JPH07153288A - 分散型負ゲート電源 - Google Patents

分散型負ゲート電源

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JPH07153288A
JPH07153288A JP19412494A JP19412494A JPH07153288A JP H07153288 A JPH07153288 A JP H07153288A JP 19412494 A JP19412494 A JP 19412494A JP 19412494 A JP19412494 A JP 19412494A JP H07153288 A JPH07153288 A JP H07153288A
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power supply
voltage
sector
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JP19412494A
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English (en)
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Chung K Chang
チュン・ケイ・チャン
Johnny C Chen
ジョニー・シー・チェン
Buskirk Michael A Van
マイケル・エイ・バン・バスカーク
Lee E Cleveland
リー・イー・クリーブランド
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Original Assignee
Advanced Micro Devices Inc
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C16/00Erasable programmable read-only memories
    • G11C16/02Erasable programmable read-only memories electrically programmable
    • G11C16/06Auxiliary circuits, e.g. for writing into memory
    • G11C16/30Power supply circuits
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C5/00Details of stores covered by group G11C11/00
    • G11C5/14Power supply arrangements, e.g. power down, chip selection or deselection, layout of wirings or power grids, or multiple supply levels
    • G11C5/145Applications of charge pumps; Boosted voltage circuits; Clamp circuits therefor

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フラッシュ消去の間にフラッシュEEPRO
Mメモリセルのアレイ中でワード線を介して、選択され
た半セクターのメモリセルのゲートを制御するように相
対的に高い負の電圧を発生しかつ選択的に供給するため
の分散型負ゲート電源を提供する。 【構成】 分散型負ゲート電源(10)は主チャージポ
ンプ回路(20a,20b)と複数個の分散セクターポ
ンプ手段(18a−18p)とを含む。複数個の分散セ
クターポンプ回路(18a−18p)の各々は半セクタ
ー選択信号に応答して負の主電圧を選択された半セクタ
ーのワード線に選択的に接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の背景】本発明は一般に、ページ消去および負電
圧ゲート消去を有するフラッシュ電気的消去可能プログ
ラマブル読出専用メモリ(EEPROM)セルのアレイ
などのフローティングゲートメモリ装置に関する。より
特定的には、本発明は、フラッシュ消去の間にフラッシ
ュEEPROMメモリセルのアレイ中でワード線を介し
て、選択された半セクター中のメモリのゲートを制御す
るように、相対的に高い負電圧を発生しかつ選択的に供
給するための分散型負ゲート電源に関する。
【0002】
【先行技術の説明】同時継属中かつ同一譲受人に譲渡さ
れた、1992年10月22日出願の「負電源(Negati
ve Power Supply)」と題されたエム・エイ・バン・バス
カーク(M.A. Van Buskirk)らへの米国特許出願連続番
号第07/964,807号(対応日本出願特開平5−26249
5、1993年10月20日出願)において、フラッシ
ュ消去の間にフラッシュEEPROMメモリセルのアレ
イ中でワード線を介して、選択されたメモリセルのゲー
トを制御するために、調整された電位を発生しかつ供給
するための負電源が説明される。この出願連続番号第07
/964,807号はその全体がここに引用により援用され
る。'807出願の図1には、複数個のクロック信号を発生
するためのクロック回路14、および外部電源電位VC
Cとクロック信号とに応答して高い負電圧を発生するた
めのチャージポンプ回路12を含む負電源10のブロッ
ク図が示される。その中のしきい値電圧降下を効果的に
相殺するために相殺回路がチャージポンプ回路に結合さ
れる。
【0003】'807出願のチャージポンプ回路12は複数
個のチャージポンプ段からなる。負のウェル回路20が
複数個のチャージポンプ段に結合されて、消去の間に複
数個のチャージポンプ段のうちの一定の数のものの動作
を最初のうちは妨げる。調整器回路16は高い負電圧お
よび基準電位に応答して、チャージポンプ回路に高い負
電圧を増大させるような高レベルかまたは高い負電圧を
減少させるような低レベルのいずれかの負のコンパレー
タ信号を発生し、かつ電源電位VCCから独立した調整
された負の電位を発生する。
【0004】チャージポンプ回路12および負のウェル
