JPH07154213A - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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JPH07154213A
JPH07154213A JP5300229A JP30022993A JPH07154213A JP H07154213 A JPH07154213 A JP H07154213A JP 5300229 A JP5300229 A JP 5300229A JP 30022993 A JP30022993 A JP 30022993A JP H07154213 A JPH07154213 A JP H07154213A
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JP
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gate
mos transistor
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JP5300229A
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Yasushi Sato
寧 佐藤
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Toshiba Corp
Toshiba Electronic Device Solutions Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Microelectronics Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、動作速度の高速化を図れる半導体
集積回路を提供することを目的とする。 【構成】Nチャネル型MOSトランジスタN1〜N6を
主たる構成素子としてラッチ回路を構成している。Pチ
ャネル型MOSトランジスタP1,P2は、出力端子
4,3と電源VDD間にそれぞれ1個ずつ設けている。ク
ロック信号CLが“H”レベルの時、データ信号Dのレ
ベルに応じて出力端子4,3のレベルが設定され、これ
がMOSトランジスタP1とN5及びP2とN6によっ
てラッチされる。キャリアの易動度が速いNチャネル型
MOSトランジスタを多く用いて回路を構成しているの
で動作速度を高速化でき、且つNチャネル型MOSトラ
ンジスタの製造プロセスを最適化することによって更に
動作速度の高速化を図ることを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体集積回路に関
するもので、特にラッチ回路、D型フリップフロップ回
路及びトグル(Toggle)型フリップフロップ回路に適用さ
れるものである。
【0002】
【従来の技術】従来、CMOS型のラッチ回路は、例え
ば図41あるいは図42に示すように構成されている。
図41において、IN4〜IN6はCMOSインバー
タ、P41はPチャネル型MOSトランジスタ、N41
はNチャネル型MOSトランジスタである。データ信号
DはインバータIN4の入力端に供給される。このイン
バータIN4の出力信号は、電流通路が並列接続された
MOSトランジスタP41,N41を介してインバータ
IN5の入力端に供給される。上記MOSトランジスタ
N41のゲートにはクロック信号CLが供給されてオン
/オフ制御され、上記MOSトランジスタP41のゲー
トにはクロック信号/CL(クロック信号/CLはクロ
ック信号CLの反転信号であり、以降の説明では符号の
前の/はバー、すなわち反転信号を表す)が供給されて
オン/オフ制御される。上記インバータIN5の入力端
には上記インバータIN6の出力端が接続され、出力端
には入力端が接続される。そして、MOSトランジスタ
P41,N41がともにオンした時にインバータIN
5,IN6でデータ信号Dの反転信号をラッチし、イン
バータIN5の出力端から出力信号Q、インバータIN
6の出力端から出力信号Qの反転信号/Qをそれぞれ出
力する。
【0003】図42に示すラッチ回路は、クロックドイ
ンバータを構成するPチャネル型MOSトランジスタP
42,P43とNチャネル型MOSトランジスタN4
3,N42、及びCMOSインバータIN7,IN8か
ら構成されている。上記MOSトランジスタP42,P
43及びN43,N42の電流通路は、電源VDDと接地
点間に直列接続されている。上記MOSトランジスタP
42のゲートにはクロック信号/CL、MOSトランジ
スタP43,N43のゲートにはデータ信号D、及びM
OSトランジスタN42のゲートにはクロック信号CL
がそれぞれ供給される。クロック信号/CL,CLがそ
れぞれ“L”レベル,“H”レベルの時、データ信号D
がMOSトランジスタP43,N43により反転されて
インバータIN7の入力端に供給される。このインバー
タIN7の入力端には上記インバータIN8の出力端が
接続され、出力端には入力端が接続されている。そし
て、入力されたデータ信号Dの反転信号をインバータI
N7,IN8でラッチし、インバータIN7の出力端か
ら出力信号Q、インバータIN8の出力端から出力信号
Qの反転信号/Qをそれぞれ出力するようになってい
る。
【0004】また、従来のD型フリップフロップ回路
は、例えば図43あるいは図44に示すように構成され
ている。図43に示すD型フリップフロップ回路は、上
記図42に示したラッチ回路を2段縦続接続した構成に
なっている。すなわち、この回路は、第1のクロックド
インバータを構成するPチャネル型MOSトランジスタ
P51,P52とNチャネル型MOSトランジスタN5
2,N51、CMOSインバータIN10,IN11、
第2のクロックドインバータを構成するPチャネル型M
OSトランジスタP53,P54とNチャネル型MOS
トランジスタN54,N53、及びCMOSインバータ
IN12,IN13から構成されている。上記MOSト
ランジスタP51,P52及びN52,N51の電流通
路は、電源VDDと接地点間に直列接続される。上記MO
SトランジスタP51のゲートには第1のクロック信号
/CP1、MOSトランジスタP52,N52のゲート
にはデータ信号D、及びMOSトランジスタN51のゲ
ートには第1のクロック信号CP1がそれぞれ供給され
る。MOSトランジスタP52とN52の接続点には、
インバータIN10の入力端及びインバータIN11の
出力端が接続され、インバータIN10の出力端及びイ
ンバータIN11の入力端はそれぞれMOSトランジス
タP54,N54のゲートに接続される。上記MOSト
ランジスタP53,P54及びN54,N53の電流通
路は電源VDDと接地点間に直列接続され、MOSトラン
ジスタP53のゲートには第2のクロック信号/CP
2、MOSトランジスタN53のゲートには第2のクロ
ック信号CP2がそれぞれ供給される。上記MOSトラ
ンジスタP54とN54の接続点には、インバータIN
12の入力端及びインバータIN13の出力端が接続さ
れ、インバータIN12の出力端とIN13の入力端が
共通接続される。
【0005】上記のような構成において、第1のクロッ
ク信号/CP1,CP1がそれぞれ“L”レベル,
“H”レベルの時、データ信号DがMOSトランジスタ
P52,N52により反転されてインバータIN10の
入力端に供給され、インバータIN10とIN11でラ
ッチされる。第2のクロック信号/CP2,CP2がそ
れぞれ“L”レベル,“H”レベルになると、上記イン
バータIV10の出力信号がMOSトランジスタP5
4,N54により反転されてインバータIN12の入力
端に供給され、インバータIN12とIN13でラッチ
される。そして、このインバータIN12の出力端から
出力信号Qを得るようになっている。
【0006】図44は、D型フリップフロップ回路の他
の構成例を示しており、8個のナンドゲートNAND1
〜NAND8とインバータIN30とから構成されてい
る。ナンドゲートNAND1の一方の入力端には第1の
クロック信号CP1が供給され、他方の入力端にはデー
タ信号Dが供給される。ナンドゲートNAND2の一方
の入力端には上記クロック信号CP1が供給され、他方
の入力端にはデータ信号DがインバータIN30を介し
て供給される。ナンドゲートNAND3の一方の入力端
には上記ナンドゲートNAND1の出力が供給され、他
方の入力端にはナンドゲートNAND4の出力が供給さ
れる。ナンドゲートNAND4の一方の入力端には上記
ナンドゲートNAND3の出力が供給され、他方の入力
端にはナンドゲートNAND2の出力が供給される。ナ
ンドゲートNAND5,NAND6の一方の入力端には
第2のクロック信号CP2が供給され、他方の入力端に
はナンドゲートNAND3,NAND4の出力がそれぞ
れ供給される。また、ナンドゲートNAND7の一方の
入力端には上記ナンドゲートNAND5の出力が供給さ
れ、他方の入力端にはナンドゲートNAND8の出力が
供給される。ナンドゲートNAND8の一方の入力端に
は上記ナンドゲートNAND7の出力が供給され、他方
の入力端にはナンドゲートNAND6の出力が供給され
る。そして、上記ナンドゲートNAND7の出力端から
出力信号Qを出力し、上記ナンドゲートNAND8の出
力端から出力信号/Qを出力する。
【0007】従来のトグル型フリップフロップ回路は、
例えば図45あるいは図46に示すように構成されてい
る。図45に示すトグル型フリップフロップ回路は、上
記図43におけるMOSトランジスタP54,N54の
接続点を、MOSトランジスタP52,N52のゲート
に接続したものである。他の回路構成は同じであるので
同一部分に同じ符号を付してその詳細な説明は省略す
る。このような回路構成では、第1のクロック信号/C
P1,CP1と第2のクロック信号/CP2,CP2に
同期して、インバータIN10,IN11にラッチされ
たデータが順次転送及び帰還され、インバータIN12
の出力端から出力信号Qが出力される。
【0008】図46は、上記トグル型フリップフロップ
回路の他の構成例を示している。この回路は、6個のノ
アゲートNOR1〜NOR6から構成されている。3入
力ノアゲートNOR2,NOR3の第1の入力端には、
クロック信号Tが供給される。ノアゲートNOR2の第
2の入力端にはノアゲートNOR3の出力が供給され、
第3の入力端にはノアゲートNOR1の出力が供給され
る。ノアゲートNOR3の第2の入力端にはノアゲート
NOR2の出力が供給され、第3の入力端にはノアゲー
トNOR4の出力が供給される。ノアゲートNOR1の
一方の入力端にはノアゲートNOR2の出力が供給さ
れ、他方の入力端にはノアゲートNOR5の出力が供給
される。ノアゲートNOR4の一方の入力端にはノアゲ
ートNOR3の出力が供給され、他方の入力端にはノア
ゲートNOR6の出力が供給される。上記ノアゲートN
OR5の一方の入力端にはノアゲートNOR2の出力が
供給され、他方の入力端にはノアゲートNOR6の出力
が供給される。上記ノアゲートNOR6の一方の入力端
にはノアゲートNOR3の出力が供給され、他方の入力
端にはノアゲートNOR5の出力が供給される。そし
て、上記ノアゲートNOR5の出力端から出力信号Qを
得、上記ノアゲートNOR6の出力端から出力信号/Q
を得る。
【0009】ところで、上述したラッチ回路、D型フリ
ップフロップ回路、及びトグル型フリップフロップ回路
等のCMOS型の半導体集積回路は、Pチャネル型MO
SトランジスタとNチャネル型MOSトランジスタを相
補的に用いて回路が構成されており、両方の導電型のM
OSトランジスタが、できるだけ同一の特性及び性能と
なるように設計することで高速動作を達成しようとして
いる。しかしながら、実際には、両導電型のトランジス
タにはキャリアの易動度に大きな差があること、CMO
S型集積回路の製造工程は、両方の導電型のMOSトラ
ンジスタに同一の条件とはならないこと等から、同一の
特性や性能を有する様に形成するのは困難である。
【0010】すなわち、高速動作を達成する一つの手法
として、Pチャネル型MOSトランジスタのオン抵抗と
Nチャネル型MOSトランジスタのオン抵抗をほぼ等し
くすることが考えられる。しかしながら、Pチャネル型
MOSトランジスタのキャリアの易動度μ(P)は、N
チャネル型MOSトランジスタのキャリアの易動度μ
(N)より遅く、1/2未満であるため、同数のPチャ
ネル型MOSトランジスタとNチャネル型MOSトラン
ジスタを相補的に配置して構成した従来のCMOS型半
導体集積回路では、Pチャネル型MOSトランジスタの
スイッチング速度によって回路の動作速度が制限され、
高い動作速度を達成するのが困難である。Pチャネル型
MOSトランジスタのチャネル幅をNチャネル型MOS
トランジスタのチャネル幅より大きく設計して電流駆動
能力を高くすることにより、上記キャリアの易動度μ
(P)とμ(N)によるスイッチング速度の差異の影響
を低減できるが、チップ面積の増大や製造コストの上昇
を招く。
【0011】また、高速動作を達成する他の手法とし
て、Pチャネル型MOSトランジスタとNチャネル型M
OSトランジスタのチャネル長や閾値電圧をほぼ等しく
することが考えられる。しかし、CMOS型の集積回路
では、単一の半導体基板上にPチャネル型及びNチャネ
ル型のMOSトランジスタを形成するが、一方の導電型
のMOSトランジスタに必ずウェル構造が必要となるた
め、どちらか一方は製造工程が長くなる。この結果、プ
ロセスの変動から受ける特性のバラツキが大きくなり、
両導電型のMOSトランジスタのチャネル長や閾値電圧
等を設計通りに一致させるのが難しい。
【0012】更に、上記図43に示したD型フリップフ
ロップ回路、及び図45に示したトグル型フリップフロ
ップ回路は、回路動作を制御するために4種類のクロッ
ク信号/CP1,CP1,/CP2,CP2が必要とな
る。このため、クロック信号のタイミングの制御が難し
くなる。クロック信号/CP1とCP2、クロック信号
/CP2とCP1をそれぞれ共通にしても動作可能であ
るが、上述したCMOS回路構成による問題点を回避す
