JPH07149503A - Bサイト置換ブラウンミラーライト型化合物 - Google Patents
Bサイト置換ブラウンミラーライト型化合物Info
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- JPH07149503A JPH07149503A JP29361893A JP29361893A JPH07149503A JP H07149503 A JPH07149503 A JP H07149503A JP 29361893 A JP29361893 A JP 29361893A JP 29361893 A JP29361893 A JP 29361893A JP H07149503 A JPH07149503 A JP H07149503A
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- Japan
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- type compound
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- brown
- compound
- powder
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Abstract
(57)【要約】
【構成】一般式A2 B2 O5 で表され、Aがアルカリ金
属、Bが3価を除く2種以上の異なる原子価を持ちこれ
らの平均原子価が3価である金属からなるブラウンミラ
−ライト型化合物。 【効果】この化合物は多量の酸素欠陥を持ち、この酸素
欠陥の働きを利用した固体電解質を得ることが可能で、
電池、ガスセンサーを初め各種の電子材料への応用が期
待できる。
属、Bが3価を除く2種以上の異なる原子価を持ちこれ
らの平均原子価が3価である金属からなるブラウンミラ
−ライト型化合物。 【効果】この化合物は多量の酸素欠陥を持ち、この酸素
欠陥の働きを利用した固体電解質を得ることが可能で、
電池、ガスセンサーを初め各種の電子材料への応用が期
待できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多量の酸素欠陥を有す
るブラウンミラ−ライト型化合物に関するもので、固体
電解質としても利用されるものである。
るブラウンミラ−ライト型化合物に関するもので、固体
電解質としても利用されるものである。
【0002】
【従来の技術】ブラウンミラ−ライト型化合物とは一般
式A2 B2 O5 (AはAサイト,BはBサイトを表す。
以下同じ)で表される複合酸化物であり、ABO2.5 と
も表すことができる。この化合物は、ABO3 で表され
るペロブスカイト型化合物に対して酸素が少ない酸素欠
損型化合物である。
式A2 B2 O5 (AはAサイト,BはBサイトを表す。
以下同じ)で表される複合酸化物であり、ABO2.5 と
も表すことができる。この化合物は、ABO3 で表され
るペロブスカイト型化合物に対して酸素が少ない酸素欠
損型化合物である。
【0003】従来、ブラウンミラ−ライト型化合物とし
ては、Aサイトは2価のアルカリ土類金属元素からな
り、一方Bサイトは1種類以上の3価の金属元素から構
成されたSr2 In2 O5 (V.R.Schenck, H.M.Buschba
um, Z.Anorg. Chem.,vol. 395280-286(1973) )、Ca
2 Fe2 O5 (J.Berggren, Acta Chemica Scandinavic
a, vol. 25 3616-3624(1971))及び、Ba2 GdIn
1-x Gax O5 (M. Schwartz et al, J.Electrochemic
al Society, vol. 140, No. 4, L 62-63(1993))などが
知られているこのようなブラウンミラ−ライト型化合物
は、Aサイトを2価,Bサイトを3価の金属元素に限定
しており、イオン半径による制約上、限られた数種類の
ブラウンミラ−ライト化合物が知られているにすぎなか
った。
ては、Aサイトは2価のアルカリ土類金属元素からな
り、一方Bサイトは1種類以上の3価の金属元素から構
成されたSr2 In2 O5 (V.R.Schenck, H.M.Buschba
um, Z.Anorg. Chem.,vol. 395280-286(1973) )、Ca
