JPH07156609A - タイヤ - Google Patents

タイヤ

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JPH07156609A
JPH07156609A JP6272249A JP27224994A JPH07156609A JP H07156609 A JPH07156609 A JP H07156609A JP 6272249 A JP6272249 A JP 6272249A JP 27224994 A JP27224994 A JP 27224994A JP H07156609 A JPH07156609 A JP H07156609A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 乗用自動車タイヤ 【構成】 ベルト幅は接地面でのタイヤ幅の60乃至8
0%、サイドウォール厚さは2mmそして各ベルト層
内のスチールコードのコード密度に対する荷重インデッ
クスの比は1.2乃至3.2である。 【効果】 本発明のタイヤは耐久性および安全性をも満
足し、軽量で乗り心地が良くそして通過騒音が少ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明はトレッド、一対のサイドウォー
ル、ビードワイヤーおよびビードフィラーとを有する一
対のビード部、特に単層のカーカス、少なくとも2つの
ベルト層を有するベルトを有し、各ベルト層内には互い
に平行にのびるスチールコードが配置されており、一方
の層内のスチールコードは他方の層のスチールコードと
交差しているラジアルタイプの、速度シンボルがQまた
はQより大であり荷重インデックスが50である乗用
自動車タイヤに関する。
【0002】最近の乗用自動車タイヤに対してなされて
いる要求レベルは高度化しており、乗用自動車タイヤは
自動車によるエンジン燃料消費を低減するためできるだ
け転がり抵抗を小さくすることが要求されている。さら
に、タイヤはできるだけ重量を軽くすることが要求され
る。タイヤの軽量化は自動車の全体重量の低減に役立つ
と共に燃料消費の削減をもたらす。さらに最近ますます
重要となっているのは自動車交通により住民が受ける騒
音迷惑をできるだけ少なくすることである。したがっ
て、走行タイヤによる通過騒音を低下させる手段が提供
されねばならい。しかもこれら要求を満足させると共
に、他のタイヤ特性、たとえば、直線走行安定性、操縦
性、応答性、走行快適性、非スリップ性などが少なくと
もこれまでと同程度に保持されることが保証されなけれ
ばならない。しかしながら、当技術分野には、原則的に
軽量化をもたらすようなタイヤ構造の構成方法は実現不
可能であるか、または、きわめて限定的にのみ実現可能
であるにすぎないという強い偏見が存在する。その理由
は、必要とされるこの種タイヤの耐久性および安全性が
もはや保証されなくなるであろうというものである。
【0003】最近になって、電気自動車用のタイヤが開
発され、市場に出ている。このタイヤにおいて初めて転
がり抵抗を低下させると共に同時にタイヤ軽量化を実現
するために、たとえば、比較的薄いサイドウォールや薄
いインナーライナーを使用するなどの手段が採用されて
いる。このタイヤは当然ながら小さい速度インデックス
と小さい荷重インデックスをもつ小型タイヤである。本
発明の目的は、上記した現存の先入観に対抗して、同サ
イズの従来のタイヤと比較して明らかに軽量化され、転
がり抵抗性が改善され、通過騒音においても改善が見ら
れ、しかも、その他の諸特性は少なくとも従来のものと
同程度である冒頭に記載したタイプのタイヤを提供する
ことである。
【0004】本発明によれば、この目的は次の手段によ
って達成される。すなわち、タイヤのベルトの幅を接地
面でのタイヤ幅の60乃至80%とすること、サイドウ
ォールの厚さを2.0mmとすること、および各ベル
ト層内のタイヤコードの分布密度に対する荷重インデッ
クスの比を1.2乃至3.2とすることによって達成さ
れる。
【0005】全体として、上記手段によっておよそ少な
くとも15%の重量削減をもたらすことができる。個々
の構成要素を相互に適当に決定した場合には、20%ま
たはそれ以上のタイヤ軽量化が可能である。たとえば、
サイズ175/70R13の従来のタイヤの平均重量が
約6.8kgであるとすれば、本発明により重量5.