ることはできない。
【0013】上記図44に示したD型フリップフロップ
回路は、2種類のクロック信号CP1,CP2で動作を
制御可能であるが、ナンドゲートNAND1〜NAND
8をCMOS回路構成にすると、各ナンドゲートには2
個のPチャネル型MOSトランジスタと2個のNチャネ
ル型MOSトランジスタが必要となるため、インバータ
IN30を構成するMOSトランジスタも加えると34
個のMOSトランジスタが必要となり、上記図43に示
した回路に比して素子数が大幅に増加する。この結果、
チップ面積の増大やコストの上昇を招く。同様に、上記
図46に示したトグル型フリップフロップ回路は、1種
類のクロック信号Tで動作を制御可能であるが、ノアゲ
ートNOR1〜NOR6をCMOS回路構成にすると、
2入力ノアゲートには4個のMOSトランジスタ、3入
力ノアゲートには6個のMOSトランジスタが必要とな
るため、28個のMOSトランジスタが必要となり、図
45に示した回路に比して素子数が大幅に増加し、チッ
プ面積の増大や製造コストの上昇を招く。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のCMOS型の半導体集積回路は、Pチャネル型MOS
トランジスタのキャリアの易動度がNチャネル型MOS
トランジスタのキャリアの易動度より遅いことに起因し
て、動作速度が遅くなるという問題があった。
【0015】また、従来のCMOS型の半導体集積回路
は、プロセスの変動から受ける特性のバラツキが大き
く、両チャネル型のMOSトランジスタのチャネル長や
閾値電圧等を設計通りに一致させるのが難しく、この点
からも動作速度が低下するという問題があった。
【0016】更に、従来のCMOS型の半導体集積回路
は、動作制御用のクロック信号が多く、タイミングが複
雑であり、クロック信号を削減すると回路の構成素子数
が多くなるという問題があった。
【0017】この発明は上記のような事情に鑑みてなさ
れたもので、動作速度の高速化が図れる半導体集積回路
を提供することを第1の目的とする。
【0018】また、プロセスの変動による影響を受け難
く、製造の高精度化並びに簡単化が図れる半導体集積回
路を提供することを第2の目的としている。
【0019】更に、素子数を増加させることなく、動作
制御用のクロック信号の数を削減できる半導体集積回路
を提供することを第3の目的としている。
【0020】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1に記
載したこの発明の半導体集積回路は、電流通路が第1の
出力端子と第1の電位供給源間に直列接続され、一方の
ゲートにデータ信号が供給され、他方のゲートにクロッ
ク信号が供給される第1導電型の第1,第2MOSトラ
ンジスタと、電流通路が第2の出力端子と上記第1の電
位供給源間に直列接続され、一方のゲートに上記データ
信号の反転信号が供給され、他方のゲートに上記クロッ
ク信号が供給される第1導電型の第3,第4MOSトラ
ンジスタと、電流通路が上記第1の出力端子と上記第1
の電位供給源間に接続され、ゲートが上記第2の出力端
子に接続される第1導電型の第5MOSトランジスタ
と、電流通路が上記第2の出力端子と上記第1の電位供
給源間に接続され、ゲートが上記第1の出力端子に接続
される第1導電型の第6MOSトランジスタと、電流通
路が上記第1の出力端子と第2の電位供給源間に接続さ
れ、ゲートが上記第2の出力端子に接続される第2導電
型の第7MOSトランジスタと、電流通路が上記第2の
出力端子と上記第2の電位供給源間に接続され、ゲート
が上記第1の出力端子に接続される第2導電型の第8M
OSトランジスタとを具備し、上記クロック信号に同期
して上記データ信号をラッチすることを特徴とする。
【0021】また、請求項2に記載したこの発明の半導
体集積回路は、電流通路が第1の出力端子と第1の電位
供給源間に直列接続され、一方のゲートにデータ信号が
供給され、他方のゲートに第1のクロック信号が供給さ
れる第1導電型の第1,第2MOSトランジスタと、電
流通路が第2の出力端子と上記第1の電位供給源間に直
列接続され、一方のゲートに上記データ信号の反転信号
が供給され、他方のゲートに上記第1のクロック信号が
供給される第1導電型の第3,第4MOSトランジスタ
と、電流通路が上記第1の出力端子と上記第1の電位供
給源間に接続され、ゲートが上記第2の出力端子に接続
される第1導電型の第5MOSトランジスタと、電流通
路が上記第2の出力端子と上記第1の電位供給源間に接
続され、ゲートが上記第1の出力端子に接続される第1
導電型の第6MOSトランジスタと、電流通路が上記第
1の出力端子と第2の電位供給源間に接続され、ゲート
が上記第2の出力端子に接続される第2導電型の第7M
OSトランジスタと、電流通路が上記第2の出力端子と
上記第2の電位供給源間に接続され、ゲートが上記第1
の出力端子に接続される第2導電型の第8MOSトラン
ジスタと、電流通路が第3の出力端子と上記第1の電位
供給源間に直列接続され、一方のゲートに上記第1の出
力端子が接続され、他方のゲートに第2のクロック信号
が供給される第1導電型の第9,第10MOSトランジ
スタと、電流通路が第4の出力端子と上記第1の電位供
給源間に直列接続され、一方のゲートに上記第2の出力
端子が接続され、他方のゲートに上記第2のクロック信
号が供給される第1導電型の第11,第12MOSトラ
ンジスタと、電流通路が上記第3の出力端子と上記第1
の電位供給源間に接続され、ゲートが上記第4の出力端
子に接続される第1導電型の第13MOSトランジスタ
と、電流通路が上記第4の出力端子と上記第1の電位供
給源間に接続され、ゲートが上記第3の出力端子に接続
される第1導電型の第14MOSトランジスタと、電流
通路が上記第3の出力端子と上記第2の電位供給源間に
接続され、ゲートが上記第4の出力端子に接続される第
2導電型の第15MOSトランジスタと、電流通路が上
記第4の出力端子と上記第2の電位供給源間に接続さ
れ、ゲートが上記第3の出力端子に接続される第2導電
型の第16MOSトランジスタとを具備し、上記第1,
第2のクロック信号に同期して上記データ信号をセット
及びリセットすることを特徴とする。
【0022】請求項3に記載したこの発明の半導体集積
回路は、電流通路が第1の出力端子と第1の電位供給源
間に直列接続され、一方のゲートにデータ信号が供給さ
れ、他方のゲートに第1のクロック信号が供給される第
1導電型の第1,第2MOSトランジスタと、電流通路
が第2の出力端子と上記第1の電位供給源間に直列接続
され、一方のゲートに上記データ信号の反転信号が供給
され、他方のゲートに上記第1のクロック信号が供給さ
れる第1導電型の第3,第4MOSトランジスタと、電
流通路が上記第1の出力端子と上記第1の電位供給源間
に接続され、ゲートが上記第2の出力端子に接続される
第1導電型の第5MOSトランジスタと、電流通路が上
記第2の出力端子と上記第1の電位供給源間に接続さ
れ、ゲートが上記第1の出力端子に接続される第1導電
型の第6MOSトランジスタと、電流通路が上記第1の
出力端子と第2の電位供給源間に接続され、ゲートが上
記第2の出力端子に接続される第2導電型の第7MOS
トランジスタと、電流通路が上記第2の出力端子と上記
第2の電位供給源間に接続され、ゲートが上記第1の出
力端子に接続される第2導電型の第8MOSトランジス
タと、電流通路が第3の出力端子と上記第2の電位供給
源間に直列接続され、一方のゲートに上記第1の出力端
子が接続され、他方のゲートに第2のクロック信号が供
給される第2導電型の第9,第10MOSトランジスタ
と、電流通路が第4の出力端子と上記第2の電位供給源
間に直列接続され、一方のゲートに上記第2の出力端子
が接続され、他方のゲートに上記第2のクロック信号が
供給される第2導電型の第11,第12MOSトランジ
スタと、電流通路が上記第3の出力端子と上記第2の電
位供給源間に接続され、ゲートが上記第4の出力端子に
接続される第2導電型の第13MOSトランジスタと、
電流通路が上記第4の出力端子と上記第2の電位供給源
間に接続され、ゲートが上記第3の出力端子に接続され
る第2導電型の第14MOSトランジスタと、電流通路
が上記第3の出力端子と上記第1の電位供給源間に接続
され、ゲートが上記第4の出力端子に接続される第1導
電型の第15MOSトランジスタと、電流通路が上記第
4の出力端子と上記第1の電位供給源間に接続され、ゲ
ートが上記第3の出力端子に接続される第1導電型の第
16MOSトランジスタとを具備し、上記第1,第2の
クロック信号に同期して上記データ信号をセット及びリ
セットすることを特徴とする。
【0023】更に、請求項4に記載したこの発明の半導
体集積回路は、電流通路が第1の出力端子と第1の電位
供給源間に直列接続され、一方のゲートに第1のクロッ
ク信号が供給される第1導電型の第1,第2MOSトラ
ンジスタと、電流通路が第2の出力端子と上記第1の電
位供給源間に直列接続され、一方のゲートに上記第1の
クロック信号が供給される第1導電型の第3,第4MO
Sトランジスタと、電流通路が上記第1の出力端子と上
記第1の電位供給源間に接続され、ゲートが上記第2の
出力端子に接続される第1導電型の第5MOSトランジ
スタと、電流通路が上記第2の出力端子と上記第1の電
位供給源間に接続され、ゲートが上記第1の出力端子に
接続される第1導電型の第6MOSトランジスタと、電
流通路が上記第1の出力端子と第2の電位供給源間に接
続され、ゲートが上記第2の出力端子に接続される第2
導電型の第7MOSトランジスタと、電流通路が上記第
2の出力端子と上記第2の電位供給源間に接続され、ゲ
ートが上記第1の出力端子に接続される第2導電型の第
8MOSトランジスタと、電流通路が第3の出力端子と
上記第1の電位供給源間に直列接続され、一方のゲート
に上記第1の出力端子が接続され、他方のゲートに第2
のクロック信号が供給される第1導電型の第9,第10
MOSトランジスタと、電流通路が第4の出力端子と上
記第1の電位供給源間に直列接続され、一方のゲートに
上記第2の出力端子が接続され、他方のゲートに上記第
2のクロック信号が供給される第1導電型の第11,第
12MOSトランジスタと、電流通路が上記第3の出力
端子と上記第1の電位供給源間に接続され、ゲートが上
記第4の出力端子に接続される第1導電型の第13MO
Sトランジスタと、電流通路が上記第4の出力端子と上
記第1の電位供給源間に接続され、ゲートが上記第3の
出力端子に接続される第1導電型の第14MOSトラン
ジスタと、電流通路が上記第3の出力端子と上記第2の
電位供給源間に接続され、ゲートが上記第4の出力端子
に接続される第2導電型の第15MOSトランジスタ
と、電流通路が上記第4の出力端子と上記第2の電位供
給源間に接続され、ゲートが上記第3の出力端子に接続
される第2導電型の第16MOSトランジスタとを具備
し、上記第1,第2MOSトランジスタのゲートの他方
は上記第4の出力端子に接続され、上記第3,第4MO
Sトランジスタのゲートの他方は上記第3の出力端子に
接続されて成り、上記第1,第2のクロック信号に同期
して上記データ信号をセット及びリセットすることを特
徴とする。
【0024】請求項5に記載したこの発明の半導体集積
回路は、電流通路が第1の出力端子と第1の電位供給源
間に直列接続され、一方のゲートに第1のクロック信号
が供給される第1導電型の第1,第2MOSトランジス
タと、電流通路が第2の出力端子と上記第1の電位供給
源間に直列接続され、一方のゲートに上記第1のクロッ
ク信号が供給される第1導電型の第3,第4MOSトラ
ンジスタと、電流通路が上記第1の出力端子と上記第1
の電位供給源間に接続され、ゲートが上記第2の出力端
子に接続される第1導電型の第5MOSトランジスタ
と、電流通路が上記第2の出力端子と上記第1の電位供
給源間に接続され、ゲートが上記第1の出力端子に接続
される第1導電型の第6MOSトランジスタと、電流通
路が上記第1の出力端子と第2の電位供給源間に接続さ
れ、ゲートが上記第2の出力端子に接続される第2導電
型の第7MOSトランジスタと、電流通路が上記第2の
出力端子と上記第2の電位供給源間に接続され、ゲート
が上記第1の出力端子に接続される第2導電型の第8M
OSトランジスタと、電流通路が第3の出力端子と上記
第2の電位供給源間に直列接続され、一方のゲートに上
記第1の出力端子が接続され、他方のゲートに第2のク
ロック信号が供給される第2導電型の第9,第10MO
Sトランジスタと、電流通路が第4の出力端子と上記第
2の電位供給源間に直列接続され、一方のゲートに上記
第2の出力端子が接続され、他方のゲートに上記第2の
クロック信号が供給される第2導電型の第11,第12
MOSトランジスタと、電流通路が上記第3の出力端子
と上記第2の電位供給源間に接続され、ゲートが上記第
4の出力端子に接続される第2導電型の第13MOSト
ランジスタと、電流通路が上記第4の出力端子と上記第
2の電位供給源間に接続され、ゲートが上記第3の出力
端子に接続される第2導電型の第14MOSトランジス
タと、電流通路が上記第3の出力端子と上記第1の電位
供給源間に接続され、ゲートが上記第4の出力端子に接
続される第1導電型の第15MOSトランジスタと、電
流通路が上記第4の出力端子と上記第1の電位供給源間
に接続され、ゲートが上記第3の出力端子に接続される
第1導電型の第16MOSトランジスタとを具備し、上
記第1,第2MOSトランジスタのゲートの他方は上記
第4の出力端子に接続され、上記第3,第4MOSトラ
ンジスタのゲートの他方は上記第3の出力端子に接続さ
れて成り、上記第1,第2のクロック信号に同期して上
記データ信号をセット及びリセットすることを特徴とす
る。
【0025】
【作用】請求項1の構成において、第1導電型としてN
チャネル型、第2導電型としてPチャネル型、第1の電
位供給源として接地点、第2の電位供給源として電源を
用いて回路を構成すれば、ラッチ回路の大半を占める第
1ないし第6MOSトランジスタが、キャリアの易動度
の大きいNチャネル型MOSトランジスタとなるので、
動作速度を高速化できる。また、Pチャネル型MOSト
