JPH071590A - 物品へのフィルムの貼着装置と方法 - Google Patents

物品へのフィルムの貼着装置と方法

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JPH071590A
JPH071590A JP9348494A JP9348494A JPH071590A JP H071590 A JPH071590 A JP H071590A JP 9348494 A JP9348494 A JP 9348494A JP 9348494 A JP9348494 A JP 9348494A JP H071590 A JPH071590 A JP H071590A
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JP
Japan
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strip material
frame body
sticking
porous member
elastic
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Application number
JP9348494A
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English (en)
Inventor
James G Mitchell
グレゴリー ミッチェル ジェイムズ
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3M Co
Original Assignee
Minnesota Mining and Manufacturing Co
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D65/00Designing, manufacturing, e.g. assembling, facilitating disassembly, or structurally modifying motor vehicles or trailers, not otherwise provided for
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B44DECORATIVE ARTS
    • B44CPRODUCING DECORATIVE EFFECTS; MOSAICS; TARSIA WORK; PAPERHANGING
    • B44C1/00Processes, not specifically provided for elsewhere, for producing decorative surface effects
    • B44C1/16Processes, not specifically provided for elsewhere, for producing decorative surface effects for applying transfer pictures or the like
    • B44C1/165Processes, not specifically provided for elsewhere, for producing decorative surface effects for applying transfer pictures or the like for decalcomanias; sheet material therefor
    • B44C1/17Dry transfer
    • B44C1/1733Decalcomanias applied under pressure only, e.g. provided with a pressure sensitive adhesive

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  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 裏付感圧粘着フィルム片を車体部材表面に貼
着するための、効果的で構成が簡単な装置及び方法を提
供する。 【構成】 貼着装置10は弾性多孔質部材40を取付け
た貼着フレーム体32を備える。圧縮/真空動力源30
は貼着フレーム体32の真空室に連結され、弾性多孔質
部材40を通して空気の流れを真空室内に引き込み、弾
性多孔質部材40の外表面58に真空圧を生じさせる。
この真空圧は、貼着フレーム体32のあらゆる姿勢にお
いて、フィルム片54を弾性多孔質部材40の外表面5
8に保持させるに充分なものである一方で、フィルム片
54の貼着時にはフィルム片54を弾性多孔質部材40
に保持させるに足りないものであり、接触によってフィ
ルム片54が後ろあおり56の上縁部55に移される。
貼着されたフィルム片54は少なくとも1つのローラ9
2によってならされ、均一な貼着が確保される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フィルム等の材料のス
トリップ又はウェブを、平坦面、凹凸面、不連続面、又
はそれらの組合せからなる物体表面に均一に貼着するた
