JPH0715431Y2 - パンフィーダ - Google Patents

パンフィーダ

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JPH0715431Y2
JPH0715431Y2 JP6589392U JP6589392U JPH0715431Y2 JP H0715431 Y2 JPH0715431 Y2 JP H0715431Y2 JP 6589392 U JP6589392 U JP 6589392U JP 6589392 U JP6589392 U JP 6589392U JP H0715431 Y2 JPH0715431 Y2 JP H0715431Y2
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JP
Japan
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top plate
conveyor
magnet
lift
floating prevention
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JP6589392U
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JPH0623472U (ja
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覚也 井戸坂
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Misuzu Koki Co Ltd
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Misuzu Koki Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、製パンラインの天板
供給機、すなわちパンフィーダに関する。
【0002】天板は、製パンラインに於ける菓子パン、
ロールパン等のパンを焼成する工程で使用する容器であ
る。パンフィーダは、この天板を積み重ねた状態より1
枚づつばらして取り出して、製パンラインに供給する装
置である。
【0003】
【従来の技術】従来のパンフィーダは、図13のように
マグネットコンベアとして構成され、リフトコンベアD
によって運ばれてくる積層された天板Tを1枚づつ持ち
上げ、1枚づつ排出する排出コンベアEまで搬送するも
のである。
【0004】マグネットコンベアは、固定されているエ
ンドレスコンベアCの下方側部分に搬送用マグネットF
を設けてなる。搬送用マグネットFは、エンドレスに回
転するエンドレスコンベア長手方向に、エンドレスコン
ベアCとは別体に固定して設けるもので、排出コンベア
Eの上部で終わる。
【0005】マグネットコンベアのリフトコンベアDの
上部に当たる位置には、持ち上げ用マグネットGを設け
る。持ち上げ用マグネットGは、エンドレスコンベアC
の両サイドに上下に移動自在である。
【0006】天板Tは、リフトコンベアDによってパン
フィーダの持ち上げ用マグネットGの下まで運ばれて来
ると、持ち上げ用マグネットGが下降して天板Tを1枚
マグネットによって吸着する。天板Tは、持ち上げ用マ
グネットGに吸着されたまま上昇し、エンドレスコンベ
アCに近くなると、搬送用マグネットAに吸着される。
さらに、天板TはエンドレスコンベアCによって移動
し、排出コンベアの位置までくると、搬送用マグネット
Fがとぎれて無くなる為、天板Tは自然に排出コンベア
上に落下する。
【0007】
【この考案が解決しようとする課題】しかし、持ち上げ
用マグネットが、天板を吸着する時に生ずる衝撃音、あ
るいは天板が搬送用マグネットに当てつけられる時にに
生ずる衝撃音、また搬送用エンドレスコンベアより天板
が外され、排出コンベアに落下する場合に起こる衝撃音
等、継続的で大きな騒音を生じ、作業環境を悪化させる
問題点があった。
【0008】さらに、天板がマグネットに当たる為、天
板を傷付けたり、天板に歪みを与えて、天板が使用不能
になる問題点があった。また、歪んだ天板を使用するこ
とによりパン等の焼成品に不良品が出る問題点があり、
製造品の品質を大きく低下させる問題点があった。
【0009】
【課題を解決する為の手段】この目的を達成する為、こ
の考案は、パンフィーダを、昇降自在のマグネットコン
ベアを設け、マグネットコンベアの下方でマグネットコ
ンベアの下側コンベアの上流側にリフト装置により昇降
自在のリフトコンベアと、リフトコンベア上に積層され
る天板を感知するセンサーと、天板浮上防止装置と天板
クランプ装置を有する個別制御部を設け、マグネットコ
ンベアの下側コンベアの下流側には天板外し装置と、排
