JPH07152505A - データ転送回路 - Google Patents
データ転送回路Info
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- JPH07152505A JPH07152505A JP5298190A JP29819093A JPH07152505A JP H07152505 A JPH07152505 A JP H07152505A JP 5298190 A JP5298190 A JP 5298190A JP 29819093 A JP29819093 A JP 29819093A JP H07152505 A JPH07152505 A JP H07152505A
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- Japan
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- data
- buffer
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 CPUの負荷を低減すると共に、バッファの
構造に依存しにくいデータ転送回路を提供すること。 【構成】 バッファメモリに対する先頭アドレスを設定
するアドレスレジスタ11と、バッファメモリに対する
アドレスオフセットを設定するオフセットレジスタ12
と、先頭アドレスを基準アドレスとして、バッファメモ
リに出力する転送アドレスを所定回連続的に生成するア
ドレス生成回路17、18と、転送アドレスの生成の
後、先頭アドレスにアドレスオフセットを加算してアド
レス生成回路の基準アドレスとする加算手段13、15
によって、バッファメモリ内のデータを自動的に読み出
すことができる。
構造に依存しにくいデータ転送回路を提供すること。 【構成】 バッファメモリに対する先頭アドレスを設定
するアドレスレジスタ11と、バッファメモリに対する
アドレスオフセットを設定するオフセットレジスタ12
と、先頭アドレスを基準アドレスとして、バッファメモ
リに出力する転送アドレスを所定回連続的に生成するア
ドレス生成回路17、18と、転送アドレスの生成の
後、先頭アドレスにアドレスオフセットを加算してアド
レス生成回路の基準アドレスとする加算手段13、15
によって、バッファメモリ内のデータを自動的に読み出
すことができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプリンタのデータ転送回
路に係り、特にシリアルプリンタにおけるメモリと印字
ヘッド間のデータ転送を行うデータ転送回路に関する。
路に係り、特にシリアルプリンタにおけるメモリと印字
ヘッド間のデータ転送を行うデータ転送回路に関する。
【0002】
【従来の技術】現在のシリアルプリンタの多くは、イン
クジェットプリンタやワイヤドットプリンタのように、
ドットで構成された画像を記録紙上に印字する。そのた
めには、コンピュータ等のホストシステムから送られた
データやコマンドを解析し、印字すべき画像のドット構
成に1対1に対応したビットイメージデータである印字
データを作成して、メモリ内のプリントバッファに格納
する。続いて印字ヘッドを搭載したキャリッジを走査し
ながら、プリントバッファから印字データを読み出し、
このデータに基づいて印字ヘッドを駆動することにより
記録紙上に印字を行う。
クジェットプリンタやワイヤドットプリンタのように、
ドットで構成された画像を記録紙上に印字する。そのた
めには、コンピュータ等のホストシステムから送られた
データやコマンドを解析し、印字すべき画像のドット構
成に1対1に対応したビットイメージデータである印字
データを作成して、メモリ内のプリントバッファに格納
する。続いて印字ヘッドを搭載したキャリッジを走査し
ながら、プリントバッファから印字データを読み出し、
このデータに基づいて印字ヘッドを駆動することにより
記録紙上に印字を行う。
【0003】近年では、画像品位の向上のためプリンタ
のドットピッチは細かくなる傾向にある。印字データ量
はドット密度に比例するため、高精細化によってプリン
トバッファが格納すべき印字データ量は増大する。一
方、印字速度を上げるために印字ヘッドの駆動周波数は
高くなりつつある。そのためプリントバッファの読み出
しには多量のデータを高速に転送する必要が生じ、ソフ
トウェアによる処理ではプロセッサ(MPU)の負担が
大きくなる。そのため最近では、プリントバッファの読
み出し用に専用のデータ転送回路を設けてDMA等のハ
ードウェア処理で対応することが多くなっている。
のドットピッチは細かくなる傾向にある。印字データ量
はドット密度に比例するため、高精細化によってプリン
トバッファが格納すべき印字データ量は増大する。一
方、印字速度を上げるために印字ヘッドの駆動周波数は
高くなりつつある。そのためプリントバッファの読み出
しには多量のデータを高速に転送する必要が生じ、ソフ
トウェアによる処理ではプロセッサ(MPU)の負担が
大きくなる。そのため最近では、プリントバッファの読
み出し用に専用のデータ転送回路を設けてDMA等のハ
ードウェア処理で対応することが多くなっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
データ転送回路は比較的単純な転送機能しか持たず、プ
リントバッファ内のデータを順次読み出しては印字する
だけであったので、プリントバッファ内のデータ構造は
印字ヘッドのドット配列と一致している必要があった。
従って印字ヘッドの構成が複雑な場合、例えば印字ヘッ
ドのドット配列が走査方向に対して斜めであったり、カ
ラープリンタのように色別の印字素子を備えている場合
は、プリントバッファのデータ構造も複雑になり印字デ
ータの作成に要する時間は増大していた。
データ転送回路は比較的単純な転送機能しか持たず、プ
リントバッファ内のデータを順次読み出しては印字する
だけであったので、プリントバッファ内のデータ構造は
印字ヘッドのドット配列と一致している必要があった。
従って印字ヘッドの構成が複雑な場合、例えば印字ヘッ
ドのドット配列が走査方向に対して斜めであったり、カ
ラープリンタのように色別の印字素子を備えている場合
は、プリントバッファのデータ構造も複雑になり印字デ
ータの作成に要する時間は増大していた。
【0005】最近ではプリンタの高速化が進むことによ
り印字ヘッドの印字速度のみならず、印字データの作成
時間もプリンタのスループットに大きく影響している。
そのため印字データの作成時間の短縮が重要な課題とな
っていた。
り印字ヘッドの印字速度のみならず、印字データの作成
時間もプリンタのスループットに大きく影響している。
そのため印字データの作成時間の短縮が重要な課題とな
っていた。
【0006】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、CPUの負荷を低減すると共に、バッファ
の構造に依存しにくいデータ転送回路を提供することを
目的とする。
れたもので、CPUの負荷を低減すると共に、バッファ
の構造に依存しにくいデータ転送回路を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のデータ転送回路
は、上記目的を達成するため、バッファメモリに対する
先頭アドレスを設定するアドレス設定手段と、前記バッ
ファメモリに対するアドレスオフセットを設定するオフ
セット設定手段と、前記先頭アドレスを基準アドレスと
して、前記バッファメモリに出力する転送アドレスを所
定回連続的に生成するアドレス生成手段と、前記アドレ
ス生成手段による転送アドレスの生成の後、前記先頭ア
ドレスに前記アドレスオフセットを演算して前記アドレ
ス生成手段の基準アドレスとする演算手段とを有するこ
とを特徴とする。
は、上記目的を達成するため、バッファメモリに対する
先頭アドレスを設定するアドレス設定手段と、前記バッ
ファメモリに対するアドレスオフセットを設定するオフ
セット設定手段と、前記先頭アドレスを基準アドレスと
して、前記バッファメモリに出力する転送アドレスを所
定回連続的に生成するアドレス生成手段と、前記アドレ
ス生成手段による転送アドレスの生成の後、前記先頭ア
ドレスに前記アドレスオフセットを演算して前記アドレ
ス生成手段の基準アドレスとする演算手段とを有するこ
とを特徴とする。
【0008】
【作用】上記構成によれば、例えばプリントバッファか
ら印字ヘッドへデータを送るデータ転送回路に、印字ヘ
ッドの構成と印字方法に対応したプリントバッファの読
み出し機能を持たせているので、プリントバッファを印
字ヘッドの構成によらずにプロセッサが最も作成しやす
い構造とすることを可能にして、印字データの作成時間
を短縮しプリンタのスループットを向上させるものであ
る。
ら印字ヘッドへデータを送るデータ転送回路に、印字ヘ
ッドの構成と印字方法に対応したプリントバッファの読
み出し機能を持たせているので、プリントバッファを印
字ヘッドの構成によらずにプロセッサが最も作成しやす
い構造とすることを可能にして、印字データの作成時間
を短縮しプリンタのスループットを向上させるものであ
る。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を具体
的に説明する。
的に説明する。
【0010】(実施例1)図1は、本発明によるデータ
転送回路を装備したプリンタの主要な回路構成を示すブ
ロック図を示す。図1において1はCPU、2はデータ
転送回路、3はRAM、4は印字ヘッドである。
転送回路を装備したプリンタの主要な回路構成を示すブ
ロック図を示す。図1において1はCPU、2はデータ
転送回路、3はRAM、4は印字ヘッドである。
【0011】CPU1は印字データを作成してRAM3
内のプリントバッファに格納する。CPU1とRAM3
間のデータ転送はデータ転送回路2を経由して行なわれ
る。プリントバッファに格納された印字データは、デー
タ転送回路2によって読み出されて印字ヘッド4に転送
される。データ転送回路2とRAM3間のデータ転送
は、アドレス信号ADDRESS、データ信号DAT
A、読み出し信号READ−、書き込み信号WRITE
−によって制御される。ここで、−は信号がローアクテ
ィブであることを示す。
内のプリントバッファに格納する。CPU1とRAM3
間のデータ転送はデータ転送回路2を経由して行なわれ
る。プリントバッファに格納された印字データは、デー
タ転送回路2によって読み出されて印字ヘッド4に転送
される。データ転送回路2とRAM3間のデータ転送
は、アドレス信号ADDRESS、データ信号DAT
A、読み出し信号READ−、書き込み信号WRITE
−によって制御される。ここで、−は信号がローアクテ
ィブであることを示す。
【0012】データ転送回路2は、プリントバッファ内
のデータをバイト単位で読み出し、シリアルデータに変
換してヘッド4に転送する。ヘッド4は128本のイン
ク噴射ノズル(吐出口)が1列に配置されたインクジェ
ットヘッドであり、128ビットのシフトレジスタを内
蔵している。データ転送回路2から転送されたシリアル
データはシフトレジスタに順次格納され、このデータに
よって各ノズルを駆動するか否かの選択が行なわれる。
ヘッドを1回駆動することによって記録紙上に縦一列に
並んだドット(例えば、ブラックドット)が最大128
個形成される。また、本プリンタにおいては印字ヘッド
はキャリッジに搭載されて記録紙に対して水平方向に走
査され、記録紙は垂直方向に搬送される。
のデータをバイト単位で読み出し、シリアルデータに変
換してヘッド4に転送する。ヘッド4は128本のイン
ク噴射ノズル(吐出口)が1列に配置されたインクジェ
ットヘッドであり、128ビットのシフトレジスタを内
蔵している。データ転送回路2から転送されたシリアル
データはシフトレジスタに順次格納され、このデータに
よって各ノズルを駆動するか否かの選択が行なわれる。
ヘッドを1回駆動することによって記録紙上に縦一列に
並んだドット(例えば、ブラックドット)が最大128
個形成される。また、本プリンタにおいては印字ヘッド
