧縮データ記録再生用の磁気ヘッ
ド64a,64b及びアナログ広帯域映像信号記録再生
用の磁気ヘッド62a〜62dは図4に示すのと同様の
位置関係で配置されている。そして、現行のアナログ映
像信号記録再生用の一方の磁気ヘッド66aは基準位置
よりも−3/4πラディアンずれた位置に配置され、現
行のアナログ映像信号記録再生用の他方の磁気ヘッド6
6bは基準位置よりも1/4πラディアンずれた位置に
配置されている。従って、現行のアナログ映像信号記録
再生用の磁気ヘッド66a,66bは互いに対向した位
置に配置されており、これにより、磁気テープ60上に
従来のVTRによる場合と同様のトラックパターンを形
成することができる。
【0080】以上のように、この実施例では、アナログ
広帯域映像信号やディジタル圧縮信号ばかりでなく、現
行アナログ映像信号の記録再生も従来のVTRと互換性
を持たせて行なうことができる。
【0081】図18は本発明による回転ヘッド方式磁気
記録装置及び記録再生装置のさらに他の実施例を示す構
成図であって、201は制御マイコン、202はディジ
タル/アナログ切換スイッチ、203,204は出力端
子であり、図1に対応する部分には同一符号を付けて重
複する説明は省略する。
【0082】同図において、制御マイコン201は各処
理ブロックの制御、特に、サーボ系の制御を行なってお
り、可変速再生などのトリックプレイを行なう場合、可
変速再生を行なわせるための制御信号をディジタル/ア
ナログ切換スイッチ202に供給する。これにより、デ
ィジタル/アナログ切換スイッチ202は、通常ディジ
タル伸長回路4からのディジタル圧縮信号の伸長された
輝度信号と色差信号とを選択するが、トリックプレイを
行なうことによって制御マイコン201から上記の制御
信号が供給されると、再生系アナログ信号処理回路58
から出力される可変速再生によるアナログ広帯域映像信
号の輝度信号と色差信号とを選択し、夫々出力端子20
3,204から出力させる。
【0083】また、ディジタル/アナログ切換スイッチ
202のような出力を切換可能な手段を有するディジタ
ル放送受像機に対しては、ディジタル伸長回路4からの
輝度信号,色差信号とアナログ信号処理回路58からの
輝度信号,色差信号とをかかる手段に供給するように
し、また、制御マイコン201から上記の制御信号を直
接かかる手段に供給することができるようにすることに
より、上記と同様の動作が可能となる。
【0084】以上のように、この実施例では、可変速再
生時には、磁気テープ上に記録されているアナログ広帯
域映像信号を再生することにより、再生画像を得ること
ができる。
【0085】なお、以上説明した各実施例では、L,R
チャネルの音声信号とPCMチャネルの音声信号とを多
重して記録するようにしたが、本発明は、これに限定さ
れるものではない。例えば、L,Rチャネルの音声信号
のみ、または、PCMチャンネルの音声信号のみを記録
するようにしてもよい。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
アナログ広帯域映像信号と音声信号とディジタル圧縮信
号を同じ記録媒体上に記録することができる。これによ
り、次に述べるような互換性がある。
【0087】経済的なディジタル記録再生機能がなく、
アナログ広帯域映像信号を記録再生する機能のみを有す
る他の磁気記録再生装置でも、本発明で記録した磁気テ
ープの再生をすることができる。
【0088】また、高画質な再生ディジタル映像を得る
ことができる。
【0089】さらに、現行のアナログVTRで記録がな
された磁気テープの再生も行なうことができる。
【0090】このように、同じ磁気テープを各種の仕様
の異なる磁気記録再生装置で再生することが可能とな
る。
【0091】さらに、可変速再生時には、従来、圧縮し
たディジタル信号では映像を思うように再生することが
できなかった、アナログ広帯域映像信号を再生するよう
に切り換えることでこれが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による回転ヘッド方式磁気記録装置及び
記録再生装置の一実施例を示す構成図である。
【図2】図1に示した実施例でのアナログ広帯域映像信
号,音声信号,ディジタル圧縮信号夫々の周波数スペク
トルの一具体例を示す図である。
【図3】図1に示した実施例での磁気テープ上でのトラ
ックパタ−ンの一具体例を示す図である。