出コンベアとを設ける。
【0010】
【作用】送られてくる積層された天板は、リフトコンベ
アに乗せられる。リフトコンベアがリフト装置により上
昇し、天板がセンサーに感知されると上昇が止まり、最
上部の天板は天板浮上防止装置で押さえられ、次の天板
は天板クランプ装置でクランプされる。
【0011】次にマグネットコンベアが下降し最上部の
天板に近付き接すると、天板浮上防止装置が解除され、
天板はマグネットコンベアに磁力により吸着される。
【0012】次にマグネットコンベアは上昇し、コンベ
アを作動させ、天板を下流側へ搬送する。この時、天板
クランプ装置が解除され、リフトコンベアが再び上昇
し、センサーが次の最上部の天板を感知することにより
止まる。最上部の天板は、前と同様に天板浮上防止装置
により押さえられ、次の天板は天板クランプ装置により
クランプされる。
【0013】天板が下流側に運ばれると、マグネットコ
ンベアが下降する。このとき上流側では前回と同様な作
動が繰り返される。下流側では、天板がほぼ排出コンベ
ア上に位置すると、天板外し装置が働き天板を押さえる
ので、マグネットコンベアが上昇するときに天板は排出
コンベア上に残り、排出コンベアにより排出される。
【0014】
【実施例】この考案の実施例を正面から説明する図1、
図1のA−A線断面を示す図2と図3、図1のB−B線
断面を示す図4と図5、この考案の作動状態の説明図で
ある図6乃至図12に基づいて説明する。
【0015】1はマグネットコンベア、2はリフトコン
ベア、3はリフト装置、4はセンサー、5は個別制御
部、50は天板浮上防止装置、51は天板クランプ装
置、6は天板外し装置、7は排出コンベア、8はフレー
ム枠、9は本体枠である。Tは天板である。
【0016】マグネットコンベア1は、両側にフレーム
13を設け、ステー14で剛性を付与している。10は
コンベアベルトであり、下流側にヘッドプーリ11、上
流側にテールプーリ12を設け、動力装置15から原動
ホイール16、従動ホイル17、チェーン18を介して
動力をコンベアベルト10に伝える。
【0017】コンベアベルト10は、キャリア側である
下側ベルトの上にマグネット19を、天板Tを吸着する
距離部分にだけ設けられ、マグネット19はフレーム1
3から吊り下げられる。マグネット19は、その両端、
すなわちヘッドプーリ11とテールプーリ12の両側で
サポート191、吊りガイド192によって下側ベルト
よりは下方に下がらない範囲で上下動自在に支持されて
いる。このマグネット19の吊機構は、マグネットコン
ベア1の長さによって、中間部適宜位置に追加して設け
てもよい。
【0018】リフトコンベア2は、両側にフレーム25
を設け、フレーム25の内側にベルト22を設ける。ベ
ルト22はチェーンベルトでもよく、ヘッドホイール2
0、従動ホイール200、原動ホイール202を介し
て、チェーン201により動力装置203に伝動してい
る。
【0019】リフトコンベア2は、両側のフレーム25
に付設している吊り金具24によってリフト装置3のリ
フトチェーン32に連結している。フレーム25には、
ガイドローラ23が設けられ、リフト装置3のコラム3
7にガイドされる。
【0020】リフト装置3は、本体枠9の上下間に垂直
に設けられるコラム37の内側にリフトチェーン32を
設け、リフトチェーン32は上部ホイール30と、下部
ホイール31にエンドレス状に係止される。上部ホイー
ル30は、従動ホイール33、原動ホイール35、チェ
ーン34を介して、原動装置36に連結する。
【0021】マグネットコンベア1の左右に設けるコラ
ム37には、上部に孔40を明け、その外部にセンサー
4を設けるとともに、個別制御部5を固定する。
【0022】個別制御部5には、天板浮上防止装置50
と天板クランプ装置51を上下に設ける。
【0023】天板浮上防止装置50と天板クランプ装置
51は、リフト装置3の左右のコラム37より内側に向
かって、突出自在な浮上防止アタッチメント501とク
ランプアタッチメント511を設ける。2つアタッチメ
ント501と511は、断面上部が突き出た逆L字形状
であり、浮上防止アタッチメント501は、突出した場
合、天板Tをアタッチメント501の腹部で挟み、突出
部で天板Tを浮き上がらないようにする。クランプアタ
ッチメント511は内側に突出した場合、突出部が天板
Tに触れ、その部分で天板Tを挟み込む。
【0024】フレーム枠8は、本体枠9に取り付ける。
フレーム枠8には、軸受け82を固定し、軸受け82に
軸81を介してピニオン80を回転自在に設ける。ピニ
オン80は、マグネットコンベア1の両側フレーム13
の外側に上下方向に設けられたラック130に噛合す
る。軸81は、マグネットコンベア1の下流側に設けた
傘歯車86によりほぼ直角に曲がって、ホイールを介し
