JP2735322B2 - ビデオテープレコーダ - Google Patents

ビデオテープレコーダ

Info

Publication number
JP2735322B2
JP2735322B2 JP1306163A JP30616389A JP2735322B2 JP 2735322 B2 JP2735322 B2 JP 2735322B2 JP 1306163 A JP1306163 A JP 1306163A JP 30616389 A JP30616389 A JP 30616389A JP 2735322 B2 JP2735322 B2 JP 2735322B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
video signal
supplied
rotating magnetic
video
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1306163A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03165684A (ja
Inventor
治男 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Group Corp
Original Assignee
Aiwa Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aiwa Co Ltd filed Critical Aiwa Co Ltd
Priority to JP1306163A priority Critical patent/JP2735322B2/ja
Publication of JPH03165684A publication Critical patent/JPH03165684A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2735322B2 publication Critical patent/JP2735322B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Color Television Systems (AREA)
  • Television Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、テレビ方式の変換を行うことができるビ
デオテープレコーダ(VTR)に関する。
[従来の技術] NTSC方式あるいはPAL方式をテレビ方式として採用す
る地域は非常に多い。NTSC方式の映像信号は、垂直周波
数が59.94Hz、走査線数が525本/フレームである。これ
に対して、PAL方式の映像信号は、垂直周波数が50Hz、
走査線数が625本/フレームである。
したがって、例えばNTSC方式のVTRからの再生映像信
号をPAL方式のテレビジョン受像機に供給しても良好な
画像を得ることができない。そこで従来、NTSC方式およ
びPAL方式のいずれか一方から他方に変換することが行
なわれている。
第9図は、方式変換装置の一例を示すものである。
同図において、入力端子51には、例えばVTRより再生
されるNTSC方式の映像信号SVNが供給される。この映像
信号SVNはA/D変換器52でディジタル信号に変換されたの
ちフィールドメモリ53および54に書き込み信号として供
給される。
フィールドメモリ53、54の書き込みおよび読み出し
は、それぞれ書き込み制御回路55および読み出し制御回
路56によって制御される。
この場合、映像信号SVNの各6フィールドF1〜F6,F7〜
F12,・・・(第10図Aに図示)のうち、フィールドメモ
リ53、54には各5フィールドF1〜F5,F7〜F11,・・・
(第10図Bに図示)が書き込まれる。そして、このよう
にフィールドメモリ53、54に書き込まれた映像信号SVN
の各フィールドF1〜F5,F7〜F11,・・・は、それぞれ1/5
0Hz=20msecの時間をもって読み出される。この際、各
フィールドのライン数は、例えば2度読み等の方法によ
って525本/2から625本/2に変換される。
フィールドメモリ53および54からの読み出し信号は、
それぞれ切換スイッチ57のa側およびb側の固定端子に
供給される。この切換スイッチ57は、フィールドメモリ
