JPH07152411A - アラーム通知機能を有する数値制御装置 - Google Patents
アラーム通知機能を有する数値制御装置Info
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- JPH07152411A JPH07152411A JP5320888A JP32088893A JPH07152411A JP H07152411 A JPH07152411 A JP H07152411A JP 5320888 A JP5320888 A JP 5320888A JP 32088893 A JP32088893 A JP 32088893A JP H07152411 A JPH07152411 A JP H07152411A
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- Japan
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- alarm
- alarm signal
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- Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
- Numerical Control (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 工作機械を制御する数値制御装置において、
アラーム対策に必要な全ての情報をワンタッチ操作で出
力することにより、アラームの発生による加工中断時間
を短くする。 【構成】 アラーム信号収集部5は、アラーム信号が出
力されると、アラーム信号、アラーム発生日、アラーム
発生時刻をアラーム信号記憶部6に記憶する。アラーム
状態収集部14は、アラーム信号が出力されると、制御
パラメータ及び機械制御部3の内部状態をアラーム状態
記憶部15に記憶する。アラーム信号表示部16はアラ
ーム信号記憶部6の記憶内容を表示装置8に表示する。
アラーム状態出力部18は、表示の中から選択されたア
ラームに対応するアラーム信号、アラーム発生日、及び
アラーム発生時刻をアラーム信号記憶部6から抽出し、
制御パラメータ及び機械制御部3の内部状態をアラーム
状態記憶部15から抽出し、顧客情報を顧客情報記憶部
19から抽出して外部機器に出力する。
アラーム対策に必要な全ての情報をワンタッチ操作で出
力することにより、アラームの発生による加工中断時間
を短くする。 【構成】 アラーム信号収集部5は、アラーム信号が出
力されると、アラーム信号、アラーム発生日、アラーム
発生時刻をアラーム信号記憶部6に記憶する。アラーム
状態収集部14は、アラーム信号が出力されると、制御
パラメータ及び機械制御部3の内部状態をアラーム状態
記憶部15に記憶する。アラーム信号表示部16はアラ
ーム信号記憶部6の記憶内容を表示装置8に表示する。
アラーム状態出力部18は、表示の中から選択されたア
ラームに対応するアラーム信号、アラーム発生日、及び
アラーム発生時刻をアラーム信号記憶部6から抽出し、
制御パラメータ及び機械制御部3の内部状態をアラーム
状態記憶部15から抽出し、顧客情報を顧客情報記憶部
19から抽出して外部機器に出力する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明はアラーム通知機能を有
する数値制御装置に関し、特に、アラーム対策に必要な
情報をワンタッチ操作で出力できる数値制御装置に関す
る。
する数値制御装置に関し、特に、アラーム対策に必要な
情報をワンタッチ操作で出力できる数値制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】 工作機械の無人化運転に伴い、工作機
械の異常状態を検知してオペレータに的確に通知する必
要がある。図7は従来のアラーム通知機能を有する数値
制御装置の一例を示すブロック図である。加工プログラ
ム記憶部1には、フロッピーディスク、紙テープ、通信
回線等の外部機器を介して入力された加工プログラムM
Cが記憶されている。制御パラメータ記憶部2には、原
点オフセットデータ、工具オフセットデータ、リミット
データ等から構成される制御パラメータPRが記憶され
ている。機械制御部3は、制御パラメータPRに従って
加工プログラムMCを1ブロックずつ解釈して工作機械
を制御する。更に、機械制御部3は、工作機械に異常が
発生するとアラーム信号ASを出力する。
械の異常状態を検知してオペレータに的確に通知する必
要がある。図7は従来のアラーム通知機能を有する数値
制御装置の一例を示すブロック図である。加工プログラ
ム記憶部1には、フロッピーディスク、紙テープ、通信
回線等の外部機器を介して入力された加工プログラムM
Cが記憶されている。制御パラメータ記憶部2には、原
点オフセットデータ、工具オフセットデータ、リミット
データ等から構成される制御パラメータPRが記憶され
ている。機械制御部3は、制御パラメータPRに従って
加工プログラムMCを1ブロックずつ解釈して工作機械
を制御する。更に、機械制御部3は、工作機械に異常が
発生するとアラーム信号ASを出力する。
【0003】通常、アラーム信号ASは数値データ(ア
ラーム番号)であり、アラーム番号によって工作機械に
どんな異常が発生したのかがわかるようになっている。
アラーム信号収集部5は、機械制御部3からアラーム信
号ASが出力されると同時に、現在の日付DTと現在の
時刻TMをタイマー4から取得してアラーム発生データ
HSを作成する。アラーム発生データHSはアラーム信
号ASとアラーム信号ASが出力された日時(アラーム
発生日時)とから構成されるデータであり、作成された
アラーム発生データHSはアラーム信号記憶部6に記憶
される。アラーム信号表示部7は、アラーム信号記憶部
6に記憶されたアラーム発生データHSを表示装置8に
表示する。アラーム信号出力部10は、入力装置9から
キー信号KYを取得することができ、キー信号KYに応
じてアラーム信号記憶部6に記憶されたアラーム発生デ
ータHSをフロッピーディスク11、プリンター装置1
2、或は通信回線13等の外部機器に出力する。
ラーム番号)であり、アラーム番号によって工作機械に
どんな異常が発生したのかがわかるようになっている。
アラーム信号収集部5は、機械制御部3からアラーム信
号ASが出力されると同時に、現在の日付DTと現在の
時刻TMをタイマー4から取得してアラーム発生データ
