JPH07177466A - 回転ヘッド方式磁気記録装置及び記録再生装置 - Google Patents

回転ヘッド方式磁気記録装置及び記録再生装置

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Publication number
JPH07177466A
JPH07177466A JP32232593A JP32232593A JPH07177466A JP H07177466 A JPH07177466 A JP H07177466A JP 32232593 A JP32232593 A JP 32232593A JP 32232593 A JP32232593 A JP 32232593A JP H07177466 A JPH07177466 A JP H07177466A
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JP
Japan
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signal
recording
audio
recorded
digital
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Application number
JP32232593A
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English (en)
Inventor
Susumu Yoshida
進 吉田
Hideaki Suzuki
秀明 鈴木
Nobutaka Amada
信孝 尼田
Toshifumi Takeuchi
敏文 竹内
Takao Arai
孝雄 荒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アナログ広帯域映像信号とディジタル圧縮信
号を同一の記録媒体で記録再生する。 【構成】 変調されたアナログ広帯域映像信号或いは狭
帯域化されたディジタル圧縮信号は、回転ドラム100
上の磁気ヘッド101a,101b及び102a,10
2bにより、磁気テープ110上の隣接する映像トラッ
クに記録される。周波数多重された音声信号は、磁気ヘ
ッド103a,103bにより、磁気テープ110上の
映像トラックに隣接する音声トラックに記録され、判定
回路64は、音声トラックからの再生信号を利用して、
映像トラックに記録されている信号がアナログ信号かデ
ィジタル信号かの判定を行なう。 【効果】 ディジタル圧縮信号の記録再生が可能とな
り、アナログ/ディジタルの判定も容易に実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、映像・音声信号の回転
ヘッド方式による磁気記録装置及び記録再生装置に係
り、特に、広帯域映像信号または高能率符号化されたデ
ィジタル圧縮信号を記録及び記録再生することができる
回転ヘッド方式磁気記録装置及び記録再生装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】現在、家庭用の映像・音声信号記録再生
機器としては、VHS HiFi、S−VHSなどのア
ナログVTRが実用化されている。映像信号に対して
は、周波数変調された輝度信号と低域周波数変換された
搬送色信号を周波数多重し、その多重された信号を映像
用回転ヘッドによって磁気テープの斜め方向に形成され
るトラックに記録し、再生する。但し、高速再生を行な
う場合には、磁気テープの走行速度を速めて映像用回転
ヘッドが数本のトラックを横切るように再生する。ま
た、音声信号に対しては、周波数変調されたL,Rチャ
ネルの音声信号を映像用回転ヘッドと異なるアジマス角
をもつ音声用回転ヘッドにより、映像信号と同一トラッ
クに深層記録し、再生する。また、オプション機能とし
て付加されているPCMチャネルの音声信号はQPSK
変調し、周波数変調されたL,Rチャネルの音声信号と
周波数多重し、音声用回転ヘッドにより映像信号と同一
トラックに深層記録し、再生する。
【0003】一方、現行映像信号に比べ、より解像度の
高い広帯域映像信号の実用化が進められている。現行映
像信号(NTSC方式)と広帯域映像信号の主要パラメ
ータを比較すると、走査線数が525本から1125
本、アスペクト比が4:3から16:9、輝度信号の映
像信号帯域が4.2MHzから20MHzへと変更され
ている。
【0004】また、次世代のTV放送としてディジタル
放送の実用化が進めらている。その中でも、上記広帯域
映像信号を高能率符号化してディジタル放送する動きが
活発に行なわれている。米国ATRCのAD−HDTV
方式、GI/MITのDigiCipher方式、Zenith/AT&
TのDSC−HDTV方式などである。これらの技術的
内容については、例えば「テレビジョン学会誌」第46
巻、第3号(1992年) pp. 276〜283に記載
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近い将来、広帯域映像
信号及びディジタル放送が実用化されるものと考えられ
るが、現行の家庭用アナログVTRでは、広帯域映像信
号や、ディジタル放送されたディジタル圧縮信号等の記
録再生に関しては、何ら配慮されていなかった。
【0006】従って、本発明の目的は、広帯域映像信号
またはディジタル放送などの高能率符号化されたディジ
タル圧縮信号を記録または記録再生することができるよ
うにした回転ヘッド方式磁気記録装置及び記録再生装置
を提供することにある。
【0007】また、ディジタル圧縮信号はフレーム等の
特定の表示単位でデータ量が一定ではないので、現行の
家庭用アナログVTRの方式で、ディジタル圧縮信号を
用いて高速再生等の可変速再生を実現するのは困難であ
る。
【0008】従って、本発明の他の目的は、ディジタル
圧縮信号が記録されている場合でも、高速再生等の可変
速再生の実現が容易な回転ヘッド方式磁気記録装置及び
記録再生装置を提供することにある。
【0009】またさらに、家庭用の上記映像・音声信号
磁気記録装置及び記録再生装置を想定した場合、現行の
アナログVTRと互換性を有することが望ましい。
【0010】従って、本発明のさらに他の目的は、現行
のアナログVTRと互換性を有する広帯域映像信号、ま
たはディジタル放送などの高能率符号化されたディジタ
ル圧縮信号を記録または記録再生することができるよう
にした回転ヘッド方式磁気記録装置及び記録再生装置を
提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、広帯域映像信号の輝度信号及び搬送色信
号を各々複数のチャネルに分割して時間領域で多重し、
該多重信号を記録信号に変調した信号を記録テープ上の
複数の映像トラックにマルチトラック記録する複数の対
の磁気ヘッドと、音声信号のL,Rチャネルの信号を周
波数変調し、PCMチャネルの信号をQPSK変調して
混合した信号を、前記複数の映像トラックとは別の独立
した音声トラックに順次記録する第1の対の磁気ヘッド
を備えている。
【0012】そして、本発明は、符号圧縮されたディジ
タル映像信号及び音声信号に訂正符号を付加してブロッ
ク化し、該ディジタル信号を記録信号に変調した信号
を、前記複数の対の磁気ヘッドにより、前記複数の映像
トラックに順次記録するように構成しており、記録する
映像信号がアナログ信号かディジタル信号かを切り換え
る手段を備えている。
【0013】また、本発明は、広帯域映像信号をダウン
コンバートし、輝度信号を周波数変調し、これに搬送色
信号を低域周波数変換して混合したアナログ信号を、前
記音声トラックに音声信号と多重記録する、前記第1の
対の磁気ヘッドとはアジマス角の異なる第2の対の磁気
ヘッドを備えている。
【0014】さらに、本発明は、前記第2の対の磁気ヘ
ッドでもって前記音声トラックから再生された再生信号
により、前記複数の映像トラックに記録されている信号
がアナログ信号かディジタル信号かの識別判定を行なう
判定手段を備えている。
【0015】また、上記他の目的を達成するために、本
発明は、通常再生と可変速再生を切り換える手段を備え
ており、通常再生の場合には、前記複数の映像トラック
