JP3927063B2 - 光学部材アレイのコア位置測定方法及びコア位置測定装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、光学部材アレイのコア位置測定方法及びコア位置測定装置に関する。さらに詳しくは、基板上における光学部材(例えば、光ファイバ、レンズ等)のコア位置を簡便且つ高精度に測定することができる光学部材アレイのコア位置測定方法及びコア位置測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、通信データ容量の増大に伴い、通信データ容量の処理能力に優れた光クロスコネクトスイッチ技術に対する需要が高まりつつある。このような技術の一つとして、マイクロマシニング等に用いられている技術で、微細な加工をシリコンエッチング等半導体プロセスにて行うMEMS(マイクロ−エレクトロ−メカニカル−システム)を用いた光スイッチが用いられるようになっている。また、上述の容量の処理能力に加えて、信頼性の確保に対する要求が増大したことに伴い、高精細で安定した通信を可能とする面発光レーザーも一般的に用いられるようになっている。
【0003】
このような光スイッチや面発光レーザーに用いられる光学部材アレイ(例えば、光ファイバアレイ、レンズアレイ、導波路アレイ(PLC)、半導体レーザー(LD)アレイ、フォトダイオード(PD)アレイ等、以下、「光学部材アレイ」として「光ファイバアレイ」を例にとって説明する)は、接続による光量の損失や接続部の安定性に対する要請から、この光ファイバアレイのコア位置の測定を高精度に行う必要があり、これに応じて、様々な光ファイバアレイのコア位置測定方法、及びその方法を利用したコア位置測定装置が用いられている。
【0004】
例えば、従来から用いられている光ファイバアレイのコア位置測定装置を用いた場合の測定方法は、ステージの背面に設置された光源から照射された白色光等を、ステージの上に設置された光ファイバアレイの光ファイバの一方の端面側から入射し、コアを透過した後に、光ファイバの他の端面側から出射した出射光をCCDカメラ等の撮像手段によって撮像する。このようにして得られた画像を所定の解析方法によって解析することによって光ファイバアレイのコア位置を測定するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のコア位置の測定方法においては、光ファイバアレイの撮像手段に対向する側の端面が撮像方向に対して水平でない場合、光ファイバアレイの端面から出射される光は、この端面の形状(斜めカット)により屈折してCCDカメラ等までの光軸がずれることや、光ファイバアレイをステージに設置する際に、光ファイバアレイの端面とCCDカメラ等との光軸がずれて設置してしまうことがあり、図10(a)及び(b)に示すように、光ファイバアレイ60の端面からCCDカメラ等の撮像手段の撮像位置(ピント)によって画像に映るコアの中心位置が変わってしまうという問題があった。
【0006】
すなわち、前述したCCDカメラ等の撮像手段の撮像位置(ピント)が各コア位置の測定においてばらつきがあると、同じコアを繰り返し測定した場合に測定誤差の要因となる。一般的に光ファイバアレイのコア位置の精度の要求は、各コアの相対位置関係が重要であり、光ファイバアレイの端面からの撮像位置の距離が等しければ、例え光ファイバアレイの端面から出射される光とCCDカメラ等との光軸にずれがあったとしても、撮像される各コアは画像の左右のどちらか一方に等しい距離だけずれるのみなので、コア位置の相対位置関係に変化は発生しない。従って、上述の問題となる場合は、各コア間の撮像において、撮像手段の撮像位置(ピント)にばらつきがあり、得られた画像の各コアが左右に振れ各コア同士の相対位置関係が毎回測定する度に異なる場合である。このような条件でコア位置の測定を行ったとしても、高精度にコア位置を測定することはできない。
【0007】
また、従来のコア位置の測定方法においては、光ファイバアレイのコアをCCDカメラ等にて撮像する画像処理において、多心系のコア位置を測定している途中で、光ファイバアレイ自体のピッチ精度や、ステージの送り精度等により、撮像手段による画像を映し出す画像表示面の中心部にコアが映るようにして撮像を開始したにもかかわらず、撮像が進むにつれて、画像表示面に映るコアの位置が変化することがある。
【0008】
このように各撮像において画像表示面のコアの位置がずれて表示されることは、コアを撮像するCCDカメラ等のレンズの異なる領域を用いて撮像しているということになり、レンズの中央の部分によって撮像された映像と、端の部分によって撮像された映像とは、レンズの収差が起こるために撮像した映像に差異が発生したり、また、撮像する度にCCDカメラ等の画素分布状態が変化するため撮像したコアの形状にばらつきが発生したりすることからコアの位置を正確に測定することができないという問題もあった。
【0009】
さらに、従来のコア位置の測定方法においては、図11に示すように、光ファイバアレイが傾いてステージ64に設置された場合等において、CCDカメラ等の画像処理による測定では、光ファイバアレイ60の、隣接する光ファイバの撮像方向(z方向)に垂直な平面に交わる二点間の水平面(xz面)への投影距離A(以下、測定xということがある)を測定することとなるが、この測定xは、本来、光ファイバアレイ60のコア位置測定で必要とされる、前述した水平面(xz面)における光ファイバ62の、光ファイバの中心軸に垂直な平面に交わる二点間の水平面(xz面)への投影距離B(以下、真値xということがある)とは異なり、このような測定xを用いて算出されたコア位置では、接続による光量の損失や接続部の安定性が不足するという問題があった。
【0010】
特に、光ファイバアレイ60の端面を予め斜めにカットして製造されたものである場合は、この端面からの出射光軸と撮像軸とが平行となるようにコア位置測定装置のステージ64上に設置されると、前述した水平面(xz面)における光ファイバ62の中心軸に垂直な平面と光ファイバアレイ60の出射光を出射する側面とのなすC(以下、アレイθxということがある)が大きくなる。このような状態で撮像を行うと、撮像方向(z方向)における撮像手段61から隣接する各光ファイバ62の光を出射する側の端面までの距離の差D(以下、計測zということがある)も大きくなるため、撮像時にz方向にステージが駆動する距離も必然的に長くなる。しかし駆動距離が長くなればなるほどステージの駆動に伴う距離の誤差も大きくなり、アレイθxを補正してコア位置を算出する場合に大きな誤差要因となり問題となっていた。
【0011】