HSを作成する。アラーム発生データHSはアラーム信
号ASとアラーム信号ASが出力された日時(アラーム
発生日時)とから構成されるデータであり、作成された
アラーム発生データHSはアラーム信号記憶部6に記憶
される。アラーム信号表示部7は、アラーム信号記憶部
6に記憶されたアラーム発生データHSを表示装置8に
表示する。アラーム信号出力部10は、入力装置9から
キー信号KYを取得することができ、キー信号KYに応
じてアラーム信号記憶部6に記憶されたアラーム発生デ
ータHSをフロッピーディスク11、プリンター装置1
2、或は通信回線13等の外部機器に出力する。
【0004】図8はプリンター装置12によって出力さ
れたプリントアウト用紙の一例を示すものである。プリ
ントアウト用紙80には、アラーム信号記憶部6に記憶
された内容(アラームの発生履歴)が印刷されている。
文字列81、82、83、84から構成される1行が1
つのアラーム発生データHSに相当し、文字列81はア
ラームが発生した日付DTであり、文字列82はアラー
ムが発生した時刻TMであり、文字列83はアラーム信
号ASであり、文字列84はアラームメッセージであ
る。尚、アラームメッセージはアラーム信号ASごとに
定義されたメッセージであり、アラーム信号ASに対応
させた形態でアラームメッセージをメモリに記憶させて
おくことによって、容易に出力することができる。ま
た、フロッピーディスク11に出力した場合も、フロッ
ピーディスク11をパーソナルコンピュータ等の装置に
挿入すれば、その装置に接続されたプリンターを介して
図8と同様な結果を得ることができる。また、通信回線
13に出力した場合も、出力先の装置に接続されたプリ
ンターを介して図8と同様な結果を得ることができる。
れたプリントアウト用紙の一例を示すものである。プリ
ントアウト用紙80には、アラーム信号記憶部6に記憶
された内容(アラームの発生履歴)が印刷されている。
文字列81、82、83、84から構成される1行が1
つのアラーム発生データHSに相当し、文字列81はア
ラームが発生した日付DTであり、文字列82はアラー
ムが発生した時刻TMであり、文字列83はアラーム信
号ASであり、文字列84はアラームメッセージであ
る。尚、アラームメッセージはアラーム信号ASごとに
定義されたメッセージであり、アラーム信号ASに対応
させた形態でアラームメッセージをメモリに記憶させて
おくことによって、容易に出力することができる。ま
た、フロッピーディスク11に出力した場合も、フロッ
ピーディスク11をパーソナルコンピュータ等の装置に
挿入すれば、その装置に接続されたプリンターを介して
図8と同様な結果を得ることができる。また、通信回線
13に出力した場合も、出力先の装置に接続されたプリ
ンターを介して図8と同様な結果を得ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】 今日の工場内におい
ては、生産対象の変更に即応するために、小ロット化に
よる多品種少量生産が重要になってきている。多品種少
量生産においてはアラームの発生による加工中断が全工
程に影響するため、アラームの発生による加工中断時間
を短くすること、すなわちアラームの発生原因を追求し
対策するまでを迅速に行なうことが稼働率アップへの必
要条件となる。しかしながら、上述した従来のアラーム
通知機能を有する数値制御装置、すなわち、アラーム発
生日、アラーム発生時刻、アラーム信号(アラーム番
号)から構成されるアラームの発生履歴を数値制御装置
の表示装置に表示したり、フロッピーディスク、プリン
ター装置、通信回線等の外部機器に出力する数値制御装
置においては、以下のような問題がある。
ては、生産対象の変更に即応するために、小ロット化に
よる多品種少量生産が重要になってきている。多品種少
量生産においてはアラームの発生による加工中断が全工
程に影響するため、アラームの発生による加工中断時間
を短くすること、すなわちアラームの発生原因を追求し
対策するまでを迅速に行なうことが稼働率アップへの必
要条件となる。しかしながら、上述した従来のアラーム
通知機能を有する数値制御装置、すなわち、アラーム発
生日、アラーム発生時刻、アラーム信号(アラーム番
号)から構成されるアラームの発生履歴を数値制御装置
の表示装置に表示したり、フロッピーディスク、プリン
ター装置、通信回線等の外部機器に出力する数値制御装
置においては、以下のような問題がある。
【0006】アラームの発生履歴は、何日の何時にどん
なアラームが発生したのかを記録しただけであり、アラ
ームが発生したときに工作機械がどんな状態であったの
か、アラームが発生したときに制御パラメータはどんな
値だったのかを知ることができないため、アラームの発
生原因は追求できず、アラームの発生による加工中断が
長時間になってしまうという欠点があった。また、たと
え、アラームの発生履歴だけで発生原因が追求できるア
ラームがあったとしても、工作機械メーカーのサービス
部署に対策を依頼するような場合は、工作機械の仕様
(ハードウェア構成、ソフトウェア構成、バージョン、
オプション構成)や連絡先(名前、住所、電話番号)等
の顧客情報が無ければ、メーカーのサービス部署は迅速
なアラーム対策はできない。このような場合は、工作機
械の仕様や連絡先等の顧客情報を電話でやりとりするこ
とになり、現場オペレータに多大な負担を強いることに
なると共に情報交換が不正確かつ長時間になってしまう
という欠点があった。本発明は、上述のような事情から
なされたものであり、本発明の目的は、アラーム対策に
必要な全ての情報をワンタッチ操作で出力することによ
り、アラームの発生による加工中断時間を短くすること
ができるアラーム通知機能を有する数値制御装置を提供
することにある。
なアラームが発生したのかを記録しただけであり、アラ
ームが発生したときに工作機械がどんな状態であったの
か、アラームが発生したときに制御パラメータはどんな
値だったのかを知ることができないため、アラームの発
生原因は追求できず、アラームの発生による加工中断が
長時間になってしまうという欠点があった。また、たと
え、アラームの発生履歴だけで発生原因が追求できるア
ラームがあったとしても、工作機械メーカーのサービス
部署に対策を依頼するような場合は、工作機械の仕様
(ハードウェア構成、ソフトウェア構成、バージョン、
オプション構成)や連絡先(名前、住所、電話番号)等
の顧客情報が無ければ、メーカーのサービス部署は迅速
なアラーム対策はできない。このような場合は、工作機
械の仕様や連絡先等の顧客情報を電話でやりとりするこ