回路20は、フラッシュEEPROMメモリセルのアレ
イを含む集積回路チップ上で用いられる16のチャージ
ポンプ回路のうちの1つを表わしているにすぎない。各
チャージポンプ回路はアレイの左側または右側の8つの
半セクターのうちの1つと関連している。さらに、各ポ
ンプ回路からの高い負の電圧NEGOUTは、'807出願
の図4(c)に示されるように複数個のダイオード接続
されたPチャネルトランジスタP9を介してワード線に
結合される。16のチャージポンプ回路を用いるこの先
行技術の負電源の欠点の1つは、集積回路チップ上で広
い空間が必要なことである。さらに、高電力消費および
高発熱という欠点も存在する。加えて、消去の間にワー
ド線電圧の電圧降下Vt 依存性を引起こすダイオード接
続されたトランジスタによる欠点も存在する。
【0005】本発明は、上に議論した'807出願の先行技
術の負電源に対して大幅な改良を示す。本発明の分散型
負ゲート電源は、フラッシュ消去の間にフラッシュEE
PROMメモリセルのアレイ中でワード線を介して、選
択された半セクター中のメモリセルのゲートを制御する
ように、相対的に高い負電圧を発生しかつ選択的に供給
するために使用される。この分散型負ゲート電源は、相
対的に高い負の主電圧を発生するための主チャージポン
プ回路と、各々が半セクターの1つに対応する複数個の
分散セクターポンプ回路とを含む。分散セクターポンプ
回路は負の主電圧を選択された半セクターのワード線へ
選択的に接続するために使用される。
【0006】
【発明の概要】したがって、本発明の一般的な目的は、
フラッシュ消去の間にフラッシュEEPROMメモリセ
ルのアレイ中でワード線を介して、選択された半セクタ
ー中のメモリセルのゲートを制御するように、相対的に
高い負の主電圧を発生しかつ選択的に供給するが、ただ
し先行技術の負電源の欠点を克服する、分散型負ゲート
電源を提供することである。
【0007】本発明の1つの目的は、集積回路チップ上
での占有空間が従来可能であった空間よりも小さい、相
対的に高い負の主電圧を発生しかつ選択的に供給するた
めの分散型負ゲート電源を提供することである。
【0008】本発明の他の目的は、消去の間にワード線
電圧のしきい値降下Vt 依存性を排除する、相対的に高
い負の主電圧を発生しかつ選択的に供給するための分散
型負ゲート電源を提供することである。
【0009】本発明のさらに他の目的は、負の主電圧を
発生するための主チャージポンプ回路と、負の主電圧を
選択された半セクターのワード線に選択的に接続するた
めの複数個の分散セクターポンプ回路とからなる、相対
的に高い負の主電圧を発生しかつ選択的に供給するため
の分散型負ゲート電源を提供することである。
【0010】これらの目標および目的に従って、本発明
は、フラッシュ消去の間にフラッシュEEPROMメモ
リセルのアレイ中でワード線を介して、選択された半セ
クター中のメモリセルのゲートを制御するように、相対
的に高い負の主電圧を発生しかつ選択的に供給するため
の分散型負ゲート電源を提供することに関する。分散型
負ゲート電源は、複数個のクロック信号を発生するため
のクロック回路と、外部電源電位およびクロック信号に
応答して相対的に高い負の主電圧を発生するための主チ
ャージポンプ回路とを含む。セクター論理回路が半セク
ター選択信号を発生するために設けられ、その信号の各
々は選択された半セクターに対応する。複数個の分散セ
クターポンプ回路は半セクター選択信号に応答して負の
主電圧を選択された半セクターのワード線に選択的に接
続する。
【0011】本発明のこれらのおよび他の目的および利
点は添付の図面とともに考慮すると以下の詳細な説明か
らより完全に明らかとなるであろう。添付図面中、同一
参照番号は対応箇所を示す。
【0012】
【実施例】図面を詳細に参照すると、図1には本発明の
分散型負ゲート電源10がセクタードライブ回路12お
よびロウデコーダ14に関してどのように位置決めされ
ているかを示すチップレイアウトが示され、全体は1つ
の半導体回路チップ(図示せず)の一部として形成され
る。分散型負ゲート電源10は、フラッシュ消去の動作
モードの間にワード線を介して、選択された半セクター
中のメモリセルトランジスタのゲートを制御するため
に、相対的に高い負の主電圧NEGPを発生しかつ選択
的に供給するために使用される。
【0013】半導体集積回路チップはまた、N×Mマト
リックス状に配列された多数のフラッシュEEPROM
メモリセルのアレイを含む。典型的には+5.0Vであ
る外部またはオフチップ電源電位VCC(これもまた図
示せず)が集積回路チップに供給され、かつ分散型負ゲ
ート電源10の入力に与えられる。フラッシュEEPR
OMメモリセルのアレイは列および行を規定するように
基板上に形成され、ここで基板は、少なくとも行の1つ
に沿って延びる共通ソース線と各列に沿って延びる複数
個のビット線とを含む。各メモリセルは共通ソース線に
結合されたN型ソース領域と、制御ゲートと、フローテ
ィングゲートと、チャネル領域と、ビット線の各々に結
合されたN型ドレイン領域とを含む。さらに、各メモリ
セルはホットエレクトロンをそのフローティングゲート
へ移動させることによって主としてプログラム可能であ
り、かつエレクトロンをフローティングゲートからソー
ス領域へとトンネルすることによって主として消去可能
である。
【0014】たとえばメモリアレイが1024行×10
24列のマトリックス状に物理的に配列されている場合
は、予め定められた数の行がページ選択可能消去ブロッ
クを規定するセクターを形成するようにグループ分けさ
れ得るということが理解されるべきである。たとえば、
1024行は各セクターが同数の行(各128行)から
なる8つのセクターに分割され得る。しかしながら、各
セクターは同数でない数の行で形成することもできると
いうことが当業者には自明である。さらに、列は各セク
ターが左側と右側(半セクター)を有するようにセグメ
ントに分割されてもよい。
【0015】複数個の独立した複数状態チャージポンプ
回路(各半セクターごとに1つ)を用いた出願連続番号
第07/964,807号の先行技術の負電源とは異なり、本発明
の分散型負ゲート電源10は、1つの独立した大きな主
ポンプ回路16と、負の主電圧NEGPを選択的に送る
ための複数個の相対的にサイズの小さい1段の分散セク
ターポンプ回路18a−18pとからなる。この態様に