はキャリッジに搭載されて記録紙に対して水平方向に走
査され、記録紙は垂直方向に搬送される。
【0013】図2はデータ転送回路2中におけるプリン
トバッファ読み出しのためのアドレス作成回路のブロッ
ク図を示す。
トバッファ読み出しのためのアドレス作成回路のブロッ
ク図を示す。
【0014】図2において、11は黒用アドレス(K)
レジスタ、12は黒用水平オフセット(KH)レジス
タ、13は待避レジスタ、14はセレクタ、15はマス
ク回路、16は反転/非反転回路、17は加算器、18
はキャリー制御回路である。データ信号D0〜15はC
PU1が書き込んだデータを転送する。アドレスレジス
タ11と水平オフセットレジスタ12はデータ信号D0
〜15に接続され、アドレスレジスタ11はスタートア
ドレス値を、水平オフセットレジスタ12は水平オフセ
ット値を格納する。スタートアドレスと水平オフセット
の設定はCPU1が管理する。なお、ここでは印字色と
して黒(K)を例に取ったが、シアン(C)、マゼンタ
(M)、イエロー(Y)等でもよい。
レジスタ、12は黒用水平オフセット(KH)レジス
タ、13は待避レジスタ、14はセレクタ、15はマス
ク回路、16は反転/非反転回路、17は加算器、18
はキャリー制御回路である。データ信号D0〜15はC
PU1が書き込んだデータを転送する。アドレスレジス
タ11と水平オフセットレジスタ12はデータ信号D0
〜15に接続され、アドレスレジスタ11はスタートア
ドレス値を、水平オフセットレジスタ12は水平オフセ
ット値を格納する。スタートアドレスと水平オフセット
の設定はCPU1が管理する。なお、ここでは印字色と
して黒(K)を例に取ったが、シアン(C)、マゼンタ
(M)、イエロー(Y)等でもよい。
【0015】アドレスレジスタ11の出力信号PBA0
〜18は、出力バッファを通してRAM3のアドレス信
号ADDRESSに接続される。待避レジスタ13は、
アドレスレジスタ11が出力した値を一時的に保存して
信号LA0〜18に出力する。セレクタ14は、PBA
0〜18とLA0〜18のどちらかを選択して信号SA
0〜18に出力する。マスク回路15は、水平オフセッ
トレジスタ12の出力のマスクを制御する。マスク回路
15の出力値はマスク状態においては0となり、マスク
状態でないときは水平オフセットレジスタ12の出力値
がそのまま出力される。
〜18は、出力バッファを通してRAM3のアドレス信
号ADDRESSに接続される。待避レジスタ13は、
アドレスレジスタ11が出力した値を一時的に保存して
信号LA0〜18に出力する。セレクタ14は、PBA
0〜18とLA0〜18のどちらかを選択して信号SA
0〜18に出力する。マスク回路15は、水平オフセッ
トレジスタ12の出力のマスクを制御する。マスク回路
15の出力値はマスク状態においては0となり、マスク
状態でないときは水平オフセットレジスタ12の出力値
がそのまま出力される。
【0016】反転/非反転回路16は、マスク回路15
の出力の反転/非反転を制御する。加算器17は、セレ
クタ14の出力値と反転/非反転回路16の出力値を加
算して信号NPA0〜18に出力する。キャリー制御回
路18は、加算器17のキャリー入力信号を制御する。
信号NPA0〜18は、アドレスレジスタ11に入力さ
れ、アドレス値の再設定に使用される。
の出力の反転/非反転を制御する。加算器17は、セレ
クタ14の出力値と反転/非反転回路16の出力値を加
算して信号NPA0〜18に出力する。キャリー制御回
路18は、加算器17のキャリー入力信号を制御する。
信号NPA0〜18は、アドレスレジスタ11に入力さ
れ、アドレス値の再設定に使用される。
【0017】図3はプリントバッファのデータ構造を示
す。図3において、各長方形は1バイトの印字データを
示し、長方形内の式は各印字データが格納されているア
ドレスを示す。式中でKはスタートアドレス、KHは水
平オフセット値である。アドレスKからK+15までの
16バイトのデータは垂直方向に連続した128ドット
の印字データであり、印字ヘッドの1回の駆動によって
印字される。また、印字データのアドレスは水平方向に
対しては1ドットにつきKHずつ変化する。
す。図3において、各長方形は1バイトの印字データを
示し、長方形内の式は各印字データが格納されているア
ドレスを示す。式中でKはスタートアドレス、KHは水
平オフセット値である。アドレスKからK+15までの
16バイトのデータは垂直方向に連続した128ドット
の印字データであり、印字ヘッドの1回の駆動によって
印字される。また、印字データのアドレスは水平方向に
対しては1ドットにつきKHずつ変化する。
【0018】図4はデータ転送回路2の動作を示すタイ
ミングチャートである。図2に示したアドレス作成回路
の動作を、図4に基づいて具体的に説明する。
ミングチャートである。図2に示したアドレス作成回路
の動作を、図4に基づいて具体的に説明する。
【0019】まず、順方向印字、即ちキャリッジが記録
紙に対して左から右に走査される場合について述べる。
図4において、CLKはアドレス作成回路を同期的に動
かすためのクロック信号であり、アドレス作成回路の各
部はCLKの立ち上がりに同期して変化する。アドレス
レジスタ11の値はKに、水平オフセットレジスタ12
の値はKHに、予め設定されている。
紙に対して左から右に走査される場合について述べる。
図4において、CLKはアドレス作成回路を同期的に動
かすためのクロック信号であり、アドレス作成回路の各
部はCLKの立ち上がりに同期して変化する。アドレス
レジスタ11の値はKに、水平オフセットレジスタ12
の値はKHに、予め設定されている。
【0020】データ転送回路2がプリントバッファの読
み出しを開始すると、信号PBA0〜18の値KがRA
M3のアドレス信号ADDRESSに出力され、リード
信号READ−にリードパルスが出力される。そのた
め、スタートアドレスKから印字データが読み出され、
印字ヘッド4に転送される。この最初の読み出し時にス
タートアドレスKは待避レジスタ13に格納され、信号
LA0〜18の値はKになる。
み出しを開始すると、信号PBA0〜18の値KがRA
M3のアドレス信号ADDRESSに出力され、リード
信号READ−にリードパルスが出力される。そのた
め、スタートアドレスKから印字データが読み出され、
印字ヘッド4に転送される。この最初の読み出し時にス
タートアドレスKは待避レジスタ13に格納され、信号
LA0〜18の値はKになる。
【0021】セレクタ14は信号PBA0〜18を選択
しているので、信号SA0〜18の値はPBA0〜18
に等しくなる。マスク回路15はマスク状態であり、出
力値は0である。また、反転/非反転回路16は非反転
状態なのでマスク回路15の出力値0がそのまま出力さ
れる。キャリー制御回路18はキャリーをセットしてい
るので、加算器17に対して1を加算(インクリメン
ト)するのと同等の効果を持つ。
しているので、信号SA0〜18の値はPBA0〜18
に等しくなる。マスク回路15はマスク状態であり、出
力値は0である。また、反転/非反転回路16は非反転
状態なのでマスク回路15の出力値0がそのまま出力さ
れる。キャリー制御回路18はキャリーをセットしてい
るので、加算器17に対して1を加算(インクリメン
ト)するのと同等の効果を持つ。
【0022】図4において、加算値の名が付いた信号は
反転/非反転回路16の出力値とキャリー制御回路18
の出力を加算したものであり、信号SA0〜18とこの
加算値の和が信号NPA0〜18に出力される。加算値
が+1となっているのでNPA0〜18の値はK+1と
なり、この値はアドレスレジスタ11にフィードバック
される。そのため、アドレスレジスタ11の値は次のク
ロックでK+1に設定され、アドレスK+1から印字デ
ータが読み出されて印字ヘッド4に転送される。
反転/非反転回路16の出力値とキャリー制御回路18
の出力を加算したものであり、信号SA0〜18とこの
加算値の和が信号NPA0〜18に出力される。加算値
が+1となっているのでNPA0〜18の値はK+1と
なり、この値はアドレスレジスタ11にフィードバック
される。そのため、アドレスレジスタ11の値は次のク
ロックでK+1に設定され、アドレスK+1から印字デ
ータが読み出されて印字ヘッド4に転送される。
【0023】同様にして、アドレスレジスタ11の値は
K+15まで順次加算される。従ってプリントバッファ
のアドレスはKからK+15まで連続的に読み出され、
都合16バイトの印字データが印字ヘッドに転送され
る。
K+15まで順次加算される。従ってプリントバッファ
のアドレスはKからK+15まで連続的に読み出され、
都合16バイトの印字データが印字ヘッドに転送され
る。
【0024】最後のクロック時にはセレクタ14は信号
LA0〜18を選択するので、信号SA0〜18の値は
待避レジスタ13に保存されていた値Kとなる。またマ
スク回路15は非マスク状態となって水平オフセットレ
ジスタ12の値KHを出力し、キャリー制御回路18は
キャリーをリセットするので加算値はKHとなる。その
ためNPA0〜18の値はK+KHとなり、この値は最
後のクロックによってアドレスレジスタ11に設定され
る。
LA0〜18を選択するので、信号SA0〜18の値は
待避レジスタ13に保存されていた値Kとなる。またマ
スク回路15は非マスク状態となって水平オフセットレ
ジスタ12の値KHを出力し、キャリー制御回路18は
キャリーをリセットするので加算値はKHとなる。その
ためNPA0〜18の値はK+KHとなり、この値は最
後のクロックによってアドレスレジスタ11に設定され
る。
【0025】図3に示すようにアドレスK+KHはアド
レスKの右隣の印字データであり、アドレスレジスタ1
1の値は印字ヘッドの駆動1回分の印字データが転送さ
れた後は自動的に右隣のアドレスに再設定されることに
なる。そのためCPUは、キャリッジを走査する前に一
度スタートアドレスを設定すれば、キャリッジを走査し
ている間はアドレスを設定し直す必要は無い。
レスKの右隣の印字データであり、アドレスレジスタ1
1の値は印字ヘッドの駆動1回分の印字データが転送さ
れた後は自動的に右隣のアドレスに再設定されることに
なる。そのためCPUは、キャリッジを走査する前に一
度スタートアドレスを設定すれば、キャリッジを走査し
ている間はアドレスを設定し直す必要は無い。
【0026】次に、逆方向印字の場合について説明す
る。逆方向印字時も順方向印字と同様、プリントバッフ
ァのアドレスがKからK+15まで連続的に読み出さ
れ、16バイトの印字データが印字ヘッドに転送され
る。ただし、最後のクロック時には反転/非反転回路1
6は反転状態となり、キャリー制御回路18はキャリー
をセットするので加算値は−KHとなる。そのため、印
字データの転送終了後はアドレスレジスタ11の値はK
−KHに設定され、アドレスKに対して左隣のアドレス
を示すことになる。
る。逆方向印字時も順方向印字と同様、プリントバッフ
ァのアドレスがKからK+15まで連続的に読み出さ
れ、16バイトの印字データが印字ヘッドに転送され
る。ただし、最後のクロック時には反転/非反転回路1
6は反転状態となり、キャリー制御回路18はキャリー
をセットするので加算値は−KHとなる。そのため、印
字データの転送終了後はアドレスレジスタ11の値はK
−KHに設定され、アドレスKに対して左隣のアドレス
を示すことになる。
【0027】なお、上記セレクタ14、マスク回路1
5、反転/非反転回路16の選択状態、マスク状態、反
転状態は、図示しないタイミング制御回路が上記クロッ
ク信号CLKに基づいて制御している。
5、反転/非反転回路16の選択状態、マスク状態、反
転状態は、図示しないタイミング制御回路が上記クロッ
ク信号CLKに基づいて制御している。
【0028】以上説明したように、本実施例によるデー
タ転送回路はプリントバッファ内のデータを自動的に読
み出すため、CPU1はキャリッジを走査する前に一度
スタートアドレスを設定すれば、キャリッジを走査して
いる間はプリントバッファの読み出しに関与する必要は
無い。従って、CPU1の負荷は軽減される。
タ転送回路はプリントバッファ内のデータを自動的に読