ランジスタのチャネル幅をNチャネル型MOSトランジ
スタより大きく設計しても、Pチャネル型MOSトラン
ジスタの数は少ないので、チップ面積の増大や製造コス
トの上昇は少なくて済む。しかも、素子数が多いNチャ
ネル型MOSトランジスタの特性を最大に引き出せる製
造工程を適用すれば、プロセスの変動による影響を受け
難く、製造の高精度化並びに簡単化が図れ、且つ更に高
速動作が可能となる。
【0026】第1導電型としてPチャネル型、第2導電
型としてNチャネル型、第1の電位供給源として電源、
第2の電位供給源として接地点を用いてラッチ回路を構
成した場合には、素子数が多いPチャネル型MOSトラ
ンジスタの特性を最大に引き出せる製造工程を適用すれ
ば、プロセスの変動による影響を受け難く、製造の高精
度化並びに簡単化が図れ、この点から高速動作が可能と
なる。
【0027】請求項2の構成において、第1導電型とし
てNチャネル型、第2導電型としてPチャネル型、第1
の電位供給源として接地点、第2の電位供給源として電
源を用いて回路を構成すれば、D型フリップフロップ回
路の大半を占める第1ないし第6、及び第9ないし第1
4MOSトランジスタが、キャリアの易動度の大きいN
チャネル型MOSトランジスタとなるので、動作速度を
高速化できる。また、Pチャネル型MOSトランジスタ
のチャネル幅をNチャネル型MOSトランジスタより大
きく設計しても、Pチャネル型MOSトランジスタの数
は少ないので、チップ面積の増大や製造コストの上昇は
少なくて済む。しかも、素子数が多いNチャネル型MO
Sトランジスタの特性を最大に引き出せる製造工程を適
用すれば、プロセスの変動による影響を受け難く、製造
の高精度化並びに簡単化が図れ、且つ更に高速動作が可
能となる。
【0028】第1導電型としてPチャネル型、第2導電
型としてNチャネル型、第1の電位供給源として電源、
第2の電位供給源として接地点を用いてD型フリップフ
ロップ回路を構成した場合には、素子数が多いPチャネ
ル型MOSトランジスタの特性を最大に引き出せる製造
工程を適用すれば、プロセスの変動による影響を受け難
く、製造の高精度化並びに簡単化が図れ、この点から高
速動作が可能となる。
【0029】請求項3の構成によれば、16個のMOS
トランジスタでD型フリップフロップ回路を構成でき、
この回路を2種類のクロック信号で制御できる。従っ
て、素子数を増加させることなく、動作制御用のクロッ
ク信号の数を削減できる。
【0030】請求項4の構成において、第1導電型とし
てNチャネル型、第2導電型としてPチャネル型、第1
の電位供給源として接地点、第2の電位供給源として電
源を用いて回路を構成すれば、トグル型フリップフロッ
プ回路の大半を占める第1ないし第6、及び第9ないし
第14MOSトランジスタが、キャリアの易動度の大き
いNチャネル型MOSトランジスタとなるので、動作速
度を高速化できる。また、Pチャネル型MOSトランジ
スタのチャネル幅をNチャネル型MOSトランジスタよ
り大きく設計しても、Pチャネル型MOSトランジスタ
の数は少ないので、チップ面積の増大や製造コストの上
昇は少なくて済む。しかも、素子数が多いNチャネル型
MOSトランジスタの特性を最大に引き出せる製造工程
を適用すれば、プロセスの変動による影響を受け難く、
製造の高精度化並びに簡単化が図れ、且つ更に高速動作
が可能となる。
【0031】第1導電型としてPチャネル型、第2導電
型としてNチャネル型、第1の電位供給源として電源、
第2の電位供給源として接地点を用いてトグル型フリッ
プフロップ回路を構成した場合には、素子数が多いPチ
ャネル型MOSトランジスタの特性を最大に引き出せる
製造工程を適用すれば、プロセスの変動による影響を受
け難く、製造の高精度化並びに簡単化が図れ、この点か
ら高速動作が可能となる。
【0032】請求項5のような構成では、16個のMO
Sトランジスタでトグル型フリップフロップ回路を構成
でき、この回路を2種類のクロック信号で制御できる。
従って、素子数を増加させることなく、動作制御用のク
ロック信号の数を削減できる。
【0033】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して説明する。図1(a)は、この発明の第1の実施
例に係る半導体集積回路について説明するためのもの
で、ラッチ回路を示す回路図である。このラッチ回路
は、Pチャネル型MOSトランジスタP1,P2、Nチ
ャネル型MOSトランジスタN1〜N6、及びCMOS
インバータIN1から構成されている。MOSトランジ
スタP1,P2のソースは電源VDDに接続され、ドレイ
ンはそれぞれ出力端子4,3に接続される。上記MOS
トランジスタP1のゲートは出力端子3に接続され、上
記MOSトランジスタP2のゲートは出力端子4に接続
されている。MOSトランジスタN5のドレインは上記
出力端子4に接続され、ソースは接地され、ゲートは上
記出力端子3に接続される。MOSトランジスタN6の
ドレインは上記出力端子3に接続され、ソースは接地さ
れ、ゲートは上記出力端子4に接続される。上記出力端
子4と接地点間には、MOSトランジスタN3,N1の
ドレイン・ソース間が直列接続される。また、上記出力
端子3と接地点間には、MOSトランジスタN4,N2
のドレイン・ソース間が直列接続される。上記MOSト
ランジスタN1,N2のゲートは、クロック信号入力端
子2に接続され、クロック信号CLが入力される。上記
MOSトランジスタN3のゲートは入力端子1に接続さ
れ、データ信号Dが供給される。上記MOSトランジス
タN4のゲートは、入力端が上記入力端子1に接続され
たインバータIN1の出力端に接続され、上記データ信
号Dの反転信号が供給される。
【0034】次に、上記のような構成において図1
(b)を参照しつつ動作を説明する。データ信号D、及
びクロック信号CLが各々の端子1,2に与えられ、先
ずタイミングt1 においてデータ信号D及びクロック信
号CLが“H”レベルになると、MOSトランジスタN
3,N1が導通(オン)し、出力端子4は“L”レベル
(接地電位GND)となる。この結果、MOSトランジ
スタP2がオンし、MOSトランジスタN6は非導通
(オフ)となる。一方、MOSトランジスタN2はオン
であるが、MOSトランジスタN4のゲートにはデータ
信号Dを反転した“L”レベルが入力されるのでオフで
ある。この時、出力端子3は、MOSトランジスタP2
がオン、MOSトランジスタN6,N4がオフであるの
で、“H”レベルとなる。これによって、MOSトラン
ジスタP1がオフ、MOSトランジスタN5がオンとな
り、先に述べた出力端子4の“L”レベルと矛盾しな
い。
【0035】タイミングt1 ´にクロック信号CLが
“L”レベルになると、MOSトランジスタN1,N2
が共にオフするので、データ信号Dが変化しても出力端
子3,4のレベルは変化しない。よって、タイミングt
1 ´〜t2 の間においてもMOSトランジスタP1,N
6がオフ、MOSトランジスタP2,N5がオンのまま
であり、出力端子3は“H”レベル、出力端子4は
“L”レベルのままである。
【0036】次に、t2 のタイミングでクロック信号C
Lが“H”レベルになると、データ信号Dは“L”レベ
ルであるので、MOSトランジスタN2,N4がオンと
なる。この時、MOSトランジスタP2がオン状態であ
るが、MOSトランジスタN4とN2のオン抵抗に比べ
てMOSトランジスタP2のオン抵抗を十分大きく設定
することにより、出力端子3は“L”レベルとなる。ま
た、MOSトランジスタN3は、データ信号Dが“L”
レベルであるのでオフである。出力端子3が“L”レベ
ルとなることによって、MOSトランジスタN5がオ
フ、MOSトランジスタP1がオンとなり、出力端子4
は“H”レベルとなる。端子4が“H”レベルとなるこ
とにより、MOSトランジスタP2はオフ、MOSトラ
ンジスタN6がオンとなり、先に述べた出力端子3の
“L”レベルと矛盾しない。
【0037】クロック信号CLが“L”レベルであるt
2 ´〜t3 間のタイミングでは、t1 ´〜t2 間のタイ
ミングと同様にMOSトランジスタN1,N2がオフし
ており、データ信号Dが変化しても出力端子3,4のレ
ベルは変化しない。このt2´〜t3 間のタイミングに
おいてもMOSトランジスタP2,N5がオフ、MOS
トランジスタP1,N6がオンを保持し、出力端子3は
“L”レベル、出力端子4は“H”レベルのままであ
る。
【0038】図1(b)に示したように、出力端子3か
ら出力される出力信号Q、及び出力端子4から出力され
る出力信号/Qは、クロックCL信号(ストローブ信
号)に同期してデータ信号Dを取り込んだものとなって
おり、図1(a)に示した半導体集積回路がラッチ回路
として働いていることが分かる。
【0039】図2は、この発明の第2の実施例に係る半
導体集積回路について説明するためのもので、ラッチ回
路の他の構成例を示している。この実施例は、上記図1
(a)に示した回路におけるMOSトランジスタN5の
ソースと接地点間、及びMOSトランジスタN6のソー
スと接地点間に、それぞれNチャネル型MOSトランジ
スタN7,N8のドレイン・ソース間を挿入したもので
ある。上記MOSトランジスタN7,N8のゲートは、
クロック信号入力端子5に接続している。この端子5に
は、上記端子2に供給されるクロック信号CLが“L”
レベルの時“H”レベルとなる他のクロック信号CPを
供給する。
【0040】上記図1(a)に示した回路においては、
例えば出力端子3が“H”レベルから“L”レベルに変
化する時、MOSトランジスタP1がオフからオンへ、
MOSトランジスタN5がオンからオフになるが、この
過渡状態時にMOSトランジスタP1とMOSトランジ
スタN5が同時にオン状態となり、電源VDDと接地点間
に直流貫通電流が流れる。図2に示したように、MOS
トランジスタN7,N8を付加することによって、上記
過渡状態時の直流貫通電流を防ぐことができる。
【0041】なお、図2に示した回路において、MOS
トランジスタN7,N8は各々MOSトランジスタN5
のソースと接地点間、及びMOSトランジスタN6のソ
ースと接地点間に挿入したが、MOSトランジスタN5
のドレインと出力端子4間、及びMOSトランジスタN
6のドレインと出力端子3間にそれぞれ挿入しても良
い。また、上記図1(a)に示した回路において、MO
SトランジスタN5,N6のオン抵抗を十分大きくする
ことによって、上記直流貫通電流を少くすることは十分
可能である。
【0042】図3は、この発明の第3の実施例に係る半
導体集積回路について説明するためのもので、ラッチ回
路の更に他の構成例を示している。この実施例では、上
記図1(a)に示した回路において、出力端子4と接地
点間、及びMOSトランジスタN6,N2のソ−スと接
地点間に、Nチャネル型MOSトランジスタN9,N1
0のドレイン・ソース間をそれぞれ挿入したものであ
る。上記MOSトランジスタN9のゲートはセット信号
入力端子6に、上記MOSトランジスタN10のゲート
は、入力端が上記端子6に接続されたインバータIN2
の出力端に接続している。
【0043】上記端子6に入力されるセット信号Sが
“H”レベルとなってMOSトランジスタN9がオンす
ると、出力端子4が“L”レベルとなるので、MOSト
ランジスタP2がオンする。この時、MOSトランジス
タN10はオフしているので、出力端子3は“H”レベ
ルになる。セット信号Sが“L”レベルの時は、MOS
トランジスタN9はオフ、MOSトランジスタN10は
オンとなり、上記図1(a)に示した回路と実質的に同
じ回路構成となり同じ動作を行う。このように、図3に
示した回路は、端子6に供給されるセット信号Sによっ
て特定のレベルをセットできる。
【0044】図4は、この発明の第4の実施例に係る半
導体集積回路について説明するためのもので、ラッチ回
路の更に他の構成例を示している。図4に示すラッチ回
路は、上記図1(a)に示した回路における出力端子3
と接地点間、及びMOSトランジスタN1,N5のソー
スと接地点間に、Nチャネル型MOSトランジスタN1
2,N11のドレイン・ソース間を挿入したものであ
る。上記MOSトランジスタN12のゲートはリセット
信号Rが供給されるリセット信号入力端子7に接続され
る。上記MOSトランジスタN11のゲートは、入力端
が上記端子7に接続されたインバータIN3の出力端に
接続される。
【0045】リセット信号Rが“H”レベルになると、
MOSトランジスタN12がオンして出力端子3が
“L”レベルになる。この結果、MOSトランジスタP
1がオンし、この時、MOSトランジスタN11はオフ
しているので出力端子4は“H”レベルになる。リセッ
ト信号Rが“L”レベルの時は、MOSトランジスタN
12はオフ、MOSトランジスタN11はオンとなるの
で、上記図1(a)に示した回路と実質的に同じ回路構
成となり同じ動作を行う。このように、図4に示した回
路によれば、端子7に供給されるリセット信号Rによっ
て、ラッチしたデータ信号Dをリセットできる。
【0046】図5は、この発明の第5の実施例に係る半
導体集積回路について説明するためのもので、ラッチ回
路の別の構成例を示している。このラッチ回路は、上記
図4に示した回路における出力端子4と接地点間、及び
MOSトランジスタN6,N2,N12のソースと接地
点間にそれぞれ、Nチャネル型MOSトランジスタN
9,N10のドレイン・ソース間を挿入して設けたもの
である。上記MOSトランジスタN9のゲートはセット
信号入力端子6に、上記MOSトランジスタN10のゲ
ートは上記端子6に入力端が接続されたインバータIN
2の出力端にそれぞれ接続している。
【0047】上記のような構成によれば、端子6に供給
されるセット信号Sで特定のデータをセットし、ラッチ
したデータを端子7に供給されるリセット信号Rでリセ
ットできる。なお、セット信号Sとリセット信号Rが同
時に“H”レベルになった時には、セット信号Sが優先
される。
【0048】図6は、この発明の第6の実施例に係る半
導体集積回路について説明するためのもので、ラッチ回
路の更に別の構成例を示している。このラッチ回路は、