また、従来のコア位置の測定方法においては、光ファイバアレイの、隣接する光ファイバの撮像方向(z方向)に垂直な平面に交わる二点間の垂直面(yz面)への投影距離(以下、計測yということがある)についても、本来、光ファイバアレイのコア位置測定で必要とされる、隣接する光ファイバの、光ファイバの中心軸に垂直な平面に交わる二点間の前述した垂直面(yz面)への投影距離(以下、真値yということがある)とは異なり、このような測定yを用いて算出されたコア位置では、接続による光量の損失や接続部の安定性が不足するという問題があった。また、光ファイバアレイの端面が、この前述した垂直面(yz面)における光ファイバの中心軸と垂直な平面と光ファイバアレイの出射光を出射する側面とのなす傾斜角(以下、アレイθyということがある)によって、所定の補正傾斜角(以下、治具θyということがある)を有する角度スペーサをステージ上に配設して補正を行って撮像しているが、このようにして得られる測定値も真値yとは異なることがあり、高精度を必要とされるコア位置の測定としては問題があった。
【0012】
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、基板上における光学部材(例えば、光ファイバ、レンズ等)のコア位置を簡便且つ高精度に測定することができる光学部材アレイのコア位置測定方法及びコア位置測定装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するため、本発明は、以下の光学部材アレイのコア位置測定方法及びコア位置測定装置を提供するものである。
【0018】
[1] 一以上の光学部材が基板上に整列、固定された光学部材アレイの前記光学部材の一方の端面に、光源から白色光を入射させ、前記光学部材を通過させて他方の端面から出射した出射光を撮像手段によって撮像し、得られた画像から前記光学部材のコア位置を測定する光学部材アレイのコア位置測定方法であって、前記撮像手段によって前記出射光を撮像する際に、隣接する前記光学部材の、撮像方向(z方向)に垂直な平面に交わる二点間の水平面(xz面)への投影距離を算出し、且つ撮像方向(z方向)における前記撮像手段から隣接する前記光学部材の前記他方の端面までの距離の差を算出し、前記光学部材の中心軸に垂直な平面と前記光学部材アレイの出射光を出射する側面とのなす角を測定して、隣接する前記光学部材の、前記光学部材の中心軸に垂直な平面に交わる二点間の前記水平面(xz面)への投影距離を算出することを特徴とする光学部材アレイのコア位置測定方法(以下、「第一の発明」ということがある)。
【0019】
[2] 一以上の光学部材が基板上に整列、固定された光学部材アレイの前記光学部材の一方の端面に、光源から白色光を入射させ、前記光学部材を通過させて他方の端面から出射した出射光を撮像手段によって撮像し、得られた画像から前記光学部材のコア位置を測定する光学部材アレイのコア位置測定方法であって、所定の傾斜角を有する治具の上に設置した、前記光学部材アレイの一方の端面に、前記光源から白色光を入射させ、前記撮像手段によって前記出射光を撮像し、得られた画像から、隣接する前記光学部材の、撮像方向(z方向)に垂直な平面に交わる二点間の垂直面(yz面)への投影距離を算出し、前記垂直面(yz面)における前記光学部材の中心軸と垂直な平面と前記光学部材アレイの出射光を出射する側面とのなす傾斜角を測定し、前記治具の傾斜角とから、隣接する前記光学部材の、前記光学部材の中心軸に垂直な平面に交わる二点間の前記垂直面(yz面)への投影距離を算出することを特徴とする光学部材アレイのコア位置測定方法(以下、「第二の発明」ということがある)。
【0020】
[3] 前記光学部材が、光ファイバ又はレンズである前記[1]又は[2]に記載の光学部材アレイのコア位置測定方法。
【0025】
[4] 一以上の光学部材が整列、固定された光学部材アレイを所定方向に移動するステージと、前記光学部材の一方の端面に白色光を入射する光源と、前記光学部材の他方の端面側から出射した出射光を撮像する撮像手段と、前記ステージ及び前記撮像手段の位置を制御し、前記撮像手段によって撮像した画像から各前記光学部材のコア位置を測定する制御部とを備えてなる光学部材アレイのコア位置測定装置であって、前記光源から照射した白色光を、前記ステージ上に設置された前記光学部材の一方の端面に入射し、前記撮像手段によって前記出射光を撮像する際に、隣接する前記光学部材の、撮像方向(z方向)に垂直な平面に交わる二点間の水平面(xz面)への投影距離を算出し、且つ撮像方向(z方向)における前記撮像手段から隣接する前記光学部材の前記他方の端面までの距離の差を算出し、前記光学部材の中心軸に垂直な平面と前記光学部材アレイの出射光を出射する側面とのなす角を測定して、前記制御部にて、隣接する前記光学部材の、前記光学部材の中心軸に垂直な平面に交わる二点間の前記水平面(xz面)への投影距離を算出することを特徴とする光学部材アレイのコア位置測定装置(以下、「第三の発明」ということがある)。
【0026】
[5] 一以上の光学部材が整列、固定された光学部材アレイを所定方向に移動するステージと、前記光学部材の一方の端面に白色光を入射する光源と、前記光学部材の他方の端面側から出射した出射光を撮像する撮像手段と、前記ステージ及び前記撮像手段の位置を制御し、前記撮像手段によって撮像した画像から各前記光学部材のコア位置を測定する制御部とを備えてなる光学部材アレイのコア位置測定装置であって、前記光源から照射した白色光を、前記ステージ上に配設した所定の傾斜角を有する治具の上に設置された前記光学部材の一方の端面から入射し、前記撮像手段によって前記出射光を撮像し、得られた画像から、隣接する前記光学部材の、撮像方向(z方向)に垂直な平面に交わる二点間の垂直面(yz面)への投影距離を算出し、前記垂直面(yz面)における前記光学部材の中心軸と垂直な平面と前記光学部材アレイの出射光を出射する側面とのなす傾斜角を測定し、前記治具の傾斜角とから、前記制御部にて、隣接する前記光学部材の、前記光学部材の中心軸に垂直な平面に交わる二点間の前記垂直面(yz面)への投影距離を算出することを特徴とする光学部材アレイのコア位置測定装置(以下、「第四の発明」ということがある)。
【0027】
[6] 前記光学部材が、光ファイバ又はレンズである前記[4]又は[5]に記載の光学部材アレイのコア位置測定装置。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の(第三及び第四の発明)の光学部材アレイのコア位置測定装置の実施の形態を、光ファイバアレイのコア位置測定装置を例にとって図面を参照しつつ具体的に説明し、その中で本発明の(第一及び第二の発明)の光学部材アレイのコア位置測定方法を合わせて具体的に説明する。
