JPH07152445A - 電圧発生回路 - Google Patents
電圧発生回路Info
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- JPH07152445A JPH07152445A JP6245472A JP24547294A JPH07152445A JP H07152445 A JPH07152445 A JP H07152445A JP 6245472 A JP6245472 A JP 6245472A JP 24547294 A JP24547294 A JP 24547294A JP H07152445 A JPH07152445 A JP H07152445A
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- emitter
- power supply
- transistors
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- G—PHYSICS
- G05—CONTROLLING; REGULATING
- G05F—SYSTEMS FOR REGULATING ELECTRIC OR MAGNETIC VARIABLES
- G05F3/00—Non-retroactive systems for regulating electric variables by using an uncontrolled element, or an uncontrolled combination of elements, such element or such combination having self-regulating properties
- G05F3/02—Regulating voltage or current
- G05F3/08—Regulating voltage or current wherein the variable is dc
- G05F3/10—Regulating voltage or current wherein the variable is dc using uncontrolled devices with non-linear characteristics
- G05F3/16—Regulating voltage or current wherein the variable is dc using uncontrolled devices with non-linear characteristics being semiconductor devices
- G05F3/20—Regulating voltage or current wherein the variable is dc using uncontrolled devices with non-linear characteristics being semiconductor devices using diode- transistor combinations
- G05F3/30—Regulators using the difference between the base-emitter voltages of two bipolar transistors operating at different current densities
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- Amplifiers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 トランジスタ(T1,T2 )が異なるエミッタ
面積を有し絶対温度に比例する電流(Ipt)を供給する
セルを含む、電源電圧(Vcc)及び温度に依存しない基
準電圧(Vref )を発生する回路を提供する。 【構成】 この回路は、折り返しカスコード型の入力段
(T3,T4,T5,T6,25,26 )及び対称動作を行うように
構成された出力段(T34, T56, T22,35,45,46,43)を
有する増幅器(2)を具える。この構成により、この電
圧発生回路によって生じる基準電圧(Vref )の精度と
安定度における第1次及び第2次誤差を除去する。この
回路はマイクロエレクトロニクスの分野で利用される。
面積を有し絶対温度に比例する電流(Ipt)を供給する
セルを含む、電源電圧(Vcc)及び温度に依存しない基
準電圧(Vref )を発生する回路を提供する。 【構成】 この回路は、折り返しカスコード型の入力段
(T3,T4,T5,T6,25,26 )及び対称動作を行うように
構成された出力段(T34, T56, T22,35,45,46,43)を
有する増幅器(2)を具える。この構成により、この電
圧発生回路によって生じる基準電圧(Vref )の精度と
安定度における第1次及び第2次誤差を除去する。この
回路はマイクロエレクトロニクスの分野で利用される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数m個の並列に接続
されたトランジスタが第1の伝導型の複合第1トランジ
スタを形成しているバンドギャップ型のセルを具え、第
1トランジスタのエミッタが第1エミッタ抵抗器の一端
に接続され、この抵抗器の他端は同じ伝導型の第2トラ
ンジスタのエミッタに接続され、第2トランジスタのエ
ミッタ面積は複合第1トランジスタを形成しているm個
のトランジスタの1つのエミッタ面積に等しく、第2ト
ランジスタのベースが第1トランジスタのベースに接続
され、第2トランジスタのエミッタと第1エミッタ抵抗
器との間のノードが第2エミッタ抵抗器を介して第1電
源端子に接続され、更に増幅器を具え、この増幅器は、
第1トランジスタ及び第2トランジスタのベースに作用
して第1及び第2トランジスタをそれぞれ流れる電流値
が等しくなるようにし、これらのトランジスタのコレク
タの電源は第2電源端子から得るように構成された電圧
発生回路に関するものである。
されたトランジスタが第1の伝導型の複合第1トランジ
スタを形成しているバンドギャップ型のセルを具え、第
1トランジスタのエミッタが第1エミッタ抵抗器の一端
に接続され、この抵抗器の他端は同じ伝導型の第2トラ
ンジスタのエミッタに接続され、第2トランジスタのエ
ミッタ面積は複合第1トランジスタを形成しているm個
のトランジスタの1つのエミッタ面積に等しく、第2ト
ランジスタのベースが第1トランジスタのベースに接続
され、第2トランジスタのエミッタと第1エミッタ抵抗
器との間のノードが第2エミッタ抵抗器を介して第1電
源端子に接続され、更に増幅器を具え、この増幅器は、
第1トランジスタ及び第2トランジスタのベースに作用
して第1及び第2トランジスタをそれぞれ流れる電流値
が等しくなるようにし、これらのトランジスタのコレク
タの電源は第2電源端子から得るように構成された電圧
発生回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】安定化電圧発生器は特に欧州特許公報EP
-A-0,465,094から既知である。温度及び電源電圧の変動
に依存しない電圧の発生のための回路は、最近では、集
積化されたデバイスを構成するためにその必要性が極め
て高い。
-A-0,465,094から既知である。温度及び電源電圧の変動
に依存しない電圧の発生のための回路は、最近では、集
積化されたデバイスを構成するためにその必要性が極め
て高い。
【0003】バンドギャップ型と呼ばれる回路の原理
は、その性能が優れているが故に今や殆どの場合に用い
られているが、この名称は、1と異なるエミッタ領域比
を持つ2つのトランジスタを通って同一の電流が流れ、
従ってこれらのトランジスタに電流密度の相違が生じ、
これに対応するエミッタ−ベース電圧の相違が生じると
いう構成に基づいている。
は、その性能が優れているが故に今や殆どの場合に用い
られているが、この名称は、1と異なるエミッタ領域比
を持つ2つのトランジスタを通って同一の電流が流れ、
従ってこれらのトランジスタに電流密度の相違が生じ、
これに対応するエミッタ−ベース電圧の相違が生じると
いう構成に基づいている。
【0004】主としてバッテリーで動作する携帯用装置
に用いる目的のため、最近では、そのための回路が、通
常の標準として用いられる5Vに代わって3Vというよ
うに、より低い電源電圧で動作するようになる傾向にあ
る。従って、ある種の回路装置はもはや満足に目的を達
成しなくなり、低い電源電圧で動作するように変えられ
なければならなくなっている。
に用いる目的のため、最近では、そのための回路が、通
常の標準として用いられる5Vに代わって3Vというよ
うに、より低い電源電圧で動作するようになる傾向にあ
る。従って、ある種の回路装置はもはや満足に目的を達
