JPH07152575A - パッチ方式 - Google Patents

パッチ方式

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JPH07152575A
JPH07152575A JP5326017A JP32601793A JPH07152575A JP H07152575 A JPH07152575 A JP H07152575A JP 5326017 A JP5326017 A JP 5326017A JP 32601793 A JP32601793 A JP 32601793A JP H07152575 A JPH07152575 A JP H07152575A
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Yasuaki Murakami
靖明 村上
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パッチ方式に於いて、以前に行なったパッチ
を次回のシステム運用時にも有効なものにする。 【構成】 実行プログラム18aに修正箇所がある場合、
システム起動時、コンソール11から修正内容に対応する
パッチデータを入力すると共に、パッチデータ及び起動
用ファイル18の転送を指示するコマンドを入力する。こ
れにより、転送手段14がそれらをバックエンドシステム
2に転送する。起動用ファイル18及びパッチデータは、
それぞれ領域30,31 に格納される。パッチ実行手段27は
領域30中の実行プログラム18aに対してパッチを行な
い、その後、実行プログラム展開手段25がパッチ済みの
実行プログラム18aを領域21aに展開する。システム終
了時には、領域30に格納されている起動用ファイル18が
再転送手段28によりフロントシステム1に転送され、再
格納領域19に格納される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はパッチ方式に関し、特
に、フロントシステムとバックエンドシステムとから構
成されるシステムに於いて、システム起動時にパッチ済
みの実行プログラムを起動させることができるパッチ方
式に関する。
【0002】
【従来の技術】第1のシステムで実行されているプログ
ラムを変更することが必要になった場合、第2のシステ
ムから第1のシステムにパッチデータ等を送り、第1の
システムに於いて、パッチデータに基づいて現在実行し
ている主記憶装置上のプログラムに対してパッチを行な
うということは従来から行なわれている(例えば、特開
平4−312126号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の技術に
よれば、システムを停止させることなく、プログラムを
変更することはできるが、次のような問題があった。
【0004】上記した従来の技術は、既に実行中のプロ
グラムに対してパッチを行なうものであるので、システ
ムを起動してからパッチを行なうまでの間に、プログラ
ムのパッチすべき箇所を原因とする障害が発生する場合
があるという問題がある。
【0005】また、上記した従来の技術は、主記憶装置
上のプログラムに対してパッチを行なっているだけであ
るので、システムを終了させると、今回のシステム運用
時に行なったパッチが無効になってしまい、次回のシス
テム運用時には再びパッチを行なわなければならないと
いう問題がある。
【0006】本発明の目的は、システム起動時にパッチ
を行なうことができ、更に、以前に行なったパッチを次
回のシステム運用時に於いても有効なものにすることが
できるパッチ方式を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、システム起動
時にパッチを行なえるようにするため、(A)フロント
システムからバックエンドシステムに、実行プログラム
を含む起動用ファイルを転送し、前記バックエンドシス
テムで前記実行プログラムを主記憶装置に展開して実行
するシステムに於いて、前記フロントシステムは、シス
テム時に、前記起動用ファイル及びパッチデータを前記
バックエンドシステムに転送可能な転送手段を備え、前
記バックエンドシステムは、前記フロントシステムから
送られてきた前記起動用ファイルを起動用ファイル格納
領域に格納し、該起動用ファイル格納領域に格納された
起動用ファイルに含まれている実行プログラムに対する
前記フロントシステムから送られてきた前記パッチデー
