JPH07153866A - セラミック回路基板 - Google Patents

セラミック回路基板

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JPH07153866A
JPH07153866A JP5295642A JP29564293A JPH07153866A JP H07153866 A JPH07153866 A JP H07153866A JP 5295642 A JP5295642 A JP 5295642A JP 29564293 A JP29564293 A JP 29564293A JP H07153866 A JPH07153866 A JP H07153866A
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JP
Japan
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conductor
main component
circuit board
bonding
lead frame
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JP5295642A
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English (en)
Inventor
Masakatsu Maeda
昌克 前田
Kenichiro Miyahara
健一郎 宮原
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Tokuyama Corp
Original Assignee
Tokuyama Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/42Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/47Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
    • H01L2224/48Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
    • H01L2224/4805Shape
    • H01L2224/4809Loop shape
    • H01L2224/48091Arched
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/15Details of package parts other than the semiconductor or other solid state devices to be connected
    • H01L2924/161Cap
    • H01L2924/1615Shape
    • H01L2924/16195Flat cap [not enclosing an internal cavity]

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  • Parts Printed On Printed Circuit Boards (AREA)
  • Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 Agを主成分とする被膜が施されてなるCu
を主成分とする導体とセラミック体とが接合してなるセ
ラミック回路基板。 【効果】 1.酸化雰囲気においても導体の主成分であ
るCuが酸化されない。 2.Agを主成分とする被膜部に、ワイヤボンディング
を行うとき或いはガラスによる封止をおこなうとき、4
50℃以下の温度領域においても、ボンディング部の接
合強度及び電気抵抗値は好適な値であって、半導体素子
を搭載するセラミック回路基板として有用である。 3.Cuを主成分とする導体に直接ワイヤボンディング
した場合に生じていたCuとワイヤ成分、例えばAlと
の金属間化合物の発生を防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、Cuを主成分とする導
体とセラミック体とが接合してなるセラミック回路基板
に関する。より詳しくは、ワイヤボンディングを好適に
行いうるセラミック回路基板に関する。
【0002】
【従来の技術】セラミック回路基板の導体として、従
来、Wを主成分とするものが広く用いられている。そし
て、このWを主成分とする導体の表面に、目的に応じ
