JPH07157273A - マンコンベアの油受 - Google Patents
マンコンベアの油受Info
- Publication number
- JPH07157273A JPH07157273A JP30768193A JP30768193A JPH07157273A JP H07157273 A JPH07157273 A JP H07157273A JP 30768193 A JP30768193 A JP 30768193A JP 30768193 A JP30768193 A JP 30768193A JP H07157273 A JPH07157273 A JP H07157273A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil pan
- steel
- oil
- hook
- frame
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【構成】フレーム底部の左右の主部材1と左右の主部材
1をつなぐように断続的に配置された油受支持部材2
と、フック4を設けた油受3、および油受3が左右に動
かないような案内装置5により構成する。 【効果】マンコンベアの油受を取付る際に高度に熟練し
た溶接技術者を確保する必要がないばかりでなく、油受
を溶接固定しないで済む容易なマンコンベアの油受を提
供できる。
1をつなぐように断続的に配置された油受支持部材2
と、フック4を設けた油受3、および油受3が左右に動
かないような案内装置5により構成する。 【効果】マンコンベアの油受を取付る際に高度に熟練し
た溶接技術者を確保する必要がないばかりでなく、油受
を溶接固定しないで済む容易なマンコンベアの油受を提
供できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はマンコンベアの油受の構
造に関する。
造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のマンコンベアの底部主部材の油受
けはその継目部で互いに上,下及び長手方向に重なり合
う配置関係をもっているものの、マンコンベアの上部側
に相当する油受けと、エスカレータの下部側に相当する
油受けの接合部で単に重ね合わせる構造は実開昭54−92
590 号公報で知られている。
けはその継目部で互いに上,下及び長手方向に重なり合
う配置関係をもっているものの、マンコンベアの上部側
に相当する油受けと、エスカレータの下部側に相当する
油受けの接合部で単に重ね合わせる構造は実開昭54−92
590 号公報で知られている。
【0003】しかし、現在でも接合方法には油受の重ね
部を溶接して固定することが一般的である。
部を溶接して固定することが一般的である。
【0004】しかも、一般に油受は薄鋼板で構成され、
薄鋼板は溶接時に溶融しやすく孔を明けずに溶接するた
めには高度に熟練した溶接技術者が必要であった。
薄鋼板は溶接時に溶融しやすく孔を明けずに溶接するた
めには高度に熟練した溶接技術者が必要であった。
【0005】またフレーム内の狭い場所での作業となる
ので溶接機器の移動などで作業性が悪いうえ、長時間緊
張した作業となり、溶接技術者の疲労もかなり激しいも
のであった。
ので溶接機器の移動などで作業性が悪いうえ、長時間緊
張した作業となり、溶接技術者の疲労もかなり激しいも
のであった。
【0006】一方、重防錆処理を目的にマンコンベアの
フレームを溶融亜鉛メッキをする場合、マンコンベアの
フレームに溶接固定された油受では、溶融亜鉛メッキ後
のフレームと油受の冷却速度の違いから油受が変形した
り、破損したりするため、溶接固定の油受構造では構成
出来なかった。
フレームを溶融亜鉛メッキをする場合、マンコンベアの
フレームに溶接固定された油受では、溶融亜鉛メッキ後
のフレームと油受の冷却速度の違いから油受が変形した
り、破損したりするため、溶接固定の油受構造では構成
出来なかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述のように従来では
薄鋼板溶接となるため高度に熟練した溶接技術者が必要
となり、またフレーム内の狭い場所での作業となるので
溶接機器の移動などで作業性が悪いうえ、長時間緊張し
た作業となり、溶接技術者の疲労もかなり激しいもので
あった。一方、工場では比較的高度に熟練した溶接技術
者を確保しやすいが、マンコンベアの据付現場では熟練
した溶接技術者の確保が難しく据付工事に支障をきたす
場合があった。
薄鋼板溶接となるため高度に熟練した溶接技術者が必要
となり、またフレーム内の狭い場所での作業となるので
溶接機器の移動などで作業性が悪いうえ、長時間緊張し
た作業となり、溶接技術者の疲労もかなり激しいもので