からディジタル信号を再生し、可変速再生の場合には、
前記音声トラックから音声信号と多重記録された前記ア
ナログ信号を再生するように構成している。
【0016】また、上記さらに他の目的を達成するため
に、本発明は、上記手段の他にアナログ映像信号の輝度
信号を周波数変調し、これに搬送色信号を低域周波数変
換して混合した信号を磁気テープ上の順次のトラックに
記録する第3の対の磁気ヘッドを備えている。
【0017】
【作用】広帯域映像信号あるいは符号圧縮されたディジ
タル映像信号及び音声信号は、夫々帯域が圧縮され磁気
テープ上の複数のトラックに記録される。このため、記
録する映像信号がアナログであっても、また、ディジタ
ルであっても、適宜切り換えて同一の記録媒体で記録再
生を行なうことができる。
【0018】また、記録されている信号がアナログ信号
かディジタル信号かの識別判定を行なう判定手段を設け
るので、再生時のアナログ/ディジタルの切換えも容易
に行なうことができる。
【0019】また、2本の映像トラックにディジタル信
号を記録すると同時に、音声トラックにダウンコンバー
トした広帯域映像信号をアナログ信号として記録するこ
とにより、高速再生等を行なう場合には、前記アナログ
信号を再生表示することによって、容易に可変速再生を
実現することができる。
【0020】またさらに、アナログ映像信号を現行のア
ナログVTRと同じ方式で記録再生するための磁気ヘッ
ドを備えるので、現行のアナログVTRと互換性を有す
ることになる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。図1は本発明による回転ヘッド方式磁気記録再生装
置の第1の実施例を示すブロック図であって、1,2は
入力端子、3は記録系アナログ信号処理回路、4,5は
FM変調回路、6,7は記録アンプ、8,9はアナログ
/ディジタル切換えスイッチ、10,11は記録/再生
切換えスイッチ、12,13はアナログ/ディジタル切
換えスイッチ、14,15は再生アンプ、16,17は
FM復調回路、18は再生系アナログ信号処理回路、1
9,20は出力端子であって、以上の部分がアナログ広
帯域映像信号の記録再生系を構成している。また、21
〜23は入力端子、24,25はFM変調回路、26は
PCM記録系ディジタル信号処理回路、27はQPSK
変調回路、28は加算器、29は記録アンプ、30はス
イッチ、31は記録/再生切換えスイッチ、32は再生
アンプ、33,34,35は帯域通過フィルタ(以下、
BPFという)、36,37はFM復調回路、38はQ
PSK復調回路、39はPCM再生系ディジタル信号処
理回路、40〜42は出力端子であり、以上の部分が音
声信号の記録再生系を構成している。さらに、43は入
力端子、44は記録系ディジタル信号処理回路、45,
46はQPSK変調回路、47,48は記録アンプ、4
9,50は再生アンプ、51,52は等化回路、53,
54はQPSK復調回路、55は再生系ディジタル信号
処理回路、56は出力端子であり、以上の部分に記録/
再生切換えスイッチ10,11を加えたものが、ディジ
タル圧縮信号の記録再生系を構成している。またさら
に、57はアンテナ、58はRF復調回路、59は訂正
復号回路、60はディジタル伸長回路、61,62は出
力端子、63は外部スイッチ、64はアナログ/ディジ
タル判定回路であり、100は回転ドラム、101a,
101b,102a,102b,103a,103bは
磁気ヘッド、110は磁気テープである。
【0022】同図において、まず記録系の動作について
説明する。
【0023】外部スイッチ63は、記録する信号がアナ
ログ信号かディジタル信号かによって磁気ヘッド101
a,101b及び102a,102bに供給する記録信
号を切り換え、さらに、再生時に記録信号がアナログ信
号かディジタル信号かを識別するために、音声信号の記
録状態を変化させるためのものであり、具体的には、ア
ナログ/ディジタル切換えスイッチ8,9、及びスイッ
チ30を切り換えるものである。アナログ信号を記録す
る場合には、アナログ/ディジタル切換えスイッチ8,
9をアナログ(A)側にし、スイッチ30をオン状態に
する。また、ディジタル信号を記録する場合には、アナ
ログ/ディジタル切換えスイッチ8,9をディジタル
(D)側にし、スイッチ30をオフ状態にする。
【0024】外部スイッチ63がアナログ信号を選択し
た場合、つまり、アナログ/ディジタル切換えスイッチ
8,9が(A)側の場合には、例えば、走査線数が11
25本、アスペクト比が16:9、輝度信号の周波数帯
域が20MHzのアナログ広帯域映像信号の輝度信号が
入力端子1から、搬送色信号が入力端子2から夫々入力
される。これらの信号は記録系アナログ信号処理回路3
で例えば時間軸を伸長して2チャンネルに分割され、時
間領域多重(TCI)処理されて2系統の信号に変換さ
れる。そして、夫々がFM変調回路4,5でFM変調さ
れて図2(A)に示すような周波数帯域の信号となり、
記録アンプ6,7で増幅された後、記録/再生切換えス
イッチ10を介した信号は磁気ヘッド101a,101
bに供給され、記録/再生切換えスイッチ11を介した
信号は磁気ヘッド102a,102bに供給され、磁気
テープ110上の隣接する2本の映像トラックにパラレ
ル記録される。ここで、Rは回転ドラム100の回転方
向を示し、Vは磁気テープ110の走行方向を示してい
る。
【0025】この場合、スイッチ30はオン状態になっ
ており、音声トラックに音声信号が記録される。まず、
Lチャネルの音声信号が入力端子21から、Rチャネル
の音声信号が入力端子22から、PCMチャネルの音声
信号が入力端子23から夫々入力される。これらL,R
チャネルの音声信号は夫々FM変調回路24,25でF
M変調され、PCMチャネルの音声信号はPCM記録系
ディジタル信号処理回路26でIDワード(識別符号)
等を付加する等の信号処理が行われ、QPSK変調回路
27で4相位相変調(QPSK)方式を用いて変調され
る。これらの音声信号は加算器28で加算され、例えば
図3に示すような周波数多重された混合信号が得られ
る。この混合信号は記録アンプ29で増幅され、スイッ
チ30がオン状態の場合には、記録/再生切換えスイッ
チ31を介して磁気ヘッド103a,103bに供給さ
れ、磁気テープ110上の2本の映像トラックに隣接す
る音声トラックに記録される。
【0026】次に、外部スイッチ63でディジタル信号
を選択した場合、つまり、アナログ/ディジタル切換え
スイッチ8,9が(D)側の場合には、例えば主要パラ
メータがアナログの場合と同様の広帯域映像信号及び音
声信号が符号圧縮され、ディジタル伝送されてアンテナ
57で受信され、RF復調回路58でRF復調されて2
4Mbps相当のディジタル圧縮信号が入力端子43か
ら入力されるとする。このディジタル信号は記録系ディ
ジタル信号処理回路44で訂正符号が付加され、ブロッ
ク化されて30Mbps相当の信号になり、2系統の信
号、例えば夫々15Mbps相当の信号に分割される。
これらの信号はQPSK変調回路45,46でQPSK
変調され、図2(B)に示すような周波数帯域の信号と
なり、記録アンプ47,48で増幅された後、記録/再
生切換えスイッチ10を介した信号は磁気ヘッド101
a,101bに供給され、記録/再生切換えスイッチ1
1を介した信号は磁気ヘッド102a,102bに供給
され、アナログ信号の場合と同様に、磁気テープ110
上の隣接する2本の映像トラックにパラレル記録され
る。
【0027】また、この場合、スイッチ30はオフ状態
になっており、音声トラックに音声信号は記録されな
い。
【0028】次に、再生系の動作について説明する。
【0029】アナログ/ディジタル判定回路64は、再
生アンプ32の出力信号により、磁気ヘッド101a,
101b及び102a,102bにより再生された信号
の処理系を切り換えるためのものであり、具体的には、
アナログ/ディジタル切換えスイッチ12,13を切り
換えるものである。この場合の判定動作としては、記録
アンプ32から何らかの出力信号があれば、つまり、磁
気テープ110上の音声トラックに音声信号が記録され
ていれば、アナログ/ディジタル切換えスイッチ12,
13を(A)側として、音声信号が記録されていなけれ
ば、アナログ/ディジタル切換えスイッチ12,13を
