JPH07157144A - 光部品の寸法測定方法 - Google Patents

光部品の寸法測定方法

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JPH07157144A
JPH07157144A JP34163893A JP34163893A JPH07157144A JP H07157144 A JPH07157144 A JP H07157144A JP 34163893 A JP34163893 A JP 34163893A JP 34163893 A JP34163893 A JP 34163893A JP H07157144 A JPH07157144 A JP H07157144A
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insertion hole
measuring
guide pin
fiber
optical component
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JP34163893A
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Shinpei Tofuji
慎平 東藤
Fumihiko Abe
文彦 安倍
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Furukawa Electric Co Ltd
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Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光部品のファイバ挿入孔2、ガイドピン挿入
孔1の中心位置を、それらの3次元形状に対応して、使
用時と同じ状態で測定できるようにする。 【構成】 光部品3のガイドピン挿入孔1又はファイバ
挿入孔2に測定用ピン4を挿入し、その測定用ピン4の
端面形状を測定することにより前記挿入孔1、2の中心
位置を求める。測定用ピン4としてその測定端面5にお
ける光学的反射特性が光部品3のそれと異なるものを使
用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はガイドピン挿入孔、ファ
イバ挿入孔が形成された光コネクタ等の光部品の接続端
面におけるガイドピン挿入孔、ファイバ挿入孔の中心位
置を測定する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ファイバや光導波路等の相互接続に用
いる光部品、例えば、多心光コネクタは、図7に示す様
にコネクタハウジングAに一定の配列ピッチで複数のフ
ァイバ挿入孔Bが形成され、同ファイバ挿入孔Bの両外
側に位置決め用のガイドピンを挿通する一組のガイドピ
ン挿入孔Cが形成されている。そして、複数のファイバ
挿入孔Bの夫々に多心ファイバの心線を挿入して各心線
の先端面をコネクタの突合わせ端面Dに露出させ、その
位置で各心線を夫々のファイバ挿入孔Bに接着剤により
固定してある。
【0003】前記の様な多心光コネクタは、そのガイド
ピン挿入孔Cと、結合する相手方の光コネクタのガイド
ピン挿入孔Cとにガイドピンを嵌合することにより、両
光コネクタの突合わせ端面D同士が突合わされて結合さ
れると共に、夫々の光コネクタに挿入固定されている光
ファイバ同士がその突合わせ面で光接続されるようにし
てある。
【0004】従来の光コネクタにはセラミック製や金属
製のものもあり、ファイバ挿入孔或はガイドピン挿入孔
をV溝状にしたものもある。また、ファイバ部分が光導
波路となった光導波路モジュールもある。
【0005】このような多心光コネクタでは、他の多心
光コネクタと突合わせ接続することにより生ずる接続ロ
スを極力小さく抑えることが重要である。そのためには
ファイバ挿入孔Bの形状やその中心位置をガイドピン挿
入孔Cを基準としてサブミクロンオーダーで精密に形成
加工する必要がある。
【0006】前記の精密加工に伴なって、光部品の品質
管理(例えば良否判別)の面から、突合わせ端面Dにお
ける各ファイバ挿入孔B、ガイドピン挿入孔Cの形状や
中心位置を正確に測定する必要があり、実際にその測定
が行われている。
【0007】光部品のファイバ挿入孔Bやガイドピン挿
入孔Cの形状や中心位置の寸法を測定する方法として従
来は次の様な方法があった。
【0008】.測定するコネクタをXY方向(前後、