成しなくなり、低い電源電圧で動作するように変えられ
なければならなくなっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】バンドギャップ型電圧
発生回路は、一般的に電源電圧として、順方向バイアス
接合電圧の3倍(3VBE)以上或いは4VBEの電圧を必
要とする。本発明の目的は、それ自身が発生する安定化
電圧(通常は2VBEのオーダー即ち約1.2V)より僅
かに高い電源電圧で動作することができ、その回路が少
なくとも電源電圧5Vで動作する既知の回路と同等に高
い安定度を有するバンドギャップ型電圧発生回路を提供
することにある。
発生回路は、一般的に電源電圧として、順方向バイアス
接合電圧の3倍(3VBE)以上或いは4VBEの電圧を必
要とする。本発明の目的は、それ自身が発生する安定化
電圧(通常は2VBEのオーダー即ち約1.2V)より僅
かに高い電源電圧で動作することができ、その回路が少
なくとも電源電圧5Vで動作する既知の回路と同等に高
い安定度を有するバンドギャップ型電圧発生回路を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明によれば、前記のような安定化された電圧発
生回路において、第1及び第2トランジスタのコレクタ
がそれぞれ第1及び第2コレクタ抵抗器により第2電源
端子に接続されて同じ値の電流が供給されるようにさ
れ、増幅器が第1及び第2トランジスタの伝導型とは逆
の伝導型の2つのトランジスタを含む入力段を有し、2
つのトランジスタのエミッタはそれぞれ等しい面積を持
ちそれぞれ第1及び第2トランジスタのコレクタに接続
され、それらのベースは互いに接続され所定の電圧降下
を持つ回路を介し第1電源端子に接続され、それらのコ
レクタはそれぞれ比1の電流ミラーの入力及び出力に接
続され、電流ミラーは前記第1の伝導型を持ちそれらの
エミッタが第1電源端子に接続されたトランジスタを含
み、増幅器が第1の伝導型のいわゆる誤差増幅トランジ
スタと第2の伝導型のいわゆるバイアストランジスタと
第1の伝導型のいわゆる補償トランジスタとにより基本
的に構成される出力段を含み、誤差増幅トランジスタの
エミッタが電流ミラーを構成するトランジスタのそれぞ
れのエミッタ面積の2倍に等しい面積を持ち、トランジ
スタのベースが電流ミラーの出力に接続され、そのエミ
ッタが第1電源端子に接続され、そのコレクタが第1と
第2トランジスタとのベースの間のノードに接続され、
ノードが増幅器の出力を形成し安定化された出力電圧を
供給し、バイアストランジスタのエミッタは入力段の2
つのトランジスタのエミッタ面積を合わせた面積に等し
い面積を持ち、そのエミッタが第3電流源を介して第2
電源端子に接続され、第3電流源が第1及び第2電流源
の電流の和の値に等しい電流を供給し、トランジスタの
ベースが入力段の2つのトランジスタのベースに接続さ
れ、そのコレクタが出力ノードに接続され、補償トラン
ジスタのエミッタが第2トランジスタのエミッタ面積の
2倍の面積を持ち、そのベースが出力ノードに接続さ
れ、そのエミッタがセルの第2エミッタ抵抗器の抵抗値
に等しい抵抗値の抵抗器を介して第1電源端子に接続さ
れ、そのコレクタがバイアストランジスタのエミッタに
接続されて構成されている。
め、本発明によれば、前記のような安定化された電圧発
生回路において、第1及び第2トランジスタのコレクタ
がそれぞれ第1及び第2コレクタ抵抗器により第2電源
端子に接続されて同じ値の電流が供給されるようにさ
れ、増幅器が第1及び第2トランジスタの伝導型とは逆
の伝導型の2つのトランジスタを含む入力段を有し、2
つのトランジスタのエミッタはそれぞれ等しい面積を持
ちそれぞれ第1及び第2トランジスタのコレクタに接続
され、それらのベースは互いに接続され所定の電圧降下
を持つ回路を介し第1電源端子に接続され、それらのコ
レクタはそれぞれ比1の電流ミラーの入力及び出力に接
続され、電流ミラーは前記第1の伝導型を持ちそれらの
エミッタが第1電源端子に接続されたトランジスタを含
み、増幅器が第1の伝導型のいわゆる誤差増幅トランジ
スタと第2の伝導型のいわゆるバイアストランジスタと
第1の伝導型のいわゆる補償トランジスタとにより基本
的に構成される出力段を含み、誤差増幅トランジスタの
エミッタが電流ミラーを構成するトランジスタのそれぞ
れのエミッタ面積の2倍に等しい面積を持ち、トランジ
スタのベースが電流ミラーの出力に接続され、そのエミ
ッタが第1電源端子に接続され、そのコレクタが第1と
第2トランジスタとのベースの間のノードに接続され、
ノードが増幅器の出力を形成し安定化された出力電圧を
供給し、バイアストランジスタのエミッタは入力段の2
つのトランジスタのエミッタ面積を合わせた面積に等し
い面積を持ち、そのエミッタが第3電流源を介して第2
電源端子に接続され、第3電流源が第1及び第2電流源
の電流の和の値に等しい電流を供給し、トランジスタの
ベースが入力段の2つのトランジスタのベースに接続さ
れ、そのコレクタが出力ノードに接続され、補償トラン
ジスタのエミッタが第2トランジスタのエミッタ面積の
2倍の面積を持ち、そのベースが出力ノードに接続さ
れ、そのエミッタがセルの第2エミッタ抵抗器の抵抗値
に等しい抵抗値の抵抗器を介して第1電源端子に接続さ
れ、そのコレクタがバイアストランジスタのエミッタに
接続されて構成されている。
【0007】この回路は、簡易な分析で2VBEより殆ど
高くない電源電圧で動作可能であることが分かる。この
電圧は、第1、第2及び第3の電流源で起こる電圧降下
に関連し、且つ所定の電圧降下を有する回路によって供
給される電圧に関連するものである。
高くない電源電圧で動作可能であることが分かる。この
電圧は、第1、第2及び第3の電流源で起こる電圧降下
に関連し、且つ所定の電圧降下を有する回路によって供
給される電圧に関連するものである。
【0008】この観点から、先に引用した先行技術から
既知の回路は、4つの接合と高い値の抵抗器として用い
られる1つの電界効果トランジスタからなる始動回路を
有する。これらの素子は、電源端子の間に直列に配置さ
れている。この既知の回路は従って、4VBEより高い電
源電圧を必要とする。実際には、本発明の回路は、必要
ならばたった2Vの電圧で動作することができる。
既知の回路は、4つの接合と高い値の抵抗器として用い
られる1つの電界効果トランジスタからなる始動回路を
有する。これらの素子は、電源端子の間に直列に配置さ
れている。この既知の回路は従って、4VBEより高い電
源電圧を必要とする。実際には、本発明の回路は、必要
ならばたった2Vの電圧で動作することができる。
【0009】後に説明するように、本発明による回路は
対称的に動作する多数の素子を有し、本発明による回路
は残っている誤差を高度に補償し、温度の変動及び電源
電圧の変動に対して高度に安定な出力を有する。本発明
による回路は更に、電源電圧が印加されると直ちに動作
状態に入るという特徴を有する。これは、始動用のデバ
イスを必要としないという利点となり、その結果、本発
明の回路がより簡潔になり且つよりコンパクトになる。
対称的に動作する多数の素子を有し、本発明による回路
は残っている誤差を高度に補償し、温度の変動及び電源
電圧の変動に対して高度に安定な出力を有する。本発明
による回路は更に、電源電圧が印加されると直ちに動作
状態に入るという特徴を有する。これは、始動用のデバ
イスを必要としないという利点となり、その結果、本発
明の回路がより簡潔になり且つよりコンパクトになる。
【0010】これに加えて、負荷により断続的に安定化
出力電圧が要求される場合には、その適切なターンオン
及びターンオフの速度から、その間の回路の消費量を減
らすことができるという利益を得ることが可能である。
このような断続的な運転は例えば携帯用電話機セットの
無線装置側で必要である。この利点は、第2の電源端子
が電圧発生回路をオンにしたりオフにしたりするスイッ
チ装置を介して電源に結合されるように構成した、本発
明の1つの実施例によって得られる。スイッチ装置は種
々の形をとり得るが、最も簡潔な形は本質的に、制御電
極が適切な制御信号を受け取るように構成された1つの
電界効果トランジスタにすることができる。
出力電圧が要求される場合には、その適切なターンオン
及びターンオフの速度から、その間の回路の消費量を減
らすことができるという利益を得ることが可能である。
このような断続的な運転は例えば携帯用電話機セットの
無線装置側で必要である。この利点は、第2の電源端子
が電圧発生回路をオンにしたりオフにしたりするスイッ
チ装置を介して電源に結合されるように構成した、本発
明の1つの実施例によって得られる。スイッチ装置は種
々の形をとり得るが、最も簡潔な形は本質的に、制御電
極が適切な制御信号を受け取るように構成された1つの
電界効果トランジスタにすることができる。
【0011】本発明による回路の好ましい実施例におい