【図4】図1に示した実施例での回転ドラム上での磁気
ヘッドの配置の一具体例を示す図である。
【図5】本発明による回転ヘッド方式磁気記録装置及び
記録再生装置の他の実施例を示す構成図である。
【図6】図5に示した実施例でのディジタル圧縮信号の
周波数スペクトルの一具体例を示す図である。
【図7】本発明による回転ヘッド方式磁気記録装置及び
記録再生装置のさらに他の実施例を示す構成図である。
【図8】図7に示した実施例でのディジタル圧縮信号の
周波数スペクトルの一具体例を示す図である。
【図9】本発明による回転ヘッド方式磁気記録装置及び
記録再生装置のさらに他の実施例を示す構成図である。
【図10】図9に示した実施例での音声信号とディジタ
ル圧縮信号との周波数スペクトルの一具体例を示す図で
ある。
【図11】図9に示した実施例での回転ドラム上での磁
気ヘッドの配置の一具体例を示す図である。
【図12】本発明による回転ヘッド方式磁気記録装置及
び記録再生装置のさらに他の実施例を示す構成図であ
る。
【図13】図12に示した実施例での音声信号とディジ
タル圧縮信号との周波数スペクトルの一具体例を示す図
である。
【図14】本発明による回転ヘッド方式磁気記録装置及
び記録再生装置のさらに他の実施例を示す構成図であ
る。
【図15】図14に示した実施例での音声信号とディジ
タル圧縮信号との周波数スペクトルの一具体例を示す図
である。
【図16】本発明による回転ヘッド方式磁気記録装置及
び記録再生装置のさらに他の実施例を示す構成図であ
る。
【図17】図16に示した実施例での回転ドラムの磁気
ヘッドの配置の一具体例を示す図である。
【図18】本発明による回転ヘッド方式磁気記録装置及
び記録再生装置のさらに他の実施例を示す構成図であ
る。
【符号の説明】
5 記録系ディジタル信号処理回路 6 16QAM変調回路 10 等化回路 11 16QAM復調回路 12 再生系ディジタル信号処理回路 57 記録系アナログ信号処理回路 58 再生系アナログ信号処理回路 101 スクランブル回路 102 (1−D)演算回路 103 等化回路 104 符号識別回路 105 デスクランブル回路 111 8−10変調回路 112 HPF 113 等化回路 114 符号識別回路 115 8−10復調回路 125 HPF 126 LPF 127 BPF 201 制御マイコン 202 切換スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 5/783 F 5/92 9/797 9/815 H04N 9/80 G (72)発明者 竹内 敏文 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像メディア研究所内 (72)発明者 荒井 孝雄 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像メディア研究所内

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気テープが回転ドラムの外周をほぼ1
    80゜にわたって巻きつけられて走行し、該回転ドラム
    上に、該磁気テープを同時に2トラックずつ走査する第
    1のヘッド群と、該磁気テープ上の該2トラックとは異
    なるトラックを走査する第2のヘッド群とが搭載され、 入力アナログ広帯域映像信号を周波数帯域が狭い2チャ
    ンネルの映像信号に変換して該第1のヘッド群に供給す
    る第1の手段と、 入力音声信号を記録処理して該第2のヘッド群に供給す
    る第2の手段と、 入力ディジタル圧縮信号を記録処理して該第2の手段で
    処理された該音声信号とは異なる周波数帯域の信号と
    し、該第2のヘッド群に供給する第3の手段とを備え、
    該入力アナログ広帯域映像信号と該入力音声信号と該入
    力ディジタル圧縮信号とを同一の磁気テープに記録する
    ことを可能に構成したことを特徴とする回転ヘッド方式
    磁気記録装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記ディジタル圧縮信号は映像信号が符号圧縮されたも
    のであって、該映像信号と前記入力アナログ広帯域映像
    信号とが同じ信号であることを特徴とする回転ヘッド方
    式磁気記録装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記第2のヘッド群は、前記回転ドラム上で180゜対