左右方向)に移動可能なXYステージに固定し、コネク
タの背後から透過光照明でコネクタ挿入孔B或はガイド
ピン挿入孔Cに光を通し、それらの出射側(突合わせ端
面D)のエッジ部の明暗像を画像処理すると共にXYス
テージの変位を測定することにより寸法測定を行う方
法。
【0009】.上記透過光照明に代えて落射光照明を
用い、コネクタの突合わせ端面Dからの反射光によるフ
ァイバ挿入孔Bやガイドピン挿入孔Cのエッジ部の画像
を処理して寸法測定を行う方法。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来例のうち
、の測定方法では、ファイバ挿入孔(V溝を含む)
Bやガイドピン挿入孔(V溝を含む)Cが上下或は左右
に変形(傾き、歪等)しているだけでなく、孔の奥行き
方向に曲ったりしている(3次元形状を有している)こ
とを考慮せずに、ファイバ挿入孔Bやガイドピン挿入孔
Cのエッジ部の画像を処理するものであるため、測定に
より求まるファイバ挿入孔Bやガイドピン挿入孔Cの中
心位置と、実際にファイバ挿入孔Bにファイバを、ガイ
ドピン挿入孔Cにガイドピンを嵌合したときのファイバ
やガイドピンの中心位置とが一致しないことがある。こ
のため、良品と判断された二つの光部品を結合しても接
続ロスが大きいという問題、即ち、高精度な寸法測定
(良否判別)ができないという問題があった。
【0011】前記の透過光による寸法測定方法におい
ては、上記問題の他に、ファイバ挿入孔Bやガイドピン
挿入孔Cのエッジ部のバリや欠け、ダレ等の欠陥により
透過光回折状態が影響を受けて、得られる明暗像のエッ
ジがぼけてしまい、これによってもそれら挿入孔の中心
位置の測定精度が低下するという問題があった。
【0012】前記の落射光による測定方法において
は、ファイバ挿入孔Bやガイドピン挿入孔Cのエッジ部
の欠陥の影響を直接受けるが、それにも拘らず、コネク
タの突合わせ端面Dの状態により、得られる画像は一様
な明暗像ではない。このためエッジを探し出すのに非常
に高度な画像処理を必要とし、しかもそれら挿入孔の中
心位置の測定精度が低下するといった問題もあった。
【0013】本発明の目的は、光部品のファイバ挿入孔
やガイドピン挿入孔の中心位置を、それらの奥行きをも
加味した3次元形状の状態で測定して良否判別(品質管
理)ができるようにした光部品の寸法測定方法を提供す
ることにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明のうち請求項1の
光部品の寸法測定方法は、図1に示す様にガイドピン挿
入孔1、ファイバ挿入孔2が形成された光コネクタ等の
光部品3のガイドピン挿入孔1に、実際に使用されるガ
イドピンに見合った形状の測定用ピン4を挿入し、この
測定用ピン4の端面形状を測定することにより、ガイド
ピン挿入孔1にガイドピンが挿入されたときの同ガイド
ピン挿入孔1の端面形状における中心位置を求めるよう
にしたものである。
【0015】本発明のうち請求項2の光部品の寸法測定
方法は、図1に示す様にガイドピン挿入孔1、ファイバ
挿入孔2が形成された光コネクタ等の光部品3のファイ
バ挿入孔2に、実際に使用されるファイバに見合った形
状の測定用ピン4を挿入し、この測定用ピン4の端面形
状を測定することにより、ファイバ挿入孔2にファイバ
が挿入されたときの同ファイバ挿入孔2の端面形状にお
ける中心位置を求めるようにしたものである。
【0016】本発明のうち請求項3の光部品の寸法測定
方法は、請求項1又は2の光部品の寸法測定方法におい
て、請求項1又は2の光部品の寸法測定方法において、
測定用ピン4としてその測定端面5の光学的反射特性が
光部品3のそれと異なるものを使用するようにしたもの
である。
【0017】
【作用】本発明のうち請求項1の光部品の寸法測定方法
では、ガイドピン挿入孔1に実際に使用されるガイドピ
ンに見合った形状の測定用ピン4を挿入し、この測定用
ピン4の端面形状を測定することにより、ガイドピン挿
入孔1にガイドピンが挿入されたときのガイドピン挿入
孔1の端面形状における中心位置を求めるようにしたの
で、3次元状態でのガイドピン挿入孔1の端面形状にお
ける中心位置を求めることができる。このため、本発明
の測定方法により良品と判別された二つの光部品同士を
突合わせて結合すれば、光結合損失の少ない結合ができ
る。また、測定用ピン4は端面加工が容易であるため、
その端面にガイドピン挿入孔1のようにエッジ部のバリ
や欠け、ダレ等の欠陥がない。従って、測定用ピン4の
輪郭形状を明瞭に認識することができ、その輪郭内の中