ては、電流ミラーの各トランジスタのエミッタが所定の
値のエミッタ抵抗器によって第1の電源端子に結合さ
れ、この所定の値の半分に等しい値の他の抵抗器によっ
て誤差増幅トランジスタのエミッタが同じ第1の電源端
子に接続されている。
ては、電流ミラーの各トランジスタのエミッタが所定の
値のエミッタ抵抗器によって第1の電源端子に結合さ
れ、この所定の値の半分に等しい値の他の抵抗器によっ
て誤差増幅トランジスタのエミッタが同じ第1の電源端
子に接続されている。
【0012】前記抵抗器の両端においては例えば公称
0.3Vのような僅かな電圧降下を生じるだけとするこ
とによって、電流ミラーの入力電流と出力電流との間の
一致の精度、及び誤差増幅トランジスタから供給される
値の2倍の電流の精度を上げることになる。
0.3Vのような僅かな電圧降下を生じるだけとするこ
とによって、電流ミラーの入力電流と出力電流との間の
一致の精度、及び誤差増幅トランジスタから供給される
値の2倍の電流の精度を上げることになる。
【0013】小さい電源電圧が必要な場合に有利である
本発明の簡単な実施例では、セルの第1及び第2の電流
源が等しい値のコレクタ抵抗器とされており、一方で第
3の電流源が前記コレクタ抵抗器の1つの値の半分の値
の他の抵抗器から形成されている。次に図面を用いて本
発明の実施例を説明する。但し、本発明はこれらの実施
例に限定されるものではない。
本発明の簡単な実施例では、セルの第1及び第2の電流
源が等しい値のコレクタ抵抗器とされており、一方で第
3の電流源が前記コレクタ抵抗器の1つの値の半分の値
の他の抵抗器から形成されている。次に図面を用いて本
発明の実施例を説明する。但し、本発明はこれらの実施
例に限定されるものではない。
【0014】
【実施例】図1に示すように、本発明による電圧発生回
路はバンドギャップセル1及び基準電圧Vref を供給す
る増幅器2からなっている。図ではこれらの2つの部分
は上下方向の一点鎖線で区切られている。セル1は、第
1トランジスタT1 及び第2トランジスタT2 を含み、
トランジスタT1 は、トランジスタT2 のエミッタ面積
のm倍の大きさのエミッタ面積を持つ。
路はバンドギャップセル1及び基準電圧Vref を供給す
る増幅器2からなっている。図ではこれらの2つの部分
は上下方向の一点鎖線で区切られている。セル1は、第
1トランジスタT1 及び第2トランジスタT2 を含み、
トランジスタT1 は、トランジスタT2 のエミッタ面積
のm倍の大きさのエミッタ面積を持つ。
【0015】この分野でよく知られているように、トラ
ンジスタT1 はm個の個別のトランジスタを並列に接続
して用いるのが好ましく、このようにすれば、1つのト
ランジスタからなる構成に比較してより高い精度を得ら
れる。但しここでは以後、トランジスタT1 はその構成
に拘らず1個のトランジスタと見做して取扱う。
ンジスタT1 はm個の個別のトランジスタを並列に接続
して用いるのが好ましく、このようにすれば、1つのト
ランジスタからなる構成に比較してより高い精度を得ら
れる。但しここでは以後、トランジスタT1 はその構成
に拘らず1個のトランジスタと見做して取扱う。
【0016】そのエミッタは第1エミッタ抵抗器12の一
端に接続され、この抵抗器の他端は、第2トランジスタ
T2 のエミッタと、エミッタ抵抗器13を介して第1電源
端子9(アース)とに接続されている。トランジスタT
1 及びT2 のベースは相互に接続されている。トランジ
スタT1 及びT2 に対するコレクタ電源は、それぞれ第
1コレクタ抵抗器14、15及び第2コレクタ抵抗器16、17
を介して第2電源端子から得られる。これらの抵抗器は
対の電流源として動作する。
端に接続され、この抵抗器の他端は、第2トランジスタ
T2 のエミッタと、エミッタ抵抗器13を介して第1電源
端子9(アース)とに接続されている。トランジスタT
1 及びT2 のベースは相互に接続されている。トランジ
スタT1 及びT2 に対するコレクタ電源は、それぞれ第
1コレクタ抵抗器14、15及び第2コレクタ抵抗器16、17
を介して第2電源端子から得られる。これらの抵抗器は
対の電流源として動作する。
【0017】図では、前記コレクタ抵抗器はそれぞれ直
列に接続した2つの抵抗器素子で表されている。これ
は、これら4つの抵抗器の1つの値に等しい値のもう1
つの抵抗器が必要であるという技術的な理由による。
列に接続した2つの抵抗器素子で表されている。これ
は、これら4つの抵抗器の1つの値に等しい値のもう1
つの抵抗器が必要であるという技術的な理由による。
【0018】増幅器2は、2つのPNP型トランジスタ
T3 、T4 の対を含む入力段を有する。これらのトラン
ジスタT3 、T4 のエミッタは等しい面積を持ち、それ
ぞれ第1及び第2トランジスタT1 及びT2 のコレクタ
に接続されている。トランジスタT3 及びT4 のベース
は相互に接続され、更に、順方向にバイアスされた接合
による電圧降下に近いか或いはこれより僅かに大きい所
定の電圧降下を生じる回路7を経て第1電源端子9に接
続されている。
T3 、T4 の対を含む入力段を有する。これらのトラン
ジスタT3 、T4 のエミッタは等しい面積を持ち、それ
ぞれ第1及び第2トランジスタT1 及びT2 のコレクタ
に接続されている。トランジスタT3 及びT4 のベース
は相互に接続され、更に、順方向にバイアスされた接合
による電圧降下に近いか或いはこれより僅かに大きい所
定の電圧降下を生じる回路7を経て第1電源端子9に接
続されている。
【0019】トランジスタT4 のコレクタはNPN型ト
ランジスタT5 及びT6 により形成される電流ミラーM
の入力に接続され、トランジスタT5 はダイオードのよ
うに接続され、トランジスタT3 のコレクタは、トラン
ジスタT6 のコレクタと接続されて電流ミラーの出力を
形成するノードになる。好ましい実施例においては、ト
ランジスタT5 及びT6 のエミッタはそれぞれ等しい抵
抗器25及び26を経て第1電源端子9に接続されている。
ランジスタT5 及びT6 により形成される電流ミラーM
の入力に接続され、トランジスタT5 はダイオードのよ
うに接続され、トランジスタT3 のコレクタは、トラン
ジスタT6 のコレクタと接続されて電流ミラーの出力を
形成するノードになる。好ましい実施例においては、ト
ランジスタT5 及びT6 のエミッタはそれぞれ等しい抵
抗器25及び26を経て第1電源端子9に接続されている。
【0020】最後に、増幅器は、本質的にNPN型の誤
差増幅トランジスタT56、PNP型のバイアストランジ
スタT34及びNPN型の補償トランジスタT22により形
成される出力段を含む。出力段を構成する各々のトラン
ジスタは、前記と同様の技術的な理由により並列に接続
された2つのトランジスタによって表されている。即
ち、トランジスタT56がトランジスタT5 及びT6 のエ
ミッタ面積を合わせたものと等しいエミッタ面積を持
ち、トランジスタT34がトランジスタT3 及びT4のエ
ミッタ面積を合わせたものと等しいエミッタ面積を持
ち、トランジスタT22がトランジスタT2 の2倍に等し
いエミッタ面積を持つ。但し、これらのトランジスタは
半分の面積を持つ2つのトランジスタを並列に接続して
構成されているが、ここでは以後1個のトランジスタと
見做して取扱う。
差増幅トランジスタT56、PNP型のバイアストランジ
スタT34及びNPN型の補償トランジスタT22により形
成される出力段を含む。出力段を構成する各々のトラン
ジスタは、前記と同様の技術的な理由により並列に接続
された2つのトランジスタによって表されている。即
ち、トランジスタT56がトランジスタT5 及びT6 のエ
ミッタ面積を合わせたものと等しいエミッタ面積を持
ち、トランジスタT34がトランジスタT3 及びT4のエ
ミッタ面積を合わせたものと等しいエミッタ面積を持
ち、トランジスタT22がトランジスタT2 の2倍に等し
いエミッタ面積を持つ。但し、これらのトランジスタは
半分の面積を持つ2つのトランジスタを並列に接続して
構成されているが、ここでは以後1個のトランジスタと
見做して取扱う。
【0021】入力段の出力を構成するトランジスタT3
とT6 とのコレクタ間のノードは、誤差増幅トランジス
タT56のベースに接続されている。2つのトランジスタ
T3及びT4 のベース間のノードはバイアストランジス
タT34のベースに接続され、トランジスタT34及びT56
のコレクタはトランジスタT1 及びT2 のベース間のノ
ード20に接続され、このノードは増幅器の出力18及び補
償トランジスタT22のベースに接続されている。
とT6 とのコレクタ間のノードは、誤差増幅トランジス
タT56のベースに接続されている。2つのトランジスタ
T3及びT4 のベース間のノードはバイアストランジス
タT34のベースに接続され、トランジスタT34及びT56
のコレクタはトランジスタT1 及びT2 のベース間のノ