タに従ったパッチが完了することにより、該パッチが完
了した実行プログラムを前記主記憶装置に展開する実行
プログラム展開手段と、前記ファイルシステムから送ら
れてきた前記パッチデータに従って前記起動用ファイル
格納領域に格納されている起動用ファイルに含まれてい
る実行プログラムに対するパッチを行なうパッチ実行手
段とを含むローダを備えたものである。
【0008】また、本発明は今回及びそれ以前のシステ
ム起動時に行なったパッチを、次回のシステム運用時に
於いても有効なものにするため、(B)前記フロントシ
ステムは、不揮発性の再格納領域と、前記バックエンド
システムから送られてくるパッチ済みの実行プログラム
を含む起動用ファイルを、前記再格納領域に格納する再
格納手段とを備え、前記バックエンドシステムは、シス
テム終了時、前記起動用ファイル格納領域に格納されて
いる起動用ファイルを前記フロントシステムに転送する
再転送手段を備えたものである。
【0009】
【作用】(A)の構成に於いては、システム起動時、フ
ロントシステム内の転送手段が、実行プログラムを含む
起動用ファイルとパッチデータとをバックエンドシステ
ムに転送する。
【0010】バックエンドシステム内の実行プログラム
展開手段は、フロントシステムから起動用ファイルが送
られてくると、先ず、それを起動用ファイル格納領域に
格納する。
【0011】また、バックエンドシステム内のパッチ実
行手段は、フロントシステムからパッチデータが送られ
てくると、それに従って起動用ファイル格納領域に格納
されている起動用ファイル中の実行プログラムに対する
パッチを行なう。
【0012】パッチ実行手段によるパッチが完了する
と、実行プログラム展開手段が、パッチ済みの実行プロ
グラムを主記憶装置上に展開する。
【0013】(B)の構成に於いては、システム終了
時、バックエンドシステム内の再転送手段が、起動用フ
ァイル格納領域に格納されている起動用ファイルをフロ
ントシステムに転送する。
【0014】バックエンドシステムから起動用ファイル
が送られてくると、フロントシステム内の再格納手段
が、送られてきた起動用ファイルを不揮発性の再格納領
域に格納する。
【0015】従って、再格納領域に格納されている起動
用ファイルを転送手段を用いてバックエンドシステムに
転送するようにすれば、次回のシステム起動時には、パ
ッチ処理を行なわずともパッチ済みの実行プログラムを
使用することが可能になる。
【0016】
【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
詳細に説明する。
【0017】図1は本発明の実施例のブロック図であ
り、フロントシステム1と、バックエンドシステム2
と、両者を接続する接続ケーブルであるチャネル3とか
ら構成されている。フロントシステム1は、バックエン
ドシステム2に処理を依頼するシステムであり、例えば
汎用計算機システム等により構成される。バックエンド
システム2は、フロントシステム1から依頼された処理
を実行し、実行結果をフロントシステム1に返すシステ
ムであり、例えば、スーパーコンピュータシステム等か
ら構成される。尚、フロントシステム1からバックエン
ドシステム2に依頼する処理としては、例えば、ベクト
ル処理等がある。
【0018】フロントシステム1は、コンソール11
と、演算処理装置12と、外部記憶装置17とを備えて
いる。
【0019】外部記憶装置17は、磁気ディスク装置等
の不揮発性の記憶装置であり、実行プログラム18aを
含む起動用ファイル18が格納されている。また、外部
記憶装置17には、バックエンドシステム2から送られ
てきた起動用ファイルを格納する再格納領域19が設け
られている。
【0020】演算処理装置12は、コンソール11から
入力されたコマンドを解析するコマンド解析手段13
と、コマンド解析手段13の指示に従ってバックエンド
システム2で使用するパッチデータ,起動用ファイル1
8及び再格納領域19に格納されている起動用ファイル
をバックエンドシステム2に転送する転送手段14と、
バックエンドシステム2から送られてきた起動用ファイ
ルを再格納領域19に格納する再格納手段15と、バッ
クエンドシステム2との接続を制御するプロトコル制御
部16とを備えている。
【0021】バックエンドシステム2は、主記憶装置2
1と、演算処理装置22と、拡張記憶装置29とを備え
ている。
【0022】主記憶装置21には実行プログラム展開領
域21aが設けられている。
【0023】演算処理装置22は、ブートローダ23を