よって、集積回路上で要求されるチップ領域の広さが大
幅に低減されている。さらに、分散セクターポンプ回路
を実現することによって電力消費量および発熱量の大幅
な低減が達成されている。加えて、負ゲート電源は、負
の主電圧が正の外部電源電位へ引かれる前に十分放電す
るように、最初は小さな負電圧へプルアップされている
放電電圧を発生し、それによって酸化物上の過剰なスト
レスを回避する手段を含む。
【0016】図2には図1の主ポンプ回路16のブロッ
ク図が示される。主ポンプ回路16は2つの同一の負の
ポンプ回路20aおよび20bを含み、その各々はクロ
ック回路22aおよび22bの一方に応答して相対的に
高い負の主電圧NEGPを発生する。負ポンプ回路20
aはアレイの左側と関連し、かつ負ポンプ回路20bは
その右側と関連することに注目されたい。さらに、出力
線26aおよび26b上の負の主電圧NEGPはノード
28で共に結合される。主ポンプ回路16は、負の主電
圧NEGを約−10.5Vに調整するために用いられる
負の調整器回路24を含む。負のポンプ回路20aおよ
び20bはまた、対応する線30aおよび30b上でそ
れぞれ負の二次電圧NEGSLおよびNEGSRを発生
し、これらの電圧は負の主電圧NEGPよりも負である
(つまり約−14V)。
【0017】さらに、主ポンプ回路16は、セクターポ
ンプ回路中のPチャネルプルアップ装置の酸化物を保護
するように、負の主電圧NEGPに応答して負の中間保
護電圧(約−6V)を発生するための保護回路32を有
する。負のウェル回路34aおよび34bは消去の間に
主ポンプ回路およびセクターポンプ回路のNウェルを接
地するように各線36aおよび36b上にそれぞれ負の
ウェル電圧VNWLおよびVNWRを発生するために用
いられる。したがって、回路20a、34aおよび22
aはアレイの左側の半セクターのすべてと関連し、かつ
回路20b、34bおよび22bはアレイの右側の半セ
クターと関連するということがわかる。回路24および
32の各々は全アレイについて1度だけ使用される。
【0018】負のポンプ回路20aおよび20bの構成
および動作は同一であるため、ポンプ回路20aについ
てのみ説明する。ここで図3および図4を参照して、負
のポンプ回路20aの詳細な回路の概略図が示される。
負のポンプ回路は4つの段301、302、303およ
び304を含む。出力トランジスタ305が第4段30
4の出力に結合されて出力線26a上に約−10.5V
の相対的に高い負の主電圧NEGPを発生する。出力バ
ッファ段306もまた第4段304の出力に結合され
て、約−14Vの負の二次電圧NEGSmを発生する。
ポンプ回路20aの入力は入力ノードpmpsである。
Nチャネルポンプ選択トランジスタ307のドレインは
入力ノードpmpsに接続され、そのゲートは消去信号
ERを受けるように接続され、かつそのソースは下位電
源電位VSS(gnd)に接続される。ポンプ回路26
aはポンプ選択トランジスタ307を導通させるように
消去信号ERがハイの場合にオンにされ、これにより下
位電源電位VSSへ電流経路を作出す。非消去モードで
は、ポンプ選択トランジスタ307は上位電源電位VP
Pからのいかなる直流電流経路も防止するようにオフに
される。
【0019】第1段301はPチャネルパストランジス
タP11、Pチャネル初期化トランジスタP12、Pチ
ャネルプリチャージトランジスタP13、および1対の
カップリングキャパシタC1、C7から構成される。パ
ストランジスタP11のソースは入力ノードpmpsに
接続され、そのドレインは出力/入力ノードBBに接続
され、かつそのゲートは内部ノードAAに接続される。
初期化トランジスタP12はダイオード接続されたトラ
ンジスタであり、そのドレインおよびゲートはトランジ
スタP11のソースに共に接続される。トランジスタP
12のソースはトランジスタP11のドレインおよびト
ランジスタP13のゲートに接続される。トランジスタ
P13のドレインは内部ノードAAおよびトランジスタ
P11のゲートに接続される。トランジスタP13のソ
ースはトランジスタP11のソースおよびトランジスタ
P12のドレインに接続される。トランジスタP11−
P13のNウェルは上位電源電位VPPに接続される。
カップリングキャパシタC1は出力ノードBBと入力ノ
ード40との間に結合されてクロック信号PHI1を受
ける。カップリングキャパシタC7は内部ノードAAと
入力ノード42との間に結合されてクロック信号PHI
2Aを受ける。カップリングキャパシタC1およびC7
の各々はMOSトランジスタから形成される。
【0020】第2段302の構成は第1段301と同一
であり、PチャネルトランジスタP21、P22および
P23ならびにカップリングキャパシタC2およびC8
を含む。第2段302の入力は出力/入力ノードBBに
あり、かつその出力は出力/入力ノードDにある。カッ
プリングキャパシタC2は出力ノードDと入力ノード4
4との間に結合されてクロック信号PHI2を受ける。
カップリングキャパシタC8は内部ノードBと入力ノー
ド46との間に結合されてクロック信号PHI1Aを受
ける。第3段303の構成は同様に第1段301と同一
であり、PチャネルトランジスタP31、P32および
P33ならびにカップリングキャパシタC3およびC9
を含む。第3段303の入力はノードDにあり、かつそ
の出力は出力/入力ノードGにある。カップリングキャ
パシタC3は出力ノードGと入力ノード40との間に接
続されてクロック信号PHI1を受ける。カップリング
キャパシタC9は内部ノードEと入力ノード42との間
に接続されてクロック信号PHI2Aを受ける。トラン
ジスタP31、P32およびP33のNウェルは接合面
降伏を防止するように供給電位VPPではなく負のウェ
ル電圧VNWmに結合される。
【0021】第4段304の構成は第1段301と非常
に類似しており、PチャネルトランジスタP41、P4
2およびP43ならびにカップリングキャパシタC4お
よびC10を含む。第4段の入力はノードGにあり、か
つその出力は出力/入力ノードJにある。カップリング
キャパシタC4はノードJと入力ノード44との間に接
続されてクロック信号PHI2を受ける。カップリング
キャパシタC10は内部ノードHと入力ノード46との
間に接続されてクロック信号PHI1Aを受ける。ノー
