JPH07156655A - 車両用ドアウェザーストリップ - Google Patents

車両用ドアウェザーストリップ

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JPH07156655A
JPH07156655A JP5338924A JP33892493A JPH07156655A JP H07156655 A JPH07156655 A JP H07156655A JP 5338924 A JP5338924 A JP 5338924A JP 33892493 A JP33892493 A JP 33892493A JP H07156655 A JPH07156655 A JP H07156655A
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JP
Japan
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door
lip
sealing surface
close contact
weather strip
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JP5338924A
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Fumitsugu Kadokawa
史嗣 角川
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Nissan Shatai Co Ltd
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Nissan Shatai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シール性とドア閉まり性とを共に向上させる
ことができる車両用ドアウェザーストリップを提供す
る。 【構成】 ドアウェザーストリップ13には取付面12
から第2湾曲部11に沿った形状の基部14が形成され
ている。基部14からは、ドアリップ15と中空リップ
17とが突設されており、ドアリップ15の先端部は前
記段部10に密接している。中空リップ17は、中空部
16を有し、シール面4に密接する部位側に薄肉部18
が形成されているとともに、薄肉部18がシール面4に
密接した状態で平面部5に対向する部位に厚肉部19が
形成されている。厚肉部19は、薄肉部18よりも厚肉
状であって、その両側にはノッチ部20、21が形成さ
れている。また、薄肉部18にはシールリップ22が設
けられており、シールリップ22はドア閉時においてそ
の先端が平面部5に密接する位置に突設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ドアの周縁部に装着さ
れ、ドアと車体の開口縁部との間をシールする車両用ド
アウェザーストリップに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用ドアウェザーストリップと
しては、図4に示すものが提案されている(特開昭59
−124430号公報参照)。すなわち、車体31に
は、乗降用の開口部32が設けられており、該開口部3
2の縁部を形成するピラー33にはシール面34が形成
されている。前記開口部32を開閉するドア35の周縁
部には、ドアウェザーストリップ36が固着されてお
り、該ドアウェザーストリップ36には中空リップ37
が形成されている。
【0003】かかる構成において、ドア35の閉時には
図示のように中空リップ37の一面側がその反力により
シール面34に密接し、これによりドア35とピラー3
3間のシール性が確保される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようにドアウェザ
ーストリップ36にあっては、中空リップ37がその反
力によりシール面34に密接することによって、水密性
が確保される。したがって、中空リップ37を厚肉化す
れば反力が増大して、ドア35とピラー33間のシール
性を向上させることが可能となる。しかし、中空リップ
37の反力を増大させると、この反力が閉時においてド
ア35に作用することから、ドア35の閉まり性が悪化
してしまう。
【0005】また、逆に中空リップ37を薄肉化すれば
反力が減少して、ドア35の閉まり性を向上させること
ができる。しかし、中空リップ37の反力を減少させる
と水密性が低下するばかりでなく、中空リップ37自体
の剛性が低下する結果、ドア35の閉時に中空リップ3
7がシール面34よりも開口部32側に位置ずれする
(矢印c)、所謂リップの巻き込みが発生する。よっ