心位置の測定精度が向上する。
【0018】本発明のうち請求項2の光部品の寸法測定
方法では、ファイバ挿入孔2に実際に使用されるファイ
バに見合った形状の測定用ピン4を挿入し、この測定用
ピン4の端面形状を測定することにより、ファイバ挿入
孔2にファイバが挿入されたときのファイバ挿入孔2の
端面形状における中心位置を求めるようにしたので、3
次元状態でのファイバ挿入孔2の端面形状における中心
位置を求めることができる。このため、本発明の測定方
法により良品と判別された二つの光部品同士を突合わせ
て結合すれば、光結合損失の少ない結合ができる。ま
た、測定用ピン4は端面加工が容易であるため、その端
面にファイバ挿入孔2のようにエッジ部のバリや欠け、
ダレ等の欠陥がない。従って、測定用ピン4の輪郭形状
を明瞭に認識することができ、その輪郭内の中心位置の
測定精度が向上する。
【0019】本発明のうち請求項3の光部品の寸法測定
方法では、測定用ピン4としてその測定端面5における
光学的反射特性が光部品3のそれと異なるものを使用す
るようにしたので、測定用ピン4のエッジ形状を明瞭に
認識することができ、測定精度が向上する。
【0020】
【実施例1】本発明の光部品の寸法測定方法により被測
定物(光部品:多心光コネクタ)のガイドピン挿入孔
1、ファイバ挿入孔2を測定する場合の実施例を図1〜
図6に基づいて説明する。
【0021】図3は本発明の光部品の寸法測定方法に使
用される寸法測定装置の一例を示すものである。この寸
法測定装置は光部品3をセットするXYステージ11
と、このXYステージ11の移動量を計測するための測
長スケール12と、光源13、光接続部14、センサ1
5からなる光学系を保持するZステージ16を備えてい
る。
【0022】前記の光部品3はその測定端面(突合わせ
端面)5をZ軸に向けてXYステージ11に固定され、
必要に応じてXYステージ11を動かすことにより光学
系に対するX−Y位置を変えることができるようにして
ある。
【0023】前記光学系は光源13より供給される光が
光接続部14の反射ミラー17で反射されて多心光コネ
クタに入射し、光部品3からの反射光がセンサ15に受
光されるようにしてある。このセンサ15には例えば撮
像カメラが使用され、反射光を画像データとして取り込
み、その画像を画像処理装置18に送ることができるよ
うにしてある。また、光学系はZステージ16を動かす
ことにより取り込む画像の焦点調整を行うことができる
ようにしてある。
【0024】図3の画像処理装置18はセンサ(映像カ
メラ)15から送られてきた画像に必要な処理を施し
て、目的とする測定用ピン4のエッジを抽出し、その情
報を図3のコンピュータ19に送るものである。
【0025】図3のコンピュータ19は画像処理装置1
8から送られてくる情報をもとにして、XYステージ1
1、測長スケール12、Zステージ16、画像処理装置
18を制御して寸法測定を行うものである。
【0026】次に、図3の寸法測定装置を用いて本発明
の光部品の寸法測定方法により多心光コネクタの寸法測
定を行う方法について説明する。
【0027】先ず、光部品3の測定したいガイドピン挿
入孔1、ファイバ挿入孔2に、実際に使用されるガイド
ピン或はファイバに見合った形状の測定用ピン4を抜き
差し自在に挿入し、それらの先端面が光部品3の測定端
面6と一致するようにする。
【0028】このとき使用する測定用ピン4は光部品3
の測定端面6と光学的反射特性が異なる(識別できる)
ものにする。例えば、光部品3の測定端面(例えばプラ
スチック)6よりも光学的反射率の高い材質のものと
か、測定光学系の分解能内において各位置の同一光量に
対する反射率がより平坦であるもの等にする。また、明
瞭なエッジを持つように端面が研磨されているものが好
ましい。
【0029】具体例として図1に一つのファイバ挿入孔
2を図示する。このファイバ挿入孔2はZ軸方向に湾曲
している例である。図1(a)(b)がファイバ挿入孔
2自体の図であり、図1(c)(d)がファイバ挿入孔
2に測定用ピン4をその先端面が光部品3の測定端面6
と一致するように挿入した状態である。
【0030】図1(c)(d)の様に測定用ピン4を装
着した光部品3を図3のXYステージ11にセットし、
光源13からの光を光接続部14の反射ミラー17で反
射させて光部品3に照射し、光部品3の測定端面5から
の反射光をセンサ15により、測定端面5におけるガイ
ドピン挿入孔1、ファイバ挿入孔2、測定用ピン4等の
エッジを画像データとして取り込み、この画像データを
画像処理装置18で処理する。画像処理装置18で処理
