JP2706043B2 - ダイナミック型セット・リセットフリップフロップ - Google Patents

ダイナミック型セット・リセットフリップフロップ

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JP2706043B2
JP2706043B2 JP6031076A JP3107694A JP2706043B2 JP 2706043 B2 JP2706043 B2 JP 2706043B2 JP 6031076 A JP6031076 A JP 6031076A JP 3107694 A JP3107694 A JP 3107694A JP 2706043 B2 JP2706043 B2 JP 2706043B2
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル回路に係
り、特に、セット,リセットを行うことが可能なCMO
S(complementary metal-oxide-semiconductor) 構成の
ダイナミック型セット・リセットフリップフロップに関
するものである。 【0002】 【従来の技術】例えば、ディジタルテレビ用LSIなど
に搭載される回路の大半は、回路的に出力側の信号の一
部を入力側に戻す形の、いわゆるスタティック型フリッ
プフロップにて構成されている。しかし、スタティック
型フリップフロップ自体は回路規模が大きく、そのた
め、LSIのチップ面積が大きくなってしまうという問
題があった。 【0003】そこで、このような問題点を解決するため
に、近年では、ダイナミック型フリップフロップにて回
路を構成することが検討されている。即ち、ダイナミッ
ク型フリップフロップは、回路的に出力側の信号の一部
を入力側に戻すことなく、そのまま出力する形のフリッ
プフロップであり、それ自体の回路規模がスタティック
型に比べて小さいからである。 【0004】そして、更に回路規模及び消費電力を小さ
くするために、上記したダイナミック型フリップフロッ
プをCMOS論理ゲートにて構成するようにしている。 【0005】さて、以上のようなCMOS構成のダイナ
ミック型フリップフロップとして、従来では、例えば、
共立出版(株)1983年12月発行「VLSI設計入
門」に記載されているように、クロックドCMOSイン
バータ2個により構成されているものがある。 【0006】以下、図9、図10及び図11を用いてそ
の構成及び動作を説明する。図9は従来のダイナミック
型フリップフロップを示す回路図、図10図9の具体
的な回路構成を示す回路図、図11図10の要部信号
波形を示す波形図である。 【0007】図9において、10,15はクロックドC
MOSインバータ、1は入力端子、2は出力端子、であ
り、また、図10において、11,12,16,17は
PチャネルMOS型トランジスタ(以下、単にPMOS
と呼ぶ。)、13,14,18,19はNチャネルMO
S型トランジスタ(以下、単にNMOSと呼ぶ。)、
3,4,5,6はクロックパルスの入力端子である。な
お、図において記号の上に記載されているバーは、本明
細書中では、記号の後に「 ̄」として以下記述するもの
とする。 【0008】図9に示すように、従来のダイナミック型
フリップフロップは、クロックドCMOSインバータ1
0,15の直列接続から成っている。そして、クロック
ドCMOSインバータ10は、図10に示すように、入
力端子3より入力されるクロックパルスφ1の逆相パル
スφ1 ̄をゲート入力とするPMOS11と、入力端子
1より入力されるデータDINをゲート入力とするPMO
S12とを、それぞれ、そのソース端子を電源側に、そ
のドレイン端子を出力節点7側に配した上で、電源と出
力節点7との間に直列接続し、データDINをゲート入力
とするNMOS13と、入力端子4より入力されるクロ
ックパルスφ1をゲート入力とするNMOS14とを、
それぞれ、そのソース端子をGND側に、そのドレイン
端子を出力節点7側に配した上で、出力節点7とGND
との間に直列接続して成り、また、クロックドCMOS
インバータ15も、同様の構成で、入力端子5より入力
されるクロックパルスφ2の逆相パルスφ2 ̄をゲート
入力とするPMOS16と、出力節点7の信号DIN ̄を
ゲート入力とするPMOS17とを、それぞれ、そのソ
ース端子を電源側に、そのドレイン端子を出力端子2側
に配した上で、電源と出力端子2との間に直列接続し、
出力節点7の信号DIN ̄をゲート入力とするNMOS1
8と、入力端子6より入力されるクロックパルスφ2を
ゲート入力とするNMOS19とを、それぞれ、そのソ
ース端子を電源側に、そのドレイン端子を出力端子2側