53および54が読み出し状態にあるときには、それぞれa
側およびb側に接続される。これにより、切換スイッチ
57からは、垂直周波数が50Hzで、走査線数が625本/フ
レームとなるPAL方式の映像信号SVP(第10図Cに図示)
が出力される。
第10図CにおけるF1′〜F5′,F7′〜F11′,・・・は
映像信号SVPの各フィールドを示しており、それぞれ映
像信号SVNの各フィールドF1〜F5,F7〜F11,・・・に対応
したものである。
切換スイッチ57より出力される映像信号SVPはD/A変換
器58でアナログ信号に変換されたのち出力端子59に出力
される。
また、入力端子51に供給される映像信号SVNは同期分
離回路60に供給され、この同期分離回路60で分離される
水平同期信号HDおよび垂直同期信号VDはコントローラ
61に供給される。そして、このコントローラ61によって
書き込み制御回路55、読み出し制御回路56および切換ス
イッチ57の動作が上述したように制御される。
[発明が解決しようとする課題] このように第9図例によれば、NTSC方式の映像信号SV
NからPAL方式の映像信号SVPに方式を変換することがで
きる。
しかし、このような方式変換回路によれば、2枚のフ
ィールドメモリ53、54を用いて構成され、各フィールド
メモリ53、54にNTSC方式の映像信号SVNを1垂直期間分
記録してから、PAL方式の映像信号SVPに合わせて、走査
線数を増加すると同時に、垂直周波数をも合わせるコン
トロールが必要となる等、簡易な構成にすることができ
なかった。
そこで、この発明では、小容量のメモリを用いて簡易
に方式変換を実現できるビデオテープレコーダを提供す
ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] この発明は、それぞれ一の方式の映像信号が1垂直期
間分記録された第1および第2の記録アジマスの傾斜記
録トラックが交互に形成されてなる磁気テープを再生す
るビデオテープレコーダであって、それぞれ上記第1お
よび第2の記録アジマスに対応した第1および第2のア
ジマス角を有し、互いに180゜の角間隔をもって配され
た第1および第2の回転磁気ヘッドと、それぞれ上記第
2および第1のアジマス角を有し、上記第1および第2
の回転磁気ヘッドに近接して配され、互いに180゜の角
間隔をもって配された第3および第4の回転磁気ヘッド
と、非方式変換時には、磁気テープを一定速度で走行さ
せると共に、磁気テープ上の傾斜記録トラックをそれぞ
れ上記一の方式の映像信号の1垂直期間で走査するよう
に第1〜第4の回転磁気ヘッドを回転させ、方式変換時
には、磁気テープを上記一定速度で走行させると共に、
磁気テープ上の傾斜記録トラックをそれぞれ上記一の方
式とは異なる他の方式の映像信号の1垂直期間で走査す
るように第1〜第4の回転磁気ヘッドを回転させる再生
駆動手段と、非方式変換時には、上記一の方式の映像信
号の1垂直期間毎に、第1および第2の回転磁気ヘッド
の再生信号を交互に取り出して上記一の方式の映像信号
を得、方式変換時には、上記他の方式の映像信号の1垂
直期間毎に、第1または第2の回転磁気ヘッドの再生信
号と第3または第4の回転磁気ヘッドの再生信号とを交
互に取り出して、上記他の方式の映像信号の垂直周波数
と同じ垂直周波数を有すると共に、上記一の方式の走査
線数と同じ走査線数の第1の映像信号を得る再生処理手
段と、方式変換時に、再生処理手段で得られる第1の映
像信号の走査線数を上記他の方式の映像信号の走査線数
にほぼ一致させて上記他の方式の映像信号を得る走査線
数変換手段とを備えるものである。
[作 用] 方式変換時には、再生処理手段より他の方式の映像信
号の垂直周波数と同じ垂直周波数を有すると共に、一の
方式の走査線数と同じ走査線数の第1の映像信号が得ら
れ、そして走査線変換手段より他の方式の映像信号が得
られる。この場合、傾斜アジマス記録された磁気テープ
に対してアジマス角や配設位置が特定された第1〜第4
の磁気ヘッドを使用して再生を行うものであって、方式
変換時には、再生処理手段において、他の方式の映像信
号の1垂直期間毎に第1または第2の回転磁気ヘッドの
再生信号と第3または第4の回転磁気ヘッドの再生信号
とが交互に取り出されて第1の映像信号が得られる。そ
のため、第1または第2の回転磁気ヘッドの再生信号の
