JPH07149138A - 電気自動車用空調装置 - Google Patents
電気自動車用空調装置Info
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- JPH07149138A JPH07149138A JP29997093A JP29997093A JPH07149138A JP H07149138 A JPH07149138 A JP H07149138A JP 29997093 A JP29997093 A JP 29997093A JP 29997093 A JP29997093 A JP 29997093A JP H07149138 A JPH07149138 A JP H07149138A
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- Japan
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- inverter
- temperature
- outdoor fan
- heat exchanger
- air
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 インバータの冷却関係の構成を簡素化する。
【構成】 インバータ67の少なくとも放熱部を、室外
熱交換器58を冷却する室外ファン89の風の当たる場
所に設置して、室外ファン89の風によって室外熱交換
器58と共にインバータ67も冷却する。この際、室外
ファン89の回転数を冷凍サイクルの運転モードや各種
センサの出力信号に応じて切り替える。更に、インバー
タ温度センサ92により検出したインバータ67の温度
が高くなるに従って、室外ファン89の回転数を段階的
若しくは連続的に増加させ、風量を増加させてインバー
タ67の温度上昇を抑制する。また、車速センサ93に
より検出した車速が速くなるに従って、室外ファン89
の回転数を段階的若しくは連続的に低下させ、車速によ
る走行風の増加分だけ室外ファン89の風量を減少させ
て、省電力を図る。
熱交換器58を冷却する室外ファン89の風の当たる場
所に設置して、室外ファン89の風によって室外熱交換
器58と共にインバータ67も冷却する。この際、室外
ファン89の回転数を冷凍サイクルの運転モードや各種
センサの出力信号に応じて切り替える。更に、インバー
タ温度センサ92により検出したインバータ67の温度
が高くなるに従って、室外ファン89の回転数を段階的
若しくは連続的に増加させ、風量を増加させてインバー
タ67の温度上昇を抑制する。また、車速センサ93に
より検出した車速が速くなるに従って、室外ファン89
の回転数を段階的若しくは連続的に低下させ、車速によ
る走行風の増加分だけ室外ファン89の風量を減少させ
て、省電力を図る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷凍サイクルのコンプ
レッサの回転数をインバータにより可変制御するように
した電気自動車用空調装置に関するものである。
レッサの回転数をインバータにより可変制御するように
した電気自動車用空調装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、電気自動車用空調装置は、冷凍
サイクルのコンプレッサの回転数をインバータにより可
変制御して、冷房能力を可変するようになっている。こ
のものでは、インバータの回路を構成するトランジスタ
等の半導体素子が発熱するため、その放熱対策として、
専用の冷却ファンを設けたり、或は、特開平4−935
57号公報に示されているように、インバータの放熱部
を冷凍サイクルの低温側配管に取り付けるようにしてい
た。
サイクルのコンプレッサの回転数をインバータにより可
変制御して、冷房能力を可変するようになっている。こ
のものでは、インバータの回路を構成するトランジスタ
等の半導体素子が発熱するため、その放熱対策として、
専用の冷却ファンを設けたり、或は、特開平4−935
57号公報に示されているように、インバータの放熱部
を冷凍サイクルの低温側配管に取り付けるようにしてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