めの装置及び方法に関する。特に本発明は、保護用の裏
付感圧粘着フィルムを、車両の本体パネル、特にピック
アップトラックの後ろあおり(tailgate)の上縁部に貼
着するための装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】アクセントストライプ、木目調パネル、
保護用透明ストライプ等の形態の裏付感圧粘着フィルム
を車体に貼着することは、典型的に労力及び時間を消費
する作業である。この作業は主として手作業であり、フ
ィルムを準備してそれを正確に方向付けしつつ車体部材
に貼着するために、一般に1人以上の作業者を要する。
貼着されるフィルム片を準備するために、フィルムは1
人以上の作業者によって保持されるか、又は粘着面を露
出して適当な支持面に置かれる。さらに、アルコール/
水性流動媒体をフィルムの露出粘着面に塗布し、感圧粘
着剤の粘着力を一時的に低下させることは知られてい
る。これにより、感圧粘着剤の粘着性が人や物体との望
ましくない接触による不利な影響を受けにくくなるの
で、フィルムの取扱いが容易になる。また、アルコール
/水性流動媒体を、フィルムが貼着される車体部材の表
面に塗布することもできる。アルコール/水性流動媒体
は、適当な噴霧装置を使用して塗布される。
【0003】アルコール/水性流動媒体をフィルム及び
車体部材に塗布した後、1人以上(フィルム片の寸法及
び扱い難さによって決まる)の作業者は、フィルムの感
圧粘着面を車体部材の表面に接触させつつ、車体部材に
フィルムを手作業で貼着する。車体部材表面にフィルム
片を貼着する手作業の性質により、まずフィルムは、普
通は車体上でほぼ所望の位置及び方向に置かれる。フィ
ルムの感圧粘着面及び車体部材の表面に予め塗布された
アルコール/水性流動媒体は、車体部材に対するフィル
ムのある程度の調整を可能にして、車体部材上でのフィ
ルム片の所望の位置決め及び方向付けを行えるようにす
る。車体部材表面に貼着されたフィルムに対し、典型的
にプラスチック製スキージ及びフェルトブロックを用い
て、気泡及びアルコール/水性流動媒体をフィルムと車
体部材表面との間から押し出す。この最後の作業は、全
ての流動媒体が蒸発したときにフィルムと車体部材との
間に恒久的かつ均一な感圧粘着性接触を確保するための
ものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】裏付感圧粘着フィルム
片を車体部材表面に貼着する上記作業の主たる手作業の
性質により、この作業は退屈かつ面倒で時間を消費する
ものであった。しかも、フィルム片を車体部材に貼着す
るために1人以上の作業者に要求される手作業は、車体
表面上でのフィルムの正確な位置決めに寄与しない。ア
ルコール/水性流動媒体の使用は、塗布しておけば車体
部材表面に対するフィルムのある程度の調整を可能にす
るが、この自由度の限定的特性は、フィルムと車体部材
表面との間のアルコール/水性流動媒体の品質及び使用
範囲に大きく依存する。したがってフィルムには接触に
よって車体部材表面に付着し易い部分が残り、フィルム
と車体部材との最初の接触が生じてしまうとそれ以上の
位置調整ができなくなる。この課題は、フィルム片の位
置ずれを生じるだけでなく、車体部材表面とフィルム片
との間に気泡を閉じ込めてしまうことになる。気泡の閉
じ込み及び位置ずれは、いずれも外観を損なうものであ
り容認できない。
【0005】このように、裏付感圧粘着フィルム片を車
体部材表面に貼着するための、効果的で構成が簡単な装
置及び方法が所望されている。特に貼着装置は、気泡の
閉じ込みを最小限にしつつ正確な位置決めのもとに迅速
にフィルムを車体部材表面に貼着できる必要がある。ま
た貼着方法は、手作業に偏ったり退屈で面倒なものであ
ったりしないことが肝要である。
【0006】
【課題を解決するための手段とその作用】本発明は、ス
トリップ材料やウェブ材料を物体表面に貼着するため
の、上記の課題及び欠点を解消した装置及び方法であ
る。特に、本発明に係る装置及び方法によれば、物体表
面が複雑な凹凸等の不連続形状を有する場合にも、上記
フィルム片等を物体表面に正確に位置決めできる。さら
に上記フィルム片等を、平滑に貼着して気泡の閉じ込め
を効果的に排除できる。
【0007】本発明に係る貼着装置は、好ましくは真空
室と入口部と出口部とを備えた貼着フレーム体を備え
る。入口部と出口部とは真空室に空気流通可能に連通さ
れる。弾性多孔質部材は、真空室への入口部の上方で貼
着フレーム体に取付けられる。弾性多孔質部材は、物体
表面に貼着されるストリップ材料を支持するための形状
を付与され、好ましくはストリップ材料を正確に位置決
めする位置決め手段を備えることができる。真空室の出
口部には真空源が連結される。真空源は、弾性多孔質部
材を通して空気の流れを真空室に引き込んで、弾性多孔
質部材の外表面に真空圧を生じさせる。この真空圧は、
ストリップ材料を弾性多孔質部材に保持するに充分なも
のである一方で、ストリップ材料が物体表面に接触した
ときには、ストリップ材料を弾性多孔質部材に保持する
に不充分なものであることが好ましい。それにより、ス
トリップ材料を物体表面に貼着する際に、ストリップ材
料は弾性多孔質部材から物体表面に移動される。或い
は、ストリップ材料の物体表面への粘着性に対応して、