とになり、現場オペレータに多大な負担を強いることに
なると共に情報交換が不正確かつ長時間になってしまう
という欠点があった。本発明は、上述のような事情から
なされたものであり、本発明の目的は、アラーム対策に
必要な全ての情報をワンタッチ操作で出力することによ
り、アラームの発生による加工中断時間を短くすること
ができるアラーム通知機能を有する数値制御装置を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】 本発明の上記目的は、
加工プログラムと制御パラメータに基づき工作機械を制
御すると共に前記工作機械に異常が発生した場合にアラ
ーム信号を出力する機械制御手段と、タイマー手段と、
前記機械制御手段から出力される前記アラーム信号を記
憶させると共に前記アラーム信号が出力された時の日付
及び時刻を記憶させるアラーム信号収集手段と、当該ア
ラーム信号が出力された時の前記制御パラメータを記憶
させると共に前記機械制御手段の内部状態を前記機械制
御手段から読出して記憶させるアラーム状態収集手段
と、記憶した前記アラーム信号並びに日付及び時刻を表
示装置に表示するアラーム信号表示手段と、表示した前
記アラーム信号のうち所望のアラーム信号を選択するア
ラーム信号選択手段と、選択した前記アラーム信号に関
する前記制御パラメータ及び前記機械制御手段の内部状
態を外部機器へ出力するアラーム状態出力手段とを設け
ることによって達成される。また、本発明の上記目的
は、加工プログラムと制御パラメータに基づき工作機械
を制御すると共に前記工作機械に異常が発生した場合に
アラーム信号を出力する機械制御手段と、タイマー手段
と、前記機械制御手段から出力される前記アラーム信号
を記憶させると共に当該アラーム信号が出力された時の
日付及び時刻を記憶させるアラーム信号収集手段と、当
該アラーム信号が出力された時の前記制御パラメータを
記憶させると共に前記機械制御手段の内部状態を前記機
械制御手段から読出して記憶させるアラーム状態収集手
段と、記憶した前記アラーム信号並びに日付及び時刻を
表示装置に表示するアラーム信号表示手段と、表示した
前記アラーム信号のうち所望のアラーム信号を選択する
アラーム信号選択手段と、少なくとも顧客の名前と住所
と前記工作機械の仕様情報とから構成される顧客情報を
記憶する顧客情報記憶手段と、前記制御パラメータ及び
前記機械制御手段の内部状態に関する前記顧客情報を付
加して外部機器へ出力するアラーム状態出力手段とを設
けることによって達成される。
加工プログラムと制御パラメータに基づき工作機械を制
御すると共に前記工作機械に異常が発生した場合にアラ
ーム信号を出力する機械制御手段と、タイマー手段と、
前記機械制御手段から出力される前記アラーム信号を記
憶させると共に前記アラーム信号が出力された時の日付
及び時刻を記憶させるアラーム信号収集手段と、当該ア
ラーム信号が出力された時の前記制御パラメータを記憶
させると共に前記機械制御手段の内部状態を前記機械制
御手段から読出して記憶させるアラーム状態収集手段
と、記憶した前記アラーム信号並びに日付及び時刻を表
示装置に表示するアラーム信号表示手段と、表示した前
記アラーム信号のうち所望のアラーム信号を選択するア
ラーム信号選択手段と、選択した前記アラーム信号に関
する前記制御パラメータ及び前記機械制御手段の内部状
態を外部機器へ出力するアラーム状態出力手段とを設け
ることによって達成される。また、本発明の上記目的
は、加工プログラムと制御パラメータに基づき工作機械
を制御すると共に前記工作機械に異常が発生した場合に
アラーム信号を出力する機械制御手段と、タイマー手段
と、前記機械制御手段から出力される前記アラーム信号
を記憶させると共に当該アラーム信号が出力された時の
日付及び時刻を記憶させるアラーム信号収集手段と、当
該アラーム信号が出力された時の前記制御パラメータを
記憶させると共に前記機械制御手段の内部状態を前記機
械制御手段から読出して記憶させるアラーム状態収集手
段と、記憶した前記アラーム信号並びに日付及び時刻を
表示装置に表示するアラーム信号表示手段と、表示した
前記アラーム信号のうち所望のアラーム信号を選択する
アラーム信号選択手段と、少なくとも顧客の名前と住所
と前記工作機械の仕様情報とから構成される顧客情報を
記憶する顧客情報記憶手段と、前記制御パラメータ及び
前記機械制御手段の内部状態に関する前記顧客情報を付
加して外部機器へ出力するアラーム状態出力手段とを設
けることによって達成される。
【0008】
【作用】 本発明の数値制御装置では、機械制御手段か
らアラーム信号が出力されるたびに、出力されたアラー
ム信号と、アラーム信号が出力された時の日付、時刻、
制御パラメータ、及び機械制御手段の内部状態が記憶さ
れる。そして、記憶されているアラーム信号とアラーム
信号が出力された時の日付、時刻に基づきアラームの発
生履歴が作成されて表示装置に表示される。表示された
アラームの発生履歴の中から所望のアラームを選択する
と、そのアラームが発生した時の制御パラメータと機械
制御手段の内部状態がフロッピーディスク、プリンタ
ー、及び通信回線等の外部機器に出力される。さらに、
少なくとも顧客の名前と住所と前記工作機械の仕様情報
とから構成される顧客情報が数値制御装置内に記憶され
ている場合は、顧客情報が付加された形態でフロッピー
ディスク、プリンター、及び通信回線等の外部機器に出
力される。このため、発生したアラームの種類、アラー
ムが発生した時の工具オフセットデータやリミットデー
タ等の制御パラメータの値、アラームが発生した時の送
り軸位置や送り軸速度等の工作機械の内部状態の値、住
所や電話番号等の顧客の連絡先、ハードウェア構成、ソ
フトウェア構成、バージョン、オプション構成等の工作
機械の仕様といったアラーム対策に必要な全ての情報が
ワンタッチ操作で出力することができ、更にはフロッピ
ーディスクに出力した場合にはフロッピーディスクをそ
のまま郵送したり、プリンターに出力した場合にはプリ
ントアウトされた用紙をそのままファックスしたり、通
信回線に出力した場合にはそれだけで、アラーム対策に
必要な全ての情報を工作機械メーカーのサービス部署へ
伝達することができる。
らアラーム信号が出力されるたびに、出力されたアラー
ム信号と、アラーム信号が出力された時の日付、時刻、
制御パラメータ、及び機械制御手段の内部状態が記憶さ
れる。そして、記憶されているアラーム信号とアラーム
信号が出力された時の日付、時刻に基づきアラームの発
生履歴が作成されて表示装置に表示される。表示された