て、更に他の金属成分からなる鍍金を施す、例えばWを
主成分とする導体の表面にNiメッキを施し、ろう材に
て金属ピンを接合した後、更に表面にNi、Auを順次
鍍金することも知られている。
【0003】しかしながら、上記したWを主成分とする
導体が接合した従来のセラミック回路基板には、超高周
波帯での信号の伝搬損失が大きいという問題点がある。
この原因として、Wの抵抗が高いということが挙げられ
る。また、前記したように、導体としてWを主成分とす
るものを使用すると、製造コストも高くなる。
【0004】そこで、セラミック回路基板の配線抵抗を
小さくするため、もしくは超高周波帯での信号の伝搬損
失を少なくするため、導体として、比抵抗がWの1/5
〜1/4であるCuを主成分とする導体を用いることが
知られている。
【0005】このように導体としてCuを主成分とする
ものを用いる場合においても、半導体素子とCuを主成
分とする導体とは、直接ワイヤボンディングにより電気
的に接続される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、半導体
素子とCuを主成分とする導体とを直接ワイヤボンディ
ングにより電気的に接続する場合、その前後に酸化雰囲
気中の熱処理工程が入る場合は、導体の主成分であるC
uがO2 と反応して脆い酸化物を形成しやすいことによ
る問題が発生する。即ち、例えば酸化雰囲気中、430
℃〜480℃程度の加熱を必要とするガラス封止タイプ
のパッケージを製造する場合、該セラミック回路基板の
導体として銅を主成分とするものを用いると、ボンディ
ング引張強度の低下、及びボンディング部の電気抵抗値
の上昇が起こる。従って、ガラス封止タイプのパッケー
ジのセラミック回路基板として、Cuを主成分とする導
体が接合されてなるものを使用することはできなかっ
た。
【0007】そこで、セラミック回路基板の導体として
Cuを主成分とするものを使用したパッケージの封止
は、比較的低融点(180℃〜300℃)であり、非酸
化雰囲気中で封止を行いうる金属系の封止剤、Pb−S
n系封止剤、Au−Sn系封止剤等を使用して行われ
る。
【0008】ところが、上記した金属系の封止剤を用い
る場合、セラミック体と封止剤との濡れ性が悪いため
に、セラミック体と封止剤とを直接接合させることがで
きない。そのため、金属系の封止剤による封止の前に、
予めセラミック体の表面上に、メタライズ層を同時焼成
法、蒸着法、スパッタ法等を採用して形成しなければな
らなかった。
【0009】このほか、Cuを主成分とする導体に直接
ワイヤボンディングされるワイヤとして、耐酸化性の良
好なAlを主成分とするワイヤを使用した場合、封止に
際しての加熱により、CuとAlとの金属間化合物が生
成しやすくなり、ボンディング引張強度の経時的低下、
又はボンディング部の電気抵抗値の経時的上昇が起こる
ことが少なくないという問題がある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者は、前記課題を
解決するために、Cuを主成分とする導体の表面を、C
u以外の金属成分により被覆することを試みた。
【0011】しかしながら、Cuを主成分とする導体の
表面を被覆するのに好適な金属成分を見いだすべく、諸
々の金属成分を試してみたが、適当なものがなかなか見
つからなかった。例えば、Niメッキ、Ni−Co合金
メッキを施した場合には、ガラス封止のときと同様の加
熱、即ち酸化雰囲気中での480℃の加熱を行うと、何
も被覆しないときと同様に酸化物が形成され、ワイヤボ
ンディングを好適に行うことが困難であった。
【0012】かかる状況において、Cuを主成分とする
導体の表面上に、Agを主成分とする被膜を施したとこ
ろ、意外にも好ましい結果が得られること、例えば48
0℃の加熱後においてもワイヤボンディングが可能であ
り、更にワイヤボンディング後430℃の酸化雰囲気中
の加熱においてもワイヤボンディング引張強度、電気抵
抗が良好な値であることを見いだし、本発明を完成する
に至った。
【0013】即ち、本発明はCuを主成分とする導体と
セラミック体とが接合してなるセラミック回路基板であ
って、前記導体の表面上にAgを主成分とする被膜が施
されてなるセラミック回路基板である。
【0014】本発明では、Cuを主成分とする導体の表
面上にAgを主成分とする被膜を施すことにより、例え
ばガラス封止タイプのパッケージを作成する場合に於い
ても、480℃酸化雰囲気中でのガラスによるリード固
着や430℃酸化雰囲気中でのパッケージ封止に際して