ドJおよびHにおける電界は非常に高いため、キャパシ
タC4およびC10はそれぞれ積層型キャパシタC4
a、C4bおよびC10a、C10bから構成されると
いうことが理解される。内部ノードintjは最初はト
ランジスタQ1を介して信号CDISに結合され、かつ
内部ノードinthはダイオード接続されたトランジス
タQ2を介して接地電位に結合される。トランジスタP
41、P42およびP43のソース/ドレイン接合は接
合降伏電圧を増大させるように「ドーナツ化」される。
「ドーナツ」という用語はソース/ドレイン接合を多結
晶シリコンで取囲むことを意味する。
【0022】出力トランジスタ305のソースは出力ノ
ードJに接続され、かつそのドレインは出力線26aに
接続されて負の主電圧NEGPを発生する。トランジス
タ305のゲートは内部ノードKに接続される。トラン
ジスタ305のNウェルはまたNウェル電圧VNWmに
接続される。出力バッファ段306は第1のバッファ段
306aと第2のバッファ段306bとを含み、各段の
構成は第4段304と同様である。第1のバッファ段3
06aはトランジスタP51、P53および積層型キャ
パシタC5、C11から構成される。段306aの入力
は出力ノードJにあり、かつその出力は出力/入力ノー
ドMにある。内部ノードintmおよびintkはトラ
ンジスタQ3、Q4によって初期化される。同様に、第
2のバッファ段306bはPチャネルトランジスタP6
1、P62およびP63ならびに積層型キャパシタC
6、C12から構成される。内部ノードintoおよび
intnはトランジスタQ4、Q5によって初期化され
る。
【0023】消去モードの後、高い負の電圧はポンプ回
路20aから放電されなければならない。信号CDIS
(ERSELの補信号)が非消去モードの間にキャパシ
タC4−C6、C10−C12の中間ノードを放電する
ために使用されるということが理解される。しかしなが
ら、内部ノードMおよびNは、クロック信号PHI1お
よびPHI1Aが非消去モードの間にローであるため放
電されない。もし特定のポンプ段の出力ノードがハイに
引上げられれば、関連したプリチャージトランジスタが
オフにされかつ負の電圧がプリチャージキャパシタに接
続された中間ノードにトラップされる。この問題を解決
するために、放電トランジスタQ6、Q7、Q8、Q
9、Q10、Q11およびQ12が設けられ、これらは
放電信号NPDmによってノードK、NおよびOを引上
げる役割を果たす。放電信号NPDmは、他の態様では
負の電圧にトラップされかつトランジスタの酸化物降伏
電圧を超えるであろうキャパシタのほとんどの負のノー
ドを放電するために使用される。放電の間、放電信号N
PDmは最初は約−2.5Vであり、その後ポンプ出力
ノードが十分に放電すると上位電源電位VPPへと引上
げられる。
【0024】放電トランジスタQ6およびQ7はノード
Nが電位VPPに引上げられるとノードMを電位VPP
へと引上げる。しかしながら、トランジスタP53はノ
ードKがノードJを放電しないようにオフにされる。こ
の問題はより抵抗の高い経路をノードMとJとの間に作
る2つのダイオード接続されたトランジスタQ13aお
よびQ13bを設けることによって解決される。さら
に、放電の間にノードDとEとの間に接続されたトラン
ジスタQ14、およびノードGとHとの間に接続された
トランジスタQ15はノードEおよびHを放電するよう
にオンにされる。クロック信号は消去選択信号ERSE
Lによってオンにされ、この消去選択信号ERSELは
ポンプ回路20aが正しく放電されるように消去ERの
後しばらくの間オンに止まる。
【0025】負のポンプ回路20aの動作は上述の先行
技術の連続番号第07/964,807号の図4(a)に示される
負のポンプ回路12の説明と同一であるため、ここでは
繰返さない。したがって、第1段301の出力ノードB
Bはクロック信号PHI1およびPHI2Aによって約
−3Vにポンピングされる。第2段302の出力ノード
Dはクロック信号PHI2およびPHI1Aによって約
−6Vの高い負の電位にポンピングされる。第3段30
3の出力ノードGはクロック信号PHI1およびPHI
2Aのために約−8.5Vのさらに高い負の電圧に到達
する。第4段304はクロック信号PHI1AおよびP
HI2によってその出力ノードJを約−11Vにポンピ
ングさせる。出力ノードJは出力線26aに相対的に高
い負の主電圧NEGP(−10.5V)を発生するよう
に出力トランジスタ305を通過させられる。出力バッ
ファ段306は約−14Vの負の二次電圧NEGSmを
出力線30a上にさらに発生するために用いられる。
【0026】分散セクターポンプ回路18a−18bの
構成および動作は同一であるため、セクターポンプ回路
18aについてのみ説明する。ここで図5を参照して、
セクターポンプ回路18aの詳細な回路の概略図が示さ
れる。セクターポンプ回路は相対的にサイズの小さい1
段のチャージポンプ400を含み、これはもしセクター
が選択されれば負の主ポンプ回路16からの負の二次電
圧NEGSmに応答して選択制御電圧SNGmを発生す
るために用いられる。選択制御電圧SNGmは、図6に
示されるように、セクターごとのワード線(つまり25
6本のワード線)の各々に1つずつ複数個のPチャネル
ワード線パストランジスタP401のゲートに接続され
る。パストランジスタP401のソースは負の主電圧N
EGPに接続され、そのドレインは256本のワード線
WLnmのうちの対応する1本に接続される。したがっ
て、選択制御電圧は負の主電圧NEGPを選択されたセ
クターのワード線に選択的に分配するかまたは通過させ
るために用いられるということが理解される。
【0027】セクターポンプ回路18aは、1対の交差
結合された入力トランジスタ401、402と、パスト
ランジスタ403、404と、初期化トランジスタ40
4、406と、出力トランジスタ407、408と、キ
ャパシタC401−C403、C404−C406とを
含む。キャパシタC401−C403およびC404−
C406の一方側は2相クロック信号SCAnmおよび
SCBnmのそれぞれを受けるように接続される。キャ
パシタC401−C403の他方側はノードSN1に接
続され、かつキャパシタC404−C406の他方側は
ノードSN2に接続される。キャパシタのNウェルもま
た、寄生容量を減じかつ結合容量を増大するように2相
