JPH1011845A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JPH1011845A
JPH1011845A JP8162709A JP16270996A JPH1011845A JP H1011845 A JPH1011845 A JP H1011845A JP 8162709 A JP8162709 A JP 8162709A JP 16270996 A JP16270996 A JP 16270996A JP H1011845 A JPH1011845 A JP H1011845A
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Nobutaka Amada
信孝 尼田
Yasunari Obara
康徳 小原
Toshio Nakamoto
敏夫 中本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】現行アナログVTRとの互換性を確保しなが
ら、ディジタル画像信号を従来と共通のヘッド構成で共
通の記録媒体に記録し再生する。 【解決手段】ディジタル画像信号記録再生時には、回転
ドラムの速度及び位相の基準となる信号S.Refが切換ス
イッチ415を介して、一方、ディジタル画像信号記録
再生用磁気ヘッドの切換信号SW30Hz-Aが切換スイッチ4
27を介して、それぞれ位相サーボ回路422に入力さ
れる。位相サーボ回路422ではこの基準信号S.Refと
ヘッド切換信号SW30Hz-Aの位相誤差を検出し、検出され
た位相誤差信号は、加算回路423で速度サーボ回路4
21からの速度誤差信号と加算され、モータドライバを
介してドラムモータに帰還される。この結果、基準信号
S.Refに回転ドラムが位相同期する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディジタル画像信号
の磁気記録再生装置に係り、特に現行のアナログVTR
と互換性を有する磁気記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、家庭用の画像信号記録再生機器と
しては、1/2インチ幅の酸化物テープを用いたアナロ
グ方式のVTRが実用化されている。
【0003】一方、次世代のTV放送としてディジタル
放送の実用化が進めらている。例えば、MPEG(Movi
ng Picture Experts Group)方式を用いて高能率ディジ
タル圧縮符号化し、衛星や同軸ケーブルを通して放送す
るシステムが知られている。
【0004】尚、これらのディジタル放送システムに関
しては、テレビジョン学会誌、第47巻、第4号(19
93年)、第486頁〜第503頁に詳しく述べられて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】最近、これらのディジ
タルTV放送が実用化され、アナログTV放送と混在し
た形態で実施されているが、従来のアナログVTRで
は、これらのディジタル画像信号をディジタル信号のま
ま記録再生することはできなかった。
【0006】本発明の目的は、現行のアナログVTRと
互換性を有しながら、さらにディジタルTV放送などの
ディジタル圧縮符号化された画像及び音声信号をディジ
タル信号のまま記録し再生できる磁気記録再生装置を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明による磁気記録再生装置は、アナログ画像信
号とディジタル画像信号を選択して記録再生する装置に
おいて、アナログ画像信号記録再生する第1の磁気ヘッ
ド群と、ディジタル画像信号を記録再生する第2の磁気
ヘッド群と、これら第1および第2の磁気ヘッド群を搭