あった。一方、工場では比較的高度に熟練した溶接技術
者を確保しやすいが、マンコンベアの据付現場では熟練
した溶接技術者の確保が難しく据付工事に支障をきたす
場合があった。
【0008】また、重防錆処理を目的にマンコンベアの
フレームを溶融亜鉛メッキをする場合、マンコンベアの
フレームに溶接固定された油受では、溶融亜鉛メッキ後
のフレームと油受の冷却速度の違いから油受が変形した
り、破損したりするため、溶接固定の油受構造では構成
出来なかった。
フレームを溶融亜鉛メッキをする場合、マンコンベアの
フレームに溶接固定された油受では、溶融亜鉛メッキ後
のフレームと油受の冷却速度の違いから油受が変形した
り、破損したりするため、溶接固定の油受構造では構成
出来なかった。
【0009】したがって、本発明では薄鋼板溶接の熟練
した技術者有無にかかわらずマンコンベアの油受を工場
でも、据付工事でも容易にとりつけられる油受構造を提
供することに有る。また溶融亜鉛メッキをするマンコン
ベアのフレームにおいても溶融亜鉛メッキ後、溶接なし
で油受を固定できるような油受構造を提供することに有
る。
した技術者有無にかかわらずマンコンベアの油受を工場
でも、据付工事でも容易にとりつけられる油受構造を提
供することに有る。また溶融亜鉛メッキをするマンコン
ベアのフレームにおいても溶融亜鉛メッキ後、溶接なし
で油受を固定できるような油受構造を提供することに有
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題は、フレーム底
部の左右の主部材と主部材をつなぐように断続的に配置
された部材と、フックを設けた油受、および油受が左右
に動かないような案内装置により構成すれば達成でき
る。
部の左右の主部材と主部材をつなぐように断続的に配置
された部材と、フックを設けた油受、および油受が左右
に動かないような案内装置により構成すれば達成でき
る。
【0011】
【作用】フレームの左右の主部材と左右の主部材をつな
ぐように断続的に配置された油受支持部材に、はめこむ
ようにフレーム下方からフックを設けた油受を配置す
る。その際、かならず下側の油受の上端と油受支持部材
を挾み込み、保持できるように上側の油受のフックを下
方に押し込むようにする。以下同じような手順により取
り付ける。
ぐように断続的に配置された油受支持部材に、はめこむ
ようにフレーム下方からフックを設けた油受を配置す
る。その際、かならず下側の油受の上端と油受支持部材
を挾み込み、保持できるように上側の油受のフックを下
方に押し込むようにする。以下同じような手順により取
り付ける。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1から図3によ
り説明する。図1は油受取付状態を示す。本構造はフレ
ーム底部の主部材1とその主部材1に溶接固定されたL
鋼2,フック4をスポット溶接固定された油受3、及び
油受が左右に動かないようにするためにL鋼2に溶接固
定された鉄片5により構成される。
り説明する。図1は油受取付状態を示す。本構造はフレ
ーム底部の主部材1とその主部材1に溶接固定されたL
鋼2,フック4をスポット溶接固定された油受3、及び
油受が左右に動かないようにするためにL鋼2に溶接固
定された鉄片5により構成される。
【0013】図2はマンコンベアの油受取付方法図を示
す。フレーム底部の左右の主部材1をつなぐように断続
的に配置されたL鋼2にまず下方の油受3aをはめこ
む。次に下側の油受3aの上端とL鋼2を一緒にはさみ
込み保持できるように上側の油受3bの下端に固定され
たフック4により押し込むように固定する。
す。フレーム底部の左右の主部材1をつなぐように断続
的に配置されたL鋼2にまず下方の油受3aをはめこ
む。次に下側の油受3aの上端とL鋼2を一緒にはさみ
込み保持できるように上側の油受3bの下端に固定され
たフック4により押し込むように固定する。
【0014】製作上の油受とフックの寸法関係は G<T1+T2 G;油受3bとフック4間の寸法 T1;油受3aの板厚 T2;L鋼2の板厚 のようにする。これはL鋼2と下側の油受3aをはさみ
込むような力を有し保持するようにするためである。以
下同じような手順により固定する。
込むような力を有し保持するようにするためである。以
下同じような手順により固定する。
【0015】取り付けられた油受3はL鋼2の左右に設
けられた鉄片5で容易に左右に動かないようにする。
けられた鉄片5で容易に左右に動かないようにする。
【0016】以上、フレーム底部の主部材1に配置する
形状においては図4のようなC形の油受支持部材6でも
同様な効果が得られる。また図5のようにフック7を断
続的に配置しても同様な効果が得られる。
形状においては図4のようなC形の油受支持部材6でも