【0029】
まず、一般的な光学部材アレイのコア位置測定装置の構成について説明する。図1は、光学部材アレイのコア位置測定装置の一例である光ファイバアレイのコア位置測定装置1を示す斜視図である。
【0030】
この光ファイバアレイのコア位置測定装置1は、一以上の光ファイバ3が整列、固定された光ファイバアレイ2を所定方向に移動するステージ10と、光ファイバ3の一方の端面に白色光を入射する光源20と、光ファイバ3の他方の端面側から出射した出射光を撮像する撮像手段30と、ステージ10及び撮像手段30の位置を制御し、撮像手段30によって撮像した画像から各光ファイバ3のコア位置を測定する制御部40とを備えてなる光ファイバアレイのコア位置測定装置1であって、制御部40が、光ファイバ3の他方の端面における画像に表示した前記出射光の径が最小となる撮像距離(ビームウエスト)を算出して、ステージ10及び撮像手段30の位置を制御することができる。
【0031】
前述したステージ10は、zステージ11、xステージ12、θzステージ13、土台14、角度スペーサ15及び光ファイバアレイセット治具16等から構成されてなり、各z、x及びθzステージ等の駆動ステージ19を駆動させて光ファイバアレイ2の端面の位置を規定することができる。また、ステージ10面のx及びy軸方向にレーザー干渉測長器17、18を設置することによって、ステージ10の実際の送り量やステージ10の歪みを、正確且つ高精度に読み取ることができる。
【0032】
また、駆動ステージ19を稼動させるだけでなく、光ファイバアレイ2の端面角度に対応した異なる傾斜角を有する角度スペーサ15に取り替えることによって、ステージ10全体の重量と高さを下げステージ10の不安定な状態を解消することができる。この角度スペーサ15の取り付けには、土台14にある三点ピンを基準に位置合わせしてネジ等で固定することによって、光ファイバアレイ2の位置合わせを高精度にすることができる。
【0033】
また、光源20としては、白色光源21、例えば、ハロゲンランプ等を用いることができる。そして、この白色光源21からノズル22を介して、光ファイバアレイ2の一方の端面に対し光を照射する。
【0034】
光ファイバアレイ2の他方の端面には、撮像手段30が設置されており、この撮像手段30は、CCDカメラ31と、撮像する映像を拡大する顕微鏡32と、レンズ33と、これらをy軸方向に駆動させるyステージ34とから構成されている。図1の光ファイバアレイのコア位置測定装置においては、CCDカメラ31を用いて実際の撮像を行っているが、赤外線カメラ等を用いて撮像することもできる。
【0035】
また、yステージ34は、撮像手段30にではなく、前述したステージ10に含むような構成としてもよい。逆に、ステージ10の駆動ステージ19の少なくとも一つを撮像手段30に含むような構成としてもよい。
【0036】
また、この光ファイバアレイのコア位置測定装置1は、前述したレーザー干渉測長器17、18から得られる信号及びCCDカメラ31による映像等を解析するコンピュータ41と、得られる情報を表示するディスプレイ42とから構成された制御部40を有しており、コンピュータ41は、コア位置測定の算出及び各種解析を実行する中央処理装置(CPU:central processing unit)と、レーザー干渉測長器17、18及びCCDカメラ31等から得られた情報や解析結果等を記憶するランダムアクセスメモリ(RAM:random access memory)と、コア位置測定の算出を行う解析プログラム等の記憶されたリードオンリーメモリ(ROM:read only memory)と、各種データ等を入力するためのキーボードから構成されている。
【0037】
ここで、この光ファイバアレイのコア位置測定装置における測定方法を、図1及び2を用いて説明する。図2は、光ファイバアレイのコア位置測定装置における測定方法の一例を示すフローチャートである。
【0038】
まず、測定前準備として、測定する光ファイバアレイ2の端面の傾斜角に応じて選定した角度スペーサ15がステージ10に設置される。次に、ステージ10に設置されていない光ファイバアレイセット治具16に光ファイバアレイ2が設置される。次に、この光ファイバアレイ2ごと光ファイバアレイセット治具16が角度スペーサ15の上に設置される。次に、光源20を用いて光ファイバアレイ2の一方の端面に白色光を照射する。
【0039】
このように測定前準備をした後に、撮像手段30の撮像位置(ピント)を決定する。これは、ステージ10又はyステージ34を用いて光ファイバアレイ2又は撮像手段30の撮像位置を駆動して、ディスプレイ42に表示される出射光の径が最小となる撮像距離(ビームウエスト)を算出し、算出した撮像距離を用いて撮像位置(ピント)を決定する。この際、前述した撮像距離を、撮像手段30から光ファイバアレイ2の端面までの距離を変化させて仮撮像して、得られた各距離毎の仮画像における出射光の径と、各距離とから算出することが好ましい。例えば、得られた仮画像における出射光の径と各距離とから二次曲線を描き、この二次曲線の極小値を撮像距離とする方法等により算出することができる。
【0040】
次に、撮像距離における撮像位置(ピント)から、光ファイバ3の端面から出射する出射光を撮像する。得られた各データは制御部40に記憶する。光ファイバアレイ2を構成する他の光ファイバ3についての測定が終了していない場合は、測定が終了していない他の光ファイバ3について、フローチャートにおける撮像位置(ピント)の決定から、前述した出射光を撮像するまでの工程を繰り返して順次測定し、光ファイバアレイ2を構成するすべての光ファイバ3について撮像を行う。
【0041】
この際、予め光ファイバアレイ2に整列、固定された一以上の光ファイバ3の少なくとも二の撮像距離を算出し、制御部40により得られた少なくとも二の撮像距離から他の光ファイバ3における撮像距離を算出して撮像することが好ましい。このように構成することによって、測定時間を著しく短縮することができる。
【0042】
すべての光ファイバ3の撮像が終了した後に、制御部40によって基準軸から理想コア位置を算出し、得られた理想コア位置と測定によるコア位置をもとに理想コア位置からの誤差を算出し、得られた理想コア位置からの誤差及び回帰径をデイスプレイ42に出力する。具体的には、まず、得られた画像を処理する際に、二値化という作業を行って、画像を白(光が強い部分)と黒(光が弱い部分)との二色に変換する。このとき、白と黒の境目の画像の輝度をスライスレベルと設定し、スライスレベルは設定値(任意)や1/e2に設定することができる。1/e2とは、最大画像輝度の1/e2(モードフィールド径の境界)の位置をスライスレベルにする方法である。