載した回転ドラムと、この回転ドラムの回転位相を制御
するサーボ手段と、回転ドラムの回転位相から第1の磁
気ヘッド群を切り換える第1の切換信号を生成する手段
と、回転ドラムの回転位相から第2の磁気ヘッド群を切
り換える第2の切換信号を生成する手段と、アナログ画
像信号の垂直同期信号を検出し垂直同期パルスを生成す
る垂直同期信号検出手段と、垂直同期パルス信号を1/
2分周し第1の基準信号を生成する1/2分周手段と、
アナログ画像信号の色副搬送波周波数信号を分周し第2
の基準信号を生成する手段と、第3の基準信号を発生す
る手段とを備え、アナログ画像信号を記録する場合は第
1の基準信号と第1の切換信号が同期するように、アナ
ログ画像信号を再生する場合は該第2の基準信号と第1
の切換信号が同期するように、そして、ディジタル情報
信号を記録再生する場合は第3の基準信号と第2の切換
信号が同期するように、それぞれ回転ドラムの回転位相
を制御するように構成している。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を用
いて説明する。
【0009】図1は本発明による磁気記録再生装置の一
実施例を示すブロック図である。ここで、1a、1b、
2a、2bは磁気ヘッド、5は回転ドラム、6は磁気テ
ープ、11、21、31は入力端子、12はアナログ画
像記録信号処理回路、22はアナログ音声記録信号処理
回路、32はディジタル記録信号処理回路、13、1
5、17、23、25、27は切換スイッチ、14、2
4は記録アンプ、16,26は再生アンプ、18はアナ
ログ画像再生信号処理回路、28はアナログ音声再生信
号処理回路、38はディジタル再生信号処理回路、1
9、29、39は出力端子、41は記録系サーボ回路、
42は再生系サーボ回路、51はアナログ/ディジタル
選択回路、52はアナログ/ディジタル判別回路であ
る。
【0010】先ず、アナログ画像信号記録時の動作につ
いて説明する。尚、記録時には、切換スイッチ15、2
5はそれぞれ[R]側に接続される。
【0011】同図において、入力端子11より入力され
たアナログ画像信号は、アナログ画像記録信号処理回路
12において、その輝度信号がFM変調され、色差信号
が低域周波数変換され、それらが加算されたアナログ画
像記録信号SR1に変換される。一方、入力端子21よ
り入力されたアナログ音声信号は、アナログ音声記録信
号処理回路22において、左/右或いは正/副2チャンネ
ルの音声信号がそれぞれFM変調され、それらが加算さ
れたアナログ音声記録信号SR2に変換される。図2
(A)及び(B)はそれぞれこのアナログ画像記録信号
SR1とアナログ音声記録信号SR2の周波数帯域の一
例を示したものである。
【0012】ここで、アナログ/ディジタル選択回路5
1により記録すべき信号としてアナログ画像信号が選択
されると、その出力制御信号CR1により、切換スイッ
チ13、23はそれぞれ[A]側に接続され、アナログ
画像記録信号SR1及びアナログ音声記録信号SR2は
それぞれ記録アンプ14、24を介して磁気ヘッド1
a、1b及び2a、2bに供給される。記録系サーボ回
路41は、回転ドラム5の回転速度Rを第1の回転速度
R1に、磁気テープ6の走行速度Vを第1の走行速度V
1に制御する。尚、このドラム回転速度R1は記録する
アナログ画像信号のフレーム周波数と同じ値に設定され
る。
【0013】図3はこのときの記録パターンの一例を示
したものである。磁気テープ6には、先ず、磁気ヘッド
2a、2bによりアナログ音声記録信号SR2が記録さ
れ、トラック幅Tw2のアナログ音声トラック62a、
62bが形成される。次に、そのアナログ音声トラック
62a、62bの上に磁気ヘッド1b、1aによりアナ
ログ画像記録信号SR1が重ね記録され、トラック幅T