み出すため、CPU1はキャリッジを走査する前に一度
スタートアドレスを設定すれば、キャリッジを走査して
いる間はプリントバッファの読み出しに関与する必要は
無い。従って、CPU1の負荷は軽減される。
【0029】また、プリントバッファの水平方向のアド
レス変化を水平オフセットレジスタで設定することによ
り、垂直方向のアドレス連続量を任意に設定することが
可能になる。例えば、CPU1は縦32バイトで構成さ
れるプリントバッファを作成しておき、印字時にはその
中の縦16バイト分の印字データのみを使って印字する
ようなことも可能である。そのためCPU1は、印字ヘ
ッドのドット数とは無関係にプリントバッファの構造を
決めることができ、プリントバッファの作成が容易とな
る。
レス変化を水平オフセットレジスタで設定することによ
り、垂直方向のアドレス連続量を任意に設定することが
可能になる。例えば、CPU1は縦32バイトで構成さ
れるプリントバッファを作成しておき、印字時にはその
中の縦16バイト分の印字データのみを使って印字する
ようなことも可能である。そのためCPU1は、印字ヘ
ッドのドット数とは無関係にプリントバッファの構造を
決めることができ、プリントバッファの作成が容易とな
る。
【0030】(実施例2)次に、本発明の第2の実施例
について説明する。本実施例におけるデータ転送回路を
備えたプリンタの主要な回路構成は図1と同等であり、
CPU1、データ転送回路2、RAM3、印字ヘッド4
を有している。
について説明する。本実施例におけるデータ転送回路を
備えたプリンタの主要な回路構成は図1と同等であり、
CPU1、データ転送回路2、RAM3、印字ヘッド4
を有している。
【0031】図5は本実施例における印字ヘッドのドッ
ト構成を示す。印字ヘッドは136本のインク噴射ノズ
ル(吐出口)が一列に配置されたインクジェットヘッド
であり、上から24ノズルにはイエローのインクが供給
され、記録紙上にイエローのドットを形成する。同様に
して、次の24ノズルはマゼンタのドットを形成し、そ
の下の24ノズルはシアンのドットを形成し、一番下の
64ノズルはブラックのドットを形成する。各色の間に
は8ドット分のギャップが設けられている。
ト構成を示す。印字ヘッドは136本のインク噴射ノズ
ル(吐出口)が一列に配置されたインクジェットヘッド
であり、上から24ノズルにはイエローのインクが供給
され、記録紙上にイエローのドットを形成する。同様に
して、次の24ノズルはマゼンタのドットを形成し、そ
の下の24ノズルはシアンのドットを形成し、一番下の
64ノズルはブラックのドットを形成する。各色の間に
は8ドット分のギャップが設けられている。
【0032】また印字ヘッドは136ビットのシフトレ
ジスタを備え、シフトレジスタに格納されたデータによ
って各ノズルを駆動するか否かの選択が行なわれる。シ
フトレジスタは136ビットのデータが1本につながっ
ているので、印字ヘッドにデータを転送する際は、イエ
ロー24ドット、マゼンタ24ドット、シアン24ドッ
ト、ブラック64ドットの印字データをこの順に並べて
送る。
ジスタを備え、シフトレジスタに格納されたデータによ
って各ノズルを駆動するか否かの選択が行なわれる。シ
フトレジスタは136ビットのデータが1本につながっ
ているので、印字ヘッドにデータを転送する際は、イエ
ロー24ドット、マゼンタ24ドット、シアン24ドッ
ト、ブラック64ドットの印字データをこの順に並べて
送る。
【0033】図6は、データ転送回路2におけるプリン
トバッファ読み出しのためのアドレス作成回路のブロッ
ク図を示す。図6において101aはブラックアドレス
(K)レジスタ、101bはイエローアドレス(Y)レ
ジスタ、101cはマゼンタアドレス(M)レジスタ、
101dはシアンアドレス(C)レジスタ、102aは
ブラック水平オフセット(KH)レジスタ、102bは
イエロー水平オフセット(YH)レジスタ、102cは
マゼンタ水平オフセット(MH)レジスタ、102dは
シアン水平オフセット(CH)レジスタ、103はセレ
クタ、104は待避レジスタ、105はセレクタ、10
6はセレクタ、107はマスク回路、108は反転/非
反転回路、109は加算器、110はキャリー制御回路
である。
トバッファ読み出しのためのアドレス作成回路のブロッ
ク図を示す。図6において101aはブラックアドレス
(K)レジスタ、101bはイエローアドレス(Y)レ
ジスタ、101cはマゼンタアドレス(M)レジスタ、
101dはシアンアドレス(C)レジスタ、102aは
ブラック水平オフセット(KH)レジスタ、102bは
イエロー水平オフセット(YH)レジスタ、102cは
マゼンタ水平オフセット(MH)レジスタ、102dは
シアン水平オフセット(CH)レジスタ、103はセレ
クタ、104は待避レジスタ、105はセレクタ、10
6はセレクタ、107はマスク回路、108は反転/非
反転回路、109は加算器、110はキャリー制御回路
である。
【0034】データ信号D0〜15はCPU1が書き込
んだデータを転送する。アドレスレジスタ101a〜d
と水平オフセットレジスタ102a〜dはデータ信号D
0〜15に接続され、アドレスレジスタ101a〜dは
各色のスタートアドレス値を、水平オフセットレジスタ
102a〜dは各色の水平オフセット値を格納する。ス
タートアドレスと水平オフセットの設定はCPU1が管
理する。アドレスレジスタ101a〜dの出力はセレク
タ103によって選択されて信号PBA0〜18として
出力される。信号PBA0〜18は出力バッファを通し
てRAM3のアドレス信号ADDRESSに接続され
る。待避レジスタ104はセレクタ103が出力した値
を一時的に保存して信号LA0〜18に出力する。セレ
クタ105はPBA0〜18とLA0〜18のどちらか
を選択して信号SA0〜18に出力する。セレクタ10
6は水平オフセットレジスタ102a〜dの出力を選択
する。
んだデータを転送する。アドレスレジスタ101a〜d
と水平オフセットレジスタ102a〜dはデータ信号D
0〜15に接続され、アドレスレジスタ101a〜dは
各色のスタートアドレス値を、水平オフセットレジスタ
102a〜dは各色の水平オフセット値を格納する。ス
タートアドレスと水平オフセットの設定はCPU1が管
理する。アドレスレジスタ101a〜dの出力はセレク
タ103によって選択されて信号PBA0〜18として
出力される。信号PBA0〜18は出力バッファを通し
てRAM3のアドレス信号ADDRESSに接続され
る。待避レジスタ104はセレクタ103が出力した値
を一時的に保存して信号LA0〜18に出力する。セレ
クタ105はPBA0〜18とLA0〜18のどちらか
を選択して信号SA0〜18に出力する。セレクタ10
6は水平オフセットレジスタ102a〜dの出力を選択
する。
【0035】マスク回路107はセレクタ106の出力
のマスクを制御する。マスク回路107の出力値はマス
ク状態においては0となり、マスク状態でないときはセ
レクタ106の出力値がそのまま出力される。反転/非
反転回路108はマスク回路107の出力の反転/非反
転を制御する。加算器109はセレクタ105の出力値
と反転/非反転回路108の出力値を加算して信号NP
A0〜18に出力する。キャリー制御回路1110は加
算器17のキャリー入力信号を制御する。信号NPA0
〜18はアドレスレジスタ101a〜dに入力され、ア
ドレス値の再設定に使用される。
のマスクを制御する。マスク回路107の出力値はマス
ク状態においては0となり、マスク状態でないときはセ
レクタ106の出力値がそのまま出力される。反転/非
反転回路108はマスク回路107の出力の反転/非反
転を制御する。加算器109はセレクタ105の出力値
と反転/非反転回路108の出力値を加算して信号NP
A0〜18に出力する。キャリー制御回路1110は加
算器17のキャリー入力信号を制御する。信号NPA0
〜18はアドレスレジスタ101a〜dに入力され、ア
ドレス値の再設定に使用される。
【0036】プリントバッファのデータ構造を図7に示
す。図7は4つの領域に分割され、各領域は上から順に
イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのプリントバッ
ファを示している。各領域内の長方形は1バイトの印字
データを示し、長方形内の式は印字データが格納されて
いるアドレスを示す。式中でYはイエロースタートアド
レス、YHはイエロー水平オフセット値、Mはマゼンタ
スタートアドレス、MHはマゼンタ水平オフセット値、
Cはシアンスタートアドレス、CHはシアン水平オフセ
ット値、Kはブラックスタートアドレス、KHはブラッ
ク水平オフセット値である。
す。図7は4つの領域に分割され、各領域は上から順に
イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのプリントバッ
ファを示している。各領域内の長方形は1バイトの印字
データを示し、長方形内の式は印字データが格納されて
いるアドレスを示す。式中でYはイエロースタートアド
レス、YHはイエロー水平オフセット値、Mはマゼンタ
スタートアドレス、MHはマゼンタ水平オフセット値、
Cはシアンスタートアドレス、CHはシアン水平オフセ
ット値、Kはブラックスタートアドレス、KHはブラッ
ク水平オフセット値である。
【0037】アドレスYからY+2までの3バイト、ア
ドレスMからM+2までの3バイト、アドレスCからC
+2までの3バイトおよびアドレスKからK+7までの
8バイトのデータは垂直方向に並んだ印字データであ
り、印字ヘッドの1回の駆動によって印字される。ま
た、印字データのアドレスは水平方向に対しては1ドッ
トにつきイエローではYH、マゼンタではMH、シアン
ではCH、ブラックではKHずつ変化する。
ドレスMからM+2までの3バイト、アドレスCからC
+2までの3バイトおよびアドレスKからK+7までの
8バイトのデータは垂直方向に並んだ印字データであ
り、印字ヘッドの1回の駆動によって印字される。ま
た、印字データのアドレスは水平方向に対しては1ドッ
トにつきイエローではYH、マゼンタではMH、シアン
ではCH、ブラックではKHずつ変化する。
【0038】図8は図6のアドレス作成回路の動作を示
すタイミングチャートであり、順方向印字の場合につい
て示している。図6に示したアドレス作成回路の動作を
図8に基づいて具体的に説明する。
すタイミングチャートであり、順方向印字の場合につい
て示している。図6に示したアドレス作成回路の動作を
図8に基づいて具体的に説明する。
【0039】図8においてCLKはアドレス作成回路を
同期的に動かすためのクロック信号であり、アドレス作
成回路の各部はCLKの立ち上がりに同期して変化す
る。アドレスレジスタ101a〜dの値はK、Y、M、
Cに、水平オフセットレジスタ12の値はKH、YH、
MH、CHに予め設定されている。データ転送回路2が
プリントバッファの読み出しを開始すると、最初にアド
レスレジスタ101bの値Yがセレクタ103によって
選択されて、信号PBA0〜18に出力される。信号P
BA0〜18の値はRAM3のアドレス信号ADDRE
SSに出力され、リード信号READ−にリードパルス
が出力される。そのためスタートアドレスYから印字デ
ータが読み出され、印字ヘッド4に転送される。この読
み出し時にスタートアドレスYは待避レジスタ104に
格納され、信号LA0〜18の値はYになる。
同期的に動かすためのクロック信号であり、アドレス作
成回路の各部はCLKの立ち上がりに同期して変化す
る。アドレスレジスタ101a〜dの値はK、Y、M、
Cに、水平オフセットレジスタ12の値はKH、YH、
MH、CHに予め設定されている。データ転送回路2が
プリントバッファの読み出しを開始すると、最初にアド
レスレジスタ101bの値Yがセレクタ103によって
選択されて、信号PBA0〜18に出力される。信号P
BA0〜18の値はRAM3のアドレス信号ADDRE
SSに出力され、リード信号READ−にリードパルス
が出力される。そのためスタートアドレスYから印字デ
ータが読み出され、印字ヘッド4に転送される。この読
み出し時にスタートアドレスYは待避レジスタ104に