導体の主成分であるCuが酸化されること無いため、ボ
ンディング引っ張り強度や電気特性は良好である。
【0015】本発明において、Cuを主成分とする導体
の表面上におけるAgを主成分とする被膜が施される部
位は、特に限定されないが、前記導体の表面の少なくと
もワイヤボンディングが行われる部分とすると、ワイヤ
ボンディング部の接合強度が高まり、ワイヤボンディン
グ部の電気抵抗を低く維持することができるので好まし
い。
【0016】本発明において、Agを主成分とする被膜
の厚さは特に限定されないが、0.3μm以上とする
と、Cuを主成分とする導体の酸化保護被覆として充分
に機能するために好ましい。
【0017】但し、Agを主成分とする被膜を施すに際
して、Ag系のペースト剤を用いてAgを主成分とする
被膜を固着させて施す場合には、その固着温度は、通常
780℃以上という比較的高い温度にする。その際、固
着時に被膜の主成分であるAgと導体の主成分であるC
uとが固溶体を形成してしまうおそれがある。この為、
Ag系のペーストを用いる場合は、Cuを主成分とする
導体の厚みと、Agを主成分とする被膜の厚みとの比
を、1(Cu):10以上(Ag)とすることが好まし
い。
【0018】本発明のセラミック回路基板を製造する方
法は、特に限定されないが、例えばメッキを行う方法、
ペーストを使用する方法、Ag箔を超音波あるいはスポ
ット溶接にて接合する方法等が挙げられる。前記メッキ
を行う方法において、メッキされる成分は特に限定され
ないが、Ag、Ag−Pd合金、Ag−In合金等が例
示される。また、前記ペーストを使用する方法におい
て、使用されるペーストは特に限定されないが、Agペ
ースト、Ag−Pdペースト、Ag−Ptペースト等が
例示される。
【0019】さらに、Agを主成分とする被膜とCuを
主成分とする導体との間に、Niメッキ層、Ni−Co
メッキ層、Crメッキ層、白金族のメッキ層、例えばP
tメッキ、Rhメッキより選ばれた一種又は二種以上の
層を組み合わせで介在させることは、耐酸化性、ワイヤ
がAlからなるときのワイヤボンディング引っ張り強度
をさらに良くするために好ましい。
【0020】本発明のセラミック回路基板は、通常48
0℃程度の酸化雰囲気中で行われるリードフレーム固着
においても、該回路基板のCuを主成分とする導体の酸
化は起こらず、又、430℃程度の酸化雰囲気中で行わ
れるパッケージ封止においても、被膜の主成分であるA
gとワイヤの主成分、例えばAl、Au等との間では、
金属間化合物を形成しないために、ボンディング引っ張
り強度は良好な値を示し、かつ電気抵抗は充分に低い点
で非常に好適なものである。
【0021】次に、本発明のセラミック回路基板の具体
的態様を、図1及び図2を参照しながら説明する。図1
は本発明の一具体例を示す要部の断面図、図2は図1の
リードフレームがAlN部材1’を介して固着されたA
lN回路基板にAlN製キャップ1”を施したものの断
面図である。この図2において、3’は封止用ガラスで
ある。
【0022】AlN基板上1の片面の一部には、図1に
示すように金属箔より成るCu導体2が接合され、該C
u導体2にはAlN部材1’が接合されている。前記の
Cu導体としては、金属箔からなるもののほかに、Cu
系厚膜ペーストを用いたもの、Cu薄膜からなるもの等
を使用することができる。
【0023】そして、Cu導体2の表面の一部には、A
gを主成分とする被膜4が施されている。更に、AlN
部材1’には、鉛ホウケイ酸系ガラス3を用いてリード
フレーム7が固着されている。
【0024】上記の図1及び図2に示すセラミック回路
基板においては、セラミック1,1’,1”としてAl
N製のものを用いているが、他に例として、1,1’,
1”としてAl23製セラミックを使用する場合、1,
1’としてAlN製セラミック、1”としてムライト製
セラミックを使用する場合、1,1’,1”としてガラ
ス系セラミック、例えばアルミナ+ホウケイ酸ガラスよ
り成るもの等を使用する場合、1,1’として炭化珪素
製セラミック、1”としてムライト製セラミックを使用
する場合等が挙げられる。このようなAlN,Al
23,ムライト等のセラミックとしては、黒色に着色し
たものも用いることができる。
【0025】また、導体の主成分であるCuの材質とし
て、例えば無酸素銅、タフピッチ銅、リン脱酸銅、丹
銅、黄銅、リン青銅、洋白、ベリリウム銅等の純金属、
合金の他、Cu−Ag系合金、C194の様なCu−F
e−Zn−P系合金、C151の様なCu−Zr系合
金、OMCL−1の様なCu−Cr−Zr−Mg−Si
系合金、耐熱銅合金を含む合金等が挙げられる。