w1のアナログ映像トラック61b、61aが形成され
る。Tp1はトラックピッチである。例えば、回転ドラ
ム5のドラム径を62 mm、その回転速度R1をアナログ
画像信号のフレーム周波数と同じ29.97 rps、磁気テー
プ6の走行速度V1を33.35 mm/sとすると、トラックピ
ッチTp1は58 mmとなる。このとき、アナログ映像ト
ラック61b、61aのトラック幅Tw1は40 mm〜58
mmとされ、アナログ音声トラック62a、62bのトラ
ック幅Tw2は20 mm以上とされる。また、フレーム周
波数25 Hzのアナログ画像信号の場合は、ドラム回転速
度R1を25 rps、テープ走行速度V1を23.39 mm/sとす
ると、トラックピッチTp1は49 mmとなる。
【0014】次に、ディジタル画像信号記録時の動作に
ついて説明する。
【0015】図1において、入力端子31にはMPEG
方式などにより高能率圧縮符号化されたディジタル画像
及び音声信号が入力され、ディジタル記録信号処理回路
32において、インターリーブ、誤り訂正符号や同期信
号の付加、ブロック化などのフォーマッティング処理が
施され、さらに記録符号化(変調)され、ディジタル記
録信号SR3に変換される。
【0016】ここで、磁気テープ6にアナログ記録と同
じ酸化物テープを用いるとすると、ディジタル記録信号
SR3の記録レートは、保持力を高めた高性能テープで
は、20Mbps程度まで高めることが可能である。このと
き、入力信号の伝送レートは、ディジタル記録信号処理
回路32でのフォーマッティング処理による冗長度を考
慮しても、約15 Mbps程度まで確保できる。一方、MP
EG-2方式で高能率圧縮符号化された画像信号及び音
声信号の伝送レートは最大でも約10 Mbps程度であり、
従って、このディジタル画像信号及び音声信号をアナロ
グ記録と同じ酸化物テープに記録することが可能とな
る。このように、本発明は、高能率画像圧縮技術の進展
によりディジタル画像信号がアナログ画像信号に近い帯
域幅で記録できるようになってきたことに鑑みてなされ
たものである。
【0017】ところで、上記の例で見ると、最大入力レ
ート約15 Mbpsに対して実際の入力レートは約10 Mbps
と、約5 Mbpsの余裕がある。この場合、この余ったデー
タ分は特殊再生用の信号を記録してもよい。
【0018】さて、アナログ/ディジタル選択回路51
により記録すべき信号としてディジタル画像信号が選択
されると、その出力制御信号CR1により、切換スイッ
チ23は[D]側に接続され、ディジタル記録信号SR
3は記録アンプ24を介して磁気ヘッド2a、2bに供
給される。このとき、制御信号CR1により、切換スイ
ッチ13も[D]側に接続され、磁気ヘッド1a、1b
には何も供給されない。記録系サーボ回路41は、アナ
ログ/ディジタル選択回路51からの制御信号CR1を
受け、回転ドラム5の回転速度Rを第2の回転速度R2
に、磁気テープ6の走行速度Vを第2の走行速度V2に
制御する。尚、このドラム回転速度R2は記録するディ
ジタル画像信号のフレーム周波数に関係なく、一定の回
転速度に設定される。
【0019】また、ディジタル記録信号SR3の記録レ
ートは、入力されたディジタル画像及び音声信号の伝送
レートに関係なく、磁気テープ6の記録密度から決まる
ほぼ一定の記録レートで記録される。そして、この記録
レートから最大入力レートが決まり、これ以下の入力レ
ートの場合は、ダミーデータを付加するか、或いは、上
述したように、特殊再生用のデータを付加して記録レー
トをほぼ一定にして記録する。例えば、磁気テープ6が
高性能酸化物テープの場合、上述したように、記録レー
トは約20 Mbps、最大入力レートが約15 Mbpsとなり、最
大15 Mbpsのディジタル画像及び音声信号を記録するこ