アラームの発生履歴の中から所望のアラームを選択する
と、そのアラームが発生した時の制御パラメータと機械
制御手段の内部状態がフロッピーディスク、プリンタ
ー、及び通信回線等の外部機器に出力される。さらに、
少なくとも顧客の名前と住所と前記工作機械の仕様情報
とから構成される顧客情報が数値制御装置内に記憶され
ている場合は、顧客情報が付加された形態でフロッピー
ディスク、プリンター、及び通信回線等の外部機器に出
力される。このため、発生したアラームの種類、アラー
ムが発生した時の工具オフセットデータやリミットデー
タ等の制御パラメータの値、アラームが発生した時の送
り軸位置や送り軸速度等の工作機械の内部状態の値、住
所や電話番号等の顧客の連絡先、ハードウェア構成、ソ
フトウェア構成、バージョン、オプション構成等の工作
機械の仕様といったアラーム対策に必要な全ての情報が
ワンタッチ操作で出力することができ、更にはフロッピ
ーディスクに出力した場合にはフロッピーディスクをそ
のまま郵送したり、プリンターに出力した場合にはプリ
ントアウトされた用紙をそのままファックスしたり、通
信回線に出力した場合にはそれだけで、アラーム対策に
必要な全ての情報を工作機械メーカーのサービス部署へ
伝達することができる。
【0009】
【実施例】 図1は本発明のアラーム通知機能を有する
数値制御装置の一例を示すブロック図である。以下、図
1に基づいて本発明の実施例を説明する。加工プログラ
ム記憶部1には、フロッピーディスク、紙テープ、通信
回線等の外部機器を介して入力された加工プログラムM
Cが記憶されている。制御パラメータ記憶部2には、原
点オフセットデータ、工具オフセットデータ、リミット
データ等から成る制御パラメータPRが記憶されてい
る。機械制御部3は、制御パラメータPRに従って加工
プログラムMCを1ブロックずつ解釈して工作機械を制
御する。更に、機械制御部3は、工作機械に異常が発生
するとアラーム信号ASをアラーム信号収集部5とアラ
ーム状態収集部14に出力する。
数値制御装置の一例を示すブロック図である。以下、図
1に基づいて本発明の実施例を説明する。加工プログラ
ム記憶部1には、フロッピーディスク、紙テープ、通信
回線等の外部機器を介して入力された加工プログラムM
Cが記憶されている。制御パラメータ記憶部2には、原
点オフセットデータ、工具オフセットデータ、リミット
データ等から成る制御パラメータPRが記憶されてい
る。機械制御部3は、制御パラメータPRに従って加工
プログラムMCを1ブロックずつ解釈して工作機械を制
御する。更に、機械制御部3は、工作機械に異常が発生
するとアラーム信号ASをアラーム信号収集部5とアラ
ーム状態収集部14に出力する。
【0010】通常、アラーム信号ASは数値データ(ア
ラーム番号)であり、番号によって工作機械にどんな異
常が発生したのかが判明するようになっている。アラー
ム信号収集部5は、機械制御部3からアラーム信号AS
が出力されると同時に、現在の日付DTと現在の時刻T
Mをタイマー4から取得してアラーム発生データHSを
作成する。アラーム発生データHSは、アラーム信号A
Sとアラーム信号ASが出力された日時(アラーム発生
日時)とから構成されるデータであり、作成されたアラ
ーム発生データHSはアラーム信号記憶部6に記憶され
る。アラーム状態収集部14は、機械制御部3からアラ
ーム信号ASが出力されると同時に、制御パラメータ記
憶部2から制御パラメータPRを取得すると共に、機械
制御部3から内部状態データNCを取得してアラーム状
態データNDを作成する。
ラーム番号)であり、番号によって工作機械にどんな異
常が発生したのかが判明するようになっている。アラー
ム信号収集部5は、機械制御部3からアラーム信号AS
が出力されると同時に、現在の日付DTと現在の時刻T
Mをタイマー4から取得してアラーム発生データHSを
作成する。アラーム発生データHSは、アラーム信号A
Sとアラーム信号ASが出力された日時(アラーム発生
日時)とから構成されるデータであり、作成されたアラ
ーム発生データHSはアラーム信号記憶部6に記憶され
る。アラーム状態収集部14は、機械制御部3からアラ
ーム信号ASが出力されると同時に、制御パラメータ記
憶部2から制御パラメータPRを取得すると共に、機械
制御部3から内部状態データNCを取得してアラーム状
態データNDを作成する。
【0011】アラーム状態データNDは、アラームが発
生した時点の制御パラメータPRと機械制御部3の内部
状態データNCとから構成されるデータであり、作成さ
れたアラーム状態データNDはアラーム状態記憶部15
に記憶される。アラーム信号表示部16は、カーソルを
付加して、アラーム信号記憶部6に記憶されたアラーム
発生データHSを表示装置8に表示する。表示装置8に
は複数個のアラーム発生データHSが表示されており、
カーソルはその中から1つのアラーム発生データHSを
選択する役目をしている。入力装置9はカーソルキーを
具備しており、カーソルキーが押されるとカーソルキー
に対応するキー信号KYをアラーム信号選択部17に送
出する。アラーム信号選択部17は、カーソルキーに対
応したキー信号KYが送出されると、カーソル制御コマ
ンドUDをアラーム信号表示部16に送出すると共に、
アラーム信号記憶部6とアラーム状態記憶部14に関す
る読込ポインターを更新する。
生した時点の制御パラメータPRと機械制御部3の内部
状態データNCとから構成されるデータであり、作成さ
れたアラーム状態データNDはアラーム状態記憶部15
に記憶される。アラーム信号表示部16は、カーソルを
付加して、アラーム信号記憶部6に記憶されたアラーム
発生データHSを表示装置8に表示する。表示装置8に
は複数個のアラーム発生データHSが表示されており、
カーソルはその中から1つのアラーム発生データHSを
選択する役目をしている。入力装置9はカーソルキーを
具備しており、カーソルキーが押されるとカーソルキー
に対応するキー信号KYをアラーム信号選択部17に送
出する。アラーム信号選択部17は、カーソルキーに対
応したキー信号KYが送出されると、カーソル制御コマ
ンドUDをアラーム信号表示部16に送出すると共に、
アラーム信号記憶部6とアラーム状態記憶部14に関す
る読込ポインターを更新する。
【0012】カーソル制御コマンドUDはカーソルの上
下移動を指令するコマンドであり、これにより入力装置
9に備えられたカーソルキーを押せば、所望のアラーム
発生データHSにカーソルを移動させることができる。
また、カーソルと読込ポインターは連動しているため、