備えている。
【0024】拡張記憶装置29は、フロントシステム1
から送られてきた起動用ファイルを格納する起動用ファ
イル格納領域30と、フロントシステム1から送られて
きたパッチデータを格納するパッチデータ格納領域31
とを有している。
【0025】ブートローダ23は、フロントシステム1
との接続を制御するプロトコル制御部24と、フロント
システム1から送られてきた起動用ファイル18を起動
用ファイル格納領域30に格納すると共に、起動用ファ
イル格納領域30に格納した起動用ファイル18中の実
行プログラム18aに対するパッチが完了することによ
り、上記実行プログラム18aを実行プログラム展開領
域21aに展開する実行プログラム展開手段25とを備
えている。
【0026】更に、ブートローダ23は、実行プログラ
ム展開領域21aに展開された実行プログラム18aを
起動する実行プログラム起動手段26と、フロントシス
テム1から送られてきたパッチデータをパッチデータ格
納領域31に格納すると共に、そのパッチデータに従っ
て起動用ファイル格納領域30に格納されている起動用
ファイル18中の実行プログラム18aに対してパッチ
を行なうパッチ実行手段27と、システム終了時に起動
用ファイル格納領域30に格納されている起動用ファイ
ル18をフロントシステム1に転送する再転送手段28
とを備えている。
【0027】図2は本実施例の処理例を示す流れ図であ
り、以下各図を参照して本実施例の動作を説明する。
【0028】システム起動時、実行プログラム18aに
修正すべき箇所が存在する場合、オペレータは、コンソ
ール11から修正内容に対応するパッチデータを入力す
ると共に、上記パッチデータ及び外部記憶装置17に格
納されている起動用ファイル18の転送を指示するコマ
ンドを入力する (ステップS1)。
【0029】コマンド解析手段13は、上記コマンドを
解析し、転送手段14に対して入力されたパッチデータ
を転送することを指示すると共に、外部記憶装置17に
格納されている起動用ファイル18を転送することを指
示する。
【0030】この指示に従って、転送手段14は、パッ
チデータ及び起動用ファイル18を、プロトコル制御部
16及びチャネル3を介してバックエンドシステム2に
転送する (ステップS2)。
【0031】バックエンドシステム2内の実行プログラ
ム展開手段25は、フロントシステム1から送られてき
た起動用ファイル18をプロトコル制御部24を介して
受信すると、それを拡張記憶装置29内の起動用ファイ
ル格納領域30に格納し、パッチ実行手段27は、フロ
ントシステム1から送られてきたパッチデータをプロト
コル制御部24を介して受信すると、それを拡張記憶装
置29内のパッチデータ格納領域31に格納する (ステ
ップS3)。
【0032】その後、パッチ実行手段27は、パッチデ
ータ格納領域31に格納したパッチデータに従って起動
用ファイル格納領域30に格納されている起動用ファイ
ル18中の実行プログラム18aに対してパッチを行な
い、パッチが完了すると、そのことを実行プログラム展
開手段25に通知する (ステップS4)。
【0033】パッチ実行手段27からパッチ完了が通知
されると、実行プログラム展開手段25は、起動用ファ
イル格納領域30に格納されている起動用ファイル18
中の実行プログラム18aを主記憶装置21の実行プロ
グラム展開領域21aに展開し、実行プログラム起動手
段26は、実行プログラム18aが実行プログラム展開
領域21aに展開されると、実行プログラム18aを起
動する (ステップS5)。尚、実行プログラム展開手段
25は、システム起動時に、フロントシステム1から起
動用ファイル18のみが送られてきた場合は、起動用フ
ァイル18を起動用ファイル格納領域30に格納した
後、直ちに、起動用ファイル18中の実行プログラム1
8aを主記憶装置21の実行プログラム展開領域21a
に展開する。
【0034】実行プログラム18aが起動されることに
より、以後、バックエンドシステム2では実行プログラ
ム18aに従った処理が行なわれる。
【0035】次に、システム終了時の動作を説明する。
【0036】システム終了時、再転送手段28は、起動
用ファイル格納領域30に格納されている起動用ファイ
ル18をプロトコル制御部24,チャネル3を介してフ
ロントシステム1に転送する (ステップS6)。ここ
で、起動用ファイル18中の実行プログラム18aはパ
ッチ済みのものである。
【0037】フロントシステム1内の再格納手段15