て、ドア35の閉まり性が向上する反面、ドア35とピ
ラー33間のシール性を低下してしまう。つまり、ドア
ウェザーストリップ36において、シール性とドア閉ま
り性とは二律背反的な要素であり、この両者を共に向上
させることは困難とされていた。
【0006】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、シール性とドア閉まり性とを共に
向上させることができる車両用ドアウェザーストリップ
を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明にあっては、ドアの周縁部に装着され、ドア閉
時に中空リップを車体の開口縁部に設けられたシール面
に密接させてシールするドアウェザーストリップにおい
て、前記中空リップは、前記シール面に密接する部位側
に形成された薄肉部と、該薄肉部が前記シール面に密接
した状態で該シール面に対向し前記薄肉部よりも厚肉状
の厚肉部と、該厚肉部の両側に形成されたノッチ部とを
有し、前記薄肉部には前記シール面に密接するシールリ
ップが突設されている。
【0008】
【作用】前記構成において、ドアを閉じると中空リップ
は薄肉部側にてシール面に密接することから、その反力
は小さくドア閉まり性への影響も少ないものとなる。ま
た、中空リップのシール面と対向する部位には厚肉部が
設けられていることから、この厚肉部において中空リッ
プの剛性が確保され、中空リップが変形した際に、シー
ル面に密接すべき部位が該シール面から位置ずれするリ
ップの巻き込みが防止される。しかも、厚肉部の両側に
はノッチ部が設けられていることから、厚肉部の剛性が
薄肉部側に影響を及ぼすことはなく、ノッチ部にての屈
曲により反力の増加は回避される。また、前記薄肉部が
シール面に密接することによりシールされるのみなら
ず、シールリップがシール面に密接することによってシ
ールされる。よって、実質的に2重シール構造となり、
反力が低下しても充分なシール性が確保される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図にしたがって説
明する。すなわち、図3に示すように、車体1には、乗
降用の開口部2が設けられているとともに、該開口部2
の後縁部を形成するロックピラー3が設けられている。
該ロックピラー3には、図1,2に示すように、シール
面4が形成されており、該シール面4は、車体1の外面
に沿った方向の面からなる平面部5と車室内方向に湾曲
した第1湾曲部6とから構成されている。
【0010】前記開口部2を開閉するドア7は、ドアア
ウタパネル8と該ドアアウタパネル8の端部にヘミング
結合されたドアインナパネル9とで構成されている。該
ドアインナパネル9の周縁部には、ドア7の閉時におい
て前記平面部5に対し略平行となる段部10と、該段部
10に第2湾曲部11を介して連なる取付面12とが形
成されている。
【0011】該取付面12には、ドアウェザーストリッ
プ13が装着されており、該ドアウェザーストリップ1
3には前記取付面12から第2湾曲部11に沿った形状
の基部14が形成されている。該基部14には、樹脂ク
リップ23の頭部が受容されており、該樹脂クリップ2
3の脚部を前記取付面12に挿通係止することにより、
ドアウェザーストリップ13はドア7の周縁部に固定さ
れている。
【0012】また、前記基部14からは、ドアリップ1
5と中空リップ17とが突設されており、ドアリップ1
5の先端部は前記段部10に密接している。前記中空リ
ップ17は、中空部16を有し、前記シール面4に密接
する部位側に薄肉部18が形成されているとともに、図
1に示すように、該薄肉部18がシール面4に密接した
状態で平面部5に対向する部位に厚肉部19が形成され
ている。該厚肉部19は、薄肉部18(例えば1.5m
m)よりも厚肉状であって(例えば、3mm)、その両
側にはノッチ部20、21が設けられている。また、薄
肉部18にはシールリップ22が形成されており、該シ
ールリップ22はドア閉時においてその先端が前記平面
部5に密接する位置に突設されている。
【0013】以上の構成にかかる本実施例において、ド
ア7の開放時には中空リップ17は図2に示したように
中空部16を膨出させた自然形状を維持している。そし
て、ドア7を閉じると図1に示すように、中空リップ1
7の薄肉部18側は変形して、その反力によりシール面
4の平面部5から第1湾曲部6に亙って密接する。この
変形する薄肉部18にあっては、厚肉部19よりも薄
く、変形によって生ずる反力も小さいことから、ドア7
の閉まり性への影響は少ないものとなる。
【0014】また、このようにシール面4に密接する部
位に薄肉部18が形成されていると、ドア7の閉時に中
空リップ17がシール面4よりも開口部2側に位置ずれ