カーソルが示すアラームに対応したアラーム発生データ
HSとアラーム状態データNDを抽出することができ
る。更に、入力装置9はアラーム状態の出力を指令する
ファンクションキーを具備しており、ファンクションキ
ーが押されるとファンクションキーに対応するキー信号
KYをアラーム信号選択部17に送出する。アラーム信
号選択部17は、ファンクションキーに対応するキー信
号KYが送出されると、読込ポインターを引数とするデ
ータ出力コマンドNUをアラーム状態出力部18に送出
する。アラーム状態出力部18は、データ出力コマンド
NUが送出されると、データ出力コマンドNUの引数で
ある読込ポインターに従って、カーソルが示すアラーム
に対応したアラーム発生データHS、アラーム状態デー
タND、及び顧客情報USを各々、アラーム信号記憶部
6、アラーム状態記憶部14、及び顧客情報記憶部19
から抽出して、フロッピーディスク11、プリンター装
置12、或は通信回線13等の外部機器に出力する。
下移動を指令するコマンドであり、これにより入力装置
9に備えられたカーソルキーを押せば、所望のアラーム
発生データHSにカーソルを移動させることができる。
また、カーソルと読込ポインターは連動しているため、
カーソルが示すアラームに対応したアラーム発生データ
HSとアラーム状態データNDを抽出することができ
る。更に、入力装置9はアラーム状態の出力を指令する
ファンクションキーを具備しており、ファンクションキ
ーが押されるとファンクションキーに対応するキー信号
KYをアラーム信号選択部17に送出する。アラーム信
号選択部17は、ファンクションキーに対応するキー信
号KYが送出されると、読込ポインターを引数とするデ
ータ出力コマンドNUをアラーム状態出力部18に送出
する。アラーム状態出力部18は、データ出力コマンド
NUが送出されると、データ出力コマンドNUの引数で
ある読込ポインターに従って、カーソルが示すアラーム
に対応したアラーム発生データHS、アラーム状態デー
タND、及び顧客情報USを各々、アラーム信号記憶部
6、アラーム状態記憶部14、及び顧客情報記憶部19
から抽出して、フロッピーディスク11、プリンター装
置12、或は通信回線13等の外部機器に出力する。
【0013】図2はアラーム状態収集部14に関する処
理手順の一例を示すフローチャートである。以下、図2
に基づいてアラーム状態収集部14を詳細に説明する。
アラーム状態収集部14はアラーム信号ASが入力され
たか否かを常時チェックしており(ステップS21)、
アラーム信号ASが入力されと、先ず工具オフセットデ
ータやリミットデータ等の制御パラメータPRを制御パ
ラメータ記憶部2から取得すると共に(ステップS2
2)、送り軸位置や送り軸速度等の内部状態データNC
を機械制御部3から取得して(ステップS23)、アラ
ーム状態データNDを作成する。アラーム状態データN
Dは、アラームが発生した時点の制御パラメータPRと
内部状態データNCから構成されるデータであり、作成
されたアラーム状態データNDはアラーム状態記憶部1
4に記憶される。
理手順の一例を示すフローチャートである。以下、図2
に基づいてアラーム状態収集部14を詳細に説明する。
アラーム状態収集部14はアラーム信号ASが入力され
たか否かを常時チェックしており(ステップS21)、
アラーム信号ASが入力されと、先ず工具オフセットデ
ータやリミットデータ等の制御パラメータPRを制御パ
ラメータ記憶部2から取得すると共に(ステップS2
2)、送り軸位置や送り軸速度等の内部状態データNC
を機械制御部3から取得して(ステップS23)、アラ
ーム状態データNDを作成する。アラーム状態データN
Dは、アラームが発生した時点の制御パラメータPRと
内部状態データNCから構成されるデータであり、作成
されたアラーム状態データNDはアラーム状態記憶部1
4に記憶される。
【0014】ところで、アラーム信号記憶部6は、書込
ポインターを有するリングバッファ形式の記憶手段であ
るため、複数のアラーム発生データHSを記憶すること
ができる。書込ポインターは、アラーム発生日時が最も
古いアラーム発生データHSを示しており、機械制御部
3からアラーム信号ASが出力されるたびに、アラーム
発生日時が最も古いアラーム発生データHSが消去され
て、今回発生した、つまりアラーム発生日時が最も新し
いアラーム発生データHSが記憶される。一方、アラー
ム状態記憶部14も、書込ポインターを有するリングバ
ッファ形式の記憶手段であるため、複数のアラーム状態
データNDを記憶することができる。また、アラーム信
号収集部6に記憶できるアラーム発生データHSの個数
をn個とすると、アラーム状態記憶部14に記憶できる
アラーム状態データNDの個数もn個となる。
ポインターを有するリングバッファ形式の記憶手段であ
るため、複数のアラーム発生データHSを記憶すること
ができる。書込ポインターは、アラーム発生日時が最も
古いアラーム発生データHSを示しており、機械制御部
3からアラーム信号ASが出力されるたびに、アラーム
発生日時が最も古いアラーム発生データHSが消去され
て、今回発生した、つまりアラーム発生日時が最も新し
いアラーム発生データHSが記憶される。一方、アラー
ム状態記憶部14も、書込ポインターを有するリングバ
ッファ形式の記憶手段であるため、複数のアラーム状態
データNDを記憶することができる。また、アラーム信
号収集部6に記憶できるアラーム発生データHSの個数
をn個とすると、アラーム状態記憶部14に記憶できる
アラーム状態データNDの個数もn個となる。
【0015】このため、アラーム状態記憶部14に関す
る書込ポインターはアラーム発生日時が最も古いアラー
ム状態データNDを示しており、ステップS24にて書
込ポインターを更新することにより、機械制御部3から
アラーム信号ASが出力されるたびに、アラーム発生日
時が最も古いアラーム状態データNDが消去されて、今
回発生した、つまりアラーム発生日時が最も新しいアラ
ーム状態データNDが記憶されることになる。尚、アラ
ーム状態収集部14に記憶されるアラーム状態データN
Dの先頭アドレスとデータ長をアラーム発生データHS
に付加することにより、アラーム状態データNDを可変
長にして、収集する制御パラメータPR及び内部状態デ
ータNCをアラーム信号ASに応じて切替える方法も考
えられる。さらに、アラーム状態データNDがアラーム
状態収集部14に記憶されているか否かをアラーム発生
データHSに付加することにより、アラーム状態データ
NDの記憶個数をアラーム発生データHSより少なくし