    向して配置された2つの磁気ヘッドをヘッド対として、
    前記回転ドラム上の互いに異なる位置に配置された第
    1,第2のヘッド対からなり、 前記第1のヘッド対が前記第2の手段で処理された前記
    音声信号を前記磁気テープ上の前記第1のヘッド群によ
    る記録トラックとは異なる位置の記録トラックの深層部
    に記録し、 前記第2のヘッド対が前記第3の手段で処理された前記
    ディジタル圧縮信号を前記音声信号が記録される記録ト
    ラックの浅層部に記録することを特徴とする回転ヘッド
    方式磁気記録装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 前記第2のヘッド群は、前記回転ドラム上で180゜対
    向して配置された2つの磁気ヘッドからなり、 前記第2の手段で処理された前記音声信号と前記第3の
    手段で処理された前記ディジタル圧縮信号とを多重して
    前記第2のヘッド群に供給することを特徴とする回転ヘ
    ッド方式磁気記録装置。
  5. 【請求項5】 請求項1において、 前記第3の手段は、前記ディジタル圧縮信号を16値以
    上の直交振幅変調する手段を有することを特徴とする回
    転ヘッド方式磁気記録装置。
  6. 【請求項6】 請求項1において、 前記第3の手段は、 前記ディジタル圧縮信号をランダム化する手段と、 ランダム化された該信号をパーシャルレスポンス処理す
    る手段とを有することを特徴とする回転ヘッド方式磁気
    記録装置。
  7. 【請求項7】 請求項1において、 前記第3の手段は、 前記ディジタル圧縮信号を低域成分の少ない信号に符号
    化する手段と、 符号化された該信号の低域成分をさらに抑圧する高域通
    過フィルタとを有することを特徴とする回転ヘッド方式
    磁気記録装置。
  8. 【請求項8】 磁気テープが回転ドラムの外周をほぼ1
    80゜にわたって巻きつけられて走行し、該回転ドラム
    上に、該磁気テープを同時に2トラックずつ走査する第
    1のヘッド群と、該磁気テープ上の該2トラックとは異
    なるトラックを走査する第2のヘッド群とが搭載され、 入力アナログ広帯域映像信号を周波数帯域がより狭い2
    チャンネルの映像信号に変換して該第1のヘッド群に供
    給し、該磁気テープに同時に記録させる第1の手段と、 入力音声信号を記録処理して該第2のヘッド群に供給
    し、該磁気テープに記録させる第2の手段と、 入力ディジタル圧縮信号を記録処理して該第2の手段で
    処理された該音声信号とは異なる周波数帯域の信号と
    し、該第2のヘッド群に供給して該磁気テープに記録さ
    せる第3の手段と、 該第1のヘッド群によって該磁気テープから再生された
    2チャンネルの映像信号を1チャンネルのアナログ広帯
    域映像信号に変換する第4の手段と、 該第2のヘッド群によって該磁気テープから再生された
    音声信号を再生処理する第5の手段と、 該第2のヘッド群によって該磁気テープから再生された
    ディジタル圧縮信号を再生処理する第6の手段とを備
    え、該入力アナログ広帯域映像信号と該入力音声信号と
    該入力ディジタル圧縮信号とを同一の磁気テープに記録
    再生することを可能に構成したことを特徴とする回転ヘ
    ッド方式磁気記録再生装置。
  9. 【請求項9】 請求項8において、 前記ディジタル圧縮信号は映像信号が符号圧縮されたも
    のであって、該映像信号と前記入力アナログ広帯域映像
    信号とが同じ信号であることを特徴とする回転ヘッド方
    式磁気記録再生装置。
  10. 【請求項10】 請求項8において、 前記第2のヘッド群は、前記回転ドラム上で180゜対
    向して配置された2つの磁気ヘッドをヘッド対として、
    前記回転ドラム上の互いに異なる位置に配置された第
    1,第2のヘッド対からなり、 前記第1のヘッド対が前記第2の手段で処理された前記
    音声信号を前記磁気テープ上の前記第1のヘッド群によ
    る記録トラックとは異なる位置の記録トラックの深層部
    に記録し、また、再生し、 前記第2のヘッド対が前記第3の手段で処理された前記
    ディジタル圧縮信号を前記音声信号が記録される記録ト