する(矢印a)、所謂リップの巻き込みが発生するおそ
れが生ずる。しかし、中空リップ17において、シール
面4の平面部5と対向する部位には厚肉部19が設けら
れていることから、この厚肉部19において中空リップ
17の剛性が確保される。
【0015】このため、中空リップ17が変形した際
に、薄肉部18がシール面4から位置ずれするリップの
巻き込みが厚肉部19の剛性により防止され、適正にシ
ール面4との密接状態が形成される。しかも、厚肉部の
両側にはノッチ部20,21が設けられていることか
ら、厚肉部19の剛性が薄肉部18側に影響を及ぼすこ
とはなく、ノッチ部20,21にての屈曲により反力の
増加は回避される。よって、前述した中空リップ17の
反力の抑制と、ノッチ部20、21よる反力の増加回避
とにより、ドア7の閉まり性を向上させることができ
る。
【0016】また、前記薄肉部18が平面部5から第1
湾曲部6に亙って密接することによりシールされるのみ
ならず、シールリップ22が平面部5に密接することに
よってシールされる。よって、中空リップ17によるシ
ールと、シールリップ22によるシールとの2重シール
構造となって、シール性を向上させることができ、洗車
時等に、ドア7とロックピラー3との間隙bより加圧水
が到来しても、シールリップ22の水密性により車室内
への水侵入を防止することができる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、中空リッ
プのシール面と密接する部位側に薄肉部を形成するよう
にしたことから、中空リップがシール面と密接した際の
反力を抑制して、ドア閉まり性への影響を減少させるこ
とができる。また、シール面と対向する部位側に厚肉部
を形成するようにしたことから、リップの巻き込みを防
止することができ、しかも、厚肉部の両側にはノッチ部
が設けられていることから、厚肉部の剛性が薄肉部側に
影響を及ぼすことがない。よって、前記中空リップの反
力の抑制と、ノッチ部よる反力の増加回避とにより、ド
アの閉まり性を向上させることができる。
【0018】また、シール面に密接するシールリップを
設けたことから、中空リップによるシールとシールリッ
プによるシールとの2重シール構造となって、シール性
を向上させることができる。よって、従来において二律
背反とされていた、シール性の向上とドア閉まり性の向
上とを共に達成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すドア閉時における図3
のA−A線に沿う断面図である。
【図2】同実施例にかかるドアウェザーストリップの自
然状態を示す説明図である。
【図3】車体の側面図である。
【図4】従来構造を示す図3のA−Aに相当する断面図
である。
【符号の説明】
1 車体 2 開口部 3 ロックピラー 4 シール面 7 ドア 13 ドアウェザーストリップ 17 中空リップ 18 薄肉部 19 厚肉部 20 ノッチ部 21 ノッチ部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアの周縁部に装着され、ドア閉時に中
    空リップを車体の開口縁部に設けられたシール面に密接
    させてシールするドアウェザーストリップにおいて、前
    記中空リップは、前記シール面に密接する部位側に形成
    された薄肉部と、該薄肉部が前記シール面に密接した状
    態で該シール面に対向し前記薄肉部よりも厚肉状の厚肉
    部と、該厚肉部の両側に形成されたノッチ部とを有し、
    前記薄肉部には前記シール面に密接するシールリップが
    突設されていることを特徴とする車両用ドアウェザース
    トリップ。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002274189A (ja) * 2001-03-15 2002-09-25 Toyota Industries Corp 車両用ドア装置
JP2008290479A (ja) * 2007-05-22 2008-12-04 Kasei Kogyo Kk 建設機械のウェザーストリップの構造
JP2010076705A (ja) * 2008-09-29 2010-04-08 Toyoda Gosei Co Ltd ドアウエザストリップの取付構造
JP2013129206A (ja) * 2011-12-20 2013-07-04 Kinugawa Rubber Ind Co Ltd スライドドア車のシール構造
JP2018177029A (ja) * 2017-04-14 2018-11-15 西川ゴム工業株式会社 ドアウェザーストリップ

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