上記図3に示した回路における出力端子3と接地点間、
MOSトランジスタN9,N1,N5のソースと接地点
間にそれぞれ、Nチャネル型MOSトランジスタN1
2,N11のドレイン・ソース間を挿入したものであ
る。上記MOSトランジスタN12のゲートはリセット
信号入力端子7に、MOSトランジスタN11のゲート
は入力端が上記端子7に接続されたインバータIN3の
出力端にそれぞれ接続している。そして、上記図5に示
した回路と同様に、MOSトランジスタN9のゲートに
はセット信号S、MOSトランジスタN10のゲートに
はセット信号Sの反転信号、MOSトランジスタN12
のゲートにはリセット信号R、MOSトランジスタN1
1のゲートにはリセット信号Rの反転信号を供給するよ
うにしている。このような回路構成では、セット信号S
及びリセット信号Rが同時に“H”レベルになった時に
はリセット信号Rが優先される。
【0049】図7、図8、図9及び図10はそれぞれ、
この発明の第7ないし第10の実施例に係る半導体集積
回路について説明するためのもので、ラッチ回路の他の
構成例を示している。図7に示すラッチ回路は、図2に
示した回路と図3に示した回路を組み合わせて構成した
ものである。図8に示すラッチ回路は、図2に示した回
路と図4に示した回路を組み合わせて構成したものであ
る。図9に示すラッチ回路は、図2に示した回路と図5
に示した回路を組み合わせて構成したものである。更
に、図10に示すラッチ回路は、図2に示した回路と図
6に示した回路を組み合わせて構成したものである。
【0050】図7ないし図10において、前述した図2
ないし図6と同一構成部分には同じ符号を付してその詳
細な説明は省略する。
【0051】このような回路構成であっても基本構成は
図2ないし図6と同様であるので、実質的に同じ動作を
行い、同様な作用効果が得られる。
【0052】上述した第1ないし第10の実施例では、
キャリアの易動度の大きいNチャネル型MOSトランジ
スタを主たる構成素子とし、キャリアの易動度の小さい
Pチャネル型MOSトランジスタを少くしてラッチ回路
を構成している。従って、動作速度の高速化が図れる。
しかも、高速動作を達成するためにPチャネル型MOS
トランジスタのサイズを大きくしても占有面積の増加は
少ない。また、Nチャネル型MOSトランジスタを主体
に製造工程を組み、Pチャネル型MOSトランジスタに
対してはそれほど厳しくチャネル長や閾値電圧の制御を
行わなくても高速動作を達成できる。更に、上述したラ
ッチ回路は、CMOS回路構成ではないが、Pチャネル
型MOSトランジスタとNチャネル型MOSトランジス
タとを巧みに組み合わせて配置することにより、直流貫
通電流を最小限に抑制、または防止できる。
【0053】図11は、この発明の第11の実施例に係
る半導体集積回路装置について説明するためのもので、
D型フリップフロップ回路の構成例を示している。この
D型フリップフロップ回路は、Pチャネル型MOSトラ
ンジスタP1,P2,P21,P22、Nチャネル型M
OSトランジスタN1〜N6,N21〜N26、及びC
MOSインバータIN1から構成されている。MOSト
ランジスタP1,P2のソースはそれぞれ電源VDDが印
加される電源端子11に接続され、ドレインは端子1
2,13に接続される。MOSトランジスタP1のゲー
トは端子13に接続され、MOSトランジスタP2のゲ
ートは端子12に接続される。MOSトランジスタN5
のドレインは上記端子12に接続され、ソースは接地さ
れ、ゲートは上記端子13に接続される。MOSトラン
ジスタN6のドレインは上記端子13に接続され、ソー
スは接地され、ゲートは上記端子12に接続される。上
記端子12と接地点間には、MOSトランジスタN3,
N1のドレイン・ソース間が直列接続される。また、上
記端子13と接地点間には、MOSトランジスタN4,
N2のドレイン・ソース間が直列接続される。上記MO
SトランジスタN1,N2のゲートは、クロック信号入
力端子16に接続され、第1のクロック信号CL1が入
力される。上記MOSトランジスタN3のゲートは入力
端子20に接続され、データ信号Dが供給される。上記
MOSトランジスタN4のゲートは、入力端が上記入力
端子20に接続されたインバータIN1の出力端に接続
され、上記データ信号Dの反転信号が供給される。
【0054】同様に、上記MOSトランジスタP21,
P22のソースはそれぞれ上記電源端子11に接続さ
れ、ドレインは出力端子14,15に接続される。MO
SトランジスタP21のゲートは出力端子15に接続さ
れ、MOSトランジスタP22のゲートは出力端子14
に接続される。MOSトランジスタN25のドレインは
上記出力端子14に接続され、ソースは接地され、ゲー
トは上記出力端子15に接続される。MOSトランジス
タN26のドレインは上記出力端子15に接続され、ソ
ースは接地され、ゲートは上記出力端子14に接続され
る。上記出力端子14と接地点間には、MOSトランジ
スタN23,N21のドレイン・ソース間が直列接続さ
れる。また、上記出力端子15と接地点間には、MOS
トランジスタN24,N22のドレイン・ソース間が直
列接続される。上記MOSトランジスタN21,N22
のゲートは、クロック信号入力端子17に接続され、第
2のクロック信号CL2が入力される。上記MOSトラ
ンジスタN23のゲートは端子12に接続され、上記M
OSトランジスタN24のゲートは端子13に接続され
る。
【0055】上記のような構成において動作を説明す
る。入力端子20に供給されるデータ信号Dが“H”レ
ベルの時、クロック信号CL1が“H”レベルになる
と、MOSトランジスタN1,N3がオンし、端子12
が“L”レベルになる。これによって、MOSトランジ
スタP2がオン、MOSトランジスタN6がオフ、MO
SトランジスタN4がオフとなるので、端子13が
“H”レベルになる。よって、MOSトランジスタN5
がオンとなる。次に、クロック信号CL2が“H”レベ
ルとなると、MOSトランジスタN24,N22がオン
し、出力端子15が“L”レベルになる。従って、MO
SトランジスタP21がオン、MOSトランジスタN2
5がオフ、MOSトランジスタN23がオフであるか
ら、出力端子14は“H”レベルになる。同様に、入力
端子20のデータ信号Dが“L”レベルの時に、クロッ
ク信号CL1,CL2が順次“H”レベルになると、出
力端子14は“L”レベルになる。また、クロック信号
CL1,LC2がともに“L”レベルであると、出力端
子14、15は前の状態を維持する。そして、出力端子
14から出力信号Q、出力端子15から出力信号/Qを
出力する。このように図11に示した回路は、D型フリ
ップフロップ回路の動作を行う。
【0056】なお、上記図11に示した回路において、
クロック信号CL1とCL2は逆相の関係にある信号を
用いても良い。
【0057】図12は、この発明の第12実施例に係る
半導体集積回路について説明するためのもので、D型フ
リップフロップ回路の他の構成例を示している。図12
に示す回路は、上記図11に示した回路において、MO
SトランジスタN5のソースと接地点間、MOSトラン
ジスタN6のソースと接地点間、MOSトランジスタN
25のソースと接地点間、MOSトランジスタN26の
ソースと接地点間にそれぞれ、Nチャネル型MOSトラ
ンジスタN7,N8,N27,N28のドレイン・ソー
ス間を挿入したものである。そして、上記MOSトラン
ジスタN7とN8のゲートを第3のクロック信号CL3
が供給されるクロック信号入力端子18に接続してい
る。上記クロック信号CL3は、端子16に入力される
クロック信号CL1が“L”レベルの時“H”レベルと
なる信号である。また、MOSトランジスタN27とN
28のゲートを第4のクロック信号CL4が供給される
クロック信号入力端子19に接続している。上記クロッ
ク信号CL4は、端子17に入力されるクロック信号C
L2が“L”レベルの時に“H”レベルとなる信号であ
る。従って、クロック信号CL1とCL4が同じ、クロ
ック信号CL2とCL3が同じで、クロック信号CL1
とCL2が逆相の信号でも良い。
【0058】上記図11に示した構成では、例えばクロ
ック信号CL1が“H”レベルとなり、端子13が
“H”レベルから“L”レベルに変化する時、MOSト
ランジスタP1がオフからオンへ、MOSトランジスタ
N5がオンからオフに反転するが、この過渡状態時にM
OSトランジスタP1とN5が同時にオン状態となる期
間がある。この時、図12に示した構成によれば、MO
SトランジスタN7がオフであるので、MOSトランジ
スタP1とN2が同時にオンして電源VDDと接地点間に
直流貫通電流が流れるのを防ぐことができる。他のMO
SトランジスタN8,N27,N28も同様な働きをす
る。
【0059】なお、MOSトランジスタN7,N8,N
27,N28はそれぞれ、MOSトランジスタN5のド
レインと端子12間、MOSトランジスタN6のドレイ
ンと端子13間、MOSトランジスタN25のドレイン
と出力端子14間、及びMOSトランジスタN26のド
レインと出力端子15間にそれぞれ挿入しても良い。ま
た、図11に示した回路において、MOSトランジスタ
N5,N6,N25,N26のオン抵抗を十分大きくす
ることにより、上述した直流貫通電流を十分少くするこ
とが可能である。
【0060】図13は、この発明の第13の実施例に係
る半導体集積回路について説明するためのもので、D型
フリップフロップ回路の別の構成例を示している。この
回路は、上記図11に示した回路にNチャネル型MOS
トランジスタN9,N10,N29,N30を付加し、
MOSトランジスタN9,N30のゲートに端子21か
らセット信号S、MOSトランジスタN10,N29の
ゲートにインバータIN2から上記セット信号Sの反転
信号を供給するようにしている。これによって、セット
機能付D型フリップフロップ回路を構成している。
【0061】図14は、この発明の第14の実施例に係
る半導体集積回路について説明するためのもので、D型
フリップフロップ回路の更に別の構成例を示している。
この回路は、図11に示した回路に、Nチャネル型MO
SトランジスタN11,N12,N31,N32を付加
している。そして、上記MOSトランジスタN31,N
12のゲートに端子22からリセット信号R、MOSト
ランジスタN11,N32のゲートにインバータIN3
から上記リセット信号Rの反転信号を供給するようにし
ている。このように構成することによって、リセット機
能付D型フリップフロップ回路を実現している。
【0062】図15は、この発明の第15の実施例に係
る半導体集積回路について説明するためのもので、D型
フリップフロップ回路の他の構成例を示している。この
回路は、上記図14の回路にNチャネル型MOSトラン
ジスタN9,N10,N29,N30を付加している。
そして、上記MOSトランジスタN9,N30のゲート
に端子21からセット信号S、MOSトランジスタN1
0,N29のゲートにインバータIN2から上記セット
信号Sの反転信号を供給するようにしている。このよう
に構成することによって、セット優先のセット・リセッ
ト機能付D型フリップフロップ回路を構成したものであ
る。
【0063】図16、この発明の第16の実施例に係る
半導体集積回路について説明するためのもので、D型フ
リップフロップ回路の別の構成例を示している。この回
路は、上記図13の回路にNチャネル型MOSトランジ
スタN11,N12,N31,N32を付加し、MOS
トランジスタN12,N31のゲートに端子22からリ
セット信号R、MOSトランジスタN11,N32のゲ
ートにインバータIN3から上記リセット信号Rの反転
信号を供給するようにしている。このように構成するこ
とによって、リセット優先のセット・リセット機能付D
型フリップフロップ回路を構成している。
【0064】図17ないし図20はそれぞれ、この発明
の第17ないし第20の実施例に係る半導体集積回路に
ついて説明するためのもので、D型フリップフロップ回
路の更に別の構成例を示している。図17に示す回路
は、図12に示した回路と図13に示した回路とを組み
合わせて構成したものである。図18に示す回路は、図
12に示した回路と図14に示した回路とを組み合わせ
て構成したものである。図19に示す回路は、図12に
示した回路と図15に示した回路とを組み合わせて構成
したものである。及び図20に示す回路は、図12に示
した回路と図16に示した回路とを組み合わせて構成し
たものである。
【0065】図17ないし図20において、前述した図
12ないし図16と同一構成部分には同じ符号を付して
その詳細な説明は省略する。
【0066】このような回路構成であっても基本構成は
図12ないし図16と同様であるので、実質的に同じ動
作を行い、同様な作用効果が得られる。
【0067】なお、前述した第11ないし第20の実施
例において、各Pチャネル型MOSトランジスタをNチ
ャネル型MOSトランジスタに、各Nチャネル型MOS
トランジスタをPチャネル型MOSトランジスタにそれ
ぞれ置き換え、且つ電源VDDを接地点に、接地点を電源
DDに入れ換えても同様にD型フリップフロップ回路を
構成できる。
【0068】上記図11ないし図20に示した実施例で
は、Pチャネル型MOSトランジスタあるいはNチャネ
ル型MOSトランジスタの一方を主に利用して回路を構
成できるため、主に利用しているMOSトランジスタに
合わせて製造工程を組立てれば、動作速度の高速化や微
細化を達成できる。特に、図11ないし図20に示した
ように、Nチャネル型MOSトランジスタを主に用いて
回路を構成すれば、Pチャネル型よりもNチャネル型の
ほうがキャリアの移動度が高く、スイッチング速度が速
いので、動作速度を高速化できる。
【0069】図21は、この発明の第21の実施例に係
る半導体集積回路について説明するためのもので、D型
フリップフロップ回路の更に他の構成例を示している。
このフリップフロップ回路は、Pチャネル型MOSトラ
ンジスタP1,P2,P21〜P26、Nチャネル型M
OSトランジスタN1〜N6、N21,N22、及びイ
ンバータIN1から構成されている。MOSトランジス
タP1,P2のソースはそれぞれ電源VDDが印加される