    ラックの浅層部に記録し、また、再生することを特徴と
    する回転ヘッド方式磁気記録再生装置。
  11. 【請求項11】 請求項8において、 前記第2のヘッド群は、前記回転ドラム上で180゜対
    向して配置された2つの磁気ヘッドからなり、 前記第2の手段で処理された前記音声信号と前記第3の
    手段で処理された前記ディジタル圧縮信号とを多重して
    前記第2のヘッド群に供給する手段と、 前記第2のヘッド群によって前記磁気テープから再生さ
    れる信号を音声信号とディジタル圧縮信号とに分割し、
    該音声信号を前記第5の手段に、該ディジタル圧縮信号
    を前記第6の手段に夫々供給する手段とを設けたことを
    特徴とする回転ヘッド方式磁気記録再生装置。
  12. 【請求項12】 請求項8において、 前記第3の手段は、前記ディジタル圧縮信号を16値以
    上の直交振幅変調する手段を有することを特徴とする回
    転ヘッド方式磁気記録再生装置。
  13. 【請求項13】 請求項8において、 前記第3の手段は、 前記ディジタル圧縮信号をランダム化する手段と、 ランダム化された該信号をパーシャルレスポンス処理す
    る手段とを有することを特徴とする回転ヘッド方式磁気
    記録再生装置。
  14. 【請求項14】 請求項8において、 前記第3の手段は、 前記ディジタル圧縮信号を低域成分の少ない信号に符号
    化する手段と、 符号化された該信号の低域成分をさらに抑圧する高域通
    過フィルタとを有することを特徴とする回転ヘッド方式
    磁気記録再生装置。
  15. 【請求項15】 磁気テープが回転ドラムの外周をほぼ
    180゜にわたって巻きつけられて走行し、該回転ドラ
    ム上に、該磁気テープを同時に2トラックずつ走査する
    第1のヘッド群と、該磁気テープ上の該2トラックとは
    異なるトラックを走査する第2のヘッド群とが搭載さ
    れ、 入力アナログ広帯域映像信号を周波数帯域がより狭い2
    チャンネルの映像信号に変換して該第1のヘッド群に供
    給し、該磁気テープに同時に記録させる第1の手段と、 入力音声信号を記録処理して該第2のヘッド群に供給
    し、該磁気テープに記録させる第2の手段と、 入力ディジタル圧縮信号を記録処理して該第2の手段で
    処理された該音声信号とは異なる周波数帯域の信号と
    し、該第2のヘッド群に供給して該磁気テープに記録さ
    せる第3の手段と、 該第1のヘッド群によって該磁気テープから再生された
    2チャンネルの映像信号を1チャンネルのアナログ広帯
    域映像信号に変換する第4の手段と、 該第2のヘッド群によって該磁気テープから再生された
    音声信号を再生処理する第5の手段と、 該第2のヘッド群によって該磁気テープから再生された
    ディジタル圧縮信号を再生処理する第6の手段と、 各ブロックの制御を行ない、可変速再生を行なわせると
    きに制御信号を出力する制御手段と、 該制御信号に応答して該第4の手段から出力される該ア
    ナログ広帯域映像信号を選択出力する切換手段とを備
    え、該入力アナログ広帯域映像信号と該入力音声信号と
    該入力ディジタル圧縮信号とを同一の磁気テープに記録
    再生するとともに、可変速再生を可能に構成したことを
    特徴とする回転ヘッド方式磁気記録再生装置。
  16. 【請求項16】 請求項15において、 前記ディジタル圧縮信号は映像信号が符号圧縮されたも
    のであって、該映像信号と前記入力アナログ広帯域映像
    信号とが同じ信号であることを特徴とする回転ヘッド方
    式磁気記録再生装置。
  17. 【請求項17】 請求項15において、 前記第2のヘッド群は、前記回転ドラム上で180゜対
    向して配置された2つの磁気ヘッドをヘッド対として、
    前記回転ドラム上の互いに異なる位置に配置された第
    1,第2のヘッド対からなり、 前記第1のヘッド対が前記第2の手段で処理された前記
    音声信号を前記磁気テープ上の前記第1のヘッド群によ
    る記録トラックとは異なる位置の記録トラックの深層部
    に記録し、また、再生し、 前記第2のヘッド対が前記第3の手段で処理された前記
    ディジタル圧縮信号を前記音声信号が記録される記録ト
    ラックの浅層部に記録し、また、再生することを特徴と