ようにインバータ冷却専用の冷却ファンを設けること
は、車両モータルーム内における空調関係の省スペース
化・部品点数削減・軽量化の要求に反し、設計的にもコ
スト的にも問題が多い。また、後者のようにインバータ
の放熱部を冷凍サイクルの低温側配管に取り付ける構成
では、冷凍サイクルの配管構成が複雑となると共に、イ
ンバータの冷却能力のコントロールが難しく、インバー
タが過冷却されて結露が生じることがある。このため、
結露対策として、インバータを防水構造にする必要があ
り、これもコストを上昇させる原因となっていた。
ようにインバータ冷却専用の冷却ファンを設けること
は、車両モータルーム内における空調関係の省スペース
化・部品点数削減・軽量化の要求に反し、設計的にもコ
スト的にも問題が多い。また、後者のようにインバータ
の放熱部を冷凍サイクルの低温側配管に取り付ける構成
では、冷凍サイクルの配管構成が複雑となると共に、イ
ンバータの冷却能力のコントロールが難しく、インバー
タが過冷却されて結露が生じることがある。このため、
結露対策として、インバータを防水構造にする必要があ
り、これもコストを上昇させる原因となっていた。
【0004】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たもので、その目的は、省スペース化・部品点数削減・
軽量化の要求を満たして、インバータの冷却関係の構成
を簡素化できると共に、インバータの冷却能力のコント
ロールも比較的容易な電気自動車用空調装置を提供する
ことにある。
たもので、その目的は、省スペース化・部品点数削減・
軽量化の要求を満たして、インバータの冷却関係の構成
を簡素化できると共に、インバータの冷却能力のコント
ロールも比較的容易な電気自動車用空調装置を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の電気自動車用空調装置は、電気自動車にコ
ンプレッサ,高温冷媒を放熱させる室外熱交換器,車室
内への吹出風を冷却する室内熱交換器等からなる冷凍サ
イクルを搭載したものにおいて、前記コンプレッサの回
転数を可変制御するインバータと、前記室外熱交換器の
放熱を促進する室外ファンとを備え、前記インバータの
少なくとも放熱部を前記室外ファンの風の当たる場所に
設置した構成としたものである(請求項1)。
に、本発明の電気自動車用空調装置は、電気自動車にコ
ンプレッサ,高温冷媒を放熱させる室外熱交換器,車室
内への吹出風を冷却する室内熱交換器等からなる冷凍サ
イクルを搭載したものにおいて、前記コンプレッサの回
転数を可変制御するインバータと、前記室外熱交換器の
放熱を促進する室外ファンとを備え、前記インバータの
少なくとも放熱部を前記室外ファンの風の当たる場所に
設置した構成としたものである(請求項1)。
【0006】この場合、前記インバータの温度を検出す
る温度検出手段を設け、この温度検出手段により検出し
た前記インバータの温度に応じて前記室外ファンの回転
数を可変制御するように構成しても良い(請求項2)。
る温度検出手段を設け、この温度検出手段により検出し
た前記インバータの温度に応じて前記室外ファンの回転
数を可変制御するように構成しても良い(請求項2)。
【0007】或は、車速を検出する車速検出手段を設
け、この車速検出手段により検出した車速に応じて前記
室外ファンの回転数を可変制御するように構成しても良
い(請求項3)。
け、この車速検出手段により検出した車速に応じて前記
室外ファンの回転数を可変制御するように構成しても良
い(請求項3)。
【0008】
【作用】請求項1の発明によれば、室外熱交換器を冷却
する室外ファンの風の当たる場所にインバータの少なく
とも放熱部が設置されているので、室外ファンの風によ
って室外熱交換器と共にインバータも冷却できる。
する室外ファンの風の当たる場所にインバータの少なく
とも放熱部が設置されているので、室外ファンの風によ
って室外熱交換器と共にインバータも冷却できる。
【0009】更に、請求項2の発明によれば、温度検出
手段により検出したインバータの温度が高くなると、室
外ファンの回転数を増加させて、風量(インバータの放