電源端子11−1に接続され、ドレインは端子12,1
3に接続される。MOSトランジスタP1のゲートは端
子13に接続され、MOSトランジスタP2のゲートは
端子12に接続される。MOSトランジスタN5のドレ
インは上記端子12に接続され、ソースは接地され、ゲ
ートは上記端子13に接続される。MOSトランジスタ
N6のドレインは上記端子13に接続され、ソースは接
地され、ゲートは上記端子12に接続される。上記端子
12と接地点間には、MOSトランジスタN3,N1の
ドレイン・ソース間が直列接続される。また、上記端子
13と接地点間には、MOSトランジスタN4,N2の
ドレイン・ソース間が直列接続される。上記MOSトラ
ンジスタN1,N2のゲートは、クロック信号入力端子
16に接続され、第1のクロック信号CL1が入力され
る。上記MOSトランジスタN3のゲートは入力端子2
0に接続され、データ信号Dが供給される。上記MOS
トランジスタN4のゲートは、入力端が上記入力端子2
0に接続されたインバータIN1の出力端に接続され、
上記データ信号Dの反転信号が供給される。
【0070】上記MOSトランジスタN21,N22の
ソースはそれぞれ上記接地点に接続され、ドレインは出
力端子14,15に接続される。MOSトランジスタN
21のゲートは出力端子15に接続され、MOSトラン
ジスタN22のゲートは出力端子14に接続される。M
OSトランジスタP25のドレインは上記出力端子14
に接続され、ソースは電源VDDが印加される電源端子1
1−2に接続され、ゲートは上記出力端子15に接続さ
れる。MOSトランジスタP26のドレインは上記出力
端子15に接続され、ソースは電源VDDが印加される電
源端子11−3に接続され、ゲートは上記出力端子14
に接続される。上記出力端子14と電源端子11−2間
には、MOSトランジスタP23,P21のドレイン・
ソース間が直列接続される。また、上記出力端子15と
電源端子11−3間には、MOSトランジスタP24,
P22のドレイン・ソース間が直列接続される。上記M
OSトランジスタP21,P22のゲートは、クロック
信号入力端子17に接続され、第2のクロック信号CL
2が入力される。上記MOSトランジスタP23のゲー
トは端子12に接続され、上記MOSトランジスタP2
4のゲートは端子13に接続される。
【0071】次に、上記のような構成において動作を説
明する。入力端子20のデータ信号Dが“H”レベルの
時、クロック信号CL1が“H”レベルになると、MO
SトランジスタN1,N2,N3がオン、MOSトラン
ジスタN4がオフとなり、端子12が“L”レベルにな
る。これによって、MOSトランジスタP2がオン、M
OSトランジスタN6がオフ、MOSトランジスタN4
がオフとなるので、端子13は“H”レベルになる。従
って、MOSトランジスタN5がオンする。クロック信
号CL1が“L”レベルになっても、MOSトランジス
タN5,P2がオンしているので、この状態が保持され
る。次に、クロック信号CL2が“L”レベルとなる
と、MOSトランジスタP21,P22,P23がオ
ン、MOSトランジスタP24がオフとなり、出力端子
14が“H”レベルになる。従って、MOSトランジス
タN22がオン、MOSトランジスタP26がオフ、M
OSトランジスタP24がオフとなるので、出力端子1
5が“L”レベルになる。これによって、MOSトラン
ジスタP25はオンする。クロック信号CL2が“H”
レベルになっても、MOSトランジスタP25,N22
がオンしているので、この状態が保持される。出力端子
14をQ出力端子、出力端子15を/Q出力端子とする
と、データ入力端子20に“H”レベルが入力される
と、Q出力は“H”レベル、/Q出力は“L”レベルと
なる。同様に端子20のデータ信号Dが“L”レベルの
時に、クロック信号CL1が“H”レベル、クロック信
号CL2が順次“L”レベルになると、出力端子14は
“L”レベル、出力端子15は“H”レベルになる。ま
た、クロック信号CL1が“L”レベル、クロック信号
CL2が“H”レベルであると、端子12,13,1
4,15は前の状態を保持する。このように図21に示
す回路は、D型フリップフロップの動作を行う。
【0072】なお、上記図21に示した回路において、
クロック信号CL1とCL2は同じ信号でも良い。ま
た、電源VDDと接地点を入れ替え、且つPチャネル型M
OSトランジスタとNチャネル型MOSトランジスタの
導電型を入れ替えても良い。
【0073】図22は、この発明の第22の実施例に係
る半導体集積回路装置について説明するためのもので、
D型フリップフロップ回路の他の構成例を示している。
このフリップフロップは、上記図21の回路にNチャネ
ル型MOSトランジスタN7,N8、Pチャネル型MO
SトランジスタP27,P28、及びインバータIN2
を付加したものである。端子21に供給されたセット信
号SをMOSトランジスタN7,P28のゲートに、こ
のセット信号Sの反転信号をMOSトランジスタN8,
P27のゲートにそれぞれ入力するようにし、セット機
能付きのD型フリップフロップ回路を構成したものであ
る。
【0074】端子21に“H”レベルのセット信号Sが
入力されると、インバータIN2の出力は“L”レベル
となり、MOSトランジスタN7,P27がオンし、M
OSトランジスタN8,P28がオフする。これによっ
て、端子12が“L”レベルとなるので、端子13が
“H”レベルとなる。また、出力端子14が“H”レベ
ルとなるので、出力端子15が“L”レベルとなる。つ
まりセット信号Sが入力されるとQ出力が“H”レベ
ル、/Q出力は“L”レベルとなる。
【0075】図23は、この発明の第23の実施例に係
る半導体集積回路について説明するためのもので、D型
フリップフロップ回路の更に他の構成例を示している。
この回路は、図21に示した回路にNチャネル型MOS
トランジスタN9,N10、Pチャネル型MOSトラン
ジスタP29,P30、及びインバータIN3を付加し
ている。そして、上記MOSトランジスタN10,P2
9のゲートを端子22に接続してリセット信号Rを供給
し、MOSトランジスタN9,P30のゲートをインバ
ータIN3の出力端に接続して、上記リセット信号Rの
反転信号を供給するようにしている。これによって、リ
セット機能付きのD型フリップフロップ回路を構成して
いる。
【0076】上記のような構成では、端子22に“H”
レベルのリセット信号Rが入力されると、インバータI
N3の出力は“L”レベルとなり、MOSトランジスタ
N10,P30がオンし、MOSトランジスタN9,P
29がオフする。これによって、端子13が“L”レベ
ルとなるので、端子12が“H”レベルとなる。また、
出力端子15が“H”レベルとなるので、出力端子14
が“L”レベルとなる。つまり、リセット信号Rが入力
されるとQ出力が“L”レベル、/Q出力が“H”レベ
ルとなる。
【0077】図24は、この発明の第24の実施例に係
る半導体集積回路について説明するためのもので、D型
フリップフロップ回路の別の構成例を示している。この
回路は、図23に示したリセット機能付きのD型フリッ
プフロップ回路に、図22に示したセット機能を加えた
ものである。図24において、上記図22及び図23と
同一構成部に同じ符号を付してその詳細な説明は省略す
る。
【0078】図24のような構成によれば、セット信号
S及びリセット信号Rが同時に入力された場合、セット
の方が優先されるセット・リセット機能付きのD型フリ
ップフロップ回路を構成できる。
【0079】図25は、この発明の第25の実施例に係
る半導体集積回路について説明するためのもので、D型
フリップフロップ回路の更に別の構成例を示している。
この回路は、上記図22に示したセット機能付きのD型
フリップフロップ回路に、図23に示したリセット機能
を加えたものである。図25において、上記図22及び
図23と同一構成部に同じ符号を付してその詳細な説明
は省略する。
【0080】このような構成では、セット信号S及びリ
セット信号Rが同時に入力された場合には、リセットの
方が優先されるセット・リセット機能付きのD型フリッ
プフロップ回路となる。
【0081】上記図21ないし図25に示したD型フリ
ップフロップ回路は、クロック信号は端子16に供給す
る第1のクロック信号CL1と端子17に供給する第2
のクロック信号CL2の2種類のみで済む。しかも、ク
ロック信号CL2はCL1と同じクロック信号でも良
く、この場合には1種類のクロック信号で制御可能であ
る。また、図21に示したD型フリップフロップ回路
は、インバータIN1を除くと16個の素子数であり、
前記図43に示した従来のD型フリップフロップ回路に
おいて、クロック信号の反転信号を生成するインバータ
の素子数を考慮に入れない素子数16個と同じである。
図44に示した従来のD型フリップフロップ回路の素子
数は、インバータIN30を除くと32個であるので、
この回路に比べれば素子数を大幅に削減できる。
【0082】このように、図21ないし図25に示した
D型フリップフロップ回路では、素子数を増加させるこ
となく、動作制御用のクロックの数を削減できる。これ
によって、チップ占有面積を小さくでき、且つ製造コス
トも低減できる。
【0083】図26は、この発明の第26の実施例に係
る半導体集積回路について説明するためのもので、トグ
ル型フリップフロップ回路の構成例を示している。この
回路は、Pチャネル型MOSトランジスタP1,P2,
P21,P22、及びNチャネル型MOSトランジスタ
N1〜N6,N21〜N26から構成されている。MO
SトランジスタP1,P2のソースはそれぞれ電源VDD
が印加される電源端子11に接続され、ドレインは端子
12,13に接続される。MOSトランジスタP1のゲ
ートは端子13に接続され、MOSトランジスタP2の
ゲートは端子12に接続される。MOSトランジスタN
5のドレインは上記端子12に接続され、ソースは接地
され、ゲートは上記端子13に接続される。MOSトラ
ンジスタN6のドレインは上記端子13に接続され、ソ
ースは接地され、ゲートは上記端子12に接続される。
上記端子12と接地点間には、MOSトランジスタN
3,N1のドレイン・ソース間が直列接続される。ま
た、上記端子13と接地点間には、MOSトランジスタ
N4,N2のドレイン・ソース間が直列接続される。上
記MOSトランジスタN1,N2のゲートはクロック信
号入力端子16に接続され、第1のクロック信号CL1
が入力される。
【0084】上記MOSトランジスタP21,P22の
ソースはそれぞれ上記電源端子11に接続され、ドレイ
ンは出力端子14,15にそれぞれ接続される。MOS
トランジスタP21のゲートは出力端子15に接続さ
れ、MOSトランジスタP22のゲートは出力端子14
に接続される。MOSトランジスタN25のドレインは
上記出力端子14に接続され、ソースは接地され、ゲー
トは上記出力端子15に接続される。MOSトランジス
タN26のドレインは上記出力端子15に接続され、ソ
ースは接地され、ゲートは上記出力端子14に接続され
る。上記出力端子14と接地点間には、MOSトランジ
スタN23,N21のドレイン・ソース間が直列接続さ
れる。また、上記出力端子15と接地点間には、MOS
トランジスタN24,N22のドレイン・ソース間が直
列接続される。上記MOSトランジスタN21,N22
のゲートは、クロック入力端子17に接続され、第2の
クロック信号CL2が入力される。上記MOSトランジ
スタN23のゲートは端子12に接続され、上記MOS
トランジスタN24のゲートは端子13に接続される。
更に、上記MOSトランジスタN3のゲートは出力端子
15に接続され、上記MOSトランジスタN4のゲート
は出力端子14に接続される。
【0085】上記図26に示した回路の動作を説明す
る。出力端子14が“H”レベルで出力端子15が
“L”レベルの時、クロック信号CL1が“H”レベル
になると、MOSトランジスタN1,N2がオン、MO
SトランジスタN3がオフ、MOSトランジスタN4が
オン、MOSトランジスタN2,N4がオンとなるの
で、端子13は“L”レベルになる。この端子13の
“L”レベルにより、MOSトランジスタP1がオン、
MOSトランジスタN5がオフとなり、MOSトランジ
スタN3がオフであることにより端子12が“H”レベ
ルになる。端子12が“H”レベルとなることによりM
OSトランジスタP2がオフ、MOSトランジスタN6
がオンとなる。つまり、このとき端子12が“H”レベ
ル、端子13が“L”レベルになる。次に、クロック信
号CL2が“H”レベルになると、MOSトランジスタ
N21,N22がオンする。端子12が“H”レベルで
あるからMOSトランジスタN23はオン、端子13が
“L”レベルであるからMOSトランジスタN24はオ
フである。MOSトランジスタN21,N23はオンで
あるので、出力端子14は“L”レベルになる。この出
力端子14の“L”レベルにより、MOSトランジスタ
P22がオン、MOSトランジスタN26がオフし、M
OSトランジスタN24はオフであるから出力端子15
は“H”レベルになる。出力端子15が“H”レベルで
あるのでMOSトランジスタP21がオフ、MOSトラ
ンジスタN25がオンとなる。つまりクロック信号CL
2が“H”レベルになると、出力端子14が“L”レベ
ル、出力端子15が“H”レベルになる。
【0086】以上の動作をまとめると、クロック信号C
L1が“H”レベルの時、Q出力端である出力端子14
が“H”レベル、/Q出力端である出力端子15が
“L”レベルであると、次にクロック信号CL2が
“H”レベルになるとQ出力が“L”レベル、/Q出力
が“H”レベルになる。この動作を続けると、次にクロ
ック信号CL2が“L”レベルから“H”レベルになる
時、Q出力が“H”レベル、/Q出力が“L”レベルに
なる。つまり、クロック信号が“L”レベルから“H”
レベルに反転する毎に出力が反転するトグル型フリップ
フロップ回路の動作を行う。
【0087】なお、上記図26に示した回路において、
クロック信号CL1とCL2は互に反転の関係にある信
号でも良い。また、MOSトランジスタN1とN3、M