2 Fe2 O5 (J.Berggren, Acta Chemica Scandinavic
a, vol. 25 3616-3624(1971))及び、Ba2 GdIn
1-x Gax O5 (M. Schwartz et al, J.Electrochemic
al Society, vol. 140, No. 4, L 62-63(1993))などが
知られているこのようなブラウンミラ−ライト型化合物
は、Aサイトを2価,Bサイトを3価の金属元素に限定
しており、イオン半径による制約上、限られた数種類の
ブラウンミラ−ライト化合物が知られているにすぎなか
った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は新規な
ブラウンミラ−ライト型化合物を提供することにある。
ブラウンミラ−ライト型化合物を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、一般式A
2 B2 O5 で表されるブラウンミラ−ライト型化合物に
つきこれを構成する金属の組合せにつき種々の検討を行
った結果、新規なブラウンミラ−ライト型化合物を見出
した。
2 B2 O5 で表されるブラウンミラ−ライト型化合物に
つきこれを構成する金属の組合せにつき種々の検討を行
った結果、新規なブラウンミラ−ライト型化合物を見出
した。
【0006】即ち本発明は、一般式A2 B2 O5 で表さ
れ、Aサイト(一般式中A)がアルカリ土類金属、Bサ
イト(一般式中B)が3価を除く2種以上の異なる原子
価を持ちこれらの平均原子価が3価となる金属元素から
なるブラウンミラ−ライト型化合物に関するものであ
る。
れ、Aサイト(一般式中A)がアルカリ土類金属、Bサ
イト(一般式中B)が3価を除く2種以上の異なる原子
価を持ちこれらの平均原子価が3価となる金属元素から
なるブラウンミラ−ライト型化合物に関するものであ
る。
【0007】後述の方法で得られたこのような化合物は
X線分析の結果、結晶系は立方晶系であることを確認し
た。又、図1に示すように、この化合物のX線回折試験
の結果、20゜から65゜の間に、ブラウンミラ−ライ
ト型の結晶化合物を特徴付ける(100)(110)
(111)面の代表的な回折線が認められた。
X線分析の結果、結晶系は立方晶系であることを確認し
た。又、図1に示すように、この化合物のX線回折試験
の結果、20゜から65゜の間に、ブラウンミラ−ライ
ト型の結晶化合物を特徴付ける(100)(110)
(111)面の代表的な回折線が認められた。
【0008】次に本発明を更に詳細に説明する。本発明
のブラウンミラ−ライト化合物は一般式A2 B2 O5 で
表されるが、Aサイトを構成する金属はアルカリ土類金
属であることが必須である。例えば、Mg、Ca、S
r、Ba、Raである。
のブラウンミラ−ライト化合物は一般式A2 B2 O5 で
表されるが、Aサイトを構成する金属はアルカリ土類金
属であることが必須である。例えば、Mg、Ca、S
r、Ba、Raである。
【0009】一方、Bサイトを構成する金属は3価を除
く2種以上の異なる原子価を有する金属からなり、それ
らの平均原子価が3価となるような金属元素で構成する
ことが必須である。この場合、用いる金属元素の配合を
調節することにより上記条件を満足する構成とする。例
えば、4価と1価の金属元素を組合わせて用いる場合に
は、原子比で4価金属元素を 2/3、1価金属元素を 1/3
となるように配合すれば平均原子価を3価とすることが
できる。又、5価と2価の金属元素を組み合わせる場合
には、原子比で夫々 1/3、 2/3となるように配合すれば
平均原子価を3価とすることができる。
く2種以上の異なる原子価を有する金属からなり、それ
らの平均原子価が3価となるような金属元素で構成する
ことが必須である。この場合、用いる金属元素の配合を
調節することにより上記条件を満足する構成とする。例
えば、4価と1価の金属元素を組合わせて用いる場合に
は、原子比で4価金属元素を 2/3、1価金属元素を 1/3
となるように配合すれば平均原子価を3価とすることが
できる。又、5価と2価の金属元素を組み合わせる場合
には、原子比で夫々 1/3、 2/3となるように配合すれば
平均原子価を3価とすることができる。
【0010】又、Bサイトを占める金属元素の平均イオ
ン半径は 1.2オングストロ−ム以下が好ましく、このイ
オン半径を大きく上回る場合には、金属元素が6配位の