て、メモリ容量を削減する方式も考えられる。
る書込ポインターはアラーム発生日時が最も古いアラー
ム状態データNDを示しており、ステップS24にて書
込ポインターを更新することにより、機械制御部3から
アラーム信号ASが出力されるたびに、アラーム発生日
時が最も古いアラーム状態データNDが消去されて、今
回発生した、つまりアラーム発生日時が最も新しいアラ
ーム状態データNDが記憶されることになる。尚、アラ
ーム状態収集部14に記憶されるアラーム状態データN
Dの先頭アドレスとデータ長をアラーム発生データHS
に付加することにより、アラーム状態データNDを可変
長にして、収集する制御パラメータPR及び内部状態デ
ータNCをアラーム信号ASに応じて切替える方法も考
えられる。さらに、アラーム状態データNDがアラーム
状態収集部14に記憶されているか否かをアラーム発生
データHSに付加することにより、アラーム状態データ
NDの記憶個数をアラーム発生データHSより少なくし
て、メモリ容量を削減する方式も考えられる。
【0016】図3はアラーム状態出力部18に関する処
理手順の一例を示すフローチャートである。以下、図3
に基づいてアラーム状態出力部18を詳細に説明する。
アラーム状態出力部18は、アラーム信号選択部17か
らデータ出力コマンドNUが入力されたか否かを常時チ
ェックしている(ステップS31)。ここで、フロッピ
ーディスクへのデータ出力コマンドNUが入力されると
(ステップS32)、先ず新ファイルをオープンし、そ
のファイルにタイトルを書き込む(ステップS34)。
尚、タイトルはファイル内容を簡潔に表現したものであ
れば良く、例として「アラーム状態」が考えられる。続
いて、顧客情報記憶部19に記憶された顧客情報USを
ファイルに書き込む(ステップS35)。尚、顧客情報
USは、顧客の連絡先(住所、電話番号等)や工作機械
の仕様(ハードウェア構成、ソフトウェア構成、バージ
ョン、オプション構成等)から構成されるもので、制御
ソフトウェアの一部として予め数値制御装置にインスト
ールされるものである。
理手順の一例を示すフローチャートである。以下、図3
に基づいてアラーム状態出力部18を詳細に説明する。
アラーム状態出力部18は、アラーム信号選択部17か
らデータ出力コマンドNUが入力されたか否かを常時チ
ェックしている(ステップS31)。ここで、フロッピ
ーディスクへのデータ出力コマンドNUが入力されると
(ステップS32)、先ず新ファイルをオープンし、そ
のファイルにタイトルを書き込む(ステップS34)。
尚、タイトルはファイル内容を簡潔に表現したものであ
れば良く、例として「アラーム状態」が考えられる。続
いて、顧客情報記憶部19に記憶された顧客情報USを
ファイルに書き込む(ステップS35)。尚、顧客情報
USは、顧客の連絡先(住所、電話番号等)や工作機械
の仕様(ハードウェア構成、ソフトウェア構成、バージ
ョン、オプション構成等)から構成されるもので、制御
ソフトウェアの一部として予め数値制御装置にインスト
ールされるものである。
【0017】続いて、データ出力コマンドNUの引数で
ある読込ポインターに従って、選択されたアラームに対
応するアラーム発生データHSをアラーム信号記憶部6
から抽出して、何日の何時にどんなアラームが発生した
のかをファイルに書き込む(ステップS36)。続い
て、データ出力コマンドNUの引数である読込ポインタ
ーに従って、選択されたアラームに対応するアラーム状
態データNDをアラーム状態記憶部15から抽出して、
アラームが発生したとき制御パラメータはどんな値で、
工作機械はどんな状態だったのかをファイルに書き込む
(ステップS37)。同様に、プリンター装置へのデー
タ出力コマンドNUが入力された場合には(ステップS
33)、ステップS38からステップS41によってプ
リンター装置へ出力され、通信回線へのデータ出力コマ
ンドNUが入力された場合には、ステップS42からス
テップS45によって通信回線へ出力される。
ある読込ポインターに従って、選択されたアラームに対
応するアラーム発生データHSをアラーム信号記憶部6
から抽出して、何日の何時にどんなアラームが発生した
のかをファイルに書き込む(ステップS36)。続い
て、データ出力コマンドNUの引数である読込ポインタ
ーに従って、選択されたアラームに対応するアラーム状
態データNDをアラーム状態記憶部15から抽出して、
アラームが発生したとき制御パラメータはどんな値で、
工作機械はどんな状態だったのかをファイルに書き込む
(ステップS37)。同様に、プリンター装置へのデー
タ出力コマンドNUが入力された場合には(ステップS
33)、ステップS38からステップS41によってプ
リンター装置へ出力され、通信回線へのデータ出力コマ
ンドNUが入力された場合には、ステップS42からス
テップS45によって通信回線へ出力される。
【0018】図6は本発明のアラーム通知機能を有する
数値制御装置におけるアラーム対策手順を示すフローチ
ャートである。以下、図6に基づいて本実施例を説明す
る。無人運転が完了すると先ず、数値制御装置の画面を
アラーム状態出力用に切替え、無人運転時にアラームが
発生したかどうかをチェックする(ステップS71)。
図4はアラーム状態出力用画面の一例を示すものであ
る。画面50の表示エリア53には、アラーム発生日時
の新しい順にアラーム発生データHSが表示されてい
る。文字列54、55、56、57から構成される1行
が1つのアラーム発生データHSに相当し、文字列54
はアラームが発生した日付DTであり、文字列55はア
ラームが発生した時刻TMであり、文字列56はアラー
ム信号ASであり、文字列57はアラームメッセージで
ある。
数値制御装置におけるアラーム対策手順を示すフローチ
ャートである。以下、図6に基づいて本実施例を説明す
る。無人運転が完了すると先ず、数値制御装置の画面を
アラーム状態出力用に切替え、無人運転時にアラームが
発生したかどうかをチェックする(ステップS71)。
図4はアラーム状態出力用画面の一例を示すものであ
る。画面50の表示エリア53には、アラーム発生日時
の新しい順にアラーム発生データHSが表示されてい
る。文字列54、55、56、57から構成される1行
が1つのアラーム発生データHSに相当し、文字列54
はアラームが発生した日付DTであり、文字列55はア
ラームが発生した時刻TMであり、文字列56はアラー
ム信号ASであり、文字列57はアラームメッセージで
ある。
【0019】続いて、画面50に無人運転中に発生した
アラームが表示されている場合は(ステップS72)、