格納され、信号LA0〜18の値はYになる。
【0040】セレクタ105は信号PBA0〜18を選
択しているので、信号SA0〜18の値はPBA0〜1
8に等しくなる。セレクタ106は水平オフセットレジ
スタ102bの値YHを選択しているが、マスク回路1
07はマスク状態なので出力値は0である。また、反転
/非反転回路108は非反転状態なのでマスク回路10
7の出力値0がそのまま出力される。キャリー制御回路
110はキャリーをセットしているので、加算器109
に対して1を加算するのと同等の効果を持つ。
択しているので、信号SA0〜18の値はPBA0〜1
8に等しくなる。セレクタ106は水平オフセットレジ
スタ102bの値YHを選択しているが、マスク回路1
07はマスク状態なので出力値は0である。また、反転
/非反転回路108は非反転状態なのでマスク回路10
7の出力値0がそのまま出力される。キャリー制御回路
110はキャリーをセットしているので、加算器109
に対して1を加算するのと同等の効果を持つ。
【0041】図8において、加算値の名が付いた信号は
反転/非反転回路108の出力値とキャリー制御回路1
10の出力を加算したものであり、信号SA0〜18と
この加算値の和が信号NPA0〜18に出力される。加
算値が+1となっているのでNPA0〜18の値はY+
1となり、この値はアドレスレジスタ101bにフィー
ドバックされる。
反転/非反転回路108の出力値とキャリー制御回路1
10の出力を加算したものであり、信号SA0〜18と
この加算値の和が信号NPA0〜18に出力される。加
算値が+1となっているのでNPA0〜18の値はY+
1となり、この値はアドレスレジスタ101bにフィー
ドバックされる。
【0042】そのため、アドレスレジスタ101bの値
は次のクロックでY+1に設定され、アドレスY+1か
ら印字データが読み出されて印字ヘッド4に転送され
る。同様にしてアドレスレジスタ101bの値はY+2
まで加算され、プリントバッファのアドレスはYからY
+2まで読み出されて、3バイトのイエロー印字データ
が印字ヘッドに転送される。
は次のクロックでY+1に設定され、アドレスY+1か
ら印字データが読み出されて印字ヘッド4に転送され
る。同様にしてアドレスレジスタ101bの値はY+2
まで加算され、プリントバッファのアドレスはYからY
+2まで読み出されて、3バイトのイエロー印字データ
が印字ヘッドに転送される。
【0043】アドレスY+2が読み出される時には、セ
レクタ105は信号LA0〜18を選択するので、信号
SA0〜18の値は待避レジスタ104に保存されてい
た値Yとなる。また、マスク回路15は非マスク状態と
なって水平オフセットレジスタ102bの値YHを出力
し、キャリー制御回路18はキャリーをリセットするの
で加算値はYHとなる。そのためNPA0〜18の値は
Y+YHとなり、この値はアドレスレジスタ101bに
設定される。
レクタ105は信号LA0〜18を選択するので、信号
SA0〜18の値は待避レジスタ104に保存されてい
た値Yとなる。また、マスク回路15は非マスク状態と
なって水平オフセットレジスタ102bの値YHを出力
し、キャリー制御回路18はキャリーをリセットするの
で加算値はYHとなる。そのためNPA0〜18の値は
Y+YHとなり、この値はアドレスレジスタ101bに
設定される。
【0044】図7に示すように、アドレスY+YHはイ
エローのプリントバッファにおけるアドレスYの右隣の
印字データであり、アドレスレジスタ101bの値はイ
エローの印字データが転送後は自動的に右隣のアドレス
に再設定されることになる。同様にしてマゼンタ、シア
ン、ブラックの印字データが順次読み出される。ただ
し、ブラックのみは8バイトの印字データが印字ヘッド
に転送される。
エローのプリントバッファにおけるアドレスYの右隣の
印字データであり、アドレスレジスタ101bの値はイ
エローの印字データが転送後は自動的に右隣のアドレス
に再設定されることになる。同様にしてマゼンタ、シア
ン、ブラックの印字データが順次読み出される。ただ
し、ブラックのみは8バイトの印字データが印字ヘッド
に転送される。
【0045】各色の印字データの転送が終了する度に、
アドレスレジスタ101a〜dの値は各プリントバッフ
ァのおける右隣のアドレスに再設定されるので、CPU
1はキャリッジを走査する前に一度スタートアドレスを
設定すれば、キャリッジを走査している間はアドレスを
設定し直す必要は無い。逆方向印字時には実施例1の場
合と同様、反転/非反転回路108を用いてアドレスレ
ジスタ101a〜dの値を左隣のアドレスに設定するこ
とが可能である。
アドレスレジスタ101a〜dの値は各プリントバッフ
ァのおける右隣のアドレスに再設定されるので、CPU
1はキャリッジを走査する前に一度スタートアドレスを
設定すれば、キャリッジを走査している間はアドレスを
設定し直す必要は無い。逆方向印字時には実施例1の場
合と同様、反転/非反転回路108を用いてアドレスレ
ジスタ101a〜dの値を左隣のアドレスに設定するこ
とが可能である。
【0046】なお、上記セレクタ103、105、10
6、マスク回路107、反転/非反転回路108の選択
状態、マスク状態、反転状態は、実施例同様図示しない
タイミング制御回路が上記クロック信号CLKに基づい
て制御している。
6、マスク回路107、反転/非反転回路108の選択
状態、マスク状態、反転状態は、実施例同様図示しない
タイミング制御回路が上記クロック信号CLKに基づい
て制御している。
【0047】以上説明したように、本実施例によるデー
タ転送回路はイエロー、マゼンタ、シアン、ブラック各
色のプリントバッファを独立して管理するため、印字ヘ
ッドへのデータ転送は各色の印字データを決まった順序
で組み合わせて送らなければならないにも係わらず、C
PU1は各色のプリントバッファを独立して作成するこ
とが可能になり、プリントバッファ作成の負荷は軽減さ
れる。
タ転送回路はイエロー、マゼンタ、シアン、ブラック各
色のプリントバッファを独立して管理するため、印字ヘ
ッドへのデータ転送は各色の印字データを決まった順序
で組み合わせて送らなければならないにも係わらず、C
PU1は各色のプリントバッファを独立して作成するこ
とが可能になり、プリントバッファ作成の負荷は軽減さ
れる。
【0048】また、各色のプリントバッファの水平方向
のアドレス変化を水平オフセットレジスタでそれぞれ設
定することにより、垂直方向のアドレス連続量を任意に
設定することが可能になる。そのため印字ヘッドのドッ
ト数とは無関係にプリントバッファの構造を決めること
ができ、CPU1の処理とメモリ容量に応じて最適のプ
リントバッファ構造を採用できる。
のアドレス変化を水平オフセットレジスタでそれぞれ設
定することにより、垂直方向のアドレス連続量を任意に
設定することが可能になる。そのため印字ヘッドのドッ
ト数とは無関係にプリントバッファの構造を決めること
ができ、CPU1の処理とメモリ容量に応じて最適のプ
リントバッファ構造を採用できる。
【0049】また、以上の説明では4色の印字ヘッドの
利用を前提としていたが、本実施例においては例えば、
上述のタイミング制御回路によってブラックのアドレス
レジスタと水平オフセットレジスタのみを使用するよう
制御することにより、実施例1と同様の処理を行うこと
ができるので、単色のヘッドを使用することも当然可能
である。これにより、本実施例を採用したプリンタは色
数やノズル数の異なる印字ヘッドを装着することが可能
となる。その際には、データ転送回路の設定(モード設
定)を変えるだけで各種の印字ヘッドのデータ転送方法
に対応できるので、プリントバッファの構成は異なる種
類のヘッドに対しても共通化することができ、CPU1
の負荷の軽減とプリントバッファ作成処理のためのプロ
グラムサイズの縮小を図ることができる。
利用を前提としていたが、本実施例においては例えば、
上述のタイミング制御回路によってブラックのアドレス
レジスタと水平オフセットレジスタのみを使用するよう
制御することにより、実施例1と同様の処理を行うこと
ができるので、単色のヘッドを使用することも当然可能
である。これにより、本実施例を採用したプリンタは色
数やノズル数の異なる印字ヘッドを装着することが可能
となる。その際には、データ転送回路の設定(モード設
定)を変えるだけで各種の印字ヘッドのデータ転送方法
に対応できるので、プリントバッファの構成は異なる種
類のヘッドに対しても共通化することができ、CPU1
の負荷の軽減とプリントバッファ作成処理のためのプロ
グラムサイズの縮小を図ることができる。
【0050】さらに、印字ヘッドに色数やノズル数等を
識別するための情報を持たせれば、プリンタ側でそれを
検知することにより自動的に印字ヘッドの種類に応じた
印字を行うことも可能となる。
識別するための情報を持たせれば、プリンタ側でそれを
検知することにより自動的に印字ヘッドの種類に応じた
印字を行うことも可能となる。
【0051】以上のとおり、実施例2においてはデータ
転送回路が各色のプリントバッファのアドレスを独立し
て制御するため、印字ヘッドへのデータ転送は各色の印
字データを組み合わせて送る必要があるにもかかわら
ず、CPUは各色のプリントバッファを別々に作成する
ことが可能となり、プリントバッファ作成の負荷が軽減
される。また色数やドット数の異なる印字ヘッドを使用
することが容易に可能になると共に、異なる種類のヘッ
ドに対してもプリントバッファの構成を共通化すること
ができ、CPUの負荷が軽減される。
転送回路が各色のプリントバッファのアドレスを独立し
て制御するため、印字ヘッドへのデータ転送は各色の印
字データを組み合わせて送る必要があるにもかかわら
ず、CPUは各色のプリントバッファを別々に作成する
ことが可能となり、プリントバッファ作成の負荷が軽減
される。また色数やドット数の異なる印字ヘッドを使用
することが容易に可能になると共に、異なる種類のヘッ
ドに対してもプリントバッファの構成を共通化すること
ができ、CPUの負荷が軽減される。
【0052】(実施例3)次に、本発明の第3の実施例
について説明する。本実施例におけるデータ転送回路を
備えたプリンタの主要な回路構成は図1と同等であり、
CPU1、データ転送回路2、RAM3、印字ヘッド4
を有している。また、本実施例における印字ヘッドのド
ット構成は図5と同等であり、136本のインク噴射ノ
ズルが一列に配置され、上から順にイエロー24ドッ
ト、マゼンタ24ドット、シアン24ドット、ブラック
64ドットで構成される。
について説明する。本実施例におけるデータ転送回路を
備えたプリンタの主要な回路構成は図1と同等であり、
CPU1、データ転送回路2、RAM3、印字ヘッド4
を有している。また、本実施例における印字ヘッドのド
ット構成は図5と同等であり、136本のインク噴射ノ
ズルが一列に配置され、上から順にイエロー24ドッ
ト、マゼンタ24ドット、シアン24ドット、ブラック
64ドットで構成される。
【0053】本実施例における印字ヘッドの駆動シーケ
ンスを表すタイミングチャートを図9に示す。図9にお
いて印字ヘッドは時分割駆動され、136本のノズルは
16回に分割されて駆動される。隣接するノズルは異な
るタイミングで順次駆動(例えば、Y16,Y15,・
・・)され、同時に駆動されるノズルは16ドットおき
(ノズル群間の8ドット分のギャップを含む)となる。
時分割駆動によって印字ヘッドの駆動に必要な電流のピ
ーク値を減らして電源の負担を軽減できる。さらに、隣
接するノズルを異なるタイミングで駆動することによ
り、インク滴の噴射に伴うヘッド内のインクの振動を軽
減させ、ヘッドのインク噴射特性やインクの再充填時間
(リフィル時間)を向上させることができる。
ンスを表すタイミングチャートを図9に示す。図9にお
いて印字ヘッドは時分割駆動され、136本のノズルは
16回に分割されて駆動される。隣接するノズルは異な
るタイミングで順次駆動(例えば、Y16,Y15,・
・・)され、同時に駆動されるノズルは16ドットおき
(ノズル群間の8ドット分のギャップを含む)となる。
時分割駆動によって印字ヘッドの駆動に必要な電流のピ
ーク値を減らして電源の負担を軽減できる。さらに、隣
