JPH07159643A - 光ファイバの融着接続方法 - Google Patents

光ファイバの融着接続方法

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JPH07159643A
JPH07159643A JP33943493A JP33943493A JPH07159643A JP H07159643 A JPH07159643 A JP H07159643A JP 33943493 A JP33943493 A JP 33943493A JP 33943493 A JP33943493 A JP 33943493A JP H07159643 A JPH07159643 A JP H07159643A
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ecf
optical fibers
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center alignment
cores
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Yosuke Suzuki
要介 鈴木
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Fujikura Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 SM光ファイバの融着接続に際して、コア調
心が終った後、さらに表面張力によって生ずる軸ズレ減
少量だけの軸ズレを付加する方法は、ECF調心として
知られている。しかしこの方法には、接続部近傍のコア
12に歪が残り、そのために接続損失が大になるという
問題がある。これを解決する。 【構成】 コア調心の終了時にECF調心をしないで、
直ちに加熱融着に入る。予加熱の後、光ファイバが接触
して、コアを含む先端部分が少し融着した時点以後に、
光ファイバを、ECF調心方向(符号14)に、少しず
つ動かす。そして、加熱放電の終るのとほぼ同時に、表
面張力によって生ずる軸ズレの減少量と等しい量だけ、
動かしきるようにする。このようにすると、接続後、コ
ア先端に残留する歪が無くなり、従来のECF調心に比
べて接続損失が大幅に低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光ファイバの融着接
続方法に関し、特にECF調心(後記参照)を併用する
融着接続方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ECF調心を併用する融着接続方法を図
3について述べる。 光ファイバ融着接続機に光ファイバ10をセットす
る(a)。たとえ外径同士が正確に位置合わせしてあっ
ても、コア12は偏心していて外れていることが多い。 そこで、コア12の調心をする(b)。このとき、
両方の光ファイバ10間の外径に、Dの軸ズレができ
る。なお、左右の光ファイバ10の外径は等しいと見て
差し支えないので、本明細書では、光ファイバ10の外
側面の食い違いを軸ズレと云うことにする。
【0003】 このまま加熱融着すると、光ファイバ
表面に生じる表面張力によって、光ファイバ10は軸ズ
レDが減少する方向に動き、それに伴ってコア12の位
置もずれる。それを防ぐために、次のECF調心を行
う。
【0004】 すなわち、(c)のように、コア調心
が終った後、さらに△Dだけの軸ズレを付加する、すな
わち、ECF調心を行う。説明の都合上、この付加する
方向(同図矢印14)をECF調心方向と云うことにす
る。 以上のECF調心をしておいて、加熱融着を行う。
加熱は、通常の(ECF調心でない)融着と同じく、予
加熱、押込み、整形加熱の工程で行われる。加熱融着に
より、同図(d)のように、表面張力によって光ファイ
バ間の軸ズレは、Dに戻り、コア12は調心状態を保
つ。
【0005】 上記のECF調心量△Dは、次のよう
にして求める(フジクラ技報,71号,p.5)。
【数1】
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のECF調心によ
り、加熱融着接続の後、コア軸は一致する。しかし、図
3(d)のように、接続部近傍のコア12に多少の歪が
残る。そのため、接続損失が大になる。
【0007】
【課題を解決するための手段】図1と図2を参考にして
述べる。 融着機に光ファイバ10をセットし(a)、コア1
2の調心を行う(b)ところまでは、従来のECF調心
の場合と同じにするが、それ以後、次のようにする。 予加熱を含む加熱工程に入る(図2)。予加熱の
後、光ファイバを押し込みながら、表面張力によって生
ずる軸ズレの減少量(図2のd)と等しい量だけ、光フ
ァイバを、ECF調心方向に駆動する。
【0008】
【作 用】 予加熱により、光ファイバの端面は、少し溶融する
(図1(c))。その後、光ファイバ端面が接触するま
で押し込んでゆくが、光ファイバが接触したとき(図1
(d))、両光ファイバはコア軸調心されているので、
コアの先端(溶融している)が接触し、融着された状態
になる。 そのため、その時点以後に、光ファイバを、押し込
みながらECF調心方向に駆動しても、コアの先端に食
い違いができにくくなる。
【0009】 図2のように、表面張力によって生ず
る軸ズレの減少量dと等しい量だけ、光ファイバを、E
CF方向に駆動すると、軸ズレの変動は相殺される。す
なわち、加熱が終ったとき、両光ファイバ間に加熱前の
軸ズレDが保たれ、コア軸調心の状態が保たれる。
【0010】
【融着接続の手順】本発明の融着の手順を(上記[課題
を解決するための手段]で述べたことと重複する部分も
あるが)、まとめて、図1,図2について説明する。加
熱は、たとえばアーク放電によるものとする。
【0011】 従来同様に、融着接続機に光ファイバ
10をセットする(図1(a))。 コア12の調心をする(同図(b))。このとき、
光ファイバ10間にDの軸ズレができる(図2)。 放電を開始し、まず予加熱をする(図2)。予加熱
により、光ファイバ10の端面は若干溶融する(図1
(c))。放電は継続する。
【0012】 片側の光ファイバ10を前進させ押し
込んでゆく。光ファイバ10同士が接触した時点(図1
(d))から、ECF調心を始める。すなわち、ECF
調心方向(すなわち、ファイバの径方向)に、表面張力
によって生ずる軸ズレ減少量dだけ、図示しない駆動装
置により、駆動する。ただし、一気に駆動するのではな
い。図2に示すように、少しずつ駆動して、放電終了と
ほぼ同時に、ECF調心の駆動も終了するようにする。
【0013】 そのためには、ECF調心のための駆
動速度を決める必要がある。それは、次のようにして決
める。上記のコア調心直後に、テレビカメラを用いた
周知の2方向観察方式等により、軸ズレDを測定してお
く。それから表面張力によって生ずる軸ズレ減少量dを
求める。この場合は、放電前の軸ズレがDであるから
(従来のECF調心のようにD+△Dでない)から、表
面張力によって生ずる軸ズレ減少量dは、上記式から
直ちに求められる。よって、押込みによる光ファイバ端
面の接触から放電終了までの時間が決まれば、図2か
ら、ECF調心のための駆動速度は、tanθとして、求
められる。
【0014】 上記のECF調心駆動を行いながら、
押込みと整形加熱を行う(図2)。 最適な放電時間に達したら、放電を終了する。EC
F調心方向の駆動もこの前後の微小時間内に終了する。
ECF調心の駆動終了が放電停止前になるか後(ただし
光ファイバに流動性が残っている間)になるかは偏心量
により異なる場合が考えられる。
【0015】 上記の説明では、ECF調心方向の駆
動を等速運動とした。 加熱融着に際して表面張力によって生ずる軸ズレ減少量
は、上記式から分かるように、直線的でない。したが
って、厳密に見れば、軸ズレDは、図2のように一定の
まま推移するのではなくて、波打つようになる。しか
し、最終的に表面張力によって生ずる軸ズレ減少量とE
CF調心の駆動量とが相殺されて、軸ズレがDに落ち着
けば、その途中において多少の変動があっても問題ない
(コアの先端はECF調心の駆動期間中、融着されたま
まである)。
【0016】さて、上記実施例は、正確なコア軸調心が
完了した後の押込み工程中のECF調心について叙述し
たものであるが、本発明の主旨は、光ファイバの押込み
とECF調心を同時に行うことにあるから、他に種々の
変形実施例が存在する。たとえば、ECF調心の開始
は、光ファイバの接触直後からには限定されず、概ねそ
の時点の前後あたりからでも構わず、また、加熱前のコ
ア軸調心も概ね行っておけば良い。これらの場合、EC
F駆動量や速度等は、式を多少変形することにより容
易に求めることが可能である。
【0017】
【発明の効果】予加熱の後、光ファイバが接触した時点
以後に、表面張力によって生ずる軸ズレの減少量と等し
い量だけ、光ファイバを、ECF調心方向に駆動するの
で、接続後、コア先端に残留する歪を無くすることがで
きる。その結果、従来のECF調心に比べて接続損失を
大幅に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法の説明図。
【図2】本発明におけるる、加熱時間経過と、ECF調
心の駆動と、表面張力によって生ずる軸ズレ減少量との
関係の説明図。
【図3】従来のECF調心方式の説明図。
【符号の説明】
10 光ファイバ 12 コア 14 ECF調心方向