カーソルキーを押して、発生したアラームにカーソル5
8を合わせる(ステップS73)。続いて、ファンクシ
ョンキー51を押して、アラーム対策に必要な情報を外
部装置に出力する(ステップS74)。画面50の表示
エリア52にはファンクションメッセージ52が表示さ
れており、このファンクションメッセージ52によりフ
ァンクションキーF4を押せばフロッピーディスクに出
力され、ファンクションキーF5を押せばプリンター装
置に出力され、ファンクションキーF6を押せば通信回
線に出力されることが明示される。外部装置への出力が
完了すると、フロッピーディスクを郵送したり、プリン
トアウト用紙をファックスしたりして、出力した情報を
工作機械メーカーのサービス部署へ送付する(ステップ
S75)。
アラームが表示されている場合は(ステップS72)、
カーソルキーを押して、発生したアラームにカーソル5
8を合わせる(ステップS73)。続いて、ファンクシ
ョンキー51を押して、アラーム対策に必要な情報を外
部装置に出力する(ステップS74)。画面50の表示
エリア52にはファンクションメッセージ52が表示さ
れており、このファンクションメッセージ52によりフ
ァンクションキーF4を押せばフロッピーディスクに出
力され、ファンクションキーF5を押せばプリンター装
置に出力され、ファンクションキーF6を押せば通信回
線に出力されることが明示される。外部装置への出力が
完了すると、フロッピーディスクを郵送したり、プリン
トアウト用紙をファックスしたりして、出力した情報を
工作機械メーカーのサービス部署へ送付する(ステップ
S75)。
【0020】図5はプリンター装置12によって出力さ
れたプリントアウト用紙の一例を示すもので、プリント
アウト用紙60には、タイトル61(アラーム状態)、
顧客情報62、アラームが発生した日付、時刻、アラー
ム番号、アラームメッセージ63、アラームが発生した
時の制御パラメータ64、アラームが発生した時の機械
制御部の内部状態65といった情報が印刷されている。
このようにアラーム対策に必要な全ての情報が印刷され
たプリントアウト用紙がファックスされると、工作機械
メーカーのサービス部署では、アラームが発生した日
時、発生したアラームの種類、アラームが発生した時の
工具オフセットデータやリミットデータ等の制御パラメ
ータの値、アラームが発生した時の送り軸位置や送り軸
速度等の工作機械の内部状態の値、住所や電話番号等の
顧客の連絡先、ハードウェア構成、ソフトウェア構成、
バージョン、オプション構成等の工作機械の仕様といっ
た欲しい情報を全て得ることができるため、アラームの
発生原因を迅速に追求することができ、アラーム対策に
関する連絡や出張も迅速に対応することができる。
れたプリントアウト用紙の一例を示すもので、プリント
アウト用紙60には、タイトル61(アラーム状態)、
顧客情報62、アラームが発生した日付、時刻、アラー
ム番号、アラームメッセージ63、アラームが発生した
時の制御パラメータ64、アラームが発生した時の機械
制御部の内部状態65といった情報が印刷されている。
このようにアラーム対策に必要な全ての情報が印刷され
たプリントアウト用紙がファックスされると、工作機械
メーカーのサービス部署では、アラームが発生した日
時、発生したアラームの種類、アラームが発生した時の
工具オフセットデータやリミットデータ等の制御パラメ
ータの値、アラームが発生した時の送り軸位置や送り軸
速度等の工作機械の内部状態の値、住所や電話番号等の
顧客の連絡先、ハードウェア構成、ソフトウェア構成、
バージョン、オプション構成等の工作機械の仕様といっ
た欲しい情報を全て得ることができるため、アラームの
発生原因を迅速に追求することができ、アラーム対策に
関する連絡や出張も迅速に対応することができる。
【0021】
【発明の効果】 以上のように本発明のアラーム通知機
能を有する数値制御装置によれば、ワンタッチ操作でア
ラーム対策に必要な全ての情報を出力することができる
ため、アラームの発生原因を追求し対策するまでを迅速
に行なってアラームの発生による加工中断時間を大幅に
短縮することができる。更に、このようなアラーム通知
機能を有する数値制御装置が、廉価でかつコンパクトに
構築できる優れた効果を奏する。
能を有する数値制御装置によれば、ワンタッチ操作でア
ラーム対策に必要な全ての情報を出力することができる
ため、アラームの発生原因を追求し対策するまでを迅速
に行なってアラームの発生による加工中断時間を大幅に
短縮することができる。更に、このようなアラーム通知
機能を有する数値制御装置が、廉価でかつコンパクトに
構築できる優れた効果を奏する。
【図1】 本発明のアラーム通知機能を有する数値制御
装置の一例を示すブロック図である。
装置の一例を示すブロック図である。
【図2】 図1の実施例におけるアラーム状態収集部の
処理手順を示すフローチャートである。
処理手順を示すフローチャートである。
【図3】 図1の実施例におけるアラーム状態出力部の
処理手順を示すフローチャートである。
処理手順を示すフローチャートである。
【図4】 図1の実施例における画面例を示す図であ
る。
る。
【図5】 図1の実施例におけるプリントアウト例を示
す図である。
す図である。
【図6】 図1の実施例におけるオペレータの操作手順
を示す図である。
を示す図である。
【図7】 従来のアラーム通知機能を有する数値制御装
置の一例を示すブロック図である。
置の一例を示すブロック図である。
【図8】 図7の実施例におけるプリントアウト例を示
す図である。
す図である。
【符号の説明】 1 加工プログラム記憶部 2 制御パラメータ記憶部 3 機械制御部 5 アラーム信号収集部 6 アラーム信号記憶部 8 表示装置 9 入力装置 14 アラーム状態収集部 15 アラーム状態記憶部 16 アラーム信号表示部 18 アラーム状態出力部 19 顧客情報記憶部
Claims (2)
- 【請求項1】 加工プログラムと制御パラメータに基づ
き工作機械を制御すると共に前記工作機械に異常が発生
した場合にアラーム信号を出力する機械制御手段と、タ
イマー手段と、前記機械制御手段から出力される前記ア
ラーム信号を記憶させると共に当該アラーム信号が出力
された時の日付及び時刻を前記タイマー手段から読出し
て記憶させるアラーム信号収集手段と、当該アラーム信
号が出力された時の前記制御パラメータを記憶させると
共に前記機械制御手段の内部状態を前記機械制御手段か
ら読出して記憶させるアラーム状態収集手段と、記憶し
た前記アラーム信号並びに日付及び時刻を表示装置に表