熱量)を増加させ、インバータの温度上昇を抑制する。
この際、室外ファンの回転数はインバータの温度に応じ
て2段階或は3段階以上に可変したり、連続的に可変す
るようにしても良い。
手段により検出したインバータの温度が高くなると、室
外ファンの回転数を増加させて、風量(インバータの放
熱量)を増加させ、インバータの温度上昇を抑制する。
この際、室外ファンの回転数はインバータの温度に応じ
て2段階或は3段階以上に可変したり、連続的に可変す
るようにしても良い。
【0010】また、請求項3の発明によれば、車速検出
手段により検出した車速が速くなると、室外ファンの回
転数を低下させて、風量を減少させる。これは、車速が
速くなれば、車両モータルーム内に流れ込む走行風が増
えるため、走行風の増加分だけ室外ファンの風量を減少
させて、省電力を図るものである。この場合も、室外フ
ァンの回転数は車速に応じて2段階或は3段階以上に可
変したり、連続的に可変するようにしても良い。
手段により検出した車速が速くなると、室外ファンの回
転数を低下させて、風量を減少させる。これは、車速が
速くなれば、車両モータルーム内に流れ込む走行風が増
えるため、走行風の増加分だけ室外ファンの風量を減少
させて、省電力を図るものである。この場合も、室外フ
ァンの回転数は車速に応じて2段階或は3段階以上に可
変したり、連続的に可変するようにしても良い。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。まず、図3に基づいて電気自動車用空調装置全
体の概略構成を説明する。送風ケース21の上流側に
は、車室外の空気(外気)を吸入する外気吸入口22
と、車室内の空気(内気)を吸入する2つの内気吸入口
23,24が設けられている。一方の内気吸入口23と
外気吸入口22との中間部位には、内外気ダンパ25が
設けられ、この内外気ダンパ25をサーボモータ26に
よって駆動することにより、外気吸入口22と内気吸入
口23,24から吸入する空気の混合割合を可変して吸
気温度を調整するようになっている。この内外気ダンパ
25の下流側と内気吸入口24の下流側には、それぞれ
送風手段たるブロワ27,28が設けられ、これら両ブ
ロワ27,28がブロワモータ29の回転軸に取り付け
られている。このブロワモータ29は、駆動回路30に
より駆動される。
明する。まず、図3に基づいて電気自動車用空調装置全
体の概略構成を説明する。送風ケース21の上流側に
は、車室外の空気(外気)を吸入する外気吸入口22
と、車室内の空気(内気)を吸入する2つの内気吸入口
23,24が設けられている。一方の内気吸入口23と
外気吸入口22との中間部位には、内外気ダンパ25が
設けられ、この内外気ダンパ25をサーボモータ26に
よって駆動することにより、外気吸入口22と内気吸入
口23,24から吸入する空気の混合割合を可変して吸
気温度を調整するようになっている。この内外気ダンパ
25の下流側と内気吸入口24の下流側には、それぞれ
送風手段たるブロワ27,28が設けられ、これら両ブ
ロワ27,28がブロワモータ29の回転軸に取り付け
られている。このブロワモータ29は、駆動回路30に
より駆動される。
【0012】一方、ブロワ27,28の下流側にはエバ
ポレータ31(室内熱交換器)が配置され、このエバポ
レータ31の下流側は仕切板32によって上下2つの通
風路33,34に仕切られている。そして、下側の通風
路34にはコンデンサ35(室内熱交換器)が配置さ
れ、このコンデンサ35の上部が上側の通風路33内に
突出されている。このコンデンサ35の上方には強冷ダ
ンパ36が配置され、この強冷ダンパ36をサーボモー
タ37によって駆動することにより、コンデンサ35を
バイパスする風量を可変するようになっている。また、
コンデンサ35の下流側の仕切板32に設けられた連通
口32aには、連通ダンパ38が配置され、この連通ダ
ンパ38をサーボモータ39で駆動することにより、仕
切板32の連通口32aを通過する風量を可変して、単
一モード(例えば「VENT」モード、「DEF」モー
ド等)時の通風抵抗を低下させるようになっている。
ポレータ31(室内熱交換器)が配置され、このエバポ
レータ31の下流側は仕切板32によって上下2つの通
