JPH07158526A - 作業車のサイレンサ取付構造 - Google Patents

作業車のサイレンサ取付構造

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JPH07158526A
JPH07158526A JP30487893A JP30487893A JPH07158526A JP H07158526 A JPH07158526 A JP H07158526A JP 30487893 A JP30487893 A JP 30487893A JP 30487893 A JP30487893 A JP 30487893A JP H07158526 A JPH07158526 A JP H07158526A
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滋 幸
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 サイレンサの取り付けにおける製作工数や製
造コストの低減を図る。 【構成】 エンジンルーム内のラジエータ13を挟んだ
エンジン側Rbに、エンジン12の吸気経路Laに連通
するサイレンサ17を備えた作業車のサイレンサ取付構
造において、前記サイレンサ17に、前記ラジエータ1
3を挟んだ外気導入側Raから外気を吸入する剛性の吸
気筒部17Bを一体的に連設し、このサイレンサ17の
本体部17Aと前記吸気筒部17Bの夫々に、エンジン
ルームを形成する機体フレームFと連結するための連結
部A,Bを設け、前記吸気筒部17Bの連結部Bを、前
記機体フレームFに沿って取り付ける周壁面17aに形
成したボルト挿通孔と、それに対向する周壁面17bに
形成した大径の工具挿通孔Bbにより構成し、かつ、該
工具挿通孔Bbを、前記ラジエータ13前方の前記外気
導入側Raと前記ラジエータ13後方の前記エンジン側
Rbとに前記エンジンルーム内を遮断する弾性シール材
18にて塞ぐ位置に配設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バックホーなどの作業
車に関し、詳しくは、エンジンルーム内のラジエータを
挟んだエンジン側に、エンジンの吸気経路に連通するサ
イレンサを備えた作業車のサイレンサ取付構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のような作業車のサイレンサ
取付構造においては、エンジンルーム内のラジエータを
挟んだエンジン側を形成する機体フレームに、サイレン
サを支持するための支持部材を設け、この支持部材に、
サイレンサを保持する金属製のバンドなどを介して、サ
イレンサを取り付けるようにしていた。又、外気導入側
からラジエータを挟んだエンジン側のエンジンへの外気
の供給は、機体フレームとラジエータとの隙間を挿通す
る吸気ホースの一端を、エンジン側に位置するとともに
エンジンの吸気経路に連通するサイレンサの吸気口に接
続することによって行うようにしていた。ちなみに、機
体フレームとラジエータとの隙間は、ラジエータ前方の
外気導入側とラジエータ後方のエンジン側とにエンジン
ルーム内を遮断する弾性シール材にて閉塞されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術によると、サイレンサを機体フレームに取り付
けるには専用の支持部材や金属製のバンドなどが必要と
なるため、製作工数や製造コストの低減を図る上におい
て改善の余地があった。又、近年においては作業車の小
型化が図られ、それによって、エンジンルームも縮小さ
れることから機体フレームとラジエータとの隙間も小さ
くなっており、外気導入側からエンジン側のサイレンサ
へ外気を供給する吸気ホースとして、その隙間を挿通す
る挿通箇所を偏平させた特殊なものを用いなければなら
ず、製造コストの低減を図る上において改善の余地があ
った。
【0004】本発明の目的は、サイレンサの取り付けに
おける製作工数や製造コストの低減を図ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、エンジンルーム内のラジエータを挟ん
だエンジン側に、エンジンの吸気経路に連通するサイレ
ンサを備えた作業車のサイレンサ取付構造において、前
記サイレンサに、前記ラジエータを挟んだ外気導入側か
ら外気を吸入する剛性の吸気筒部を一体的に連設し、こ
のサイレンサの本体部と前記吸気筒部の夫々に、エンジ
ンルームを形成する機体フレームと連結するための連結
部を設け、前記吸気筒部の連結部を、前記機体フレーム
に沿って取り付ける周壁面に形成したボルト挿通孔と、
それに対向する周壁面に形成した大径の工具挿通孔によ
り構成し、かつ、該工具挿通孔を、前記ラジエータ前方
の前記外気導入側と前記ラジエータ後方の前記エンジン
側とに前記エンジンルーム内を遮断する弾性シール材に
て塞ぐ位置に配設した。
【0006】