とができる。
【0020】図4はこのディジタル信号の記録パターン
の一例を示したものである。磁気テープ6には、磁気ヘ
ッド2a、2bによりディジタル記録信号SR3が記録
され、トラックピッチTp2のディジタル信号トラック
63a、63bが形成される。例えば、回転ドラム5の
ドラム径を62 mm、その回転速度R2を30 rps、磁気テ
ープ6の走行速度V1を16.67 mm/sとすると、トラック
ピッチTp2は約29 mmとなる。
【0021】次に再生時の動作を説明する。このとき切
換スィッチ15、25はそれぞれ[P]側に接続され
る。アナログ/ディジタル判別回路52は、磁気テープ
6に記録された信号がアナログ画像信号か、或いはディ
ジタル画像信号かを判別する。そして、その出力制御信
号CP1により、切換スイッチ17、27を制御し、再
生された信号の処理系を切り換える。再生系サーボ回路
42は、同様に、その制御信号CP1を受け、回転ドラ
ム5の回転速度Rを第1の回転速度R1か、或いは第2
の回転速度R2に制御し、磁気テープ6の走行速度Vを
第1の走行速度V1か、或いは第2の走行速度V2に制
御する。
【0022】先ず、アナログ画像信号再生時の動作につ
いて説明する。
【0023】上述したように、アナログ/ディジタル判
別回路52により磁気テープ6に記録された信号がアナ
ログ画像信号と判別された場合、磁気ヘッド1a、1b
により再生され、再生アンプ16で増幅された信号SP
1は、切換スイッチ17を介してアナログ画像再生信号
処理回路18に入力され、アナログ画像記録信号処理回
路12の逆の処理が行われ、元のベースバンドのアナロ
グ画像信号が出力端子19より出力される。一方、磁気
ヘッド2a、2bにより再生され、再生アンプ26で増
幅された信号SP2は、切換スイッチ27を介してアナ
ログ音声再生信号処理回路28に供給され、元のアナロ
グ音声信号に変換され、出力端子29から出力される。
【0024】次に、ディジタル画像信号再生時の動作に
ついて説明する。
【0025】アナログ/ディジタル判別回路52によ
り、磁気テープ6に記録された信号がディジタル画像信
号と判別された場合、その出力制御信号CP1により切
換スィッチ17、27は[D]側に接続され、磁気ヘッ
ド2a、2bにより再生され、再生アンプ26で増幅さ
れた信号SP3は切換スイッチ27を介してディジタル
再生信号処理回路38に入力される。ディジタル再生信
号処理回路38では、ディジタル記録信号処理回路32
の逆の復調及びデフォーマッティング処理を行い、元の
ディジタル画像及び音声信号を復元し、その信号は出力
端子39より出力される。
【0026】ところで、アナログ画像信号の場合、その
フィールド画像を記録再生するヘッドは磁気ヘッド1a
か1bどちらでもよいが、ディジタル画像信号の場合、
図4のトラックペア番号で示したように、例えば磁気ヘ
ッド2aと2bでペアを構成しなければならないことが
ある。この場合、回転ドラム5のサーボ回路は従来のア
ナログ画像信号用ドラムサーボ回路では対応できない問
題がある。
【0027】図5は本発明に係るドラムサーボ回路の一
例を示すブロック図である。ここでは、記録系サーボ回
路41及び再生系サーボ回路42の中のドラムサーボ部
分をまとめて示している。同図において、411は垂直
同期信号検出回路、412は1/2分周回路、413は
分周回路、414、415、427は切換スイッチ、4
21は速度サーボ回路、422は位相サーボ回路、42
3は加算回路、424はモータドライバ、425はドラ
ムモータ、426は波形整形回路である。
【0028】初めにアナログ画像信号を記録する場合に
ついて説明する。このとき、切換スイッチ414は
[R]側に接続され、切換スイッチ415、427は
[A]側に接続される。
