JPH07160741A - 電気回路の動作遅延時間模擬方法 - Google Patents

電気回路の動作遅延時間模擬方法

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JPH07160741A
JPH07160741A JP5309495A JP30949593A JPH07160741A JP H07160741 A JPH07160741 A JP H07160741A JP 5309495 A JP5309495 A JP 5309495A JP 30949593 A JP30949593 A JP 30949593A JP H07160741 A JPH07160741 A JP H07160741A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
input
delay time
stored
memory area
circuit
Prior art date
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Pending
Application number
JP5309495A
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English (en)
Inventor
Katsushi Ono
勝史 大野
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Fuji Facom Corp
Original Assignee
Fuji Facom Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Facom Corp filed Critical Fuji Facom Corp
Priority to JP5309495A priority Critical patent/JPH07160741A/ja
Publication of JPH07160741A publication Critical patent/JPH07160741A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディジタル回路等の電気回路の動作遅延時間
を正確に模擬し得るようにする。 【構成】 従来はディジタル回路を含む電気回路の構成
素子の出力端につながる抵抗,コンデンサなどによる遅
れ時間を無視して動作を模擬するようにしていたが、こ
の発明ではこれらの遅れ時間も考慮して回路の動作遅延
時間を模擬することにより、正確な模擬を可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ディジタル回路を含
む電気回路の動作を計算機により模擬(シミュレーショ
ン)するための模擬方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ディジタル回路を含む電気回路の
動作を計算機で模擬する場合、各素子の機能とタイミン
グ(遅れ時間)を記述したモデルが必要となる。そし
て、素子モデルにおけるタイミング(遅れ時間)設定
は、入力信号のHighレベルからLowレベル、また
はLowレベルからHighレベルへの変化に対し、そ
れぞれ最大,最小,標準のいずれかの遅れ時間を設定す
るようにしている。また、複数の入力信号の変化により
出力信号が変化する場合は各関連パス毎に遅れ時間を設
定し、さらに機能の記述はプリミティブ(基本要素)を
用いた論理式で記述するものとする。
【0003】例えば、図3のような3ステート素子1の
場合のモデルは図4のようになる。なお、図3の4は入
力素子、Toは3ステート素子1の出力端子、Tiは入
力素子4の入力端子、図4の11はバッファ、12,1
3はアンドゲート、14はオアゲート、15はスイッチ
をそれぞれ示している。
【0004】また、図4のR1〜R3は入力信号INの
立ち上がり時の最小,標準,最大の遅れ時間、F1〜F
3は入力信号INの立ち下がり時の最小,標準,最大の
遅れ時間を示し、FHZ1〜FHZ3は出力がHigh
レベルから高インピーダンス状態への移行時、FLZ1
〜FLZ3は出力がLowレベルから高インピーダンス
状態への移行時の最小,標準,最大の遅れ時間、RHZ
1〜RHZ3およびRLZ1〜RLZ3は同じく高イン
ピーダンス状態からHighレベル,Lowレベル移行
時の最小,標準,最大の遅れ時間をそれぞれ示してい
る。
【0005】すなわち、3ステート素子における入力信
号INの変化による出力信号OUTの変化の模擬は、ゲ
ート制御信号Gの変化によりOUTがLow(Hig
h)レベルから高インピーダンス状態に変化する際は、
ゲート制御信号Gの変化から設定されている素子の遅れ
時間tLZ(またはtHZ)だけ遅れて、Low(Hi
gh)レベルから高インピーダンス状態に変化するよう
に模擬している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】つまり、図3のように
3ステート素子1の出力側にプルアップ抵抗(またはプ
ルダウン抵抗)2やコンデンサ3などが接続されている
場合でも、従来は煩雑さを避けるため、これを無視して
模擬するようにしている。しかしながら、実際の動作は
3ステート素子1に接続されているプルアップ抵抗(ま
たはプルダウン抵抗)2やコンデンサ3などにより、信
号が図5(ニ)または(ホ)のように緩慢に立ち上がる
(立ち下がる)ため、素子の遅れ時間に加え、Low
(High)レベルからHigh(Low)レベルにな
る迄の遅れ時間τがある。
【0007】このように、従来はこの遅れ時間τを無視
しているため、実際の動作と異なり正確な動作模擬がで
きないという問題を持つことになる。したがって、この
発明の課題は素子の出力に接続される抵抗やコンデンサ
による遅れ時間も考慮することにより、正確な模擬を可
能にすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るため、この発明では、ディジタル回路を構成する各素
子の論理構成情報と動作遅延時間情報を入力し、前記回
路に信号を入力してから出力が得られるまでの動作を計
算機にて模擬するに当たり、前記回路素子の出力端に接
続された抵抗,コンデンサの定数入力情報にもとづき時
