JPH0715851B2 - トランス - Google Patents

トランス

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JPH0715851B2
JPH0715851B2 JP61150268A JP15026886A JPH0715851B2 JP H0715851 B2 JPH0715851 B2 JP H0715851B2 JP 61150268 A JP61150268 A JP 61150268A JP 15026886 A JP15026886 A JP 15026886A JP H0715851 B2 JPH0715851 B2 JP H0715851B2
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JP
Japan
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coil
winding
lead wire
coil bobbin
collar
Prior art date
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JP61150268A
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English (en)
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JPS636820A (ja
Inventor
敏宏 山根
裕 広岡
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Coils Of Transformers For General Uses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は各種の電源機器、映像機器、音響機器、産業機
器などに使用するトランスに関するものである。
従来の技術 従来のトランスは、第3図の組立図、第4図のコイルボ
ビン拡大図に示すような構造となっていた。すなわち、
コイルボビン1の筒状部2の両端に、左鍔部3、右鍔部
4、その中央に中鍔部5を設け、上記左鍔部3と右鍔部
4には、それぞれ膨大部10を設けてあり、この膨大部10
に複数本のピン端子11を植設するとともに、コイルから
引出されるリード線8のガイド溝9を複数個設けてあ
る。さらに中鍔部5と右鍔部4には、それぞれ凹部13,1
4を設けてある。前記コイルボビン1を用い、左鍔部3
と中鍔部5の間に2次コイル6、中鍔部5と右鍔部4の
間に1次コイル7を巻回し、それぞれの引出しリード線
8はガイド溝9を通して左鍔部3、右鍔部4に設けた膨
大部10に植設されるピン端子11に巻付けられ半田接続さ
れる。その後鉄心12を挿入してトランス本体を形成す
る。コイルボビン1の中鍔部5及び右鍔部4に設けられ
た凹部13,14にはめ込む一対よりなる絶縁壁15を有した
ケース16の中にトランス本体を収納して完成されてい
た。
発明が解決しようとする問題点 上述の従来の構造では、コイルボビン1へのコイル巻回
時に巻始めのリード線8のたるみあるいは引回し方法等
によって生じた巻始めのリード線8の浮き上がり部が、
巻回されたコイル面とコイルボビン1の鍔間にはさみ込
まれ、結果的にクロスオーバー部を生じる可能性があ
る。また、細線の場合は巻回されるコイルからの圧力を
受け、巻始めのリード線8がコイルボビン1へ押えつけ
られるため断線となり、断線に至らずとも、リード線8
の絶縁被膜の劣化をまねき、レアショートを誘発する等
の致命的な問題が発生するものとなっていた。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明は、コイルボビンの
両端に鍔部を有し、この鍔部に設けた膨大部に複数本の
ピン端子を植設するとともに、巻線の引出しリード線を
案内するガイド溝を複数個設け、さらに巻線の巻始めリ
ード線を引出すガイド溝に隣接しコイルに接する面の両
側の鍔部にコイル面からはなれコイルの外径に相当する
位置までの段差を設け、このコイルボビンに巻線を施し
鉄心を組込んだ構成としたものである。
作用 上記のようにコイルボビンの膨大部に設けた巻始めリー
ド線を引出すガイド溝でコイルに接する面の両側の鍔部
に段差を設けることにより、コイルの巻回時、巻始めリ
ード線のたるみや浮き上がり部がコイル面とボビンの鍔
部間にはさみ込まれても、巻始めリード線が受けるコイ
ルからの圧力をなくすことができ、このため、巻始めリ
ード線の引回しにおいてリード線の自由度を向上させ断
線やレアショートの誘発を防止することができる。
実施例 以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明する。
第1図の組立図、第2図のコイルボビン拡大図はそれぞ
れ本発明の一実施例を示す。すなわち、コイルボビン17
の筒状部18の両端に左鍔部19、右鍔部20、その中央に中
鍔部21を設ける。左鍔部19、右鍔部20にはそれぞれ膨大
部22を設けており、膨大部22に複数本のピン端子23を植
設するとともに、コイルから引出されるリード線24のガ
イド溝25を複数個設ける。さらに中鍔部21と右鍔部20に
は、それぞれ凹部26,27を設けるとともに巻始め巻終り
の電位差の大きい1次コイル29側の右鍔部20の膨大部22
に設けた1次コイル29の巻回時コイルに巻込まれる巻始
めリード線24を引出すガイド溝25に隣接する両側の右鍔
部20の1次コイル29に接する面の一部に、コイルの巻上
げ高さ方向には少なくとも1次コイル29の外径Aに相当
する位置以上(図面では端面にまで達する)までと、膨
大部22の1次コイル29に接する面の一部を残して端面か
らはなれるような段差28を設けている。前記コイルボビ
ン17を用いて、1次コイル29と2次コイル30を巻回し、
それぞれの引出しリード線24は、ガイド溝25を通して左
鍔部19、右鍔部20に設けた膨大部22に植設されるピン端
子23に巻付けられ半田接続される。その後鉄心31を組込
んでトランス本体を形成する。コイルボビン17の中鍔部
21及び右鍔部20に設けられた凹部26,27にはめ込む一対
よりなるコ字状の絶縁壁32を有したケース33の中にトラ
ンス本体を収納して完成される。
上記構成において、1次コイル29の巻線は、巻始めリー
ド線24の先端を巻線機で保持し、ピン端子23に巻付けた
後、巻線ノズルによってガイド溝25を通りコイルボビン
17の筒状部18に巻回されていくがこのとき右鍔部20のガ
イド溝25で方向転換されるときに少しのたるみが必要と
なる。これは、強く引張った状態では断線されることに
なるためである。このようにしてコイルボビン17を高速
回転させて巻線し1次コイル29を形成するが、巻始めリ
ード線24がガイド溝25からコイルボビン17の筒状部18に
入り込んだところでたるみや浮き上がりが発生するが、
この部分には段差28が存在するため1次コイル29の端面
と右鍔部20に挟まれてしまうことがなくなり、巻線終了
後、巻始めリード線24を少し引張ればコイルと鍔で挟ま
れたままといったことはなくすことができることにな
る。
なお、上記実施例において、1次コイル29の巻始めリー
ド線24を引出す部分に段差28を設けたものを示したが、
これは2次コイル30側に設けてもよい。すなわち、トラ
ンスには昇圧型と降圧型のトランスが存在し、昇圧型ト
ランスは1次コイルの巻数が少なく2次コイルの巻数が
多くなり、この場合は2次コイルの巻始めと巻終りの電
位差が大きくなるため2次コイル側の膨大部の巻始め側
に段差を設けることが有効となり、降圧型トランスの場
合は1次コイルの巻数が多く2次コイルの巻数が少ない
ため上述の実施例のような1次コイル側に段差を設ける
構成が有効となる。
通常、トランスでは1次コイル、2次コイルのどちらか
一方の巻数が多いため、段差はどちらか一方のコイル側
に設けるだけでよいことになる。
発明の効果 以上のように本発明のトランスは、膨大部を有する鍔部
のコイル側に設けた段差により巻線時において、巻始め
リード線がコイル面とコイルボビンの鍔間にはさみ込ま
れても容易にリード線の引き抜きができる。これにより
配線作業の効率の大幅な改善を実現することができる。
さらには品質面においても、リード線引き抜きでの力を
低減することによりリード線被膜の劣化あるいはキズが
つくまたは断線することを防止できるため品質の向上も
図れるなど産業上の効果の大なるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のトランスの一実施例を示す分解斜視
図、第2図は本発明の一実施例を示すコイルボビンの要
部の平面図、第3図は従来のトランスを示す分解斜視
図、第4図は従来例を示すコイルボビンの要部の平面図
である。 17……コイルボビン、18……筒状部、19……左鍔部、20
……右鍔部、21……中鍔部、22……膨大部、23……ピン
端子、24……リード線、25……ガイド溝、26,27……凹
部、28……段差、29……1次コイル、30……2次コイ
ル、31……鉄心、32……絶縁壁、33……ケース。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実願昭54−43302号(実開昭55−145028 号)の願書に添付した明細書及び図面の内 容を撮影したマイクロフィルム(JP, U)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コイルボビンの両端に鍔部を有し、この鍔
    部に設けた膨大部に複数本のピン端子を植設するととも
    に、巻線の引出しリード線を案内するガイド溝を複数個
    設け、さらに巻線の巻始めのリード線を引出すガイド溝
    に隣接しコイルに接する面の両側の鍔部にコイル面から
    はなれコイルの外径に相当する位置までの段差を設け、
    このコイルボビンに巻線を施し鉄心を組み込んでなるト
    ランス。
JP61150268A 1986-06-26 1986-06-26 トランス Expired - Lifetime JPH0715851B2 (ja)

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JP61150268A JPH0715851B2 (ja) 1986-06-26 1986-06-26 トランス

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JP61150268A JPH0715851B2 (ja) 1986-06-26 1986-06-26 トランス

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JPS636820A JPS636820A (ja) 1988-01-12
JPH0715851B2 true JPH0715851B2 (ja) 1995-02-22

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH01221616A (ja) * 1988-02-29 1989-09-05 Funai Denki Kk フォトセンサ回路
JPH0680619B2 (ja) * 1988-04-20 1994-10-12 彌平 宮澤 コイル製造方法

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