【0029】アナログ画像記録信号処理回路12で分離
された同期信号Syncは、垂直同期信号検出回路411に
入力され、垂直同期信号V.Syncが検出される。この垂直
同期信号V.Syncは、1/2分周回路412で1/2分周さ
れ、切換スイッチ414、415を介し、基準信号Ref
として位相サーボ回路422に入力される。
【0030】ドラムモータ425はモータドライバ42
4により駆動され回転する。このとき、ドラムモータ4
25の回転周波数が検出されて速度サーボ回路421に
入力され、速度サーボ回路421では入力されたドラム
モータ425の回転周波数と所定の周波数との誤差信号
を出力する。その誤差信号は加算回路423に入力され
る。
【0031】一方、ドラムモータ425ではその回転位
相に対応したいわゆるタックパルスが検出され、波形整
形回路426に入力される。波形整形回路426ではこ
のタックパルスより磁気ヘッド1a、1bを切り換える
ヘッド切換信号SW30Hz及び磁気ヘッド2a、2bを切り
換えるヘッド切換信号SW30Hz-Aを生成し、切換スイッチ
427で選択されたヘッド切換信号SW30Hzが位相サーボ
回路422に入力される。位相サーボ回路422では入
力された基準信号Refとドラムモータの位相を比較し、
その誤差信号を加算回路423に出力する。加算回路4
23は入力された速度サーボ回路421及び位相サーボ
回路422からの誤差信号を加算し、加算された2つの
誤差信号はモータドライバ424に帰還される。このよ
うにしてドラムモータ425の回転が基準信号Refと位
相同期するように制御される。
【0032】図6は上記アナログ記録時の動作のタイミ
ングを示した波形図である。ここで、(A)は垂直同期
信号V.Sync、(B)、(D)は基準信号Ref、(C)、
(E)はヘッド切換信号SW30Hzである。このように、1
/2分周回路412の出力状態により基準信号Refは
(B)と(D)のどちらになるか不定となり、その結果
としてヘッド切換信号SW30Hzも(C)か(E)か不定と
なる。すなわち、ヘッド切換信号SW30Hzの“L”期間が
磁気ヘッド1aでの記録期間、“H”期間が磁気ヘッド
1bでの記録期間とすると、画像信号の偶数フィールド
が磁気ヘッド1aで記録されるか磁気ヘッド1bで記録
されるか不定となるが、アナログ信号の場合はどちらで
も問題ない。しかし、ディジタルの場合は問題があり、
本発明が生まれた。
【0033】尚、図中の位相差τは、垂直同期信号の位
置とヘッド切換ポイントの位相差を示し、例えば6.5
H(Hは水平同期信号の周期)とされる。
【0034】再生時には、アナログ画像再生信号処理回
路18で分離された信号、例えば色副搬送波周波数信号
Fscが分周回路413で分周され、記録時の垂直同期信
号V.Syncの1/2に等しい周波数の信号が出力される。
この分周回路413の出力信号は、[P]側に接続され
た切換スイッチ414及び[A]側に接続された切換ス
イッチ415で選択され、基準信号Refとして位相サー
ボ回路422に入力される。以下、記録時と同様に動作
してドラム5は位相ロックする。
【0035】以上、アナログ画像信号記録再生時のドラ
ム5の回転制御動作について説明した。
【0036】次にディジタル画像信号を記録再生する場
合について図5に示すドラムサーボ回路の動作を説明す
る。
【0037】ディジタルの場合、記録時、再生時ともに
同じ動作である。すなわち、ディジタル記録信号処理回
路32或いはディジタル再生信号処理回路38から基準
信号S.Refが出力される。この基準信号S.Refは、ドラム
5の回転周波数に等しい信号であり、直に切換スイッチ
415に入力される。切換スイッチ415は[D]側に
接続され、基準信号S.Refを選択して位相サーボ回路4
