JPH03189167A - インクジェット記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、インクジェット記録装置に関し、詳しくは、
１つの記録ヘッドユニットにより複数色のインクジェッ
ト記録を可能とするインクジェット記録装置に関する。

〔従来の技術〕

従来、複数色あるいは濃淡の異なる色のインクを用いて
記録が行われるいわゆるカラーインクジェット記録装置
では例えば第８図に示すように構成されていた。ここで
、ＩＣ，ＩＭ、ＩＹおよびＩＢはそれぞれシアン、マゼ
ンタ、イエローおよびブラックのインクを吐出して記録
を行うインクジェット記録ヘッドである。これらの記録
ヘッドＩＣ，ＩＭ、ＩＹおよびＩＢはキャリッジ２上に
並列させて搭載されていて、不図示の駆動手段によるキ
ャリッジ２の案内軸３，４に沿った移動中に各記録ヘッ
ドからそれぞれ異なるインクの吐出が行われる。　５Ｃ
，５Ｍ、５Ｙおよび５Ｂは記録ヘッドＩＣ，ＩＭ、ＩＹ
およびＩｌｌの吐出面上にキャリッジ２の移動方向とは
ほぼ直角の方向に配列されたインク吐出口であり、これ
らのインク吐出口から選択的にそれぞれ異なるインクの
吐出が行われて、そのドツトの混色によりカラー画像が
記録される。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、上述したような従来のインクジェット記
録装置では、複数個の独立した記録ヘッドユニットを並
列させてキャリッジに搭載するためキャリッジが重（な
り、キャリッジを駆動するために大きい駆動力が必要と
なり、また、キャリッジの走行幅もいきおい長くなって
装置全体の大型化を招く。

本発明の目的は、上述した従来の問題点に着目し、その
解決を図るべく、少い数の記録ヘッドユニットで多色の
記録が可能なインクジェット記録装置を提供することに
ある。

（課題を解決するための手段） かかる目的を達成するために、本発明は、記録ヘッドに
走査方向とは直角の方向に配列されたインク吐出口を有
し、記録ヘッドの走査によりインク吐出口から被記録材
に向けてインクを吐出させて記録が行われ、走査のたび
に所定量の被記録材送りがなされるインクジェット記録
装置であって、１つの記録ヘッドに複数色のインクを種
類別に限定して吐出するインク吐出口と、インク吐出口
に連通ずる液路と、液路に種類別のインクを導く共通液
室とを具え、所定量の被記録材送りをインク吐出口の配
列に関連して行うようにしたことを特徴とするものであ
る。

〔作用〕

本発明によれば、複数色のインクを種類別に限定して吐
出させるインク吐出口と、液路および共通液室を１つの
記録ヘッドに配設し、そのインク吐出口の配列に関連し
て被記録材送りがなされるようにしたので、少ない記録
ヘッドにより多色記録が可能となり、かつキャリッジの
駆動力が小さくてすむようになった。

〔実施例〕

以下に、図面に基づいて本発明の実施例を詳細かつ具体
的に説明する。

第１図は本発明の好適な一実施例を模式的に示したもの
である。ここで、１１および２１はそれぞれ独立した記
録ヘッドであり、個々の記録ヘッド１１および２１はそ
れぞれ複数色のインク吐出機能を具えている。以下では
これらの記録ヘッド１１および２１を従来の形態の記録
ヘッドと区別するために記録ヘッドユニットと呼ぶこと
とする。しかして、本例の記録ヘッドユニット１１では
その上半の吐出面にイエローのインクを吐出させるイン
ク吐出口１５Ｙが、またその下手の吐出面にシアンのイ
ンクを吐出させるインク吐出口１５Ｃが配列されている
。また、同様にして、２５Ｂおよび２５１４は記録ヘッ
ドユニット２１に設けたブラックインクの吐出口および
マゼンタインクの吐出口である。

第２図に、その１つの記録ヘッドユニット、例えば記録
ヘッドユニット１！における構成の詳細を示す。ここで
、１６は配線基板、１７Ｙおよび１７Ｇはインク吐出口
１５Ｙおよび１５Ｇにそれぞれ連通ずる液路であり、こ
れらの液路には図示しないがインク吐出エネルギー発生
手段として、例えば電気・熱変換素子が設けられている
。１８Ｙおよび１８Ｇは共通インク室であり、共通イン
ク室１８Ｙにはイエローインクを収容し、共通インク室
１８Ｃにはシアンインクを収容して、それぞれの液路１
７Ｙおよび１７Ｇにイエローインクおよびシアンインク
を供給する。また、１９Ｙおよび１９Ｃには共通インク
室１８Ｙおよび１８Ｃ用のインク供給管であり、別体と
して設けた不図示のインクタンクからそれぞれの色のイ
ンクを共通インク室に補給する。なお、記録ヘッドユニ
ット２１においても、第２図にならった構成とする このように構成した記録ヘッドユニットにより記録を行
った場合の記録過程を第３図に示す。第３図の（＾）は
最初の走査において、第１図に示すヘッドユニット１１
のインク吐出口１５Ｃおよびヘッドユニット２１のイン
ク吐出口２５Ｍからそれぞれシアンおよびマゼンタのイ
ンクを吐出させて記録を行ったときの被記録材上の画像
における混色状態を示し、画像１００＾ではその走査に
従って各吐出口１５Ｃおよび２５Ｍの縦方向の配列幅ｄ
に対応した部分にシアンとマゼンタの２色が混色される
。