てレバー84に連結し、さらにレバー84の先端をエア
ーシリンダ85に回転自在に固定する。
【0025】天板外し装置6は、マグネットコンベア1
の下流側の両側フレーム枠8に、ハンガ61を介して取
付ける。天板外し装置6は、マグネットコンベア1側に
向かって、即ち内側に向かって突出自在の外しアタッチ
メント60を設けてあり、外しアタッチメント60は、
断面横L字形状である。
【0026】排出コンベア7は、両側にフレーム70を
設け、上下のコンベア間にステー73を配して、エンド
レスベルト71を支持する。エンドレスベルト71のキ
ャリア側ベルトは上側であり、この実施例ではステー7
3の上方に設ける2本の受けレール72によって支持さ
れる2本ベルトである。エンドレスベルト71は他の実
施例では幅の広い1本のベルトであっても、2本以上の
ベルトであってもよい。また、受けレール72を設け
ず、エンドレスベルト71の張力を利用して天板を支持
してもよい。
【0027】排出コンベア7の下流側にはヘッドプーリ
74、上流側にはテールプーリ75を設ける。ヘッドプ
ーリ74は、モータ等の回転装置76により回転力を付
与されている。
【0028】排出コンベア7のキャリア側ベルトの高さ
は、センサー4の位置よりやや低い程度に設ける。
【0029】次に、この考案の作用について説明する。
【0030】天板Tは、適宜数積層されて送給コンベア
(図示せず)により、リフトコンベア2上に移される。
リフトコンベア2に移された天板Tは、リフトコンベア
2の駆動装置203を適宜作動させベルト22を移動さ
せ定位置に停止させる(図6)。
【0031】次に、リフト装置3は、原動装置36を作
動させ、リフトチェーン32を回転させるように動か
し、リフトコンベア2を上昇させる。
【0032】リフトコンベア2がX1の距離だけ上昇す
ると、積層された天板Tの一番上の天板T1がセンサー
4に感知される。この感知方法は、コラム37に明いた
孔40を通る光を天板T1が遮断することでセンサー4
が感知する方法である。
【0033】センサー4が、天板T1を感知すると、リ
フト装置4の原動装置36を止め、天板Tの上昇を止め
ると同時に、個別制御部5の天板浮上防止装置50と天
板クランプ装置51が作動し、天板浮上防止装置50は
浮上防止アタッチメント501が内側に向かって突出す
る。この浮上防止アタッチメント501により最上部の
天板T1を、マグネットコンベア1のマグネット15の
磁力に抗して浮き上がらないようにする。
【0034】また、天板クランプ装置51は、クランプ
アタッチメント511が内側に突出し、上から2番目の
天板T2を左右から挟み押さえ付ける(図7)。
【0035】センサー4は同時に、エアシリンダ85を
作動させピニオン80を回転させ、ラック130を上下
させマグネットコンベア1を下降させる。
【0036】マグネットコンベア1がYの距離だけ下降
し(図8)、最上部の天板T1をマグネット19によっ
て磁力吸着すると同時に、天板浮上防止装置50のみが
解除され浮上防止アタッチメント501が引っ込む。天
板クランプ装置51は、天板T2を挟んだままである。
天板Tが浮上防止アタッチメント501で押さえられて
いるので、磁力により天板Tが浮き上がてマグネット1
9にぶつかることがない。したがって騒音は非常に小さ
い。
【0037】マグネットコンベア1は、天板T1をマグ
ネット19によって吸着したまま再びエアシリンダ85
によって作動されBの距離だけ上昇する(図9)。
【0038】マグネットコンベア1が上昇し終わると、
天板クランプ装置51が解除され、同時に、再びリフト
装置3が作動し、リフトコンベア2をX2の距離上昇さ
せる。
【0039】最上部の天板となった天板T2がセンサー
4に感知されると、リフト装置3は作動を止め、リフト
コンベアの上昇は、天板1枚分だけの上昇で止まる。こ
の時、最上部となった天板T2は、個別制御部5の天板
浮上防止装置50の浮上防止アタッチメント501のよ
って押さえられ、次の天板T3は天板クランプ装置51
のクランプアタッチメント511によって挟まれる。
【0040】上昇したマグネットコンベア1は、駆動装
置15を作動させてコンベアベルト10を動かし、天板
T1を下流側に運び、天板外し装置6の位置で停止する
(図10)。このとき天板外し装置6の外しアタッチメ
ント60は、引っ込んだ状態である。
【0041】次に、マグネットコンベア1を再度Yの距
離だけ下降する。すると天板T1は、ほぼ排出コンベア
7の上面に非常に近付く。すると、天板外し装置6の外
しアタッチメント60が突出し、天板T1を浮き上がら
ないように上から押さえる(図11)。
【0042】このとき、マグネットコンベア1の上流側
では、前回と同様な作動で、天板T2を吸着している。
【0043】次に、再びマグネットコンベア1をYの距
離だけ上昇させると、下流側では、天板T1は、天板外