22に出力する。一方、[D]側に接続された切換スイ
ッチ427を介してヘッド切換信号SW30Hz-Aが位相サー
ボ回路422に入力される。以下、アナログ信号の記録
再生時と同様に、この基準信号S.Refにドラム5がロッ
クする。
【0038】図7は上記ディジタル記録再生時の動作の
タイミングを示した波形図である。ここで、(A)は基
準信号S.Ref、(B)はヘッド切換信号SW30Hz-Aであ
る。このように、ディジタル記録信号処理回路32ある
いはディジタル再生信号処理回路38から基準信号S.Re
fをアナログ画像信号の垂直同期信号V.Syncと類似のパ
ルス形式とし、そのパルスの周期をフィールド周期では
なくドラム5の回転周期に等しいフレーム周期とし、か
つ、切換スイッチ415、427を追加することによ
り、従来のドラムサーボ回路を共用してディジタル記録
再生に対応することができる。
【0039】ところで、最近のアナログVTRのサーボ
回路はかなりの部分がソフトウェア化され、周辺ハード
ウエアとともにシステムマイコンの中に取り込まれてお
り、ハードウエアとしての切換スイッチ415、427
を追加することができない場合がある。
【0040】図8はこのような場合に対応したドラムサ
ーボ回路の一例を示すブロック図である。同図におい
て、429はインバータ、429は切換スイッチ、43
0は位相差検出回路であり、その他図5と同一符号は同
一物を示す。ここで、アナログ記録再生時は、切換スイ
ッチ415の位置が異なるだけで、その動作は全く同一
である。
【0041】ディジタル記録再生時、切換スイッチ41
4は記録再生に関わらず[R]側に接続され、切換スイ
ッチ415は[D]側に接続される。ディジタル記録信
号処理回路32或いはディジタル再生信号処理回路38
から出力された基準信号S.Refは、切換スイッチ415
を通して垂直同期信号検出回路411に入力される。垂
直同期信号検出回路411ではパルス補間により入力さ
れたフレームパルスをフィールドパルスに変換し、見か
け上はアナログ画像の垂直同期信号と同じ信号V.Syncが
検出される。この垂直同期信号V.Syncは、1/2分周回
路412で1/2分周され、切換スイッチ414を介
し、基準信号Refとして位相サーボ回路422に入力さ
れる。位相差検出回路430は基準信号S.Refと基準信
号Refの位相差を検出し、その結果により切換スイッチ
429を制御する。
【0042】一方、波形整形回路426ではヘッド切換
信号SW30Hz及びSW30Hz-Aを生成するが、このとき、ヘッ
ド切換信号SW30Hzの位相はヘッド切換信号SW30Hz-Aと同
相に設定される(アナログ信号記録再生時は磁気ヘッド
1a、1bと磁気ヘッド2a、2bの取付角度差に相当
する位相差がある)。そして、この同相信号とインバー
タ428で逆相にした信号は、位相差検出回路430に
より制御される切換スイッチ429で選択され、ヘッド
切換信号SW30Hzとして位相サーボ回路422に入力され
る。以下、同様の動作でドラム5は基準信号S.Refに同
期する。
【0043】図9は上記ディジタル記録再生時の動作の
タイミングを示した波形図である。ここで、(A)は基
準信号S.Ref、(B)はパルス補間された垂直同期信号
V.Sync、(C)、(F)は基準信号Ref、(D)、
(G)はヘッド切換信号SW30Hz、(E)、(H)はヘッ
ド切換信号SW30Hz-Aである。このように、1/2分周回
路412の出力状態により基準信号Refは(C)と
(F)のどちらになるか不定となることはアナログ記録
再生時と同様であるが、その状態に対応して位相サーボ
回路422に入力されヘッド切換信号SW30Hzも(D)、
(G)のように反転制御することにより、ヘッド切換信
号SW30Hz-Aは(E)、(H)に示すように、基準信号S.