Bサイトに入ることが困難となり、ブラウンミラ−ライ
ト型構造の形成が困難となる。又、上記したイオン半径
の制約上、4価と1価の金属元素の組み合わせが難しい
場合でも、4価の入るサイトをさらに2分割し、4価の
代わりに5価と2価の金属元素を用いて、Bサイト全体
において原子比で5価金属元素を 4/9、2価金属元素を
2/9および1価の金属元素を 1/3となるように配合すれ
ばBサイト全体の平均原子価を3価とすることができ
る。
ン半径は 1.2オングストロ−ム以下が好ましく、このイ
オン半径を大きく上回る場合には、金属元素が6配位の
Bサイトに入ることが困難となり、ブラウンミラ−ライ
ト型構造の形成が困難となる。又、上記したイオン半径
の制約上、4価と1価の金属元素の組み合わせが難しい
場合でも、4価の入るサイトをさらに2分割し、4価の
代わりに5価と2価の金属元素を用いて、Bサイト全体
において原子比で5価金属元素を 4/9、2価金属元素を
2/9および1価の金属元素を 1/3となるように配合すれ
ばBサイト全体の平均原子価を3価とすることができ
る。
【0011】さらに、5価と2価の金属元素を組み合わ
せる場合でも同様に、2価の入るサイトをさらに2分割
し、2価の代わりに4価と1価を用いて、Bサイト全体
としては原子比で5価金属元素を 1/3、4価金属元素を
2/9および1価金属元素を 4/9となるように配合すれば
平均原子価を3価とすることができ単相のブラウンミラ
−ライト型化合物を作製することが可能となる。
せる場合でも同様に、2価の入るサイトをさらに2分割
し、2価の代わりに4価と1価を用いて、Bサイト全体
としては原子比で5価金属元素を 1/3、4価金属元素を
2/9および1価金属元素を 4/9となるように配合すれば
平均原子価を3価とすることができ単相のブラウンミラ
−ライト型化合物を作製することが可能となる。
【0012】Bサイトを占める金属元素の具体例は次の
とおりである。即ち、4価金属元素は、IVa族、Cと
Pbを除くIVb族、Ce、Mn、Tc、Re等から選
ばれる金属元素、1価金属元素は、アルカリ金属元素の
Li、Na、K、Rb、Cs、Fr等から選ばれる金属
元素である。又、5価金属元素は、Va族、Sb等から
選ばれる金属元素、2価金属元素は、Beを除くIIa
族元素等から選ばれる金属元素である。
とおりである。即ち、4価金属元素は、IVa族、Cと
Pbを除くIVb族、Ce、Mn、Tc、Re等から選
ばれる金属元素、1価金属元素は、アルカリ金属元素の
Li、Na、K、Rb、Cs、Fr等から選ばれる金属
元素である。又、5価金属元素は、Va族、Sb等から
選ばれる金属元素、2価金属元素は、Beを除くIIa
族元素等から選ばれる金属元素である。
【0013】Bサイトの構成金属元素の平均原子価が3
価でない場合は、結晶中の電荷が中和せず、結果として
結晶構造の安定性が保てず単相のブラウンミラ−ライト
型化合物の製造が困難となる。
価でない場合は、結晶中の電荷が中和せず、結果として
結晶構造の安定性が保てず単相のブラウンミラ−ライト
型化合物の製造が困難となる。
【0014】本発明の化合物の合成方法は、前記した組
成条件を満足すれば特に制限はなく、原料として構成元
素の酸化物粉末を用いて乾式又は湿式混合により混合し
たのち、その後の焼結に適した粒径のものを得る上で好
ましい温度の1000〜1500℃で焼成する方法、同
じく原料として構成元素を含む無機塩の水溶液を液相混
合したのちアンモニアなどによりpHを調整して沈澱を
作製し、この沈澱を濾過、乾燥したのち、微粉末を得る
上で好ましい温度の700〜1000℃で焼成する方法
や、原料として構成元素のアルコキシド溶液を液相混合
したのち加水分解反応により沈澱を作製し、この沈澱を
濾過、乾燥したのち同温度で焼成する方法などを用いて
合成することができる。これらの焼成は空気中で2〜6
時間行う。
成条件を満足すれば特に制限はなく、原料として構成元
素の酸化物粉末を用いて乾式又は湿式混合により混合し
たのち、その後の焼結に適した粒径のものを得る上で好
ましい温度の1000〜1500℃で焼成する方法、同
じく原料として構成元素を含む無機塩の水溶液を液相混
合したのちアンモニアなどによりpHを調整して沈澱を
作製し、この沈澱を濾過、乾燥したのち、微粉末を得る
上で好ましい温度の700〜1000℃で焼成する方法
や、原料として構成元素のアルコキシド溶液を液相混合
したのち加水分解反応により沈澱を作製し、この沈澱を
濾過、乾燥したのち同温度で焼成する方法などを用いて