は、プロトコル制御部16を介してパッチ済みの実行プ
ログラム18aを含む起動用ファイル18を受信する
と、起動用ファイル18を外部記憶装置17の再格納領
域19に格納する (ステップS7)。
【0038】従って、次回のシステム立ち上げ時には、
再格納領域19に格納されている起動用ファイル18を
バックエンドシステム2に転送することを指示するコマ
ンドをコンソール11から入力するだけで、パッチ済み
の実行プログラム18aをバックエンドシステム2で実
行させることができる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、システ
ム起動時に、フロントシステムからバックエンドシステ
ムに実行プログラムを含む起動用ファイル及びパッチデ
ータを転送し、バックエンドシステムのローダに於い
て、送られてきたパッチデータに従って送られてきた実
行プログラムをパッチするものなので、システム起動時
にパッチを行なうことができる。従って、本発明によれ
ば、システムを起動してからパッチを行なうまでの間に
発生する惧れのあった、実行プログラムのパッチすべき
箇所を原因とする障害を防ぐことができる効果がある。
【0040】また、本発明は、バックエンドシステムに
於いてパッチを行なった実行プログラムを含む起動用フ
ァイルを、システム終了時に、フロントシステムに転送
し、フロントシステム内の再格納領域に保持させておく
ものであるので、次回のシステム立ち上げ時には、パッ
チ処理を行なわずとも、パッチ済みの実行プログラムを
バックエンドシステムで実行させることが可能になる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のブロック図である。
【図2】実施例の処理例を示す流れ図である。
【符号の説明】
1…フロントシステム 11…コンソール 12…演算処理装置 13…コマンド解析手段 14…転送手段 15…再格納手段 16…プロトコル制御部 17…外部記憶装置 18…起動用ファイル 18a…実行プログラム 19…再格納領域 2…バックエンドシステム 21…主記憶装置 21a…実行プログラム展開領域 22…演算処理装置 23…ブートローダ 24…プロトコル制御部 25…実行プログラム展開手段 26…実行プログラム起動手段 27…パッチ実行手段 28…再転送手段 29…拡張記憶装置 30…起動用ファイル格納領域 31…パッチデータ格納領域 3…チャネル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロントシステムからバックエンドシス
    テムに、実行プログラムを含む起動用ファイルを転送
    し、前記バックエンドシステムで前記実行プログラムを
    主記憶装置に展開して実行するシステムに於いて、 前記フロントシステムは、システム起動時に、前記起動
    用ファイル及びパッチデータを前記バックエンドシステ
    ムに転送可能な転送手段を備え、 前記バックエンドシステムは、 前記フロントシステムから送られてきた前記起動用ファ
    イルを起動用ファイル格納領域に格納し、該起動用ファ
    イル格納領域に格納された起動用ファイルに含まれてい
    る実行プログラムに対する前記フロントシステムから送
    られてきた前記パッチデータに従ったパッチが完了する
    ことにより、該パッチが完了した実行プログラムを前記
    主記憶装置に展開する実行プログラム展開手段と、 前記フロントシステムから送られてきた前記パッチデー
    タに従って前記起動用ファイル格納領域に格納されてい
    る起動用ファイルに含まれている実行プログラムに対す
    るパッチを行なうパッチ実行手段とを含むローダを備え
    たことを特徴とするパッチ方式。
  2. 【請求項2】 前記フロントシステムは、 不揮発性の再格納領域と、 前記バックエンドシステムから送られてくるパッチ済み
    の実行プログラムを含む起動用ファイルを、前記再格納
    領域に格納する再格納手段とを備え、 前記バックエンドシステムは、システム終了時、前記起
    動用ファイル格納領域に格納されている起動用ファイル
    を前記フロントシステムに転送する再転送手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1記載のパッチ方式。
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