し装置6によりマグネットコンベア1のマグネット19
より外れ、排出コンベア7上に残り、排出コンベア7に
より搬送され、上流側では天板T2がマグネットコンベ
ア1によって上昇する(図12)。
【0044】天板Tの排出コンベア7への移動は、ほと
んど落下距離が無いので、騒音は非常に小さい。
【0045】この作動を繰り返し、積層される天板は、
1枚1枚ばらばらにされる。
【0046】この考案は、この作動を逆に操作すること
により、ばらばらの天板を積層させるパンスタッカーと
しても使用できる。この場合、天板外し装置6は、天板
浮上防止装置として使用する。
【0047】
【考案の効果】したがって、この考案によれば、従来の
パンフィーダで発生していた継続的な衝撃音等を排除す
ることができ、良好な作業環境を提供することができる
という効果がある。
【0048】さらに、天板に歪みや傷が付きにくく、天
板の使用期間が延びるとともに、パン等の焼成品の不良
品生産率を低下させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の正面説明図。
【図2】図1のAA線断面説明図であり、マグネットコ
ンベアが上昇している。
【図3】図1のAA線断面説明図であり、マグネットコ
ンベアが下降している。
【図4】図1のBB線断面説明図であり、マグネットコ
ンベアが上昇している。
【図5】図1のBB線断面説明図であり、マグネットコ
ンベアが下降している。
【図6】この考案の作動を示す説明図。
【図7】この考案の作動を示す説明図。
【図8】この考案の作動を示す説明図。
【図9】この考案の作動を示す説明図。
【図10】この考案の作動を示す説明図。
【図11】この考案の作動を示す説明図。
【図12】この考案の作動を示す説明図。
【図13】従来のパンフィーダの作動を示す説明図。
【符号の説明】
1 マグネットコンベア 2 リフトコンベア 3 リフト装置 4 センサー 5 個別制御装置 50 天板浮上防止装置 51 天板クランプ装置 6 天板外し装置 7 排出コンベア T 天板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降自在のマグネットコンベアを設け、
    マグネットコンベアの下方でマグネットコンベアの下側
    コンベアの上流側にリフト装置により昇降自在のリフト
    コンベアと、リフトコンベア上に積層される天板を感知
    するセンサーと、天板浮上防止装置と天板クランプ装置
    を有する個別制御部を設け、マグネットコンベア下側コ
    ンベアの下流側には天板外し装置と、排出コンベアとを
    設けることを特徴とするパンフィーダ。
JP6589392U 1992-08-27 1992-08-27 パンフィーダ Expired - Lifetime JPH0715431Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6589392U JPH0715431Y2 (ja) 1992-08-27 1992-08-27 パンフィーダ

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JP6589392U JPH0715431Y2 (ja) 1992-08-27 1992-08-27 パンフィーダ

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Publication Number Publication Date
JPH0623472U JPH0623472U (ja) 1994-03-29
JPH0715431Y2 true JPH0715431Y2 (ja) 1995-04-12

Family

ID=13300103

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JP6589392U Expired - Lifetime JPH0715431Y2 (ja) 1992-08-27 1992-08-27 パンフィーダ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5483144B2 (ja) * 2008-10-07 2014-05-07 株式会社萩原機械 天板移送装置
CN111789144A (zh) * 2020-06-12 2020-10-20 广州海特机电科技有限公司 一种烘焙用的易清洗收盘机

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JPH0623472U (ja) 1994-03-29

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