移動の間に真空圧を削減又は排除することもできる。
【0008】弾性多孔質部材の外表面は好ましくは凸面
形状を有し、弾性部材が物体に押付けられたときに裏付
感圧粘着フィルム片等のストリップ材料が物体表面に徐
々に貼着されるようになっている。フィルムは、最初の
接触線からその接触線が両方向へ外側に広がるように徐
々に車体部材等の物体に貼着され、以て車体部材表面と
フィルム片との間への空気の閉じ込めが実質的に防止さ
れる。物体の表面形状に対応して、他の外表面形状を採
用することもできる。いずれの場合も、弾性部材が物体
に押付けられたときに、ストリップ材料は最初の接触線
からその接触線が少なくとも一方向に広がるように貼着
されることが好ましい。
【0009】さらに、好ましくは位置合せ組体が貼着フ
レーム体に取付けられる。位置合せ組体は、離間配置さ
れた複数の引込式位置合せピンを備えることが好まし
い。それらのピンは、延長状態においてフィルム片の周
縁部に接触してフィルム片を弾性多孔質部材の外表面に
対して位置合せするように位置決めされる。さらにこの
貼着装置は、フィルムが位置合せされた後でかつフィル
ムが車体部材等の物体表面に接触する前に、フィルム片
の露出粘着面に流動媒体を散布する散布装置をさらに備
えることが好ましい。また、フィルム片が車体部材に接
触する前に車体部材表面に流動媒体を分配する分配装置
を、貼着フレーム体に取付けることが好ましい。好まし
くは貼着フレーム体にさらに取付けられる複数のならし
ローラは、フィルムが車体部材表面に貼着された後に、
フィルム片の表面部分に沿って転動するように制御さ
れ、以てフィルムと車体部材表面との間の均一かつ平滑
な接触を確保する。
【0010】本発明はさらに、ストリップ材料を物体の
表面に貼着する方法であって、貼着フレーム体に取付け
られた弾性部材にストリップ材料を搭載し、ストリップ
材料を弾性部材に保持する手段を作動させ、弾性部材に
保持されたストリップ材料と物体表面との間に接触を生
じさせて、ストリップ材料を弾性部材から物体表面へ移
動させかつ貼着する、各ステップを具備する方法を提供
する。
【0011】上記の貼着装置及び貼着方法は比較的に単
純な構成である。貼着装置及び貼着方法は、気泡の閉じ
込めを最小限にするとともに正確な位置合せを確保しつ
つ、裏付感圧粘着フィルムを迅速かつ効果的に車体部材
表面に貼着することを可能にする。さらに貼着装置は、
フィルム片を車体部材表面に貼着する際に普通は必要と
なる手作業を削減し、貼着作業の退屈さを低減する。
【0012】
【実施例】図1は、本発明に係る貼着装置10の全体を
示す。貼着装置10は、下方支持機構12と上方支持機
構13とによって構成される支持組体11を備える。下
方支持機構12は、相互に離間された第1及び第2支持
要素14を備え、それら支持要素が横断要素16によっ
て固定的に連結される。第1及び第2支持要素14の各
々は、支持組体11の移動を容易にするために、離間配
置された一対のキャスタ18を備える。図1に示すよう
に、第1及び第2支持要素14の各々はさらに、好まし
くはU字状の堅固な直立支持要素20を備える。
【0013】各直立支持要素20は、シリンダ本体23
と伸縮ロッド24とからなる空気式昇降部材22を収容
する。図1に示すように、シリンダ本体23は下方支持
機構12に連結され、伸縮ロッド24は上方支持機構1
3の直立支持部材26に連結される。直立支持部材26
はさらに、横断部材28によって相互に固定的に連結さ
れる。昇降部材22は、従来通り、適当なホースライン
29を介して圧縮/真空動力源30に連結される。圧縮
/真空動力源30は、好ましくはやはりキャスタ31に
載せられ、昇降部材22に空気圧力を供給して伸縮ロッ
ド24をシリンダ本体23に対し移動させ、それにより
上方支持機構13を下方支持機構12に対して昇降させ
る。
【0014】他の多くの支持組体を考案でき、また親ね
じ等の機械的装置や動力駆動又は手動駆動される他の油
圧又は気圧装置を備えた他の周知の昇降機構を、空気シ
リンダ式の昇降部材22と置換できることは理解されよ
う。好適な実施例によれば、貼着装置10の上方支持機
構13は回転可能な貼着フレーム体32を備える。図2
に明示されるように、貼着フレーム体32は、第1側壁
34、第2側壁35、両端壁36、及び底壁37(図3
〜図8参照)によって形成される上開き容器33を備え
る。容器33は真空室38を形成する。弾性多孔質部材
40は、容器33の開放上端すなわち入口部42(図3
参照)の上に取付けられる。入口部42は真空室38に
空気流通可能に連通される。1つの好ましい実施例で
は、弾性多孔質部材は、ポリウレタンエステルフォーム
等の連続気泡フォーム片である。
【0015】図1及び図2に明示されるように、貼着フ
レーム体32は、長手軸線43の周りを回転するように
上方支持機構13に取付けられる。そのために、両端壁
36はスタブ軸44,45をそれぞれ備え、それらスタ
ブ軸44,45が直立支持部材26の穴46(図2参
照)に回転可能に受容される。レバー腕48はスタブ軸
44に固定的に連結され、レバー腕48を手動操作する
ことにより貼着フレーム体32が長手軸線43の周りを
回転するようになっている。或いは、所望により貼着フ
レーム体32を、周知の駆動手段によって軸線43の周
りで回転させることもできる。スタブ軸45は、真空室
38に空気流通可能な貫通孔すなわち出口部50を備え
る。図1に明示されるように、真空室38からの出口部
50は、導管52に収容された適当なホースラインを介
して圧縮/真空動力源30に連結される。
【0016】本発明の方法によれば、貼着フレーム体3
2に取付けられた弾性多孔質部材40は、ストリップ材
料を支持する。好適な実施例によれば、好ましくはスト
リップ材料は、物体表面に貼着される保護用の透明な裏
付感圧粘着フィルム54の一片である。例えばスコッチ
(商標名)ブランドカラーフィルム等の、感圧粘着剤を
使用しない他の紙、箔、フィルム等を、本発明の装置に
よって貼着することもできる。他方、そのようなフィル
ムのストリップ材料が貼着される物体は、冷蔵庫の扉、
ヘリコプタの羽根、自動車のボンネット等である。しか
しながら、1つの好ましい適用によれば、物体はピック
アップトラックの後ろあおり56等の車体部材であり、
好ましくはその表面は後ろあおり56の上縁部55であ
る。真空室38の出口部50に連結される圧縮/真空動
力源30は、弾性多孔質部材40を通して空気の流れを
真空室38内に引き込み、弾性多孔質部材40の外表面
58に真空圧を生じさせる。
【0017】この真空圧は、貼着フレーム体32のあら
ゆる姿勢において、フィルム片54を弾性多孔質部材4
0の外表面58に保持させるに充分なものである。しか
しながら真空圧は、フィルム片54が後ろあおり56の
上縁部55に貼着されるときには、接触によってフィル
ム片54が後ろあおり56の上縁部55に移されるよう
に、フィルム片54を弾性多孔質部材40に保持させる
に不充分なものであることが望ましい。或いは、圧縮/
真空動力源30を自動又は手動制御して、フィルム転移
の間に弾性多孔質部材40の外表面58における真空圧
を低減させるか排除することもできる。圧縮/真空動力
源30は、フィルムがその露出面に一般的な感圧粘着剤
を有する場合、好ましくは8〜12気圧、さらに好まし
くは約10気圧の真空圧を付与して、上記の保持及び転
移を可能にする。
【0018】弾性多孔質部材40は、横断面にて凸状の
外表面58を呈するように形成されることが好ましい
(図3参照)。さらに好ましくは、外表面58は中心角
約180°の円筒の弓形切片形状を有する。外表面58
の形状は次の点で重要である。すなわち、フィルム片5
4等のストリップ材料を、後ろあおり56等の物体にま
ず接触線に沿って貼着し、次いで弾性多孔質部材40を
さらに物体に押付けることにより接触線から材料の縁部
に向かって貼着することが要求されるのである。
【0019】しかしながらこのような貼着は、外表面5
8の形状だけでなく、材料が貼着される物体表面の形状
にも依存する。物体表面が平坦な場合、外表面58は横
断面において平坦でかつ物体表面に対して傾斜してもよ
い。他方、物体表面が連続曲面又は凹凸面の場合、外表
面58は平坦であれば足りる。図示のような円筒状表面
は、鏡像凹面を除くほとんど全ての状況において作業で
きる点で好ましい。また、接触線が最初にどこに生じる
かは重要ではない。すなわち接触線は、ストリップ材料
の一縁部に最初に生じて他縁部に向かって貼着が行なわ
れてもよいし、両長手縁部の中間に最初に生じて両縁部
に向かって同時に貼着が行なわれてもよい。
【0020】図1、図3及び図4に明示されるように、
貼着フレーム体32は、離間配置された複数の引込可能
な位置合せ機構60によって構成される位置合せ装置を
備える。位置合せ機構60は図2には明示されない。各
位置合せ機構60は、シリンダ本体61と伸縮式位置合
せピン62とを備える。シリンダ本体61は、貼着フレ
ーム体32の側壁34,35、端壁36又は底壁37、
若しくはそれらの幾つかに、慣例のように取付けること
ができる。いずれの場合も、弾性多孔質部材40を貫通
する適当な通路が各ピン62のために設けられる。ま
た、各ピン62は、貼着フレーム体32の内部に完全に
引き込まれて、後述するようにフィルム貼着装置の作動
を妨げないことが望ましい。慣例のように位置合せ機構
60は、好ましくは導管52に収容された適当なホース
ラインを介して、圧縮/真空動力源30に連結かつ制御
される。圧縮/真空動力源30は、位置合せ機構60に
空気圧力を付与し、伸縮式位置合せピン62をシリンダ
本体61に対して移動させる。伸縮式位置合せピン62
は、延長状態(図1及び図3)と引込状態(図4)との
間で移動できる。延長状態で位置合せピン62は、弾性
多孔質部材40の外表面58の上方に延びてフィルム片
54の周縁に接触し、フィルム片54を弾性多孔質部材
40に対して位置合せする。また、引込状態で位置合せ
ピン62は、弾性多孔質部材40の外表面58の下方に
引き込まれる。位置合せピン62は、フィルム片54を
弾性多孔質部材40に対して位置合せするに適した位置
に位置決めされ、それにより、フィルム片54を後ろあ
おり56の上縁部55に貼着する際にフィルム片54が
後ろあおり56の上で所望の方向付けのもとに正確に位
置合せされる。後述するように、フィルム貼着作業を妨
げない範囲で他の位置合せ手段を使用することもでき
る。
【0021】図1及び図3に明示されるように、上方支
持機構13はさらに散布装置64を備える。散布装置6
4は、横断部材28の下面68に取着される噴霧バー6
6を備える。噴霧バー66は慣例的に、適当なホースラ
イン70を介して圧縮/真空動力源30に連結される。
噴霧バー66は、離間配置された複数の噴霧ノズル72
を備え、圧縮/真空動力源30内の容器(図示せず)か
ら流動媒体が噴霧ノズル72を通して散布される。もち
ろん、流体容器及びポンプ装置を別に設けることもでき
る。また、流動媒体は好ましくはアルコール/水性流動
媒体74(図3参照)であり、フィルム片54の感圧粘
着面73からなる露出面に散布される。流動媒体74
は、フィルム片54を後ろあおり56の上縁部55に貼
着する前に、フィルム片54の感圧粘着面73に塗布さ
れる。アルコール/水性流動媒体74は、フィルム片5
4の粘着面73の感圧粘着剤の粘着性を一時的に低下さ
せる。アルコール/水性流動媒体74は、アルコール/
水の混合比が30/70であることが好ましい。
【0022】図1、図2及び図4に明示されるように、
貼着フレーム体32はさらに分配装置76を備えること
が好ましい。分配装置76は、容器33の第1側壁34
に取着される噴霧バー78を備え、かつ慣例的に、適当
なホースライン79を介して圧縮/真空動力源30又は
他の動力源に連結される。噴霧バー78は、離間配置さ
れた複数の噴霧ノズル80を備え、圧縮/真空動力源3
0内の容器(図示せず)から流動媒体が噴霧ノズル80
を通して散布される。流動媒体は好ましくはアルコール
/水性流動媒体82であり、物体表面、特に後ろあおり
56の上縁部55に散布される。流動媒体82は、フィ
ルム片54を後ろあおり56の上縁部55に貼着する前
に、後ろあおり56に塗布される。アルコール/水性流
動媒体82は、フィルム片54の粘着面73の感圧粘着
剤の粘着性を一時的に低下させる。アルコール/水性流
動媒体82は、アルコール/水の混合比が30/70で
あることが好ましい。
【0023】さらに、好適な実施例によれば、貼着フレ
ーム体32は複数のならし(buffing) 装置84を備え
る。図1及び図2に明示するように、類似した3つのな
らし装置84が貼着フレーム体32の底壁37に取付け
られ、2つのならし装置84が貼着フレーム体32の側
壁35に取付けられる。側壁35のならし装置84は、
好ましくは底壁37のならし装置84に類似したもので
あり、それら各々の対称線が底壁37の隣接するならし
装置84の間に延びるように配置されて、後述の如く完
全なならしが確保されるようになっている。いずれにせ
よ完全なならしは、このようなならし装置を貼着フレー
ム体32の1つ以上の側面部分に配置することによって
得ることができる。その代わりに例えば、上記の5つの
ならし装置によって占められる長さに亙って延びる1つ
のならし装置を、貼着フレーム体32の1つの壁に取付
けることもできる。
【0024】各ならし装置84は第1ローラ組体83及
び第2ローラ組体85を備え、各ローラ組体83,85
は離間配置された一対の支持腕86を備える。支持腕8
6はその第1端部で、貼着フレーム体32に離間配置で
取着された支持ブラケット90にピン88を介して回動
可能に取付けられる。例えばポリウレタンプラスチック
からなるローラ92は、離間した支持腕86の第2端部
の間にピン93を介して回動可能に取付けられる。第1
ローラ組体83及び第2ローラ組体85の各支持腕86
の間に連結されたコイルばね94は、各ローラ92を相
互接近方向に付勢する(図3及び図7参照)。フィルム
片54が後ろあおり56の上縁部55に貼着された後
に、各ローラ92はフィルム片54の表面部分に沿って
転動し、フィルム片54を後ろあおり56に押付けて、
フィルム片54の粘着面73と後ろあおり56の上縁部
55との間の均一な接触を確保する。
【0025】上記のならし装置は、所望の適用に従って
変更できるし、或いは省略してもよい。また、各ならし
装置は上記のようなならしローラを1つ以上備えること
ができ、様々な周知の方法で作用的に連結することもで
きる。さらにならしローラ92を、ゴム又はプラスチッ
ク製のスキージ等の他の要素やフェルトブロック等に置
き換えることもできる。しかしながら、特に貼着される
フィルムが上記のように位置調整を可能にする処理を施
された感圧粘着面を備える場合は、フィルムを平滑に押
付けかつ気泡を排除するためにある種のならし装置を備
えることが、必要ではないが好ましい。また、上記のよ
うな散布装置及び分配装置は、必ずしも設けなくともよ
いが、感圧粘着面を備えるフィルムの場合には好まし
い。
【0026】フィルム片54を後ろあおり56の上縁部
55に貼着するための本発明に係る1つの特定的方法に
ついて、以下に述べる。圧縮/真空動力源30が作動し
て、複数の位置合せピン62を延長状態(図1及び図
3)に移動させる。次いでフィルム片54は、粘着面7
3を露出した状態で弾性多孔質部材40の外表面58の
上に配置される。ここでフィルム片54の周縁部は位置
合せピン62に接触され、それによりフィルム片54が
弾性多孔質部材40に対して位置合せされる。フィルム
片54が位置合せされると、圧縮/真空動力源30が作
動して弾性多孔質部材40を通して空気流を真空室38
内に吸引し、弾性多孔質部材40の外表面58に真空圧
を生じさせる。真空圧は、貼着フレーム体32がどのよ
うな姿勢にあってもフィルム片54を弾性多孔質部材4
0の表面に保持するに充分なものである。真空圧が達成
されると、圧縮/真空動力源30が作動して位置合せピ
ン62を引込状態に移動させる。引込状態の位置合せピ
ン62を図4に示す。
【0027】次に、弾性多孔質部材40の外表面58を
散布装置64の下方に配置した状態で、圧縮/真空動力
源30が作動して所定量のアルコール/水性流動媒体7
4をフィルム片54の粘着面73に向けて放出させる
(図3参照)。次いで貼着フレーム体32は、時計方向
(図3〜図8に示す)に約90°回転し、分配装置76
を後ろあおり56の上縁部55の上方に位置決めする。
そこで図4に示すように、圧縮/真空動力源30が作動
して所定量のアルコール/水性流動媒体82を後ろあお
り56の上縁部55に向けて放出させる。アルコール/
水性流動媒体74,82は、フィルム片54の粘着面7
3の感圧粘着剤の粘着性を一時的に低下させる。
【0028】次に、貼着フレーム体32が時計方向に約
90°回転し、圧縮/真空動力源30が作動して、昇降
部材22の伸縮ロッド24を引き込んで上方支持機構1
3及びそれと共に貼着フレーム体32を下降させる。図
5に示すように、貼着フレーム体32が下降すると、弾
性多孔質部材40の外表面58上のフィルム片54は、
粘着面73を後ろあおり56の上縁部55に接触させつ
つ上縁部55に貼着される。弾性多孔質部材40の外表
面58の凸面形状により、フィルム片54は、最初の接
触線(図1に破線100で示す)から接触線100が外
側両方向(図5に矢印102に示す)に広がりつつ移動
するように後ろあおり56の上縁部55に徐々に貼着さ
れ、それにより後ろあおり56の上縁部55とフィルム
片54との間への空気の閉じ込め及び気泡の生成が実質
的に防止される。弾性多孔質部材40の弾性により、弾
性多孔質部材40は様々な複雑曲面形状に追従できる。
【0029】次に、圧縮/真空動力源30が作動して、
昇降部材22の伸縮ロッド24を延ばして上方支持機構
13及びそれと共に貼着フレーム体32を上昇させ、弾
性多孔質部材40を後ろあおり56の上縁部55から解
離させる。弾性多孔質部材40の外表面58における真
空圧は、感圧粘着剤の粘着性が真空圧による保持力より
も大きいので、フィルム片54が後ろあおり56に接触
したときにはフィルム片54を弾性多孔質部材40に保
持するに足りないものである。フィルム片54が貼着さ
れると、圧縮/真空動力源30は停止され、真空圧が終
了する。図6に示すように、貼着フレーム体32は再び
時計方向に約90°回転し、側壁35の2つのならし装
置84を後ろあおり56の上縁部55の上方に位置決め
する。そこで圧縮/真空動力源30が作動して、昇降部
材22の伸縮ロッド24を引き込んで上方支持機構13
及びそれと共に貼着フレーム体32を下降させる。図7
に示すように、貼着フレーム体32が下降すると、側壁
35の第1及び第2ローラ組体83,85の各ローラ9
2は、ばね94の付勢に抗して相互離反方向へフィルム
片54の表面部分に沿って転動する。各ローラ92はフ
ィルム片54の各表面部分を後ろあおり56に対して押
付け、フィルム片54の粘着面73と後ろあおり56の
上縁部55との間の均一な接触を確保する。
【0030】次いで圧縮/真空動力源30が作動して、
昇降部材22の伸縮ロッド24を延ばして上方支持機構
13及びそれと共に貼着フレーム体32を上昇させ、側
壁35の2つのならし装置84を後ろあおり56の上縁
部55から解離させる。次いで、貼着フレーム体32は
再び時計方向に約90°回転し、底壁37の3つのなら
し装置84を後ろあおり56の上縁部55の上方に位置
決めする。そこで圧縮/真空動力源30が作動して、昇
降部材22の伸縮ロッド24を引き込んで上方支持機構
13及びそれと共に貼着フレーム体32を下降させる。
図8に示すように、貼着フレーム体32が下降すると、
底壁37の第1及び第2ローラ組体83,85の各ロー
ラ92は、ばね94の付勢に抗して相互離反方向へフィ
ルム片54の表面部分に沿って転動する。各ローラ92
はフィルム片54の各表面部分を後ろあおり56に対し
て押付け、フィルム片54の粘着面73と後ろあおり5
6の上縁部55との間の均一な接触を確保する。底壁3
7における各ローラ92は、側壁35における各ローラ
92が接触しなかったフィルム片54の表面部分に接触
する。このようなならし作業は、フィルム片54と後ろ
あおり56との間に閉じ込められる気泡及び流動媒体7
4,82を実質的に排除することにより、均一な接触を
確保する。
【0031】次に、圧縮/真空動力源30が作動して、
伸縮ロッド24を延ばして貼着フレーム体32を上昇さ
せ、底壁37の3つのならし装置84を後ろあおり56
の上縁部55から解離させる。貼着作業を完了するため
に、貼着フレーム体32は時計方向に約90°回転し、
図1及び図3に示す位置に復帰する。上記の貼着装置1
0及び貼着方法は比較的に単純な構成である。貼着装置
10及び貼着方法は、気泡の閉じ込めを最小限にすると
ともに正確な位置合せを確保しつつ、裏付感圧粘着フィ
ルム54を迅速かつ効果的に車体部材表面に貼着するこ
とを可能にする。さらに貼着装置10は、フィルム片5
4を車体部材表面に貼着する際に普通は必要となる手作
業を削減し、貼着作業の退屈さを低減する。
【0032】本発明を好ましい実施例に関して説明した
が、発明の精神及び範囲から逸脱することなく形状及び
細部の様々な変更を為し得ることは当業者に理解されよ
う。例えば、真空圧を用いてフィルム片54を弾性多孔
質部材40の上に保持する代わりに、静電荷、機械式ク
リップ又はピン、低粘着性又は貼り直し可能な粘着剤、
正圧、若しくは所望の場合には重力を用いて、フィルム
片54を弾性多孔質部材40の上に保持することもでき
る。他の形式の保持手段を用いる場合は、弾性部材40
は多孔質でなくてもよい。したがって、他の多くの種類
の弾性材料を、前述のように様々な形状の下に弾性部材
40に使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る貼着装置の斜視図で、それに隣接
配置されたピックアップトラックの後ろあおりと共に示
す。
【図2】図1の線2−2に沿った断面図である。
【図3】図1の線3−3に沿った断面図で、装置内部に
配置された後ろあおりと共に、貼着装置の散布装置を示
す。
【図4】図3の類似断面図で、貼着フレーム体の分配装
置を示す。
【図5】図3の類似断面図で、裏付感圧粘着フィルム片
をピックアップトラックの後ろあおりの上縁部に貼着す
る貼着フレーム体の弾性多孔質部材を示す。
【図6】図3の類似断面図で、後ろあおりの上縁部に貼
着されたフィルムの上方に位置合せされたならし装置を
第1断面で示す。
【図7】図6の類似断面図で、後ろあおりの上縁部に貼
着されたフィルムの第1部分をならすならし装置を第1
断面で示す。
【図8】図3の類似断面図で、後ろあおりの上縁部に貼
着されたフィルムの第2部分をならすならし装置を第2
断面で示す。
【符号の説明】
10…貼着装置 11…支持組体 30…圧縮/真空動力源 32…貼着フレーム体 38…真空室 40…弾性多孔質部材 42…入口部 50…出口部 54…裏付感圧粘着フィルム片 55…上縁部 56…後ろあおり 58…外表面 60…位置合せ機構 62…位置合せピン 64…散布装置 72,80…噴霧ノズル 74,82…アルコール/水性流動媒体 76…分配装置 84…ならし装置 92…ローラ

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ストリップ材料を物体の表面に貼着する
    装置であって、 貼着フレーム体と、 前記貼着フレーム体に取付けられ、物体表面に貼着され
    るストリップ材料を支持するための形状を付与された弾
    性部材と、 ストリップ材料を前記弾性部材の外表面に保持し、スト
    リップ材料が物体表面に接触したときに該弾性部材から
    物体表面へのストリップ材料の貼着を可能にする保持手
    段、とを具備する貼着装置。
  2. 【請求項2】 前記貼着フレーム体は真空室と入口部と
    出口部とを備え、該入口部と該出口部とが該真空室に空
    気流通可能に連通される請求項1に記載の貼着装置。
  3. 【請求項3】 前記弾性部材は、前記真空室への前記入
    口部の上方で前記貼着フレーム体に取付けられる弾性多
    孔質部材である請求項2に記載の貼着装置。
  4. 【請求項4】 前記保持手段は前記真空室の前記出口部
    に連結される真空源を備え、該真空源が前記弾性多孔質
    部材を通して空気の流れを該真空室に引き込んで、該弾
    性多孔質部材の外表面に真空圧を生じさせ、該真空圧
    が、ストリップ材料を該弾性多孔質部材に保持するに充
    分なものである一方で、ストリップ材料が物体表面に接
    触したときには、ストリップ材料を該弾性多孔質部材に
    保持するに不充分なものであってストリップ材料が該弾
    性多孔質部材から物体表面に貼着されるようになってい
    る請求項3に記載の貼着装置。
  5. 【請求項5】 前記弾性多孔質部材が連続気泡フォーム
    からなる請求項4に記載の貼着装置。
  6. 【請求項6】 前記弾性多孔質部材の外表面が湾曲面形
    状を有する請求項4に記載の貼着装置。
  7. 【請求項7】 前記湾曲面形状が凸面であり、それによ
    りストリップ材料は、最初の接触線から該接触線がいず
    れかの方向へ外側に広がりつつ徐々に物体表面に貼着さ
    れ、以て物体表面とストリップ材料との間への空気の閉
    じ込めが防止される請求項6に記載の貼着装置。
  8. 【請求項8】 前記貼着フレーム体に連結され、ストリ
    ップ材料が物体に接触する前にストリップ材料の物体表
    面への接触露出面に流動媒体を散布する散布手段をさら
    に備える請求項1に記載の貼着装置。
  9. 【請求項9】 前記貼着フレーム体は、ストリップ材料
    が物体に接触する前に物体表面に流動媒体を分配する分
    配手段をさらに備える請求項1に記載の貼着装置。
  10. 【請求項10】 前記貼着フレーム体はストリップ材料
    を前記弾性部材に対して位置合せする位置合せ手段をさ
    らに備え、以てストリップ材料が物体表面に接触する際
    にストリップ材料が所望の方向付けの下に貼着される請
    求項1に記載の貼着装置。
  11. 【請求項11】 前記位置合せ手段は離間配置された複
    数の位置合せピンを備え、それらの位置合せピンがスト
    リップ材料の周縁部に接触してストリップ材料を前記弾
    性部材に対して位置合せする請求項10に記載の貼着装
    置。
  12. 【請求項12】 前記位置合せピンの各々は、該位置合
    せピンが前記弾性部材の外表面の上方に延びてストリッ
    プ材料を該弾性部材に対して位置合せする延長状態と、
    該位置合せピンが該弾性部材の外表面の下方に引き込ま
    れる引込状態との間で、各位置合せピンを移動させる引
    込装置を備える請求項11に記載の貼着装置。
  13. 【請求項13】 前記貼着フレーム体は、前記弾性部材
    を介してストリップ材料が物体表面に貼着された後にス
    トリップ材料をならすならし手段をさらに備え、該なら
    し手段がストリップ材料に接触してストリップ材料と物
    体表面との間の均一な接触を確保する請求項1に記載の
    貼着装置。
  14. 【請求項14】 前記ならし手段は、複数のローラを備
    えた少なくとも1つのならし装置を備え、それらのロー
    ラが、ストリップ材料の表面部分に沿って転動してスト
    リップ材料の表面部分を物体表面に押付け、以てストリ
    ップ材料と物体表面との間の均一な接触を確保する請求
    項13に記載の貼着装置。
  15. 【請求項15】 前記ならし手段は、第1及び第2のロ
    ーラ組体を有した少なくとも1つのならし装置を備え、
    該ローラ組体の各々が、第1端部で前記貼着フレーム体
    に回動可能に取着される離間配置された一対の支持腕
    と、離間配置されたそれら一対の支持腕の第2端部の間
    に回動可能に取着されるローラとを備え、該ローラの各
    々が、ストリップ材料の表面部分に沿って転動してスト
    リップ材料の表面部分を物体表面に押付け、以てストリ
    ップ材料と物体表面との間の均一な接触を確保する請求
    項13に記載の貼着装置。
  16. 【請求項16】 ストリップ材料が裏付感圧粘着フィル
    ムの一片であり、露出面が該フィルムの感圧粘着剤を有
    した表面であり、流動媒体の前記散布手段が、所定量の
    アルコール/水性流動媒体を該フィルムの感圧粘着表面
    に散布する複数の噴霧ノズルを備え、該アルコール/水
    性流動媒体が、該フィルムを前記弾性多孔質部材から物
    体表面に貼着する際に感圧粘着剤の粘着性を一時的に低
    下させるように作用する請求項8に記載の貼着装置。
  17. 【請求項17】 物体がピックアップトラックの後ろあ
    おりであり、物体表面が該後ろあおりの上縁部であり、
    前記貼着フレーム体が、前記フィルムが該後ろあおりに
    接触する前にアルコール/水性流動媒体を該後ろあおり
    の該上縁部に散布する複数の噴霧ノズルを備える請求項
    16に記載の貼着装置。
  18. 【請求項18】 支持組体と、該支持組体上で前記貼着
    フレーム体を回動可能に支持する手段とをさらに備える
    請求項1に記載の貼着装置。
  19. 【請求項19】 ストリップ材料を物体の表面に貼着す
    る方法であって、 貼着フレーム体に取付けられた弾性部材にストリップ材
    料を搭載し、 ストリップ材料を前記弾性部材に保持する手段を作動さ
    せ、 前記弾性部材に保持されたストリップ材料と物体表面と
    の間に接触を生じさせて、ストリップ材料を該弾性部材
    から物体表面へ移動させかつ貼着する、各ステップを具
    備する方法。
  20. 【請求項20】 前記弾性部材は多孔質であり、前記作
    動ステップは、真空源を作動して弾性多孔質部材を通し
    て空気の流れを引き込み、以てストリップ材料を該弾性
    多孔質部材に保持するに充分な真空圧を該弾性多孔質部
    材の外表面に生じさせるステップを含む請求項19に記
    載の方法。
  21. 【請求項21】 前記搭載ステップは、前記貼着フレー
    ム体の引込式位置合せピンをガイドとして用いて、スト
    リップ材料を前記弾性部材の外表面上で位置合せするス
    テップを含む請求項19に記載の方法。
  22. 【請求項22】 前記作動ステップの後に、所定量のア
    ルコール/水性流動媒体をストリップ材料の露出面に散
    布するステップをさらに具備する請求項19に記載の方
    法。
  23. 【請求項23】 前記散布ステップの後に、所定量のア
    ルコール/水性流動媒体を物体表面に分配するステップ
    をさらに具備する請求項22に記載の方法。
  24. 【請求項24】 ローラ群を用いてストリップ材料をな
    らし、以てストリップ材料と物体表面との間の均一な接
    触を確保するステップをさらに具備する請求項23に記
    載の方法。
  25. 【請求項25】 ストリップ材料を裏付感圧粘着フィル
    ムの一片として規定し、物体を車体部材として規定する
    ステップをさらに具備する請求項19に記載の方法。
  26. 【請求項26】 前記弾性多孔質部材の外表面を凸面と
    して規定し、それによりストリップ材料が、最初の接触
    線から該接触線がいずれかの方向へ外側に広がりつつ徐
    々に物体表面に貼着され、以て物体表面とストリップ材
    料との間への空気の閉じ込めが防止されるようにするス
    テップをさらに具備する請求項19に記載の方法。
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