クロック信号によって切換えられる。交差結合された入
力トランジスタ401および402のソースはともに接
続されてノード410上で負の二次電圧NEGSmを受
ける。入力トランジスタは対応するパストランジスタ4
03および404を横切るしきい値電圧降下Vtpを相殺
するように作用する。ノードSN1およびSN2に表わ
れる負の電圧は高いため、キャパシタC402、C40
3およびC405、C406は積層されるということが
理解される。ダイオード接続されたトランジスタ40
5、406は各ノードSN1およびSN2をプリチャー
ジする役割を果たす。ダイオード接続されたトランジス
タ407、408は各ノードSN1およびSN2から選
択制御電圧SNGnmを与える出力ノード412へしき
い値を降下させるために用いられる。
【0028】セクターポンプ回路18aはまた、トラン
ジスタ415−418によって構成されるダイオード接
続された鎖414と、接合ダイオードPJTCHLと、
保護トランジスタ419−421と、トランジスタ42
3−426によって構成されるトランジスタ鎖422と
クランプトランジスタ426、427とを含む。選択さ
れないセクターについてはセクターポンプ選択信号PS
nmはローであり、これはトランジスタ417をオンに
してノードPJDを0Vにさせる。負の主電圧が約−1
0.5Vの場合は負の保護電圧VNPEは約−6Vであ
るため、トランジスタ424は出力ノード412の選択
された制御電圧SNGnmを約−4Vにクランプさせる
ようにオンにされる。トランジスタ426、427はノ
ード412が選択されたセクターポンプのためにあまり
負へ進まないようにクランプする。したがって、選択さ
れないセクターのためのワード線は−3Vより下に落ち
ることはない。
【0029】さらに、消去の後はセクター選択信号PS
nmはすべてのセクターについてローになる。したがっ
て、ダイオード接続された鎖およびトランジスタ鎖を通
る経路はまたノードSN1およびSN2ならびに選択制
御電圧SNGnmを放電するように働く。負の主ポンプ
回路16中の出力ノードを部分的に放電し終えると、負
の二次電圧NEGSmが電源電位VCCへと引上げられ
る。その結果、トランジスタ419−421はノード4
12および選択制御電圧SNGnmを電源電位VCCに
引上げてノードSN1およびSN2を放電するように導
通状態となる。電圧NEGSmおよびSNGNmは選択
されたセクターポンプのために−13Vを下回るので、
セクターポンプ回路中のあるトランジスタの酸化物を保
護するために負の保護電圧VNPEが使用される。トラ
ンジスタ420のゲートは電源電位VCCからノードP
JDおよび412を介してノード410までの電流経路
を選択されないセクターについてオフにするように接地
電位VSSに接続される。
【0030】図7は、各々が16のセクターポンプ回路
18a−18pの1つに関連する16のセクター論理回
路501の1つの回路図である。セクター論理回路50
1はセクターポンプ回路18aのためにポンプ選択信号
PSnmおよび非重畳2相クロック信号SCAnmおよ
びSCBnmを発生するために用いられる。セクター論
理回路はインバータゲート502−504とNAND論
理ゲート505−508とを含む。NANDゲート50
5の一方の入力は端子510上でセクター選択信号Sn
Omを受けるように接続され、かつ他方の入力はインバ
ータ502を介して端子512上で負のウェル電圧VN
Wmを受けるように接続される。NANDゲート505
の出力はインバータ503を通り、インバータ503の
出力は端子514に接続されてポンプ選択信号PSnm
を発生する。NANDゲート506の一方入力はポンプ
選択信号PSnmを受けるように接続され、かつその他
方入力は端子516上で20MHzの入力クロック信号
OSCを受けるように接続される。交差結合されたNA
NDゲート507および508は端子518上で2相ク
ロック信号SCAnmを、および端子520上で2相ク
ロック信号SCBnmを発生するために使用される。選
択されたセクターについては、消去モードの間、信号S
nOmはハイであり、かつ負のウェル信号VNWmはロ
ーである。したがって、ポンプ選択信号PSnmは選択
されたセクターについてはハイである。ポンプ選択信号
PSnmは入力クロック信号OSCにNANDゲート5
06を通過させて非重畳クロック信号SCAnmおよび
SCBnmを発生させるために用いられる。非選択セク
ターについては、ポンプ選択信号PSnmはローであ
り、非重畳クロック信号は生成されない。
【0031】図8は図2の保護回路32のための回路を
表わす概略の回路図である。保護回路は、第1のレベル
シフトトランジスタ対601、602と、第1のクラン
プ用ダイオード接続されたトランジスタ603と、フィ
ルタキャパシタ604と、第2のレベルシフトトランジ
スタ対605、606と、第2のクランプ用ダイオード
接続されたトランジスタ607aと、放電トランジスタ
607−609とを含む。保護回路は端子610上で負
の主電圧NEGPを受け、これはトランジスタ601お
よび602を通って出力端子612で保護電圧VNPE
を発生する。消去の間、負の主電圧NEGPは約−1
0.5Vであり、かつ保護電圧VNPEは約−6Vであ
る。この負の中間保護電圧VNPEは、そのトランジス
タのソース/ドレインが−13Vを下回る様々なトラン
ジスタの酸化物を保護するために用いられる。消去の
後、端子614上の信号XTFは、トランジスタ607
をオンにして端子612上の電圧VNPEを放電させる
ようにハイにされる。トランジスタ603は端子612
を正の小さい電圧にクランプするように働く。キャパシ
タ604は妨害を避けるように容量的に作られたいかな
るノイズも排除するために用いられる。
【0032】負のウェル回路34aおよび34bの構成
および動作は同一であるため、負のウェル回路34aに
ついてのみ詳細に説明する。図2の負のウェル回路34
aは図9の回路図によって示される。負のウェル回路3
4aは、プルアップトランジスタ701、706と、保
護トランジスタ702、703、707と、プルダウン
トランジスタ704と、ダイオード接続されたトランジ
スタ705と、トランジスタ708、709によって構
成されるインバータとを含む。トランジスタ701のゲ
ートは消去信号ERを受けるように接続され、トランジ