ード20に接続され、このノードは増幅器の出力18及び補
償トランジスタT22のベースに接続されている。
【0022】バイアストランジスタT34のエミッタと補
償トランジスタT22のコレクタとの間のノードは抵抗器
35を経て第2電源端子8に接続されている。この抵抗器
35の値は、抵抗器14乃至17の1つの値、即ち、第1コレ
クタ抵抗器14、15の半分の値又はそれと等価の第2コレ
クタ抵抗器16、17の半分の値に等しい。従って、抵抗器
35は、抵抗器14、15(又は16、17)の2倍の値の電流を
供給する簡単な電流源を形成する。
償トランジスタT22のコレクタとの間のノードは抵抗器
35を経て第2電源端子8に接続されている。この抵抗器
35の値は、抵抗器14乃至17の1つの値、即ち、第1コレ
クタ抵抗器14、15の半分の値又はそれと等価の第2コレ
クタ抵抗器16、17の半分の値に等しい。従って、抵抗器
35は、抵抗器14、15(又は16、17)の2倍の値の電流を
供給する簡単な電流源を形成する。
【0023】誤差増幅トランジスタT56のエミッタは2
つの並列接続された抵抗器45、46を介して第1電源端子
9に接続されている。この抵抗器45、46は相互に等しい
値を持ち、それぞれトランジスタT5 及びT6 のエミッ
タ抵抗器25、26の1つの値に等しい値を有する。最後
に、補償トランジスタT22のエミッタは、抵抗器43を介
して第1電源端子9に接続されている。この抵抗器43の
値は、セル1の第2エミッタ抵抗器13の値に等しい。
つの並列接続された抵抗器45、46を介して第1電源端子
9に接続されている。この抵抗器45、46は相互に等しい
値を持ち、それぞれトランジスタT5 及びT6 のエミッ
タ抵抗器25、26の1つの値に等しい値を有する。最後
に、補償トランジスタT22のエミッタは、抵抗器43を介
して第1電源端子9に接続されている。この抵抗器43の
値は、セル1の第2エミッタ抵抗器13の値に等しい。
【0024】この電圧発生回路の高周波での安定性をよ
くするために、ノード20と誤差増幅トランジスタT56の
ベースとの間に低い値の容量19が並列に接続されてもよ
い。安定化された電圧発生回路が不変的に用いられる場
合は、前記第2電源端子8が正電源Vccに接続されても
よい。しかしながら、図1に示された実施例では、安定
化電圧発生回路は、正電位Vccにある実際の電源10と第
2電源端子8として示した線との間に直列に配置された
スイッチ装置11によりオン・オフすることができる。
くするために、ノード20と誤差増幅トランジスタT56の
ベースとの間に低い値の容量19が並列に接続されてもよ
い。安定化された電圧発生回路が不変的に用いられる場
合は、前記第2電源端子8が正電源Vccに接続されても
よい。しかしながら、図1に示された実施例では、安定
化電圧発生回路は、正電位Vccにある実際の電源10と第
2電源端子8として示した線との間に直列に配置された
スイッチ装置11によりオン・オフすることができる。
【0025】次に図1に示された回路の動作を説明す
る。電源端子8に電圧が印加されると、コレクタ抵抗器
14、15及びコレクタ抵抗器16、17に基づいて電流Is が
最初に2つの成分I1 とI2 とに分けられる。電流I1
はトランジスタT3 のエミッタに流れる電流IA とトラ
ンジスタT1 のコレクタに流れる電流Iptとに分けられ
る。電流I2 はトランジスタT4 のエミッタに流れる電
流IB とトランジスタT2 のコレクタに流れる電流Ipt
とに分けられる。
る。電源端子8に電圧が印加されると、コレクタ抵抗器
14、15及びコレクタ抵抗器16、17に基づいて電流Is が
最初に2つの成分I1 とI2 とに分けられる。電流I1
はトランジスタT3 のエミッタに流れる電流IA とトラ
ンジスタT1 のコレクタに流れる電流Iptとに分けられ
る。電流I2 はトランジスタT4 のエミッタに流れる電
流IB とトランジスタT2 のコレクタに流れる電流Ipt
とに分けられる。
【0026】後に説明するように、セルはトランジスタ
T1 及びトランジスタT2 のコレクタ電流が相互に等し
くなるように電源供給される。実際には、電流IA とI
B との間の差は増幅器の入力段の出力即ち、トランジス
タT3 とT6 とのコレクタの間のノードに現れ、この差
はトランジスタT56のベースに印加される。
T1 及びトランジスタT2 のコレクタ電流が相互に等し
くなるように電源供給される。実際には、電流IA とI
B との間の差は増幅器の入力段の出力即ち、トランジス
タT3 とT6 とのコレクタの間のノードに現れ、この差
はトランジスタT56のベースに印加される。
【0027】増幅された誤差電流であるトランジスタT
56のコレクタ電流は、トランジスタT1 、T2 、T22の
ベースを結合するノード20に印加され、負帰還が生じ、
このノード上に、トランジスタT1 とT2 とを通る電流
Iptが等しくなるような電圧が得られる。トランジスタ
T3 とT4 のベースは相互に接続され、抵抗14、15及び
16、17は相互に等しく、これにより電流IA とIB とが
実質的に等しくなる。
56のコレクタ電流は、トランジスタT1 、T2 、T22の
ベースを結合するノード20に印加され、負帰還が生じ、
このノード上に、トランジスタT1 とT2 とを通る電流
Iptが等しくなるような電圧が得られる。トランジスタ
T3 とT4 のベースは相互に接続され、抵抗14、15及び
16、17は相互に等しく、これにより電流IA とIB とが
実質的に等しくなる。
【0028】補償トランジスタT22のエミッタ面積は、
トランジスタT2 のそれの2倍に等しい。そのエミッタ
は、セル1の第2エミッタ抵抗器13の値に等しいエミッ
タ抵抗器43に接続され、それには2・Iptに等しい電流
が流れる。同様に、トランジスタT22は更に高度に2・
Iptに等しい電流を供給する。抵抗器35は抵抗器14−17
の1つに等しい値を持つように選ばれ、バイアストラン
ジスタT34はトランジスタT3 又はT4 の1つのそれの
2倍に等しいエミッタ面積を持つように選ばれるので、
トランジスタT34のエミッタに流れる電流は2・IA に
高度に等しいことになる。従って、電流値Is のもう1
つの電流が電源端子8から抵抗器35に流れる。
トランジスタT2 のそれの2倍に等しい。そのエミッタ
は、セル1の第2エミッタ抵抗器13の値に等しいエミッ
タ抵抗器43に接続され、それには2・Iptに等しい電流
が流れる。同様に、トランジスタT22は更に高度に2・
Iptに等しい電流を供給する。抵抗器35は抵抗器14−17
の1つに等しい値を持つように選ばれ、バイアストラン
ジスタT34はトランジスタT3 又はT4 の1つのそれの
2倍に等しいエミッタ面積を持つように選ばれるので、
トランジスタT34のエミッタに流れる電流は2・IA に
高度に等しいことになる。従って、電流値Is のもう1
つの電流が電源端子8から抵抗器35に流れる。
【0029】前述の回路は高度に対称的であり、残って
いる誤差に対して高度の補償を行うことが分かる。要約
すれば、それ自体は既知の1のようなセルが次のような
特性を持つ。Ie(T2)をトランジスタT2 のエミッタ電
流としたとき、 Ie(T2)=(VT /R12)・loge (m) となる。ここでR12は抵抗器12の抵抗値、VT はkT/
qに等しく、kはボルツマン定数、Tは絶対温度、qは
電子の電荷、mはトランジスタT1 とT2 とのエミッタ
面積の比、loge (m)は比mの自然対数である。
いる誤差に対して高度の補償を行うことが分かる。要約
すれば、それ自体は既知の1のようなセルが次のような
特性を持つ。Ie(T2)をトランジスタT2 のエミッタ電
流としたとき、 Ie(T2)=(VT /R12)・loge (m) となる。ここでR12は抵抗器12の抵抗値、VT はkT/
qに等しく、kはボルツマン定数、Tは絶対温度、qは
電子の電荷、mはトランジスタT1 とT2 とのエミッタ
面積の比、loge (m)は比mの自然対数である。
【0030】その結果、電流Ie(T2)が絶対温度に比例
し、同じトランジスタのコレクタ電流Iptもまた同じ性
質を持つ電流であり、その値はIe(T2)に極めて近い。
前記のように、トランジスタT2 と並列の補償トランジ
スタT22が2・Iptに等しい電流を供給するように構成
されており、このトランジスタT22のベースがトランジ
スタT2 のベースに接続され且つそのコレクタがトラン
ジスタT2 のコレクタ電圧と同一の電圧を受けることを
考え合わせると、抵抗器35を流れる電流Is は、コレク
タ抵抗器14、15及び16、17を通る電流の和である電流I
s に実質的に等しい。
し、同じトランジスタのコレクタ電流Iptもまた同じ性
質を持つ電流であり、その値はIe(T2)に極めて近い。
前記のように、トランジスタT2 と並列の補償トランジ