うち信号レベルの大きい方を使用すると共に、第3また
は第4の回転磁気ヘッドの再生信号より信号レベルの大
きい方を使用することで、再生処理手段より得られる第
1の映像信号はトラッキングずれによる信号レベルの低
下が少ないものとなり、従って走査線変換手段よりトラ
ッキングずれによるS/Nの低下等が抑制された他の方式
の映像信号を得ることができる。
[実 施 例] 以下、図面を参照しながら、この発明の一実施例につ
いて説明する。本例はNTSC方式からPAL方式に方式を変
換できるようにしたものである。第1図は再生信号の処
理回路を示すものである。
同図において、1は磁気テープであり、この磁気テー
プ1には、第2図に示すように、傾斜記録トラックTA
1、TB1、TA2、TB2、・・・が形成されている。この場
合、アジマス記録が行なわれており、記録トラックTA
1、TA2、・・・と、記録トラックTB1、TB2、・・・との
記録アジマスは互いに異なったものになっている。
各記録トラックTA1、TB1、TA2、TB2、・・・には、そ
れぞれNTSC方式の映像信号SVN(低搬送波FM変調が行な
われた変調輝度信号YFMと、搬送波が低域周波数に変換
された低域変換色信号CLとの合成信号)の1フィール
ド分が記録されている。
第2図において、Tcnは、各記録トラックTA1、TB1、T
A2、TB2、・・・に対応してコントロール信号が記録さ
れているコントロールトラックであり、Tauは音声信号
が記録されているオーディオトラックである。
この磁気テープ1は、第3図に示すように、テープ案
内ドラム2に略180゜の各範囲に亘って巻き付けられ、
後述するキャプスタンによって矢印方向に一定速度で走
行するようにされる。
また、第1図において、HA〜HDは回転磁気ヘッドで
ある。ヘッドHAとHB、HCとHDは、第3図に示すよう
に、互いに180゜の角間隔をもって配設され、ヘッドHA
とHC、HBとHDは、数水平期間(αH)の角間隔をも
って近接して配設される。
ヘッドHAとHDのアジマス角は、上述した記録トラッ
クTA1、TA2、・・・の記録アジマスに対応するものとさ
れる。また、ヘッドHBとHCのアジマス角は、上述した
TB1、TB2、・・・の記録アジマスに対応するものとされ
る。
ヘッドHAとHC、HBとHDは、第4図に示すように、
いわゆるダブルアジマスヘッドとして一体的に形成して
もよい。
これらヘッドHA〜HDは、矢印方向に一定速度をもっ
て回転するようにされる。この場合、出力信号としてNT
SC方式の映像信号SVNを得るとき(非方式変換時)に
は、1800rpmで回転するようにされる。一方、出力信号
としてPAL方式の映像信号SVPを得るとき(方式変換時)
には、1500rpmで回転するようにされる。
第5図はテープ走行系を示す図である。
同図において、ドラムモータ101の回転軸に取り付け
られた周波数発電機FGを構成するヘッド(FGヘッド)10
2より出力されるヘッドHA〜HDの回転数に比例した周
波数信号は、FGアンプ103で増幅されたのち速度検出器1
04に供給される。この速度検出器104からはヘッドHA〜
HDの回転数に応じたレベルの信号が出力され、この信
号は比較器105に供給される。
EDNおよびEDPは、それぞれヘッドHA〜HDが1800rp
mおよび1500rpmで回転するときに速度検出器104より得
られる信号のレベルと同じレベルの信号である。これら
の信号EDNおよびEDPは、それぞれ切換スイッチ106の
N側およびP側の固定端子に供給される。この切換スイ
ッチ106は、非方式変換時にはN側に接続され、方式変
換時にはP側に接続される。
この切換スイッチ106の出力信号は比較器105に基準信
号として供給される。この比較器105より出力される信
号は速度誤差信号として加算器107に供給される。
また、ドラムモータ101の回転軸に取り付けられたパ
ルス発生器(PG)を構成するヘッド(PGヘッド)108よ
り出力されるヘッドHA〜HDの回転位相情報を有するパ
ルス信号はPGアンプ109で増幅されたのち波形整形回路1
10で波形整形されたのち位相比較器111に供給される。
上述したように非方式変換時および方式変換時には、そ
れぞれヘッドHA〜HDが1800rpmおよび1500rpmで回転す
るようにされるので、それぞれのときのパルス信号の周
波数は30Hzおよび25Hzとなる。
112は水晶発振器であり、これからの発振信号は分周