に配した上で、出力端子2とGNDとの間に直列接続し
て成る。 【0009】さて、図10及び図11を用いて動作を説
明する。先ず、クロックパルスφ1がH(ハイレベル)
の時、そのクロックパルスφ1をゲート入力とするNM
OS14と逆相パルスφ1 ̄をゲート入力とするPMO
S11とが同時に導通し、PMOS12とNMOS13
とがスイッチ動作をする。この時、入力されるデータD
INがL(ローレベル)ならばPMOS12が導通しNM
OS13が遮断されるので、出力節点7はGNDから絶
縁され、PMOS11,12が導通していることより、
出力節点7の信号DIN ̄はHとなる。逆に、データDIN
がHならばNMOS13が導通しPMOS12が遮断さ
れるので、出力節点7は電源から絶縁され、NMOS1
3,14がGNDと導通していることより、信号DIN
はLとなる。 【0010】次に、信号DIN ̄は次段のクロックドCM
OSインバータ15のPMOS17とNMOS18にゲ
ート入力されるわけであるが、図11に示す様に、クロ
ックパルスφ1がHの時には、クロックパルスφ2はL
なので、クロックパルスφ2をゲート入力とするNMO
S19と逆相パルスφ2 ̄をゲート入力とするPMOS
16は遮断されており、そのため、出力端子2は電源及
びGNDから絶縁され、出力信号DOUT は以前のレベル
を保持している。 【0011】その後、クロックパルスφ2がHになる
と、PMOS16とNMOS19とが同時に導通し、P
MOS17とNMOS18とがスイッチ動作をする。こ
の時、信号DIN ̄がLならば出力端子2には出力信号D
OUT としてHが出力され、逆に信号DIN ̄がHならばL
が出力される。 【0012】以上の様にして、従来では、2相クロック
タイプのダイナミック型フリップフロップを構成してい
た。 【0013】 【発明が解決しようとする課題】上記した従来のダイナ
ミック型フリップフロップにおいては、制御信号(Set
信号やReset信号など)を入力することができないの
で、セット及びリセットを行うことができなかった。従
って、そのため、出力されるデータ(即ち、図16に示
す出力信号DOUT )の初期設定ができないという問題が
あった。 【0014】本発明の目的は上記した従来技術の問題点
を解決し、セット及びリセットを行うことが可能なダイ
ナミック型フリップフロップ、即ち、ダイナミック型セ
ット・リセットフリップフロップを提供することにあ
る。 【0015】 【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明では、データとセット信号とをそれぞれ
入力し、その両者のノア(NOR)を、別に入力される
第1のクロックパルスに同期して導き、得られた結果を
出力する第1のクロックドCMOSノアゲートと、該第
1のクロックドCMOSノアゲートからの出力信号とリ
セット信号とをそれぞれ入力し、その両者のノア(NO
R)を、別に入力される第2のクロックパルスに同期し
て導き、得られた結果を出力する第2のクロックドCM
OSノアゲートと、で構成し、前記セット信号をハイレ
ベルにすることによりセットを行い、前記リセット信号
をハイレベルにすることによりリセットを行い得ると共
に、前記セット信号と前記リセット信号とを共にハイレ
ベルにしたときには、リセットを優先的に行い得るよう
にした。 【0016】 【作用】本発明では、先ず、第1のクロックドCMOS
ノアゲートは、前記データと前記セット信号とを入力
し、前記第1のクロックパルスに同期して、その両者の
ノア(NOR)を導いて出力する。次に、第2のクロッ
クドCMOSノアゲートは、前記第1のクロックドCM
OSノアゲートからの出力信号と前記リセット信号とを
入力し、前記第2のクロックパルスに同期して、その両
者のノア(NOR)を導いて出力する。 【0017】このとき、入力された前記セット信号及び
リセット信号が共にローレベルであるならば、セットも
リセットもされず、前記第2のクロックドCMOSノア
ゲートからは前記データのほぼ1クロック分遅延した信
号が出力される。また、入力された前記セット信号がハ
イレベルであり、前記リセット信号がローレベルである
ならば、セットされて、前記第2のクロックドCMOS
ノアゲートからはハイレベルの信号が出力される。ま
た、入力された前記セット信号がローレベルであり、前
記リセット信号がハイレベルであるならば、リセットさ
れて、前記第2のクロックドCMOSノアゲートからは
ローレベルの信号が出力される。 【0018】さらにまた、リセット信号がハイレベルで
ある限り、第2のクロックドCMOSノアゲートから出
力される信号は、第1のクロックドCMOSノアゲート