風路33,34に仕切られている。そして、下側の通風
路34にはコンデンサ35(室内熱交換器)が配置さ
れ、このコンデンサ35の上部が上側の通風路33内に
突出されている。このコンデンサ35の上方には強冷ダ
ンパ36が配置され、この強冷ダンパ36をサーボモー
タ37によって駆動することにより、コンデンサ35を
バイパスする風量を可変するようになっている。また、
コンデンサ35の下流側の仕切板32に設けられた連通
口32aには、連通ダンパ38が配置され、この連通ダ
ンパ38をサーボモータ39で駆動することにより、仕
切板32の連通口32aを通過する風量を可変して、単
一モード(例えば「VENT」モード、「DEF」モー
ド等)時の通風抵抗を低下させるようになっている。
【0013】上側の通風路33の下流側には、デフ吹出
口40とベント吹出口41が設けられている。これらベ
ント吹出口41とデフ吹出口40には、それぞれダンパ
48,49が設けられ、これら各ダンパ48,49がサ
ーボモータ50,51によって駆動されるようになって
いる。一方、下側の通風路34の下流側には、風を乗員
の足元に向けて吹き出す足元吹出口52が設けられ、こ
の足元吹出口52にも、サーボモータ53によって駆動
されるダンパ54が設けられている。
口40とベント吹出口41が設けられている。これらベ
ント吹出口41とデフ吹出口40には、それぞれダンパ
48,49が設けられ、これら各ダンパ48,49がサ
ーボモータ50,51によって駆動されるようになって
いる。一方、下側の通風路34の下流側には、風を乗員
の足元に向けて吹き出す足元吹出口52が設けられ、こ
の足元吹出口52にも、サーボモータ53によって駆動
されるダンパ54が設けられている。
【0014】一方、前述したエバポレータ31とコンデ
ンサ35は、ヒートポンプ兼用の冷凍サイクル55の構
成要素となっている。この冷凍サイクル55は、コンプ
レッサ56,四方切替弁57,室外熱交換器58,逆止
弁59,60,キャピラリー61,電磁弁62,63,
64,減圧弁65,アキュムレータ90,エバポレータ
31及びコンデンサ35を配管で接続して構成されてい
る。各電磁弁62,63,64と四方切替弁57は、冷
凍サイクル55の運転モードに応じて下記の表1のよう
に切り替えられる。
ンサ35は、ヒートポンプ兼用の冷凍サイクル55の構
成要素となっている。この冷凍サイクル55は、コンプ
レッサ56,四方切替弁57,室外熱交換器58,逆止
弁59,60,キャピラリー61,電磁弁62,63,
64,減圧弁65,アキュムレータ90,エバポレータ
31及びコンデンサ35を配管で接続して構成されてい
る。各電磁弁62,63,64と四方切替弁57は、冷
凍サイクル55の運転モードに応じて下記の表1のよう
に切り替えられる。
【0015】
【表1】
【0016】この表1から明らかなように、冷房モード
では、四方切替弁57が図3に点線で示す位置(オン位
置)に切り替えられて、コンプレッサ56の吐出口56
aから吐出された冷媒が、逆止弁59→室外熱交換器5
8→キャピラリー61→エバポレータ31→アキュムレ
ータ90→コンプレッサ56の吸入口56bの経路で循
環する。これにより、コンプレッサ56の吐出口56a
から吐出された高温ガス冷媒が室外熱交換器58で放熱
して液化し、この液冷媒がエバポレータ31で蒸発する
ことにより、エバポレータ31を通過する風が冷却され
る。
では、四方切替弁57が図3に点線で示す位置(オン位
置)に切り替えられて、コンプレッサ56の吐出口56
aから吐出された冷媒が、逆止弁59→室外熱交換器5
8→キャピラリー61→エバポレータ31→アキュムレ
ータ90→コンプレッサ56の吸入口56bの経路で循
環する。これにより、コンプレッサ56の吐出口56a
から吐出された高温ガス冷媒が室外熱交換器58で放熱
して液化し、この液冷媒がエバポレータ31で蒸発する
ことにより、エバポレータ31を通過する風が冷却され
る。
【0017】一方、暖房モードでは、四方切替弁57が
図3に実線で示す位置(オフ位置)に切り替えられて、
コンプレッサ56の吐出口56aから吐出された冷媒
が、コンデンサ35→減圧弁65→逆止弁60→室外熱
交換器58→電磁弁62→アキュムレータ90→コンプ
レッサ56の吸入口56bの経路で循環する。これによ