6kgの同サイズのタイヤが実現可能である。すなわ
ち、誠に驚くべきことであるが、当技術分野の従来の見
解と異なり、タイヤコード密度に対する荷重インデック
スの比が上記に特定した範囲内にあれば、耐久性と安全
性に関して完全に満足できる軽量化されたタイヤを作り
うることが見いだされた。
【0006】本発明の特に有利な特徴および実施態様は
従属クレームの中に含まれている。荷重インデックス対
コード密度の比が1.25乃至2.2の範囲で選択され
た場合には、ベルトの寿命および堅牢性が特に良好に決
定される。さらに、ベルト幅が接地面でのタイヤ幅の6
0乃至70%であるのが好ましい。この範囲に選択する
ことによって一層の軽量化が可能であり、しかもこれに
よってタイヤの高速走行強度が悪影響を受けることはな
い。問題が生じるとすればそれはベルト幅がタイヤ幅の
60%以下となった時である。さらに、サイドウォール
の厚さは従来のタイヤに比較して大幅に削減することが
できる。本発明においては、サイドウォールの幅を1.
0乃至1.8mmの範囲で選択することができる。これ
によっても相当の重量削減ができ、しかもタイヤの耐久
性に悪影響はない。
【0007】ベルト層には特定のスチールコードが使用
されうる。すなわち、そのコードは2500乃至350
0N/mm2 、特に好ましくは2700乃至3300N
/mm2 の引張強度を有するものである。このような引
張強度を有するコードを使用すれば必要なベルト耐久性
が保持される。この場合、コード密度に対する荷重イン
デックスの比が1.2であれば、ベルトの積載力は保
証される。
【0008】したがって、各ベルト層内のスチールコー
ド密度は比較的低く選択することができ、それは特に3
0乃至70本/10cm、より好ましくは65本/1
0cmでありうる。タイヤ軽量化のために有利なさらに
いま1つの実施態様によれば、本発明のタイヤにはイン
ナーライナーが設けられ、これはハロゲン化ブチルゴム
を含有するゴム混合物を基材としてつくられそして
0.7mm、特に0.3乃至0.4mmの厚さを有す
る。
【0009】さらに、ビード部内のビードフィラーが5
0乃至75のショアー硬度Aを有しかつ室温における反
撥弾性(Rueckprallelastizitaet)が40%であれば、
タイヤ全体の内部バランスの上から好ましい。特に好ま
しくは、ショアー硬度Aは70そして室温における反
撥弾性は45%である。これによって従来のタイヤの
場合よりもビード部をより柔軟かつ弾性に富むものとす
ることができる。いま1つの好ましい実施態様において
は、ビード部を一層柔軟なものとするために、カーカス
折返し端をタイヤ高さの5乃至15%までの高さとす
る。上記のためおよび軽量化のために、ビードフィラー
自体を比較的短くし、タイヤ高さの15乃至28%まで
の高さまでとするのがさらに有利である。
【0010】カーカスの折返し端がタイヤ高の12%
の高さで終わっておりそしてビードフィラーがタイヤ高
さの25%までが最大高であるようにすれば特に有利
である。本発明のさらにいま1つの好ましい実施態様に
おいては、自由なカーカス層の折返し端はビードワイヤ
ーのほぼ全部を包囲するように折り返されそしてそのカ
ーカス折返し端は元のカーカス層に平行してさらにのび
る。この実施態様はタイヤ軽量化の上から有利であると
共にカーカス端にかかる負荷が少なくなるという利点も
ある。
【0011】本発明のその他の特徴、利点および構成の
詳細を2つの実施例を示した添付図面を参照して以下に
記載する。なお、実施例中のタイヤの各構成要素の寸法
数値およびパーセント値はすべて完成されたタイヤのジ
オメトリーに基づくものである。
【0012】図1に示したタイヤは速度シンボル(Spee
d-Symbol) がQである乗用自動車タイヤである。速度
シンボルとその定義についてはE.T.R.T.O.基準マニュア
ルを参照することができる。このタイヤはトレッド1、
ベルト2、単層カーカス3、2つのサイドウォール4、
ビードワイヤー6とビードフィラー7と有するビード部
5およびインナーライナー8を包含している。
【0013】以下に詳細に説明する実施例はタイヤ重量
を大幅に削減する目的を達成するものである。ベルト2
は2つのベルト層2a、2bからなり、広い方のベルト
層2bの横幅で測定したベルト2の幅は接地面のタイヤ
幅BLの60乃至80%、好ましくは60乃至70%で
ある。なお、タイヤ幅BLはタイヤが規定車輪外縁まで
押圧されており、最大荷重かつそれに対応するE.T.R.T.
