JPH0715605B2 - 定着装置 - Google Patents

定着装置

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JPH0715605B2
JPH0715605B2 JP59266262A JP26626284A JPH0715605B2 JP H0715605 B2 JPH0715605 B2 JP H0715605B2 JP 59266262 A JP59266262 A JP 59266262A JP 26626284 A JP26626284 A JP 26626284A JP H0715605 B2 JPH0715605 B2 JP H0715605B2
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    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/20Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
    • G03G15/2003Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
    • G03G15/2014Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
    • G03G15/2053Structural details of heat elements, e.g. structure of roller or belt, eddy current, induction heating
    • G03G15/2057Structural details of heat elements, e.g. structure of roller or belt, eddy current, induction heating relating to the chemical composition of the heat element and layers thereof

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、電子写真装置、特にカラー電子写真装置の加
熱定着に使用する定着装置に関する。
(従来の技術) 従来のカラー電子写真装置は、たとえば第3図に示すよ
うなカラー電子写真複写機を例にとつて説明すると、図
において101は表面に絶縁層を有する電子写真感光ドラ
ムで、軸102に回転自在に支持され、コピー命令により
矢印103の方向に回転を開始するようになつている。ド
ラム101が定位置迄回転してくると原稿台ガラス104上に
置かれた原稿0は第一走査ミラー105と一体に構成され
た照明ランプ106で照射され、その反射光は第二走査ミ
ラー107で走査される。第一走査ミラー105と第二走査ミ
ラー107は1:1/2の速比で動くことにより原稿0とレンズ
108までの光路長が常に一定に保たれたまま原稿の走査
が行なわれる。上記反射光像はレンズ108、第三ミラー1
09を経た後色分解フイルタ110により色分解され、更に
第四ミラー111、防塵用密閉ガラス112を経て露光部分11
3でドラム101上に結像される。
ドラム101は除電器114で除電され、次に一次帯電器115
により帯電(例えばプラス)された後、前記露光部113
で照明ランプ106により照射された像をスリツト露光さ
れる。それと同時にAC又は一次と逆極性(例えばマイナ
ス)の除電を除電器116で行ない、その後更に全面露光
ランプ117による全面露光によりドラム101上に高コント
ラストの静電潜像が形成される。
感光ドラム101上の静電潜像は次に現像器118により、ト
ナー像として画像化される。現像器118はイエロー118
a、マゼンタ118b、シアン118cの3個の現像器で構成さ
れ、露光に用いられた色分解フイルタに対応して指定さ
れた現像器が働いて必要な色のトナー像が得られる。
カセツト119内の記録材としての転写材120は給紙ローラ
