JPH0715134Y2 - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JPH0715134Y2
JPH0715134Y2 JP1983146090U JP14609083U JPH0715134Y2 JP H0715134 Y2 JPH0715134 Y2 JP H0715134Y2 JP 1983146090 U JP1983146090 U JP 1983146090U JP 14609083 U JP14609083 U JP 14609083U JP H0715134 Y2 JPH0715134 Y2 JP H0715134Y2
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JP
Japan
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stage transistor
transistor
region
power stage
base region
Prior art date
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Application number
JP1983146090U
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JPS6054349U (ja
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知信 吉武
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NEC Corp
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NEC Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は複合半導体装置、なかでも特にダーリントン接
続型トランジスタの構造に関するものである。
従来のNPN型ダーリントン・トランジスタの平面図を第
1図に示す。またその等価回路を第2図に示す。
従来のダーリントン・トランジスタにおいてはN型基板
にP型不純物を拡散してドライバー段およびパワー段ト
ランジスタのベース領域およびそれらを接続する抵抗領
域を形成し、各ベース領域にN型不純物を拡散して各ト
ランジスタのエミッタ領域を形成していた。また、ドラ
イバー段トランジスタ1,パワー段トランジスタ3及び抵
抗部2のすべてをN+型のチャンネルストッパー4で囲
み、これらの領域間および基板外周との間に形成されや
すいチャンネルの発生を防止する構造としていた。
このような構造のダーリントントランジスタは確かにチ
ャンネル等の発生はなく高信頼度のものが得られてはい
たが、すべてのコレクターベース接合から等距離の部分
にチャンネルストッパー4を配置するために、素子が大
きくなり、原価が高くなるという欠点があった。特に、
ドライバー段トランジスタ1のベースが半導体基板の外
周に面しているかぎり、チャンネルストッパー4は図示
のように形成しなければ効果はなかった。
本考案の目的は従来のものよりさらに高信頼度でしかも
素子の小型化が図れるダーリントントランジスタの構造
を提供するものである。
本考案では、半導体基板上に形成されたパワー段トラン
ジスタと、前記パワー段トランジスタと共通のコレクタ
領域を有するドライバ段トランジスタと、前記パワー段
トランジスタのベース領域と前記ドライバ段トランジス
タのベース領域を前記半導体基板内で接続する拡散抵抗
領域と、前記パワー段トランジスタのベース領域と前記
ドライバ段トランジスタのエミッタ領域とを接続する手
段とを備えた半導体装置において、前記パワー段トラン
ジスタのベース領域を前記ドライバ段トランジスタのベ
ース領域におよび前記拡散抵抗領域を取り囲むように形
成し、かつ前記パワー段トランジスタのベース領域と前
記ドライバ段トランジスタのベース領域と前記拡散抵抗
領域との離間距離を動作状態での電圧印加によるこれら
領域からの空乏層が互いに重なるような距離にし、さら
に、前記パワー段トランジスタのベース領域の外周囲に
沿ってのみチャンネルストッパーを設けている。
次に、本考案の実施例について図面を用いて説明する。
第3図は本考案による一実施例のダーリントントランジ
スタの平面図で、第4図はそのA−A′に於ける断面図
を示す。その製法は従来のダーリントン・トランジスタ
とほとんど同じ工程で得られることが明白であるので省
略する。第3図及び第4図により示されている通り、本
考案によるダーリントン・トランジスタにおいては、そ
のドライバー段のトランジスタ1はパワー段のベースと
は分離され形成されている。又、ドライバー段のトラン
ジスタ1のベースとパワー段のトランジスタ3のベース
とを結ぶ抵抗部2も同様にパワー段のトランジスタ3の
ベースに囲まれている。
次に、本考案の構造による効果について説明する。第4
図の断面図においてドライバー段のトランジスタ部1及
び抵抗部2は電圧が印加された場合、すなわち、動作状
態での電圧印加の場合、間隔L1,L2等を十分短かく(例
えば数Vの印加電圧によりお互いの空乏層が重なる程度
の距離)しておくことにより、互いの空乏層がつなが
る。互いの空乏層はつながる所謂パンチスルー現象は生
じない。すなわち、隣接する二つのP型領域からのびる