【0043】
このようにして二値化されたコア径を求めるときは、この回帰円を求めその直径を算出する。回帰円はコアの二値化画像エッジ点(白と黒の境)を12点抽出して、制御部40により演算して算出する。また、コア位置の中心は、コア径の算出で求めた回帰円中心とする方法又は二値化されたコア画像より、その白い部分の重心点を中心とする方法を用いて算出する。
【0044】
また、コア位置の算出方法としては、両端基準演算処理方法又は回帰基準演算処理方法を用いることができる。両端基準演算処理方法は光ファイバアレイ2の接続作業等によく用いられる方法であり、光ファイバアレイ2は主に導波路等に接続されることとなるが、この接続作業においてすべてのポートに光を入れながら一番光量の損失が少ないところを探すのは非常に困難であることから、通常の接続作業においては、光ファイバアレイ2の両端のみに光を入れながら調心(光量が一番多くなる位置に調節)している。このようにコア位置の演算処理も、導波路との調心方法と同じ基準であるため光ファイバアレイ2の両端で測定する方法である。
【0045】
また、回帰基準演算処理方法は、例えば、光ファイバアレイ2の両端のコアのどちらか一方の位置が極端に外れるような場合に、両端基準演算処理方法により位置を算出すると、全てのコア位置が外れたような算出結果が得られることがあり、全てのコアの回帰線を基準とすることで、一個の位置の外れたコアが及ぼす悪影響を極力回避できるようにした方法である。
【0046】
最後に、光ファイバアレイ2がステージ10から取り外される。このようにしてコア位置の測定を行うことができる。
【0047】
この光ファイバアレイのコア位置測定装置は、通常のシングルモード(SM)ファイバアレイのコア位置測定はもちろんのことであるが、特にレンズドファイバを用いた光ファイバアレイのコア位置測定する場合に有効に用いることができる。レンズドファイバとは、レーザーダイオード(LD)との結合や半導体光増幅器(SOA)との結合に、その結合効率を高めるために使用される場合があり、ファイバ先端を特殊加工し先端にレンズ効果をもたせた光ファイバである。
【0048】
上記測定方法は、ビームウエストの位置にてコア位置を測定することであるが、レンズドファイバアレイ(LFA)は、レーザーダイオード等との結合効率を高めるためにレンズドファイバはビームウエストの位置にてレーザーダイオード等と結合される。そのため、レンズドファイバアレイに求められる特性は、他の機能部品との結合効率を高めるためにビームウエストの位置でのコア位置精度が重要となり、このような測定方法は理想的な測定方法の一つである。
【0049】
このように構成することによって、光ファイバアレイの基板上における各光ファイバのコア位置を簡便且つ高精度に測定することができる。
【0050】
ここで、図1に示した光ファイバアレイのコア位置測定装置1を用いて、光ファイバアレイのコア位置測定方法の一例について説明する。この光ファイバアレイのコア位置測定方法は、一以上の光ファイバ3が基板上に整列、固定された光ファイバアレイ2の光ファイバ3の一方の端面に、光源20から白色光を入射させ、光ファイバ3を通過させて他方の端面から出射した出射光を撮像手段30によって撮像し、得られた画像から光ファイバ3のコア位置を測定する光ファイバアレイのコア位置測定方法であって、撮像手段30による出射光の撮像を、光ファイバ3の他方の端面において、画像に表示される出射光の径が最小となる撮像距離(ビームウエスト)にて行うものである。この際、前述した撮像距離を、撮像手段30から光ファイバ3の他方の端面までの距離を変化させて仮撮像して、得られた各距離毎の仮画像における出射光の径と、各距離とから算出することが好ましい。
【0051】
このように構成することによって、光ファイバアレイの基板上における各光ファイバのコア位置を簡便且つ高精度に測定することができる。
【0052】
また、光ファイバアレイ2の一以上の光ファイバ3のうち、少なくとも二の撮像距離を算出し、得られた少なくとも二の撮像距離から他の光ファイバ3における撮像距離を算出して撮像することが好ましい。このように構成することによって、測定時間を著しく短縮することができる。
【0053】
次に、光学部材アレイのコア位置測定装置の他の例である光ファイバアレイのコア位置測定装置について説明する。
【0054】
この光ファイバアレイのコア位置測定装置は、図1に示した光ファイバアレイのコア位置測定装置1と同様に構成され、一以上の光ファイバ3が整列、固定された光ファイバアレイ2を所定方向に移動するステージ10と、光ファイバ3の一方の端面に白色光を入射する光源20と、光ファイバ3の他方の端面側から出射した出射光を撮像する撮像手段30と、ステージ10及び撮像手段30の位置を制御し、撮像手段30によって撮像した画像から各光ファイバ3のコア位置を測定する制御部40とを備えてなる光ファイバアレイのコア位置測定装置1であって、光源20から照射された白色光をステージ10の上に設置された光ファイバ3の一方の端面から入射し、撮像手段30による出射光の撮像を、出射光の中心点を画像の所定の位置に撮像するように、ステージ10及び/又は撮像手段30の位置を移動し、画像における撮像位置を調節する制御部40を備えてなるものである。
【0055】
ここで、この光ファイバアレイのコア位置測定装置における測定方法を、図1及び3を用いて説明する。図3は、光ファイバアレイのコア位置測定装置における測定方法の他の例を示すフローチャートである。
【0056】
まず、測定前準備として、測定する光ファイバアレイ2の端面の傾斜角に応じて選定した角度スペーサ15がステージ10に設置される。次に、ステージ10に設置されていない光ファイバアレイセット治具16に光ファイバアレイ2が設置される。次に、この光ファイバアレイ2ごと光ファイバアレイセット治具16が角度スペーサ15の上に設置される。次に、光源20を用いて光ファイバアレイ2の一方の端面に白色光を照射する。
【0057】
このように測定前準備をした後に、撮像手段30の撮像位置(ピント)を決定する。撮像位置を決定した後に、撮像手段30による出射光の撮像を、出射光の中心点が画像の所定の位置に撮像されるように、制御部40によりステージ10及び/又は撮像手段30の位置を移動し、画像における撮像位置を調節する。
【0058】
このように、撮像手段30のレンズ33の所定の領域のみを用いて撮像することによってレンズ33の収差により生じる画像の差異を無くし、また、CCDカメラ31の画素分布状態の変化を軽減することで、高精度にコア位置を測定することができる。
【0059】
次に、光ファイバ3の端面から出射する出射光を撮像する。得られた各データは制御部40に記憶する。光ファイバアレイ2を構成する他の光ファイバ3についての測定が終了していない場合は、測定が終了していない他の光ファイバ3について、フローチャートにおける撮像位置(ピント)の決定から、前述した出射光を撮像するまでの工程を繰り返して順次測定し、光ファイバアレイ2を構成するすべての光ファイバ3について撮像を行う。この後の測定方法は、図2に示した測定方法と同様に、得られた画像を制御部40で解析することにより光ファイバアレイ2のコア位置を測定する。
【0060】
このように構成することによって、レンズ33の収差により生じる差異や、CCDカメラ31の画素分布状態の変化によって生じるコアの形状のばらつきを防止し、光ファイバアレイ2の基板上における各光ファイバ3のコア位置を簡便且つ高精度に測定することができる。
【0061】
ここで、図1に示した光ファイバアレイのコア位置測定装置1を用いて、光ファイバアレイのコア位置測定方法の他の例について説明する。この光ファイバアレイのコア位置測定方法は、一以上の光ファイバ3が基板上に整列、固定された光ファイバアレイ2の光ファイバ3の一方の端面に、光源20から白色光を入射させ、光ファイバ3を通過させて他方の端面から出射した出射光を撮像手段30によって撮像し、得られた画像から光ファイバ3のコア位置を測定する光ファイバアレイのコア位置測定方法であって、撮像手段30による出射光の撮像を、出射光の中心点が画像の所定の位置に表示されるように、画像における撮像位置を調節して行うものである。
【0062】
このように構成することによって、光ファイバアレイの基板上における各光ファイバのコア位置を簡便且つ高精度に測定することができる。
【0063】
(第三の発明)
次に、本発明(第三の発明)の光学部材アレイのコア位置測定装置の一の実施の形態である光ファイバアレイのコア位置測定装置について図1及び4を用いて説明する。図4は、本実施の形態の光ファイバアレイのコア位置測定装置の水平面への投影図である。
【0064】
本実施の形態の光ファイバアレイのコア位置測定装置は、図1に示した光ファイバアレイのコア位置測定装置1と同様に構成され、一以上の光ファイバ3が整列、固定された光ファイバアレイ2を所定方向に移動するステージ10と、光ファイバ3の一方の端面に白色光を入射する光源20と、光ファイバ3の他方の端面側から出射した出射光を撮像する撮像手段30と、ステージ10及び撮像手段30の位置を制御し、撮像手段30によって撮像した画像から各光ファイバ3のコア位置を測定する制御部40とを備えてなる光ファイバアレイのコア位置測定装置1であって、光源20から照射した白色光を、ステージ10上に設置された光ファイバ3の一方の端面に入射し、撮像手段30によって前記出射光を撮像する際に、隣接する光ファイバ3の、撮像方向(z方向)に垂直な平面に交わる二点間の水平面(xz面)への投影距離(計測x)を算出し、且つ撮像方向(z方向)における撮像手段30から隣接する光ファイバ3の前述した他方の端面までの距離の差(計測z)を算出し、光ファイバ3の中心軸に垂直な平面と光ファイバアレイ2の出射光を出射する側面とのなす角(アレイθx)を測定して、制御部40にて、隣接する光ファイバ3の、光ファイバ3の中心軸に垂直な平面に交わる二点間の前述した水平面(xz面)への投影距離(真値x)を算出することを特徴とする。
【0065】
このように構成することによって、CCDカメラによって撮像した画像処理によって得られた測定値である計測xを、計測zとアレイθxと用いて補正し、本来必要とされる値である真値xを容易に算出することができ、光ファイバアレイの基板上における各光ファイバのコア位置を簡便且つ高精度に測定することができる。また、光ファイバアレイが撮像軸や光軸からずれて設置されたとしても、このように算出することによって、算出結果である真値xには影響を与えない。
【0066】
アレイθxは、光ファイバアレイのコア位置の測定とは別に工具顕微鏡などで算出する。また、アレイθxが非常に小さい場合には、補正する値も非常に小さくなり、これに係る補正値も非常に小さいために、アレイθxとして光ファイバアレイの端面の設計値を入力することもできる。
【0067】
ここで、本実施の形態の光ファイバアレイのコア位置測定装置における測定方法を、図1及び5を用いて説明する。図5は本実施の形態の光ファイバアレイのコア位置測定装置における測定方法を示すフローチャートである。
【0068】
まず、測定前準備として、測定する光ファイバアレイ2の端面の傾斜角に応じて選定した角度スペーサ15がステージ10に設置される。次に、ステージ10に設置されていない光ファイバアレイセット治具16に光ファイバアレイ2が設置される。次に、この光ファイバアレイ2ごと光ファイバアレイセット治具16が角度スペーサ15の上に設置される。次に、光源20を用いて光ファイバアレイ2の一方の端面に白色光を照射する。
【0069】
このように測定前準備をした後に、撮像手段30の撮像位置(ピント)を決定する。撮像位置(ピント)を決定した後に、光ファイバ3の端面から出射する出射光を撮像する。得られた各データは、制御部40に記憶する。光ファイバアレイ2を構成する他の光ファイバ3についての測定が終了していない場合は、測定が終了していない他の光ファイバ3について、フローチャートにおける撮像位置(ピント)の決定から、前述した出射光を撮像するまでの工程を繰り返して順次測定し、光ファイバアレイ2を構成するすべての光ファイバ3について撮像を行う。
【0070】
すべての光ファイバ3の撮像が終了した後に、制御部40に記憶した、隣接する光ファイバ3の、撮像方向(z方向)に垂直な平面に交わる二点間の水平面(xz面)への投影距離(計測x)、撮像方向(z方向)における撮像手段30から隣接する光ファイバ3の前述した他方の端面までの距離の差(計測z)、及び光ファイバ3の中心軸に垂直な平面と光ファイバアレイ2の出射光を出射する側面とのなす角(アレイθx)から、隣接する光ファイバ3の、光ファイバ3の中心軸に垂直な平面に交わる二点間の前述した水平面(xz面)への投影距離(真値x)を算出する。
【0071】
このように構成することによって、CCDカメラによって撮像した画像処理によって得られた測定値である計測xを、計測zとアレイθxと用いて補正し、本来必要とされる値である真値xを容易に算出することができ、光ファイバアレイの基板上における各光ファイバのコア位置を簡便且つ高精度に測定することができる。また、光ファイバアレイが撮像軸からずれて設置されたとしても、このように算出することによって、算出結果である真値xには影響を与えない。
【0072】
(第一の発明)
ここで、図1に示した光ファイバアレイのコア位置測定装置を用いて、本発明(第一の発明)の実施の形態である光ファイバアレイのコア位置測定方法について説明する。本実施の形態の光ファイバアレイのコア位置測定方法は、一以上の光ファイバ3が基板上に整列、固定された光ファイバアレイ2の光ファイバ3の一方の端面に、光源20から白色光を入射させ、光ファイバ3を通過させて他方の端面から出射した出射光を撮像手段30によって撮像し、得られた画像から光ファイバのコア位置を測定する光ファイバアレイのコア位置方法であって、撮像手段30によって出射光を撮像する際に、隣接する光ファイバ3の、撮像方向(z方向)に垂直な平面に交わる二点間の水平面(xz面)への投影距離(計測x)を算出し、且つ撮像方向(z方向)における撮像手段30から隣接する光ファイバ3の前述した他方の端面までの距離の差(計測z)を算出し、光ファイバ3の中心軸に垂直な平面と光ファイバアレイ2の出射光を出射する側面とのなす角(アレイθx)を測定して、隣接する光ファイバ3の、光ファイバ3の中心軸に垂直な平面に交わる二点間の前述した水平面(xz面)への投影距離を算出することを特徴とする。
【0073】
このように構成することによって、光ファイバアレイの基板上における各光ファイバのコア位置を簡便且つ高精度に測定することができる。
【0074】
(第四の発明)
次に、本発明(第四の発明)の光学部材アレイのコア位置測定装置の他の実施の形態である光ファイバアレイのコア位置測定装置について図1及び6を用いて説明する。図6は、本実施の形態の光ファイバアレイのコア位置測定装置の垂直面への投影図である。
【0075】
本実施の形態の光ファイバアレイのコア位置測定装置は、図1に示した光ファイバアレイのコア位置測定装置1と同様に構成され、一以上の光ファイバ3が整列、固定された光ファイバアレイ2を所定方向に移動するステージ10と、光ファイバ3の一方の端面に白色光を入射する光源20と、光ファイバ3の他方の端面側から出射した出射光を撮像する撮像手段30と、ステージ10及び撮像手段30の位置を制御し、撮像手段30によって撮像した画像から各光ファイバ3のコア位置を測定する制御部40とを備えてなる光ファイバアレイのコア位置測定装置1であって、光源20から照射した白色光を、ステージ10上に配設した所定の傾斜角を有する角度スペーサ15の上に設置された光ファイバ3の一方の端面から入射し、撮像手段30によって出射光を撮像し、得られた画像から、隣接する光ファイバ3の、撮像方向(z方向)に垂直な平面に交わる二点間の垂直面(yz面)への投影距離(計測y)を算出し、前述した垂直面(yz面)における光ファイバ3の中心軸と垂直な平面と光ファイバアレイ2の出射光を出射する側面とのなす傾斜角(アレイθy)を測定し、角度スペーサ15の傾斜角(治具θy)とから、制御部40にて、隣接する光ファイバ3の、光ファイバ3の中心軸に垂直な平面に交わる二点間の前述した垂直面(yz面)への投影距離(真値y)を算出することを特徴とする。
【0076】
このように構成することによって、CCDカメラによって撮像した画像処理によって得られた測定値である計測yを、アレイθyと治具θyとを用いて補正し、本来必要とされる値である真値yを容易に算出することができ、光ファイバアレイの基板上における各光ファイバのコア位置を簡便且つ高精度に測定することができる。また、光ファイバアレイが撮像軸からずれて設置されたとしても、このように算出することによって、算出結果である真値yには影響を与えない。
【0077】
アレイθyは、光ファイバアレイのコア位置の測定とは別に工具顕微鏡などで算出する。また、アレイθyが非常に小さい場合には、補正する値も非常に小さいのため、これに係る補正値も非常に小さくなり、アレイθyとして光ファイバアレイの端面の設計値を入力することもできる。
【0078】
ここで、本実施の形態の光ファイバアレイのコア位置測定装置における測定方法を、図1及び7を用いて説明する。図7は本実施の形態の光ファイバアレイのコア位置測定装置における測定方法を示すフローチャートである。
【0079】
まず、測定前準備として、測定する光ファイバアレイ2の端面の傾斜角に応じて選定した角度スペーサ15がステージ10に設置される。次に、ステージ10に設置されていない光ファイバアレイセット治具16に光ファイバアレイ2が設置される。次に、この光ファイバアレイ2ごと光ファイバアレイセット治具16が角度スペーサ15の上に設置される。次に、光源20を用いて光ファイバアレイ2の一方の端面に白色光を照射する。
【0080】
このように測定前準備をした後に、撮像手段30の撮像位置(ピント)を決定する。撮像位置(ピント)を決定した後に、光ファイバ3の端面から出射する出射光を撮像する。得られた各データは、制御部40に記憶する。光ファイバアレイ2を構成する他の光ファイバ3についての測定が終了していない場合は、測定が終了していない他の光ファイバ3について、フローチャートにおける撮像位置(ピント)の決定から、前述した出射光を撮像するまでの工程を繰り返して順次測定し、光ファイバアレイ2を構成するすべての光ファイバ3について撮像を行う。
【0081】
すべての光ファイバ3の撮像が終了した後に、制御部40に記憶した、隣接する光ファイバ3の、撮像方向(z方向)に垂直な平面に交わる二点間の垂直面(yz面)への投影距離(計測y)、垂直面(yz面)における光ファイバ3の中心軸と垂直な平面と光ファイバアレイ2の出射光を出射する側面とのなす傾斜角(アレイθy)、及び角度スペーサ15の傾斜角(治具θy)とから、隣接する光ファイバ3の、光ファイバ3の中心軸に垂直な平面に交わる二点間の前述した垂直面(yz面)への投影距離(真値y)を算出する。
【0082】
このように構成することによって、CCDカメラ31によって撮像した画像処理によって得られた測定値である計測yを、アレイθyと治具θyと用いて補正し、本来必要とされる値である真値yを容易に算出することができ、光ファイバアレイ2の基板上における各光ファイバ3のコア位置を簡便且つ高精度に測定することができる。また、光ファイバアレイ2が撮像軸からずれて設置されたとしても、このように算出することによって、算出結果である真値yには影響を与えない。
【0083】
(第二の発明)