合成することができる。これらの焼成は空気中で2〜6
時間行う。
【0015】本発明の効果発現の機構については、未だ
充分には解明されていないが、一般式A2 B2 O5 で表
されるA、Bサイトを構成する金属元素を本発明で特定
した条件とすることによって、前記したように結晶構造
内の電荷は中和し、ブラウンミラ−ライト型化合物の安
定性が保たれ、従来にない新規なブラウンミラ−ライト
型化合物が得られるものと考えられる。
充分には解明されていないが、一般式A2 B2 O5 で表
されるA、Bサイトを構成する金属元素を本発明で特定
した条件とすることによって、前記したように結晶構造
内の電荷は中和し、ブラウンミラ−ライト型化合物の安
定性が保たれ、従来にない新規なブラウンミラ−ライト
型化合物が得られるものと考えられる。
【0016】
【発明の効果】本発明化合物は、化合物中に多量の酸素
欠陥を有する新規ブラウンミラ−ライト型化合物に関す
るもので、この酸素欠陥の働きを利用した新規固体電解
質を得ることが可能となり、電池、ガスセンサーを初め
各種の電子材料への応用が期待できる。
欠陥を有する新規ブラウンミラ−ライト型化合物に関す
るもので、この酸素欠陥の働きを利用した新規固体電解
質を得ることが可能となり、電池、ガスセンサーを初め
各種の電子材料への応用が期待できる。
【0017】
【実施例】以下、実施例により、本発明を更に詳細に説
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0018】実施例1 配合をBa2 (Ce2/3 Li1/3 )2 O5 の化学式で表
されるように、炭酸バリウム粉末(キシダ科学製)3
9.47g、酸化セリウム粉末(和光純薬工業製)2
2.95g、硝酸リチウム粉末(キシダ科学製)4.5
9gをメノウ乳鉢を用いて乾式混合したのち、1400
℃で5時間空気中で焼成して粉末を得た。得られた粉末
は、X線回折試験により生成相の同定を行ったところ図
1に示すように立方晶単相であり、単相のブラウンミラ
−ライト型化合物であった。
されるように、炭酸バリウム粉末(キシダ科学製)3
9.47g、酸化セリウム粉末(和光純薬工業製)2
2.95g、硝酸リチウム粉末(キシダ科学製)4.5
9gをメノウ乳鉢を用いて乾式混合したのち、1400
℃で5時間空気中で焼成して粉末を得た。得られた粉末
は、X線回折試験により生成相の同定を行ったところ図
1に示すように立方晶単相であり、単相のブラウンミラ
−ライト型化合物であった。
【0019】尚、得られた粉末を成形し、1550℃で
4時間空気中で焼結して得られた焼結体を厚さ2mmに研
削してその表面に白金ペーストを塗布し800℃で電極
焼き付け処理した後、交流2端子法により複素インピー
ダンスを測定してイオン伝導度を算出した結果、900
℃におけるイオン伝導度(σ)は、logσ=−4.2
( S・cm-1)であった。
4時間空気中で焼結して得られた焼結体を厚さ2mmに研
削してその表面に白金ペーストを塗布し800℃で電極
焼き付け処理した後、交流2端子法により複素インピー
ダンスを測定してイオン伝導度を算出した結果、900
℃におけるイオン伝導度(σ)は、logσ=−4.2
( S・cm-1)であった。
【0020】実施例2 配合をBa2 (Zr2/3 Rb1/3 )2 O5 の化学式で表
されるように、炭酸バリウム粉末(キシダ科学製)3
9.47g、酸化ジルコニウム粉末(東ソー製、単斜
晶)16.43g、硝酸ルビジウム粉末(キシダ科学
製)9.83gをメノウ乳鉢を用いて乾式混合したの
ち、1400℃で5時間空気中で焼成し粉末を得た。得
られた粉末は、X線回折試験により生成相の同定を行っ
たところ図2に示すように立方晶単相であり、単相のブ
ラウンミラ−ライト型化合物であった。
されるように、炭酸バリウム粉末(キシダ科学製)3
9.47g、酸化ジルコニウム粉末(東ソー製、単斜
晶)16.43g、硝酸ルビジウム粉末(キシダ科学
製)9.83gをメノウ乳鉢を用いて乾式混合したの
ち、1400℃で5時間空気中で焼成し粉末を得た。得
られた粉末は、X線回折試験により生成相の同定を行っ
たところ図2に示すように立方晶単相であり、単相のブ
ラウンミラ−ライト型化合物であった。
【0021】実施例3 配合をBa2 (Zr2/3 Li1/3 )2 O5 の化学式で表
されるように、炭酸バリウム粉末(キシダ科学製)3
9.47g、酸化ジルコニウム粉末(東ソー製、単斜
晶)16.43g、硝酸リチウム(キシダ科学製)4.