O.基準マニュアルによるタイヤ内圧の状態のタイヤで測
定した最大空気押圧タイヤ幅(Latschabdruckbreite) に
相当する。
【0014】2つのベルト層2a、2bはそれぞれ複数
のスチールコード12を有し、それらはそれぞれの層中
で相互に平行にかつタイヤ円周方向に対して約18乃至
28°の比較的小さな角度をなしてのびている。そし
て、一方の層のコードが他方の層のコードと相互に交差
するよう配置されている。これらスチールコード12は
厚さ0.8乃至0.9mmのゴム混合物中に埋め込まれて
いる。これらスチールコード12は2500N/mm2
乃至3500N/mm2 、好ましくは2700N/mm
2 乃至3300N/mm2の引張強度を有する。スチー
ルコード12は少なくとも1本の単線からなる。複数の
線で特定構造の、たとえば、1×2、1×3または2×
2構造のスチールコードを形成することができる。重さ
と強度とを考慮すれば、1×2構造が好ましく、線は炭
素含量0.8乃至1%の高張力鋼からなるものが好まし
い。線の直径は0.25乃至0.35mm、特に0.3
0mmであるのが好ましい。
【0015】誠に驚くべきことながら、今回本発明によ
って、各ベルト層2a、2b内のコードの相互間隔は比
較的広く選択することができ、これが軽量化に寄与する
ことが見いだされた。より詳細には、30乃至70本/
10cmのコード密度、特に50乃至65本/10cm
のコード密度でも、なんらベルトの耐久性に不利な影響
はないことが判明した。低いコード密度を有するタイヤ
の荷重負担力の尺度として、本発明の範囲内において、
コード密度に対する荷重インデックス(Load Index) の
比が使用され、この比は荷重インデックス50(E.T.
R.T.O.基準マニュアルによる荷重負担力数)のタイヤの
場合1.2乃至3.2でなければならない。特に好まし
くは、この比は1.25乃至2.2の範囲で選択され
る。たとえば、荷重インデックスが50であるとき、コ
ード密度が40本/10cmであれば、コード密度に対
する荷重インデックスの比は1.25である。
【0016】さらにタイヤの軽量化がサイドウォール4
の形状設計を通じて実現できる。すなわち、サイドウォ
ール4は従来のタイヤより薄くされる。サイドウォール
4の厚さdは、最大タイヤ幅を有するタイヤ位置で測定
して、1.0mm乃至2.0mmであり、好ましくは
1.0mm乃至1.8mmである。タイヤはさらに薄い
インナーライナー8を有しており、このインナーライナ
ーはたとえばハロゲン化ブチルゴムをベースとした空気
不透過性混合物からつくられている。このインナーライ
ナー8は、タイヤ頂点位置で測定して、0.7mmの
厚さ、特に好ましくは0.3乃至0.4mmの厚さを有
する。
【0017】単層カーカス3は好ましくはポリエステル
織物、たとえば、1440/2−100EPDm構造の
ものから構成されそして両側の隆起したビード部5にビ
ードワイヤー6を内包している。このビードワイヤー6
は従来常用の鋼鉄線でありうる。ビードワイヤー6の上
方には断面がほぼ三角形のビードフィラー7が配置され
ている。一方ではビード部での重量軽減を図るため、し
かし他方ではできるだけ軽量のタイヤを提供するという
全体的コンセプトでのタイヤのバランスを保証するため
に、本発明の範囲内でいくつかの実施例が考慮された。
図示した実施例では、カーカス層の折返し端3aは従来
の構造のタイヤの場合よりも実質的に短くなっている。
自由な折返し端3aは、E.T.R.T.O.基準マニュアルによ
る車輪外縁の角点直径から測定して、タイヤ高さRの5
乃至15%の範囲である高さh1のところで終わってい
る。他方、ビードフィラー7は、h1と同じ基準点から
測定して、高さh2のところまでのびている。この高さ
h2はタイヤ高さRの15乃至28%の範囲にある。好
ましくは、h112%Rそしてh225%Rであ
る。いずれの場合にもh2h1である。さらに、ビー
ドフィラー7自体は比較的柔軟で弾性のあるゴム混合物
からつくられる。ビードフィラー7のショア硬度A(ド
イツ工業規格DIN53505による)は50乃至75
の範囲であり、好ましくは70である。また、その室
温における反撥弾性(DIN53512による)は
0%、特に好ましくは45%である。カーカスの短い
折返し端、短いビードフィラーならびにその柔らかで弾
性のあるゴム混合物が全体として柔軟なビード部5を形
成する。これによって、タイヤの主要構成部分、すなわ
