JPH0715972Y2 - 車の移送装置 - Google Patents

車の移送装置

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JPH0715972Y2
JPH0715972Y2 JP1988155329U JP15532988U JPH0715972Y2 JP H0715972 Y2 JPH0715972 Y2 JP H0715972Y2 JP 1988155329 U JP1988155329 U JP 1988155329U JP 15532988 U JP15532988 U JP 15532988U JP H0715972 Y2 JPH0715972 Y2 JP H0715972Y2
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floor
parking
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lifting floor
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岩太郎 森山
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岩太郎 森山
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、地上の車路から地下の車路に、また地下の
車路から地上の車路に車を移送すると共に、地下に駐車
することのできる移送装置に関する。
〔従来の技術〕
近年、都心部において、環境や景観への配慮から、地下
に高速道路等が建設されることがある。この場合、地上
車路と地下車路との間の車の往来は、地上車路と地下車
路とを連絡する螺旋路や傾斜路を利用して行われる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、螺旋路や傾斜路では、断面積が大きく、
全長が長いトンネルを掘削する必要があるため、建設に
コストがかかるという問題があった。
また、螺旋路または傾斜路沿いに駐車スペースを設ける
には、さらに大規模な工事が必要になるという問題があ
った。
そこで、この考案は、低コストで建設でき、かつ、地上
車路と地下車路との間に駐車が可能な地上車路及び地下
車路間の車の移送装置を提供することを課題とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の課題を解決するため、この考案は、地上車路と地
下車路とを連通させるたて坑の内部に昇降自在に設けら
れた昇降床と、前記たて坑の少なくとも片側に複数段設
けられた駐車床と、前記昇降床上と駐車床上とに設けら
れたローラと、そのローラに案内されて移動するパレッ
トと、前記昇降床に設けられた横移送装置とから成り、
前記横移送装置は、昇降床に設けられた可動台と、昇降
床に設けられ、可動台を昇降床上の位置と昇降床上及び
駐車床上に跨がる位置との間で移動させる第1移動機構
と、可動台に設けられ、パレットを昇降床上の位置と駐
車床上の位置との間で移動させる第2移動機構とを備え
た構成を採用したのである。
〔作用〕
この考案に係る車の移送装置により車を地上車路と地下
車路との間で移送するには、昇降床上にパレットを載
せ、パレットの上面の高さを移送元の路面の高さに一致
させて、昇降床上のパレットに車を自走により乗り入れ
た後、昇降床を昇降させる。そして、パレットの上面が
移送元の路面の高さに一致する位置で昇降床を停止さ
せ、車を自走させて移送元の路面に乗り移らせる。
駐車する際には、上記と同様に昇降床上のパレットに車
を載せ、昇降床上のローラと駐車予定先の駐車床のロー
ラの高さが一致する位置で昇降床を停止させて、横移送
装置によりパレットを駐車床に送り込む。
パレットの駐車床への送り込みは、第1移動機構の駆動
により可動台を昇降床上の位置から昇降床上及び駐車床
上に跨がる位置まで移動させ、第2移動機構を駆動し、
パレットを駐車床上に乗り移らせることにより行う。
パレットが駐車床上に乗り移った後、可動台を昇降床上
に引き戻す。
出庫に際しては、昇降床上のパレットを元の駐車床上に
戻し、昇降床をパレットが載っていない状態にして、昇
降床を昇降させ、昇降床上のローラと出庫予定の駐車床
上のローラの高さが一致する位置で昇降床を停止させ
る。そして、第1移動機構の駆動により可動台を昇降床
上の位置から昇降床上及び駐車床上に跨がる位置まで移
動させ、上記入庫の際とは逆方向に第2移動機構を駆動
し、パレットを昇降床上へ引き戻す。その後、可動台を
昇降床上に引き戻す。パレットが昇降床上に乗り移った
後、昇降床を昇降させて昇降床を地上車路または地下車
路に位置づけ、自走により車を路面に乗り移らせる。
〔実施例〕
以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
第1図及び第2図に示すように、この考案に係る車の移
送装置は、地上車路1と地下車路2とを連通させるたて
坑3の内部に昇降自在に設けられた昇降床4と、たて坑
3の左右両側に複数段設けた駐車床5とを備えている。
昇降床4は地上の建屋内に据えつけた捲揚装置6によ
り、ワイヤ7を介して昇降される。
なお、駐車床5はたて坑3の片側だけに設けてもよい。
前記昇降床4上及び駐車床5上には、図3乃至図8に示
すように、並列する多数のローラ8が設けられており、
駐車床5上のローラ8の上方にはパレット9が設けられ
ている。パレット9の対向2辺には下向きに突出する突
出板9aが形成されており、この突出板9aの下縁がローラ
8に支持されることにより、パレット9は昇降床4上及
び駐車床5上において移動可能となっている。
昇降床4の前後両側部にはそれぞれ横移送装置10が設け
られている。この横移送装置10は、昇降床4に設けられ
た可動台11と、昇降床4に設けられ、可動台11を昇降床
4上の位置と昇降床4上及び駐車床5上に跨がる位置と
の間で移動させる第1移動機構12と、可動台11に設けら
れ、パレット9を昇降床4上の位置と駐車床5上の位置