示するアラーム信号表示手段と、表示した前記アラーム
信号のうち所望のアラーム信号を選択するアラーム信号
選択手段と、選択した前記アラーム信号に関する前記制
御パラメータ及び前記機械制御手段の内部状態を外部機
器へ出力するアラーム状態出力手段とを備えたことを特
徴とするアラーム通知機能を有する数値制御装置。 - 【請求項2】 少なくとも顧客の名前と住所と前記工作
機械の仕様情報とから構成される顧客情報を記憶する顧
客情報記憶手段を備え、前記アラーム状態出力手段が前
記制御パラメータ及び前記機械制御手段の内部状態に関
する前記顧客情報を付加して外部機器へ出力するように
なっている請求項1に記載のアラーム通知機能を有する
数値制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5320888A JPH07152411A (ja) | 1993-11-29 | 1993-11-29 | アラーム通知機能を有する数値制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5320888A JPH07152411A (ja) | 1993-11-29 | 1993-11-29 | アラーム通知機能を有する数値制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07152411A true JPH07152411A (ja) | 1995-06-16 |
Family
ID=18126387
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5320888A Pending JPH07152411A (ja) | 1993-11-29 | 1993-11-29 | アラーム通知機能を有する数値制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07152411A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002283190A (ja) * | 2001-03-21 | 2002-10-03 | Mori Seiki Co Ltd | 工作機械の保守管理システム |
JP2003061389A (ja) * | 2001-08-08 | 2003-02-28 | Keyence Corp | 電動機駆動装置における異常発生時の詳細表示方法及び電動機駆動装置 |
JP2008176579A (ja) * | 2007-01-18 | 2008-07-31 | Fanuc Ltd | 機械の制御装置 |
JP2009053744A (ja) * | 2007-08-23 | 2009-03-12 | Fanuc Ltd | 制御情報を記録する機能を備えた数値制御装置 |
JP2017167865A (ja) * | 2016-03-17 | 2017-09-21 | 株式会社ジェイテクト | 工作機械用操作盤 |
JP2018005489A (ja) * | 2016-06-30 | 2018-01-11 | ファナック株式会社 | 工作機械の制御装置 |
WO2018235170A1 (ja) * | 2017-06-20 | 2018-12-27 | ヤマザキマザック株式会社 | 工作機械管理システムおよび工作機械の管理方法 |
US10831361B2 (en) | 2016-03-17 | 2020-11-10 | Jtekt Corporation | Control panel for machine tools and management system for machine tools |
-
1993
- 1993-11-29 JP JP5320888A patent/JPH07152411A/ja active Pending
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002283190A (ja) * | 2001-03-21 | 2002-10-03 | Mori Seiki Co Ltd | 工作機械の保守管理システム |
JP4707248B2 (ja) * | 2001-03-21 | 2011-06-22 | 株式会社森精機製作所 | 工作機械の保守管理システム |
JP2003061389A (ja) * | 2001-08-08 | 2003-02-28 | Keyence Corp | 電動機駆動装置における異常発生時の詳細表示方法及び電動機駆動装置 |
JP2008176579A (ja) * | 2007-01-18 | 2008-07-31 | Fanuc Ltd | 機械の制御装置 |
JP2009053744A (ja) * | 2007-08-23 | 2009-03-12 | Fanuc Ltd | 制御情報を記録する機能を備えた数値制御装置 |
JP2017167865A (ja) * | 2016-03-17 | 2017-09-21 | 株式会社ジェイテクト | 工作機械用操作盤 |
US10831361B2 (en) | 2016-03-17 | 2020-11-10 | Jtekt Corporation | Control panel for machine tools and management system for machine tools |
JP2018005489A (ja) * | 2016-06-30 | 2018-01-11 | ファナック株式会社 | 工作機械の制御装置 |
US10353375B2 (en) | 2016-06-30 | 2019-07-16 | Fanuc Corporation | Machine tool controller with power supply voltage abnormality detection |
WO2018235170A1 (ja) * | 2017-06-20 | 2018-12-27 | ヤマザキマザック株式会社 | 工作機械管理システムおよび工作機械の管理方法 |
US12050450B2 (en) | 2017-06-20 | 2024-07-30 | Yamazaki Mazak Corporation | Machine tool management system and method for managing machine tool |
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