【0026】ボンディングに使用されるワイヤとして
は、後述する実施例では、すべてAl−Si合金からな
り、φ25μmのものを用いているが、この構成成分、
線径に限定されず、例えばφ500μm程度の太いAl
線を用いても問題はない。
【0027】
【実施例】本発明を具体的に説明するために実施例及び
比較例を挙げるが、本発明はこれら実施例によって何ら
限定されるものではない。
【0028】比較例1(実験No.1) Cu導体2(無酸素銅箔:厚み150μm)の表面の所
定の箇所にリードフレーム固着用ホウケイ酸ガラス3を
使用して酸化雰囲気中、480℃、10minの加熱で
リードフレームを固着させて、Cu導体2が露出してい
る以外は図1に示すものと同様のセラミック回路基板を
作製した。次に、Cu導体2と半導体素子6との間でA
lワイヤボンディング5による接合を試みたが、Cu表
面に酸化物が形成されており、ボンディングできなかっ
た。
【0029】比較例2(実験No.2) Cu導体2(無酸素銅箔:厚み150μm)の表面の所
定の箇所にNiメッキを10μm施し、リードフレーム
固着用ホウケイ酸ガラス3を酸化雰囲気中、480℃、
10minの加熱で、リードフレームを固着させて、C
u導体2の表面のメッキ成分がNiである以外は図1に
示すものと同様のセラミック回路基板を作製した。次
に、Niと半導体素子6との間でAlワイヤボンディン
グ5による接合を試みたが、Ni表面が酸化されて、ボ
ンディングできなかった。
【0030】比較例3(実験No.3) Cu導体2(無酸素銅箔:厚み150μm)の表面の所
定の箇所にNi−Co合金メッキを10μm施し、リー
ドフレーム固着用ホウケイ酸ガラス3を使用して酸化雰
囲気中、480℃、10minの加熱で、リードフレー
ムを固着させて、Cu導体2の表面のメッキ成分がNi
−Co合金である以外は図1に示すものと同様のセラミ
ック回路基板を作製した。次に、Ni−Coと半導体素
子6との間でAlワイヤボンディング5による接合を試
みたが、Ni−Co表面が酸化されて、ボンディングで
きなかった。
【0031】実施例1(実験No.4) Cu導体2(無酸素銅箔:厚み150μm)の表面の所
定の箇所に、Agメッキを0.3〜20μm施し、リー
ドフレーム固着用ホウケイ酸ガラス3を用いて、酸化雰
囲気中、480℃、10minの加熱により、リードフ
レームを固着させて図1に示すセラミック回路基板を作
製した。次に、前記Agメッキ4と半導体素子6とをA
lワイヤボンディング5で接続した。このワイヤ部5に
ついて引っ張り強度測定を行なったところ、ボンディン
グ引っ張り強度はいずれも良好であった。
【0032】次に、キャップ封止を、酸化雰囲気中で4
30℃、10minの加熱で行った。
【0033】上記封止の後、回路基板のキャップ1”を
取り外して、ボンディング引っ張り強度、配線抵抗を測
定したところ、いずれも良好な値であった。
【0034】実施例2(実験No.5) Cu導体2(無酸素銅箔:厚み150μm)の表面の所
定の箇所に、Ag−Pd(14%)合金メッキを2μm
施し、リードフレーム固着用ホウケイ酸ガラス3を使用
して酸化雰囲気中、480℃、10minの加熱で、リ
ードフレームを固着させて図1に示すセラミック回路基
板を作製した。次に、Ag−Pdメッキ4と半導体素子
6とをAlワイヤボンディング5で接合した。このワイ
ヤ部5について引っ張り強度測定を行なったところ、ボ
ンディング引っ張り強度はいずれも良好であった。
【0035】次に、キャップ封止を酸化雰囲気中で43
0℃、10minの加熱で行った。
【0036】上記封止の後、回路基板のキャップ1”を
取り外して、ボンディング引っ張り強度、配線抵抗を測
定したところ、いずれも良好な値であった。
【0037】実施例3(実験No.6) Cu導体2(薄膜:厚み3μm)の表面の所定の箇所に
Agペーストを100μm施し、850℃加熱で該ペー
ストを基板に固着させた。次いで、リードフレーム固着
用ホウケイ酸ガラス3を使用して酸化雰囲気中、480
℃、10minの加熱で、リードフレームを固着させて
図1に示すセラミック回路基板を作製した。次に、Ag
ペースト4と半導体素子6をAlワイヤボンディング5
で接合した。このワイヤ部5について引っ張り強度測定
を行なったところ、ボンディング引っ張り強度はいずれ
も良好であった。
【0038】次に、キャップ封止を酸化雰囲気中で43
0℃、10minの加熱で行った。
【0039】上記封止の後、回路基板のキャップ1”を
取り外して、ボンディング引っ張り強度、配線抵抗を測
定したところ、いずれも良好な値であった。