との間で移動させる第2移動機構13とから成る。
可動台11は一側に車輪14を有し、この車輪14が昇降床4
に固定されたレール15に案内されることにより左右方向
に移動する。第1移動機構12は、昇降床4に設けられた
一対のスプロケット16と、このスプロケット16間に掛け
渡され、可動台11の中間部に両端が固定されたチェーン
17とから構成される。第2移動機構13は、可動台11に設
けられた一対のスプロケット18と、このスプロケット18
間に掛け渡されたエンドレスのチェーン19と、チェーン
19に間隔をおいて設けられた二個の爪20とから構成され
る。第1移動機構12及び第2移動機構13は、昇降床4上
に設けられたモータにより駆動される。パレット9の左
右両側部下面には前記爪20と係合する係合部材21が設け
られている。
上記のような車の移送装置により車Aを地上車路1と地
下車路2との間で移送するには、昇降床4上にパレット
9を載せ、パレット9に上面の高さを移送元の路面の高
さに一致させて、昇降床4上のパレット9に車Aを自走
により乗り入れ、運転者が降車した後、昇降床4を昇降
させる。そして、パレット9の上面が移送先の路面の高
さに一致する位置で昇降床4を停止させ、運転者が乗り
込んで自走させることにより、車Aを移送突出の路面に
乗り移らせる。運転者はたて坑3の付近に設置された別
のエレベータで昇降する。
なお、第2図及び第4図に示すように、地下車路2にタ
ーンテーブル22を設けておくと、進行方向に向くよう車
Aを転回させることができる。
駐車床5に駐車する際には、上記と同様に昇降床4上の
パレット9に車Aを載せ、昇降床4上のローラ8と駐車
予定先の駐車床5上のローラ8の高さが一致する位置で
昇降床4を停止させて、横移送装置10によりパレット9
を駐車床5に送り込む。
パレット9の駐車床5への送り込みに際しては、第6図
に示すように、第1移動機構12の駆動により可動台11を
昇降床4上の位置から昇降床4上及び駐車床5上に跨が
る位置まで移動させる。そして、一方の爪20をパレット
9下面の係合部材21に係合させて第2移動機構13を駆動
し、この爪20と係合部材21の係合が外れるまでパレット
9を駐車床5の方向に押す。その後、さらに第2移動機
構13を駆動し、他方の爪20を係合部材21に係合させてパ
レット9を押し、パレット9を完全に駐車床5上に乗り
移らせる。
パレット9が駐車床5上に乗り移った後、可動台11は昇
降床4上に引き戻しておく。
出庫に際しては、昇降床4上のパレット9を元の駐車床
5上に戻し、昇降床4をパレット9が載っていない状態
にして、昇降床4を昇降させ、昇降床4上のローラ8と
出庫予定の駐車床5上のローラ8の高さが一致する位置
で昇降床4を停止させる。そして、第1移動機構12の駆
動により可動台11を昇降床4上の位置から昇降床4上及
び駐車床5上に跨がる位置まで移動させ、上記入庫の際
とは逆方向に第2移動機構13を駆動し、二個の爪20を順
次パレット9下面の係合部材21に係合させてパレット9
を昇降床4上へ引き戻す。その後、可動台11を昇降床4
上に引き戻す。
パレット9が昇降床4上に乗り移った後、昇降床4を昇
降させて昇降床4を地上車路1または地下車路2に位置
づけ、自走により車Aを路面に乗り移らせる。
〔効果〕 この考案によれば、以上のように、地上車路と地下車路
とを連通させるたて坑の内部に昇降床を昇降自在に設
け、この昇降床により地上車路と地下車路との間の車の
移送を行うようにしたので、地上と地下とを最短距離で
連絡でき、螺旋路や傾斜路に比べて低コストで建設する
ことができる。
また、上記たて坑として、地下車路建設時の資材搬入用
たて坑を利用することもでき、この場合、著しくコスト
を低減することができる。
さらに、たて坑の少なくとも片側に駐車床を複数段設
け、昇降床と駐車床との間でパレットを受け渡す上記の
ような構成の横移送装置を昇降床に設けたので、たて坑
及び昇降床を有効に利用して駐車スペースを確保するこ
とができると共に、車を載せたパレットを昇降床と駐車
床との間で確実に受け渡すことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の概略を示す縦断正面図、第2図は同上
の縦断側面図、第3図はたて坑中間部の横断平面図、第
4図は地下車路部分の横断平面図、第5図は昇降床を駐
車床に位置づけた状態を示す図、第6図は横移送装置の
動作状態を示す要部拡大正面図、第7図は同上の平面
図、第8図は同上の側面図である。 A……車、1……地上車路、2……地下車路、3……た
て坑、4……昇降床、5……駐車床、8……ローラ、9
……パレット、10……横移送装置、11……可動台、12…
…第1移動機構、13……第2移動機構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】地上車路と地下車路とを連通させるたて坑
    の内部に昇降自在に設けられた昇降床と、前記たて坑の
    少なくとも片側に複数段設けられた駐車床と、前記昇降
    床上と駐車床上とに設けられたローラと、そのローラに
    案内されて移動するパレットと、前記昇降床に設けられ
    た横移送装置とから成り、前記横移送装置は、昇降床に
    設けられた可動台と、昇降床に設けられ、可動台を昇降
    床上の位置と昇降床上及び駐車床上に跨がる位置との間
    で移動させる第1移動機構と、可動台に設けられ、パレ
    ットを昇降床上の位置と駐車床上の位置との間で移動さ
    せる第2移動機構とを備えた車の移送装置。
JP1988155329U 1988-11-28 1988-11-28 車の移送装置 Expired - Lifetime JPH0715972Y2 (ja)

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JPH0274464U JPH0274464U (ja) 1990-06-07
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