スタ706のゲートは消去選択信号ERSELを受ける
ように接続され、この信号は消去信号ERを遅延した信
号である。信号ERSELがハイでありかつ消去信号E
Rがローである間、トランジスタ701−704は、電
圧VNPEが−6Vであり電圧NEGPが−10.5V
であるため、端子710上の放電信号NPDmを約−
2.5Vにさせるように導通状態になる。このことはノ
ード710が電源電位VPPに即座にプルアップされる
ことを防ぐためになされる。予め定められた時間の後、
信号ERSELはローになる。この時間の間、端子71
2上の電圧NEGPは放電しており、トランジスタ70
5は端子714上の電圧NEGSmをそれとともにプル
アップさせる。信号ERSELがローになると、ノード
710上の電圧NPDmはトランジスタ708を介して
電源電位VPPにまで引上げられる。電源電位VPPは
電源電位VCCと同一(つまり+5V)であることに注
目されたい。
【0033】消去の間、端子716に与えられる消去信
号ERは、接合を横切る電圧を減じるためにNウェル電
圧VNWmを有する端子718を下位電源電位VSS
(0V)へと引くようにハイになる。消去の後、セクタ
ーポンプをオフにするように負の二次電圧NEGSmが
トランジスタ708、706および707を介して電源
電位VPPにされる。トランジスタ702はプルアップ
トランジスタ701を保護するために用いられ、かつト
ランジスタ703はプルダウントランジスタ704を保
護するために用いられるが、これはなぜなら電圧NEG
Smが過剰ストレスを引起こし得る−13Vよりも低く
なるためである。
【0034】図2の負の調整器回路24が図10の回路
図に示される。調整器回路はノード28上の負の主電圧
NEGPを外部電源電位VCCから独立するように制御
することによって消去フィールドを調整するように用い
られる。調整器回路は、基準回路801と、プリチャー
ジ回路802と、差動コンパレータ803と、プルアッ
プトランジスタ804と、ダイオード接続されたトラン
ジスタ805、806とを含む。消去の間、電圧VCC
DIVがノード808上に発生し、電圧NEGDIVが
ノード810上に発生する。差動コンパレータ803は
電圧NEGDIVを電圧VCCDIVと比較して、負の
コンパレータ出力信号NEGCOMPをライン812上
に発生する。電圧NEGDIVが電圧VCCDIVより
も大きい場合、コンパレータ出力信号NEGCOMPは
ハイであり、それによりPチャネルプルアップトランジ
スタ804をオフにする。電圧NEGDIVが電圧VC
CDIVよりも小さい場合、出力信号NEGCOMPは
トランジスタ804をオンにするようにローであり、端
子814を電源電位VCCに接続させる。この結果、主
ポンプ回路20aの負の電圧NEGPはプルアップされ
る。
【0035】図11には、図10の差動コンパレータの
詳細な回路の概略図が示される。差動コンパレータは、
電流源トランジスタ901、902と、入力トランジス
タ903、904と、負荷トランジスタ905、906
とを含む。入力トランジスタ903のゲートはノード8
08に接続されて電圧VCCDIVを受け、かつ入力ト
ランジスタ904のゲートはノード810に接続されて
電圧NEGDIVを受ける。差動コンパレータ803の
出力端子908は出力信号NEGCOMPを与える。図
12(A)−(C)に図2の負のクロック回路22aの
回路図が示される。負のクロック回路22aはクロック
波形PHI1、PHI2、PHI1A、およびPHI2
Aを生成するために使用され、これらの波形は図2のノ
ード45、47、49および51のそれぞれに結合され
る。図12(A)では、信号EROSCBが入力クロッ
ク信号OSCおよび消去選択信号ERSELに応答して
発生する。図12(A)の回路はNAND論理ゲートG
1およびインバータゲートG2、G3を含む。図12
(B)では入力信号PHI1、EROSCBおよびPH
I2Aに応答してクロック信号PHI1が端子45a上
に発生し、かつ入力信号EROSCBおよびPHI2に
応答してクロック信号PHI1Aが端子49a上で発生
する。図12(B)の回路はAND論理ゲートG4と、
NOR論理ゲートG5と、NAND論理ゲートG6と、
インバータゲートG7−G12とを含む。図12(C)
では、入力信号PHI1、PHI1AおよびEROSC
に応答してクロック信号PHI2が端子47a上で発生
し、かつ入力信号EROSCおよびPHI1に応答して
クロック信号PHI2Aが端子51a上で発生する。図
12(C)の回路は、AND論理ゲートG13と、NO
R論理ゲートG14と、NAND論理ゲートG15と、
インバータゲートG16−G21とを含む。
【0036】次に、図1の分散型負ゲート電源10の動
作を図13(A)−(G)のタイミング図および図14
の波形図を参照して説明する。負のクロック回路22a
はライン41上で20MHzのクロック信号(図13
(B))を、かつライン43上で消去選択信号ERSE
L(図13(A))を受ける。これらの入力信号に応答
して、クロック信号PHI1、PHI2、PHI1Aお
よびPHI2Aの波形が図13(A)−(G)に示され
るように出力線45−51に発生する。負のウェル回路
34aは、ライン52上で消去信号ERを、ライン54
上で消去選択信号ERSELを、かつライン56上で保
護電圧VNPEを入力として受取る。なお、前述のよう
に消去選択信号ERSELは消去信号ERを遅延した信
号である。
【0037】消去モードの間、消去信号ERは図14の
時間t1に示されるようにハイになる。この消去信号E
Rはまた主ポンプ回路20a(図3)および図4中のN
チャネルトランジスタ307のゲートにライン58を介
して与えられる。この結果、トランジスタ307は電流
経路を下位電源電位VSS(gnd)に与えるようにオ
ンにされる。これにより主ポンプ回路中の負のチャージ
ポンプ回路20aを作動させ、時間t2でライン26a
上の負の主電圧NEGPを約−10.5Vにポンプさせ
る。ライン30a上の負の二次電圧NEGSが負の主電
圧の後に続き、時間t2で約−13Vに充電する。
【0038】選択されたセクターについては、関連する
分散セクターポンプ18a(図5)は作動しており、か
つ約−14Vの選択制御信号SNGを生成するようにポ
ンピングしている。この選択制御信号SNGは、負の主
電圧NEGPをそのセクター中の256本のワード線W