器113に供給される。分周器113からは30Hzの位相安定な
信号が出力され、この信号は切換スイッチ114のN側の
固定端子に供給される。
また、115は水晶発振器であり、これからの発振信号
は分周器116に供給される。分周器116からは25Hzの位相
安定な信号が出力され、この信号は切換スイッチ114の
P側の固定端子に供給される。
切換スイッチ114は、非方式変換時にはN側に接続さ
れ、方式変換時にはP側に接続される。この切換スイッ
チ114の出力信号は位相比較器111に基準位相信号として
供給される。この比較器111より出力される信号は位相
誤差信号として加算器107に供給される。
そして、加算器107では速度誤差信号および位相誤差
信号が加算され、この加算信号はドラムモータドライバ
117に制御信号として供給され、このドライバ117によっ
てドラムモータ101が駆動される。
これにより、ヘッドHA〜HDは、非方式変換時には18
00rpmの回転数、かつ一定位相でもって回転するように
され、方式変換時には1500rpmの回転数、かつ一定位相
でもって回転するようにされる。
また、201はキャプスタンであり、このキャプスタン2
01の回転軸に取り付けられた周波数発電機(FG)を構成
するFGヘッド202より出力されるキャプスタン201の回転
数に比例した周波数信号はFGアンプ203で増幅されたの
ち速度検出器204に供給される。この速度検出器204から
はキャプスタン201の回転数に応じたレベルの信号が出
力され、この信号は比較器205に供給される。
ECは、磁気テープ1よりNTSC方式の映像信号SVNを通
常再生するために必要な速度で磁気テープ1を走行させ
るときに速度検出器204より得られる信号のレベルと同
じレベルの信号である。この信号ECは比較器205に基準
信号として供給される。この比較器205より出力される
信号は速度誤差信号として加算器206に供給される。
また、磁気テープ1のコントロールトラックTcnより
コントロールヘッド207で再生される記録トラックTA1、
TB1、TA2、TB2、・・・の位置情報を有する30Hzのコン
トロール信号は、CTLアンプ208で増幅されたのち波形整
形回路209で波形整形されたのち位相比較器210に供給さ
れる。この位相比較器210には、分周器113より出力され
る位相安定な30Hzの信号が供給される。
この比較器210より出力される信号は位相誤差信号と
して加算器206に供給される。加算器206では速度誤差信
号および位相誤差信号が加算され、この加算信号はキャ
プスタンモータドライバ211に制御信号として供給さ
れ、このドライバ211によってキャプスタンモータ212が
駆動される。
これにより、磁気テープ1は、NTSC方式の映像信号SV
Nを通常再生するために必要な一定速度で走行するよう
にされる。
このようにヘッドHA〜HDの回転数および位相、磁気
テープ1の走行速度が制御され、非方式変換時および方
式変換時には、ヘッドHA〜HDが磁気テープ1の記録ト
ラックTA1、TB1、TA2、TB2、・・・を、次のように走査
するようにされる。
[非方式変換時] ある垂直期間(1/60sec)では、ヘッドHAとHCが記
録トラックTA1、TA2、・・・(第2図参照)を走査する
ようにされ、これに続く垂直期間では、ヘッドHBとHD
が記録トラックTB1、TB2、・・・(第2図参照)を走査
するようにされる。これにより、ヘッドHAおよびHBか
らは、第6図Aに示すように再生信号が出力される。
[方式変換時] ある垂直期間(1/50sec)では、ヘッドHAとHCが軌
跡ta1、ta2、・・・(第2図参照)を走査するようにさ
れ、これに続く垂直期間では、ヘッドHBとHDが軌跡、
tb1、tb2、・・・(第2図参照)を走査するようにされ
る。これにより、ヘッドHAおよびHBからは、第6図B
に示すように再生信号が出力され、またヘッドHCおよ
びHDからは、同図Cに示すように再生信号が出力され
る。
第1図に戻って、ヘッドHAおよびHCからの再生信号
は、それぞれ再生アンプ3Aおよび3Cを介して切換スイッ
チ4のa側およびb側の固定端子に供給されると共に、
ヘッドHBおよびHDからの再生信号は、それぞれ再生ア
ンプ3Bおよび3Dを介して切換スイッチ5のa側およびb
側の固定端子に供給される。そして、切換スイッチ4お
よび5の出力信号は、それぞれ切換スイッチ6のa側お