ち、ベルトを有するトレッド、サイドウォールおよびビ
ード部が相互に、タイヤ全体内の所望されない曲げ応力
をほとんど回避するような態様で、決定される。ビード
部5のこの実施例はさらに乗り心地良さにも好ましい作
用を及ぼす。なぜならば、全体として材料使用量が節減
されているにもかかわらず、個々の衝撃、特に道路の横
継ぎ目などによる衝撃を良好に吸収することがこの構成
によって保証されるからである。
【0018】図3はビード部の構成の変形実施例を示
す。この実施例の場合では、自由なカーカスの折返し端
3a’はビードワイヤー6’をほとんど完全に包囲して
おりそしてさらにわずかな距離だけ元のカーカス層と近
接してそれと平行に上にのびている。ビードワイヤー
6’の上方に、ただしビードワイヤー6’を包囲してい
る自由なカーカス折返し端3a’によってビードワイヤ
ーから分離されて、ビードフィラー7’が配置されてい
る。このビードフィラーについてのh1とh2の数値は
図1の実施例の場合と同じである。さらに、このビード
フィラー7’も好ましくは前記した数値の範囲の硬度と
反撥弾性とを有する混合物からつくられる。
【0019】本発明に従ってサイズ175/70R13
のタイヤを製作しそしていくつかの試験を行った。試験
タイヤの仕様は以下のとおりであった。 ベルト幅:トレッド幅BLの67%、 2つのベルト層内の補強材としてスチールコード:高張
力鋼線2×0.30mm、 コード密度:65本/10cm、 サイドウォール厚さd:1.7mm、 カーカス折返しの高さh1:Rの12%、 ビードフィラーの高さh2:Rの24%、 ビードフィラーの材料:常用ゴム混合物、 ビードフィラーのショア硬度A:70、 ビードフィラーの室温における反撥弾性:42%。
【0020】これらのタイヤを試験に供しそして同じサ
イズの、ただし従来の構造のタイヤと比較した。以下の
条件で転がり抵抗、耐久性、高速耐久性、通過騒音の試
験を実施した。 転がり抵抗:2m−試験トロンメルで駆動モーメントを
測定。数値は60km/h速度における数値。 耐久性:FMVSS 109(Federal Motor Vehicle Safety Sta
ndard, USA) による。 高速耐久性:FMVSS 109 による。 通過騒音:ISO R362準拠(駆動なし、モーター停止)。
【0021】表1は得られた試験結果を示し、本発明に
よる2つのタイヤと従来構成の1つの対照タイヤとが比
較されている。特性値は対照タイヤの試験で得られた数
値を100とした評価値で記載されており、>100の
評価値は改良を示す。
【0022】表 1 タイヤ試験結果 重量(kg) 転がり抵抗 高速耐久性 耐久性 通過騒音 対照タイヤ 6.8 100 100 100 100 試験タイヤ1 5.4 121 95 95 107 試験タイヤ2 5.4 120 96 98 107
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成されたタイヤの半分の概略
断面図であり、残り半分は同じ構造である。
【図2】図1に示したタイヤのトレッド部とベルト部の
拡大詳細断面図である。
【図3】ビード部の構成の変形例を示す概略断面図であ
る。
【符号の説明】
1 トレッド 2 ベルト 2a、2b ベルト層 3、3’ 単層カーカス 3a、3a’ カーカス折返し端 4 サイドウォール 5 ビード部 6、6’ ビードワイヤー 7、7’ ビードフィラー 8 インナーライナー 12 スチールコード
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B60C 13/00 E 8408−3D 15/00 B 8408−3D 15/06 B 8408−3D

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トレッド、一対のサイドウォール、ビー
    ドワイヤーおよびビードフィラーとを有する一対のビー
    ド部、特に単層のカーカス、少なくとも2つのベルト層
    を有するベルトを有し、各ベルト層内には互いに平行に
    のびるスチールコードが配置されており、一方の層内の
    スチールコードは他方の層のスチールコードと交差お
    り、速度シンボルがQまたはQより大でありそして荷重
    インデックス50であるラジアルタイプの乗用自動車
    タイヤにおいて、ベルト(2)の幅が接地表面でのタイ
    ヤの幅(BL)の60乃至80%であること、サイドウ