スタT22が2・Iptに等しい電流を供給するように構成
されており、このトランジスタT22のベースがトランジ
スタT2 のベースに接続され且つそのコレクタがトラン
ジスタT2 のコレクタ電圧と同一の電圧を受けることを
考え合わせると、抵抗器35を流れる電流Is は、コレク
タ抵抗器14、15及び16、17を通る電流の和である電流I
s に実質的に等しい。
【0031】負の電源端子9に対して正の電源端子8に
印加されるべき最小電圧は図1の回路図から容易に導出
され、次のように書き表される。 V(7)+VBE(T34)+R35・Is ここで、V(7)は回路7における電圧降下、VBE(T
34)はトランジスタT34のエミッタ−ベース電圧、R35
は抵抗器35の抵抗値である。抵抗器35の両端の電圧降下
は、例えば1VBEより小さくVT の数倍より大きいよう
な比較的小さい値に選ぶことができる。
印加されるべき最小電圧は図1の回路図から容易に導出
され、次のように書き表される。 V(7)+VBE(T34)+R35・Is ここで、V(7)は回路7における電圧降下、VBE(T
34)はトランジスタT34のエミッタ−ベース電圧、R35
は抵抗器35の抵抗値である。抵抗器35の両端の電圧降下
は、例えば1VBEより小さくVT の数倍より大きいよう
な比較的小さい値に選ぶことができる。
【0032】このように、必要ならば最小電源電圧2V
BEより僅かに高く3VBEより低くすることができる。デ
バイス11のようなスイッチ装置が電源端子8と電圧Vcc
の電源10との間に配置される場合は、この電源の電圧は
上記で定義された電圧に等しいか又は内部抵抗を持つス
イッチ装置11が選ばれた場合には僅かに高くなる。
BEより僅かに高く3VBEより低くすることができる。デ
バイス11のようなスイッチ装置が電源端子8と電圧Vcc
の電源10との間に配置される場合は、この電源の電圧は
上記で定義された電圧に等しいか又は内部抵抗を持つス
イッチ装置11が選ばれた場合には僅かに高くなる。
【0033】図1に示された回路の対称特性は次のよう
に要約できる。PNPトランジスタT3 、T4 、T34が
同一のエミッタ−ベース電圧及び同一の電流密度で動作
する。NPNトランジスタT1 、T2 、T22が同じコレ
クタ−ベース電圧で動作し、加えてトランジスタT2 、
T22が同じ電流密度及び同じVBEで動作する。トランジ
スタT6 のコレクタがトランジスタT5 及びT6 の組み
合わせに対称に動作するトランジスタT56のベースに接
続されており且つトランジスタT5 のコレクタが自己の
ベースに接続されているため、トランジスタT5 及びT
6 が全ての条件の下で同一の電流で動作する。これは、
トランジスタT5 、T6 の完全な対称動作をもたらす。
トランジスタT3 及びT4 もまた同一のコレクタ電圧で
動作する。
に要約できる。PNPトランジスタT3 、T4 、T34が
同一のエミッタ−ベース電圧及び同一の電流密度で動作
する。NPNトランジスタT1 、T2 、T22が同じコレ
クタ−ベース電圧で動作し、加えてトランジスタT2 、
T22が同じ電流密度及び同じVBEで動作する。トランジ
スタT6 のコレクタがトランジスタT5 及びT6 の組み
合わせに対称に動作するトランジスタT56のベースに接
続されており且つトランジスタT5 のコレクタが自己の
ベースに接続されているため、トランジスタT5 及びT
6 が全ての条件の下で同一の電流で動作する。これは、
トランジスタT5 、T6 の完全な対称動作をもたらす。
トランジスタT3 及びT4 もまた同一のコレクタ電圧で
動作する。
【0034】出力電圧Vref が存在するノード20は、ト
ランジスタT5 及びT6 のベース電圧に関して差異が生
じる唯一の点である。事実、Vref の値は電源電圧に無
関係に1.25Vのオーダーである。逆に、トランジス
タT3 及びT4 のベース−コレクタ電圧は一般的にトラ
ンジスタT34のベース−コレクタ電圧と異なる。但し、
この電圧を電源電圧の正規の値に一致させることは容易
である。トランジスタT34のコレクタ電流は、従って、
抵抗器25及び26の両端の電圧降下が回路7の両端の電圧
降下より小さく又は大きくなるように選択されていたか
によって、及び/又は電源電圧がその正規の値と異なっ
ているか否かによって、トランジスタT3 及びT4 のコ
レクタ電流の和よりも僅かに小さいか又は大きい。
ランジスタT5 及びT6 のベース電圧に関して差異が生
じる唯一の点である。事実、Vref の値は電源電圧に無
関係に1.25Vのオーダーである。逆に、トランジス
タT3 及びT4 のベース−コレクタ電圧は一般的にトラ
ンジスタT34のベース−コレクタ電圧と異なる。但し、
この電圧を電源電圧の正規の値に一致させることは容易
である。トランジスタT34のコレクタ電流は、従って、
抵抗器25及び26の両端の電圧降下が回路7の両端の電圧
降下より小さく又は大きくなるように選択されていたか
によって、及び/又は電源電圧がその正規の値と異なっ
ているか否かによって、トランジスタT3 及びT4 のコ
レクタ電流の和よりも僅かに小さいか又は大きい。
【0035】それにも拘わらず、特に、抵抗器35、14−
17の両端の電圧降下が比較的大きく、即ちVT よりはっ
きりと高く設定される場合には、PNPトランジスタの
組み合わせのカスコード型構造の効果は、これらのトラ
ンジスタの出力抵抗が加重されることにある。
17の両端の電圧降下が比較的大きく、即ちVT よりはっ
きりと高く設定される場合には、PNPトランジスタの
組み合わせのカスコード型構造の効果は、これらのトラ
ンジスタの出力抵抗が加重されることにある。
【0036】同様に、電源電圧が素子の計算の基礎とな
っている正規の値と異なる場合、トランジスタT56とト
ランジスタT5 、T6 とのベース−コレクタ電圧の差異
があり得る。しかし、エミッタ抵抗器25、26、45、46を
用い、それらの抵抗器の両端の電圧降下>VT になるよ
うに充分に高い値にし、これらのトランジスタのエミッ
タ特性を退化させることによってこの誤差の原因を大き
い範囲で減らすことができる。
っている正規の値と異なる場合、トランジスタT56とト
ランジスタT5 、T6 とのベース−コレクタ電圧の差異
があり得る。しかし、エミッタ抵抗器25、26、45、46を
用い、それらの抵抗器の両端の電圧降下>VT になるよ
うに充分に高い値にし、これらのトランジスタのエミッ
タ特性を退化させることによってこの誤差の原因を大き
い範囲で減らすことができる。
【0037】PNPトランジスタT3 、T4 及びトラン
ジスタT34の全てのベース電流は、回路7の両端の同じ
電圧降下を経て流れ出るので、この電圧降下の全ての変
動はこれらのトランジスタのベースに同一の影響を生じ
る。更に、これらのトランジスタの電流利得は、得られ
る電圧Vref の明確な誤差の上昇を与えることのないよ
うに、比較的小さくすることができる。
ジスタT34の全てのベース電流は、回路7の両端の同じ
電圧降下を経て流れ出るので、この電圧降下の全ての変
動はこれらのトランジスタのベースに同一の影響を生じ
る。更に、これらのトランジスタの電流利得は、得られ
る電圧Vref の明確な誤差の上昇を与えることのないよ
うに、比較的小さくすることができる。
【0038】図2A、2B及び2Cは図1のブロック7
の例を示す。これらは、順方向にバイアスされた接合の
電圧降下に近いか又はそれより僅かに大きい所定の電圧
降下を生じる。この電圧降下の値は、主として第2の電
源端子8の公称電圧及び抵抗器25、26、45、46の両端の
電圧降下の関数として選択される。公称電源電圧におい
て、ノード20上の電圧Vref とトランジスタT3 及びT
4 のコレクタの電圧との間に得られる近似性を確実にす
るように選択されるのが望ましい。この公称電源電圧に
おいては、この電圧発生回路は、殆どの第2次誤差の原
因を除くために極めて高度の対称性を持つ最適条件で動
作する。
の例を示す。これらは、順方向にバイアスされた接合の
電圧降下に近いか又はそれより僅かに大きい所定の電圧
降下を生じる。この電圧降下の値は、主として第2の電
源端子8の公称電圧及び抵抗器25、26、45、46の両端の
電圧降下の関数として選択される。公称電源電圧におい
て、ノード20上の電圧Vref とトランジスタT3 及びT
4 のコレクタの電圧との間に得られる近似性を確実にす
るように選択されるのが望ましい。この公称電源電圧に
おいては、この電圧発生回路は、殆どの第2次誤差の原
因を除くために極めて高度の対称性を持つ最適条件で動
作する。
【0039】図2Aでは、回路7は順方向にバイアスさ
れたダイオード接続のバイポーラトランジスタT7 にな
っている。図示しない変形例では、バイポーラトランジ
スタT7 を、しきい値電圧に対応する電圧降下を生じる
のに相当する方法で接続されたNチャネルMOSトラン