よびb側の固定端子に供給される。
切換スイッチ4および5には切換制御信号Sswが供給
され、非方式変換時および方式変換時には、次のように
切り換えが制御される。つまり、非方式変換時において
は、a側に接続されたままとされる。また、方式変換時
においては、トラッキングずれによる再生出力の低下を
低減するため、ヘッドHAあるいはHBが軌跡ta1〜ta2、
ta5〜ta7、・・・を走査するときにはa側に接続され、
ヘッドHCあるいはHDが軌跡tb2〜tb4、tb7〜tb9、・・
・を走査するときにはb側に接続される。
また、切換スイッチ6にはヘッド切換パルスRFSWが供
給され、ヘッドHAおよびHCが磁気テープ1上を走査し
ている垂直期間はa側に接続され、ヘッドHBおよびHD
が磁気テープ1上を走査している垂直期間はb側に接続
される。
このように切換スイッチ4〜6の切り換えが制御され
るので、切換スイッチ6からは、次のような信号が出力
される。
つまり、非方式変換時には垂直周波数が60Hzの信号が
出力されると共に(第6図A参照)、方式変換時には垂
直周波数が50Hzの信号が出力信号される(同図D参
照)。なお、記録トラックTA1、TB1、TA2、TB2、・・・
には、元々NTSC方式の映像信号SVNが記録されているの
で、非方式変換時および方式変換時のどちらにおいても
走査線数は525本/フレームとなる。
切換スイッチ6の出力信号はハイパスフィルタ7に供
給されて変調輝度信号YFMが抜き出され、この変調輝度
信号YFMはAGC回路8およびリミッタ9の直列回路を介
してFM復調器10に供給されて復調される。
FM復調器10より出力される輝度信号Yはディエンファ
シス回路11、ローパスフィルタ12およびノイズキャンセ
ラ13の直列回路を介して切換スイッチ14のN側の固定端
子に供給される。
また、切換スイッチ6の出力信号はローパスフィルタ
15に供給されて低域変換色信号CL(搬送波周波数はfS
L)が抜き出される。この低域変換色信号CLはACC回路1
6を介して周波数変換器17に供給され、この周波数変換
器17で周波数変換された色信号Cはバンドパスフィルタ
18を介して切換スイッチ19のN側の固定端子に供給され
る。
ノイズキャンセラ13より出力される輝度信号Yは同期
分離回路20に供給されて水平同期信号HD(水平周波数
はfH)が分離され、この水平同期信号HDはAFC検出器21
に供給される。このAFC検出器21には電圧制御発振器22
の出力信号が分周器23でn分周されて供給され、水平同
期信号HDと周波数比較される。そして、このAFC検出器
21からの比較誤差信号は電圧制御発振器22に制御信号と
して供給される。
そして、電圧制御発振器22の出力信号は分周器24でm
分周されたのち周波数変換器25に供給される。
ここで、搬送波周波数fSLおよび水平周波数fHは、次
の関係を満足している。
fSL=nfH/m なお、方式変換時には、搬送波周波数fSLおよび水平
周波数fHは同じ割合で低下するので、このときにも上述
の関係を満足することになる。
そのため、分周器24より周波数変換器25に供給される
信号の周波数は、非方式変換時および方式変換時のいず
れにおいてもfSLとなる。
また、周波数変換器25には水晶発振器26からの周波数
fSC=3.58MHzの信号が供給され、この周波数変換器25よ
り出力される周波数fSC+fSLの信号は周波数変換器17に
供給される。したがって、周波数変換器17より出力され
る色信号Cの搬送波周波数はfSCとなる。
バンドパスフィルタ18より出力される色信号CはAPC
検出器27に供給され、バーストゲートパルスPBGを用い
てカラーバースト信号が抜き出される。このAPC検出器2
7には水晶発振器26からの周波数fSCの信号が供給され、
カラーバースト信号と周波数比較される。そして、この
APC検出器27からの比較誤差信号は電圧制御発振器22に
制御信号として供給される。これにより、周波数変換器
17より出力される色信号Cの搬送波周波数がfSCに安定
化される。
また、ノイズキャンセラ13より出力される輝度信号Y
は走査線変換器31に供給される。この走査線変換器31は
方式変換時に動作するようにされる。
上述したように再生信号の走査線数は525本/フレー
ムであるので、これを625本/フレームとなるように変
換する。ここで、増加の割合は(625−525)/525=1/5.