【作用】本発明によると、外気導入側からエンジン側の
サイレンサへの外気の供給は、サイレンサに一体的に連
設された吸気筒部を介して行われるようになる。又、サ
イレンサの本体部と吸気筒部とに夫々設けられた連結部
を機体フレームに連結することによってサイレンサを取
り付けることができ、吸気筒部における工具挿通孔は、
弾性シール材にて塞がれるようになる。
【0007】
【発明の効果】従って、本発明によれば、サイレンサへ
の外気の供給に特殊な吸気ホースを用いる必要がない。
そして、ボルト挿通孔や工具挿通孔などで簡単に構成さ
れた連結部にてサイレンサを取り付けることができるの
で、サイレンサを取り付けるための専用の支持部材や金
属製のバンドなどを用いる必要がなく、又、それらを取
り付けるための手間を要することもない。しかも、吸気
筒部における工具挿通孔は、本来よりエンジンルーム内
をラジエータを挟んだエンジン側と外気導入側とに遮断
するために備えられている弾性シール材にて塞がれるの
で、工具挿通孔を塞ぐための閉塞体を新たに設ける必要
がなく、又、それを取り付けるための手間を要すること
もない。つまり、サイレンサの取り付けにおいて製作工
数や製造コストの低減を図れるようになった。
【0008】その上、サイレンサに剛性の吸気筒部を一
体的に連設することによって、機体フレームとラジエー
タとの隙間における吸気筒部の断面積を、エンジンに不
足なく外気を供給する充分な大きさに簡単に確保するこ
とができるので、エンジンの燃焼効率の向上を容易に図
れるようになる。
【0009】
【実施例】以下、本発明をバックホーに適用した実施例
を図面に基づいて説明する。図1には、バックホーの全
体側面が示されており、このバックホーは、左右一対の
クローラ式走行装置1とドーザ装置2とを備えた走行機
台3、走行機台3の上部に縦軸芯周りで全旋回自在に搭
載された旋回台4、旋回台4の前部にスイングブラケッ
ト5を介して連結されたバックホー装置6、旋回台4の
中央に配備された搭乗運転部を覆う運転キャビン7、及
び、旋回台4の後部に配備された原動部8、などによっ
て構成されている。
【0010】図2にも示すように、原動部8は、旋回台
4の後部、旋回台4後部の左右にわたるアーチ型フレー
ム9、旋回台4上を前後に隔てる隔壁10、及び、旋回
台4の後部を覆うボンネット11、などの機体フレーム
Fにより形成されるエンジンルーム内に、水冷式のエン
ジン12、エンジン12からの冷却水を冷却して再びエ
ンジン12に供給するラジエータ13、外気をエンジン
ルーム内に吸引する吸引ファン14、エンジン12へ供
給する空気をろ過するエアークリーナ15、及び、エン
ジン12からの排気ガスによる排気騒音を軽減するマフ
ラ16、などを装備して構成されている。
【0011】図1に示すように、ボンネット11には、
エンジンルーム内に外気を導入するための外気導入部1
1aが左側面に、エンジンルーム内の高温空気を排出す
るための空気排出部(図示せず)が右側面に夫々形成さ
れている。一方、ラジエータ13は、図2に示すよう
に、ボンネット11の外気導入部11aから外気が導入
される外気導入側Raと、エンジン12が搭載されるエ
ンジン側Rbとにエンジンルーム内を区画するように配
備されており、エンジン12の吸気経路Laを構成する
エアークリーナ15やエンジン12の排気経路Lbを構
成するマフラ16などはエンジン側Rbに配備されてい
る。又、エンジンルーム内のラジエータ13を挟んだエ
ンジン側Rbには、エンジン12の吸気経路Laに連通
するサイレンサ17が備えられている。ちなみに、図3
にも示すように、エンジンルームを形成する機体フレー
ムFとエンジンルーム内を区画するラジエータ13との
間に形成される隙間は、ラジエータ13後方のエンジン
側Rbの高温空気がラジエータ13前方の外気導入側R
aへ流出することのないように弾性シール材18にて閉
塞されており、これによって、エンジンルーム内は、外
気導入側Raとエンジン側Rbとに遮断されるようにな
っている。
【0012】図2〜4に示すように、サイレンサ17
は、エンジン12へ供給する空気による吸気騒音を軽減
する本体部17Aと、ラジエータ13を挟んだ外気導入
側Raから外気を吸入する吸気筒部17Bとを、剛性の
板金材により一体的に連設することによって構成されて
おり、吸気筒部17Bは、アーチ型フレーム9とラジエ
ータ13との間に形成された隙間を挿通するとともに、
その隙間における吸気筒部17Bの断面積がエンジン1
2へ空気を不足なく供給できる大きさに形成されてい
る。又、本体部17Aと吸気筒部17Bの夫々には、エ
ンジンルームを形成する機体フレームFの一つであるア
ーチ型フレーム9と連結するための連結部A,Bが設け
られている。本体部17Aの連結部Aは、アーチ型フレ
ーム9に沿って取り付けられるサイレンサ17の周壁面
17aから延出した延出部Aaと、延出部Aaに形成さ
れたボルト挿通孔Abによって構成されている。吸気筒
部17Bの連結部Bは、アーチ型フレーム9に沿って取