ジスタで置き換えることもできる。これにより、1VBE
より僅かに高い電圧降下が得られ、その温度の関数とし
ての挙動は電圧発生回路の動作として有利である。
れたダイオード接続のバイポーラトランジスタT7 にな
っている。図示しない変形例では、バイポーラトランジ
スタT7 を、しきい値電圧に対応する電圧降下を生じる
のに相当する方法で接続されたNチャネルMOSトラン
ジスタで置き換えることもできる。これにより、1VBE
より僅かに高い電圧降下が得られ、その温度の関数とし
ての挙動は電圧発生回路の動作として有利である。
【0040】図2Bでは、回路7はそれ自体は既知の形
をとっており、抵抗器ブリッジ71、72がNPNトランジ
スタT70のコレクタ−エミッタ路に並列に接続され、ト
ランジスタT70のベースがこの抵抗器ブリッジの中央ノ
ードに接続されている。この配置は、1VBEに比例する
電圧降下を生じ、この比例係数は、抵抗器71及び72の値
の関数として1より大きい値に任意に選ぶことができ
る。
をとっており、抵抗器ブリッジ71、72がNPNトランジ
スタT70のコレクタ−エミッタ路に並列に接続され、ト
ランジスタT70のベースがこの抵抗器ブリッジの中央ノ
ードに接続されている。この配置は、1VBEに比例する
電圧降下を生じ、この比例係数は、抵抗器71及び72の値
の関数として1より大きい値に任意に選ぶことができ
る。
【0041】図2Cでは、図1の回路7として使用でき
る配置の他の例を示しており、この場合は、第2の電源
端子8(又は電源Vcc)とアース(端子9)との間に抵
抗器ブリッジ73、74が接続されている。トランジスタT
3 、T4 及びT34のベース電流を生じさせるための電圧
降下は抵抗器74の両端に現れる。この電圧降下は電源電
圧の変動の影響を受けるが、抵抗器74の両端の電圧はト
ランジスタT3 及びT4 のエミッタ電圧の変動と同じ向
きに変わるため、これは不利にはならない。電源電圧V
ccの変動の関数としての電流IA 及びIB の変動は従っ
てずっと小さい。最小電源電圧をより小さくすることが
要求されるので、一般に、回路7は電圧降下が小さく、
1VBEに近くなるように選ばれる。
る配置の他の例を示しており、この場合は、第2の電源
端子8(又は電源Vcc)とアース(端子9)との間に抵
抗器ブリッジ73、74が接続されている。トランジスタT
3 、T4 及びT34のベース電流を生じさせるための電圧
降下は抵抗器74の両端に現れる。この電圧降下は電源電
圧の変動の影響を受けるが、抵抗器74の両端の電圧はト
ランジスタT3 及びT4 のエミッタ電圧の変動と同じ向
きに変わるため、これは不利にはならない。電源電圧V
ccの変動の関数としての電流IA 及びIB の変動は従っ
てずっと小さい。最小電源電圧をより小さくすることが
要求されるので、一般に、回路7は電圧降下が小さく、
1VBEに近くなるように選ばれる。
【0042】図3は、図1のスイッチ装置11の一例を示
す。基本的にはエンハンスメント型Pチャネル電界効果
トランジスタT20からなり、そのソースが抵抗器31を介
して電圧Vccの電源10に接続され、そのドレインが第2
の電源端子8に接続されている。制御信号は端子30を経
てトランジスタT20のゲートに印加され、アース電位と
電圧Vccの間で変化する制御電圧の影響の下でトランジ
スタをオン・オフする。図1に関する記述の中で、トラ
ンジスタT20のソースと直列に接続された抵抗器31及び
トランジスタの内部抵抗のために公差が設けられてい
る。これらの抵抗は電源10と第2の電源端子8との間に
直列に現れ、電流2・Is によって電圧降下をもたら
す。
す。基本的にはエンハンスメント型Pチャネル電界効果
トランジスタT20からなり、そのソースが抵抗器31を介
して電圧Vccの電源10に接続され、そのドレインが第2
の電源端子8に接続されている。制御信号は端子30を経
てトランジスタT20のゲートに印加され、アース電位と
電圧Vccの間で変化する制御電圧の影響の下でトランジ
スタをオン・オフする。図1に関する記述の中で、トラ
ンジスタT20のソースと直列に接続された抵抗器31及び
トランジスタの内部抵抗のために公差が設けられてい
る。これらの抵抗は電源10と第2の電源端子8との間に
直列に現れ、電流2・Is によって電圧降下をもたら
す。
【0043】図4は、図1のスイッチ装置11の他の例を
示す。この例では、図1の増幅器2に供給される電流
(2・Is )が予め調整されている。
示す。この例では、図1の増幅器2に供給される電流
(2・Is )が予め調整されている。
【0044】図4では、NチャネルMOS電界効果トラ
ンジスタT40のソースが第1の電源端子9(アース)に
接続されている。そのゲートは制御端子41から適当な制
御信号を受ける。そのドレインは抵抗器42及びダイオー
ド接続されたPNPトランジスタT43を介して電圧Vcc
の電源10に接続されている。もう1つのPNPトランジ
スタT44のベースがトランジスタT43のベースに接続さ
れ、そのエミッタはトランジスタT43のエミッタ面積の
n倍の面積を持ち、エミッタ抵抗器47を介して電源10に
接続されている。トランジスタT44のコレクタは、公称
電圧Vccから得られ且つVccが変化すると対数的に僅か
に変化する値の電流を第2の電源端子8に供給する。
ンジスタT40のソースが第1の電源端子9(アース)に
接続されている。そのゲートは制御端子41から適当な制
御信号を受ける。そのドレインは抵抗器42及びダイオー
ド接続されたPNPトランジスタT43を介して電圧Vcc
の電源10に接続されている。もう1つのPNPトランジ
スタT44のベースがトランジスタT43のベースに接続さ
れ、そのエミッタはトランジスタT43のエミッタ面積の
n倍の面積を持ち、エミッタ抵抗器47を介して電源10に
接続されている。トランジスタT44のコレクタは、公称
電圧Vccから得られ且つVccが変化すると対数的に僅か
に変化する値の電流を第2の電源端子8に供給する。
【0045】何れにしても、図4に示された回路は、ソ
ース抵抗値がVcc値と同じ方向に変化し、それによって
端子8に生じる電圧の変化を減らす点において、図3に
示された回路と等価である。
ース抵抗値がVcc値と同じ方向に変化し、それによって
端子8に生じる電圧の変化を減らす点において、図3に
示された回路と等価である。
【0046】図5は、図4に示した回路の変形を示し、
図4のトランジスタT40がPNPトランジスタT50で置
き換えられ、そのコレクタが端子9(アース)に接続さ
れ、そのベースが制御端子51から適当な制御信号を受け
る。トランジスタT50のエミッタは、高抵抗値の抵抗器
52及びPNPトランジスタT53のベース−エミッタパス
を介して電源10(Vcc)に接続されている。抵抗器52と
トランジスタT53のコレクタとの間には抵抗器54が配置
され、その抵抗値は定格動作条件の下でVT に近い電圧
降下を生じるように選択される。
図4のトランジスタT40がPNPトランジスタT50で置
き換えられ、そのコレクタが端子9(アース)に接続さ
れ、そのベースが制御端子51から適当な制御信号を受け
る。トランジスタT50のエミッタは、高抵抗値の抵抗器
52及びPNPトランジスタT53のベース−エミッタパス
を介して電源10(Vcc)に接続されている。抵抗器52と
トランジスタT53のコレクタとの間には抵抗器54が配置
され、その抵抗値は定格動作条件の下でVT に近い電圧
降下を生じるように選択される。
【0047】トランジスタT53のコレクタはもう1つの
PNPトランジスタT55のベースに接続されている。ト
ランジスタT55のエミッタはトランジスタT53のエミッ
タ面積のn倍の面積を持ち、電源10に接続されている。
トランジスタT55ののコレクタは、前記の例と同様に、
予め調整され、公称電圧の近辺でのVccの変動の関数と
して僅かに変動する値の電流を第2の電源端子8に供給
する。
PNPトランジスタT55のベースに接続されている。ト
ランジスタT55のエミッタはトランジスタT53のエミッ
タ面積のn倍の面積を持ち、電源10に接続されている。
トランジスタT55ののコレクタは、前記の例と同様に、
予め調整され、公称電圧の近辺でのVccの変動の関数と
して僅かに変動する値の電流を第2の電源端子8に供給
する。
【0048】当業者にとって、本発明の範囲を超えるこ
となしに細部の変更、特に前記の例に記載されたトラン
ジスタの型の選択に関するような変更を考えることがで
きることは明らかである。例えば、図4の回路は電源を
断続するためにMOSトランジスタT40を使用している
が、図5の回路ではバイポーラトランジスタT50を用い
て同じ機能を実現している。熟練者にとっては、これら
の型のトランジスタの使用は互いに置き換えることがで
き、例に記述されたことはこれに限定されるものではな
く、NPN型のトランジスタも同様に利用できることが
明らかである。