121により機内に送られ、第一レジスタローラ122で概略
のタイミングがとられ、次に第二レジスタローラ123で
正確なタイミングがとられて、その先端が転写ドラム12
4のグリツパ125に把持される。
転写ドラム124の回転に伴つてドラム124に巻きつきなが
ら搬送され転写帯電器126と感光ドラム101の間を転写材
102が通過する間に該転写材上に感光ドラム101上のトナ
ー像が転写される。転写ドラム124はグリツパ125で転写
材120の先端を把持したまま所要回転数だけ回転し、所
要色数の像が転写される。
なお図の複写機はサイズ等種類の異なる転写材を夫々装
填した2つのカセツトを装着してそれ等の紙を切換え的
に給紙するようにしたものを示す。
転写終了後、転写材はグリツパ125から開放され、分離
爪127で搬送ベルト128へガイドされ、更に定着用回転体
としての定着ローラ129、下加圧ローラ130へ導かれ加
圧、加熱により定着され、その後トレー131へ排出され
る。又転写後の感光ドラム101は弾性ブレードで構成さ
れたクリーニング装置132でその表面を清掃し、次サイ
クルへ進むようになつている。
定着装置では、所要色数のトナーが転写された転写材を
定着用ローラ129及び下加圧ローラ130を介して加熱定着
を行なうのであるが、カラー画像の定着においては、複
数層に重ね合わされた複数色のトナーを加熱溶融して複
数色のトナーの混色を行なうという点で大きな特徴があ
る。そこで従来の白黒複写機においては要求されないト
ナーの混色を行なわせるために、第1にトナーの面か
ら、第2に定着用ローラの面から種々の改良がなされて
いる。
第1のトナーの面からは、作成されたカラー画像の完全
な色再現を得るために、混融しやすいように熱によつて
急激に粘性変化するトナーが使用されている。
つぎに第2の定着用ローラに関しては、現在白黒複写機
の多くに使用されている定着用ローラである四フツ化エ
チレン樹脂製ローラを使用せず、縮合反応常温硬化型シ
リコーンゴム(以下RTVシリコーンゴム)製ローラを使
用している。
これはトナーをシヤープメルトトナーにする為トナー中
に非線状化低融点ポリエステル等を含有させられない
為、定着用ローラ129と下加圧ローラ130間のニツプ部に
おいて、加熱溶融されたトナーのうち大部分が定着用ロ
ーラ129側に移転してしまう、いわゆるオフセツト現象
が激しいため、四フツ化エチレン樹脂製ローラでは好ま
しい定着ができないからである。
(発明が解決しようとする問題点) しかし斯かる従来例の定着用ローラにあつても、RTVシ
リコーンゴムは初期の離型性(ローラ表面に付着したト
ナーの剥れ易さ)は優れているが、離型性の低下が比較
的速く、トナーが定着用ローラの表面に付着するオフセ
ツトの現像が発生するまでの期間が短く、定着用ローラ
の寿命が短いという問題があつた。
これは、カラートナーはイエロー、マゼンタ、シアンの
3色のトナーから成り、それぞれのトナーを混融して種
々の色に混色するものであり、完全な色再現を行なえる
様にトナーの分光反射率、樹脂の透明性、樹脂と染顔料
との相溶性等を考慮して作られたものであるが、こうし
たトナーを得るために、昇華性染料、染料、顔料等の種
々の物質が使用され着色されている。このような物質、
特に昇華性染料及び染料は、特に物質に対する付着力、
ゴムローラ染色力等が強く、RTVシリコーンゴムにおい
ても、昇華性染料及び染料の付着力によつて汚染され、
汚染が進行することによつてゴムローラ表面の劣化が起
こり、オフセツト現像が発生するものである。
一方定着用ローラに使用したRTVシリコーンゴム、特に
ローラに加工できるゴムとして一般的な縮合型2液型RT
Vシリコーンゴムは、その分子構造中に多数のシラノー
ル(Si−OH)を含んでおり、この水酸基(OH)が高い極
性を有し、トナー中の樹脂成分との付着力を強めてお
り、トナーのオフセツト現像を助長するものであつた。
そこでカラートナーのようなシヤープメルトトナーを用
い、トナー中に染料等の付着性の高い物質を含有するも
のの定着においては、上記のようなシラノールを有しな
いシリコーンゴムを使用し、さらに好ましくはその分子
