JPH07158935A - ファンコイルユニット - Google Patents
ファンコイルユニットInfo
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- JPH07158935A JPH07158935A JP5306422A JP30642293A JPH07158935A JP H07158935 A JPH07158935 A JP H07158935A JP 5306422 A JP5306422 A JP 5306422A JP 30642293 A JP30642293 A JP 30642293A JP H07158935 A JPH07158935 A JP H07158935A
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- Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)
- Air Conditioning Control Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 空調負荷に対応して冷暖房能力を細かく調節
できるファンコイルユニットを提供することを目的とす
る。 【構成】 冷温水流量制御弁1を介して冷温水が供給さ
れる熱交換器2と、冷温水流量制御弁1および熱交換器
2を含む配管経路の両端に配置した差圧センサー8と、
冷温水流量制御弁1を制御する電子制御装置11とを備
え、差圧センサー8で検知された圧力差によって電子制
御装置11により冷温水流量制御弁1の開閉度を決定す
る構成とする。
できるファンコイルユニットを提供することを目的とす
る。 【構成】 冷温水流量制御弁1を介して冷温水が供給さ
れる熱交換器2と、冷温水流量制御弁1および熱交換器
2を含む配管経路の両端に配置した差圧センサー8と、
冷温水流量制御弁1を制御する電子制御装置11とを備
え、差圧センサー8で検知された圧力差によって電子制
御装置11により冷温水流量制御弁1の開閉度を決定す
る構成とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱交換器に冷温水を供給
して冷暖房を行うファンコイルユニットに関する。
して冷暖房を行うファンコイルユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、集合住宅や事務所ビルに使用され
る空気調和機において、冷温水を熱源とする冷暖房機と
してファンコイルユニットが普及している。
る空気調和機において、冷温水を熱源とする冷暖房機と
してファンコイルユニットが普及している。
【0003】ファンコイルユニットの競合機種としては
ヒートポンプ式のルームエアコンやパッケージエアコン
などがあり、これらのエアコンはインバータ機能によっ
て冷暖房能力を細かく調節し、快適な空調ができるよう
なものが主流となっている。
ヒートポンプ式のルームエアコンやパッケージエアコン
などがあり、これらのエアコンはインバータ機能によっ
て冷暖房能力を細かく調節し、快適な空調ができるよう
なものが主流となっている。
【0004】従来のこの種のファンコイルユニットにつ
いて、図3を参照しながら説明する。
いて、図3を参照しながら説明する。
【0005】図に示すように、ファンコイルユニット1
01内に冷温水が供給される熱交換器102と、この熱
交換器102に供給される冷温水を遮断する冷温水遮断
弁103と、往管用の配管接続口104aおよび復管用
の配管接続口104bを内部配管105で接続して水回
路系106を形成し、前記冷温水遮断弁103とファン
モータ107を運転制御する電子制御装置108ととも
に配置されていた。
01内に冷温水が供給される熱交換器102と、この熱
交換器102に供給される冷温水を遮断する冷温水遮断
弁103と、往管用の配管接続口104aおよび復管用
の配管接続口104bを内部配管105で接続して水回
路系106を形成し、前記冷温水遮断弁103とファン
モータ107を運転制御する電子制御装置108ととも
に配置されていた。
【0006】このファンコイルユニット101を据付工
事するときには、往管用の配管接続口104aには、定
流量弁109を介して冷温水往管110が接続され、さ
らに冷温水往管110は冷温水往主管111を経てポン
プ112に接続されていた。また、復管用の配管接続口
104bには冷温水復管113が接続され、さらに冷温
水復管113は冷温水復主管114に接続されていた。