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コア軸を概ね調心し、その後、予加熱を
    含む加熱により光ファイバを融着接続する方法であっ
    て、前記予加熱の後、光ファイバが概ね接触した時点あ
    たりから、表面張力によって生ずる軸ズレ減少量を補償
    するように、光ファイバを、ECF調心方向に駆動す
    る、光ファイバの融着接続方法。
  2. 【請求項2】 コア軸を調心し、その後、予加熱を含む
    加熱により光ファイバを融着接続する方法であって、か
    つ前記コア軸調心の結果左右の光ファイバ間に軸ズレが
    生ずる場合において、前記予加熱の後、少なくとも光フ
    ァイバが接触した時点以後に、表面張力によって生ずる
    軸ズレの減少量と等しい量だけ、光ファイバを、ECF
    調心方向に駆動する、光ファイバの融着接続方法。
JP33943493A 1993-12-03 1993-12-03 光ファイバの融着接続方法 Expired - Fee Related JP3333028B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100443161B1 (ko) * 2002-03-06 2004-08-04 주식회사 포앤티 비정렬 접속 필터 제조방법
US7140786B2 (en) 2004-11-30 2006-11-28 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Method for fusion splicing optical fibers and fusion splicer

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KR100443161B1 (ko) * 2002-03-06 2004-08-04 주식회사 포앤티 비정렬 접속 필터 제조방법
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