次に、幅ｄに相当した分だけ被記録材送りを走査方向と
は直角の方向に行った後、次の走査において、第１図に
示すヘッドユニット１１のインク吐出口１５Ｙおよびヘ
ッドユニット２１のインク吐出口２５Ｂからイエローお
よびブラックのインクを吐出させると共に、インク吐出
口１５Ｇおよびインク吐出口２５Ｍからは最初の走査時
と同様にしてシアンおよびマゼンタのインクを吐出させ
て記録を行った結果、第３図の（Ｂ）に示すような画像
が得られた。ここで、（Ａ）の段階で得られた画像１０
０＾上にイエローとブラックの混色が追加され、更に次
段に次の走査による画像１００Ｂにシアンとマゼンタの
混色画像が得られる。

第３図の（Ｃ）は同様にして更にｄだけ被記録材送りを
なした上、引続きの記録を行フた結果で、１ｏｏｃはこ
のときの走査により得られた画像を示す。かくして、以
下同様の走査による４色記録と被記録材送りを繰返すこ
とにより４色混合の画像を被記録材上に記録することが
できた。

第４図は本発明の第２の実施例を示す。本例は並列に配
置した４個の記録ヘッドユニット１１，２１゜３１およ
び４１により８色の異なる色の記録を実現するもので、
例えば１５Ｙは濃いイエローインクを吐出するインク吐
出口、１５Ｇは濃いシアンインクを吐出するインク吐出
口、以下、２５Ｙ、２５Ｃはそれぞれ薄いイエローイン
ク、薄いシアンインクを吐出するインク吐出口、３５Ｂ
、３５Ｍはそれぞれ濃いブラックインク、濃いマゼンタ
インクを吐出するインク吐出口、４５Ｂ、４５Ｍはそれ
ぞれ薄いブラックインク、薄いマゼンタインクを吐出す
るインク吐出口である。

なお、各インク吐出口は上下共にそれぞれ縦方向にｄの
配列幅を有するもので、このような記録ヘッドユニット
群により一走査ごとに送り量ｄの被記録材送りを繰返す
ことによって、８色による記録を実施することができた
。

第５図は本発明の第３の実施例を示す、本例は１つの記
録ヘッドユニット５１により例えばシアン、マゼンタ、
イエローおよびブラックの４色のインクをそれぞれ吐出
させて多色記録を行うもので、５５Ｃはシアンインクを
吐出するインク吐出口、５５Ｍ、５５Ｙおよび５５Ｂは
それぞれマゼンタ、イエローおよびブラックのインクを
吐出するインク吐出口である。なお、これら各色インク
吐出口の縦方向の配列幅はいずれも等しく、また、図示
はしないが記録ヘッドユニット５１には第２図に準じて
各色ごとに複数の液路、共通インク室、インク供給管等
が配設されるもので、−走査中各色による記録を行い、
ついで、上述の各色のインク吐出口配列幅に相当する被
記録材送りを実施し、その繰返しによって４色による多
色記録を得ることができた。

第６図は本発明の第４の実施例を示す０本例は１つの記
録ヘッドユニット６１において、その縦方向に配列され
たインク吐出口のうち上下１つ置きに異なるインクを吐
出させるようにしたものである。すなわち、６５Ｙは例
えばイエローのインクを吐出させるインク吐出口であり
、８５Ｂは例えばブラックのインクを吐出させるインク
吐出口であって、これらのインク吐出口６５Ｙと６５Ｂ
とを交互に配設する。従って、インク吐出口６５Ｙに連
通する液路６７Ｙとインク吐出口６５Ｂに連通ずる液路
６７Ｂともまた交互に形成され、液路６７Ｙには共通イ
ンク室６８Ｙから供給口１ｉ９Ｙを介してイエローイン
クが供給され、液路６７Ｂには共通インク室６８Ｂから
供給口６９Ｂを介してブラックインクが供給される。７
０Ｙおよび７０Ｂはそれぞれ共通インク室６８Ｙおよび
６８Ｂへのインク供給管である。

