JPH0715481U - 車両のボディ構造 - Google Patents

車両のボディ構造

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Publication number
JPH0715481U
JPH0715481U JP4647693U JP4647693U JPH0715481U JP H0715481 U JPH0715481 U JP H0715481U JP 4647693 U JP4647693 U JP 4647693U JP 4647693 U JP4647693 U JP 4647693U JP H0715481 U JPH0715481 U JP H0715481U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
side member
front side
body structure
vehicle body
collision energy
Prior art date
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Pending
Application number
JP4647693U
Other languages
English (en)
Inventor
圭二 国北
忠彦 布施
智雄 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor East Japan Inc
Original Assignee
Kanto Auto Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kanto Auto Works Ltd filed Critical Kanto Auto Works Ltd
Priority to JP4647693U priority Critical patent/JPH0715481U/ja
Publication of JPH0715481U publication Critical patent/JPH0715481U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 製造工程数の削減及び重量軽減を図り、前方
衝突エネルギの吸収機能にも優れた車両のボディ構造を
提供する。 【構成】 フロントサイドメンバ1と、フロアアンダメ
ンバ2とを連結して骨格構造を形成するとともに、前記
フロントサイドメンバ1の端部に前方衝突エネルギを吸
収するトルクボックス1cを配置する車両のボディ構造
において、フロントサイドメンバ1の端部を二つに分岐
して片側2個、合計4個のフロアアンダメンバに前方衝
突エネルギを伝達可能とするとともに、フロントサイド
メンバ1の端部側方にトルクボックス1cを一体成形し
た。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両のボディ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両のボディ構造の概略を図3を参照して説明する。 この車両のボディ構造は、フロントサイドメンバ31と、フロアアンダメンバ 32とを連結して車両の骨格構造を形成するとともに、前記フロントサイドメン バ31の端部(後端部)31aとフロアアンダメンバ32の上部とをフロアパネ ル33で覆うようになっている。なお、図3中、34はサイドメンバである。
【0003】 次に、図4,図5を参照して前記フロントサイドメンバ31、サイドメンバ3 4に亘る車両のボディ構造の詳細を説明する。尚、車両のボディ構造は車両の中 心に対して左右対称であるため、図4,図5においては右半分の構造を示す。
【0004】 この車両のボディ構造は、車両のフロント側に配置される断面略U状のフロン トサイドメンバ31と、車両のフロア側部に配置されるサイドメンバ34と、こ のサイドメンバ34の内側面に配置するステアリングメンバエクステンション3 5と、前記フロントサイドメンバ31の一方の側片31bと前記ステアリングメ ンバエクステンション35とに亘って配置する前方衝突エネルギを吸収する機能 を有するフロントサイドメンバ31とは別体のトルクボックス36と、フロアパ ネル33の一部を形成するフロアダッシュパネル33aとを具備している。
【0005】 このような構成とすることにより、この車両の前方衝突エネルギの大部分を前 記トルクボックス36により吸収するとともに、残余の前方衝突エネルギを前記 フロントサイドメンバ31から図4,図5には図示しないフロアアンダメンバ3 2へ分散させるようになっている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来の車両のボディ構造の場合、フロントサイドメン バ31とトルクボックス36とが別体であるため、この車両のボディ構造の工程 数の増加、重量増加を招くという問題がある。
【0007】 そこで、本考案は、製造工程数の削減及び重量軽減を図れるとともに、前方衝 突エネルギの吸収機能を従来と同程度に発揮し得る車両のボディ構造を提供する ことを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、フロントサイドメンバと、フロアアンダメンバとを連結して骨格構 造を形成するとともに、前記フロントサイドメンバの端部に前方衝突エネルギを 吸収するトルクボックスを配置する車両のボディ構造において、前記フロントサ イドメンバの端部を二つに分岐して片側2個、合計4個のフロアアンダメンバに 前方衝突エネルギを伝達可能とするとともに、前記フロントサイドメンバの端部 側方にトルクボックスを一体成形したものである。 前記フロントサイドメンバの分岐した一方の端部により、このフロントサイド メンバをサイドメンバの領域に形成される骨格構造としてのロッカ閉断面に連結 する構成とした。
【0009】
【作用】
上記した構成の車両のボディ構造によれば、前記フロントサイドメンバの端部 側方にトルクボックスを一体成形したことにより、このフロントサイドメンバを フロアアンダメンバに連結する工程によりトルクボックスも所定の位置に配置で き、製造工程数の削減を図れるとともに、トルクボックスをフロントサイドメン バと別体とする従来例に比べ重量軽減も図れる。
【0010】 さらに、前記フロントサイドメンバの分岐した一方の端部により、このフロン トサイドメンバをサイドメンバの領域に形成される骨格構造としてのロッカ閉断 面に連結する構成としたので、骨格構造としてのロッカ閉断面の強度増加を図る ことができる。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図1及び図2を参照して詳細に説明する。 図1,図2に示す本実施例の車両のボディ構造は、車両のフロント側に配置さ れる断面略U状のフロントサイドメンバ1と、車両のフロア側部に配置されるサ イドメンバ2と、このサイドメンバ2の内側面に配置する断面略コ状のステアリ ングメンバエクステンション3と、フロアパネルの一部を形成するフロアダッシ ュパネル4とを有している。
【0012】 前記フロントサイドメンバ1の後端部には、間の空間がU状空間を呈するよう に二つに分岐した分岐連結部1a,1bを形成している。また、フロントサイド メンバ1における一方の分岐連結部1a側には、この車両に対する前方衝突エネ ルギを吸収するトルクボックス1cを一体成形している。
【0013】 さらに、前記フロントサイドメンバ1における一方の分岐連結部1aにより、 このフロントサイドメンバ1の後端部を前記ステアリングメンバエクステンショ ン3を介してサイドメンバ2の領域に形成される骨格構造としてのロッカ閉断面 5に連結するようになっている。
【0014】 このロッカ閉断面5は、前記サイドメンバ2を形成するアウタサイドパネル2 a、インナサイドパネル2b間の空間と、インナサイドパネル2bの側壁に取り 付けられる前記ステアリングメンバエクステンション3におけるインナサイドパ ネル2b側の空間とにより形成されるものである。
【0015】 前記フロアダッシュパネル4は、前記フロントサイドメンバ1の分岐連結部1 a,1bを含む後部領域を覆う状態で、このフロントサイドメンバ1に設けた取 り付け片1d上に固着され、また、このフロアダッシュパネル4の上部取り付け 片4aを前記ステアリングメンバエクステンション3の上部取り付け片3aと重 ねて前記フロントサイドメンバ1と一体のトルクボックス1cの上部に取り付け るようになっている。さらに、ステアリングメンバエクステンション3の上部取 り付け片3aは、前記インナサイドパネル2bの側壁に取り付けられるようにな っている。
【0016】 前記アウタサイドパネル2a、インナサイドパネル2bの各下端部及び前記ス テアリングメンバエクステンション3の下部取り付け片3bは、ジャッキポイン トとして機能するようになっている。
【0017】 上記した構成の車両のボディ構造によれば、前記フロントサイドメンバ1の一 方の分岐連結部1aの側方にトルクボックス1cを一体成形したことにより、こ のフロントサイドメンバ1を図示しないフロアアンダメンバに連結する工程にお いてトルクボックス1cもサイドメンバ2に接合する位置に配置でき、製造工程 数の削減を図れるとともに重量軽減を図ることができる。
【0018】 さらに、前記フロントサイドメンバ1の分岐した一方の分岐連結部1aさらに はトルクボックス1cにより、このフロントサイドメンバ1をサイドメンバ2の 領域に形成される骨格構造としてのロッカ閉断面5に連結する構成としたので、 フロントサイドメンバ1の分岐連結部1aが前記ロッカ閉断面5の強度増加に寄 与し、ロッカ閉断面5の強度をより増加することが可能となる。
【0019】 本考案は、上記した実施例に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で種 々の変形が可能である。
【0020】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように本考案によれば、上記した構成としたので、製 造工程数の削減及び重量軽減を図れるとともに、前方衝突エネルギを適当に分散 してその吸収を効率よく行うことができる車両のボディ構造を提供することがで きる。 また、本考案によれば、前記フロントサイドメンバの分岐した一方の端部を経 て、このフロントサイドメンバをサイドメンバの領域に形成される骨格構造とし てのロッカ閉断面に連結する構成としたので、分岐した一方の端部も骨格構造と してのロッカ閉断面の強度増加に寄与することになり、ロッカ閉断面の強度をよ り増加することが可能な車両のボディ構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の車両のボディ構造の実施例を示す概略
斜視図である。
【図2】本実施例の分解斜視図である。
【図3】車両のボディ構造の概略を示す斜視図である。
【図4】従来の車両のボディ構造を示す概略斜視図であ
る。
【図5】従来の車両のボディ構造の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 フロントサイドメンバ 1a 分岐連結部 1b 分岐連結部 1c トルクボックス 2 サイドメンバ 3 ステアリングメンバエクステンション 4 フロアダッシュパネル 5 ロッカ閉断面