25となるので、5.25本に1本の割合で走査線を追加する
ようにすればよい。
第7図は、走査線変換器31の構成例を示すものであ
る。この例では、5本に1本の割合で同一走査線が2度
続けて読み出されて走査線が追加されるようにしたもの
である。
同図において、方式変換時に入力端子301に供給され
る走査線数525本/フレームの輝度信号YはA/D変換器30
2でディジタル信号に変換されたのちラインメモリ303お
よび304に書き込み信号として供給される。これら、ラ
インメモリ303および304は、それぞれ5ライン分の記憶
容量を有するものとされる。
ラインメモリ303、304の書き込みおよび読み出しは、
それぞれ書き込み制御回路305および読み出し制御回路3
06にによって制御される。
この場合、輝度信号Y(第8図Aに図示)は、それぞ
れ5走査線分ずつラインメモリ303および304に交互に書
き込まれると共に(同図B、Cに図示)、他方のメモリ
に書き込まれている期間に読み出される。この際、例え
ば最初の走査線信号が2度連続して読み出され、時間軸
圧縮によって6走査線分が読み出される(同図D、Eに
図示)。
ラインメモリ303および304からの読み出し信号は、そ
れぞれ切換スイッチ307のa側およびb側の固定端子に
供給される。この切換スイッチ307は、ラインメモリ303
および304が読み出し状態となるときには、それぞれa
側およびb側に接続される。これにより、切換スイッチ
307からは、走査線数の増加された輝度信号Y′(同図
Fに図示)が出力される。
ところで、このように5本に1本の割合で走査線数を
増加すると、最終的に走査線数は630本/フレームとな
る。本例においては、有効画面外の一定期間において、
上述したような5走査線分の信号を6走査線分の信号に
して出力する動作の代わりに、5走査線分の信号をその
まま出力するように制御され、最終的に切換スイッチ30
7より出力される輝度信号Y′の走査線数が625本/フレ
ームとなるようにされる。
この切換スイッチ307より出力される輝度信号Y′はD
/A変換器308でアナログ信号に変換されたのち出力端子3
09に供給される。
また、入力端子301に供給される輝度信号Yは同期分
離回路310に供給され、この同期分離回路310で分離され
る水平同期信号HDおよび垂直同期信号VDはコントロー
ラ311に供給される。そして、このコントローラ311によ
って書き込み制御回路305、読み出し制御回路306および
切換スイッチ307の動作が上述したように制御される。
なお、第7図例のラインメモリ303および304として6
走査線分の記憶容量を有するものを用い、これらライン
メモリ303および304に輝度信号Y(第8図Aに図示)を
それぞれ6走査線分ずつ書き込むと共に(同図G、Hに
図示)、その6走査線分の信号を交互に時間軸圧縮をし
て読み出す(同図I、Jに図示)ことによっても、同様
に走査線の増加された輝度信号Y′(同図Kに図示)を
得ることができる。
走査線変換器31の構成は、以上のものに限定されるも
のではない。例えば、変換前の525本の走査線と変換後
の625本の走査線の垂直方向の位置関係から、525本の走
査線信号より重み付けによって625本の走査線信号を形
成するようにしてもよい。この場合にも、小容量のライ
ンメモリを用いて構成することができる。
第1図に戻って、方式変換時に走査線変換器31より出
力される垂直周波数が50Hz、走査線数が625本/フレー
ムのPAL方式の輝度信号Y′は切換スイッチ14のP側の
固定端子に供給される。
また、バンドパスフィルタ18より出力される色信号C
は色復調回路32に供給されて復調される。この色復調回
路32より出力される赤色差信号R−Yおよび青色差信号
B−Yは走査線変換器33を介して色変調回路34に供給さ
れる。これら色復調回路32、走査線変換回路33および色
変調回路34は、方式変換時に動作するように構成され
る。
走査線変換器33は上述した走査線変換器31と同様に構
成される。つまり、方式変換時には、走査線変換器33に
走査線数が525本/フレームの色差信号R−Y、B−Y
が供給されるが、その走査線数が625本/フレームに変
換されて出力される。また、色変調回路34では、PAL方
式に対応してカラーバースト信号の挿入および色差信号
R−Y、B−Yの平衡変調が行なわれる。
これにより、方式変換時には、色変調回路34より垂直
周波数が50Hz、走査線数が625本/フレームのPAL方式の
色信号C′が出力され、この色信号C′は切換スイッチ
19のP側の固定端子に供給される。
切換スイッチ14および19は、それぞれ非方式変換時に
はN側に接続され、方式変換時にはP側に接続される。
これら切換スイッチ14および19の出力信号は加算器35に
供給され、その加算信号は出力端子36に導出される。
本例は以上のように構成され、非方式変換時には、切
換スイッチ106および114(第5図参照)がN側に接続さ
れるので、ヘッドHA〜HDの回転数は1800rpmとなり、
切換スイッチ14および19のN側には、それぞれ垂直周波
数が60Hz、走査線数が525本/フレームのNTSC方式の輝
度信号Yおよび色信号Cが供給される。この非方式変換