された画像が図2(c)の端面図に対応する。1回の画
像取り込みで目的とする領域全体が得られない場合は、
XYステージ11を動かして処理を繰り返し、夫々の画
像或はエッジのポイントなどを測定スケール12からの
移動量をもとにして合成する。
【0031】次に、得られた画像から図3の画像処理装
置18により光部品3の測定端面5におけるガイドピン
挿入孔1、ファイバ挿入孔2、測定用ピン4等のエッジ
を抽出する。図2(a)は図2(b)のファイバ挿入孔
2のエッジのX−X線上の輝度の関係を従来の測定方法
により測定した輝度図、図2(c)は図2(d)のファ
イバ挿入孔2及び測定用ピン4のエッジのX−X線上の
輝度の関係を本発明の測定方法により測定した輝度図で
ある(SN比を上げるために図2(b)(d)の照明高
度を変えてある)。ガイドピン挿入孔2の外周部は照明
光強度が同じ時は同一輝度となる。
【0032】図2(b)のファイバ挿入孔2のエッジの
X−X線上のA1 点の輝度は、図2(a)の輝度図でQ
1 、Q2 として得られ、その中間点Q3 をエッジとして
求めることができる。
【0033】図2(c)の測定用ピン4のエッジのX−
X線上のB1 点の輝度は、図2(c)の輝度図でP1
2 として得られ、その中間点P3 をエッジとして求め
ることができる。
【0034】従来の測定方法によるエッジは図2(a)
のQ1 、Q2 のように輝度がぼやけて認識しにくいが、
本発明の測定方法によるエッジは図2(c)のP1 、P
2 のように輝度がシャープで認識し易く、求まるエッジ
の精度が良くなる。
【0035】次に、前記と同様にして何点かのエッジポ
イントを測定し、最小2乗法等の演算などにより測定用
ピン4の形状の中心を求めることになる(測定用ピン4
の形状が真円であると仮定すれば、少なくとも3点のポ
イントを決めることによりその中心を求めことができ
る)。もちろん、1つの画像データにおいて、目的とす
るポイントの適当な基準点(例えば光学系の光軸に一致
する画像中央)からのx−y位置が、測定端面5での実
際のX−Yとどういう関係にあるかは、既知でなければ
ならない。このため、寸法既知のものを予め画像として
取り込み、対応を取ることによりキャリブレーションを
行っておく。複数の画像同士の位置関係については、各
画像基準点同士について、測長スケール12により計測
されるXYステージ11の移動量からその対応をとるこ
とができる。
【0036】このようにして求まる中心について図1を
もとに説明する。従来の測定方法により図1(b)のフ
ァイバ挿入孔2のエッジを測定すると図1(a)のよう
になる。図1(a)のエッジはA1 、A2 であり、その
中心はA3 点である。この中心A3 はファイバ挿入孔2
の端面における形状中心である。実際には同挿入孔2の
中心は上記のように3点以上のエッジポイントを測定
し、最小2乗法などの演算等により求めることになる
が、それは説明の趣旨に関係ないのでA1 、A2 の中点
3 に代表させることにする。
【0037】これに対して本発明の測定方法により測定
される、図1(d)のファイバ挿入孔2及び測定用ピン
4の端面は図1(c)のようになる。測定用ピン4のエ
ッジは図1(c)のA1 、A2 であり、その中心はA3
である。この中心A3 はファイバ挿入孔2の3次元的な
構造を反映した中心であり、寸法測定において求めたい
挿入孔の中心軸に一致する。
【0038】上記の様に、光部品のファイバ挿入孔2の
中心軸を求めることができたので、あとは、各ファイバ
挿入孔2について同様の処理を繰り返すことにより、そ
れぞれのファイバ挿入孔2の中心軸の測定端面における
X−Y座標値を得ることができ、目的とする寸法測定を
行うことができる。
【0039】以上の実施例はガイドピン挿入孔1の場合
もそのまま置き換えることができる。
【0040】
【実施例2】図4にファイバ挿入孔1、ガイドピン挿入
孔1がV溝形状である場合を示す。この場合もファイバ
挿入孔1、ガイドピン挿入孔1が真円形状である場合と
同様(実施例1と同様)の測定により、それらの3次元
的な構造を反映した中心軸を求めることができる。
【0041】
【実施例3】図5の様にファイバ挿入孔2或はガイドピ
ン挿入孔1の内壁のうち、それらに挿入されるファイ
バ、ガイドピンに影響を与える部分の長さ(接触影響
長)が、それら挿入孔1、2の軸方向のある長さLに限
られる場合がある。この場合は図5のように長さLの測
定用ピン4を用いて測定する。ちなみに、ファイバ挿入
孔2に挿入されるファイバにはある程度の可塑性がある
し、ある種のガイドピンは必ずしもガイドピン挿入孔1