り付けられるサイレンサ17の周壁面17aに形成され
たボルト挿通孔Baと、それに対向する周壁面17bに
形成された工具挿通孔Bbによって構成されている。
尚、工具挿通孔Bbは、ボックスレンチ先端のボルト嵌
合部を挿通できるように、ボルト挿通孔Baよりも大径
に形成されている。
【0013】図2〜4に示すように、アーチ型フレーム
9は、断面略U字状の外装フレーム9Aと断面略L字状
の補強フレーム9Bによって構成されており、エンジン
ルームのエンジン側Rbに位置する補強フレーム9Bの
適当箇所には、サイレンサ17の本体部17Aに設けら
れた連結部Aとボルト連結される被連結部としてナット
9aが溶着されている。又、補強フレーム9Bにおける
弾性シール材18との重合箇所には、サイレンサ17の
吸気筒部17Bに設けられた連結部Bとボルト連結され
る被連結部としてナット9bが溶着されている。
【0014】つまり、サイレンサ17を取り付ける場合
には、アーチ型フレーム9とラジエータ13との隙間を
サイレンサ17の吸気筒部17Bが挿通するように、サ
イレンサ17の連結部A,Bをアーチ型フレーム9の被
連結部9a,9bに夫々ボルト連結するのである。又、
アーチ型フレーム9とのボルト連結のために吸気筒部1
7Bに形成された工具挿通孔Bbは、吸気筒部17Bの
連結部Bに対する被連結部としてのナット9bを、補強
フレーム9Bにおける弾性シール材18との重合箇所に
配備することによって、弾性シール材18にて塞がれる
ようになっており、エンジン12に供給する空気が工具
挿通孔Bbから漏出するのを防止している。
【0015】〔別実施例〕以下、別実施例を列記する。 本発明が適用される作業車としては、トラクタやコ
ンバインなどであってもよい。 サイレンサ17を取り付ける機体フレームFとして
は、エンジンルームを形成するとともに、サイレンサ1
7の吸気筒部17Bに形成された工具挿通孔Bbを弾性
シール材18にて塞ぐ位置に設定できるものであればよ
く、例えば、旋回台4上を前後に隔てる隔壁10に取り
付けるようにしてもよい。 サイレンサ17の本体部17Aに設ける連結部A
は、種々の変更が可能なものである。
【0016】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】バックホーの全体側面図
【図2】原動部の縦断背面図
【図3】原動部の上部縦断側面図
【図4】サイレンサの取り付けを示す分解斜視図
【符号の説明】
12 エンジン 13 ラジエータ 17 サイレンサ 17A 本体部 17B 吸気筒部 17a 周壁面 17b 周壁面 18 弾性シール材 A 連結部 B 連結部 Ba ボルト挿通孔 Bb 工具挿通孔 F 機体フレーム La 吸気経路 Ra 外気導入側 Rb エンジン側

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンルーム内のラジエータ(13)
    を挟んだエンジン側(Rb)に、エンジン(12)の吸
    気経路(La)に連通するサイレンサ(17)を備えた
    作業車のサイレンサ取付構造であって、 前記サイレンサ(17)に、前記ラジエータ(13)を
    挟んだ外気導入側(Ra)から外気を吸入する剛性の吸
    気筒部(17B)を一体的に連設し、このサイレンサ
    (17)の本体部(17A)と前記吸気筒部(17B)
    の夫々に、エンジンルームを形成する機体フレーム
    (F)と連結するための連結部(A),(B)を設け、
    前記吸気筒部(17B)の連結部(B)を、前記機体フ
    レーム(F)に沿って取り付ける周壁面(17a)に形
    成したボルト挿通孔(Ba)と、それに対向する周壁面
    (17b)に形成した大径の工具挿通孔(Bb)により
    構成し、かつ、該工具挿通孔(Bb)を、前記ラジエー
    タ(13)前方の前記外気導入側(Ra)と前記ラジエ
    ータ(13)後方の前記エンジン側(Rb)とに前記エ
    ンジンルーム内を遮断する弾性シール材(18)にて塞
    ぐ位置に配設してある作業車のサイレンサ取付構造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1181373A (ja) * 1997-09-01 1999-03-26 Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd 建設機械のエンジン吸気装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH1181373A (ja) * 1997-09-01 1999-03-26 Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd 建設機械のエンジン吸気装置

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