り、コンプレッサ56の吐出口56aから吐出された高
温ガス冷媒がコンデンサ35で放熱して液化し、この放
熱によりコンデンサ35を通過する風が暖められる。
図3に実線で示す位置(オフ位置)に切り替えられて、
コンプレッサ56の吐出口56aから吐出された冷媒
が、コンデンサ35→減圧弁65→逆止弁60→室外熱
交換器58→電磁弁62→アキュムレータ90→コンプ
レッサ56の吸入口56bの経路で循環する。これによ
り、コンプレッサ56の吐出口56aから吐出された高
温ガス冷媒がコンデンサ35で放熱して液化し、この放
熱によりコンデンサ35を通過する風が暖められる。
【0018】また、除霜モードでは、四方切替弁57が
図3に実線で示す位置で、電磁弁63が開放され、コン
プレッサ56の吐出口56aから吐出された高温ガス冷
媒がコンデンサ35と電磁弁63を経由して室外熱交換
器58にも供給され、室外熱交換器58の表面に付着し
ている霜を取り除く。
図3に実線で示す位置で、電磁弁63が開放され、コン
プレッサ56の吐出口56aから吐出された高温ガス冷
媒がコンデンサ35と電磁弁63を経由して室外熱交換
器58にも供給され、室外熱交換器58の表面に付着し
ている霜を取り除く。
【0019】更に、除湿Hモードでは、四方切替弁57
が図3に実線で示す位置で、電磁弁63が閉で電磁弁6
4が開放され、室外熱交換器58に供給された液冷媒の
一部がエバポレータ31にも供給され、このエバポレー
タ31により吹出風が除湿される(吹出温度は高めとな
る)。また、除湿Cモードでは、四方切替弁57が図3
に実線で示す位置で、電磁弁63が開放されて、室外熱
交換器58もコンデンサ35と共に凝縮器として機能す
るようになり、コンデンサ35と室外熱交換器58の双
方で液化された冷媒がエバポレータ31に供給され、こ
のエバポレータ31により吹出風が除湿される(吹出温
度は低めとなる)。
が図3に実線で示す位置で、電磁弁63が閉で電磁弁6
4が開放され、室外熱交換器58に供給された液冷媒の
一部がエバポレータ31にも供給され、このエバポレー
タ31により吹出風が除湿される(吹出温度は高めとな
る)。また、除湿Cモードでは、四方切替弁57が図3
に実線で示す位置で、電磁弁63が開放されて、室外熱
交換器58もコンデンサ35と共に凝縮器として機能す
るようになり、コンデンサ35と室外熱交換器58の双
方で液化された冷媒がエバポレータ31に供給され、こ
のエバポレータ31により吹出風が除湿される(吹出温
度は低めとなる)。
【0020】一方、室外熱交換器58には、その放熱を
促進する室外ファン89が設けられている。この室外フ
ァン89のファンモータ89aは、図5に示すように、
冷凍サイクル55の運転モードと後述する各種センサの
出力データにより高速回転“Hi”,低速回転“L
o”,停止“OFF”に切り替えられるようになってい
る。例えば、冷房モードでは、外気温度センサ78によ
り検出された外気温度Tamが25℃以上で“Hi”とな
り、22℃以下で“Lo”となる。一方、暖房モードで
は、外気温度Tamが13℃以下で“Hi”となり、16
℃以上で“Lo”となる。除湿Hモードでは、エバポレ
ータ31通過直後の風温度(以下「エバポレータ出口温
度」という)Te が4℃以上で停止“OFF”となり、
2℃以下で“Hi”となり、3℃→4℃と3℃→2℃の
範囲で“Lo”となる。また、除湿Cモードでは、冷媒
吐出圧力センサ88により検出されたコンプレッサ56
の冷媒吐出圧力Pd ,コンプレッサ56の冷媒吐出温度
Td により、Hi>Lo>OFFの優先順位で決定され
る。例えば、冷媒吐出圧力Pd が19kgf/cm2 G
以上であれば、Td がどんな値であろうとも、常に“H
i”となる。この室外ファン89の運転モードは、イン
バータ67の温度を検出するインバータ温度センサ92
(温度検出手段)からの温度信号と、車速を検出する車
速センサ93(車速検出手段)からの車速信号に基づい
て、図6に示すように可変制御される(この制御内容は
後述する)。
促進する室外ファン89が設けられている。この室外フ
ァン89のファンモータ89aは、図5に示すように、
冷凍サイクル55の運転モードと後述する各種センサの
出力データにより高速回転“Hi”,低速回転“L