からの出力信号に関わらず、常にローレベルとなるた
め、入力された前記セット信号及びリセット信号が共に
ハイレベルであるならば、セットはされずに優先的にリ
セットされて、前記第2のクロックドCMOSノアゲー
トからはローレベルの信号が出力される。即ち、本発明
、リセット優先のダイナミック型セット・リセット
リップフロップとなる。 【0019】 【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。 【0020】図1は本発明の第1の実施例を示す回路
図、図2は図1の具体的な回路構成を示す回路図、図3
及び図4は図2の要部信号波形を示す波形図、である。 【0021】図1において、20,30はクロックドC
MOSノアゲート、8,9は制御信号の入力端子、であ
り、また、図2において、21,22,23,31,3
2,33はPMOS、24,25,26,34,35,
36はNMOS、である。 【0022】本実施例は、図1に示すように、データD
INと制御信号としてのSet信号(図ではSと表す)との
論理演算をクロックパルスφに同期して行う1段目のク
ロックドCMOSノアゲート20と、その出力信号DIN
 ̄と制御信号としてのReset信号(図ではRと表す)と
の論理演算をクロックパルスφの逆相パルスφ ̄に同期
して行う2段目のクロックドCMOSノアゲート30
と、で構成されており、出力信号としてDOUT を出力す
るものである。 【0023】では、図2を用いて、本実施例の構成を更
に詳しく説明する。 【0024】1段目のクロックドCMOSノアゲート
(以下、NORと呼ぶ)20は、入力端子1より入力さ
れるデータDINをゲート入力とするPMOS21と、入
力端子8より入力されるSet信号をゲート入力とするP
MOS22と、入力端子3より入力される逆相パルスφ
 ̄をゲート入力とするPMOS23とを、それぞれ、そ
のソース端子を電源側に、そのドレイン端子を出力節点
7側に配した上で、電源と出力節点7との間に直列接続
すると共に、入力端子4より入力されるクロックパルス
φをゲート入力とするNMOS24のドレイン端子を出
力節点7に接続し、そのソース端子とGNDとの間に、
入力端子1より入力されるデータDINをゲート入力とす
るNMOS25と、入力端子8より入力されるSet信号
をゲート入力とするNMOS26とを、それぞれ、その
ソース端子をGND側に、そのドレイン端子をNMOS
24のソース端子側に配した上で、並列接続して構成さ
れる。 【0025】また、2段目のNOR30も、PMOS3
1,32,33とNMOS34,35,36とを、それ
ぞれ、1段目のNOR20と同様に接続して、構成され
ている。但し、PMOS31とNMOS35は、出力節
点7の信号DIN ̄をゲート入力としており、また、PM
OS32とNMOS36は入力端子9より入力されるR
eset信号をゲート入力としており、PMOS33は入力
端子4より入力されるクロックパルスφをゲート入力と
しており、NMOS34は入力端子3より入力される逆
相パルスφ ̄をゲート入力としている。 【0026】次に、本実施例の動作について、図2、図
3及び図4を用いて説明する。セット及びリセットを行
わない場合には、Set信号とReset信号は共にL(ロー
レベル)であり、従って、その場合にはPMOS22と
32がオンになり(即ち、導通し)、NMOS26と3
6がオフになっている(即ち、遮断されている)。 【0027】そこで、先ず、NOR20では、クロック
パルスφがH(ハイレベル)になった時、PMOS23
及びNMOS24がオンになる。その際、入力されデー
タDINがHならばNMOS25がオンとなり、PMOS
21がオフとなるので、出力節点7はGNDと導通し、
出力節点7の信号DIN ̄は図3に示す様にLとなる。逆
に、データDINがLならばPMOS21がオンとなり、
NMOS25がオフとなるので、出力節点7は電源と導
通し、信号DIN ̄は図3に示す様にHとなる。こうし
て、出力節点7には、データDINの反転信号が出力され
る。以上の様に、NOR20はクロックパルスφの立上
りに同期して動作する。 【0028】一方、NOR30では、クロックパルスφ
がHの間は、PMOS33とNMOS34がオフとなっ
ている。そのため、NOR30の入出力関係は切り離さ
れており、出力節点7の信号DIN ̄が出力信号DOUT
して出力端子2より出力されることはない。 【0029】その後、クロックパルスφがLになり、逆
相パルスφ ̄がHになると、逆にNOR20の入出力関
係が切り離され、そして、NOR30はPMOS33及
びNMOS34がオンになる。その際、信号DIN ̄がH
ならばNMOS35がオンとなり、PMOS31がオフ