このように構成した記録ヘッドユニットによる記録過程
を第７図に従って説明する。なお、第７図の左側に示す
記録ヘッドユニット６１において、Ｙｌ、Ｙ２　、Ｙ３
はイエローインク吐出口６５Ｙを配列順に、またＢｌ、
Ｂ２．Ｂ３はブラックインク吐出口６５Ｂを配列順にそ
れぞれ模式的に示したもので、記録ヘッドユニット６１
の矢印方向の走査により得られた画像の状態をそれぞれ
その右側に示す。

まづ、最初の走査において、例えばインク吐出口Ｂｌ、
８２およびＢ３からブラックインクを吐出させると、（
＾）に示すような記録画像が得られる。そこで１個のイ
ンク吐出口による上下の記録幅Ｐ分だけ被記録材送りを
行った後、次の走査で全てのインク吐出口ＢＩＮＢ３お
よびＹＩＮＹ３からそれぞれブラックおよびイエローの
インクを吐出させると（Ｂ）に示すような記録画像が得
られる。この次に再び送り量Ｐの被記録材送りを行った
後、こんどは次の走査でインク吐出口Ｙ１〜Ｙ３からイ
エローのインクを吐出させることにより（Ｃ）に示すよ
うな２色による記録画像が完成する。よって、このあと
は、以上の過程を繰返せばよい。

〔発明の効果〕

以上説明してきたように、本発明によれば、１つの記録
ヘッドに複数種類の色のインクを種類別に限定して吐出
するように配列されたインク吐出口と、これらインク吐
出口の個々に連通ずる液路と、液路に種類別のインクを
導く共通液室とを具え、被記録材送りをインク吐出口の
配列に関連して行うようにしたので、少ない数の記録ヘ
ッドにより多色記録を行うことができるようになり、キ
ャリッジの駆動力が小さくてすみ、更には、走査方向の
装置幅をそれだけ狭く設定することができるようになっ
た。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明の一実施例による記録ヘッドユニットお
よびキャリッジの構成の概要を示す斜視図、 第２図は第１図に示す記録ヘッドユニットの１つを取出
して示す詳細図、 第３図は第１図に示す実施例の構成で行った記録結果の
説明図、 第４図、第５図および第６図は本発明の第２、第３およ
び第４の実施例による記録へラドユニットそれぞれの構
成図、 第７図は本発明の第４の実施例による記録ヘッドユニッ
トの構成で行った記録結果の説明図、第８図は従来の多
色インクジェット記録装置における記録ヘッドおよびキ
ャリッジの構成の概要を示す斜視図である。 ■寥こ１本へ−ノドユ；−ｌト １１．２１，３１．４１　−・・　　記録ヘッドユニッ
ト、１５Ｙ　、１５Ｃ，２５Ｙ　、２５Ｇ　、３５Ｂ　
、３５Ｍ、４５Ｂ　、４５Ｍ　、５５Ｂ　、５５Ｙ　、
５５Ｍ　。 ５５Ｃ，６５Ｙ、６５Ｂ　　・・・　インク吐出口、１
６　−・・　配線基板、 １７Ｙ、１７Ｃ，６７Ｙ、６７Ｂ　　・・・１８Ｙ、１
８Ｃ，６８Ｙ、６８Ｂ　　・・・１９Ｙ、１９Ｃ，７０
Ｙ、７０Ｂ　　・・・１００＾、１００Ｂ、１００Ｃ・
・・ 液路、 共通インク室、 インク供給管、 画像。 オＪＣ明のｙＰ１突範イ列１：よる審こり寥へラドの、
ａ［！八圀第１図 ＋７Ｙ液路 不発υ月の竿１実施ｆ列による嘘こ録へラドユニ・ント
のジ＃ＩＢ図第２図 第 図 ５１　嘉こ裏表へ−・ドユニ・ノド 不発Ｐ月のｖ−２炙ｂヒイタトによる審こ抹へ一ノドエ
ニ・トの才＾がＣ膿第４図 木発Ｂ月の＄３失光重列１″、よる書こ錬へ・ンドユニ
ーＩトの君ｋｌ６８Ｙ表透イ′／り！（イエＯ−） 本実ン朗の第４実表巳イ列１：よる就鋒へ・・ノドユニ
・・トのオ４へｌ第６図 １ 本発明の′＄４実施分ＪｊテよるＪこ録ヘッドユニット
でｔ？つな１℃銖ハ米の寥兇絹閉第７図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 記録ヘッドに走査方向とは直角の方向に配列されたイン
   ク吐出口を有し、前記記録ヘッドの走査により前記イン
   ク吐出口から被記録材に向けてインクを吐出させて記録
   が行われ、前記走査のたびに所定量の被記録材送りがな
   されるインクジェット記録装置であって、 １つの記録ヘッドに複数色のインクを種類別に限定して
   吐出するインク吐出口と、該インク吐出口に連通する液
   路と、該液路に前記種類別のインクを導く共通液室とを
   具え、前記所定量の被記録材送りを前記インク吐出口の
   配列に関連して行うようにしたことを特徴とするインク
   ジェット記録装置。