となしに細部の変更、特に前記の例に記載されたトラン
ジスタの型の選択に関するような変更を考えることがで
きることは明らかである。例えば、図4の回路は電源を
断続するためにMOSトランジスタT40を使用している
が、図5の回路ではバイポーラトランジスタT50を用い
て同じ機能を実現している。熟練者にとっては、これら
の型のトランジスタの使用は互いに置き換えることがで
き、例に記述されたことはこれに限定されるものではな
く、NPN型のトランジスタも同様に利用できることが
明らかである。
【0049】更に、好ましい実施例では、電源を断続す
る機能と関連して供給電流を予め調整する機能を説明し
たことに注目すべきである。しかしながら、これらの機
能は全く独立に使用できることは明らかである。最後
に、本発明の前記の説明の中で、簡略化のために、回路
の別の枝部分を流れる電流が等しいためにその枝が対称
的に動作すること、及びこの電流が等しい性質を得るた
めに簡単なエミッタ面積比を持つトランジスタを含むこ
とを説明した。簡潔にする目的のためにはこの構成が望
ましい。しかしながら、熟練者には、これが単位数と異
なった比を持つこと(例えばIA =k・IB 、出力/入
力比=kの電流ミラーM、T3 T4...等のエミッタ面積
の和に等しいエミッタ面積を持つT34)も可能であるこ
とは明らかである。そのために結果として得られる値V
ref が異なっていても、本発明による回路の固有の特性
は同じに保たれ、且つ同じ利点を保持する。
る機能と関連して供給電流を予め調整する機能を説明し
たことに注目すべきである。しかしながら、これらの機
能は全く独立に使用できることは明らかである。最後
に、本発明の前記の説明の中で、簡略化のために、回路
の別の枝部分を流れる電流が等しいためにその枝が対称
的に動作すること、及びこの電流が等しい性質を得るた
めに簡単なエミッタ面積比を持つトランジスタを含むこ
とを説明した。簡潔にする目的のためにはこの構成が望
ましい。しかしながら、熟練者には、これが単位数と異
なった比を持つこと(例えばIA =k・IB 、出力/入
力比=kの電流ミラーM、T3 T4...等のエミッタ面積
の和に等しいエミッタ面積を持つT34)も可能であるこ
とは明らかである。そのために結果として得られる値V
ref が異なっていても、本発明による回路の固有の特性
は同じに保たれ、且つ同じ利点を保持する。
【図1】図1は、本発明による回路の一実施例の回路図
である。
である。
【図2】図2は、図1の回路の部分を構成し所定の電圧
降下を与える回路の実施例を示す図である。
降下を与える回路の実施例を示す図である。
【図3】図3は、図1にブロックで示されたスイッチ装
置の第1実施例を示す図である。
置の第1実施例を示す図である。
【図4】図4は、図1にブロックで示されたスイッチ装
置の第2実施例を示す図である。
置の第2実施例を示す図である。
【図5】図5は、図1にブロックで示されたスイッチ装
置の第3実施例を示す図である。
置の第3実施例を示す図である。
1 バンドギャップセル 2 増幅器 7 所定の電圧降下を生じる回路 8 第2電源端子 9 第1電源端子(アース) 10 電源 11 スイッチ装置 12,13 エミッタ抵抗器 14,15,16,17 コレクタ抵抗器 18 出力 19 容量 20 ノード 25,26,31,35,42,43,45,46,4
7,52,54,71,72,73,74 抵抗器 M 電流ミラー T トランジスタ
7,52,54,71,72,73,74 抵抗器 M 電流ミラー T トランジスタ
Claims (6)
- 【請求項1】 複数m個の並列に接続されたトランジス
タが第1の伝導型の複合第1トランジスタ(T1 )を形
成しているバンドギャップ型のセル(1)を具え、第1
トランジスタのエミッタが第1エミッタ抵抗器(12)の
一端に接続され、この抵抗器の他端は同じ伝導型の第2
トランジスタ(T2 )のエミッタに接続され、第2トラ
ンジスタのエミッタ面積は複合第1トランジスタ(T1
)を形成しているm個のトランジスタの1つのエミッ
タ面積に等しく、第2トランジスタのベースが第1トラ
ンジスタのベースに接続され、第2トランジスタのエミ
ッタと第1エミッタ抵抗器(12)との間のノードが第2
エミッタ抵抗器(13)を介して第1電源端子(9)に接
続され、更に増幅器(2)を具え、この増幅器(2)
は、第1トランジスタ及び第2トランジスタのベースに
作用して第1及び第2トランジスタをそれぞれ流れる電
流値が等しくなるようにし、これらのトランジスタ(T
1,T2 )のコレクタの電源は第2電源端子(8)から得
るように構成された電圧発生回路において、 第1及び第2トランジスタのコレクタがそれぞれ第1及
び第2コレクタ抵抗器(14−15、16−17)により第2電
源端子(8)に接続されて同じ値の電流が供給されるよ
うにされ、 増幅器(2)が第1及び第2トランジスタ(T1,T2 )
の伝導型とは逆の伝導型の2つのトランジスタ(T3,T
4 )を含む入力段を有し、2つのトランジスタ(T3,T
4 )のエミッタはそれぞれ等しい面積を持ちそれぞれ第
1及び第2トランジスタのコレクタに接続され、それら
のベースは互いに接続され所定の電圧降下を持つ回路
(7)を介し第1電源端子(9)に接続され、それらの
コレクタはそれぞれ比1の電流ミラー(M)の入力及び
出力に接続され、電流ミラー(M)は前記第1の伝導型
を持ちそれらのエミッタが第1電源端子(9)に接続さ
れたトランジスタ(T5,T6 )を含み、 増幅器(2)が第1の伝導型のいわゆる誤差増幅トラン
ジスタ(T56)と第2の伝導型のいわゆるバイアストラ
ンジスタ(T34)と第1の伝導型のいわゆる補償トラン
ジスタ(T22)とにより基本的に構成される出力段を含
み、 誤差増幅トランジスタ(T56)のエミッタが電流ミラー
(M)を構成するトランジスタ(T5,T6 )のそれぞれ
のエミッタ面積の2倍に等しい面積を持ち、トランジス
タ(T56)のベースが電流ミラーの出力に接続され、そ
のエミッタが第1電源端子(9)に接続され、そのコレ
クタが第1(T1 )と第2(T2 )トランジスタとのベ
ースの間のノード(20)に接続され、ノード(20)が増
幅器の出力(18)を形成しこの回路の安定化された出力
電圧(Vref )を供給し、 バイアストランジスタ(T34)のエミッタは入力段の2
つのトランジスタ(T3,T4 )のエミッタ面積を合わせ
た面積に等しい面積を持ち、そのエミッタが第3電流源
(35)を介して第2電源端子(8)に接続され、第3電
流源(35)が第1及び第2電流源(14−15及び16−17)
の電流の和の値に等しい電流を供給し、トランジスタ
(T34)のベースが入力段の2つのトランジスタ(T3,
T4 )のベースに接続され、そのコレクタが出力ノード
(20)に接続され、 補償トランジスタ(T22)のエミッタが第2トランジス
タ(T2 )のエミッタ面積の2倍の面積を持ち、そのベ
ースが出力ノード(20)に接続され、そのエミッタがセ
ルの第2エミッタ抵抗器(13)の抵抗値に等しい抵抗値
の抵抗器(43)を介して第1電源端子(9)に接続さ
れ、そのコレクタがバイアストランジスタ(T34)のエ
ミッタに接続されて構成されたことを特徴とする電圧発
生回路。 - 【請求項2】 セル(1)の第1及び第2電流源が等し
い値のコレクタ抵抗器(14−15)、(16−17)により形
成され、増幅器(2)においては、第3電流源が該コレ
クタ抵抗器の1つの抵抗値の半分の値に等しい値の別の
抵抗器により形成されたことを特徴とする請求項1に記
載の電圧発生回路。 - 【請求項3】 電流ミラーの各トランジスタ(T5,T6
)のエミッタが所定の値のエミッタ抵抗器(25、26)
により第1電源端子(9)に接続され、誤差増幅トラン
ジスタ(T56)のエミッタが該所定の値の半分に等しい
値の別の抵抗器(45、46)により同じ第1電源端子
(9)に接続されたことを特徴とする請求項1又は2に
記載の電圧発生回路。 - 【請求項4】 前記第2電源端子(8)がこの電圧発生
回路をオン・オフするスイッチ装置(11)を介して電源
(10)に接続されたことを特徴とする請求項1乃至3の
いずれか1項に記載の電圧発生回路。 - 【請求項5】 第2の伝導型のトランジスタがPNPト
ランジスタであり、スイッチ装置(11)が基本的にPチ
ャネル電界効果トランジスタ(T20)を含み、そのゲー
トが制御信号を受け、そのドレインが第2の電源端子8
に接続され、そのソースが電流制限抵抗器(31)を介し
て正電源10に接続されたことを特徴とする請求項4に記
載の電圧発生回路。 - 【請求項6】 前記第2電源端子(8)が、供給される
電流(2・Is )を予め調整する調整回路を介して電源
(10)に接続され、この予備調整回路は電源(10)の電
圧(Vcc)と同じ向きに変化するインピーダンス値を持
つことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記