構造が、ほとんど で構成される純粋なジメチルシリコーンゴムに近いもの
が望ましい。このようなシリコーンゴムを製造する際に
は、RTVシリコーンゴムでは純粋なジメチルシリコーン
ゴムに近づけることが極めて困難であり、RTVシリコー
ンゴムではなく、付加反応低温加流型シリコーンゴム
(以下LTVシリコーンゴムという)がよいことが知られ
ている。
LTVシリコーンゴムは、一般的にシロキサン結合の側鎖
又は末端基が(−Si−CH=CH2)であるビニル基を含有
した、いわゆるビニル系シリコーンゴムとなる。
このようなビニル系シリコーンゴムにおいては、純粋な
ジメチルシリコーンゴムに近いものが得られるが、内部
に含有されるビニル化合物がやはりトナーの付着力を高
めることから、このビニル基の量を減らすことが必要と
なる。しかしゴムの分子量に対して極端にビニル基の量
を減らすと、ゴムの強度が得られないという問題があつ
た。ゴムの強度が弱いと、定着用ローラと加圧用ローラ
間の圧力および熱により物理的にゴムが変形したり引き
裂けたりして利用できなくなるという問題があつた。
そこでゴムの分子量に対応した適切なビニル基の量がト
ナーとの付着力減少、ローラのゴム強度(引張り強さ、
伸び、圧縮永久歪、耐摩耗性等)の点から、慎重に選択
されるべき値である。
本発明は従来技術の斯かる問題点を解決するためになさ
れたもので、その目的とするところは、定着装置に用い
られる定着用ローラのゴムとして末端基をビニル基とし
たジメチルポリシロキサンから成るベースゴムを使用し
たLTVシリコーンゴムを使用して、ビニル基の量が適切
となるようなゴムの分子量を選択することにより、強度
が強くしかも離型性の優れた定着用ローラを提供し、定
着ローラの耐久性及びトナーのオフセツトによるローラ
寿命を向上させることにある。
(問題点を解決するための手段) そこで、本発明は、上記の目的を達成するために、本発
明に係る定着装置に用いられる定着用ローラにあつて
は、表面層を、末端基のみをビニル基とした分子構造の
ジメチルポリシロキサンから成るベースゴムを使用した
シリコーンゴムであつて、シリコーンゴムの平均分子量
が2万〜20万である付加反応低温加硫型シリコーンゴム
により形成したものから成つている。
(実施例) 以下に本発明を図示の実施例に基づいて説明する。本発
明の第一実施例に係る定着装置を示す第1図において、
1は定着用ローラであり、定着用ローラ1の下側に定着
用ローラ1と加圧接触する下加圧ローラ2が配設され、
定着用ローラ1と下加圧ローラ2との間に送り込まれる
転写材Pを加圧、加熱して転写材P上のトナーを定着す
るようになつている。定着用ローラ1の上側には上加圧
ローラ3が配設されており、定着用ローラ1を下加圧ロ
ーラ2に押圧するようになつている。
さらに上加圧ローラ3には、オイル塗布手段4によりオ
フセツト防止用のシリコーンオイル0が塗布され、定着
ローラ1および下加圧ローラ2の表面に、各ローラの回
転によつてオイルが塗布されるようになつている。オイ
ル塗布手段4は、本実施例においてはオイル溜め4a内の
オイル内に一端が浸漬され、他端が上加圧ローラ3に接
触するフエルト4bから構成されている。
また定着用ローラ1には、定着用ローラ1表面に付着し
たトナー等の汚れをクリーニングするクリーニング手段
5が接触している。
上加圧ローラ3および下加圧ローラ2内部には、加熱ヒ
ータ6,6がそれぞれ配設されており、加熱ヒータ6,6に通
電することにより、上加圧ローラ3および下加圧ローラ
2を加熱して定着用ローラ1を加熱するようになつてい
る。加熱温度は下加圧ローラ3の表面温度を検知するサ
ーミスタ7の検知信号により加熱ヒータ6,6の通電量を
制御して各ローラ1,2,3を所定温度に保持するようにな
つている。
上記した定着ローラ1は、金属パイプ1aの表面に5mm厚
のLTVシリコーンゴム1bを被覆した構成となつている。L
TVシリコーンゴム1bは、末端基をビニル基とした分子構
造のジメチルポリシロキサンから成つており、シリコー
ンゴムの平均分子量は2万〜20万の範囲になるように設
定されている。