の全長に亙って挿入されるわけではないため、長さLの
ピンを用いても十分に測定できる。
【0042】
【実施例4】挿入される測定用ピン4の形状は断面形状
が円形に限らない。例えば図6のようにガイドピン挿入
孔1が四角形のときは、それに合わせて四角形にしても
よい。
【0043】
【発明の効果】本発明の光部品の寸法測定方法によれ
ば、実際に、ファイバ挿入孔2にファイバを、ガイドピ
ン挿入孔1にガイドピンを挿入したのと同じ状態で測定
ピン4の中心位置、即ち、ガイドピン挿入孔1、ファイ
バ挿入孔2の3次元状態での中心位置を測定できるので
実用的な測定ができる。このため本発明の測定方法によ
り測定されて良品と判別された二つの光部品を結合すれ
ば、結合損失が少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は従来の光部品の寸法測定方法によるフ
ァイバ挿入孔の端面図、(b)は同ファイバ挿入孔の平
面横断面図、(c)は本発明の光部品の寸法測定方法に
よるファイバ挿入孔及び測定用ピンの端面図、(d)は
同ファイバ挿入孔及び測定用ピンの平面横断面図。
【図2】(a)は従来の光部品の寸法測定方法によるフ
ァイバ挿入孔の端面の輝度説明図、(b)は(a)の輝
度説明図に対応するファイバ挿入孔の端面図、(c)は
本発明の光部品の寸法測定方法によるファイバ挿入孔及
び測定用ピンの端面の輝度説明図、(d)は(c)の輝
度説明図に対応するファイバ挿入孔及び測定用ピンの端
面図。
【図3】本発明の光部品の寸法測定方法に使用される寸
法測定装置の説明図。
【図4】本発明の光部品の寸法測定方法において、挿入
孔がV溝状のときの説明図であり、(a)はその横断面
図、(b)は縦断端面図、(c)は光部品の斜視図。
【図5】本発明の光部品の寸法測定方法において、ファ
イバ挿入孔が距離Lの分だけ測定ピンに影響を及ぼす場
合の説明図であり、(a)はその縦断端面図、(b)は
その横断面図。
【図6】本発明の光部品の寸法測定方法において、挿入
孔が角孔状のときの説明図であり、(a)はその横断面
図、(b)は縦断面図、(c)は光部品の斜視図。
【図7】従来の光部品の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ガイドピン挿入孔 2 ファイバ挿入孔 3 光部品 4 測定用ピン 5 測定端面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガイドピン挿入孔(1)、ファイバ挿入
    孔(2)が形成された光コネクタ等の光部品(3)のガ
    イドピン挿入孔(1)内に、実際に使用されるガイドピ
    ンに見合った形状の測定用ピン(4)を挿入し、この測
    定用ピン(4)の端面形状を測定することにより、ガイ
    ドピン挿入孔(1)にガイドピンが挿入されたときの同
    ガイドピン挿入孔(1)の端面形状における中心位置を
    求めるようにしたことを特徴とする光部品の寸法測定方
    法。
  2. 【請求項2】 ガイドピン挿入孔(1)、ファイバ挿入
    孔(2)が形成された光コネクタ等の光部品(3)のフ
    ァイバ挿入孔(2)に、実際に使用されるファイバに見
    合った形状の測定用ピン(4)を挿入し、この測定用ピ
    ン(4)の端面形状を測定することにより、ファイバ挿
    入孔(2)にファイバが挿入されたときの同ファイバ挿
    入孔(2)の端面形状における中心位置を求めるように
    したことを特徴とする光部品の寸法測定方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2の光部品の寸法測定方法
    において、測定用ピン(4)としてその測定端面(5)
    の光学的反射特性が光部品(3)のそれと異なるものを
    使用することを特徴とする光部品の寸法測定方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008268893A (ja) * 2007-03-26 2008-11-06 Kyocera Corp 光合分波器
CN108896276A (zh) * 2017-05-11 2018-11-27 纳卢克斯株式会社 位置测定方法以及部件
JP2018189627A (ja) * 2017-05-11 2018-11-29 ナルックス株式会社 位置測定方法及び部品

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