Lnmにしきい値降下することなく与えるようにワード
線パスゲートトランジスタ(図6)に与えられる。保護
回路32は入力としてライン60および62上でそれぞ
れ負のウェル電圧VNWおよび負の主電圧NEGPを受
取る。これらの入力信号に応答してライン64上の保護
電圧VNPEは、負のウェル回路34a中のトランジス
タのゲート酸化物を横切るフィールドを減じるように消
去の間接地電位を下回るように下げられる。保護回路は
ライン66上で信号XTFを受け、かつ非消去モードの
間に保護電圧VNPEを放電するために用いられる。負
のウェル回路34aの出力におけるライン68上の信号
NPDもまた消去の間にロー(つまり−5V)に引下げ
られる。
【0039】時間t3で消去信号ERが消去の後にロー
になると、負の電圧NEGPおよびNEGSはなお非常
に高いため信号NPDはゲート酸化物を保護するように
時間t3で約−2.5Vにまでだけ引上げられる。時間
t4で負の主電圧NEGPが約−8V(またはそれより
高く、つまり−3V)へと放電することが可能となる
と、信号NPDは初めて時間t5で最終値+5.0Vに
引上げられる。この態様では、負のポンプ回路20a中
のトランジスタのゲート酸化物は過剰なストレスを受け
ない。
【0040】上述の詳細な説明から、本発明は、フラッ
シュ消去の間にフラッシュEEPROMメモリセルのア
レイ中でワード線を介して、選択された半セクターのメ
モリセルのゲートを制御するように相対的に高い負の主
電圧を発生しかつ選択的に供給するための分散型負ゲー
ト電源を提供することが理解される。分散された負電源
は主チャージポンプ回路と複数個の分散セクターポンプ
とを含む。主チャージポンプ回路は負の主電圧を発生す
るために用いられる。複数個の分散セクターポンプの各
々は半セクターポンプ選択信号に応答して負の主電圧を
選択された半セクターのワード線に選択的に接続する。
【0041】現在のところ本発明の好ましい実施例であ
ると考えられるものを示しかつ説明してきたが、様々な
変更および修正がなされてもよく、かつ本発明の範囲を
逸脱することなくそのエレメントを等価物と代用しても
よいということが当業者によって理解される。さらに、
本発明の中心範囲を逸脱することなく本発明の教示に対
して特定の状況または材料を適合するように数多くの修
正がなされ得る。したがって、本発明は本発明を実行す
るために企図されるベストモードとして開示した具体例
に限定されるものではなく、前掲の特許請求の範囲内の
あらゆる実施例を含むと意図する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の分散型負ゲート電源が半導体集積回路
のセクタードライブ回路に関してどのように位置決めさ
れるかを示すチップレイアウトの図である。
【図2】図1の負の主ポンプ回路16のブロック図であ
る。
【図3】図2の負の主ポンプ回路中の負のチャージポン
プ回路のうちの1つを表わす詳細な概略図の一方部分の
図である。
【図4】図3の他方部分を示す図であり、図3と組合わ
せて図2の負の主ポンプ回路中の負のチャージポンプ回
路のうちの1つを表わす詳細な概略図を構成する。
【図5】図1の16のセクター分散セクターポンプ回路
18a−18pのうちの1つを表わす詳細な概略回路図
である。
【図6】負の主電圧NEGPがどのようにワード線に結
合されるかを示す回路図である。
【図7】非重畳クロック信号および半セクター選択信号
を発生するための16のセクター論理回路のうちの1つ
の概略の回路図である。
【図8】保護信号VNPEを発生するための図2の保護
回路の概略回路図である。
【図9】信号VNWおよびNPDを発生するための図2
の負のウェル回路のうちの1つの回路図である。
【図10】図2の負の調整器回路の回路図である。
【図11】図10の負のコンパレータ回路の詳細な回路
図である。
【図12】(A)−(C)は4相クロック信号を発生す
るための図2の負のクロック回路の回路図である。
【図13】(A)−(E)は図12の様々な制御信号お
よびクロック信号のタイミング図である。
【図14】本発明の動作の理解に役立つ図2の様々な信
号の状態を示すタイミング図である。
【符号の説明】
10 分散型負ゲート電源 16 主ポンプ回路 18a−18p 分散セクターポンプ回路 20a,20b 主チャージポンプ回路 22a,22b クロック回路 501 セクター論理回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 チュン・ケイ・チャン アメリカ合衆国、94086 カリフォルニア 州、サニィベイル、サン・フアン・ドライ ブ、627、ナンバー・4 (72)発明者 ジョニー・シー・チェン アメリカ合衆国、95014 カリフォルニア 州、クーパーティノ、ウェストリン・ウェ イ、1038 (72)発明者 マイケル・エイ・バン・バスカーク アメリカ合衆国、95124 カリフォルニア 州、サン・ノゼ、ファビアン・ドライブ、 1742 (72)発明者 リー・イー・クリーブランド アメリカ合衆国、95051 カリフォルニア 州、サンタ・クララ、ラーセン・プレイ ス、1870

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フラッシュ消去の間にフラッシュEEP
    ROMメモリセルのアレイ中でワード線を介して、選択
    された半セクター中のメモリセルのゲートを制御するよ
    うに相対的に高い負電圧を発生しかつ選択的に供給する
    ための分散型負ゲート電源であって、 複数個のクロック信号を発生するためのクロック手段
    (22a、22b)と、 外部電源電位と前記複数個のクロック信号とに応答して
    相対的に高い負の主電圧を発生するための主チャージポ
    ンプ手段(20a、20b)と、 各々が選択された半セクターに対応する半セクターポン
    プ選択信号を発生するためのセクター論理手段(50
    1)と、 前記半セクター信号に応答して前記負の主電圧を選択さ
    れた半セクターのワード線に選択的に接続するための分
    散セクターポンプ手段(18a−18p)とを含む、分
    散型負ゲート電源。
  2. 【請求項2】 前記分散セクターポンプ手段は各々が相
    対的にサイズの小さい1段のポンプから構成される複数