Refに対して常に一定位相となる。
【0044】尚、図8ではインバータ428、切換スイ
ッチ429はハードウエアのイメージで描かれている
が、実際にはソフトウエアで実現でき、位相差検出回路
430もソフトウエアで実現できる。従って、システム
マイコンの中に取り込まれたサーボ回路に外付けされる
ハードウエアは切換スイッチ415のみである。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
現行のアナログVTRとの互換性を確保しながら、ディ
ジタル圧縮符号化された画像信号を従来と共通のヘッド
構成で、かつ共通の記録媒体に記録し再生できる。しか
も、サーボ回路は従来のアナログ用回路を変更なしに共
用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による磁気記録再生装置の一実施例を示
すブロック図。
【図2】アナログ画像信号とアナログ音声信号の記録周
波数スペクトルの一例を示す図。
【図3】アナログ画像及び音声信号記録時の磁気テープ
上でのトラックパターンを示す図。
【図4】ディジタル画像及び音声信号記録時の磁気テー
プ上でのトラックパターンを示す図。
【図5】本発明に係るドラムサーボ回路の一構成例を示
すブロック図。
【図6】図5に示すドラムサーボ回路のアナログ記録時
の動作タイミングを示す波形図。
【図7】図5に示すドラムサーボ回路のディジタル記録
再生時の動作タイミングを示す波形図。
【図8】本発明に係るドラムサーボ回路の他の構成例を
示すブロック図。
【図9】図8に示すドラムサーボ回路のディジタル記録
再生時の動作タイミングを示す波形図。
【符号の説明】
1a、1b、2a、2b…磁気ヘッド、 5…回転ドラム、 41…記録系サーボ回路、 42…再生系サーボ回路、 411…垂直同期信号検出回路、 412…1/2分周回路、 413…分周回路、 414、415、427、429…切換スイッチ、 422…位相サーボ回路、 426…波形整形回路、 428…インバータ、 430…位相差検出回路。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アナログ画像信号とディジタル情報信号を
    選択し、選択した信号を磁気テープの斜め方向に形成さ
    れる所定のトラックに記録し、記録された信号を再生す
    る装置であって、該アナログ画像信号を記録再生する第
    1の磁気ヘッド群と、該ディジタル情報信号を記録再生
    する第2の磁気ヘッド群と、該第1および第2の磁気ヘ
    ッド群を搭載した回転ドラムと、該回転ドラムの回転位
    相を制御するサーボ手段と、該回転ドラムの回転位相か
    ら該第1の磁気ヘッド群を切り換える第1の切換信号を
    生成する手段と、該回転ドラムの回転位相から該第2の
    磁気ヘッド群を切り換える第2の切換信号を生成する手
    段と、該アナログ画像信号の垂直同期信号を検出し垂直
    同期パルスを生成する垂直同期信号検出手段と、該垂直
    同期パルス信号を1/2分周し第1の基準信号を生成す
    る1/2分周手段と、該アナログ画像信号の色副搬送波
    周波数信号を分周し第2の基準信号を生成する手段と、
    第3の基準信号を発生する手段とを備え、該サーボ手段
    は、該アナログ画像信号を記録する場合、該第1の基準
    信号と該第1の切換信号が同期するように該回転ドラム
    の回転位相を制御し、該アナログ画像信号を再生する場
    合、該第2の基準信号と該第1の切換信号が同期するよ
    うに該回転ドラムの回転位相を制御し、該ディジタル情
    報信号を記録再生する場合、該第3の基準信号と該第2
    の切換信号が同期するように該回転ドラムの回転位相を
    制御することを特徴とする磁気記録再生装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記アナログ画像信号
    を記録再生する場合、アナログ音声信号を前記第2の磁
    気ヘッド群を用いて前記磁気テープの磁性層深層部に記
    録し、その表層部に前記第1の磁気ヘッド群を用いて前
    記アナログ画像信号を重ね記録し、記録された前記アナ
    ログ画像信号および該アナログ音声信号をそれぞれ前記
    第1および第2の磁気ヘッド群を用いて再生することを
    特徴とする磁気記録再生装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2において、前記垂直同期
    信号検出手段の入力信号と前記1/2分周手段の出力信
    号の位相差を検出する手段と、前記第2の切換信号と同
    相な信号か逆相な信号か何れか一方を該位相差検出手段
    の結果より選択し前記第1の切換信号として出力する手
    段とを設け、前記ディジタル情報信号を記録再生する場
    合、前記第3の基準信号を前記垂直同期信号検出手段に
    入力し、前記第1の基準信号と前記第1の切換信号とが
    同期するように前記回転ドラムの回転位相を制御するこ
    とにより、その結果として、前記第3の基準信号と前記
    第2の切換信号が同期するようにしたことを特徴とする
    磁気記録再生装置。
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