時には、切換スイッチ14および19はN側に接続されるた
め、加算器35ではNTSC方式の輝度信号Yおよび色信号C
が加算され、出力端子36にはNTSC方式の映像信号SVNが
得られる。
また、方式変換時には、切換スイッチ106および114が
P側に接続されるので、ヘッドHA〜HDの回転数は1500
rpmとなり、切換スイッチ14および19のP側には、それ
ぞれ垂直周波数が50Hz、走査線数が625本/フレームのP
AL方式の輝度信号Y′および色信号C′が供給される。
この方式変換時には、切換スイッチ14および19はP側に
接続されるため、加算器35ではPAL方式の輝度信号Y′
および色信号C′が加算され、出力端子36にはPAL方式
の映像信号SVPが得られる。
このように本例においては、方式変換時には、ヘッド
HA〜HDの回転数を制御することにより垂直周波数の変
換が行なわれ、走査線変換器31、33では走査線数の変換
のみが行なわれる。つまり、走査線変換器31、33を、例
えば5ライン分の記憶容量の小容量のメモリを用いて構
成することができ、方式変換を小容量のメモリを用いて
簡易に行なうことができる。
なお、上述実施例においては、磁気テープ1にNTSC方
式の映像信号SVNが記録されており、方式変換時にはPAL
方式の映像信号SVPを出力できるようにしたものである
が、これとは逆に磁気テープ1にPAL方式の映像信号SVP
が記録されているものから、同様にしてNTSC方式の映像
信号SVNを出力させるようにすることもできる。
つまり、ヘッドHA〜HDの回転数が1500rpmから1800r
pmに変えられて、垂直周波数が50Hzから60Hzに変換され
る。また、走査線変換器31、33でもって走査線数が625
本/フレームから525本/フレームに変換される。
この場合も、走査線交換器31、33は小容量のラインメ
モリを用いて構成することができ、上述実施例と同様の
作用効果を得ることができる。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明によれば、方式変換時
には、再生処理手段により他の方式の映像信号の垂直周
波数と同じ垂直周波数を有すると共に、一の方式の走査
線数と同じ走査線数の第1の映像信号が得られ、そして
走査線変換手段より他の方式の映像信号が得られる。こ
の場合、傾斜アジマス記録された磁気テープに対してア
ジマス角や配設位置が特定された第1〜第4の磁気ヘッ
ドを使用して再生を行うものであって、方式変換時に
は、再生処理手段において、他の方式の映像信号の1垂
直期間毎に第1または第2の回転磁気ヘッドの再生信号
と第3または第4の回転磁気ヘッドの再生信号とが交互
に取り出されて第1の映像信号が得られる。そのため、
第1または第2の回転磁気ヘッドの再生信号のうち信号
レベルの大きい方を使用すると共に、第3または第4の
回転磁気ヘッドの再生信号より信号レベルの大きい方を
使用することで、再生処理手段より得られる第1の映像
信号はトラッキングずれによる信号レベルの低下が少な
いものとなり、従って走査線変換手段よりトラッキング
ずれによるS/Nの低下等が抑制された他の方式の映像信
号を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は再生信号処理系の構成図、第2図は磁気テープ
の記録トラックパターンを示す図、第3図は回転ヘッド
装置の構成図、第4図は磁気ヘッドの構成図、第5図は
テープ走行系の構成図、第6図は再生信号の説明図、第
7図は走査線変換器の構成図、第8図は走査線変換器の
動作説明図、第9図は従来の方式変換装置の構成図、第
10図はその動作説明図である。 1……磁気テープ 4〜6,14,19,106,114……切換スイッチ 31,33……走査線変換器 HA〜HD……回転磁気ヘッド

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】それぞれ一の方式の映像信号が1垂直期間
    分記録された第1および第2の記録アジマスの傾斜記録
    トラックが交互に形成されてなる磁気テープを再生する
    ビデオテープレコーダであって、 それぞれ上記第1および第2の記録アジマスに対応した
    第1および第2のアジマス角を有し、互いに180゜の角
    間隔をもって配された第1および第2の回転磁気ヘッド
    と、 それぞれ上記第2および第1のアジマス角を有し、上記
    第1および上記第2の回転磁気ヘッドに近接して配さ
    れ、互いに180゜の角間隔をもって配された第3および
    第4の回転磁気ヘッドと、 非方式変換時には、上記磁気テープを一定速度で走行さ
    せると共に、上記磁気テープ上の傾斜記録トラックをそ
    れぞれ上記一の方式の映像信号の1垂直期間で走査する
    ように上記第1〜第4の回転磁気ヘッドを回転させ、方
    式変換時には、上記磁気テープを上記一定速度で走行さ
    せると共に、上記磁気テープ上の傾斜記録トラックをそ
    れぞれ上記一の方式とは異なる他の方式の映像信号の1
    垂直期間で走査するように上記第1〜第4の回転磁気ヘ
    ッドを回転させる再生駆動手段と、 上記非方式変換時には、上記一の方式の映像信号の1垂