事するときには、往管用の配管接続口104aには、定
流量弁109を介して冷温水往管110が接続され、さ
らに冷温水往管110は冷温水往主管111を経てポン
プ112に接続されていた。また、復管用の配管接続口
104bには冷温水復管113が接続され、さらに冷温
水復管113は冷温水復主管114に接続されていた。
【0007】上記構成において、たとえば冷房運転する
場合には、電子制御装置108の働きによって冷温水遮
断弁103を開き、往管用の配管接続口104aから水
回路系106に定流量弁109で定められた一定流量の
冷水を流通させ、ファンモータ107を運転して、熱交
換器102で冷却した空気を室内に送風して冷房を行っ
ていた。
場合には、電子制御装置108の働きによって冷温水遮
断弁103を開き、往管用の配管接続口104aから水
回路系106に定流量弁109で定められた一定流量の
冷水を流通させ、ファンモータ107を運転して、熱交
換器102で冷却した空気を室内に送風して冷房を行っ
ていた。
【0008】そして電子制御装置108の働きによっ
て、室温があらかじめ設定した温度に達すると、冷温水
遮断弁103を閉じて水回路系106への冷温水を遮断
して、室温を一定に保つようにしていた。
て、室温があらかじめ設定した温度に達すると、冷温水
遮断弁103を閉じて水回路系106への冷温水を遮断
して、室温を一定に保つようにしていた。
【0009】冷温水往管110と冷温水復管113の間
の圧力差115は現地で選定されるポンプ112の揚程
の強弱や、現地で設計される冷温水往管110、冷温水
往主管111、冷温水復管113、冷温水復主管114
の径と長さによって異なることとなるので、ファンコイ
ルユニット101の定格冷暖房能力を現地配管事情に影
響されずに一定に保つためには、圧力差115によらず
水回路系106に流通する冷温水の流量を一定にする必
要があった。
の圧力差115は現地で選定されるポンプ112の揚程
の強弱や、現地で設計される冷温水往管110、冷温水
往主管111、冷温水復管113、冷温水復主管114
の径と長さによって異なることとなるので、ファンコイ
ルユニット101の定格冷暖房能力を現地配管事情に影
響されずに一定に保つためには、圧力差115によらず
水回路系106に流通する冷温水の流量を一定にする必
要があった。
【0010】また、定流量弁109は上記の目的を果た
すために普及しているもので、定格流量を超えた冷温水
が定流量弁109を流れようとすると、極端に定流量弁
109の抵抗が増すようにして水回路系106に流通す
る冷温水の流量を一定にするような構造のものである。
すために普及しているもので、定格流量を超えた冷温水
が定流量弁109を流れようとすると、極端に定流量弁
109の抵抗が増すようにして水回路系106に流通す
る冷温水の流量を一定にするような構造のものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のファ
ンコイルユニットでは、定流量弁109の働きよって冷
温水流量は定格値に固定されているため、例えば空調負
荷に対応して冷暖房能力を小さくするために、水回路系
106の内部抵抗を増加させるような方法を用いて冷温
水の流量を小さくさせようとしても、定流量弁109の
特性として抵抗が小さいままなので、結果として冷温水
の流量は変化しない。
ンコイルユニットでは、定流量弁109の働きよって冷
温水流量は定格値に固定されているため、例えば空調負
荷に対応して冷暖房能力を小さくするために、水回路系
106の内部抵抗を増加させるような方法を用いて冷温
水の流量を小さくさせようとしても、定流量弁109の
特性として抵抗が小さいままなので、結果として冷温水
の流量は変化しない。
【0012】すなわち、定流量弁109を用いる従来の
ファンコイルユニットのシステムでは、ヒートポンプ式
のルームエアコンやパッケージエアコンなどのように、
空調負荷に対応して冷暖房能力を細かく調節し得ないと
いう問題があった。
ファンコイルユニットのシステムでは、ヒートポンプ式
のルームエアコンやパッケージエアコンなどのように、
空調負荷に対応して冷暖房能力を細かく調節し得ないと
いう問題があった。
【0013】また、定流量弁109は高価な部品であ
り、現地での取りつけ費用も必要となるのでファンコイ
ルユニットのシステムコストが高くなるという問題があ
った。
り、現地での取りつけ費用も必要となるのでファンコイ
ルユニットのシステムコストが高くなるという問題があ
った。
【0014】本発明は上記の課題を解決するもので、空
調負荷に対応して冷暖房能力を細かく調節することので
きるファンコイルユニットを提供することを第1の目的
とする。
調負荷に対応して冷暖房能力を細かく調節することので
きるファンコイルユニットを提供することを第1の目的
とする。
【0015】また、第2の目的は、より高精度に冷暖房
能力を調整することにある。
能力を調整することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明のファンコイルユ
ニットが上記第1の目的を達成するための第1の手段
は、冷温水流量制御弁を介して冷温水が供給される熱交
換器と、前記冷温水流量制御弁および熱交換器を含む配
管経路の両端に配置した差圧センサーと、前記冷温水流
量制御弁を制御する電子制御装置とを備え、前記差圧セ
ンサーで検知された配管経路の両端の圧力差によって前
記電子制御装置により冷温水流量制御弁の開閉度を決定
する構成とする。
ニットが上記第1の目的を達成するための第1の手段
は、冷温水流量制御弁を介して冷温水が供給される熱交
換器と、前記冷温水流量制御弁および熱交換器を含む配
管経路の両端に配置した差圧センサーと、前記冷温水流
量制御弁を制御する電子制御装置とを備え、前記差圧セ
ンサーで検知された配管経路の両端の圧力差によって前
記電子制御装置により冷温水流量制御弁の開閉度を決定
する構成とする。
【0017】また第2の目的を達成するために、第2の
手段は、冷温水流量制御弁を介して冷温水が供給される
熱交換器と、前記熱交換器の両端に配置した差圧センサ
ーと、前記冷温水流量制御弁を制御する電子制御装置と
を備え、前記差圧センサーで検知された熱交換器の両端
の圧力差が一定になるように前記電子制御装置により、
冷温水流量制御弁の開閉度を決定する構成とする。
手段は、冷温水流量制御弁を介して冷温水が供給される
熱交換器と、前記熱交換器の両端に配置した差圧センサ
ーと、前記冷温水流量制御弁を制御する電子制御装置と
を備え、前記差圧センサーで検知された熱交換器の両端
の圧力差が一定になるように前記電子制御装置により、
冷温水流量制御弁の開閉度を決定する構成とする。
【0018】
【作用】本発明は上記した第1の手段の構成により、電
子制御装置は冷温水流量制御弁および熱交換器を含む配
管経路の差圧を差圧センサーで監視し、冷温水流量制御
弁の開閉度をこの差圧によって決定することとなる。
子制御装置は冷温水流量制御弁および熱交換器を含む配
管経路の差圧を差圧センサーで監視し、冷温水流量制御
弁の開閉度をこの差圧によって決定することとなる。
【0019】また、第2の手段の構成により、電子制御
装置は熱交換器の両端の差圧を差圧センサーで監視しな
がら、この圧力差が一定になるように冷温水流量制御弁
の開閉度を決定することとなる。
装置は熱交換器の両端の差圧を差圧センサーで監視しな
がら、この圧力差が一定になるように冷温水流量制御弁
の開閉度を決定することとなる。
【0020】
(実施例1)以下、本発明の第1実施例について図1を
参照しながら説明する。
参照しながら説明する。
【0021】図に示すように、冷温水流量制御弁1を介
して冷温水が供給される熱交換器2と、冷温水往管3が
接続される往管用の配管接続口4aおよび冷温水復管5
が接続される復管用の配管接続口4bを内部配管6で接
続して水回路系7を形成し、冷温水流量制御弁1および
熱交換器2と並列になるように設けた差圧センサー8を
細管9a、細管9bで配管接続口4aと配菅接続口4b
へ接続する。
して冷温水が供給される熱交換器2と、冷温水往管3が
接続される往管用の配管接続口4aおよび冷温水復管5
が接続される復管用の配管接続口4bを内部配管6で接
続して水回路系7を形成し、冷温水流量制御弁1および
熱交換器2と並列になるように設けた差圧センサー8を
細管9a、細管9bで配管接続口4aと配菅接続口4b
へ接続する。
【0022】また前記冷温水流量制御弁1とファンモー
タ10を運転制御する電子制御装置11を水回路系7と
ともに、ファンコイル本体12の中に配置する。
タ10を運転制御する電子制御装置11を水回路系7と
ともに、ファンコイル本体12の中に配置する。
【0023】そして、前記電子制御装置11は差圧セン
サー8で配管接続口4aと配管接続口4bの間の差圧を
検知するとともに、室温センサー13によって室温を検
知するように制御系を構成する。
サー8で配管接続口4aと配管接続口4bの間の差圧を
検知するとともに、室温センサー13によって室温を検
知するように制御系を構成する。
【0024】冷温水流量制御弁1は電気制御によって弁
の開閉度を自在に変化させ、弁の内部抵抗を変える仕様
のもので既に公知のものである。
の開閉度を自在に変化させ、弁の内部抵抗を変える仕様
のもので既に公知のものである。
【0025】さらに、冷温水往管3は冷温水往主管14
を経てポンプ15に接続され、冷温水復管5は冷温水復
主管16に接続される。
を経てポンプ15に接続され、冷温水復管5は冷温水復
主管16に接続される。
【0026】上記構成において、たとえば冷房運転する
場合には、電子制御装置11の働きによって冷温水流量
制御弁1を開き往管用の配管接続口4aから熱交換器2
に冷水を流通させながらファンモータ10を運転して、
熱交換器2で冷却した空気を室内に送り冷房を行う。
場合には、電子制御装置11の働きによって冷温水流量
制御弁1を開き往管用の配管接続口4aから熱交換器2
に冷水を流通させながらファンモータ10を運転して、
熱交換器2で冷却した空気を室内に送り冷房を行う。
【0027】そして、電子制御装置11の働きによっ
て、室温センサー13で得られた室温があらかじめ設定
した温度よりもかなり高い場合には、冷温水流量制御弁
1を開にして定格水量の冷水を熱交換器2に流通させて
定格冷房能力の冷房運転をしようとする。
て、室温センサー13で得られた室温があらかじめ設定
した温度よりもかなり高い場合には、冷温水流量制御弁
1を開にして定格水量の冷水を熱交換器2に流通させて
定格冷房能力の冷房運転をしようとする。
【0028】ところが集合住宅や事務所ビルにファンコ
イルユニットを据えつける場合、ポンプ15の揚程は冷
温水往管3、冷温水往主管14、冷温水復管5、冷温水
復主管16が最長の場合を基準に強めに選定されるの
で、冷温水往管3と冷温水往主管14の間の差圧17は
ファンコイルの定格差圧を超えるため、冷温水流量制御
弁1が全開のままでは熱交換器2には定格水量をはるか
に超えた水量が流れることになる。
イルユニットを据えつける場合、ポンプ15の揚程は冷
温水往管3、冷温水往主管14、冷温水復管5、冷温水
復主管16が最長の場合を基準に強めに選定されるの
で、冷温水往管3と冷温水往主管14の間の差圧17は
ファンコイルの定格差圧を超えるため、冷温水流量制御
弁1が全開のままでは熱交換器2には定格水量をはるか
に超えた水量が流れることになる。
【0029】そこで、電子制御装置11は差圧センサー
8で、冷温水流量制御弁1が開になる直前のタイミング
で、配管接続口4aと配管接続口4bの間の差圧17を
あらかじめ検知しておいて、たとえば定格冷房能力の冷
房運転をする場合には、冷温水流量制御弁1の開度を、
別にあらかじめ決めておいた差圧と流量の関係に基づい
て小さくしておくようにして、定格水量を確保するよう
な冷房運転を行う。
8で、冷温水流量制御弁1が開になる直前のタイミング
で、配管接続口4aと配管接続口4bの間の差圧17を
あらかじめ検知しておいて、たとえば定格冷房能力の冷
房運転をする場合には、冷温水流量制御弁1の開度を、
別にあらかじめ決めておいた差圧と流量の関係に基づい
て小さくしておくようにして、定格水量を確保するよう
な冷房運転を行う。
【0030】また、室温センサー13で得られた室温が
あらかじめ設定した温度に近づくと、冷温水流量制御弁
1の開度を、やはり別にあらかじめ決めておいた差圧と
流量の関係に基づいて変化させて、例えば冷水流量を定
格水量の半分になるようにして、冷房能力を定格値より
低下させて、室温を一定に保つようにして冷房運転を行
う。
あらかじめ設定した温度に近づくと、冷温水流量制御弁
1の開度を、やはり別にあらかじめ決めておいた差圧と
流量の関係に基づいて変化させて、例えば冷水流量を定
格水量の半分になるようにして、冷房能力を定格値より
低下させて、室温を一定に保つようにして冷房運転を行
う。
【0031】なお、本実施例では冷房運転について説明
してきたが、暖房運転についても同様な運転制御を行う
ことは言うまでもない。
してきたが、暖房運転についても同様な運転制御を行う
ことは言うまでもない。
【0032】このように本発明の第1実施例のファンコ
イルユニットによれば、定格冷暖房能力を現地配管事情
に影響されずに一定に保つことができるのみならず、空
調負荷に対応して冷暖房能力を細かく調節することがで
きる。
イルユニットによれば、定格冷暖房能力を現地配管事情
に影響されずに一定に保つことができるのみならず、空
調負荷に対応して冷暖房能力を細かく調節することがで
きる。
【0033】また第1実施例で用いる差圧センサー8の
要求精度は、冷温水往主管14と冷温水復主管16の初
期差圧を検知できれば良いので、一般的に1kg/cm2か
ら3kg/cm2迄の圧力をを0.5kg/cm2刻みに判別でき
る程度の荒い精度のもので十分である。
要求精度は、冷温水往主管14と冷温水復主管16の初
期差圧を検知できれば良いので、一般的に1kg/cm2か
ら3kg/cm2迄の圧力をを0.5kg/cm2刻みに判別でき
る程度の荒い精度のもので十分である。
【0034】(実施例2)以下、本発明の第2実施例に
ついて図2を参照しながら説明する。なお、第1実施例
と同一部品には同一符号を付けて詳細な説明を省略す
る。
ついて図2を参照しながら説明する。なお、第1実施例
と同一部品には同一符号を付けて詳細な説明を省略す
る。
【0035】図に示すように、冷温水流量制御弁1を介
して冷温水が供給される熱交換器2と、冷温水往管3が
接続される往管用の配管接続口4aおよび冷温水復管5
が接続される復管用の配管接続口4bを内部配管6で接
続して水回路系7を形成し、熱交換器2と並列になるよ
うに設けた差圧センサー8Aを細管18a、細管18b
で熱交換器2の前後へ接続する。
して冷温水が供給される熱交換器2と、冷温水往管3が
接続される往管用の配管接続口4aおよび冷温水復管5
が接続される復管用の配管接続口4bを内部配管6で接
続して水回路系7を形成し、熱交換器2と並列になるよ
うに設けた差圧センサー8Aを細管18a、細管18b
で熱交換器2の前後へ接続する。
【0036】冷温水流量制御弁1とファンモータ10を
運転制御する電子制御装置11Aを水回路系7ととも
に、ファンコイル本体12の中に配置する。
運転制御する電子制御装置11Aを水回路系7ととも
に、ファンコイル本体12の中に配置する。
【0037】そして、電子制御装置11Aは差圧センサ
ー8Aで熱交換器2の前後の差圧を検知するとともに前
記室温センサー13によって室温を検知するように制御
系を構成する。
ー8Aで熱交換器2の前後の差圧を検知するとともに前
記室温センサー13によって室温を検知するように制御
系を構成する。
【0038】上記構成において、熱交換器2の前後の差
圧は、熱交換器2を通過する冷温水流量によって一義的
に決まるので、たとえば定格冷房能力の冷房運転をする
場合には、電子制御装置11Aは差圧センサー8Aで検
知する値を監視しながら、熱交換器2に定格水量が流通
するように冷温水流量制御弁1の開度をフィードバック
制御するようにして冷房運転する。
圧は、熱交換器2を通過する冷温水流量によって一義的
に決まるので、たとえば定格冷房能力の冷房運転をする
場合には、電子制御装置11Aは差圧センサー8Aで検
知する値を監視しながら、熱交換器2に定格水量が流通
するように冷温水流量制御弁1の開度をフィードバック
制御するようにして冷房運転する。
【0039】また、室温センサー13で得られた室温が
あらかじめ設定した温度に近づいて、例えば冷水流量を
定格水量の半分にする場合においても、前記の定格冷房
能力の冷房運転をする場合と同様に、電子制御装置11
Aは差圧センサー8Aで検知する値を監視しながら、熱
交換器2に定格水量の半分が流通するように冷温水流量
制御弁1の開度をフィードバック制御するようにして冷
房運転する。
あらかじめ設定した温度に近づいて、例えば冷水流量を
定格水量の半分にする場合においても、前記の定格冷房
能力の冷房運転をする場合と同様に、電子制御装置11
Aは差圧センサー8Aで検知する値を監視しながら、熱
交換器2に定格水量の半分が流通するように冷温水流量
制御弁1の開度をフィードバック制御するようにして冷
房運転する。
【0040】このように本発明の第2実施例のファンコ
イルユニットによれば、第1実施例の場合と同様に、定
格冷暖房能力を現地配管事情に影響されずに一定に保つ
ことができるのみならず、空調負荷に対応して冷暖房能
力をより細かく調節することができる。
イルユニットによれば、第1実施例の場合と同様に、定
格冷暖房能力を現地配管事情に影響されずに一定に保つ
ことができるのみならず、空調負荷に対応して冷暖房能
力をより細かく調節することができる。
【0041】なお、本発明の第2実施例で用いる差圧セ
ンサー8Aは、冷温水流量制御弁1で減圧された後の熱
交換器2の差圧を検知するものであるため、その検知精
度は0.5kg/cm2以下の微差圧となり、第1実施例の
場合と比べて差圧センサー8Aは検知精度のより高いも
のを使用することになる。
ンサー8Aは、冷温水流量制御弁1で減圧された後の熱
交換器2の差圧を検知するものであるため、その検知精
度は0.5kg/cm2以下の微差圧となり、第1実施例の
場合と比べて差圧センサー8Aは検知精度のより高いも
のを使用することになる。
【0042】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によれば冷温水流量制御弁および熱交換器を含む配管
経路の差圧を差圧センサーで監視し、冷温水流量制御弁
の開閉度を前記差圧によって決定する電子制御装置を設
けているので、定格冷暖房能力を現地配管事情に影響さ
れずに一定に保つことができると共に、空調負荷に対応
して冷暖房能力を細かく調節することのできるファンコ
イルユニットを提供することができる。
明によれば冷温水流量制御弁および熱交換器を含む配管
経路の差圧を差圧センサーで監視し、冷温水流量制御弁
の開閉度を前記差圧によって決定する電子制御装置を設
けているので、定格冷暖房能力を現地配管事情に影響さ
れずに一定に保つことができると共に、空調負荷に対応
して冷暖房能力を細かく調節することのできるファンコ
イルユニットを提供することができる。
【0043】また、熱交換器の両端を差圧センサーで監
視し、差圧が一定になるように冷温水流量制御弁の開度
をフィードバック制御するので、より高精度に冷暖房能
力を調整するようなものとなる。
視し、差圧が一定になるように冷温水流量制御弁の開度
をフィードバック制御するので、より高精度に冷暖房能
力を調整するようなものとなる。
【図1】本発明の第1実施例のファンコイルユニットの
構成を示す概略図
構成を示す概略図
【図2】本発明の第2実施例のファンコイルユニットの
構成を示す概略図
構成を示す概略図
【図3】従来のファンコイルユニットの構成を示す概略
図
図
1 冷温水流量制御弁 2 熱交換器 8 差圧センサー 8A 差圧センサー 11 電子制御装置 11A 電子制御装置
Claims (2)
- 【請求項1】 冷温水流量制御弁を介して冷温水が供給
される熱交換器と、前記冷温水流量制御弁および前記熱
交換器を含む配管経路の両端に配置した差圧センサー
と、前記冷温水流量制御弁を制御する電子制御装置とを
備え、前記差圧センサーで検知された配管経路の両端の
圧力差によって、前記電子制御装置により冷温水流量制
御弁の開閉度を決定する構成としたファンコイルユニッ
ト。 - 【請求項2】 冷温水流量制御弁を介して冷温水が供給
される熱交換器と、前記熱交換器の両端に配置した差圧
センサーと、前記冷温水流量制御弁を制御する電子制御
装置とを備え、前記差圧センサーで検知された前記熱交
換器の両端の圧力差が一定になるように、前記電子制御
装置により冷温水流量制御弁の開閉度を決定する構成と
したファンコイルユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5306422A JPH07158935A (ja) | 1993-12-07 | 1993-12-07 | ファンコイルユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5306422A JPH07158935A (ja) | 1993-12-07 | 1993-12-07 | ファンコイルユニット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07158935A true JPH07158935A (ja) | 1995-06-20 |
Family
ID=17956835
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5306422A Pending JPH07158935A (ja) | 1993-12-07 | 1993-12-07 | ファンコイルユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07158935A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001179033A (ja) * | 1999-12-28 | 2001-07-03 | Orion Mach Co Ltd | 圧縮空気除湿装置 |
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-
1993
- 1993-12-07 JP JP5306422A patent/JPH07158935A/ja active Pending
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