OSトランジスタN2とN4、MOSトランジスタN2
1とN23、及びMOSトランジスタN22とN24の
位置がそれぞれ各出力端子と接地点間で入れ換わっても
良い。
【0088】図27は、この発明の第27の実施例に係
る半導体集積回路について説明するためのもので、トグ
ル型フリップフロップ回路の他の構成例を示している。
この回路は、上記図26に示した回路における、MOS
トランジスタN5のソースと接地点間、MOSトランジ
スタN6のソースと接地点間、MOSトランジスタN2
5のソースと接地点間、MOSトランジスタN26のソ
ースと接地点間にそれぞれ、Nチャネル型MOSトラン
ジスタN7,N8,N27,N28のドレイン・ソース
間を挿入したものである。そして、MOSトランジスタ
N7,N8のゲートはともに第3のクロック信号CL3
が入力される端子18に接続している。このクロック信
号CL3は、端子16に入力されるクロック信号CL1
が“L”レベルの時に“H”レベルとなる信号である。
また、MOSトランジスタN27,N28のゲートはと
もに第4のクロック信号CL4が入力される端子19に
接続する。クロック信号CL4は、端子7に入力される
クロック信号CL2が“L”レベルのとき“H”レベル
となる信号である。従って、クロック信号CL1とCL
4が同じ信号、クロック信号CL2とCL3が同じ信
号、クロック信号CL1とCL2が逆相の信号でも良
い。
【0089】上記のように、MOSトランジスタN7を
付加することにより、例えば図26に示した回路におい
ては、クロック信号CL1が“H”レベルとなり、端子
13が“H”レベルから“L”レベルに変化する時、M
OSトランジスタP1がオフからオンへ、MOSトラン
ジスタN5がオンからオフになり、この過渡状態時にM
OSトランジスタP1とN5が同時にオン状態となる。
この時、図27に示す回路では、MOSトランジスタN
7がオフするので、MOSトランジスタP1とN2が同
時にオンして電源VDDと接地点間に直流貫通電流が流れ
るのを防ぐことができる。他のMOSトランジスタN
8,N27,N28も上記MOSトランジスタN7と同
様の働きを行う。
【0090】なお、上記MOSトランジスタN7,N
8,N27,N28はそれぞれ、MOSトランジスタN
5のドレインと端子12との間、MOSトランジスタN
6のドレインと端子13との間、MOSトランジスタN
25のソースと出力端子14との間、MOSトランジス
タN26と出力端子15との間に挿入しても良い。ま
た、上記図26に示した回路において、MOSトランジ
スタN5,N6,N25,N26のオン抵抗を十分大き
くすることによって上述した直流貫通電流を小さくする
ことができる。
【0091】図28は、この発明の第28の実施例に係
る半導体集積回路について説明するためのもので、トグ
ル型フリップフロップ回路の更に他の構成例を示してい
る。この回路は、上記図26に示した回路における端子
12と接地点間、MOSトランジスタN2,N6のソー
スと接地点間、MOSトランジスタN21,N25のソ
ースと接地点間、及び出力端子15と接地点間にそれぞ
れ、Nチャネル型MOSトランジスタN9,N10,N
29,N30のドレイン・ソース間を挿入したものであ
る。そして、セット信号入力端子21に供給するセット
信号SをMOSトランジスタN9,N30のゲートに、
インバータIN1で上記セット信号Sを反転した信号を
MOSトランジスタN10,N29のゲートに供給する
ようにしている。これによって、セット機能付きのトグ
ル型フリップフロップ回路を構成している。
【0092】図29は、この発明の第29の実施例に係
る半導体集積回路について説明するためのもので、トグ
ル型フリップフロップ回路の別の構成例を示している。
この回路は、上記図26に示した回路におけるMOSト
ランジスタN1,N5のソースと接地点間、端子13と
接地点間、出力端子14と接地点間、MOSトランジス
タN25,N26のソースと接地点間にそれぞれ、MO
SトランジスタN11,N12,N31,N32のドレ
イン・ソース間を挿入している。そして、リセット信号
入力端子22に供給するリセット信号RをMOSトラン
ジスタN12,N31のゲートに、このリセット信号R
をインバータIN2で反転した信号をMOSトランジス
タN11,N32のゲートに供給するようにしている。
これによって、リセット機能付きのトグル型フリップフ
ロップ回路を構成している。
【0093】図30は、この発明の第30の実施例に係
る半導体集積回路について説明するためのもので、トグ
ル型フリップフロップ回路の更に別の構成例を示してい
る。この回路は、上記図29に示した回路における端子
12と接地点間、MOSトランジスタN2,N6,N1
2のソースと接地点間、MOSトランジスタN21,N
25,N31のソースと接地点間、及び出力端子15と
接地点間にそれぞれ、Nチャネル型MOSトランジスタ
N9,N10,N29,N30のドレイン・ソース間を
挿入したものである。そして、セット信号入力端子21
に供給するセット信号SをMOSトランジスタN9,N
30のゲートに供給し、インバータIN1で上記セット
信号Sを反転した信号をMOSトランジスタN10,N
29のゲートに供給するようにしている。これによっ
て、セット優先のセット・リセット機能付きのトグル型
フリップフロップ回路を構成したものである。
【0094】図31は、この発明の第31の実施例に係
る半導体集積回路について説明するためのもので、トグ
ル型フリップフロップ回路の他の構成例を示している。
この回路は、上記図28に示した回路におけるMOSト
ランジスタN1,N5,N9のソースと接地点間、端子
13と接地点間、出力端子14と接地点間、MOSトラ
ンジスタN25,26,30のソースと接地点間にそれ
ぞれ、MOSトランジスタN11,N12,N31,N
32のドレイン・ソース間を挿入して設けている。そし
て、上記MOSトランジスタN12,N31のゲートに
リセット信号Rを供給し、MOSトランジスタN11,
N32のゲートにこのリセット信号RをインバータIN
2で反転した信号を供給するようにしている。このよう
な構成では、リセット優先のセット・リセット機能付き
トグル型フリップフロップ回路となる。
【0095】図32ないし図35はそれぞれ、この発明
の第32ないし第35の実施例に係る半導体集積回路に
ついて説明するためのもので、トグル型フリップフロッ
プ回路の更に他の構成例を示している。図32に示す回
路は、図27に示した回路と図28に示した回路との組
み合わせ、図33に示す回路は、図27に示した回路と
図29に示した回路との組み合わせ、図34に示す回路
は、図27に示した回路と図30に示した回路との組み
合わせ、及び図35に示す回路は、図27に示した回路
と図31に示した回路との組み合わせである。
【0096】上記図32ないし図35に示した回路にお
いて、図27ないし図31と同一構成部分には同じ符号
を付してその詳細な説明は省略する。
【0097】上記図32ないし図35に示したような構
成では、基本的には組み合わせた回路がそれぞれ有する
機能を兼ね備えたトグル型フリップフロップ回路とな
る。
【0098】なお、図26〜図35に示した回路におい
て、Pチャネル型MOSトランジスタとNチャネル型M
OSトランジスタの導電型を入れ換え、且つ電源の極性
を入れ換えても同様にトグル型フリップフロップ回路を
構成できる。
【0099】上記図26ないし図35に示したような回
路構成では、Pチャネル型MOSトランジスタあるいは
Nチャネル型MOSトランジスタの一方を主に用いて回
路を構成できるため、主に利用している導電型のMOS
トランジスタを中心に製造工程を選ぶことにより、動作
速度の高速化並びに微細化を達成でき、製造工程のコス
トを下げることができる。また、第26ないし第35の
実施例では、主としてキャリアの易動度の大きいNチャ
ネル型MOSトランジスタで回路を構成し、キャリアの
易動度の小さいPチャネル型トランジスタは各端子12
〜15と電源VDD間にそれぞれ1個しか設けていないの
で、この点からも更に高速動作を達成できる。
【0100】図36は、この発明の第36の実施例に係
る半導体集積回路について説明するためのもので、トグ
ル型フリップフロップ回路の他の構成例を示している。
この回路は、Pチャネル型MOSトランジスタP1,P
2,P21〜P26、及びNチャネル型MOSトランジ
スタN1〜N6、N21,N22から構成されている。
MOSトランジスタP1,P2のソースはそれぞれ電源
DDが印加される電源端子11−1に接続され、ドレイ
ンは端子12,13に接続される。MOSトランジスタ
P1のゲートは端子13に接続され、MOSトランジス
タP2のゲートは端子12に接続される。MOSトラン
ジスタN5のドレインは上記端子12に接続され、ソー
スは接地され、ゲートは上記端子13に接続される。M
OSトランジスタN6のドレインは上記端子13に接続
され、ソースは接地され、ゲートは上記端子12に接続
される。上記端子12と接地点間には、MOSトランジ
スタN3,N1のドレイン・ソース間が直列接続され
る。また、上記端子13と接地点間には、MOSトラン
ジスタN4,N2のドレイン・ソース間が直列接続され
る。上記MOSトランジスタN1,N2のゲートはクロ
ック信号入力端子16に接続され、第1のクロック信号
CL1が入力される。
【0101】上記MOSトランジスタN21,N22の
ソースはそれぞれ上記接地点に接続され、ドレインは出
力端子14,15にそれぞれ接続される。MOSトラン
ジスタN21のゲートは出力端子15に接続され、MO
SトランジスタN22のゲートは出力端子14に接続さ
れる。MOSトランジスタP25のドレインは上記出力
端子14に接続され、ソースは電源VDDが印加される電
源端子11−2に接続され、ゲートは上記出力端子15
に接続される。MOSトランジスタP26のドレインは
上記出力端子15に接続され、ソースは電源VDDが印加
される電源端子11−3に接続され、ゲートは上記出力
端子14に接続される。上記出力端子14と電源端子1
1−2間には、MOSトランジスタP23,P21のド
レイン・ソース間が直列接続される。また、上記出力端
子15と電源端子11−3間には、MOSトランジスタ
P24,P22のドレイン・ソース間が直列接続され
る。上記MOSトランジスタP21,P22のゲート
は、クロック信号入力端子17に接続され、第2のクロ
ック信号CL2が入力される。上記MOSトランジスタ
P23のゲートは端子12に接続され、上記MOSトラ
ンジスタP24のゲートは端子13に接続される。更
に、上記MOSトランジスタN3のゲートは出力端子1
5に接続され、上記MOSトランジスタN4のゲートは
出力端子14に接続される。
【0102】上記のような構成において、上記トグル型
フリップフロップ回路の動作を説明する。出力端子14
が“H”レベルで出力端子15が“L”レベルの時、ク
ロック信号CL1が“H”レベルになると、MOSトラ
ンジスタN1,N2がオンし、MOSトランジスタN3
がオフ、MOSトランジスタN4はオンとなる。MOS
トランジスタN2とN4がオンであるので、端子13は
“L”レベルになる。端子13が“L”レベルであるの
で、MOSトランジスタP1がオン、MOSトランジス
タN5がオフとなり、MOSトランジスタN3がオフで
あるので、端子12が“H”レベルになる。端子12が
“H”レベルであるので、MOSトランジスタP2がオ
フ、MOSトランジスタN6がオンとなる。つまり、こ
のとき端子12が“H”レベル、端子13が“L”レベ
ルになる。
【0103】次に、クロック信号CL2が“L”レベル
になると、MOSトランジスタP21,P22がオンす
る。端子12が“H”レベルであるからMOSトランジ
スタP23がオフ、端子13が“L”レベルであるから
MOSトランジスタP24がオンである。MOSトラン
ジスタP22,P24がオンであることにより、出力端
子15が“H”レベルになる。出力端子15が“H”レ
ベルであるのでMOSトランジスタN21がオン、MO
SトランジスタP25がオフし、MOSトランジスタP
23がオフであることにより、出力端子14が“L”レ
ベルになる。出力端子14が“L”レベルとなると、M
OSトランジスタN22がオフ、MOSトランジスタP
26がオンとなる。つまり、クロック信号CL2が
“L”レベルになると出力端子14が“L”レベル、出
力端子15が“H”レベルになる。
【0104】以上の動作をまとめると、クロック信号C
L1が“H”レベルの時、Q出力の出力端子14が
“H”レベル、/Q出力の出力端子15が“L”レベル
であると、次に、クロック信号CL1が“L”レベルと
なり、クロック信号CL2が“L”レベルになるとQ出
力が“L”レベル、/Q出力が“H”レベルになる。こ
の動作を続けると、次にクロック信号CL2が“H”レ
ベルから“L”レベルになると、Q出力が“H”レベ
ル、/Q出力が“L”レベルになる。つまり、クロック
信号CL2が“H”レベルから“L”レベルに反転する
度に、出力が反転するトグル型フリップフロップ回路の
動作を行う。
【0105】なお、上記図36に示した回路において、
クロック信号CL1とCL2は同じ信号でも良い。ま
た、MOSトランジスタN1とN3、MOSトランジス
タN2とN4の配置は、各端子12,13と接地点間で
入れ替えても良く、MOSトランジスタP21とP2
3、MOSトランジスタP22とP24の配置は、各出
力端子14,15と電源端子11−2,11−3間で入
れ替えても良い。
【0106】図37は、この発明の第37の実施例に係
る半導体集積回路について説明するためのもので、トグ
ル型フリップフロップ回路の更に他の構成例を示してい
る。この回路は、図36の回路における端子12と接地
点間、MOSトランジスタN2,N6のソースと接地点
間、出力端子14と電源端子11−2間、及びMOSト
ランジスタP22,P26のソースと電源端子11−3
間にそれぞれ、Nチャネル型MOSトランジスタN7,
N8のドレイン・ソース間を接続して設けるとともに、
Pチャネル型MOSトランジスタP27,P28のソー
ス・ドレイン間を接続して設けている。また、セット信
号Sを反転するインバータIN1を設けている。そし