なお下加圧ローラ2および上加圧ローラ3は、金属パイ
プ2a,3aの表面に四フツ化エチレン樹脂2b,3b,を25μ厚
に被覆したものである。
つぎに本実施例装置の作用について説明する。本実施例
の定着装置はカラー電子写真複写機に使用されるもの
で、カラー電子写真複写機の複写プロセスは従来例の場
合と同様であり、転写材P上に原稿に対応して所要色数
のトナーが転写され、定着装置に送り込まれる。
各トナーは溶融粘度が105cpを示す時の温度をT1、6×1
04cp(好ましくは5×104cp)を示す時の温度をT2とし
た時 T1=100〜180℃,ΔT=(T2−T1)=0〜20℃であるも
ので、本発明に於てはT1=127℃,T2=140℃,ΔT=13
℃のトナーを使用している。
転写材Pは定着用ローラ1と下加圧ローラ3とによつて
加熱され、トナーに熱が加えられて複数層に積層された
トナーが溶融され混色される。トナーに熱が加えられる
のは、定着用ローラ1と下加圧ローラ2間のニツプ部を
通過する間の極めて短時間であるが、シヤープメルトト
ナーを使用しているので溶融混色が完全に行なわれる。
転写材Pは定着用ローラ1により定着された後排出さ
れ、定着用ローラ1のゴム表面に残つたトナーはクリー
ニング手段によつてクリーニングされる。
第1表に本実施例装置を使用した定着用ローラのコピー
ライフについての試験結果を示している。試験方法は、
転写材としてはA4版の大きさで80g/m2の紙を使用し、転
写材上にイエロー、マゼンタ、シアンの3色のトナーを
その転写材の面積に対する専有率30%で積層させて定着
を行ない、定着用ローラにトナーがオフセツトするまで
の枚数をコピーライフとした。なお定着用ローラの温度
は140℃、ニツプ巾は5mm、プロセススピードは145mm/se
c、複写濃度は約1.8(マクベス社製マクベス濃度計使
用)とした。
従来の縮合型RTVシリコーンゴムを使用した定着用ロー
ラについて同一の試験を行なつた所、コピー枚数の増加
と共に、ローラがトナーによつて汚染され黒色に変色
し、コピー枚数1万枚においてオフセツトが発生し始め
た。
本発明の定着用ローラにあつては、平均分子量が少ない
と定着用ローラを構成するシリコーンゴム中に多数のゴ
ム分子が存在することになり、その結果ビニル基の数も
増大してトナーとの付着力は増大し、第1表に明らかな
ように平均分子量が1.7万のときは5000枚以下とコピー
ライフが短い。また第1表から明らかなように、シリコ
ーンゴム分子の平均分子量が2万の定着用ローラを用い
ると、コピーライフは3万枚と飛躍的に向上する。一方
平均分子量を大きくすると、一つの鎖状分子に対してビ
ニル基が両端の2ケ所にしかついていないため、定着用
ローラを形成するゴム中に存在するビニル基の量は相対
的に減少してコピーライフは延びるが、逆にゴム強度が
減少して定着装置内の熱及び圧力によつてゴムが物理的
に破れたり、変形して使用できなくなる危険性がでてく
る。分子量が40万になると強度が弱く、定着用ローラの
ゴムは上加圧ローラ3、下加圧ローラ2との圧力及び熱
によつて崩壊してしまい、使用することができなくなつ
た。
定着用ローラ1は、複写機が作動していない時にも上加
圧ローラ3および下加圧ローラ2と常時加圧されてお
り、ゴム強度が弱いと加圧力によつて変形して、ひいて
はゴムが破れてしまう。この定着用ローラのゴム強度に
ついては、定着用ローラ1と下加圧ローラ2および上加
圧ローラ3間の各加圧力を2.7kg/cm2として、加圧した
まま一週間放置した後の定着用ローラ1の変形等を確認
したところ、ゴムの平均分子量が2万〜20万の範囲のも
のについては、ゴムの変形および破れ等は起こらず、良
好な定着性を示した。平均分子量が20万以上のものにお
いては、ゴムの変形が見られ徐徐に変形の程度が大きく
なる。
また定着用ローラの耐熱性においては、その表面温度14
0℃で使用しても表面の劣化、改質等の問題も全くなか
つた。
つぎに第2図に本発明の第二実施例に係る定着装置を示
している。
第二実施例にあつて、第一実施例と同一の構成部分につ
いては同一の符号を付して説明すると、第一実施例と異
なる点は上加圧ローラがなく、定着用ローラ1と下加圧
ローラ2との2本ローラの構成となつている点である。
定着用ローラ1内には加熱ヒータ6が配設されており、
定着用ローラ1に直接オイル塗布手段7によりオイルを
塗布している。オイル塗布手段7としては、オイル溜め
7a内のシリコーンオイルをオイル供給ローラ7bおよびオ
イル塗布ローラ7cを介して定着用ローラ1に塗布するよ
うになつている。
定着用ローラ1表面にLTVシリコーンゴムが被覆されて
いる点は第一実施例と同様であり、本実施例においては
下加圧ローラ2の表面にもLTVシリコーンゴムが被覆さ
れている。定着用ローラ1表面に被覆されたLTVシリコ
ーンゴムは薄肉(1〜2mm)となつている。薄肉にした
場合、薄肉ゴム中に存在するビニル基またはビニル基が
架橋した部分は厚肉の場合に比べー表面部に存在する割
合が大となり、トナーの付着力は大きくなつてコピーラ
イフは厚肉の場合よりも短くなるが、シリコーンゴムの
平均分子量が2万以上あれば従来のRTVシリコーンゴム
に比べて大幅に長くなる。また平均分子量が20万以下あ
れば一定の強度は保持される。
本発明は、特にトナー像が急激に粘性変化するトナーに
よつて形成されていて、そのトナー像を定着する定着装
置に有効であるが、特に前述したΔT=(T2−T1)=0
〜20℃のようなトナーのみを用いてトナー像が形成され
る場合に特に有効である。この場合105cp(センチポー
ズ),6×104cpはトナー像が定着される時にそのトナー
像を形成するトナーが粘性変化する上で通過する値であ
つて、トナーは6×104cp以下の粘性時に混色されて定
着される。この変化特性をより早くした5×104cpの場
合はより好ましく、上記6×104cpに代えて説明され
る。
なおLTVシリコーンゴムにおいて、従来公知の各種耐熱
性向上剤、酸化防止剤、調色剤、充填剤及び充填剤表面
処理剤、シリカ質充填剤又はそれ以外の充填剤を少量併
用する事は任意である。さらにここに得られたLTVシリ
コーンゴム組成物を用いて定着用ローラを製作する方法
な従来公知の技術によればよい。
(発明の効果) 本発明は以上の構成及び作用から明らかなように、本発
明に係る定着装置に用いられる定着用ローラにあつて
は、末端基のみをビニル基としたジメチルポリシロキサ
ンをベースゴムとするLTVシリコーンゴムを使用しシリ
コーンゴムの平均分子量を2万以上とすることにより、
定着用ローラのゴム全体に含まれるビニル基の量は少な
くなり、トナーとの離型性が良くトナーのオフセツトに
よる定着用ローラの寿命を長くすることができる。さら
に平均分子量を20万以下としたので強度上ビニル基の量
は適正値に保たれ、ゴムの変形や破れ等による不具合を
防止することができる等の種々の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の定着用ローラを用いた定着装置の第一
実施例を示す概略正面断面図、第2図は本発明の定着用
ローラを用いた定着装置の第二実施例を示す概略正面断
面図、第3図は従来のカラー電子写真複写機の概略構成
図である。 符号の説明 1……定着用ローラ、1b……LTVシリコーンゴム 2……下加圧ローラ、3……上加圧ローラ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに圧接する一対の回転体の圧接部でカ
    ラートナーを担持した記録材を挟持搬送し定着を行う定
    着装置において、 トナーと接する前記回転体の表面層を、末端基をビニル
    基とした分子構造のジメチルポリシロキサンから成るベ
    ースゴムを使用したシリコーンゴムであつて、前記シリ
    コーンゴムの平均分子量が2万〜20万である付加反応低
    温加硫型シリコーンゴムにより形成したことを特徴とす
    る定着装置。
JP59266262A 1984-12-19 1984-12-19 定着装置 Expired - Lifetime JPH0715605B2 (ja)

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