    ォール(4)の厚さ(d)が2mmであること、およ
    び各ベルト層(2a、2b)内のコード密度に対する荷
    重インデックスの比が1.2乃至3.2であることを特
    徴とするタイヤ。
  2. 【請求項2】 コード密度に対する荷重インデックスの
    比が1.25乃至2.2であることを特徴とする請求項
    1記載のタイヤ。
  3. 【請求項3】 ベルト(2)の幅が接地面でのタイヤ幅
    (BL)の60乃至70%であることを特徴とする請求
    項1または請求項2記載のタイヤ。
  4. 【請求項4】 サイドウォール(4)の厚さ(d)が1
    乃至1.8mmであることを特徴とする請求項1乃至3
    のいずれかに記載のタイヤ。
  5. 【請求項5】 ベルト層(2a、2b)内のスチールコ
    ードが2500乃至3500N/mm2 、特に2700
    乃至3300N/mm2 の引張強度を有していることを
    特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のタイヤ。
  6. 【請求項6】 ベルト層(2a、2b)内のスチールコ
    ードのコード密度が30乃至70本/10cm、特に
    65/10cmであることを特徴とする請求項1乃至5
    のいずれかに記載のタイヤ。
  7. 【請求項7】 タイヤがインナーライナー(8)を有し
    ており、該インナーライナーはハロゲン化ブチルゴムを
    含有するゴム混合物を基材とするものでありそして
    0.7mm、特に0.3乃至0.4mmの厚さを有して
    いることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載
    のタイヤ。
  8. 【請求項8】 ビード部(5)内のビードフィラー
    (7、7’)が50乃至75、特に70のショアー硬
    度Aおよび室温において40%、特に45%の反撥
    弾性を有していることを特徴とする請求項1乃至7のい
    ずれかに記載のタイヤ。
  9. 【請求項9】 カーカスの折返し端(3a、3a’)が
    タイヤ高さ(R)の5乃至15%の範囲である高さ(h
    1)まで達していることを特徴とする請求項1乃至8の
    いずれかに記載のタイヤ。
  10. 【請求項10】 ビードフィラー(7、7’)がタイヤ
    高さ(R)の15乃至28%の範囲である高さ(h2)
    までのびていることを特徴とする請求項1乃至9のいず
    れかに記載のタイヤ。
  11. 【請求項11】 カーカスの折返し端(3a、3a’)
    がタイヤ高さ(R)の12%の高さ(h1)で終わっ
    ていることを特徴とする請求項9記載のタイヤ。
  12. 【請求項12】 ビードフィラー(7、7’)がタイヤ
    高さ(R)の25%である高さ(h2)までのびてい
    ることを特徴とする請求項10記載のタイヤ。
  13. 【請求項13】 自由なカーカス層の折返し端(3
    a’)がビードワイヤー(6’)のほぼ全部を包囲する
    ように折り返されそしてそのカーカス折返し端は元のカ
    ーカス層に平行してさらにのびていることを特徴とする
    請求項1乃至12のいずれかに記載のタイヤ。
JP6272249A 1993-11-08 1994-11-07 タイヤ Expired - Lifetime JP2803998B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
AT2261/93 1993-11-08
AT226193A AT401368B (de) 1993-11-08 1993-11-08 Radialluftreifen für pkw

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JPH07156609A true JPH07156609A (ja) 1995-06-20
JP2803998B2 JP2803998B2 (ja) 1998-09-24

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JP (1) JP2803998B2 (ja)
AT (1) AT401368B (ja)

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