    直期間毎に、上記第1および第2の回転磁気ヘッドの再
    生信号を交互に取り出して上記一の方式の映像信号を
    得、方式変換時には、上記他の方式の映像信号の1垂直
    期間毎に、上記第1または第2の回転磁気ヘッドの再生
    信号と上記第3または第4の回転磁気ヘッドの再生信号
    とを交互に取り出して上記他の方式の映像信号の垂直周
    波数と同じ垂直周波数を有すると共に、上記一の方式の
    走査線数と同じ走査線数の第1の映像信号を得る再生処
    理手段と、 上記方式変換時に、上記再生処理手段で得られる上記第
    1の映像信号の走査線数を上記他の方式の映像信号の走
    査線数にほぼ一致させて上記他の方式の映像信号を得る
    走査線数変換手段と を備えることを特徴とするビデオテープレコーダ。
JP1306163A 1989-11-24 1989-11-24 ビデオテープレコーダ Expired - Fee Related JP2735322B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1306163A JP2735322B2 (ja) 1989-11-24 1989-11-24 ビデオテープレコーダ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1306163A JP2735322B2 (ja) 1989-11-24 1989-11-24 ビデオテープレコーダ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03165684A JPH03165684A (ja) 1991-07-17
JP2735322B2 true JP2735322B2 (ja) 1998-04-02

Family

ID=17953806

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1306163A Expired - Fee Related JP2735322B2 (ja) 1989-11-24 1989-11-24 ビデオテープレコーダ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2735322B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0810946B2 (ja) * 1990-10-31 1996-01-31 松下電器産業株式会社 テレビジョン信号再生装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55165075A (en) * 1979-06-11 1980-12-23 Sony Corp Converter for video signal

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03165684A (ja) 1991-07-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0123871B2 (ja)
US3917415A (en) Apparatus and method for reproducing recorded color video signals
JP2735322B2 (ja) ビデオテープレコーダ
JPS6229956B2 (ja)
JP2644054B2 (ja) 方式変換装置
JP2839793B2 (ja) 磁気記録再生装置
JP3196645B2 (ja) 磁気記録再生装置
US5315457A (en) Magnetic recording apparatus with pilot signal recorded in successive tracks with changing pilot frequency
JPS63294082A (ja) 画像記録装置
US4972272A (en) Multi-channel video tape recorder/player having multiple pairs of video heads
JPS6094590A (ja) 磁気記録再生装置
JP2704030B2 (ja) 再生装置
JPS61210502A (ja) 磁気記録再生装置
JPS6231555B2 (ja)
JPS6133309B2 (ja)
JPH02276003A (ja) 磁気記録/再生装置
JPS6117392B2 (ja)
JPS6232879B2 (ja)
JPS6353758B2 (ja)
JPH07118814B2 (ja) 映像信号記録再生装置、映像信号記録装置及び映像信号再生装置
JPH0199385A (ja) 映像信号記録/再生方法
JPH0832017B2 (ja) ビデオ信号及びオーディオ信号再生方法
JPH0527313B2 (ja)
JPH06153229A (ja) カラー映像信号磁気記録再生装置
JPS62267904A (ja) 磁気記録/再生方式

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees