JPH07150603A - 暖房脱臭便座 - Google Patents

暖房脱臭便座

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JPH07150603A
JPH07150603A JP5296431A JP29643193A JPH07150603A JP H07150603 A JPH07150603 A JP H07150603A JP 5296431 A JP5296431 A JP 5296431A JP 29643193 A JP29643193 A JP 29643193A JP H07150603 A JPH07150603 A JP H07150603A
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JP
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heater
heating
air
toilet
blower
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JP5296431A
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Eijiro Iguchi
栄二郎 井口
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 導電性セラミックスを主成分とし、臭気の吸
着及び酸化分解の両方を兼ね備えた触媒を担持し、且つ
金属皮膜からなる1対の電極を設けたヒータ19と、臭
気吸着用と暖房用とを兼用する送風機14を備え、ヒー
タ19の前側及びヒータ19と送風機14の間に空気取
り入れ口10を設けてなるものである。 【効果】 製品のコンパクト化とコストダウン及びメン
テナンスフリーが図れ、年間を通じて使用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はトイレにて使用する暖房
脱臭便座に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の暖房便座は図4及び図5
に示すように構成するものであり、図4は暖房脱臭便座
の要部斜視図であり、図5は図4のA部を拡大して内部
の構造がわかるように透視した拡大透視図である。
【0003】図4及び図5において、1はケース、2は
便器、3は便座であり、そのケース1には暖房脱臭装置
が設けられ、その暖房脱臭装置の脱臭装置として図4に
示す脱臭送風機6、脱臭送風機6の運転時に便器2内の
臭気を取り入れる臭気取り入れ口7、臭気が通る臭気通
路8、臭気を吸着するカセット式の脱臭素子9から構成
されている。
【0004】また、暖房装置としてはケース背面などに
あり暖房用の空気を取り入れる室内空気取り入れ口1
0、室内空気取り入れ口10から取り入れられた空気を
吸い込んでヒータ12に送り込む暖房送風機11、送り
込まれた空気を暖めるヒータ12、暖められた空気をト
イレ室内に吐き出す空気吐き出し口13、から構成され
ている。
【0005】前記のような構成に於いて、夏などトイレ
使用時に暖房が不要な時は、便器2内の臭気を取り入れ
る臭気取り入れ口7から脱臭送風機6の運転で吸い込ま
れた臭気は臭気通路8及び脱臭送風機6を通り、脱臭素
子9を通過して臭気のない空気としてトイレ室内に吐き
出されるだけで、暖房送風機11は運転されない。冬な
ど、トイレ使用時に暖房が必要な時は、ケース1背面な
どにあるトイレ室内の空気を取り入れる室内空気取り入
れ口10から取り入れられた空気は密閉されたケース1
内を通り、暖房送風機11の運転によって吸い込まれ
て、通電されたコイルヒータなどのヒータ12で暖めら
れ、暖房に適する空気となってトイレ室内に吐き出す空
気吐き出し口13、からトイレ室内に吐き出されるとと
もに脱臭送風機6の運転により前記のごとく臭気を吸着
脱臭もできる。そして、吸着能力がいっぱいになると再
生能力がないので、その都度、臭気を吸着するカセット
式の脱臭素子9を交換するものである。
【0006】なお、図5に示す矢印aは便器2内から吸
い込まれた臭気の流れ、矢印bは臭気が脱臭された空気
の流れ、矢印cはトイレ室内から吸い込まれた空気の流
れ、矢印dはトイレ室内から吸い込まれた空気がヒータ
により暖められた空気の流を示す。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成して
なる従来の暖房脱臭便座では臭気吸着用の脱臭素子と暖
房用のヒータは別々のユニットで、脱臭専用及び暖房専
用の送風機が必要であったり、臭気吸着用脱臭素子が使
い捨てのため交換が必要であったり、脱臭手段の送風機
をトイレ室内の暖房をする暖房手段の送風機と兼用する
ものもあるが、臭気吸着用の脱臭素子と暖房用のヒータ
は別々であるため製品のコンパクト化とコスト、及びメ
ンテナンスに問題点があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の暖房脱臭便座は
上記のような問題点を解決したもので、臭気の吸着及び
酸化分解の両方を兼ね備えた触媒を担持し、且つ金属皮
膜からなる1対の電極を設けた導電性セラミックスのヒ
ータとヒータ周辺に臭気を送り込むとともに、トイレ室
内の空気を吸い込む送風機を備え、空気取り入れ口をヒ
ータの前側及びヒータと送風機の間の2ケ所に設けるこ
とにより、送風機に通電させるとヒータに臭気を吸着さ
せて脱臭し、その吸着能力がいっぱいになればヒータに
通電させることにより、担持された触媒の酸化分解作用
により脱臭能力を再生させることができ、また、ヒータ
と送風機に同時通電させることにより、臭気吸着、臭気
脱臭、及び暖房が同時にできるものである。
【0009】
【作用】本発明は上記構成にて、吸着能力がいっぱいに
なれば、ヒータに通電するだけで臭気吸着材の再生がで
きるため、脱臭素子の交換が不要となり、また空気取り
入れ口をヒータの前側及びヒータと送風機の間の2ケ所
に設けることにより1ケの送風機で脱臭及び暖房ができ
るため、年間を通じて使用でき、したがってこれらを総
合すると製品のコンパクト化とコストダウン、使用性の
向上及びメンテナンスフリー(脱臭素子の交換不要)に
つなげることができる。
【0010】
【実施例】以下本発明の暖房脱臭便座の実施例を図1乃
至図3とともに説明するが、上記従来例と同一部分は同
一符号を符して説明する。図1は本発明の暖房脱臭便座
の内部構造がわかりやすいように内部を拡大して透視し
た拡大透視図である。
【0011】図1において、ケース1の内部は暖房脱臭
装置の構造を示すもので、暖房脱臭装置として暖房脱臭
送風機14、暖房脱臭送風機14の運転時に便器2内の
臭気を取り入れる臭気取り入れ口7、臭気が通る臭気通
路8、臭気を吸着脱臭する脱臭素子と空気を暖めるヒー
タを兼用する脱臭暖房ヒータ15、脱臭暖房ヒータ15
を通過することにより臭気が除去された空気が通る空気
通路16、ケース背面などにあるトイレ室内の空気を取
り入れる室内空気取り入れ口10、室内空気取り入れ口
10から取り入れられた空気がケース1内で空気通路1
6内の空気と混合するためのケース内空気取り入れ口1
7、ケース内空気取り入れ口17から取り入れられた空
気と空気通路16内の空気が混合された混合空気が通る
混合空気通路18、暖房脱臭送風機14から吐き出され
た混合空気をトイレ室内に吐き出す空気吐き出し口1
3、から構成されている。
【0012】前記のような構成に於いて、使い方として
大きくわけると2通りの方法がある。即ち夏(暖房を必
要としない状態)に使用する場合と冬(暖房を必要とす
る状態)に使用する場合である。図1に於いて、夏など
トイレ使用時に暖房が不要な時は、便器2内の臭気を取
り入れる臭気取り入れ口7から暖房脱臭送風機14の運
転で吸い込まれた臭気は脱臭暖房ヒータ15が通電され
ないため脱臭暖房ヒータ15を通過しても暖められな
い。
【0013】しかしヒータに担持された触媒の吸着作用
で臭気は取り除かれるため、脱臭暖房ヒータ15を通過
した臭気は臭気が取り除かれた空気となって混合空気通
路18でケース1背面などにあるトイレ室内の空気を取
り入れる室内空気取り入れ口10から取り入れられ、ケ
ース1内のケース内空気取り入れ口17を通過した空気
と混合され、暖房脱臭送風機14を通過し、ケース1下
部の空気吐き出し口13よりトイレ室内に吐き出されて
脱臭作用を完了する。
【0014】一方、冬など、トイレ使用時に暖房が必要
な時は、便器2内の臭気を取り入れる臭気取り入れ口7
から暖房脱臭送風機14の運転で吸い込まれた臭気は脱
臭暖房ヒータ15の通電により暖められるとともに、ヒ
ータに担持された触媒の酸化分解作用で臭気が脱臭さ
れ、脱臭暖房ヒータ15を通過した空気は臭気が取り除
かれた暖かい空気となる。
【0015】そしてこの空気は混合空気通路18でケー
ス1背面などにあるトイレ室内の空気を取り入れる室内
空気取り入れ口10から取り入れられ、ケース1内のケ
ース内空気取り入れ口17を通った空気と混合され、暖
房脱臭送風機14を通過し、ケース1下部の空気吐き出
し口13よりトイレ室内に吐き出されてトイレ室内の暖
房と脱臭作用を完了する。
【0016】この時の脱臭暖房ヒータ15のヒータ能力
はトイレ室内暖房という目的よりある能力、例えば40
0W程度に限定される。一方、便器2内の臭気を取り入
れる臭気取り入れ口7から暖房脱臭送風機14の運転で
吸い込まれる臭気の風量は多すぎると、用足し時、冬な
どには寒く感じるため0.1m/min程度に限定され
る。
【0017】このように脱臭暖房ヒータ15の能力、及
び臭気が通過する脱臭暖房ヒータ15の周辺の風量に制
約が生じるためどうしても脱臭暖房ヒータ15を通過し
た空気は熱くなり過ぎる。そこでケース1背面などにあ
るトイレ室内の空気取り入れ口10を通り、ケース1内
のケース内空気取り入れ口17を通ってきた空気と混合
空気通路18で混合させることにより、暖房に適した温
度として暖房脱臭送風機14を通過し、ケース1下部の
空気吐き出し口13よりトイレ室内に吐き出されてトイ
レ室内の暖房と脱臭作用を完了するのである。
【0018】更に夏、冬関係なく臭気の吸着能力がいっ
ぱいになった時は脱臭暖房ヒータ15に一定時間通電
し、ヒータを適温にするだけで吸着能力を完全に再生す
ることもできる。
【0019】なお、図1に示す矢印eは便器2内から吸
い込まれた臭気の流れ、矢印fは臭気が脱臭されるとと
もにあたためられた空気の流れ、矢印gはトイレ室内か
ら吸い込まれた空気の流れ、矢印hはトイレ室内から吸
い込まれた空気がヒータにより暖められた空気の流れを
示す。
【0020】図2は本発明のヒータの一実施例を示す斜
視図で、導電性セラミックスを主成分としたプレートヒ
ータ19でその表及び裏面には臭気の吸着及び酸化分解
の両方を兼ね備えた触媒20が担持されており、1対の
電極21、を通して通電できる構造になっている。
【0021】図3は本発明のヒータの他の実施例を示す
ハニカムヒータの斜視図で、導電性セラミックスを主成
分としたハニカムヒータ22、でその内面には臭気の吸
着及び酸化分解の両方を兼ね備えた触媒20が担持され
ており、その相対する外面には1対の電極21を通して
通電できる構造になっている。
【0022】
【発明の効果】本発明の暖房脱臭便座は上記のような構
成であるから、製品のコンパクト化とコストダウン及び
メンテナンスフリー(脱臭素子の交換不便)が図れ、年
間を通じて使用できるというメリットがある。
【0023】また、ハニカムヒータの採用で熱交換の効
率が良くなるためヒータ自身のコンパクト化が図れるた
め、更に製品のコンパクト化が図れる。更に、炭化ケイ
素と窒化ケイ素からなるヒータにすることによりニクロ
ム線ヒータなどに比べ大出力にできるとともにコンパク
ト化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の暖房脱臭便座の一実施例を示す要部拡
大透視図である。
【図2】図1のヒータの一実施例を示す要部拡大斜視図
である。
【図3】図1のヒータの他の実施例を示す要部拡大斜視
図である。
【図4】従来の暖房脱臭便座の要部斜視図である。
【図5】図4のA部の要部拡大透視図である。
【符号の説明】
1 ケース 2 便器 3 便座 4 便座蓋 5 操作盤 6 脱臭送風機 7 臭気取り入れ口 8 臭気通路 9 脱臭素子 10 室内空気取り入れ口 11 暖房送風機 12 ヒータ 13 空気吐き出し口 14 暖房脱臭送風機 15 脱臭暖房ヒータ 16 空気通路 17 ケース内空気取り入れ口 18 混合空気通路 19 プレートヒータ 22 ハニカムヒータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性セラミックスを主成分とし、臭気
    の吸着及び酸化分解の両方を兼ね備えた触媒を担持し、
    且つ金属皮膜からなる1対の電極を設けたヒータと、臭
    気吸着用と暖房用とを兼用する送風機を備え、ヒータの
    前側及びヒータと送風機の間に空気取り入れ口を設けた
    事を特徴とする暖房脱臭便座。
  2. 【請求項2】 前記ヒータがハニカム構造体である事を
    特徴とする請求項1記載の暖房脱臭便座。
  3. 【請求項3】 前記ヒータがハニカム構造体で炭化ケイ
    素と窒化ケイ素からなる事を特徴とする請求項1記載の
    暖房脱臭便座。
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