o”,停止“OFF”に切り替えられるようになってい
る。例えば、冷房モードでは、外気温度センサ78によ
り検出された外気温度Tamが25℃以上で“Hi”とな
り、22℃以下で“Lo”となる。一方、暖房モードで
は、外気温度Tamが13℃以下で“Hi”となり、16
℃以上で“Lo”となる。除湿Hモードでは、エバポレ
ータ31通過直後の風温度(以下「エバポレータ出口温
度」という)Te が4℃以上で停止“OFF”となり、
2℃以下で“Hi”となり、3℃→4℃と3℃→2℃の
範囲で“Lo”となる。また、除湿Cモードでは、冷媒
吐出圧力センサ88により検出されたコンプレッサ56
の冷媒吐出圧力Pd ,コンプレッサ56の冷媒吐出温度
Td により、Hi>Lo>OFFの優先順位で決定され
る。例えば、冷媒吐出圧力Pd が19kgf/cm2 G
以上であれば、Td がどんな値であろうとも、常に“H
i”となる。この室外ファン89の運転モードは、イン
バータ67の温度を検出するインバータ温度センサ92
(温度検出手段)からの温度信号と、車速を検出する車
速センサ93(車速検出手段)からの車速信号に基づい
て、図6に示すように可変制御される(この制御内容は
後述する)。
【0021】一方、冷凍サイクル55のコンプレッサ5
6を駆動するモータ66は、インバータ67によって回
転数がコントロールされる。このインバータ67の少な
くとも放熱部は、室外熱交換器58を冷却する室外ファ
ン89の風の当たる場所に設置され、室外ファン89の
風によって室外熱交換器58と共にインバータ67も冷
却するようになっている。このインバータ67,室外熱
交換器58及び室外ファン89の位置関係は、例えば、
図2(a)〜(d)に示す4種類の配置パターンが考え
られる。つまり、図2(a)に示すように、室外ファン
89の風の吹出側にインバータ67を配置し、吸込側に
室外熱交換器58を配置したり、図2(b)に示すよう
に、室外ファン89の風の吸込側にインバータ67と室
外熱交換器58の双方を配置したり、図2(c)に示す
ように、室外ファン89の風の吸込側にインバータ67
を配置し、吹出側に室外熱交換器58を配置したり、図
2(d)に示すように、室外ファン89の風の吹出側に
インバータ67と室外熱交換器58の双方を配置しても
良い。或は、室外ファン89の風をガイド部材(図示せ
ず)によってインバータ67に導くようにしても良い。
また、図2(a)〜(d)の例では、室外ファン89の
風がインバータ67の全面に当たるようになっている
が、少なくとも、インバータ67の放熱部に風が当たる
ように設置すれば良い。
6を駆動するモータ66は、インバータ67によって回
転数がコントロールされる。このインバータ67の少な
くとも放熱部は、室外熱交換器58を冷却する室外ファ
ン89の風の当たる場所に設置され、室外ファン89の
風によって室外熱交換器58と共にインバータ67も冷
却するようになっている。このインバータ67,室外熱
交換器58及び室外ファン89の位置関係は、例えば、
図2(a)〜(d)に示す4種類の配置パターンが考え
られる。つまり、図2(a)に示すように、室外ファン
89の風の吹出側にインバータ67を配置し、吸込側に
室外熱交換器58を配置したり、図2(b)に示すよう
に、室外ファン89の風の吸込側にインバータ67と室
外熱交換器58の双方を配置したり、図2(c)に示す
ように、室外ファン89の風の吸込側にインバータ67
を配置し、吹出側に室外熱交換器58を配置したり、図
2(d)に示すように、室外ファン89の風の吹出側に
インバータ67と室外熱交換器58の双方を配置しても
良い。或は、室外ファン89の風をガイド部材(図示せ
ず)によってインバータ67に導くようにしても良い。
また、図2(a)〜(d)の例では、室外ファン89の
風がインバータ67の全面に当たるようになっている
が、少なくとも、インバータ67の放熱部に風が当たる
ように設置すれば良い。
【0022】このインバータ67,サーボモータ26,
37,39,50,51,53,室外ファン89のファ
ンモータ89a及びブロワモータ29の駆動回路30
は、電子制御ユニット(以下「ECU」という)68に
よって制御される。このECU68は、マイクロコンピ