接するノズルを異なるタイミングで駆動することによ
り、インク滴の噴射に伴うヘッド内のインクの振動を軽
減させ、ヘッドのインク噴射特性やインクの再充填時間
(リフィル時間)を向上させることができる。
【0054】しかしながら、シリアルプリンタは印字ヘ
ッドを記録紙に対して走行させながら駆動するので、駆
動タイミングのずれは記録紙上でのドット位置のずれと
なる。図9に示すような駆動方法においては、時分割に
よる時間差でドット列が鋸状に形成される。従って、印
字ヘッドを時分割駆動する場合は駆動タイミングの時間
差によって印字ずれが生じないように何らかの対策を施
す必要がある。
ッドを記録紙に対して走行させながら駆動するので、駆
動タイミングのずれは記録紙上でのドット位置のずれと
なる。図9に示すような駆動方法においては、時分割に
よる時間差でドット列が鋸状に形成される。従って、印
字ヘッドを時分割駆動する場合は駆動タイミングの時間
差によって印字ずれが生じないように何らかの対策を施
す必要がある。
【0055】本実施例において時分割駆動による印字ず
れを防ぐ方法を、図10に基づいて説明する。図10に
おいて左側の図は、印字ヘッドの上部であるイエローの
1番目(Y1)から20番目(Y20)までのノズル配
列を示しており、印字ヘッドは記録紙上の垂直線に対し
て3.58度傾いた状態でキャリッジに取り付けられ
る。即ち、印字ヘッドは垂直方向16ドットあたり水平
方向1ドット分の傾きを持つ。キャリッジは記録紙に対
して水平方向に走査される。図中Lは、1ドットピッチ
を示し、本実施例では70.6μm(360DPI)で
ある。
れを防ぐ方法を、図10に基づいて説明する。図10に
おいて左側の図は、印字ヘッドの上部であるイエローの
1番目(Y1)から20番目(Y20)までのノズル配
列を示しており、印字ヘッドは記録紙上の垂直線に対し
て3.58度傾いた状態でキャリッジに取り付けられ
る。即ち、印字ヘッドは垂直方向16ドットあたり水平
方向1ドット分の傾きを持つ。キャリッジは記録紙に対
して水平方向に走査される。図中Lは、1ドットピッチ
を示し、本実施例では70.6μm(360DPI)で
ある。
【0056】この状態において、図9の駆動シーケンス
により記録紙上に形成されたドット配列を図10の右側
に示す。時分割駆動による駆動タイミングのずれがヘッ
ドの傾きによって相殺されるので、1ノズル目から16
ノズル目までのドットは垂直に配置されて印字ずれは生
じない。17ノズル目以降のドットは1ドット分右に離
れて垂直に配置されるので右隣の列のドットを形成する
こととなり、やはり印字ずれは生じない。即ち、印字ヘ
ッド全体で見れば図11に示すように16ノズル毎に隣
の列のドットを形成することとなり、印字ヘッドの1回
の駆動によって、記録紙上では階段状(1ドット間隔)
のドット列が10列に渡って形成される。
により記録紙上に形成されたドット配列を図10の右側
に示す。時分割駆動による駆動タイミングのずれがヘッ
ドの傾きによって相殺されるので、1ノズル目から16
ノズル目までのドットは垂直に配置されて印字ずれは生
じない。17ノズル目以降のドットは1ドット分右に離
れて垂直に配置されるので右隣の列のドットを形成する
こととなり、やはり印字ずれは生じない。即ち、印字ヘ
ッド全体で見れば図11に示すように16ノズル毎に隣
の列のドットを形成することとなり、印字ヘッドの1回
の駆動によって、記録紙上では階段状(1ドット間隔)
のドット列が10列に渡って形成される。
【0057】図12は、データ転送回路2におけるプリ
ントバッファ読み出しのためのアドレス作成回路のブロ
ック図を示す。図12において、アドレス(K〜C)レ
ジスタ101a〜d、水平オフセット(KH〜CH)レ
ジスタ102a〜d、セレクタ103、待避レジスタ1
04、セレクタ105、セレクタ106、マスク回路1
07、反転/非反転回路108、加算器109、キャリ
ー制御回路110の機能は図6の場合と同等である。
ントバッファ読み出しのためのアドレス作成回路のブロ
ック図を示す。図12において、アドレス(K〜C)レ
ジスタ101a〜d、水平オフセット(KH〜CH)レ
ジスタ102a〜d、セレクタ103、待避レジスタ1
04、セレクタ105、セレクタ106、マスク回路1
07、反転/非反転回路108、加算器109、キャリ
ー制御回路110の機能は図6の場合と同等である。
【0058】111は階段パターン(ZP)レジスタ、
112はセレクタであり、本実施例では、これらの回路
が先の実施例2に対して特徴的である。
112はセレクタであり、本実施例では、これらの回路
が先の実施例2に対して特徴的である。
【0059】階段パターンレジスタ111は、データ信
号D0〜15に接続され印字ヘッドの階段パターンを格
納する。階段パターンは、印字ヘッドの1回の駆動によ
って形成されるドット列の形状を示すデータである。セ
レクタ112は階段パターンデータの選択を行う。セレ
クタ112の出力はマスク回路107に入力されマスク
状態の制御を行う。
号D0〜15に接続され印字ヘッドの階段パターンを格
納する。階段パターンは、印字ヘッドの1回の駆動によ
って形成されるドット列の形状を示すデータである。セ
レクタ112は階段パターンデータの選択を行う。セレ
クタ112の出力はマスク回路107に入力されマスク
状態の制御を行う。
【0060】プリントバッファのデータ構造を図13に
示す。プリントバッファの構造そのものは図7と全く同
じであるが、印字ヘッドの1回の駆動によって印字され
るデータは図13でハッチングされた部分、すなわちア
ドレスY、Y+1、Y+2+YHの3バイト、アドレス
M、M+1、M+2+MHの3バイト、アドレスC、C
+1、C+2+CHの3バイトおよびアドレスKからK
+7+3KHまでの8バイトである。従って、印字ヘッ
ドに印字データを転送する場合は図13で彩色された部
分が示すように、プリントバッファを斜めに読み出す。
示す。プリントバッファの構造そのものは図7と全く同
じであるが、印字ヘッドの1回の駆動によって印字され
るデータは図13でハッチングされた部分、すなわちア
ドレスY、Y+1、Y+2+YHの3バイト、アドレス
M、M+1、M+2+MHの3バイト、アドレスC、C
+1、C+2+CHの3バイトおよびアドレスKからK
+7+3KHまでの8バイトである。従って、印字ヘッ
ドに印字データを転送する場合は図13で彩色された部
分が示すように、プリントバッファを斜めに読み出す。
【0061】図14は図12のアドレス作成回路の動作
を示すタイミングチャートであり、順方向印字の場合に
ついて示している。図12に示したアドレス作成回路の
動作を図14に基づいて具体的に説明する。
を示すタイミングチャートであり、順方向印字の場合に
ついて示している。図12に示したアドレス作成回路の
動作を図14に基づいて具体的に説明する。
【0062】図14において、CLKはアドレス作成回
路を同期的に動かすためのクロック信号であり、アドレ
ス作成回路の各部はCLKの立ち上がりに同期して変化
する。アドレスレジスタ101a〜dの値はK、Y、
M、Cに、水平オフセットレジスタ12の値はKH、Y
H、MH、CHに予め設定されている。また、階段パタ
ーンレジスタ111の値は印字データ16ドット当り、
即ち2バイトに1回セットされるように設定されてい
る。データ転送回路2がプリントバッファの読み出しを
開始すると最初にアドレスレジスタ101bの値Yがセ
レクタ103によって選択されて信号PBA0〜18に
出力される。信号PBA0〜18の値はRAM3のアド
レス信号ADDRESSに出力され、リード信号REA
D−にリードパルスが出力される。そのためスタートア
ドレスYから印字データが読み出され、印字ヘッド4に
転送される。この読み出し時にスタートアドレスYは待
避レジスタ104に格納され、信号LA0〜18の値は
Yになる。
路を同期的に動かすためのクロック信号であり、アドレ
ス作成回路の各部はCLKの立ち上がりに同期して変化
する。アドレスレジスタ101a〜dの値はK、Y、
M、Cに、水平オフセットレジスタ12の値はKH、Y
H、MH、CHに予め設定されている。また、階段パタ
ーンレジスタ111の値は印字データ16ドット当り、
即ち2バイトに1回セットされるように設定されてい
る。データ転送回路2がプリントバッファの読み出しを
開始すると最初にアドレスレジスタ101bの値Yがセ
レクタ103によって選択されて信号PBA0〜18に
出力される。信号PBA0〜18の値はRAM3のアド
レス信号ADDRESSに出力され、リード信号REA
D−にリードパルスが出力される。そのためスタートア
ドレスYから印字データが読み出され、印字ヘッド4に
転送される。この読み出し時にスタートアドレスYは待
避レジスタ104に格納され、信号LA0〜18の値は
Yになる。
【0063】セレクタ105は信号PBA0〜18を選
択しているので、信号SA0〜18の値はPBA0〜1
8に等しくなる。セレクタ106は水平オフセットレジ
スタ102bの値YHを選択しているが、マスク回路1
07はマスク状態なので出力値は0である。また、反転
/非反転回路108は非反転状態なのでマスク回路10
7の出力値0がそのまま出力される。キャリー制御回路
110はキャリーをセットしているので、加算器109
に対して1を加算するのと同等の効果を持つ。図14に
おいて加算値の名が付いた信号は、反転/非反転回路1
08の出力値とキャリー制御回路110の出力を加算し
たものであり、信号SA0〜18とこの加算値の和が信
号NPA0〜18に出力される。加算値が+1となって
いるのでNPA0〜18の値はY+1となり、この値は
アドレスレジスタ101bにフィードバックされる。そ
のためアドレスレジスタ101bの値は次のクロックで
Y+1に設定され、アドレスY+1から印字データが読
み出されて印字ヘッド4に転送される。
択しているので、信号SA0〜18の値はPBA0〜1
8に等しくなる。セレクタ106は水平オフセットレジ
スタ102bの値YHを選択しているが、マスク回路1
07はマスク状態なので出力値は0である。また、反転
/非反転回路108は非反転状態なのでマスク回路10
7の出力値0がそのまま出力される。キャリー制御回路
110はキャリーをセットしているので、加算器109
に対して1を加算するのと同等の効果を持つ。図14に
おいて加算値の名が付いた信号は、反転/非反転回路1
08の出力値とキャリー制御回路110の出力を加算し
たものであり、信号SA0〜18とこの加算値の和が信
号NPA0〜18に出力される。加算値が+1となって
いるのでNPA0〜18の値はY+1となり、この値は
アドレスレジスタ101bにフィードバックされる。そ
のためアドレスレジスタ101bの値は次のクロックで
Y+1に設定され、アドレスY+1から印字データが読
み出されて印字ヘッド4に転送される。
【0064】このとき、セレクタ112の出力は階段パ
ターンレジスタ111の設定によってセット状態となる
ので、マスク回路107は非マスク状態となり水平オフ
セットレジスタ102bの値YHを出力する。そのため
加算値は+1+YHとなり、アドレスレジスタ101b
の値は次のクロックでY+2+YHまで加算される。従
って、イエローのプリントバッファについてはアドレス
Y、Y+1、Y+2+YHの3バイトから読み出された
印字データが印字ヘッドに転送される。
ターンレジスタ111の設定によってセット状態となる
ので、マスク回路107は非マスク状態となり水平オフ
セットレジスタ102bの値YHを出力する。そのため
加算値は+1+YHとなり、アドレスレジスタ101b
の値は次のクロックでY+2+YHまで加算される。従
って、イエローのプリントバッファについてはアドレス
Y、Y+1、Y+2+YHの3バイトから読み出された
印字データが印字ヘッドに転送される。
【0065】アドレスY+2+YHが読み出される時に
はセレクタ105は信号LA0〜18を選択するので、
信号SA0〜18の値は待避レジスタ104に保存され
ていた値Yとなる。また、マスク回路15は非マスク状
態となってYHを出力し、キャリー制御回路18はキャ
リーをリセットするので加算値はYHとなる。そのため