59gをメノウ乳鉢を用いて乾式混合したのち、140
0℃で5時間空気中で焼成し粉末を得た。得られた粉末
は、X線回折試験により生成相の同定を行ったところ図
2と同様な立方晶単相であり、単相のブラウンミラ−ラ
イト型化合物であることを確認した。
されるように、炭酸バリウム粉末(キシダ科学製)3
9.47g、酸化ジルコニウム粉末(東ソー製、単斜
晶)16.43g、硝酸リチウム(キシダ科学製)4.
59gをメノウ乳鉢を用いて乾式混合したのち、140
0℃で5時間空気中で焼成し粉末を得た。得られた粉末
は、X線回折試験により生成相の同定を行ったところ図
2と同様な立方晶単相であり、単相のブラウンミラ−ラ
イト型化合物であることを確認した。
【0022】実施例4 配合をSr2 (Zr2/3 Li1/3 )2 O5 の化学式で表
されるように、硝酸ストロンチウム粉末(キシダ科学
製)42.33g、酸化ジルコニウム粉末(東ソー製、
単斜晶)16.43g、硝酸リチウム(キシダ科学製)
4.59gをメノウ乳鉢を用いて乾式混合したのち、1
400℃で5時間空気中で焼成し粉末を得た。得られた
粉末は、X線回折試験により生成相の同定を行ったとこ
ろ図3に示すように立方晶単相であり、単相のブラウン
ミラ−ライト型化合物であった。
されるように、硝酸ストロンチウム粉末(キシダ科学
製)42.33g、酸化ジルコニウム粉末(東ソー製、
単斜晶)16.43g、硝酸リチウム(キシダ科学製)
4.59gをメノウ乳鉢を用いて乾式混合したのち、1
400℃で5時間空気中で焼成し粉末を得た。得られた
粉末は、X線回折試験により生成相の同定を行ったとこ
ろ図3に示すように立方晶単相であり、単相のブラウン
ミラ−ライト型化合物であった。
【図1】本発明の実施例1で得た生成粉末のX線回折試
験結果を示す図
験結果を示す図
【図2】本発明の実施例2で得た生成粉末のX線回折試
験結果を示す図
験結果を示す図
【図3】本発明の実施例4で得た生成粉末のX線回折試
験結果を示す図
験結果を示す図
Claims (2)
- 【請求項1】一般式A2 B2 O5 で表され、Aサイト
(一般式中A)がアルカリ土類金属、Bサイト(一般式
中B)が3価を除く2種以上の異なる原子価を持ちこれ
らの平均原子価が3価となる金属元素からなるブラウン
ミラ−ライト型化合物。 - 【請求項2】結晶系が立方晶系からなり、X線回折によ
り20゜から65゜の間に(100)(110)(11
1)面の回折線で特徴付けられるブラウンミラ−ライト
型化合物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29361893A JPH07149503A (ja) | 1993-11-24 | 1993-11-24 | Bサイト置換ブラウンミラーライト型化合物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29361893A JPH07149503A (ja) | 1993-11-24 | 1993-11-24 | Bサイト置換ブラウンミラーライト型化合物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07149503A true JPH07149503A (ja) | 1995-06-13 |
Family
ID=17797049
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29361893A Pending JPH07149503A (ja) | 1993-11-24 | 1993-11-24 | Bサイト置換ブラウンミラーライト型化合物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07149503A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010146776A1 (ja) * | 2009-06-15 | 2010-12-23 | パナソニック株式会社 | リチウムイオン二次電池用負極活物質およびそれを用いたリチウムイオン二次電池 |
WO2010146777A1 (ja) * | 2009-06-15 | 2010-12-23 | パナソニック株式会社 | リチウムイオン二次電池用負極活物質およびそれを用いたリチウムイオン二次電池 |
-
1993
- 1993-11-24 JP JP29361893A patent/JPH07149503A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010146776A1 (ja) * | 2009-06-15 | 2010-12-23 | パナソニック株式会社 | リチウムイオン二次電池用負極活物質およびそれを用いたリチウムイオン二次電池 |
WO2010146777A1 (ja) * | 2009-06-15 | 2010-12-23 | パナソニック株式会社 | リチウムイオン二次電池用負極活物質およびそれを用いたリチウムイオン二次電池 |
CN102308418A (zh) * | 2009-06-15 | 2012-01-04 | 松下电器产业株式会社 | 锂离子二次电池用负极活性物质及使用其的锂离子二次电池 |
JP5147951B2 (ja) * | 2009-06-15 | 2013-02-20 | パナソニック株式会社 | リチウムイオン二次電池用負極活物質およびそれを用いたリチウムイオン二次電池 |
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