となるので、出力端子2はGNDと導通し、出力信号D
OUT は図3に示す様にLとなる。逆に、信号DIN ̄がL
ならばPMOS31がオンとなり、NMOS35がオフ
となるので出力端子2は電源と導通し、出力信号DOUT
は図3に示す様にHとなる。こうして、出力端子2から
は、信号DIN ̄の反転信号が出力される。即ち、出力信
号DOUT としては、データDINが逆相パルスφ ̄の立上
りに同期した信号となって出力されることになる。以上
の様に、NOR30は逆相パルスφ ̄の立上りに同期し
て動作する。 【0030】以上述べた様に、セット及びリセットを行
わない場合の動作は図9の従来例における2相クロック
を単相クロックとした時の動作と同じとなる。 【0031】次に、セットを行う場合には、図4に示す
様にSet信号をHにする。尚、Set信号をHにする期間
はその期間内にクロックパルスφの立上りが来るように
予め設定されている。 【0032】この様にSet信号がHになると、NOR2
0のPMOS22がオフとなり、NMOS26がオンと
なるため、出力節点7は電源から絶縁される。従って、
その後、クロックパルスφがHになると、NMOS24
がオンとなるので、出力節点7はGNDと導通し、それ
により、信号DIN ̄はデータDINに無関係に必ずLとな
る。一方、Set信号がHになっても、NOR30の動作
は以前と変わらないので、信号DIN ̄がLである場合、
逆相パルスφ ̄がHになると、出力端子2からの出力信
号DOUT は、信号DIN ̄の反転信号であるHとなり、こ
の結果、データのセットが行われたことになる。 【0033】次に、リセットを行う場合には、図4に示
す様にReset信号をHにする。尚、Reset信号をHにす
る期間はその期間内に逆相パルスφ ̄の立上りが来るよ
うに予め設定されている。 【0034】この様にReset信号がHになると、セット
の場合とは逆に、NOR30のPMOS32がオフとな
り、NMOS36がオンとなるため、出力端子2が電源
と絶縁される。従って、その後、逆相パルスφ ̄がHに
なると、NMOS34がオンとなるので、出力端子2は
GNDと導通し、それにより出力信号DOUT は、信号D
IN ̄に無関係に必ずLとなり、この結果、データのリセ
ットが行われたことになる。 【0035】以上の様に、データのセット及びリセット
は図4に示す如く、逆相クロックパルスφ ̄の立上りに
同期して行われる。 【0036】尚、Reset信号をHにすれば、信号DIN
が何であれ、出力信号DOUT は必ずLになってしまうの
で、例えその直前にSet信号がHとなっていても、優先
的にリセットされてしまう。 【0037】以上述べた様に、本実施例は、クロックド
CMOSノアゲートで構成され、単相クロックにて動作
し、逆相パルスφ ̄の立上りに同期してセット及びリセ
ットを行うリセット優先のダイナミック型セット・リセ
ットフリップフロップの例である。 【0038】図5は本発明の第2の実施例を示す回路
図、図6図5の具体的な回路構成を示す回路図、図7
図6の要部信号波形を示す波形図、である。 【0039】図5に示すように、本実施例は、前述の第
1の実施例と同様、クロックドCMOSノアゲートで構
成されたリセット優先のダイナミック型セット・リセッ
トフリップフロップの例である。本実施例が第1の実施
例と異なる点は、2相クロックにて動作する点である。 【0040】即ち、図6に示すように、NOR20にお
いて、NMOS24は入力端子4より入力されるクロッ
クパルスφ1をゲート入力としており、また、PMOS
23は入力端子3より入力されるクロックパルスφ1の
逆相パルスφ1 ̄をゲート入力としており、従って、N
OR20はクロックパルスφ1の立上りに同期して動作
することになる。一方、NOR30において、NMOS
34は入力端子6より入力されるクロックパルスφ2を
ゲート入力としており、また、PMOS33は入力端子
5より入力されるクロックパルスφ2の逆相パルスφ2
 ̄をゲート入力としており、従って、NOR30はクロ
ックパルスφ2の立上りに同期して動作することにな
る。 【0041】本実施例において、セット及びリセットを
行わない場合、Set信号とReset信号が共にLで、PM
OS22と32がオン,NMOS26と36がオフとな
るので、その場合の動作は図10に示した従来例の場合
と同じとなり、従って、その時の信号波形も図11に示
した如くになる。 【0042】また、本実施例において、セットまたはリ
セットを行う場合の動作は、第1の実施例におけるセッ
トまたはリセットを行う場合の動作とほぼ同じとなる。
但し、本実施例では、セット及びリセットはクロックパ