NPA0〜18の値はY+YHとなり、この値はアドレ
スレジスタ101bに設定される。同様にしてマゼン
タ、シアン、ブラックの印字データが順次読み出され
る。ただし、ブラックのみは8バイトの印字データが印
字ヘッドに転送される。
はセレクタ105は信号LA0〜18を選択するので、
信号SA0〜18の値は待避レジスタ104に保存され
ていた値Yとなる。また、マスク回路15は非マスク状
態となってYHを出力し、キャリー制御回路18はキャ
リーをリセットするので加算値はYHとなる。そのため
NPA0〜18の値はY+YHとなり、この値はアドレ
スレジスタ101bに設定される。同様にしてマゼン
タ、シアン、ブラックの印字データが順次読み出され
る。ただし、ブラックのみは8バイトの印字データが印
字ヘッドに転送される。
【0066】各色の印字データの転送が終了する度に、
アドレスレジスタ101a〜dの値は各プリントバッフ
ァのおける右隣のアドレスに再設定されるので、CPU
1はキャリッジを走査する前に一度スタートアドレスを
設定すれば、キャリッジを走査している間はアドレスを
設定し直す必要は無い。逆方向印字時には、反転/非反
転回路108を用いてアドレスレジスタ101a〜dの
値を左隣のアドレスに設定することが可能である。
アドレスレジスタ101a〜dの値は各プリントバッフ
ァのおける右隣のアドレスに再設定されるので、CPU
1はキャリッジを走査する前に一度スタートアドレスを
設定すれば、キャリッジを走査している間はアドレスを
設定し直す必要は無い。逆方向印字時には、反転/非反
転回路108を用いてアドレスレジスタ101a〜dの
値を左隣のアドレスに設定することが可能である。
【0067】なお、上記セレクタ103、105、10
6、112、マスク回路107、反転/非反転回路10
8の選択状態、マスク状態、反転状態は、実施例同様図
示しないタイミング制御回路が上記クロック信号CLK
に基づいて制御している。
6、112、マスク回路107、反転/非反転回路10
8の選択状態、マスク状態、反転状態は、実施例同様図
示しないタイミング制御回路が上記クロック信号CLK
に基づいて制御している。
【0068】以上説明したように本実施例によるデータ
転送回路は、印字ヘッドが形成する階段状のドット配列
形状に対応してプリントバッファを斜めに読み出す機能
を有するため、CPU1はドット配列形状を意識するこ
となくプリントバッファ内の印字データを作成すること
ができ、CPUの負荷を軽減できる。
転送回路は、印字ヘッドが形成する階段状のドット配列
形状に対応してプリントバッファを斜めに読み出す機能
を有するため、CPU1はドット配列形状を意識するこ
となくプリントバッファ内の印字データを作成すること
ができ、CPUの負荷を軽減できる。
【0069】本実施例では16ドット毎に列が切り替わ
るヘッドの場合について説明したが、切り替えのドット
長が印字データの転送単位すなわち8ドットの倍数であ
れば階段パターンレジスタの設定値を変えるだけで対応
が可能である。また、単色のヘッドを使用することも当
然可能である。
るヘッドの場合について説明したが、切り替えのドット
長が印字データの転送単位すなわち8ドットの倍数であ
れば階段パターンレジスタの設定値を変えるだけで対応
が可能である。また、単色のヘッドを使用することも当
然可能である。
【0070】以上のように、実施例3においては実施例
2の効果に加え、データ転送回路が印字ヘッドのドット
配列形状に合わせてプリントバッファを読み出す機能を
持つため、CPUは印字ヘッドのドット配列形状を意識
することなく印字データを作成することができる。
2の効果に加え、データ転送回路が印字ヘッドのドット
配列形状に合わせてプリントバッファを読み出す機能を
持つため、CPUは印字ヘッドのドット配列形状を意識
することなく印字データを作成することができる。
【0071】(実施例4)次に本発明の第4の実施例に
ついて説明する。本実施例におけるデータ転送回路を備
えたプリンタの主要な回路構成は図1と同等であり、C
PU1、データ転送回路2、RAM3、印字ヘッド4を
有している。印字ヘッドのノズル構成は図5と同等であ
り、136本のインク噴射ノズルが一列に配置され、上
から順にイエロー24ドット、マゼンタ24ドット、シ
アン24ドット、ブラック64ドットで構成される。ま
た、印字ヘッドの駆動シーケンスは図9と同等であり、
136本のノズルは16回に分割されて駆動される。さ
らに印字ヘッドが形成するドット配列は図10および図
11と同等であり、16ドットずつ垂直にならんだドッ
ト列が10列に渡って形成される。
ついて説明する。本実施例におけるデータ転送回路を備
えたプリンタの主要な回路構成は図1と同等であり、C
PU1、データ転送回路2、RAM3、印字ヘッド4を
有している。印字ヘッドのノズル構成は図5と同等であ
り、136本のインク噴射ノズルが一列に配置され、上
から順にイエロー24ドット、マゼンタ24ドット、シ
アン24ドット、ブラック64ドットで構成される。ま
た、印字ヘッドの駆動シーケンスは図9と同等であり、
136本のノズルは16回に分割されて駆動される。さ
らに印字ヘッドが形成するドット配列は図10および図
11と同等であり、16ドットずつ垂直にならんだドッ
ト列が10列に渡って形成される。
【0072】本実施例におけるプリンタでは、プリント
バッファに格納された印字データは特定のマスクパター
ンでマスクされて印字される。このマスクは記録紙上で
の印字濃度を変えるために印字画像データを間引いて印
字したり、重ね打ちの際に印字パス毎に印字するドット
を変えるために行なわれる。マスク処理は、プリントバ
ッファから転送された(読出された)印字データとマス
クデータのAND演算によって行う。
バッファに格納された印字データは特定のマスクパター
ンでマスクされて印字される。このマスクは記録紙上で
の印字濃度を変えるために印字画像データを間引いて印
字したり、重ね打ちの際に印字パス毎に印字するドット
を変えるために行なわれる。マスク処理は、プリントバ
ッファから転送された(読出された)印字データとマス
クデータのAND演算によって行う。
【0073】マスクデータを格納するためにRAMの一
部がマスクバッファとして使用される。CPU1はマス
クデータを作成してマスクバッファに格納した後に印字
動作を行う。一度作成したマスクデータはマスクパター
ンを変える必要が生じない限り、繰り返し使用できる。
部がマスクバッファとして使用される。CPU1はマス
クデータを作成してマスクバッファに格納した後に印字
動作を行う。一度作成したマスクデータはマスクパター
ンを変える必要が生じない限り、繰り返し使用できる。
【0074】マスクバッファの構造は図13に示したプ
リントバッファと同様であるが、各色のスタートアドレ
ス(格納された各色のマスクデータを読出す開始アドレ
ス)はイエローがYM、マゼンタがMM、シアンがC
M、ブラックがKMである。また水平オフセットアドレ
スはイエロー、マゼンタ、シアンが共通でLHM、ブラ
ックがKHMである。
リントバッファと同様であるが、各色のスタートアドレ
ス(格納された各色のマスクデータを読出す開始アドレ
ス)はイエローがYM、マゼンタがMM、シアンがC
M、ブラックがKMである。また水平オフセットアドレ
スはイエロー、マゼンタ、シアンが共通でLHM、ブラ
ックがKHMである。
【0075】本実施例におけるデータ転送回路は、プリ
ントバッファとマスクバッファを交互に読み出し、プリ
ントバッファから読み出した印字データをマスクバッフ
ァから読み出したマスクデータでAND演算を行なった
後に、印字ヘッドに転送する。マスクバッファの容量は
2Kバイトで、この領域内のデータが繰り返し読み出さ
れる。
ントバッファとマスクバッファを交互に読み出し、プリ
ントバッファから読み出した印字データをマスクバッフ
ァから読み出したマスクデータでAND演算を行なった
後に、印字ヘッドに転送する。マスクバッファの容量は
2Kバイトで、この領域内のデータが繰り返し読み出さ
れる。
【0076】図15は、データ転送回路2におけるプリ
ントバッファおよびマスクバッファの読み出しのための
アドレス作成回路のブロック図を示す。
ントバッファおよびマスクバッファの読み出しのための
アドレス作成回路のブロック図を示す。
【0077】図15において、アドレス(K〜C)レジ
スタ101a〜d、水平オフセット(KH〜KC)レジ
スタ102a〜d、セレクタ103、待避レジスタ10
4、セレクタ105、セレクタ106、マスク回路10
7、反転/非反転回路108、加算器109およびキャ
リー制御回路110はプリントバッファ作成回路部であ
り、その機能は図12と同等である。
スタ101a〜d、水平オフセット(KH〜KC)レジ
スタ102a〜d、セレクタ103、待避レジスタ10
4、セレクタ105、セレクタ106、マスク回路10
7、反転/非反転回路108、加算器109およびキャ
リー制御回路110はプリントバッファ作成回路部であ
り、その機能は図12と同等である。
【0078】アドレス(KM〜CM)レジスタ201a
〜d、水平オフセット(KHM,LHM)レジスタ20
2a〜b、セレクタ203、待避レジスタ204、セレ
クタ205、セレクタ206、マスク回路207、反転
/非反転回路208、加算器209およびキャリー制御
回路210はマスクバッファ作成回路部であり、本実施
例では、これらの回路が先の実施例3に対して特徴的で
ある。その機能はプリントバッファ作成回路部と同等で
ある。ただし、マスクバッファサイズが2Kバイトなの
で各部のビット幅はプリントバッファ作成回路部よりも
小さくなっている。また、イエロー、マゼンタ、シアン
の水平オフセットレジスタは、カラー水平オフセット
(LHM)レジスタ202bとして一本化されている。
〜d、水平オフセット(KHM,LHM)レジスタ20
2a〜b、セレクタ203、待避レジスタ204、セレ
クタ205、セレクタ206、マスク回路207、反転
/非反転回路208、加算器209およびキャリー制御
回路210はマスクバッファ作成回路部であり、本実施
例では、これらの回路が先の実施例3に対して特徴的で
ある。その機能はプリントバッファ作成回路部と同等で
ある。ただし、マスクバッファサイズが2Kバイトなの
で各部のビット幅はプリントバッファ作成回路部よりも
小さくなっている。また、イエロー、マゼンタ、シアン
の水平オフセットレジスタは、カラー水平オフセット
(LHM)レジスタ202bとして一本化されている。
【0079】階段パターン(ZP)レジスタ111、セ
レクタ112はプリントバッファ作成回路部とマスクバ
ッファ作成回路部で共有され、その機能は図12と同等
である。セレクタ211は、プリントバッファアドレス
PBA0〜18とマスクバッファアドレスMBA0〜1
0の切り替えを行う。マスクバッファサイズは2Kバイ
トしかないので、マスクバッファ選択時には上位アドレ
スは固定値となる。
レクタ112はプリントバッファ作成回路部とマスクバ
ッファ作成回路部で共有され、その機能は図12と同等
である。セレクタ211は、プリントバッファアドレス
PBA0〜18とマスクバッファアドレスMBA0〜1
0の切り替えを行う。マスクバッファサイズは2Kバイ
トしかないので、マスクバッファ選択時には上位アドレ
スは固定値となる。
【0080】図16は図15のアドレス作成回路の動作
を示すタイミングチャートであり、順方向印字の場合に
ついて示している。
を示すタイミングチャートであり、順方向印字の場合に
ついて示している。
【0081】図16において、Yレジスタ、Mレジス
タ、Cレジスタ、KレジスタおよびPBA0〜18はプ
リントバッファ作成回路部の動作を示している。プリン
トバッファ作成回路部の動作は図14と同等であるが、
CLK信号の2クロックで1回しか動作しない。そのた
めプリントバッファ作成回路部の動作周期は図14に比
べて2倍に延びている。図中、YMレジスタ、MMレジ
スタ、CMレジスタ、KMレジスタおよびMBA0〜1
0は、マスクバッファ作成回路部の動作を示している。
マスクバッファ作成回路部の動作はプリントバッファ作
成回路部と同等である。
タ、Cレジスタ、KレジスタおよびPBA0〜18はプ