空乏層がつながった状態での断面の等電位線は第5図に
示す状態となり、二つのP型領域間に電位が高い場所が
存在する。この高い電位箇所が正孔に対する障壁とな
り、電流は流れない。すなわち、パンチスルー現象は生
じない。二つのP型領域間に電位差をかけると、一方の
P型領域に属する電位線が下がり(もしくは上がり)、
その結果として正孔に対する電位障壁がなくなった時点
で電流が流れ、パンチスルー現象が生じる。このよう
に、各トランジスタ1,3のベース領域および抵抗部2の
領域からの空乏層がつながってもパンチスルー現象は生
じず、同現象が生じるために各領域間に所望の電位差が
必要となる。
ところが、本ダーリントントランジスタにおける動作状
態でのドライバー段およびパワー段のベース領域間電圧
はドライバー段のベース・エミッタ間電圧であり、その
電圧はよく知られているように約0.6Vである。この電圧
は抵抗2の量端間電圧でもある。すなわち、動作状態に
おける隣接するP型領域間の電圧はたかだか0.6V程度で
ある。一方、隣接するP型領域からの空乏層は前述のと
おり動作状態での数Vの印加電圧でつながるのであるか
ら、上記のような電位差がP型領域間に印加されても、
正孔に対する電位障壁は存続する。かくして、ダーリン
トントランジスタとしての所期のトランジスタ動作が実
現される。
かかる動作状態において各ベース領域および抵抗部領域
からの空乏層はすでにつながっているので、基板表面部
での空乏層幅の変動という状態は生じず、その結果、耐
圧が安定化される。したがって、チャンネル防止等の耐
圧安定化に対する処置はパワー段のトランジスタ3の最
外周のコレクターベース接合に対してのみ行なえば良
く、従来の構造の場合のように他のドライバー段のトラ
ンジスタや抵抗部にチャンネルストッパーを設ける必要
はなくなる。従って、素子の小型化が図れる。又本考案
によるダリントントランジスタにおける耐圧を決定する
コレクターベース接合はパワー段のトランジスタ3だけ
であり(従来構造によるものは、ドライバー段のトラン
ジスタ及び抵抗部のコレクターベース接合をも含む)、
従来構造のものよりコレクターベース接合の長さが、格
段に短かくなることは明白であり、このことは接合のも
れ電流が小さくなり、さらにはより高信頼度のダーリン
トントランジスタを得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のダーリントントランジスタの平面図であ
る。第2図はダーリントントランジスタの等価回路図で
ある。第3図は本考案の一実施例によるダーリントント
ランジスタの平面図で、第4図はそのA−A′部の断面
図であり、第5図はかかるトランジスタにおいて隣接す
る二つのP型領域からのびる空乏層がつながった状態で
の等電位線を示す部分断面図である。 1……ドライバー段のトランジスタ部、2……抵抗部、
3……パワー段のトランジスタ部、4……チャンネルス
トッパー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板上に形成されたパワー段トラン
    ジスタと、前記パワー段トランジスタと共通のコレクタ
    領域を有するドライバ段トランジスタと、前記パワー段
    トランジスタのベース領域と前記ドライバ段トランジス
    タのベース領域とを前記半導体基板内で接続する拡散抵
    抗領域と、前記パワー段トランジスタのベース領域と前
    記ドライバ段トランジスタのエミッタ領域とを接続する
    手段とを備えた半導体装置において、前記パワー段トラ
    ンジスタのベース領域を前記ドライバ段トランジスタの
    ベース領域および前記拡散抵抗領域を取り囲むように形
    成し、かつ前記パワー段トランジスタのベース領域と前
    記ドライバ段トランジスタのベース領域と前記拡散抵抗
    領域との離間距離を動作状態での電圧印加によるこれら
    領域からの空乏層が互いに重なるような距離にし、さら
    に前記パワー段トランジスタのベース領域の外周囲に沿
    ってのみチャンネルストッパーを設けたことを特徴とす
    る半導体装置。
JP1983146090U 1983-09-21 1983-09-21 半導体装置 Expired - Lifetime JPH0715134Y2 (ja)

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JPS6054349U JPS6054349U (ja) 1985-04-16
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JPS55173164U (ja) * 1979-05-29 1980-12-12
JPS57128963A (en) * 1981-02-04 1982-08-10 Nippon Denso Co Ltd Semiconductor device
JPS57148369A (en) * 1981-03-09 1982-09-13 Toshiba Corp Composite semiconductor device

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JPS6054349U (ja) 1985-04-16

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