【0040】実施例4(実験No.7) Cu導体2(薄膜:厚み3μm)の表面の所定の箇所に
Ag−Pd(9%)ペーストを100μm施し、850
℃加熱で該ペーストを基板に固着させた。次いで、リー
ドフレーム固着用ホウケイ酸ガラス3を使用して酸化雰
囲気中、480℃、10minの加熱で、リードフレー
ムを固着させて図1に示すセラミック回路基板を作製し
た。次に、Ag−Pdペースト4と半導体素子6とをA
lワイヤボンディング5で接合した。このワイヤ部5に
ついて引っ張り強度測定を行なったところ、ボンディン
グ引っ張り強度はいずれも良好であった。
【0041】次に、キャップ封止を酸化雰囲気中で43
0℃、10minの加熱で行った。
【0042】上記封止の後、回路基板のキャップ1”を
取り外して、ボンディング引っ張り強度、配線抵抗を測
定したところ、いずれも良好な値であった。
【0043】実施例5(実験No.8) Cu導体2(Cuペースト:厚み10μm、900℃で
基板に固着)の表面の所定の箇所にAg−Pt(1%)
ペーストを100μm施し、850℃加熱で該ペースト
を基板に固着させた。次いで、リードフレーム固着用ホ
ウケイ酸ガラス3を使用して酸化雰囲気中、480℃、
10minの加熱で、リードフレームを固着させて図1
に示すセラミック回路基板を作製した。次に、Ag−P
tペースト4と半導体素子6とをAlワイヤボンディン
グ5で接合した。このワイヤ部5について引っ張り強度
測定を行なったところ、ボンディング引っ張り強度はい
ずれも良好な値であった。
【0044】次に、キャップ封止を酸化雰囲気中で43
0℃、10minの加熱で行った。
【0045】上記の封止後、回路基板のキャップ1”を
取り外して、ボンディング引っ張り強度、配線抵抗を測
定したところ、いずれも良好な値であった。
【0046】実施例6(実験No.9) Cu導体2(無酸素銅箔:厚み150μm)の表面の所
定の箇所にAg箔100μmを超音波接合した。次い
で、リードフレーム固着用ホウケイ酸ガラス3を酸化雰
囲気中、480℃、10minの加熱で、リードフレー
ムを固着させて図1に示すセラミック回路基板を作製し
た。次に、Ag箔4と半導体素子6とをAlワイヤボン
ディング5で接合した。このワイヤ部5について引っ張
り強度測定を行なったところ、ボンディング引っ張り強
度はいずれも良好であった。
【0047】次に、キャップ封止を酸化雰囲気中で43
0℃、10minの加熱で行った。
【0048】上記封止の後、回路基板のキャップ1”を
取り外して、ボンディング引っ張り強度、配線抵抗を測
定したところ、いずれも良好な値であった。
【0049】実施例7(実験No.10) Cu導体2(無酸素銅箔:厚み150μm)の表面の所
定の箇所にNiメッキを5μm施し、その上にAgメッ
キを5μm施した。次いで、リードフレーム固着用ホウ
ケイ酸ガラス3を使用して酸化雰囲気中、480℃、1
0minの加熱で、リードフレームを固着させて図1に
示すセラミック回路基板を作製した。次に、Agメッキ
4と半導体素子6とをAlワイヤボンディング5で接合
した。このワイヤ部5について引張り強度測定を行った
ところ、ボンディング引張り強度はいずれも良好であっ
た。
【0050】次に、キャップ封止を酸化雰囲気中で43
0℃、10minの加熱で行った。
【0051】上記封止の後、回路基板のキャップ1”を
取り外して、ボンディング引張り強度、配線抵抗を測定
したところ、いずれも良好な値であった。
【0052】実施例8(実験No.11) Cu導体2(C151箔:厚み150μm)の表面の所
定の箇所にNiメッキ2μm、その上にCrメッキ2μ
m、その上にNiメッキ2μm、その上にAgメッキを
5μm施した。次いで、リードフレーム固着用ホウケイ
酸ガラス3を使用して酸化雰囲気中、480℃、10m
inの加熱でリードフレームを固着させて図1に示すセ
ラミック回路基板を作製した。次に、Agメッキ4と半
導体素子6とをAlワイヤボンディング5で接合した。
このワイヤ部5について引張り強度測定を行ったとこ
ろ、ボンディング引張り強度はいずれも良好な値であっ
た。
【0053】次に、キャップ封止を酸化雰囲気中で43
0℃、10minの加熱で行った。
【0054】上記封止の後、回路基板のキャップ1”を
取り外して、ボンディング引張り強度、配線抵抗を測定
したところ、いずれも良好な値であった。
【0055】実施例9(実験No.12) Cu導体2(無酸素銅箔:厚み150μm)の表面の所
定の箇所にNiメッキ2μm、Crメッキ2μm及びA
gメッキ5μmを順次施した。次いで、リードフレーム