ュータを主体として構成され、CPU69,各種データ
等を一時的に記憶するRAM70,図7の制御プログラ
ム等が記憶されているROM71,入力データをディジ
タル値に変換するA/D変換器72,I/O部73,数
MHzの基準信号を発生する水晶振動子74等を備え、
バッテリ75からイグニッションスイッチ76を介して
電源が供給される。
37,39,50,51,53,室外ファン89のファ
ンモータ89a及びブロワモータ29の駆動回路30
は、電子制御ユニット(以下「ECU」という)68に
よって制御される。このECU68は、マイクロコンピ
ュータを主体として構成され、CPU69,各種データ
等を一時的に記憶するRAM70,図7の制御プログラ
ム等が記憶されているROM71,入力データをディジ
タル値に変換するA/D変換器72,I/O部73,数
MHzの基準信号を発生する水晶振動子74等を備え、
バッテリ75からイグニッションスイッチ76を介して
電源が供給される。
【0023】このECU68は、内気温度Tr を検出す
る内気温度センサ77,外気温度Tamを検出する外気温
度センサ78,車室内に入り込む日射量Ts を検出する
日射センサ79,エバポレータ出口温度Te を検出する
エバポレータ出口温度センサ80,コンデンサ35通過
直後の風温度(以下「コンデンサ出口温度」という)T
c を検出するコンデンサ出口温度センサ81,コンプレ
ッサ56の冷媒吐出圧力Pr を検出する冷媒吐出圧力セ
ンサ88,制御目標となる設定温感Sset を乗員が手動
設定するための温感設定器82,エバポレータ31に吸
込まれる空気の温度(以下「吸気温度」という)Tinを
検出する吸気温度センサ46,冷媒吐出温度Tdを検出
する吐出温度センサ91,インバータ67の温度を検出
するインバータ温度センサ92,車速を検出する車速セ
ンサ93等から各検出信号をA/D変換器72を介して
読み込む。
る内気温度センサ77,外気温度Tamを検出する外気温
度センサ78,車室内に入り込む日射量Ts を検出する
日射センサ79,エバポレータ出口温度Te を検出する
エバポレータ出口温度センサ80,コンデンサ35通過
直後の風温度(以下「コンデンサ出口温度」という)T
c を検出するコンデンサ出口温度センサ81,コンプレ
ッサ56の冷媒吐出圧力Pr を検出する冷媒吐出圧力セ
ンサ88,制御目標となる設定温感Sset を乗員が手動
設定するための温感設定器82,エバポレータ31に吸
込まれる空気の温度(以下「吸気温度」という)Tinを
検出する吸気温度センサ46,冷媒吐出温度Tdを検出
する吐出温度センサ91,インバータ67の温度を検出
するインバータ温度センサ92,車速を検出する車速セ
ンサ93等から各検出信号をA/D変換器72を介して
読み込む。
【0024】上述した温感設定器82は、涼しめキー8
2aと暖かめキー82bとを備え、自動車のインストル
メントパネル(図示せず)の中央部に配置されたエアコ
ンコントロールパネル83に設けられている。このエア
コンコントロールパネル83には、図4に示すように、
温感設定器82の上方に複数の発光素子84nを横一列
に配列した温感表示部84が設けられている。この温感
表示部84は涼しめキー82aと暖かめキー82bによ
り入力された設定温感Sset を表示するものである。こ
の設定温感Sset は、平均的な温度25℃を基準にして
どの程度涼しくするか又は暖かくするかを示す指標であ
る[図8(a)参照]。この他、エアコンコントロール
パネル83には、エアコンオンオフスイッチ85,リア
デフォッガスイッチ86及びフロントデフロスタスイッ
チ87が設けられている。
2aと暖かめキー82bとを備え、自動車のインストル
メントパネル(図示せず)の中央部に配置されたエアコ
ンコントロールパネル83に設けられている。このエア
コンコントロールパネル83には、図4に示すように、
温感設定器82の上方に複数の発光素子84nを横一列
に配列した温感表示部84が設けられている。この温感
表示部84は涼しめキー82aと暖かめキー82bによ
り入力された設定温感Sset を表示するものである。こ
の設定温感Sset は、平均的な温度25℃を基準にして
どの程度涼しくするか又は暖かくするかを示す指標であ
る[図8(a)参照]。この他、エアコンコントロール