同様な効果が得られる。また図5のようにフック7を断
続的に配置しても同様な効果が得られる。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、マンコンベアの油受を
取付る際に高度に熟練した溶接技術者を確保する必要が
ないばかりでなく、油受を溶接固定しないで済む容易な
マンコンベアの油受を提供できる。また、工場,現地組
立する場合に、マンコンベアのフレーム内が狭い場合に
作業者が下方に押し込み保持できるようになるので容易
に組立でき、組立作業時間の低減が図れる。
取付る際に高度に熟練した溶接技術者を確保する必要が
ないばかりでなく、油受を溶接固定しないで済む容易な
マンコンベアの油受を提供できる。また、工場,現地組
立する場合に、マンコンベアのフレーム内が狭い場合に
作業者が下方に押し込み保持できるようになるので容易
に組立でき、組立作業時間の低減が図れる。
【図1】本発明の一実施例の油受取付状態の斜視図。
【図2】本発明の一実施例のマンコンベアの油受取付断
面図。
面図。
【図3】本発明の一実施例のマンコンベアの油受取付断
面図。
面図。
【図4】マンコンベアの油受取付断面図。
【図5】フック形状の一例の説明図。
1…フレーム底部の主部材、2…L鋼、3,3a,3b
…油受、4…フック、5…鉄片。
…油受、4…フック、5…鉄片。
Claims (3)
- 【請求項1】無端状に連接し回転する踏段を、その両側
に垂接して設けた欄干等の自重と乗客荷重を支えるマン
コンベアのフレームにおいて、前記フレームの底部主部
材に設けた油受支持部材に挟着するフックを設けたこと
を特徴とするマンコンベアの油受。 - 【請求項2】請求項1において、前記フックが前記フレ
ームの底部主部材に断続的に配置した油受支持部材に油
受を保持できるように設けられているマンコンベアの油
受。 - 【請求項3】請求項1において、前記油受が左右に自由
に動かないように油受を案内する装置を設けたマンコン
ベアの油受。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30768193A JPH07157273A (ja) | 1993-12-08 | 1993-12-08 | マンコンベアの油受 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30768193A JPH07157273A (ja) | 1993-12-08 | 1993-12-08 | マンコンベアの油受 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07157273A true JPH07157273A (ja) | 1995-06-20 |
Family
ID=17971960
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30768193A Pending JPH07157273A (ja) | 1993-12-08 | 1993-12-08 | マンコンベアの油受 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07157273A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102190236A (zh) * | 2010-03-09 | 2011-09-21 | 株式会社日立制作所 | 乘客传送设备 |
CN106337999A (zh) * | 2016-11-21 | 2017-01-18 | 日立电梯(广州)自动扶梯有限公司 | 拼接油盘结构及自动人行道 |
-
1993
- 1993-12-08 JP JP30768193A patent/JPH07157273A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102190236A (zh) * | 2010-03-09 | 2011-09-21 | 株式会社日立制作所 | 乘客传送设备 |
JP2011184144A (ja) * | 2010-03-09 | 2011-09-22 | Hitachi Ltd | 乗客コンベア |
CN106337999A (zh) * | 2016-11-21 | 2017-01-18 | 日立电梯(广州)自动扶梯有限公司 | 拼接油盘结构及自动人行道 |
CN106337999B (zh) * | 2016-11-21 | 2018-03-27 | 日立电梯(广州)自动扶梯有限公司 | 拼接油盘结构及自动人行道 |
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