て、セット信号入力端子21に供給されるセット信号S
をMOSトランジスタN7,P28のゲートにそれぞれ
供給し、このセット信号SをインバータIN1で反転し
た信号をMOSトランジスタN8,P27のゲートにそ
れぞれ供給するようにしている。これによって、セット
機能付きのトグル型フリップフロップ回路を構成したも
のである。
【0107】上記のような構成において、端子21に
“H”レベルのセット信号Sが供給されると、インバー
タIN1の出力は“L”レベルとなり、MOSトランジ
スタN7,P27がオンし、MOSトランジスタN8,
P28がオフする。従って、端子12が“L”レベル、
端子13が“H”レベルとなる。この結果、出力端子1
4が“H”レベルとなり、出力端子15が“L”レベル
となる。つまり、セット信号Sが入力されるとQ出力が
“H”レベル、/Q出力が“L”レベルとなる。一方、
セット信号Sが“L”レベルの時は、MOSトランジス
タN7,P27がオフ、MOSトランジスタN8,P2
8がオンとなり、クロック信号CL1,CL2に同期し
て図36に示した回路と同様にトグル型フリップフロッ
プ回路として動作する。
【0108】図38は、この発明の第38の実施例に係
る半導体集積回路について説明するためのもので、トグ
ル型フリップフロップ回路の別の構成例を示している。
この回路は、図36の回路におけるMOSトランジスタ
N1,N5のソースと接地点間、及び端子13と接地点
間、MOSトランジスタP21,P25のソースと電源
端子11−2間、及び出力端子15と電源端子11−3
間にそれぞれ、Nチャネル型MOSトランジスタN9,
N10、及びPチャネル型MOSトランジスタP29,
P30のドレイン・ソース間を挿入して設けている。ま
た、リセット信号Rを反転するインバータIN2を設け
ている。そして、端子22に供給されたリセット信号R
を上記MOSトランジスタN10,P29のそれぞれの
ゲートに、このリセット信号RをインバータIN2で反
転した信号をMOSトランジスタN9,P30のそれぞ
れのゲートに供給する。これによって、リセット機能付
きのトグル型フリップフロップ回路を構成したものであ
る。
【0109】上記のような構成において、端子22に
“H”レベルのリセット信号Rが入力されと、インバー
タIN2の出力は“L”レベルとなり、MOSトランジ
スタN10,P30がオンし、MOSトランジスタN
9,P29がオフする。この結果、端子13が“L”レ
ベルとなり、端子12は“H”レベルとなる。また、出
力端子15が“H”レベルとなり、出力端子4は“L”
レベルとなる。つまり、リセット信号Rが入力されると
Q出力が“L”レベル、/Q出力が“H”レベルとな
る。一方、リセット信号Rが“L”レベルの時は、MO
SトランジスタN10,P30がオフ、MOSトランジ
スタN9,P29がオンとなり、クロック信号CL1,
CL2により、上記図36に示した回路と同様にトグル
型フリップフロップ回路として動作する。
【0110】図39は、この発明の第39の実施例に係
る半導体集積回路について説明するためのもので、トグ
ル型フリップフロップ回路の更に別の構成例を示してい
る。この回路は、上記図38に示したリセット機能付き
のトグル型フリップフロップ回路に上記図37に示した
回路におけるセット機能を付加したものである。
【0111】図39において、上記図38及び図37と
同一構成部分には同じ符号を付してその詳細な説明は省
略する。
【0112】図39に示した構成では、セット信号S及
びリセット信号Rが同時に入力された場合には、セット
信号Sの方が優先されるセット・リセット機能付きのト
グル型フリップフロップ回路となる。
【0113】図40は、この発明の第40の実施例に係
る半導体集積回路について説明するためのもので、トグ
ル型フリップフロップ回路の他の構成例を示している。
この回路は、上記図37に示したセット機能付きのトグ
ル型フリップフロップ回路に上記図38に示した回路に
おけるリセット機能を付加したものである。
【0114】図40において、上記図37及び図38と
同一構成部分には同じ符号を付してその詳細な説明は省
略する。
【0115】図40に示した構成では、セット信号S及
びリセット信号Rが同時に入力された場合には、リセッ
ト信号Rの方が優先されるセット・リセット機能付きの
トグル型フリップフロップ回路となる。
【0116】図45に示した従来のトグル型フリップフ
ロップ回路は、4種類のクロック信号を必要とし、クロ
ック信号CP1と/CP2、及びクロック信号/CP1
とCP2を同じ信号にしても、2種類のクロック信号が
必要であった。図46に示したトグル型フリップフロッ
プ回路のように構成すれば1種類のクロック信号Tで済
むが、CMOS回路構成にすると28素子が必要とな
る。これに対し、図36に示したこの発明のトグル型フ
リップフロップ回路は、端子16に供給するクロック信
号CL1と端子7に供給するクロック信号CL2の2種
類のみであり、上記クロック信号CL2はCL1と同じ
信号でも良く、この場合は1種類となる。また、図36
に示した回路の素子数は16であり、図45に示した回
路においてクロック信号CP1,CP2の反転信号を生
成するインバータの素子数を考慮に入れない素子数と同
じである。このように、素子数を増加させることなく、
動作制御用のクロック信号の数を削減できる。
【0117】図37ないし図40に示した構成によれ
ば、図36に示した回路に比べて素子数は増加するが、
セット機能、リセット機能、セット優先のリセット機
能、及びリセット優先のセット機能をそれぞれ付加でき
る。
【0118】このように、図36ないし図40に示した
トグル型フリップフロップ回路では、素子数を増加させ
ることなく、動作制御用のクロックの数を削減できる。
これによって、チップ占有面積を小さくでき、且つ製造
コストも低減できる。
【0119】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
動作速度の高速化が図れる半導体集積回路が得られる。
また、プロセスの変動による影響を受け難く、製造の高
精度化並びに簡単化が図れる半導体集積回路が得られ
る。更に、素子数を増加させることなく、動作制御用の
クロック信号の数を削減できる半導体集積回路が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例に係る半導体集積回路
について説明するためのもので、ラッチ回路を示す回路
図及びその動作を示すタイミングチャート。
【図2】この発明の第2の実施例に係る半導体集積回路
について説明するためのもので、ラッチ回路の他の構成
例を示す図。
【図3】この発明の第3の実施例に係る半導体集積回路
について説明するためのもので、ラッチ回路の更に他の
構成例を示す図。
【図4】この発明の第4の実施例に係る半導体集積回路
について説明するためのもので、ラッチ回路の更に他の
構成例を示す図。
【図5】この発明の第5の実施例に係る半導体集積回路
について説明するためのもので、ラッチ回路の別の構成
例を示す図。
【図6】この発明の第6の実施例に係る半導体集積回路
について説明するためのもので、ラッチ回路の更に別の
構成例を示す図。
【図7】この発明の第7の実施例に係る半導体集積回路
について説明するためのもので、ラッチ回路の他の構成
例を示す図。
【図8】この発明の第8の実施例に係る半導体集積回路
について説明するためのもので、ラッチ回路の他の構成
例を示す図。
【図9】この発明の第9の実施例に係る半導体集積回路
について説明するためのもので、ラッチ回路の他の構成
例を示す図。
【図10】この発明の第10の実施例に係る半導体集積
回路について説明するためのもので、ラッチ回路の他の
構成例を示す図。
【図11】この発明の第11の実施例に係る半導体集積
回路装置について説明するためのもので、D型フリップ
フロップ回路の構成例を示す図。
【図12】この発明の第12の実施例に係る半導体集積
回路装置について説明するためのもので、D型フリップ
フロップ回路の他の構成例を示す図。
【図13】この発明の第13の実施例に係る半導体集積
回路について説明するためのもので、D型フリップフロ
ップ回路の別の構成例を示す図。
【図14】この発明の第14の実施例に係る半導体集積
回路について説明するためのもので、D型フリップフロ
ップ回路の更に別の構成例を示す図。
【図15】この発明の第15の実施例に係る半導体集積
回路について説明するためのもので、D型フリップフロ
ップ回路の他の構成例を示す図。
【図16】この発明の第16の実施例に係る半導体集積
回路について説明するためのもので、D型フリップフロ
ップ回路の別の構成例を示す図。
【図17】この発明の第17の実施例に係る半導体集積
回路について説明するためのもので、D型フリップフロ
ップ回路の更に別の構成例を示す図。
【図18】この発明の第18の実施例に係る半導体集積
回路について説明するためのもので、D型フリップフロ
ップ回路の更に別の構成例を示す図。
【図19】この発明の第19の実施例に係る半導体集積
回路について説明するためのもので、D型フリップフロ
ップ回路の更に別の構成例を示す図。
【図20】この発明の第20の実施例に係る半導体集積
回路について説明するためのもので、D型フリップフロ
ップ回路の更に別の構成例を示す図。
【図21】この発明の第21の実施例に係る半導体集積
回路について説明するためのもので、D型フリップフロ
ップ回路の更に他の構成例を示す図。
【図22】この発明の第22の実施例に係る半導体集積
回路装置について説明するためのもので、D型フリップ
フロップ回路の他の構成例を示す図。
【図23】この発明の第23の実施例に係る半導体集積
回路について説明するためのもので、D型フリップフロ
ップ回路の更に他の構成例を示す図。
【図24】この発明の第24の実施例に係る半導体集積
回路について説明するためのもので、D型フリップフロ
ップ回路の別の構成例を示す図。
【図25】この発明の第25の実施例に係る半導体集積
回路について説明するためのもので、D型フリップフロ
ップ回路の更に別の構成例を示す図。
【図26】この発明の第26の実施例に係る半導体集積
回路について説明するためのもので、トグル型フリップ
フロップ回路の構成例を示す図。
【図27】この発明の第27の実施例に係る半導体集積
回路について説明するためのもので、トグル型フリップ
フロップ回路の他の構成例を示す図。
【図28】この発明の第28の実施例に係る半導体集積
回路について説明するためのもので、トグル型フリップ
フロップ回路の更に他の構成例を示す図。
【図29】この発明の第29の実施例に係る半導体集積
回路について説明するためのもので、トグル型フリップ
フロップ回路の別の構成例を示す図。
【図30】この発明の第30の実施例に係る半導体集積
回路について説明するためのもので、トグル型フリップ
フロップ回路の更に別の構成例を示す図。
【図31】この発明の第31の実施例に係る半導体集積
回路について説明するためのもので、トグル型フリップ
フロップ回路の他の構成例を示す図。
【図32】この発明の第32の実施例に係る半導体集積
回路について説明するためのもので、トグル型フリップ
フロップ回路の更に他の構成例を示す図。
【図33】この発明の第33の実施例に係る半導体集積
回路について説明するためのもので、トグル型フリップ
フロップ回路の更に他の構成例を示す図。
【図34】この発明の第34の実施例に係る半導体集積
回路について説明するためのもので、トグル型フリップ
フロップ回路の更に他の構成例を示す図。
【図35】この発明の第35の実施例に係る半導体集積
回路について説明するためのもので、トグル型フリップ
フロップ回路の更に他の構成例を示す図。
【図36】この発明の第36の実施例に係る半導体集積
回路について説明するためのもので、トグル型フリップ
フロップ回路の他の構成例を示す図。
【図37】この発明の第37の実施例に係る半導体集積
回路について説明するためのもので、トグル型フリップ
フロップ回路の更に他の構成例を示す図。
【図38】この発明の第38の実施例に係る半導体集積
回路について説明するためのもので、トグル型フリップ
フロップ回路の別の構成例を示す図。
【図39】この発明の第39の実施例に係る半導体集積
回路について説明するためのもので、トグル型フリップ
フロップ回路の更に別の構成例を示す図。
【図40】この発明の第40の実施例に係る半導体集積
回路について説明するためのもので、トグル型フリップ
フロップ回路の他の構成例を示す図。
【図41】従来の半導体集積回路について説明するため
のもので、CMOS型のラッチ回路の構成例を示す図。
【図42】従来の半導体集積回路について説明するため
のもので、CMOS型のラッチ回路の他の構成例を示す
図。
【図43】従来の半導体集積回路について説明するため
のもので、D型フリップフロップ回路の構成例を示す
図。
【図44】従来の半導体集積回路について説明するため
のもので、D型フリップフロップ回路の他の構成例を示
す図。
【図45】従来の半導体集積回路について説明するため
のもので、トグル型フリップフロップ回路の構成例を示
す図。
【図46】従来の半導体集積回路について説明するため
のもので、トグル型フリップフロップ回路の他の構成例
を示す図。
【符号の説明】
1,20…データ入力端子、2,5,16,17,1
8,19…クロック信号入力端子、3,4,14,1
5,16…出力端子、6,21…セット信号入力端子、
7,22…リセット信号入力端子、N1〜N32…Nチ
ャネル型MOSトランジスタ、P1〜P30…Pチャネ
ル型MOSトランジスタ、IN1〜IN3…インバー
タ、11,11−1,11−2,11−3…電源端子、
D…データ信号、Q,/Q…出力信号、S…セット信
号、R…リセット信号、CL,CP,CL1,CL2,
CL3,CL4…クロック信号、VDD…電源。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電流通路が第1の出力端子と第1の電位
    供給源間に直列接続され、一方のゲートにデータ信号が
    供給され、他方のゲートにクロック信号が供給される第