定数を計算し、これを前記素子の遅延時間に加算して各
素子の動作を模擬することを特徴としている。
【0009】
【作用】処理が煩雑となるとして従来は無視していた、
素子の出力端に接続される抵抗やコンデンサの回路定数
から時定数を求め、これを回路本来の遅れ時間に加算す
ることにより、回路動作を正確に模擬し得るようにす
る。
【0010】
【実施例】図1はこの発明の実施例を示すフローチャー
ト、図2はこの発明を実施するに当たって必要とされる
メモリの内容を説明するための説明図である。すなわ
ち、図1は図示されないシミュレータにて実行される処
理手順を示しており、まずは、シミュレーションの対象
となるディジタル回路の各素子の論理構成情報と動作遅
延時間情報とが入力される。ここでも、シミュレーショ
ンの対象となる実際の回路を例えば図3の如き回路であ
るとすると、ステップS1では抵抗2のパラメータ値
(抵抗値)が抽出される。このパラメータ値は、図2の
メモリ領域A1に格納される。
【0011】次に、ステップS2では入力素子4の入力
端子Tiに設定してある入力容量(ここでは、10p
F)を示すパラメータ値が取り出され、上記と同様に図
2のメモリ領域A2に格納される。ステップS3ではメ
モリ領域A1,A2の値から時定数τを演算し、図2の
メモリ領域Wに格納する。このメモリ領域Wに格納され
た値はステップS4で、3ステート素子1の出力端子T
oの時間設定値tZ(FH1,FH2,FH3,FL
1,FL2,FL3)に加算される。このときのメモリ
態様は、領域FH1以下に示されている。
【0012】このような処理をした後、ステップS5で
従来と同様のシミュレーション処理を実行することによ
り、図3の如くプルアップ抵抗2が接続されている3ス
テート素子1の出力端子Toの出力が、Low(Hig
h)レベルからHigh(Low)レベルになる迄、特
にLowから高インピーダンス状態への移行時の遅れ時
間が実際の回路とほぼ同じとなり、正確な模擬が可能と
なる。
【0013】その結果、時定数τを考慮しない場合の模
擬結果は図5(ハ)のようになるのに対し、この発明の
ように時定数τを考慮したときの模擬結果は図5(ニ)
に示すようになる。また、以上ではプルアップ抵抗の場
合について説明したが、図3に点線で示すように、プル
ダウン抵抗21がつながる場合も同様にシミュレートす
ることが可能となり、その結果は図5に(ホ)で示すよ
うになる。なお、以上では主としてディジタル回路につ
いて説明したが、この発明はアナログ回路についても適
用することができる。
【0014】
【発明の効果】この発明によれば、ディジタル回路を含
む電気回路の動作シミュレーションにおいて、信号線に
接続されている抵抗,コンデンサや素子の入力容量を積
極的に考慮するようにしたので、実回路の動作に近いシ
ミュレーションが可能となり、精度が向上するという利
点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示すフローチャートであ
る。
【図2】この発明を実施するに当たって用いられるメモ
リの内容を説明するための説明図である。
【図3】ディジタル回路の1例を示す回路図である。
【図4】図3の3ステート素子のモデル図である。
【図5】図3の動作例を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1…3ステート素子、2…プルアップ抵抗、3…コンデ
ンサ、4…入力素子、11…バッファ、12,13…ア
ンドゲート、14…オアゲート、15…スイッチ、21
…ブルダウン抵抗。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気回路を構成する各素子の論理構成情
    報と動作遅延時間情報を入力し、前記回路に信号を入力
    してから出力が得られるまでの動作を計算機にて模擬す
    るに当たり、 前記回路素子の出力端に接続された抵抗,コンデンサの
    定数入力情報にもとづき時定数を計算し、これを前記素
    子の遅延時間に加算して各素子の動作を模擬することを
    特徴とする電気回路の動作遅延時間模擬方法。
JP5309495A 1993-12-09 1993-12-09 電気回路の動作遅延時間模擬方法 Pending JPH07160741A (ja)

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JP5309495A JPH07160741A (ja) 1993-12-09 1993-12-09 電気回路の動作遅延時間模擬方法

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JPH07160741A true JPH07160741A (ja) 1995-06-23

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ID=17993683

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JP (1) JPH07160741A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012003612A (ja) * 2010-06-18 2012-01-05 Fujitsu Semiconductor Ltd 設計支援プログラム、設計支援装置、および設計支援方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012003612A (ja) * 2010-06-18 2012-01-05 Fujitsu Semiconductor Ltd 設計支援プログラム、設計支援装置、および設計支援方法

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Legal Events

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Effective date: 20041102

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Effective date: 20050329

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