(D)側とするようにしている。
【0030】そこで、まず、音声信号については、磁気
ヘッド103a,103bによって磁気テープ110上
の2本の映像トラックに隣接する音声トラックから再生
された信号は、記録/再生切換えスイッチ31を介して
再生アンプ32で増幅され、BPF33でFM−Lチャ
ネル音声信号が、BPF34でFM−Rチャネル音声信
号が、BPF35でQPSK−PCM音声信号が夫々分
離される。このFM−Lチャネル音声信号はFM復調回
路36でFM復調されてLチャネル音声信号が得られ、
FM−Rチャネル音声信号はFM復調回路37でFM復
調されてRチャネル音声信号が得られ、QPSK−PC
M音声信号はQPSK復調回路38でQPSK復調され
て再生系PCMディジタル信号処理回路39によりPC
M音声信号が得られ、夫々出力端子40,41,42か
ら出力される。
【0031】そして、再生アンプ32で増幅された信号
により、アナログ/ディジタル判定回路64の判定出力
がアナログとなった場合、つまり、アナログ/ディジタ
ル切換えスイッチ12,13が(A)側に切り換えられ
た場合、磁気ヘッド101a,101b及び102a,
102bによって磁気テープ110上の隣接する2本の
映像トラックから再生された信号は、夫々記録/再生切
換えスイッチ10,11を介して再生アンプ14,15
で増幅される。これらの信号はFM復調回路16,17
でFM復調された後、再生系アナログ信号処理回路18
で記録系アナログ信号処理回路3の逆処理が行われ、ベ
ースバンドの輝度信号が出力端子19から、元の搬送色
信号が出力端子20から夫々出力される。
【0032】一方、磁気テープ110上の音声トラック
に音声信号が記録されておらず、アナログ/ディジタル
判定回路64の判定出力がディジタルとなった場合、つ
まりアナログ/ディジタル切換えスイッチ12,13が
(D)側に切り換えられた場合には、磁気ヘッド101
a,101b及び102a,102bによって磁気テー
プ110上の隣接する2本の映像トラックから再生され
た信号は、夫々記録/再生切換えスイッチ10,11を
介して再生アンプ49,50で増幅され、等化回路5
1,52で波形等化される。これら波形等化された信号
は、QPSK復調回路53,54でQPSK復調された
後、再生系ディジタル信号処理回路55で記録系ディジ
タル信号処理回路44の逆処理が行われて、元のディジ
タル圧縮信号が出力端子56から出力される。このディ
ジタル圧縮信号は例えば訂正復号回路59で誤り訂正復
号処理され、ディジタル伸長回路60により元の映像信
号と音声信号に逆変換されて夫々出力端子61,62か
ら出力される。
【0033】図4はこの実施例での磁気テープ110上
のトラックパターンを示す図であり、111a,111
bは夫々磁気ヘッド101a,101bによって形成さ
れたトラックを、112a,112bは夫々磁気ヘッド
102a,102bによって形成されたトラックを、1
13a,113bは夫々音声信号用の磁気ヘッド103
a,103bによって形成されたトラックを夫々示して
いる。この実施例では、ディジタル信号を記録する場合
には、トラック113a,113bには何も記録されな
い。
【0034】このように、本発明の第1の実施例では、
アナログ広帯域映像信号とディジタル圧縮信号を狭帯域
化して同一の記録媒体で記録再生することができ、さら
に、音声トラックを利用して、容易にアナログ/ディジ
タルを切り換えて記録再生を行なうことができる。
【0035】なお、この実施例では、ディジタル圧縮信
号の変調方式としてQPSK変調方式を用いたが、変調
方式はこれに限定されるものではなく、ディジタル圧縮
信号を変調してアナログ広帯域映像信号の場合と同等の
周波数配置の記録信号を得られるものであれば何でもよ
く、例えば16値直交振幅変調(16QAM)方式等の
より狭帯域化可能な変調方式を用いれば、記録情報量を
さらに高めることができる。
【0036】また、この実施例では、音声信号を記録す
る場合には、常にPCMチャネルの音声信号が多重記録
される場合について述べたが、これに限定されるもので
はなく、例えば、L,Rチャネルのみであっても何ら問
題はない。
【0037】図5は本発明による回転ヘッド方式磁気記
録再生装置の第2の実施例の要部、即ちディジタル圧縮
信号の記録再生系の1系統のみを示すブロック図であっ
て、85はスクランブル回路、86は(1−D)演算回
路、87は等化回路、88は符号識別回路、89はデス
クランブル回路であり、図1に対応する部分には同一符
号を付けて重複する説明を省略する。
【0038】同図において、記録系ディジタル信号処理
回路44で訂正符号が付加されブロック化されたディジ
タル信号は、スクランブル回路85でランダム化され、
さらに(1−D)演算回路86で1ビット周期Tだけ遅
延された信号が減算される。この結果、(1−D)演算
回路86から出力されるディジタル信号は、図6に示す
ように直流成分がなく、かつ低域周波数のスペクトルも
抑圧された記録信号に変換される。なお、図6でのFn
(=1/2T)はいわゆるナイキスト周波数であって、
ビットレート周波数の1/2に相当する。この記録信号
は記録アンプ47或いは48で増幅された後、記録/再
生切換えスイッチ10或いは11を介して磁気ヘッド1
01a,101b、或いは102a,102bに供給さ
れ、第1の実施例の場合と同様に磁気テープ110上に
記録される。
【0039】再生時では、磁気ヘッド101a,101
b、或いは102a,102bによって再生されたディ
ジタル信号は、記録/再生切換えスイッチ10或いは1
1を介して再生アンプ49或いは50で増幅された後、
等化回路87を介して符号識別回路88で符号識別さ
れ、デスクランブル回路89で復号される。復号された
信号は再生系ディジタル信号処理回路55に供給され、
第1の実施例と同様に、元のディジタル圧縮信号が得ら
れる。
【0040】以上のように、この第2の実施例では、第
1の実施例に示したようなキャリア変調記録ではなく、
ベースバンド記録によりディジタル圧縮信号を記録再生
できる。
【0041】なお、この実施例では、(1−D)演算回
路86で1ビット周期Tだけ遅延された信号が減算され
る場合について述べたが、これを2ビット周期2Tだけ
遅延された信号が減算されるようにすることにより、記
録情報量をさらに高めることができる。
【0042】図7は本発明による回転ヘッド方式磁気記
録再生装置の第3の実施例の要部、即ちディジタル圧縮
信号の記録再生系の1系統のみを示すブロック図であっ
て、90は8−10変調回路、91は高域通過フィルタ
(以下、HPFという)、92は等化回路、93は符号
識別回路、94は8−10復調回路であり、図1に対応
する部分には同一符号を付けて重複する説明を省略す
る。
【0043】同図において、8−10変調回路90は記
録系ディジタル信号処理回路44で訂正符号が付加され
てブロック化されたディジタルデータを8ビット毎に1
0ビットの符号データに変換し、低周波領域のスペクト
ルが抑圧されたいわゆるDCフリー符号化するものであ
る。HPF91はその低周波領域のスペクトルをさらに
抑圧するものであり、その結果、図8に示すように、低
域のスペクトルが充分抑圧された記録信号が得られる。
なお、図8におけるF1はこのHPF91の低域遮断周
波数である。等化回路92は記録側のHPF91による
低域遮断も併せて等化し、この等化回路92の出力信号
が符号識別回路93で符号識別され、さらに、8−10
復調回路94でもとの8ビット毎のデータに復号され
る。
【0044】以上のように、この第3の実施例では、第
2の実施例と同様に、ベースバンド記録によりディジタ
ル圧縮信号を記録再生できる。
【0045】なお、この実施例では、ディジタルデータ
のDCフリー符号化方式の一例として8−10変調を用
いたが、これに限定されるものではなく、例えばミラー
・スクェアー符号や8−14変調を用いてもよい。
【0046】図9は本発明による回転ヘッド方式磁気記
録再生装置の第4の実施例の要部、つまり図1のブロッ
ク図に新たに付け加えられる部分を主に示すブロック図
であって、65は輝度/色信号分離回路、66,67は
ダウンコンバート回路、68はFM変調回路、69は周
波数変換回路、70は加算器、71は記録アンプ、72
は記録/再生切換えスイッチ、73は再生アンプ、74
はHPF、75は低域通過フィルタ(以下、LPFとい
う)、76はFM復調回路、77は周波数逆変換回路、
200,201はアップコンバート回路、78,79は
出力端子、80,96,97,98はスイッチ、95は
再生速度切換えスイッチ、104a,104bは磁気ヘ
ッド、120は図1におけるディジタル信号処理回路4
4から記録アンプ48までを含むディジタル記録系、1
21は再生アンプ49から再生系ディジタル信号処理回
路55までを含むディジタル再生系であり、図1に対応
する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略す
る。
【0047】同図において、磁気テープ110上の2本
の映像トラックにディジタル信号を記録する場合、外部
スイッチ63はスイッチ80をオン状態にする。ディジ
タル伸長回路60により得られる広帯域映像信号は、輝
度/色信号分離回路65により輝度信号と色信号とが分
離され、ダウンコンバート回路66,67により、夫々
の信号は例えば数ラインが間引かれて周波数帯域がNT
SC方式の現行映像信号程度にまでダウンコンバートさ
れる。このダウンコンバートされた輝度信号はFM変調
回路68でFM変調され、ダウンコンバートされた色信
号は周波数変換回路69で低域変換され、夫々加算器7
0で加算されて例えば図10(A)に示すような帯域で
周波数多重された混合信号が得られる。この混合信号は
記録アンプ71で増幅された後、記録/再生切換えスイ
ッチ72を介して磁気ヘッド104a,104bに供給
され、磁気テープ上110上の音声トラックに音声信号
と多重記録される。
【0048】ここで、磁気ヘッド104a,104bは
磁気ヘッド103a,103bとはアジマス角が異な
り、さらに、音声信号の周波数帯域は図10(B)に示
すようなスペクトルになっているので、例えば音声信号
は、深層記録により、ダウンコンバートされた広帯域映
像信号と多重記録することができる。
【0049】また、再生時には、再生速度切換えスイッ
チ95は通常再生と高速再生を切り換えるためのもので
あり、具体的には、通常再生の場合、スイッチ96,9
7をオン状態、スイッチ98をオフ状態にして、ディジ
タル圧縮信号を再生し、逆に高速再生の場合には、スイ
ッチ96,97をオフ状態、スイッチ98をオン状態に
して磁気ヘッド104a,104bにより再生された信
号を再生表示する。
【0050】そこで、高速再生の場合について説明す
る。
【0051】磁気ヘッド104a,104bによって磁
気テープ110上の音声トラックから再生された信号
は、記録/再生スイッチ72を介して再生アンプ73で
増幅された後、HPF74でFM輝度信号が、LPF7
5で低域色信号が夫々分離される。このFM輝度信号は
FM復調回路76でFM復調されてダウンコンバートさ
れた状態の輝度信号となり、低域色信号は周波数逆変換
回路77でダウンコンバートされた状態の色信号に逆変
換される。そして、夫々の信号は、アップコンバート回
路200,201において、例えばライン補間等のアッ
プコンバート処理が施されて元の広帯域映像信号のサイ
ズに戻され、出力端子78,79から夫々出力される。
【0052】これらの出力信号は、一度ダウンコンバー
トされているため、解像度等の点で元の広帯域映像信号
に劣るが、これらの信号を出力するのは高速再生等の可
変速再生の場合に限定することにより、劣化は許容範囲
となる。通常、ディジタル圧縮信号では、特定の表示単
位でデータ量は一定ではないので、高速再生等は困難で
あるが、この実施例により容易に可変速再生を実現する
ことができる。
【0053】なお、この実施例では、ダウンコンバート
された映像信号を音声信号と多重記録する場合について
述べたが、音声信号を記録しないで済む場合には、ダウ
ンコンバートされた映像信号のみを音声トラックに記録
することも可能である。また、この実施例では、音声信
号を記録する場合には、常に、PCMチャネルの音声信
号が多重記録される場合について述べたが、これに限定
されるものではなく、例えばL,Rチャネルの音声信号
のみであっても何ら問題はない。
【0054】図11は本発明による回転ヘッド方式磁気
記録再生装置の第5の実施例の要部、即ち音声信号の記
録再生系の一部とアナログ/ディジタル判定回路とを示
すブロック図であって、81はサブコード設定回路、6
41はBPF、642はQPSK復調回路、643は再
生系PCMディジタル信号処理回路、644はサブコー
ド検出回路、122はBPF33から出力端子42まで
を含む音声再生系であり、図1に対応する部分には同一
符号をつけて重複する説明を省略する。
【0055】同図において、サブコード設定回路81
は、外部スイッチ63のアナログ/ディジタルの切り換
えにより、例えばアナログの場合にはサブコードを0と
し、ディジタルの場合にはサブコードを1として出力す
る。記録系PCMディジタル信号処理回路26は、この
サブコードにより未使用のID(1ビット)を1か0か
に設定して付加して、PCMチャネル音声信号が変調さ
れ、多重記録される。再生時には、BPF641、QP
SK復調回路642及び再生系PCMディジタル信号処
理回路643は、夫々BPF35、QPSK復調回路3
8、再生系PCMディジタル信号処理回路39と全く同
じ動作をするものであって、サブコード検出回路644
は再生されたPCMチャネル音声信号中のIDによりサ
ブコードを検出し、アナログ/ディジタルの判定出力を
得ることができる。
【0056】このように、この実施例では、PCMチャ
ネルの音声信号に含まれる未使用IDを用いて、再生時
のアナログ/ディジタルの切換えを容易に実現すること
ができる。
【0057】図12は本発明による回転ヘッド方式磁気
記録再生装置の第6の実施例の要部を示すブロック図で
あり、第5の実施例と異なり新たに設定されるのは、8
2のスイッチ、645のBPF、646の信号検出回路
である。
【0058】同図において、スイッチ82は外部スイッ
チ63により、アナログの場合にはオン状態にされてL
チャネルの音声信号が記録され、ディジタルの場合には
オフ状態にされてLチャネルの音声信号は記録されな
い。再生時には、BPF645はBPF33と同じ動作
をするものであり、信号検出回路646により、FM−
Lチャネル音声信号の帯域スペクトルキャリアがあるか
どうかでアナログ/ディジタルの判定出力を得ることが
できる。
【0059】このように、この実施例では、FMチャネ
ルの音声信号が記録されているかどうかを検出するだけ
で、再生時のアナログ/ディジタルの切り換えを容易に
実現することができる。
【0060】なお、この実施例では、Lチャネル音声信
号を用いたが、これをRチャネル音声信号としてスイッ
チ82の位置とBPF645を変更しても特に問題はな
い。
【0061】また、この実施例では、音声信号を記録す
る場合には、常にPCMチャネルの音声信号が多重記録
される場合について述べたが、これに限定されるもので
はなく、例えば、L,Rチャネルの音声信号のみであっ
ても何ら問題はない。
【0062】図13は本発明による回転ヘッド方式磁気
記録再生装置の第7の実施例の要部を示すブロック図で
あり、第5の実施例と異なり新たに設定されるのは、8
3のパイロット信号発生回路、84のスイッチ、647
のBPF、648の信号検出回路である。
【0063】同図において、パイロット信号発生回路8
3は、図3に示すようなL,Rチャネル及びPCMチャ
ネルの音声信号の帯域スペクトルとは異なる位置にキャ
リアを持つような、パイロット信号を発生するものであ
り、外部スイッチ63によってディジタルの場合には、
スイッチ84がオン状態にされてパイロット信号が音声
信号と多重記録され、アナログの場合には、スイッチ8
4がオフ状態にされてパイロット信号は記録されない。
再生時には、再生増幅された音声信号がBPF647に
供給され、パイロット信号の帯域の信号が分離されて、
信号検出回路648によりパイロット信号の帯域スペク
トルキャリアがあるかどうかでアナログ/ディジタルの
判定出力を得ることができる。
【0064】このように、この実施例では、音声信号と
は帯域が異なるパイロット信号を用いることにより、再
生時のアナログ/ディジタルの切換えを容易に実現する
ことができる。
【0065】なお、この実施例では、音声信号を記録す
る場合には、常にPCMチャネルの音声信号が多重記録
される場合について述べたが、これに限定されるもので
はなく、例えば、L,Rチャネルの音声信号のみであっ
ても何ら問題はない。
【0066】図14は本発明の第1から第7の実施例を
実現するため磁気ヘッドに加えて、新たな対の磁気ヘッ
ド105a,105bの回転ドラム100に配置される
位置の一例を示したものである。
【0067】磁気ヘッド105a,105bは従来の磁
気記録装置として例えばS−VHS方式のアナログVT
Rと同様な方式で、NTSC方式等の現行アナログ映像
信号を磁気テープ110上の順次のトラックに記録再生
を可能にするものである。0度の位置に音声信号記録再
生用の磁気ヘッド103aが配置され、それに対向する
πの位置に音声信号記録再生用の磁気ヘッド103bが
配置され、−1/4πの位置にディジタル圧縮信号記録
再生用の磁気ヘッド104aが配置され、それに対向す
る3/4πの位置にディジタル圧縮信号記録再生用の磁
気ヘッド104bが配置され、−1/2πの位置にアナ
ログ広帯域映像信号記録再生用の磁気ヘッド101a,
102bが配置され、それに対向する1/2πの位置に
アナログ広帯域映像信号記録再生用の磁気ヘッド101
b,102aが配置され、−3/4πの位置にアナログ
映像信号記録再生用の磁気ヘッド105aが配置され、
それに対向する1/4πの位置にアナログ映像信号記録
再生用の磁気ヘッド105bが配置される。
【0068】このように、対の磁気ヘッド105a,1
05bを設けて回転ドラム上に配置することにより、ア
ナログ広帯域映像信号やディジタル圧縮信号を記録再生
できる回転ヘッド方式磁気記録装置において、現行アナ
ログ映像信号を記録再生することができる。
【0069】なお、以上の各実施例において、ディジタ
ル圧縮信号を常に2分割して2トラックに記録する場合
について述べたが、ディジタル圧縮信号を1トラックに
記録可能な信号に変調するような変調方式であれば、分
割を行わずに1トラックに記録することも可能であり、
そのような変調方式を用いれば、記録情報量を2倍にす
ることもできる。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
アナログ広帯域映像信号とディジタル圧縮信号を同一の
記録媒体で記録再生できるものであり、判定手段により
再生時のアナログ/ディジタルの切換えも容易に行なう
ことができる。
【0071】また、ディジタル圧縮信号の記録再生を行
なう場合に、通常再生時にはディジタル圧縮信号を再生
し、可変速再生時には別トラックに記録されたアナログ
信号を再生することにより、可変速再生を容易に実現で
きる。
【0072】さらに、現行のアナログ映像信号の記録再
生のための磁気ヘッドを備えることにより、S−VHS
方式等で記録した磁気テープを本発明による磁気記録再
生装置で再生することが可能となり、互換性を有するこ
とになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による回転ヘッド方式磁気記録装置及び
記録再生装置の第1の実施例を示すブロック図である。
【図2】図1に示した第1の実施例での広帯域映像信号
とディジタル圧縮信号との周波数スペクトルの一具体例
を示す図である。
【図3】図1に示した第1の実施例での音声信号の周波
数スペクトルの一具体例を示す図である。
【図4】磁気テープ上のトラックパターンを示す図であ
る。
【図5】本発明による回転ヘッド方式磁気記録装置及び
記録再生装置の第2の実施例の主要部を示すブロック図
である。
【図6】図5に示した第2の実施例でのディジタル圧縮
信号の周波数スペクトルの一具体例を示す図である。
【図7】本発明による回転ヘッド方式磁気記録装置及び
記録再生装置の第3の実施例の主要部を示すブロック図
である。
【図8】図7に示した第3の実施例でのディジタル圧縮
信号の周波数スペクトルの一具体例を示す図である。
【図9】本発明による回転ヘッド方式磁気記録装置及び
記録再生装置の第4の実施例の主要部を示すブロック図
である。
【図10】図9に示した第4の実施例でのダウンコンバ
ートされた広帯域映像信号と音声信号との周波数スペク
トルの一具体例を示す図である。
【図11】本発明による回転ヘッド方式磁気記録装置及
び記録再生装置の第5の実施例の主要部を示すブロック
図である。
【図12】本発明による回転ヘッド方式磁気記録装置及
び記録再生装置の第6の実施例の主要部を示すブロック
図である。
【図13】本発明による回転ヘッド方式磁気記録装置及
び記録再生装置の第7の実施例の主要部を示すブロック
図である。
【図14】回転ドラム上の磁気ヘッドの位置関係の一具
体例を示す図である。
【符号の説明】
3 記録系アナログ信号処理回路 4,5 FM変調回路 8,9,12,13 アナログ/ディジタル切換えスイ
ッチ 16,17 FM復調回路 18 再生系アナログ信号処理回路 26 PCM記録系ディジタル信号処理回路 30 スイッチ 39 PCM再生系ディジタル信号処理回路 43 入力端子 44 記録系ディジタル信号処理回路 45,46 QPSK変調回路 51,52 等化回路 53,54 QPSK復調回路 55 再生系ディジタル信号処理回路 56 出力端子 63 外部スイッチ 64 アナログ/ディジタル判定回路 65 輝度/色信号分離回路 66,67 ダウンコンバート回路 80,96,97,98 スイッチ 95 再生速度切換えスイッチ 200,201 アップコンバート回路 81 サブコード設定回路 644 サブコード検出回路 82,84 スイッチ 646,648 信号検出回路 83 パイロット信号発生回路 85 スクランブル回路 86 (1−D)演算回路 88,92 等化回路 89,93 符号識別回路 89 デスクランブル回路 90 8−10変調回路 91 HPF 94 8−10復調回路 100 回転ドラム 110 磁気テープ 101a〜105b 磁気ヘッド 111a〜113b トラック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 7/24 11/04 D 7337−5C (72)発明者 竹内 敏文 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像メディア研究所内 (72)発明者 荒井 孝雄 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像メディア研究所内

Claims (38)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力映像信号を回転ドラム上の180度
    対向した夫々の位置に配置された少なくとも2つの対の
    磁気ヘッドによって磁気テープ上にマルチトラック記録
    する手段と、入力音声信号を該少なくとも2つの対の磁
    気ヘッドとは異なる第1の対の磁気ヘッドによって磁気
    テープ上に前記マルチトラックとは独立の音声トラック
    を設けて記録する手段とを有する回転ヘッド方式磁気記
    録装置において、 映像信号及び音声信号を高能率符号化して符号圧縮した
    ディジタル圧縮信号を得る手段と、 該ディジタル圧縮信号を磁気テープ上に記録するため
    に、訂正符号を付加しブロック化する記録系信号処理手
    段と、 該記録系信号処理手段から出力されるディジタル信号を
    前記入力映像信号と同等の周波数配置の記録信号とする
    ための変調手段と、 記録する映像信号が前記入力映像信号か該変調手段で変
    調されたディジタル信号かによって記録信号を切り換え
    る切り換え手段とを備え、該ディジタル信号は、前記少
    なくとも2つの対の磁気ヘッドにより形成される磁気テ
    ープ上のトラックに記録されるように構成したことを特
    徴とする回転ヘッド方式磁気記録装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記変調手段は、4相位相変調手段或いは16値以上の
    直交振幅変調手段であることを特徴とする回転ヘッド方
    式磁気記録装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記変調手段は、 前記記録系信号処理手段から出力されるディジタル信号
    をランダム化する手段と、 該ランダム化された信号をパーシャルレスポンス処理す
    る手段とで構成されたことを特徴とする回転ヘッド方式
    磁気記録装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 前記変調手段は、 前記記録系信号処理手段から出力されるディジタル信号
    を低域スペクトル成分の少ない信号に符号化する手段
    と、 該符号化された信号の低域スペクトル成分をさらに抑圧
    する高域通過フィルタ手段とで構成されたことを特徴と
    する回転ヘッド方式磁気記録装置。
  5. 【請求項5】 入力映像信号を回転ドラム上の180度
    対向した夫々の位置に配置された少なくとも2つの対の
    磁気ヘッドによって磁気テープ上にマルチトラック記録
    する手段と、入力音声信号を該少なくとも2つの対の磁
    気ヘッドとは異なる第1の対の磁気ヘッドによって磁気
    テープ上に前記マルチトラックとは独立の音声トラック
    を設けて記録する手段と、該磁気テープ上に記録された
    該入力映像信号を該少なくとも2つの対の磁気ヘッドで
    再生する手段と、該磁気テープ上に記録された該入力音
    声信号を該第1の対の磁気ヘッドで再生する手段とを有
    する回転ヘッド方式磁気記録再生装置において、 映像信号及び音声信号を高能率符号化して符号圧縮した
    ディジタル圧縮信号を得る手段と、 該ディジタル圧縮信号を磁気テープ上に記録するため
    に、訂正符号を付加してブロック化する記録系信号処理
    手段と、 該記録系信号処理手段から出力されるディジタル信号を
    前記入力映像信号と同等の周波数配置の記録信号とする
    ための変調手段と、 記録する映像信号が、前記入力映像信号か該変調手段で
    変調されたディジタル信号かによって、記録信号を切り
    換える切り換え手段と該切り換え手段の出力によって磁
    気テープ上の記録信号を識別する信号を磁気テープ上に
    付加する識別信号付加手段とを備え、 前記ディジタル信号は、前記少なくとも2つの対の磁気
    ヘッドにより形成される磁気テープ上のトラックに記録
    されるように構成し、 さらに、磁気テープ上に付加された前記識別信号によ
    り、記録信号が前記入力映像信号か前記ディジタル信号
    かの判定を行う判定手段を備え、 該判定手段の判定出力によって、前記少なくとも2つの
    対の磁気ヘッドにより磁気テープ上から再生された再生
    信号の処理系を切り換えるように構成し、 再生されたディジタル信号を等化する手段と、 該等化された信号を復調する手段と、 該復調された信号を元のディジタル圧縮信号のフォーマ
    ットに戻す再生系信号処理手段とを設けたことを特徴と
    する回転ヘッド方式磁気記録再生装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 前記変調手段は、4相位相変調手段或いは16値以上の
    直交振幅変調手段であることを特徴とする回転ヘッド方
    式磁気記録再生装置。
  7. 【請求項7】 請求項5において、 前記変調手段は、 前記記録系信号処理手段から出力されるディジタル信号
    をランダム化する手段と、 該ランダム化された信号をパーシャルレスポンス処理す
    る手段とで構成されたことを特徴とする回転ヘッド方式
    磁気記録再生装置。
  8. 【請求項8】 請求項5において、 前記変調手段は、 前記記録系信号処理手段から出力されるディジタル信号
    を低域スペクトル成分の少ない信号に符号化する手段
    と、 該符号化された信号の低域スペクトル成分をさらに抑圧
    する高域通過フィルタ手段とで構成されたことを特徴と
    する回転ヘッド方式磁気記録再生装置。
  9. 【請求項9】 請求項5において、 前記識別信号付加手段は、前記切り換え手段においてデ
    ィジタル信号が選択された場合には、前記音声トラック
    に音声信号を記録しないように構成し、 前記判定手段は、該音声トラックに音声信号が記録され
    ているかどうかで判定を行なうように構成したことを特
    徴とする回転ヘッド方式磁気記録再生装置。
  10. 【請求項10】 請求項5において、 前記識別信号付加手段は、前記切り換え手段の出力に応
    じてPCMチャネルの音声信号に含まれるIDを1か0
    かに設定するように構成し、 前記判定手段は、前記音声トラックに記録されている音
    声信号中の該IDを用いて判定を行なうように構成した
    ことを特徴とする回転ヘッド方式磁気記録再生装置。
  11. 【請求項11】 請求項5において、 前記識別信号付加手段は、前記切り換え手段においてデ
    ィジタル信号が選択された場合には、L,Rチャネルの
    音声信号のどちらか一方の信号を前記音声トラックに記
    録しないように構成し、 前記判定手段は、該音声トラックにL,Rチャネルの音
    声信号のどちらか一方の信号が記録されているかどうか
    で判定を行なうように構成したことを特徴とする磁気記
    録再生装置。
  12. 【請求項12】 請求項5において、 前記識別信号付加手段は、前記切り換え手段においてデ
    ィジタル信号が選択された場合には、音声信号の周波数
    帯域とは異なる位置にスペクトルをもつパイロット信号
    を前記音声トラックに記録するように構成し、 前記判定手段は、該パイロット信号が該音声トラックに
    記録されているかどうかで判定を行なうように構成した
    ことを特徴とする回転ヘッド方式磁気記録再生装置。
  13. 【請求項13】 入力映像信号を回転ドラム上の180
    度対向した夫々の位置に配置された少なくとも2つの対
    の磁気ヘッドによって磁気テープ上にマルチトラック記
    録する手段と、入力音声信号を該少なくとも2つの対の
    磁気ヘッドとは異なる第1の対の磁気ヘッドによって磁
    気テープ上に前記マルチトラックとは独立の音声トラッ
    クを設けて記録する手段とを有する回転ヘッド方式磁気
    記録装置において、 映像信号及び音声信号を高能率符号化して符号圧縮した
    ディジタル圧縮信号を得る手段と、 該ディジタル圧縮信号を磁気テープ上に記録するため
    に、訂正符号を付加しブロック化する記録系信号処理手
    段と、 該記録系信号処理手段から出力されるディジタル信号を
    前記入力映像信号と同等の周波数配置の記録信号とする
    ための変調手段と、 記録する映像信号が前記入力映像信号か該変調手段で変
    調されたディジタル信号かによって、記録信号を切り換
    える切り換え手段とを備え、 該ディジタル信号は、前記少なくとも2つの対の磁気ヘ
    ッドにより形成される磁気テープ上のトラックに記録さ
    れるように構成し、 さらに、アナログ広帯域映像信号をダウンコンバートす
    る手段と、 該ダウンコンバートされた信号を前記入力音声信号とは
    異なる周波数配置の記録信号とするための変調手段と、 該変調手段から出力される記録信号と前記入力音声信号
    を前記磁気テープ上で多重記録する手段とを設けたこと
    を特徴とする回転ヘッド方式磁気記録装置。
  14. 【請求項14】 請求項13において、 前記多重記録する手段は、 前記入力音声信号を前記第1の対の磁気ヘッドによって
    磁気テープ上の前記音声トラックの深層部に記録する手
    段と、 前記第1の対の磁気ヘッドとはアジマス角が異なる回転
    ドラム上の180度対向した夫々の位置に配置された第
    2の対の磁気ヘッドとを備え、 前記変調手段から出力される記録信号を、該第2の対の
    磁気ヘッドによって、磁気テープ上の前記第1の対の磁
    気ヘッドによって形成された前記音声トラックと同一ト
    ラック上に重ね記録する手段とで構成されたことを特徴
    とする回転ヘッド方式磁気記録装置。
  15. 【請求項15】 請求項13において、 前記記録系信号処理手段からのディジタル信号を変調す
    る前記変調手段は、4相位相変調手段或いは16値以上
    の直交振幅変調手段であることを特徴とする回転ヘッド
    方式磁気記録装置。
  16. 【請求項16】 請求項13において、 前記記録系信号処理手段からのディジタル信号を変調す
    る前記変調手段は、 該ディジタル信号をランダム化する手段と、 該ランダム化された信号をパーシャルレスポンス処理す
    る手段とで構成されたことを特徴とする回転ヘッド方式
    磁気記録装置。
  17. 【請求項17】 請求項13において、 前記記録系信号処理手段からのディジタル信号を変調す
    る前記変調手段は、 該ディジタル信号を低域スペクトル成分の少ない信号に
    符号化する手段と、 該符号化された信号の低域スペクトル成分をさらに抑圧
    する高域通過フィルタ手段とで構成されたことを特徴と
    する回転ヘッド方式磁気記録装置。
  18. 【請求項18】 請求項13において、 前記ダウンコンバートされる前記アナログ広帯域映像信
    号は、前記ディジタル圧縮信号と同一の映像信号からな
    ることを特徴とした回転ヘッド方式磁気記録装置。
  19. 【請求項19】 入力映像信号を回転ドラム上の180
    度対向した夫々の位置に配置された少なくとも2つの対
    の磁気ヘッドによって磁気テープ上にマルチトラック記
    録する手段と、入力音声信号を該少なくとも2つの対の
    磁気ヘッドとは異なる第1の対の磁気ヘッドによって磁
    気テープ上に前記マルチトラックとは独立の音声トラッ
    クを設けて記録する手段と、該磁気テープ上に記録され
    た該入力映像信号を、該少なくとも2つの対の磁気ヘッ
    ドで再生する手段と、該磁気テープ上に記録された該入
    力音声信号を該第1の対の磁気ヘッドで再生する手段と
    を有する回転ヘッド方式磁気記録再生装置において、 映像信号及び音声信号を高能率符号化して符号圧縮した
    ディジタル圧縮信号を得る手段と、 該ディジタル圧縮信号を磁気テープ上に記録するため
    に、訂正符号を付加しブロック化する記録系信号処理手
    段と、 該記録系信号処理手段から出力されるディジタル信号を
    前記入力映像信号と同等の周波数配置の記録信号とする
    ための変調手段と、 記録する映像信号が前記入力映像信号か該変調手段で変
    調されたディジタル信号かによって、記録信号を切り換
    える切り換え手段と該切り換え手段の出力によって磁気
    テープ上の記録信号を識別する信号を磁気テープ上に付
    加する識別信号付加手段とを備え、 前記ディジタル信号は、前記少なくとも2つの対の磁気
    ヘッドにより形成される磁気テープ上のトラックに記録
    されるように構成し、 さらに、アナログ広帯域映像信号をダウンコンバートす
    る手段と、 該ダウンコンバートされた信号を前記音声信号とは異な
    る周波数配置の記録信号とするための変調手段と、 該変調手段から出力される記録信号と前記入力音声信号
    を前記磁気テープ上で多重記録する手段とを備え、 またさらに、磁気テープ上に付加された前記識別信号に
    より、記録信号が前記入力信号か前記ディジタル信号か
    の判定を行なう判定手段を備え、 該判定手段の判定出力によって、前記少なくとも2つの
    対の磁気ヘッドにより磁気テープ上から再生された再生
    信号の処理系を切り換えるように構成し、 再生されたディジタル信号を等化する手段と、 該等化された信号を復調する手段と、 該復調された信号を元のディジタル圧縮信号のフォーマ
    ットに戻す再生系信号処理手段と、 前記磁気テープ上に多重記録された信号を再生し、前記
    入力音声信号と前記ダウンコンバートされ変調された記
    録信号に分割する手段と、 該分割された該記録信号を復調する復調手段とを設けた
    ことを特徴とする回転ヘッド方式磁気記録再生装置。
  20. 【請求項20】 請求項19において、 前記多重記録する手段は、 前記入力音声信号を前記第1の対の磁気ヘッドによって
    磁気テープ上の前記音声トラックの深層部に記録する手
    段と、 前記第1の対の磁気ヘッドとはアジマス角が異なる回転
    ドラム上の180度対向した夫々の位置に配置された第
    2の対の磁気ヘッドとを備え、 前記変調手段から出力される記録信号を、該第2の対の
    磁気ヘッドによって、磁気テープ上の前記第1の対の磁
    気ヘッドによって形成された前記音声トラックと同一ト
    ラック上に重ね記録する手段とで構成され、 前記分割する手段は、 前記磁気テープ上の前記音声トラックの深層部に記録さ
    れた前記入力音声信号を前記第1の対の磁気ヘッドで再
    生する手段と、 該磁気テープ上の該音声トラックと同一トラックに重ね
    記録された前記ダウンコンバートされ変調された記録信
    号を、前記第2の対の磁気ヘッドで再生する手段とで構
    成されたことを特徴とする回転ヘッド方式磁気記録再生
    装置。
  21. 【請求項21】 請求項19において、 前記記録系信号処理手段からのディジタル信号を変調す
    る前記変調手段は、4相位相変調手段或いは16値以上
    の直交振幅変調手段であることを特徴とする回転ヘッド
    方式磁気記録再生装置。
  22. 【請求項22】 請求項19において、 前記記録系信号処理手段からのディジタル信号を変調す
    る前記変調手段は、 該ディジタル信号をランダム化する手段と、 該ランダム化された信号をパーシャルレスポンス処理す
    る手段とで構成されたことを特徴とする回転ヘッド方式
    磁気記録再生装置。
  23. 【請求項23】 請求項19において、 前記記録系信号処理手段からのディジタル信号を変調す
    る前記変調手段は、 該ディジタル信号を低域スペクトル成分の少ない信号に
    符号化する手段と、 該符号化された信号の低域スペクトル成分をさらに抑圧
    する高域通過フィルタ手段とで構成されたことを特徴と
    する回転ヘッド方式磁気記録再生装置。
  24. 【請求項24】 請求項19において、 ダウンコンバートされる前記アナログ広帯域映像信号
    は、前記ディジタル圧縮信号と同一の映像信号からなる
    ことを特徴とした回転ヘッド方式磁気記録再生装置。
  25. 【請求項25】 請求項19において、 前記識別信号付加手段は、前記切り換え手段においてデ
    ィジタル信号が選択された場合には、前記音声トラック
    に音声信号を記録しないように構成し、 前記判定手段は、該音声トラックに音声信号が記録され
    ているかどうかで判定を行なうように構成したことを特
    徴とする回転ヘッド方式磁気記録再生装置。
  26. 【請求項26】 請求項19において、 前記識別信号付加手段は、前記切り換え手段の出力に応
    じてPCMチャネルの音声信号に含まれるIDを1か0
    かに設定するように構成し、 前記判定手段は、前記音声トラックに記録されている音
    声信号中の該IDを用いて判定を行なうように構成した
    ことを特徴とする回転ヘッド方式磁気記録再生装置。
  27. 【請求項27】 請求項19において、 前記識別信号付加手段は、前記切り換え手段においてデ
    ィジタル信号が選択された場合には、L,Rチャネルの
    音声信号のどちらか一方の信号を前記音声トラックに記
    録しないように構成し、 前記判定手段は、該音声トラックにL,Rチャネルの音
    声信号のどちらか一方の信号が記録されているかどうか
    で判定を行なうように構成したことを特徴とする磁気記
    録再生装置。
  28. 【請求項28】 請求項19において、 前記識別信号付加手段は、前記切り換え手段においてデ
    ィジタル信号が選択された場合には、音声信号の周波数
    帯域とは異なる位置にスペクトルをもつパイロット信号
    を前記音声トラックに記録するように構成し、 前記判定手段は、該パイロット信号が該音声トラックに
    記録されているかどうかで判定を行なうように構成した
    ことを特徴とする回転ヘッド方式磁気記録再生装置。