ここで、図1に示した光ファイバアレイのコア位置測定装置1を用いて、本発明(第二の発明)の実施の形態である光ファイバアレイのコア位置測定方法について説明する。本実施の形態の光ファイバアレイのコア位置測定方法は、一以上の光ファイバ3が基板上に整列、固定された光ファイバアレイ2の光ファイバ3の一方の端面に、光源20から白色光を入射させ、光ファイバ3を通過させて他方の端面から出射した出射光を撮像手段30によって撮像し、得られた画像から光ファイバ3のコア位置を測定する光ファイバアレイのコア位置測定方法であって、所定の傾斜角を有する角度スペーサ15の上に設置した、光ファイバアレイ2の一方の端面に、光源20から白色光を入射させ、撮像手段30によって出射光を撮像し、得られた画像から、隣接する光ファイバ3の、撮像方向(z方向)に垂直な平面に交わる二点間の垂直面(yz面)への投影距離(計測y)を算出し、前述した垂直面(yz面)における光ファイバ3の中心軸と垂直な平面と光ファイバアレイ2の出射光を出射する側面とのなす傾斜角(アレイθy)を測定し、角度スペーサ15の傾斜角(治具θy)とから、隣接する光ファイバ3の、光ファイバ3の中心軸に垂直な平面に交わる二点間の前述した垂直面(yz面)への投影距離(真値y)を算出することを特徴とする。
【0084】
このように構成することによって、光ファイバアレイの基板上における各光ファイバのコア位置を簡便且つ高精度に測定することができる。
【0085】
【実施例】
以下、本発明を実施例によってさらに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例によっていかなる制限を受けるものではない。
【0086】
(参考例)
材質が低膨張硼珪酸ガラスの24心の光ファイバアレイ(寸法:幅9mm、長さ12mm、厚さ3mm、光ファイバアレイの端面角度が8°、ピッチ250um)のコア位置を測定した。この光ファイバアレイのリボンファイバは8心リボンを3本使用したものを用いた。
【0087】
本参考例における光ファイバアレイのコア位置の測定においては、図1に示した光ファイバアレイのコア位置測定装置1と同様に構成された光ファイバアレイのコア位置測定装置を用いた。光ファイバアレイのコア位置測定装置1のステージ10面のx、y軸にはレーザー干渉測長器17、18を設置し、ステージ10の実際の送り量やステージの歪みを、正確且つ高精度に読み取ることにした。
【0088】
また、本参考例においては、光ファイバアレイ2の端面角度が8°なので、光ファイバアレイ2の端面から出射される光をCCDカメラ31に対して平行になるように3.7°の角度スペーサ15を使用し、光ファイバアレイ2の端面より出射される光をCCDカメラ31に対して平行とすることで、撮像位置誤差による測定値への影響を極力排除した。この角度スペーサ15の取り付けは、土台にある三点ピンを基準に位置合わせしネジで固定した。
【0089】
まず、図8(a)〜(d)に示すように、光ファイバアレイセット治具16を外段取り可能な治具(以下、外段取り治具51と書く)の上に、位置決めピン52を基準にしてはめ込み、内蔵した磁石の磁力によって固定した。外段取り治具51には、端面合わせプレート53が配設されており、この端面合わせプレート53を基準位置54に移動し、光ファイバアレイ2の端面を端面合わせプレート53に突き当てるように設置することで、端面の位置合わせが容易に行える。また、外段取り治具51を用いることによって、コア位置測定中に次の光ファイバアレイ2を設置(準備)することができ測定工数の短縮が図ることができる。さらに、外段取り治具51の端面合わせプレート53を使用することで、毎回CCDカメラ31(図1参照)に対して出射光の撮像位置が同じ位置になり、容易にコアを見つけることができる。
【0090】
本参考例においては、光ファイバアレイ2の固定には、真空チャック方法と機械式固定方法の両方で固定し、光ファイバアレイ2の固定ができたら、端面合わせプレート53の位置をもとに戻し、外段取り治具51から光ファイバアレイセット治具16を外す。この光ファイバアレイセット治具16は、角度スペーサ15の上にある2本の位置決めピン52を基準にしてはめ込み、磁力によって固定した。そして、角度スペーサ15を土台14に固定した。
【0091】
図1に示すように、光ファイバアレイ2の光ファイバ3への入光は白色光源を使用し、ノズル部の出射口は幅50mm×高さ1mmのものを使用。今回の光ファイバアレイ2は、8心リボンを3本使用するタイプなので、ノズル22の出射口に対して横並びにして設置し、白色光を光ファイバ3のコアへ入光させた。
【0092】
光ファイバアレイ2の出射光がディスプレイ42に映るように、各ステージ10を動かし、測定中に出射光が画面からはみ出てしまわないように、両端のポートへx軸を移動させながらコアのθz方向傾きをθzステージ13でCCDカメラ31に対して平行になるように調整した。
【0093】
次に、最終ポート(24ポート)のコアがディスプレイ42にの中央に来るように移動させ、ビームウエストを検出して、撮像位置を決めた。この最終ポート(24ポート)の撮像位置(座標)をコンピュータ41に記憶させておき、次に最初のポート(1ポート)がモニターの中央に来るように移動させ、ビームウエスト検出機能で、撮像位置を決め、ここでも最初のポート(1ポート)の撮像位置(座標)をコンピュータ41に記憶させた。ここで、二つの撮像位置(座標)から、光ファイバアレイ2の両ポート(1と24)から各ポートの撮像位置をコンピュータ41でそれぞれ算出した。ビームウエストの検出結果を示すグラフを図9に示す。
【0094】
1ポートのコアがディスプレイ42の中央に来るように移動させ、1ポートから順に出射光の中心測定を行った。この中心測定では、画像処理座標とレーザー測長の読み取り座標から、コンピュータ41によってコアの中心を算出した。本参考例においては、コアの中心をコアビームの回帰円の中心としたが、コアビームの重心での算出も計測可能とさせた。全てのコア中心を測定した後、両端のポートのコア中心を結んだ線を基準に、両端ポート間の中点から理想位置を割り出し、その理想位置からのズレ量(距離)を算出して出力した。出力は、理想位置からのズレ量だけではなく、コアビームの回帰円も出力させ、回帰径に異常がないかエラー判定機能を付けた。
【0095】
このような方法を用いて、コア位置測定を、測定毎に光ファイバアレイを取り外して10回繰り返し測定した結果、コア位置の繰り返しバラツキは、平均=0.06μm、最大=0.09μm、σ=0.02μmと良好な結果を得ることができた。
【0096】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によって、基板上における光学部材(例えば、光ファイバ、レンズ等)のコア位置を簡便且つ高精度に測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 光学部材アレイのコア位置測定装置の一例である光ファイバアレイのコア位置測定装置を示す斜視図である。
【図2】 光ファイバアレイのコア位置測定装置における測定方法の一例を示すフローチャートである。
【図3】 光ファイバアレイのコア位置測定装置における測定方法の他の例を示すフローチャートである。
【図4】 本発明(第三の発明)の光学部材アレイのコア位置測定装置の一の実施の形態である光ファイバアレイのコア位置測定装置の水平面への投影図である。
【図5】 本発明(第三の発明)の光学部材アレイのコア位置測定装置の一の実施の形態である光ファイバアレイのコア位置測定装置における測定方法を示すフローチャートである。
【図6】 本発明(第四の発明)の光学部材アレイのコア位置測定装置の一の実施の形態である光ファイバアレイのコア位置測定装置の垂直面への投影図である。
【図7】 本発明(第四の発明)の光学部材アレイのコア位置測定装置の一の実施の形態である光ファイバアレイのコア位置測定装置における測定方法を示すフローチャートである。
【図8】 光学部材アレイのコア位置測定方法の参考例である光ファイバアレイのコア位置測定方法における光ファイバアレイを設置する工程を示す斜視図(a)〜(d)である。
【図9】 光学部材アレイのコア位置測定方法の参考例である光ファイバアレイのコア位置測定方法におけるビームウエストの検出結果を示すグラフである。
【図10】 従来の光学部材アレイのコア位置測定方法を説明する斜視図(a)と、画像を示す平面図(b)である。
【図11】 従来の光学部材アレイのコア位置測定装置を示す平面図である。
【符号の説明】
1…光ファイバアレイのコア位置測定装置、2…光ファイバアレイ、3…光ファイバ、10…ステージ、11…zステージ、12…xステージ、13…θzステージ、14…土台、15…角度スペーサ、16…光ファイバアレイセット治具、17,18…レーザー干渉測長器、19…駆動ステージ、20…光源、21…白色光源、22…ノズル、30…撮像手段、31…CCDカメラ、32…顕微鏡、33…レンズ、34…yステージ、40…制御部、41…コンピュータ、42…ディスプレイ、51…外段取り治具、52…位置決めピン、53…端面合わせプレート、54…基準位置、60…光ファイバアレイ、61…撮像手段、62…光ファイバ、64…ステージ。
Claims (6)
- 一以上の光学部材が基板上に整列、固定された光学部材アレイの前記光学部材の一方の端面に、光源から白色光を入射させ、前記光学部材を通過させて他方の端面から出射した出射光を撮像手段によって撮像し、得られた画像から前記光学部材のコア位置を測定する光学部材アレイのコア位置測定方法であって、
前記撮像手段によって前記出射光を撮像する際に、隣接する前記光学部材の、撮像方向(z方向)に垂直な平面に交わる二点間の水平面(xz面)への投影距離を算出し、且つ撮像方向(z方向)における前記撮像手段から隣接する前記光学部材の前記他方の端面までの距離の差を算出し、前記光学部材の中心軸に垂直な平面と前記光学部材アレイの出射光を出射する側面とのなす角を測定して、隣接する前記光学部材の、前記光学部材の中心軸に垂直な平面に交わる二点間の前記水平面(xz面)への投影距離を算出することを特徴とする光学部材アレイのコア位置測定方法。 - 一以上の光学部材が基板上に整列、固定された光学部材アレイの前記光学部材の一方の端面に、光源から白色光を入射させ、前記光学部材を通過させて他方の端面から出射した出射光を撮像手段によって撮像し、得られた画像から前記光学部材のコア位置を測定する光学部材アレイのコア位置測定方法であって、
所定の傾斜角を有する治具の上に設置した、前記光学部材アレイの一方の端面に、前記光源から白色光を入射させ、前記撮像手段によって前記出射光を撮像し、得られた画像から、隣接する前記光学部材の、撮像方向(z方向)に垂直な平面に交わる二点間の垂直面(yz面)への投影距離を算出し、前記垂直面(yz面)における前記光学部材の中心軸と垂直な平面と前記光学部材アレイの出射光を出射する側面とのなす傾斜角を測定し、前記治具の傾斜角とから、隣接する前記光学部材の、前記光学部材の中心軸に垂直な平面に交わる二点間の前記垂直面(yz面)への投影距離を算出することを特徴とする光学部材アレイのコア位置測定方法。 - 前記光学部材が、光ファイバ又はレンズである請求項1又は2に記載の光学部材アレイのコア位置測定方法。
- 一以上の光学部材が整列、固定された光学部材アレイを所定方向に移動するステージと、前記光学部材の一方の端面に白色光を入射する光源と、前記光学部材の他方の端面側から出射した出射光を撮像する撮像手段と、前記ステージ及び前記撮像手段の位置を制御し、前記撮像手段によって撮像した画像から各前記光学部材のコア位置を測定する制御部とを備えてなる光学部材アレイのコア位置測定装置であって、
前記光源から照射した白色光を、前記ステージ上に設置された前記光学部材の一方の端面に入射し、前記撮像手段によって前記出射光を撮像する際に、隣接する前記光学部材の、撮像方向(z方向)に垂直な平面に交わる二点間の水平面(xz面)への投影距離を算出し、且つ撮像方向(z方向)における前記撮像手段から隣接する前記光学部材の前記他方の端面までの距離の差を算出し、前記光学部材の中心軸に垂直な平面と前記光学部材アレイの出射光を出射する側面とのなす角を測定して、前記制御部にて、隣接する前記光学部材の、前記光学部材の中心軸に垂直な平面に交わる二点間の前記水平面(xz面)への投影距離を算出することを特徴とする光学部材アレイのコア位置測定装置。 - 一以上の光学部材が整列、固定された光学部材アレイを所定方向に移動するステージと、前記光学部材の一方の端面に白色光を入射する光源と、前記光学部材の他方の端面側から出射した出射光を撮像する撮像手段と、前記ステージ及び前記撮像手段の位置を制御し、前記撮像手段によって撮像した画像から各前記光学部材のコア位置を測定する制御部とを備えてなる光学部材アレイのコア位置測定装置であって、
前記光源から照射した白色光を、前記ステージ上に配設した所定の傾斜角を有する治具の上に設置された前記光学部材の一方の端面から入射し、前記撮像手段によって前記出射光を撮像し、得られた画像から、隣接する前記光学部材の、撮像方向(z方向)に垂直な平面に交わる二点間の垂直面(yz面)への投影距離を算出し、前記垂直面(yz面)における前記光学部材の中心軸と垂直な平面と前記光学部材アレイの出射光を出射する側面とのなす傾斜角を測定し、前記治具の傾斜角とから、前記制御部にて、隣接する前記光学 部材の、前記光学部材の中心軸に垂直な平面に交わる二点間の前記垂直面(yz面)への投影距離を算出することを特徴とする光学部材アレイのコア位置測定装置。 - 前記光学部材が、光ファイバ又はレンズである請求項4又は5に記載の光学部材アレイのコア位置測定装置。
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