    する回転ヘッド方式磁気記録再生装置。
  18. 【請求項18】 請求項15において、 前記第2のヘッド群は、前記回転ドラム上で180゜対
    向して配置された2つの磁気ヘッドからなり、 前記第2の手段で処理された前記音声信号と前記第3の
    手段で処理された前記ディジタル圧縮信号とを多重して
    前記第2のヘッド群に供給する手段と、 前記第2のヘッド群によって前記磁気テープから再生さ
    れる信号を音声信号とディジタル圧縮信号とに分割し、
    該音声信号を前記第5の手段に、該ディジタル圧縮信号
    を前記第6の手段に夫々供給する手段とを設けたことを
    特徴とする回転ヘッド方式磁気記録再生装置。
  19. 【請求項19】 請求項15において、 前記第3の手段は、前記ディジタル圧縮信号を16値以
    上の直交振幅変調する手段を有することを特徴とする回
    転ヘッド方式磁気記録再生装置。
  20. 【請求項20】 請求項15において、 前記第3の手段は、 前記ディジタル圧縮信号をランダム化する手段と、 ランダム化された該信号をパーシャルレスポンス処理す
    る手段とを有することを特徴とする回転ヘッド方式磁気
    記録再生装置。
  21. 【請求項21】 請求項15において、 前記第3の手段は、 前記ディジタル圧縮信号を低域成分の少ない信号に符号
    化する手段と、 符号化された該信号の低域成分をさらに抑圧する高域通
    過フィルタとを有することを特徴とする回転ヘッド方式
    磁気記録再生装置。
  22. 【請求項22】 磁気テープが回転ドラムの外周をほぼ
    180゜にわたって巻きつけられて走行し、該回転ドラ
    ム上に、該磁気テープを同時に2トラックずつ走査する
    第1のヘッド群と、該磁気テープ上の該2トラックとは
    異なるトラックを走査する第2のヘッド群と、該第1,
    第2のヘッド群とは異なる位置に配置された第3のヘッ
    ド群とが搭載され、 入力アナログ広帯域映像信号を周波数帯域がより狭い2
    チャンネルの映像信号に変換して該第1のヘッド群に供
    給し、該磁気テープに同時に記録させる第1の手段と、 入力音声信号を記録処理して該第2のヘッド群に供給
    し、該磁気テープに記録させる第2の手段と、 入力ディジタル圧縮信号を記録処理して該第2の手段で
    処理された該音声信号とは異なる周波数帯域の信号と
    し、該第2のヘッド群に供給して該磁気テープに記録さ
    せる第3の手段と、 入力アナログ狭帯域映像信号の輝度信号をFM変調して
    搬送色信号を低域変換し、FM変調輝度信号と低域変換
    搬送色信号との混合信号を該第3のヘッド群に供給して
    該磁気テープに記録させる第4の手段と、 該第1のヘッド群によって該磁気テープから再生された
    2チャンネルの映像信号を1チャンネルのアナログ広帯
    域映像信号に変換する第5の手段と、 該第2のヘッド群によって該磁気テープから再生された
    音声信号を再生処理する第6の手段と、 該第2のヘッド群によって該磁気テープから再生された
    ディジタル圧縮信号を再生処理する第7の手段と、 該第3のヘッド群によって該磁気テープから再生された
    信号をFM変調輝度信号と低域変換搬送色信号とに分割
    し、該FM変調輝度信号を復調してベースバンドの輝度
    信号として低域変換搬送色信号を高域変換して搬送色信
    号とし、アナログ狭帯域映像信号を生成する第8の手段
    とを備え、該入力アナログ広帯域映像信号と該入力音声
    信号と該入力ディジタル圧縮信号と該入力アナログ狭帯
    域映像信号とを磁気テープに記録再生することを可能に
    構成したことを特徴とする回転ヘッド方式磁気記録再生
    装置。
  23. 【請求項23】 請求項22において、 前記ディジタル圧縮信号は映像信号が符号圧縮されたも
    のであって、該映像信号と前記入力アナログ広帯域映像
    信号とが同じ信号であることを特徴とする回転ヘッド方
    式磁気記録再生装置。
  24. 【請求項24】 請求項22において、 前記第2のヘッド群は、前記回転ドラム上で180゜対
    向して配置された2つの磁気ヘッドをヘッド対として、
    前記回転ドラム上の互いに異なる位置に配置された第
    1,第2のヘッド対からなり、 前記第1のヘッド対が前記第2の手段で処理された前記