固着用ホウケイ酸ガラス3を使用して酸化雰囲気中、4
80℃、10minの加熱で、リードフレームを固着さ
せて図1に示すセラミック回路基板を作製した。次に、
Ag箔4と半導体素子6とをAlワイヤボンディング5
で接合した。このワイヤ部5について引っ張り強度測定
を行なったところ、ボンディング引っ張り強度はいずれ
も良好であった。
【0056】次に、キャップ封止を酸化雰囲気中で43
0℃、10minの加熱で行った。
【0057】上記封止の後、回路基板のキャップ1”を
取り外して、ボンディング引っ張り強度、配線抵抗を測
定したところ、いずれも良好な値であった。
【0058】実施例10(実験No.13〜16) (1)Cu導体2(無酸素銅箔:厚み150μm)の表
面の所定の箇所にCrメッキを5μm施し、その上にA
gメッキを5μm施した(実験No.13)。
【0059】(2)Cu導体2(OMCL−1箔:厚み
50μm)の表面の所定の箇所にNiメッキを5μm、
Rhメッキを0.06μm施し、その上にAgメッキを
5μm施した(実験No.14)。
【0060】(3)Cu導体2(OMCL−1箔:厚み
50μm)の表面の所定の箇所にNiメッキを5μm、
Ptメッキを0.2μm施し、その上にAgメッキを5
μm施した(実験No.15)。
【0061】(4)Cu導体2(OMCL−1箔:厚み
50μm)の表面の所定の箇所にRhメッキを0.06
μm施し、その上にAgメッキを5μm施した(実験N
o.16)。
【0062】(5)Cu導体2(OMCL−1箔:厚み
50μm)の表面の所定の箇所にPtメッキを0.2μ
m施し、その上にAgメッキを5μm施した(実験N
o.17)。
【0063】以上の処理を施した後、リードフレーム固
着用ホウケイ酸ガラス3を使用して酸化雰囲気中、48
0℃、10minの加熱で、リードフレームを固着させ
て図1に示すセラミック回路基板を作製した。次に、A
gメッキ4と半導体素子6とをAlワイヤボンディング
5で接合した。このワイヤ部5について引張り強度測定
を行ったところ、ボンディング引張り強度はいずれも良
好であった。
【0064】次に、キャップ封止を酸化雰囲気中で43
0℃、10minの加熱で行った。
【0065】上記封止の後、回路基板のキャップ1”を
取り外して、ボンディング引張り強度、配線抵抗を測定
したところ、いずれも良好な値であった。
【0066】比較例1〜3、実施例1〜10の結果につ
いて以下表1にまとめた。
【0067】(表中のNo.は実験No.を表わす。)
【0068】
【表1】
【0069】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のセラミ
ック回路基板は、簡単に製造することができるにもかか
わらず、下記の顕著なる効果を奏しうるものである。
【0070】1.酸化雰囲気においても導体の主成分で
あるCuが酸化されないために、Cuを主成分とする導
体の機能の低下を効果的に防止しうる。
【0071】2.Agを主成分とする被膜部に、ワイヤ
ボンディングを行うとき或いはガラスによる封止を行う
とき、450℃以下の温度領域においても、ボンディン
グ部の接合強度及び電気抵抗値は好適な値であって、半
導体素子を搭載するセラミック回路基板として本発明の
ものは非常に有用である。
【0072】3.Cuを主成分とする導体に直接ワイヤ
ボンディングした場合に生じていたCuとワイヤ成分、
例えばAlとの金属間化合物の発生を防止することがで
きる。このため、ボンディング部の接合強度の経時的低
下及び電気抵抗値の経時的上昇も起こり得ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のセラミック回路基板の一具体例の要
部断面図である。
【図2】 本発明のセラミック回路基板の一具体例の要
部断面図である。
【符号の説明】
1 AlNセラミック基板 1’ AlN部材 1” AlN製キャップ 2 Cu導体 3,3’ 鉛ホウケイ酸ガラス 4 Ag被膜 5 金属ワイヤ 6 半導体素子 7 リードフレーム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Cuを主成分とする導体とセラミック体
    とが接合してなるセラミック回路基板であって、前記導
    体の表面上にAgを主成分とする被膜が施されてなるセ
    ラミック回路基板。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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