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロントサイドメンバと、フロアアンダ
    メンバとを連結して骨格構造を形成するとともに、前記
    フロントサイドメンバの端部に前方衝突エネルギを吸収
    するトルクボックスを配置する車両のボディ構造におい
    て、前記フロントサイドメンバの端部を二つに分岐して
    片側2個、合計4個のフロアアンダメンバに前方衝突エ
    ネルギを伝達可能とするとともに、前記フロントサイド
    メンバの端部側方にトルクボックスを一体成形したこと
    を特徴とする、車両のボディ構造。
  2. 【請求項2】 前記フロントサイドメンバの分岐した一
    方の端部により、このフロントサイドメンバをサイドメ
    ンバの領域に形成される骨格構造としてのロッカ閉断面
    に連結することを特徴とする、請求項1記載の車両のボ
    ディ構造。
JP4647693U 1993-08-26 1993-08-26 車両のボディ構造 Pending JPH0715481U (ja)

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JP4647693U JPH0715481U (ja) 1993-08-26 1993-08-26 車両のボディ構造

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JP (1) JPH0715481U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1178991A (ja) * 1997-09-16 1999-03-23 Fuji Heavy Ind Ltd 車両の前部車体構造
JP2002154458A (ja) * 2000-11-24 2002-05-28 Fuji Heavy Ind Ltd 車体前部構造
JP4734798B2 (ja) * 2001-08-23 2011-07-27 マツダ株式会社 車両の前部車体構造

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