リントバッファ作成回路部の動作を示している。プリン
トバッファ作成回路部の動作は図14と同等であるが、
CLK信号の2クロックで1回しか動作しない。そのた
めプリントバッファ作成回路部の動作周期は図14に比
べて2倍に延びている。図中、YMレジスタ、MMレジ
スタ、CMレジスタ、KMレジスタおよびMBA0〜1
0は、マスクバッファ作成回路部の動作を示している。
マスクバッファ作成回路部の動作はプリントバッファ作
成回路部と同等である。
【0082】セレクタ211は、プリントバッファアド
レスPBA0〜18とマスクバッファアドレスMBA0
〜10を1クロックごとに切り替えて出力する。セレク
タ211の出力PMA0〜18はRAMのアドレス信号
ADDRESSに出力される。そのため、プリントバッ
ファとマスクバッファは交互に読み出される。プリント
バッファから読み出された印字データは、続いて読み出
されたマスクデータによってAND演算(修飾)を施さ
れた後に印字ヘッドに転送される。AND演算は、バッ
ファメモリと印字ヘッドの間に設けられたAND回路
(図示せず)によって行なう。
レスPBA0〜18とマスクバッファアドレスMBA0
〜10を1クロックごとに切り替えて出力する。セレク
タ211の出力PMA0〜18はRAMのアドレス信号
ADDRESSに出力される。そのため、プリントバッ
ファとマスクバッファは交互に読み出される。プリント
バッファから読み出された印字データは、続いて読み出
されたマスクデータによってAND演算(修飾)を施さ
れた後に印字ヘッドに転送される。AND演算は、バッ
ファメモリと印字ヘッドの間に設けられたAND回路
(図示せず)によって行なう。
【0083】なお、上記セレクタ103、105、10
6、111、203、205、206、マスク回路10
7、207、反転/非反転回路108、208の選択状
態、マスク状態、反転状態は、実施例同様図示しないタ
イミング制御回路が上記クロック信号CLKに基づいて
制御している。
6、111、203、205、206、マスク回路10
7、207、反転/非反転回路108、208の選択状
態、マスク状態、反転状態は、実施例同様図示しないタ
イミング制御回路が上記クロック信号CLKに基づいて
制御している。
【0084】以上説明したように本実施例によるデータ
転送回路は、プリントバッファに格納された印字データ
をマスクバッファに格納されたマスクパターンによって
マスクすることが可能である。そのため、CPU1は印
字データをマスクするための処理から開放される。マス
クパターンは1回作成すれば何度でも再使用できるの
で、マスクパターンの作成はCPUにとって大きな負荷
とはならない。データ転送回路はプリントバッファおよ
びマスクバッファ内のデータを自動的に読みだすため、
キャリッジを走査している間、CPU1はプリントバッ
ファおよびマスクバッファの読み出しに関与する必要は
無い。
転送回路は、プリントバッファに格納された印字データ
をマスクバッファに格納されたマスクパターンによって
マスクすることが可能である。そのため、CPU1は印
字データをマスクするための処理から開放される。マス
クパターンは1回作成すれば何度でも再使用できるの
で、マスクパターンの作成はCPUにとって大きな負荷
とはならない。データ転送回路はプリントバッファおよ
びマスクバッファ内のデータを自動的に読みだすため、
キャリッジを走査している間、CPU1はプリントバッ
ファおよびマスクバッファの読み出しに関与する必要は
無い。
【0085】また、データ転送回路は印字ヘッドのドッ
ト配列に合わせて両バッファを読みだせるので、CPU
は印字ヘッドのドット配列を意識することなくプリント
バッファおよびマスクバッファを作成することが可能で
ある。
ト配列に合わせて両バッファを読みだせるので、CPU
は印字ヘッドのドット配列を意識することなくプリント
バッファおよびマスクバッファを作成することが可能で
ある。
【0086】以上のとおり、実施例4においては実施例
3の効果に加え、データ転送回路が印字データをマスク
する機能を有するため、CPU1は印字データをマスク
する処理から開放される。マスクパターンをRAM内の
マスクバッファに格納するため、データ量の大きなマス
クパターンを使用することが可能となり、パターン設定
の自由度が飛躍的に高まる。データ転送回路がプリント
バッファおよびマスクバッファ内のデータを自動的に読
み出すため、CPUは両バッファの読み出し処理から開
放される。
3の効果に加え、データ転送回路が印字データをマスク
する機能を有するため、CPU1は印字データをマスク
する処理から開放される。マスクパターンをRAM内の
マスクバッファに格納するため、データ量の大きなマス
クパターンを使用することが可能となり、パターン設定
の自由度が飛躍的に高まる。データ転送回路がプリント
バッファおよびマスクバッファ内のデータを自動的に読
み出すため、CPUは両バッファの読み出し処理から開
放される。
【0087】また、データ転送回路は印字ヘッドのドッ
ト配列形状に合わせて両バッファを読み出す機能を持つ
ため、CPUは印字ヘッドのドット配列形状を意識する
ことなく印字データとマスクパターンを作成することが
できる。
ト配列形状に合わせて両バッファを読み出す機能を持つ
ため、CPUは印字ヘッドのドット配列形状を意識する
ことなく印字データとマスクパターンを作成することが
できる。
【0088】(その他)本発明は、特にインクジェット
記録方式の中でも熱エネルギーを利用して飛翔的液的を
形成し、記録を行うインクジェット方式の記録ヘッドを
用いた記録装置において優れた効果をもたらすものであ
る。
記録方式の中でも熱エネルギーを利用して飛翔的液的を
形成し、記録を行うインクジェット方式の記録ヘッドを
用いた記録装置において優れた効果をもたらすものであ
る。
【0089】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型、
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも一つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一体一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成出来るので有効である。この気泡の成
長、収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも一つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書、同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、更に優れた記録を行うことが出
来る。
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型、
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも一つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一体一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成出来るので有効である。この気泡の成
長、収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも一つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書、同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、更に優れた記録を行うことが出
来る。
【0090】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組合わせ構成(直線状液流路又は直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書、米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組合わせ構成(直線状液流路又は直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書、米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
【0091】さらに、記録装置が記録できる記録媒体の
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
【0092】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0093】また、本発明の記録装置の構成として、記
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
【0094】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、記録色や濃度を異にする複数のインク
に対応して2個以上の個数設けられるものであってもよ
い。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるかい
ずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色に
よるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備え
た装置にも本発明は極めて有効である。
個数についても、記録色や濃度を異にする複数のインク
に対応して2個以上の個数設けられるものであってもよ
い。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるかい
ずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色に
よるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備え
た装置にも本発明は極めて有効である。
【0095】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付加時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せし
めることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発
を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化す
るインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付与
によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も
本発明は適用可能である。このような場合のインクは、
特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−7
1260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部
または貫通孔に液状又は固形物として保持された状態
で、電気熱変換体に対して対向するような形態としても
よい。本発明においては、上述した各インクに対して最
も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもので
ある。
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付加時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せし
めることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発
を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化す
るインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付与
によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も
本発明は適用可能である。このような場合のインクは、
特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−7
1260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部
または貫通孔に液状又は固形物として保持された状態
で、電気熱変換体に対して対向するような形態としても
よい。本発明においては、上述した各インクに対して最
も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもので
ある。
【0096】さらに加えて、本発明インクジェット記録
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
【0097】なお、本発明はインクジェット記録方式に
限定されるものではなく、他の記録方式、例えば、サー
マル記録方式、ワイヤードット記録方式にも適用でき
る。
限定されるものではなく、他の記録方式、例えば、サー
マル記録方式、ワイヤードット記録方式にも適用でき
る。
【0098】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、デ
ータ転送回路がプリントバッファ内のデータを自動的に
読み出すため、CPUはプリントバッファ読み出し処理
から開放される。また、プリントバッファの水平方向の
アドレス変化量をレジスタで設定することにより、プリ
ントバッファの垂直方向のアドレス連続量を任意に設定
することが可能になる。そのためプリントバッファの構
造を印字ヘッドのドット数とは無関係に決めることがで
き、プリントバッファの作成が容易となる。
ータ転送回路がプリントバッファ内のデータを自動的に
読み出すため、CPUはプリントバッファ読み出し処理
から開放される。また、プリントバッファの水平方向の
アドレス変化量をレジスタで設定することにより、プリ
ントバッファの垂直方向のアドレス連続量を任意に設定
することが可能になる。そのためプリントバッファの構
造を印字ヘッドのドット数とは無関係に決めることがで
き、プリントバッファの作成が容易となる。
【図1】プリンタの主要な回路構成を示すブロック図で
ある。
ある。
【図2】アドレス作成回路のブロック図である。
【図3】プリントバッファのデータ構造を示す図であ
る。
る。
【図4】アドレス作成回路の動作を示すタイミングチャ
ートである。
ートである。
【図5】印字ヘッドのドット構成を示す図である。
【図6】アドレス作成回路のブロック図である。
【図7】プリントバッファのデータ構造を示す図であ
る。
る。
【図8】アドレス作成回路の動作を示すタイミングチャ
ートである。
ートである。
【図9】印字ヘッドの駆動シーケンスを示すタイミング
チャートである。
チャートである。
【図10】印字ヘッドの一部のドット配列を詳細に示す
図である。
図である。
【図11】印字ヘッド全体のドット配列を示す図であ
る。
る。
【図12】アドレス作成回路のブロック図である。
【図13】プリントバッファのデータ構造を示す図であ
る。
る。
【図14】アドレス作成回路の動作を示すタイミングチ
ャートである。
ャートである。
【図15】アドレス作成回路のブロック図である。
【図16】アドレス作成回路の動作を示すタイミングチ
ャートである。
ャートである。
1 CPU 2 データ転送回路 3 RAM 4 印字ヘッド 11 アドレスレジスタ 12 水平オフセットレジスタ 13 待避レジスタ 14 セレクタ 15 マスク回路 16 反転/非反転回路 17 加算器 18 キャリー制御回路
Claims (10)
- 【請求項1】 バッファメモリに対する先頭アドレスを
設定するアドレス設定手段と、 前記バッファメモリに対するアドレスオフセットを設定
するオフセット設定手段と、 前記先頭アドレスを基準アドレスとして、前記バッファ
メモリに出力する転送アドレスを所定回連続的に生成す
るアドレス生成手段と、 前記アドレス生成手段による転送アドレスの生成の後、
前記先頭アドレスに前記アドレスオフセットを演算して
前記アドレス生成手段の基準アドレスとする演算手段と
を有することを特徴とするデータ転送回路。 - 【請求項2】 バッファメモリに対する複数の先頭アド
レスを設定するアドレス設定手段と、 前記複数の先頭アドレスを順次選択するアドレス選択手
段と、 前記バッファメモリに対する複数のアドレスオフセット
を設定するオフセット設定手段と、 前記選択された先頭アドレスに対応する前記複数のアド
レスオフセットを選択するオフセット選択手段と、 前記選択された先頭アドレスを基準アドレスとして、前
記バッファメモリに出力する転送アドレスを所定回連続
的に生成するアドレス生成手段と、 前記アドレス生成手段による転送アドレスの生成の後、
前記選択された先頭アドレスに前記選択されたアドレス
オフセットを演算して前記アドレス発生手段の基準アド
レスとする演算手段とを有することを特徴とするデータ
転送回路。 - 【請求項3】 バッファメモリに対する先頭アドレスを
設定するアドレス設定手段と、 前記バッファメモリに対するアドレスオフセットを設定
するオフセット設定手段と、 前記先頭アドレスを基準アドレスとして、前記バッファ
メモリに出力する転送アドレスを生成するものであっ
て、前記転送アドレスをインクリメントする手段と、前
記インクリメントされる転送アドレスに前記アドレスオ
フセットを加算する手段を有するアドレス生成手段と、 前記アドレス生成手段による転送アドレスの生成の後、
前記先頭アドレスに前記アドレスオフセットを演算して
前記アドレス生成手段の基準アドレスとする演算手段と
を有することを特徴とするデータ転送回路。 - 【請求項4】 前記演算手段は、加算又は減算を行うこ
とを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のデー
タ転送回路。 - 【請求項5】 前記演算手段は、先頭アドレスにアドレ
スオフセットを加算するか減算するかを指定する手段を
有することを特徴とする請求項4記載のデータ転送回
路。 - 【請求項6】 前記バッファメモリは記録データを格納
するプリントバッファであり、 前記プリントバッファから転送される記録データを記録
ヘッドによって記録するプリンタに用いられることを特
徴とする請求項1乃至5記載のデータ転送回路。 - 【請求項7】 それぞれバッファメモリに対する先頭ア
ドレスを設定する手段と、前記バッファメモリに対する
アドレスオフセットを設定する手段と、前記先頭アドレ
スを基準アドレスとして、前記バッファメモリに出力す
る転送アドレスを所定回連続的に生成する手段と、前記
アドレス生成手段による転送アドレスの生成の後、前記
先頭アドレスに前記アドレスオフセットを演算して前記
アドレス生成手段の基準アドレスとする手段とを有する
第1及び第2のアドレス生成手段と、 前記第1アドレス生成手段によって生成された第1転送
アドレスと、前記第2アドレス生成手段によって生成さ
れた第2転送アドレスを選択する手段とを有することを
特徴とするデータ転送回路。 - 【請求項8】 前記第1転送アドレスに基づいて転送さ
れるデータを、前記第2転送アドレスに基づいて転送さ
れるデータで修飾する修飾手段をさらに有することを特
徴とする請求項7記載のデータ転送回路。 - 【請求項9】 前記第1及び第2のアドレス生成手段に
対するバッファメモリは、それぞれ記録データを格納す
るプリントバッファ及び記録データをマスクするマスク
バッファであり、 前記プリントバッファから前記第1転送アドレスに基づ
いて転送される記録データを、前記第2転送アドレスに
基づいて転送されるマスクデータでマスクして、マスク
した記録データを記録ヘッドによって記録するプリンタ
に用いられることを特徴とする請求項7記載のデータ転
送回路。 - 【請求項10】 前記記録ヘッドは、熱によりインクを
吐出することを特徴とする請求項6又は9記載のデータ
転送回路。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5298190A JPH07152505A (ja) | 1993-11-29 | 1993-11-29 | データ転送回路 |
EP94308546A EP0655706B1 (en) | 1993-11-29 | 1994-11-18 | A data transfer circuit and a recording apparatus and method |
DE69432657T DE69432657T2 (de) | 1993-11-29 | 1994-11-18 | Datenübertragungsschaltung und Drucker und Verfahren |
AT94308546T ATE240563T1 (de) | 1993-11-29 | 1994-11-18 | Datenübertragungsschaltung und drucker und verfahren |
US08/967,263 US6564310B2 (en) | 1993-11-29 | 1997-11-07 | Data transfer circuit and a recording apparatus and method using a predetermined offset for calculating start |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5298190A JPH07152505A (ja) | 1993-11-29 | 1993-11-29 | データ転送回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07152505A true JPH07152505A (ja) | 1995-06-16 |
Family
ID=17856388
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5298190A Pending JPH07152505A (ja) | 1993-11-29 | 1993-11-29 | データ転送回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07152505A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010521332A (ja) * | 2007-02-26 | 2010-06-24 | マーベル ワールド トレード リミテッド | 画像変換デバイスの印刷画像からのビット選択 |
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-
1993
- 1993-11-29 JP JP5298190A patent/JPH07152505A/ja active Pending
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US8351062B2 (en) | 2007-02-26 | 2013-01-08 | Marvell World Trade Ltd. | Bit selection from print image in memory of handheld image translation device |
US8681370B2 (en) | 2007-02-26 | 2014-03-25 | Marvell World Trade Ltd. | Bit selection from print image in memory of handheld image translation device |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030218 |