    個の分散セクターポンプ回路からなる、請求項1に記載
    の分散型負ゲート電源。
  3. 【請求項3】 各ポンプ段は、前記負の主電圧に関連し
    た高い二次負電圧に応答して、選択制御信号を発生す
    る、請求項2に記載の分散型負ゲート電源。
  4. 【請求項4】 前記分散セクターポンプ手段は、その各
    々のソースが前記負の主電圧を受けるように接続され、
    ゲートが前記選択制御信号を受けるように接続され、か
    つドレインが前記選択された半セクター中の前記複数個
    のワード線のうちの1つに接続される複数個のパストラ
    ンジスタを含む、請求項3に記載の分散型負ゲート電
    源。
  5. 【請求項5】 前記負の主電圧は約−10.5Vであ
    る、請求項4に記載の分散型負ゲート電源。
  6. 【請求項6】 前記選択制御信号の電圧値は約−14V
    である、請求項5に記載の分散型負ゲート電源。
  7. 【請求項7】 前記主チャージポンプ手段は複数個のチ
    ャージポンプ段(301−304)から構成される、請
    求項1に記載の分散型負ゲート電源。
  8. 【請求項8】 前記高い負の主電圧と基準電位とに応答
    して、前記主チャージポンプ手段が前記負の主電圧を増
    大することが可能な高レベルかまたは前記負の主電圧を
    減少させることが可能な低レベルかのいずれかである負
    のコンパレータ信号を発生するための調整手段(24)
    をさらに含む、請求項7に記載の分散型負ゲート電源。
  9. 【請求項9】 前記負の主電圧が外部電源電位に引かれ
    る前に十分に放電することが可能なように最初は小さな
    負電圧にプルアップされる放電電圧を発生し、それによ
    り酸化物上の過剰なストレスを回避する手段をさらに含
    む、請求項1に記載の分散型負ゲート電源。
  10. 【請求項10】 列および行を規定するように基板上に
    形成されたフラッシュEEPROMメモリセルのアレイ
    において、基板は行の少なくとも1つに沿って延びる共
    通ソース線と各列に沿って延びる複数個のビット線とを
    含み、各メモリセルは共通ソース線に結合されたN型ソ
    ース領域と制御ゲートとフローティングゲートとチャネ
    ル領域とビット線の各々に結合されたN型ドレイン領域
    とを含み、各メモリセルは電子をフローティングゲート
    からソース領域へとトンネルすることによって主に消去
    可能である、そのような前記アレイにおいて、フラッシ
    ュ消去の間にワード線を介して、選択された半セクター
    中のメモリセルのゲートを制御するように相対的に高い
    主負電圧を発生しかつ選択的に供給するための分散型負
    ゲート電源であって、 複数個のクロック信号を発生するためのクロック手段
    (22a、22b)と、 外部電源電位と前記複数個のクロック信号とに応答して
    相対的に高い負の主電圧を発生するための主チャージポ
    ンプ手段(20a、20b)と、 各々が選択された半セクターに対応する半セクターポン
    プ選択信号を発生するためのセクター論理手段(50
    1)と、 前記半セクター選択信号に応答して前記負の主電圧を選
    択された半セクターのワード線に接続するための分散セ
    クターポンプ手段(18a−18p)とを含む、分散型
    負ゲート電源。
  11. 【請求項11】 前記分散セクターポンプ手段は、その
    各々が相対的にサイズの小さい1段のポンプから構成さ
    れる複数個の分散セクターポンプ回路からなる、請求項
    10に記載の分散型負ゲート電源。
  12. 【請求項12】 各ポンプ段は前記負の主電圧に関連し
    た高い二次電圧に応答して選択制御信号を発生する、請
    求項11に記載の分散型負ゲート電源。
  13. 【請求項13】 前記分散セクターポンプ手段は、その
    ソースが前記負の主電圧を受けるように接続され、その
    ゲートが前記選択制御信号を受けるように接続され、か
    つそのドレインが前記選択された半セクター中の前記複
    数個のワード線の1つに接続される複数個のパストラン
    ジスタを含む、請求項12に記載の分散型負ゲート電
    源。
  14. 【請求項14】 前記負の主電圧は約−10.5Vであ
    る、請求項13に記載の分散型負ゲート電源。
  15. 【請求項15】 前記選択制御信号の電圧値は約−14
    Vである、請求項14に記載の分散型負ゲート電源。
  16. 【請求項16】 前記主チャージポンプ手段は複数個の
    チャージポンプ段(301−304)から構成される、
    請求項10に記載の分散型負ゲート電源。
  17. 【請求項17】 前記高い負の主電圧と基準電位とに応
    答して、前記主チャージポンプ手段が前記負の主電圧を
    増大することが可能な高レベルかまたは前記負の主電圧
    を減少することが可能な低レベルかのいずれかである負
    のコンパレータ信号を発生するための、請求項16に記
    載の分散型負ゲート電源。
  18. 【請求項18】 前記負の主電圧が外部電源電位に引か
    れる前に十分に放電するように最初は小さな負電圧にプ
    ルアップされる放電電圧を発生し、それにより酸化物上
    の過剰なストレスを回避するための手段をさらに含む、
    請求項10に記載の分散型負ゲート電源。
  19. 【請求項19】 フラッシュ消去の間にフラッシュEE
    PROMメモリセルのアレイ中でワード線を介して、選
    択された半セクター中のメモリセルのゲートを制御する
    ように相対的に高い負電圧を発生しかつ選択的に供給す
    るための分散型負ゲート電源であって、 外部電源電位(VCC)とクロック信号とに応答して相
    対的に高い負の主電圧を発生するための主チャージポン
    プ手段(22a、22b)と、 半セクター選択信号に応答して前記負の主電圧を選択さ
    れた半セクターのワード線に選択的に接続するための分
    散セクターポンプ手段(18a−18p)とを含む、分
    散型負ゲート電源。
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