載の電圧発生回路。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR9312187A FR2711258A1 (fr) | 1993-10-13 | 1993-10-13 | Circuit générateur de tension stabilisée du type bandgap. |
FR9312187 | 1993-10-13 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07152445A true JPH07152445A (ja) | 1995-06-16 |
Family
ID=9451790
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6245472A Pending JPH07152445A (ja) | 1993-10-13 | 1994-10-11 | 電圧発生回路 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5488329A (ja) |
EP (1) | EP0649079B1 (ja) |
JP (1) | JPH07152445A (ja) |
DE (1) | DE69413489T2 (ja) |
FR (1) | FR2711258A1 (ja) |
Families Citing this family (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5627461A (en) * | 1993-12-08 | 1997-05-06 | Nec Corporation | Reference current circuit capable of preventing occurrence of a difference collector current which is caused by early voltage effect |
JP2836547B2 (ja) * | 1995-10-31 | 1998-12-14 | 日本電気株式会社 | 基準電流回路 |
DE19621110C1 (de) * | 1996-05-24 | 1997-06-12 | Siemens Ag | Ein-/Ausschaltbare Schaltungsanordnung zur Erzeugung eines Referenzpotentials |
DE19624676C1 (de) * | 1996-06-20 | 1997-10-02 | Siemens Ag | Schaltungsanordnung zur Erzeugung eines Referenzpotentials |
US5751182A (en) * | 1996-08-28 | 1998-05-12 | Texas Instruments Incorporated | Rapid start-up circuit for voltage reference and method of operation |
JPH10228326A (ja) * | 1997-02-14 | 1998-08-25 | Canon Inc | 定電圧出力回路 |
JPH11347845A (ja) * | 1998-06-10 | 1999-12-21 | Sodick Co Ltd | 放電加工用パルス電圧発生方法及び回路 |
US7321225B2 (en) * | 2004-03-31 | 2008-01-22 | Silicon Laboratories Inc. | Voltage reference generator circuit using low-beta effect of a CMOS bipolar transistor |
US7224210B2 (en) * | 2004-06-25 | 2007-05-29 | Silicon Laboratories Inc. | Voltage reference generator circuit subtracting CTAT current from PTAT current |
US20080164567A1 (en) * | 2007-01-09 | 2008-07-10 | Motorola, Inc. | Band gap reference supply using nanotubes |
CN102591401B (zh) * | 2012-03-16 | 2013-10-16 | 北京经纬恒润科技有限公司 | 内建数字电源电路 |
US9983614B1 (en) | 2016-11-29 | 2018-05-29 | Nxp Usa, Inc. | Voltage reference circuit |
US10139849B2 (en) * | 2017-04-25 | 2018-11-27 | Honeywell International Inc. | Simple CMOS threshold voltage extraction circuit |
CN118426534B (zh) * | 2024-07-05 | 2024-09-24 | 强华时代(成都)科技有限公司 | 无运放带隙基准源电路 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3617859A (en) * | 1970-03-23 | 1971-11-02 | Nat Semiconductor Corp | Electrical regulator apparatus including a zero temperature coefficient voltage reference circuit |
US4380706A (en) * | 1980-12-24 | 1983-04-19 | Motorola, Inc. | Voltage reference circuit |
US4435678A (en) * | 1982-02-26 | 1984-03-06 | Motorola, Inc. | Low voltage precision current source |
US4524318A (en) * | 1984-05-25 | 1985-06-18 | Burr-Brown Corporation | Band gap voltage reference circuit |
US4945260A (en) * | 1989-04-17 | 1990-07-31 | Advanced Micro Devices, Inc. | Temperature and supply compensated ECL bandgap reference voltage generator |
US5029295A (en) * | 1990-07-02 | 1991-07-02 | Motorola, Inc. | Bandgap voltage reference using a power supply independent current source |
-
1993
- 1993-10-13 FR FR9312187A patent/FR2711258A1/fr not_active Withdrawn
-
1994
- 1994-10-05 EP EP94202878A patent/EP0649079B1/fr not_active Expired - Lifetime
- 1994-10-05 DE DE69413489T patent/DE69413489T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1994-10-07 US US08/319,899 patent/US5488329A/en not_active Expired - Fee Related
- 1994-10-11 JP JP6245472A patent/JPH07152445A/ja active Pending
Also Published As
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---|---|
EP0649079B1 (fr) | 1998-09-23 |
US5488329A (en) | 1996-01-30 |
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DE69413489D1 (de) | 1998-10-29 |
DE69413489T2 (de) | 1999-05-20 |
EP0649079A1 (fr) | 1995-04-19 |
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