ルスφ2の立上りに同期して行なわれ、その時の信号波
形は図7に示す如くになる。 【0043】尚、図7において、Set信号をHにする期
間はその期間内にクロックパルスφ1の立上りが来るよ
うに、また、Reset信号をHにする期間はその期間内に
クロックパルスφ2の立上りが来るように、それぞれ、
予め設定されている。 【0044】ところで、クロックパルスφ1,φ2の様
な2相クロックを発生させる手段としては様々な手段が
考えられるが、ここではその一手段を図8に示し、簡単
にその動作を説明する。 【0045】図8に示す回路は2入力ノアゲート10
8,109とインバータ107とで構成されており、2
入力ノアゲート108,109を交差結合させ、2入力
ノアゲート108に、マスタークロックMCKと2入力
ノアゲート109からの出力信号とを入力し、2入力ノ
アゲート109に、マスタークロックMCKをインバー
タ107によって反転させた信号MCK ̄と2入力ノア
ゲート108からの出力信号とを入力することにより、
重複しない2相クロックとしてクロックパルスφ1,φ
2を得る。 【0046】また、前述した各実施例のダイナミック型
フリップフロップを複数個縦続に接続し、クロックパル
スを入力するクロック入力端子同士、及び、Set信号を
入力するセット入力端子同士、或いはReset信号を入力
するリセット入力端子同士、をそれぞれ接続して、シフ
トレジスタを構成した場合には、セット入力端子より
et信号を、リセット入力端子よりReset信号を、それぞ
れ入力することにより、縦続に接続されたすべてのフリ
ップフロップを同時にセット或いはリセットして、それ
らの状態を初期設定することができる。 【0047】 【発明の効果】本発明によれば、従来技術において実現
できなかったセット及びリセットを行うことができるダ
イナミック型フリップフロップを、簡単な回路構成で実
現することができるという効果がある。 【0048】また、本発明によれば、セット信号とリセ
ット信号とを共にハイレベルにしたときには、リセット
を優先的に行うことができ、リセット優先のダイナミッ
ク型セット・リセットフリップフロップを実現すること
ができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の第1の実施例を示す回路図である。 【図2】図1の具体的な回路構成を示す回路図である。 【図3】図2の要部信号波形を示す波形図である。 【図4】図2の要部信号波形を示す波形図である。 【図5】本発明の第2の実施例を示す回路図である。 【図6】図5の具体的な回路構成を示す回路図である。 【図7】図6の要部信号波形を示す波形図である。 【図8】2相クロックの発生手段の一具体例を示す回路
図である。 【図9】従来のダイナミック型フリップフロップを示す
回路図である。 【図10】図9の具体的な回路構成を示す回路図であ
る。 【図11】図10の要部信号波形を示す波形図である。 【符号の説明】 1…入力端子、2…出力端子、3,4,5,6…クロッ
クパルスの入力端子、8,9…制御信号の入力端子、1
0,15…クロックドCMOSインバータ、20,30
…クロックドCMOSノアゲート。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−254815(JP,A) 特開 昭51−93834(JP,A) 特開 昭56−36219(JP,A) 特開 昭55−104121(JP,A) 特開 昭60−20620(JP,A)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.データとセット信号とをそれぞれ入力し、その両者
    のノア(NOR)を、別に入力される第1のクロックパ
    ルスに同期して導き、得られた結果を出力する第1のク
    ロックドCMOSノアゲートと、該第1のクロックドC
    MOSノアゲートからの出力信号とリセット信号とをそ
    れぞれ入力し、その両者のノア(NOR)を、別に入力
    される第2のクロックパルスに同期して導き、得られた
    結果を出力する第2のクロックドCMOSノアゲート
    と、で構成され、前記セット信号をハイレベルにするこ
    とによりセットを行い、前記リセット信号をハイレベル
    にすることによりリセットを行い得ると共に、前記セッ
    ト信号と前記リセット信号とを共にハイレベルにしたと
    きには、リセットを優先的に行い得るようにしたことを
    特徴とするダイナミック型セット・リセットフリップフ
    ロップ。
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