    音声信号を前記磁気テープ上の前記第1のヘッド群によ
    る記録トラックとは異なる位置の記録トラックの深層部
    に記録し、また、再生し、 前記第2のヘッド対が前記第3の手段で処理された前記
    ディジタル圧縮信号を前記音声信号が記録される記録ト
    ラックの浅層部に記録し、また、再生することを特徴と
    する回転ヘッド方式磁気記録再生装置。
  25. 【請求項25】 請求項22において、 前記第2のヘッド群は、前記回転ドラム上で180゜対
    向して配置された2つの磁気ヘッドからなり、 前記第2の手段で処理された前記音声信号と前記第3の
    手段で処理された前記ディジタル圧縮信号とを多重して
    前記第2のヘッド群に供給する手段と、 前記第2のヘッド群によって前記磁気テープから再生さ
    れる信号を音声信号とディジタル圧縮信号とに分割し、
    該音声信号を前記第5の手段に、該ディジタル圧縮信号
    を前記第6の手段に夫々供給する手段とを設けたことを
    特徴とする回転ヘッド方式磁気記録再生装置。
  26. 【請求項26】 請求項22において、 前記第3の手段は、前記ディジタル圧縮信号を16値以
    上の直交振幅変調する手段を有することを特徴とする回
    転ヘッド方式磁気記録再生装置。
  27. 【請求項27】 請求項22において、 前記第3の手段は、 前記ディジタル圧縮信号をランダム化する手段と、 ランダム化された該信号をパーシャルレスポンス処理す
    る手段とを有することを特徴とする回転ヘッド方式磁気
    記録再生装置。
  28. 【請求項28】 請求項22において、 前記第3の手段は、 前記ディジタル圧縮信号を低域成分の少ない信号に符号
    化する手段と、 符号化された該信号の低域成分をさらに抑圧する高域通
    過フィルタとを有することを特徴とする回転ヘッド方式
    磁気記録再生装置。
JP5308001A 1993-12-08 1993-12-08 回転ヘッド方式磁気記録装置及び記録再生装置 Pending JPH07162793A (ja)

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US08/351,649 US5706385A (en) 1993-12-08 1994-12-07 Rotary head type magnetic recording and reproducing apparatus
EP94119441A EP0658052A3 (en) 1993-12-08 1994-12-08 Device for recording and playback with a rotating head drum.

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0896323A2 (en) * 1997-08-06 1999-02-10 Victor Company Of Japan, Limited Magnetic recording apparatus and method, and magnetic recording medium

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0896323A2 (en) * 1997-08-06 1999-02-10 Victor Company Of Japan, Limited Magnetic recording apparatus and method, and magnetic recording medium
EP0896323A3 (en) * 1997-08-06 1999-08-11 Victor Company Of Japan, Limited Magnetic recording apparatus and method, and magnetic recording medium
US6459848B1 (en) 1997-08-06 2002-10-01 Victor Company Of Japan, Ltd. Magnetic recording apparatus and method, and magnetic recording medium

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