    1導電型の第1,第2MOSトランジスタと、電流通路
    が第2の出力端子と上記第1の電位供給源間に直列接続
    され、一方のゲートに上記データ信号の反転信号が供給
    され、他方のゲートに上記クロック信号が供給される第
    1導電型の第3,第4MOSトランジスタと、電流通路
    が上記第1の出力端子と上記第1の電位供給源間に接続
    され、ゲートが上記第2の出力端子に接続される第1導
    電型の第5MOSトランジスタと、電流通路が上記第2
    の出力端子と上記第1の電位供給源間に接続され、ゲー
    トが上記第1の出力端子に接続される第1導電型の第6
    MOSトランジスタと、電流通路が上記第1の出力端子
    と第2の電位供給源間に接続され、ゲートが上記第2の
    出力端子に接続される第2導電型の第7MOSトランジ
    スタと、電流通路が上記第2の出力端子と上記第2の電
    位供給源間に接続され、ゲートが上記第1の出力端子に
    接続される第2導電型の第8MOSトランジスタとを具
    備し、上記クロック信号に同期して上記データ信号をラ
    ッチすることを特徴とする半導体集積回路。
  2. 【請求項2】 電流通路が第1の出力端子と第1の電位
    供給源間に直列接続され、一方のゲートにデータ信号が
    供給され、他方のゲートに第1のクロック信号が供給さ
    れる第1導電型の第1,第2MOSトランジスタと、電
    流通路が第2の出力端子と上記第1の電位供給源間に直
    列接続され、一方のゲートに上記データ信号の反転信号
    が供給され、他方のゲートに上記第1のクロック信号が
    供給される第1導電型の第3,第4MOSトランジスタ
    と、電流通路が上記第1の出力端子と上記第1の電位供
    給源間に接続され、ゲートが上記第2の出力端子に接続
    される第1導電型の第5MOSトランジスタと、電流通
    路が上記第2の出力端子と上記第1の電位供給源間に接
    続され、ゲートが上記第1の出力端子に接続される第1
    導電型の第6MOSトランジスタと、電流通路が上記第
    1の出力端子と第2の電位供給源間に接続され、ゲート
    が上記第2の出力端子に接続される第2導電型の第7M
    OSトランジスタと、電流通路が上記第2の出力端子と
    上記第2の電位供給源間に接続され、ゲートが上記第1
    の出力端子に接続される第2導電型の第8MOSトラン
    ジスタと、電流通路が第3の出力端子と上記第1の電位
    供給源間に直列接続され、一方のゲートに上記第1の出
    力端子が接続され、他方のゲートに第2のクロック信号
    が供給される第1導電型の第9,第10MOSトランジ
    スタと、電流通路が第4の出力端子と上記第1の電位供
    給源間に直列接続され、一方のゲートに上記第2の出力
    端子が接続され、他方のゲートに上記第2のクロック信
    号が供給される第1導電型の第11,第12MOSトラ
    ンジスタと、電流通路が上記第3の出力端子と上記第1
    の電位供給源間に接続され、ゲートが上記第4の出力端
    子に接続される第1導電型の第13MOSトランジスタ
    と、電流通路が上記第4の出力端子と上記第1の電位供
    給源間に接続され、ゲートが上記第3の出力端子に接続
    される第1導電型の第14MOSトランジスタと、電流
    通路が上記第3の出力端子と上記第2の電位供給源間に
    接続され、ゲートが上記第4の出力端子に接続される第
    2導電型の第15MOSトランジスタと、電流通路が上
    記第4の出力端子と上記第2の電位供給源間に接続さ
    れ、ゲートが上記第3の出力端子に接続される第2導電
    型の第16MOSトランジスタとを具備し、上記第1,
    第2のクロック信号に同期して上記データ信号をセット
    及びリセットすることを特徴とする半導体集積回路。
  3. 【請求項3】 電流通路が第1の出力端子と第1の電位
    供給源間に直列接続され、一方のゲートにデータ信号が
    供給され、他方のゲートに第1のクロック信号が供給さ
    れる第1導電型の第1,第2MOSトランジスタと、電
    流通路が第2の出力端子と上記第1の電位供給源間に直
    列接続され、一方のゲートに上記データ信号の反転信号
    が供給され、他方のゲートに上記第1のクロック信号が
    供給される第1導電型の第3,第4MOSトランジスタ
    と、電流通路が上記第1の出力端子と上記第1の電位供
    給源間に接続され、ゲートが上記第2の出力端子に接続
    される第1導電型の第5MOSトランジスタと、電流通
    路が上記第2の出力端子と上記第1の電位供給源間に接
    続され、ゲートが上記第1の出力端子に接続される第1
    導電型の第6MOSトランジスタと、電流通路が上記第
    1の出力端子と第2の電位供給源間に接続され、ゲート
    が上記第2の出力端子に接続される第2導電型の第7M
    OSトランジスタと、電流通路が上記第2の出力端子と
    上記第2の電位供給源間に接続され、ゲートが上記第1
    の出力端子に接続される第2導電型の第8MOSトラン
    ジスタと、電流通路が第3の出力端子と上記第2の電位
    供給源間に直列接続され、一方のゲートに上記第1の出
    力端子が接続され、他方のゲートに第2のクロック信号
    が供給される第2導電型の第9,第10MOSトランジ
    スタと、電流通路が第4の出力端子と上記第2の電位供
    給源間に直列接続され、一方のゲートに上記第2の出力
    端子が接続され、他方のゲートに上記第2のクロック信
    号が供給される第2導電型の第11,第12MOSトラ
    ンジスタと、電流通路が上記第3の出力端子と上記第2
    の電位供給源間に接続され、ゲートが上記第4の出力端
    子に接続される第2導電型の第13MOSトランジスタ
    と、電流通路が上記第4の出力端子と上記第2の電位供
    給源間に接続され、ゲートが上記第3の出力端子に接続
    される第2導電型の第14MOSトランジスタと、電流
    通路が上記第3の出力端子と上記第1の電位供給源間に
    接続され、ゲートが上記第4の出力端子に接続される第
    1導電型の第15MOSトランジスタと、電流通路が上
    記第4の出力端子と上記第1の電位供給源間に接続さ
    れ、ゲートが上記第3の出力端子に接続される第1導電
    型の第16MOSトランジスタとを具備し、上記第1,
    第2のクロック信号に同期して上記データ信号をセット
    及びリセットすることを特徴とする半導体集積回路。
  4. 【請求項4】 電流通路が第1の出力端子と第1の電位
    供給源間に直列接続され、一方のゲートに第1のクロッ
    ク信号が供給される第1導電型の第1,第2MOSトラ
    ンジスタと、電流通路が第2の出力端子と上記第1の電
    位供給源間に直列接続され、一方のゲートに上記第1の
    クロック信号が供給される第1導電型の第3,第4MO
    Sトランジスタと、電流通路が上記第1の出力端子と上
    記第1の電位供給源間に接続され、ゲートが上記第2の
    出力端子に接続される第1導電型の第5MOSトランジ
    スタと、電流通路が上記第2の出力端子と上記第1の電
    位供給源間に接続され、ゲートが上記第1の出力端子に
    接続される第1導電型の第6MOSトランジスタと、電
    流通路が上記第1の出力端子と第2の電位供給源間に接
    続され、ゲートが上記第2の出力端子に接続される第2
    導電型の第7MOSトランジスタと、電流通路が上記第
    2の出力端子と上記第2の電位供給源間に接続され、ゲ
    ートが上記第1の出力端子に接続される第2導電型の第
    8MOSトランジスタと、電流通路が第3の出力端子と
    上記第1の電位供給源間に直列接続され、一方のゲート
    に上記第1の出力端子が接続され、他方のゲートに第2
    のクロック信号が供給される第1導電型の第9,第10
    MOSトランジスタと、電流通路が第4の出力端子と上
    記第1の電位供給源間に直列接続され、一方のゲートに
    上記第2の出力端子が接続され、他方のゲートに上記第
    2のクロック信号が供給される第1導電型の第11,第
    12MOSトランジスタと、電流通路が上記第3の出力
    端子と上記第1の電位供給源間に接続され、ゲートが上
    記第4の出力端子に接続される第1導電型の第13MO
    Sトランジスタと、電流通路が上記第4の出力端子と上
    記第1の電位供給源間に接続され、ゲートが上記第3の
    出力端子に接続される第1導電型の第14MOSトラン
    ジスタと、電流通路が上記第3の出力端子と上記第2の
    電位供給源間に接続され、ゲートが上記第4の出力端子
    に接続される第2導電型の第15MOSトランジスタ
    と、電流通路が上記第4の出力端子と上記第2の電位供
    給源間に接続され、ゲートが上記第3の出力端子に接続
    される第2導電型の第16MOSトランジスタとを具備
    し、上記第1,第2MOSトランジスタのゲートの他方
    は上記第4の出力端子に接続され、上記第3,第4MO
    Sトランジスタのゲートの他方は上記第3の出力端子に
    接続されて成り、上記第1,第2のクロック信号に同期
    して上記データ信号をセット及びリセットすることを特
    徴とする半導体集積回路。
  5. 【請求項5】 電流通路が第1の出力端子と第1の電位
    供給源間に直列接続され、一方のゲートに第1のクロッ
    ク信号が供給される第1導電型の第1,第2MOSトラ
    ンジスタと、電流通路が第2の出力端子と上記第1の電
    位供給源間に直列接続され、一方のゲートに上記第1の
    クロック信号が供給される第1導電型の第3,第4MO
    Sトランジスタと、電流通路が上記第1の出力端子と上
    記第1の電位供給源間に接続され、ゲートが上記第2の
    出力端子に接続される第1導電型の第5MOSトランジ
    スタと、電流通路が上記第2の出力端子と上記第1の電
    位供給源間に接続され、ゲートが上記第1の出力端子に
    接続される第1導電型の第6MOSトランジスタと、電
    流通路が上記第1の出力端子と第2の電位供給源間に接
    続され、ゲートが上記第2の出力端子に接続される第2
    導電型の第7MOSトランジスタと、電流通路が上記第
    2の出力端子と上記第2の電位供給源間に接続され、ゲ
    ートが上記第1の出力端子に接続される第2導電型の第
    8MOSトランジスタと、電流通路が第3の出力端子と
    上記第2の電位供給源間に直列接続され、一方のゲート
    に上記第1の出力端子が接続され、他方のゲートに第2
    のクロック信号が供給される第2導電型の第9,第10
    MOSトランジスタと、電流通路が第4の出力端子と上
    記第2の電位供給源間に直列接続され、一方のゲートに
    上記第2の出力端子が接続され、他方のゲートに上記第
    2のクロック信号が供給される第2導電型の第11,第
    12MOSトランジスタと、電流通路が上記第3の出力
    端子と上記第2の電位供給源間に接続され、ゲートが上
    記第4の出力端子に接続される第2導電型の第13MO
    Sトランジスタと、電流通路が上記第4の出力端子と上
    記第2の電位供給源間に接続され、ゲートが上記第3の
    出力端子に接続される第2導電型の第14MOSトラン
    ジスタと、電流通路が上記第3の出力端子と上記第1の
    電位供給源間に接続され、ゲートが上記第4の出力端子
    に接続される第1導電型の第15MOSトランジスタ
    と、電流通路が上記第4の出力端子と上記第1の電位供
    給源間に接続され、ゲートが上記第3の出力端子に接続
    される第1導電型の第16MOSトランジスタとを具備
    し、上記第1,第2MOSトランジスタのゲートの他方
    は上記第4の出力端子に接続され、上記第3,第4MO
    Sトランジスタのゲートの他方は上記第3の出力端子に
    接続されて成り、上記第1,第2のクロック信号に同期
    して上記データ信号をセット及びリセットすることを特
    徴とする半導体集積回路。
JP5300229A 1993-11-30 1993-11-30 半導体集積回路 Withdrawn JPH07154213A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007504734A (ja) * 2003-09-03 2007-03-01 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ スタティックラッチ
US7394052B2 (en) 2001-07-30 2008-07-01 Nippon Telegraph And Telephone Corporation Parallel processing logic circuit for sensor signal processing

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US7394052B2 (en) 2001-07-30 2008-07-01 Nippon Telegraph And Telephone Corporation Parallel processing logic circuit for sensor signal processing
JP2007504734A (ja) * 2003-09-03 2007-03-01 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ スタティックラッチ

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