  29. 【請求項29】 入力映像信号を回転ドラム上の180
    度対向した夫々の位置に配置された少なくとも2つの対
    の磁気ヘッドによって磁気テープ上にマルチトラック記
    録する手段と、入力音声信号を該少なくとも2つの対の
    磁気ヘッドとは異なる第1の対の磁気ヘッドによって磁
    気テープ上に前記マルチトラックとは独立の音声トラッ
    クを設けて記録する手段と、該磁気テープ上に記録され
    た該入力映像信号を該少なくとも2つの対の磁気ヘッド
    で再生する手段と、該磁気テープ上に記録された該入力
    音声信号を該第1の対の磁気ヘッドで再生する手段とを
    有する回転ヘッド方式磁気記録再生装置において、 映像信号及び音声信号を高能率符号化して符号圧縮した
    ディジタル圧縮信号を得る手段と、 該ディジタル圧縮信号を磁気テープ上に記録するため
    に、訂正符号を付加しブロック化する記録系信号処理手
    段と、 該記録系信号処理手段から出力されるディジタル信号を
    前記入力映像信号と同等の周波数配置の記録信号とする
    ための変調手段と、 記録する映像信号が前記入力映像信号か該変調手段で変
    調されたディジタル信号かによって、記録信号を切り換
    える切り換え手段と該切り換え手段の出力によって、磁
    気テープ上の記録信号を識別する信号を磁気テープ上に
    付加する識別信号付加手段とを備え、 前記ディジタル信号は、前記少なくとも2つの対の磁気
    ヘッドにより形成される磁気テープ上のトラックに記録
    されるように構成し、 さらに、アナログ広帯域映像信号をダウンコンバートす
    る手段と、 該ダウンコンバートされた信号を前記音声信号とは異な
    る周波数配置の記録信号とする変調手段と、 該変調手段から出力される記録信号と前記入力音声信号
    を、前記磁気テープ上で多重記録する手段とを備え、 またさらに、磁気テープ上に付加された前記識別信号に
    より、記録信号が前記入力信号か前記ディジタル信号か
    の判定を行なう判定手段を備え、 前記判定手段の判定出力によって、前記少なくとも2つ
    の対の磁気ヘッドにより磁気テープ上から再生された再
    生信号の処理系を切り換えるように構成し、 再生されたディジタル信号を等化する手段と、 該等化された信号を復調する手段と、 該復調された信号を元のディジタル圧縮信号のフォーマ
    ットに戻す再生系信号処理手段と、 前記磁気テープ上に多重記録された信号を再生し、前記
    入力音声信号と前記ダウンコンバートされ変調された記
    録信号に分割する手段と、 該分割された該記録信号を復調する復調手段とを備え、 そしてさらに、通常再生と可変速再生を切り換える再生
    速度切り換え手段を備え、 該再生速度切り換え手段によって、可変速再生の場合に
    は、前記入力音声信号と前記ダウンコンバートされ変調
    された記録信号から分割された、該記録信号を再生する
    ように構成したことを特徴とする回転ヘッド方式磁気記
    録再生装置。
  30. 【請求項30】 請求項29において、 前記多重記録する手段は、 前記入力音声信号を前記第1の対の磁気ヘッドによって
    磁気テープ上の前記音声トラックの深層部に記録する手
    段と、 前記第1の対の磁気ヘッドとはアジマス角が異なる回転
    ドラム上の180度対向した夫々の位置に配置された第
    2の対の磁気ヘッドとを備え、 前記変調手段から出力される記録信号を、該第2の対の
    磁気ヘッドによって、磁気テープ上の前記第1の対の磁
    気ヘッドによって形成された前記音声トラックと同一ト
    ラック上に重ね記録する手段とで構成され、 前記分割する手段は、 前記磁気テープ上の前記音声トラックの深層部に記録さ
    れた前記入力音声信号を、前記第1の対の磁気ヘッドで
    再生する手段と、 該磁気テープ上の該音声トラックと同一トラックに重ね
    記録された前記ダウンコンバートされ変調された記録信
    号を、前記第2の対の磁気ヘッドで再生する手段とで構
    成されたことを特徴とする回転ヘッド方式磁気記録再生
    装置。
  31. 【請求項31】 請求項29において、 前記記録系信号処理手段からのディジタル信号を変調す
    る前記変調手段は、4相位相変調手段或いは16値以上
    の直交振幅変調手段であることを特徴とする回転ヘッド
    方式磁気記録再生装置。
  32. 【請求項32】 請求項29において、 前記記録系信号処理手段からのディジタル信号を変調す
    る前記変調手段は、 該ディジタル信号をランダム化する手段と、 該ランダム化された信号をパーシャルレスポンス処理す
    る手段とで構成されたことを特徴とする回転ヘッド方式
    磁気記録再生装置。
  33. 【請求項33】 請求項29において、 前記記録系信号処理手段からのディジタル信号を変調す
    る前記変調手段は、 該ディジタル信号を低域スペクトル成分の少ない信号に
    符号化する手段と、 該符号化された信号の低域スペクトル成分をさらに抑圧
    する高域通過フィルタ手段とで構成されたことを特徴と
    する回転ヘッド方式磁気記録再生装置。
  34. 【請求項34】 請求項29において、 ダウンコンバートされる前記アナログ広帯域映像信号
    は、前記ディジタル圧縮信号と同一の映像信号からなる
    ことを特徴とした回転ヘッド方式磁気記録再生装置。
  35. 【請求項35】 請求項29において、 前記識別信号付加手段は、前記切り換え手段においてデ
    ィジタル信号が選択された場合には、前記音声トラック
    に音声信号を記録しないように構成し、 前記判定手段は、該音声トラックに音声信号が記録され
    ているかどうかで判定を行なうように構成したことを特
    徴とする回転ヘッド方式磁気記録再生装置。
  36. 【請求項36】 請求項29において、 前記識別信号付加手段は、前記切り換え手段の出力に応
    じてPCMチャネルの音声信号に含まれるIDを1か0
    かに設定するように構成し、 前記判定手段は、前記音声トラックに記録されている音
    声信号中の該IDを用いて判定を行なうように構成した
    ことを特徴とする回転ヘッド方式磁気記録再生装置。
  37. 【請求項37】 請求項29において、 前記識別信号付加手段は、前記切り換え手段においてデ
    ィジタル信号が選択された場合には、L,Rチャネルの
    音声信号のどちらか一方の信号を前記音声トラックに記
    録しないように構成し、 前記判定手段は、該音声トラックにL,Rチャネルの音
    声信号のどちらか一方の信号が記録されているかどうか
    で判定を行なうように構成したことを特徴とする磁気記
    録再生装置。
  38. 【請求項38】 請求項29において、 前記識別信号付加手段は、前記切り換え手段においてデ
    ィジタル信号が選択された場合には、音声信号の周波数
    帯域とは異なる位置にスペクトルをもつパイロット信号
    を前記音声トラックに記録するように構成し、 前記判定手段は、該パイロット信号が該音声トラックに
    記録されているかどうかで判定を行なうように構成した
    ことを特徴とする回転ヘッド方式磁気記録再生装置。
JP32232593A 1993-12-08 1993-12-21 回転ヘッド方式磁気記録装置及び記録再生装置 Pending JPH07177466A (ja)

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US08/351,649 US5706385A (en) 1993-12-08 1994-12-07 Rotary head type magnetic recording and reproducing apparatus
EP94119441A EP0658052A3 (en) 1993-12-08 1994-12-08 Device for recording and playback with a rotating head drum.

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