パネル83には、エアコンオンオフスイッチ85,リア
デフォッガスイッチ86及びフロントデフロスタスイッ
チ87が設けられている。
【0025】一方、ECU68は、図7の制御プログラ
ムを実行することにより、空調運転全般の制御を行うと
共に、室外ファン89の回転数をインバータ67の温度
や車速に応じて可変制御する。以下、このECU68に
よる制御内容を図7のフローチャートに従って説明す
る。
ムを実行することにより、空調運転全般の制御を行うと
共に、室外ファン89の回転数をインバータ67の温度
や車速に応じて可変制御する。以下、このECU68に
よる制御内容を図7のフローチャートに従って説明す
る。
【0026】まず、ステップ100で、以降の演算処理
に使用するカウンタやフラグを初期設定する初期化処理
を実行した後、ステップ110に移行して、温感設定器
82の操作により入力された設定温感Sset を読み込む
と共に、内気温度センサ77,外気温度センサ78,日
射センサ79,エバポレータ出口温度センサ80,コン
デンサ出口温度センサ81,吸気温度センサ46,イン
バータ温度センサ92及び車速センサ93により検出さ
れた内気温度Tr ,外気温度Tam,日射量Ts,エバポ
レータ出口温度Te ,コンデンサ出口温度Tc ,吸気温
度Tin,インバータ温度及び車速の各データを読み込
む。
に使用するカウンタやフラグを初期設定する初期化処理
を実行した後、ステップ110に移行して、温感設定器
82の操作により入力された設定温感Sset を読み込む
と共に、内気温度センサ77,外気温度センサ78,日
射センサ79,エバポレータ出口温度センサ80,コン
デンサ出口温度センサ81,吸気温度センサ46,イン
バータ温度センサ92及び車速センサ93により検出さ
れた内気温度Tr ,外気温度Tam,日射量Ts,エバポ
レータ出口温度Te ,コンデンサ出口温度Tc ,吸気温
度Tin,インバータ温度及び車速の各データを読み込
む。
【0027】次いで、ステップ120に移行して、設定
温感Sset ,外気温度Tam及び日射量Ts から設定温度
Tset を次の(1)式により求める。 Tset =f(Sset ,Tam,Ts ) =Tset ’+ΔTam+ΔTs ……(1) ここで、Tset ’=25+0.4Sset ……図8
(a)参照 ΔTam=(10−Tam)/20 ……図8(b)参照 ΔTs =−Ts /1000 ……図8(c)参照
温感Sset ,外気温度Tam及び日射量Ts から設定温度
Tset を次の(1)式により求める。 Tset =f(Sset ,Tam,Ts ) =Tset ’+ΔTam+ΔTs ……(1) ここで、Tset ’=25+0.4Sset ……図8
(a)参照 ΔTam=(10−Tam)/20 ……図8(b)参照 ΔTs =−Ts /1000 ……図8(c)参照
【0028】以上のようにして、設定温度Tset を算出
した後、ステップ130に移行して車室内を設定温度T
set に維持するために必要な熱量QAOを次の(2)式に
より算出する。 QAO=K1 ×Tset −K2 ×Tr −K3 ×Tam−K4 ×Ts +C ……(2) (K1,K2,K3,K4 :係数、C:定数)
した後、ステップ130に移行して車室内を設定温度T
set に維持するために必要な熱量QAOを次の(2)式に
より算出する。 QAO=K1 ×Tset −K2 ×Tr −K3 ×Tam−K4 ×Ts +C ……(2) (K1,K2,K3,K4 :係数、C:定数)
【0029】この(2)式により必要熱量QAOを算出し
た後、ステップ140に移行して、次の(3)式を満足
する吹出温度TAOと吹出風量VAOの組み合わせを求め
る。 QAO=Cp ・γ・VAO(TAO−Tin) ……(3) ここで、Cp は空気の比熱、γは空気の比重、Tinはエ
バポレータ31に吸込まれる吸気温度である。
た後、ステップ140に移行して、次の(3)式を満足
する吹出温度TAOと吹出風量VAOの組み合わせを求め
る。 QAO=Cp ・γ・VAO(TAO−Tin) ……(3) ここで、Cp は空気の比熱、γは空気の比重、Tinはエ
バポレータ31に吸込まれる吸気温度である。
【0030】この後、ステップ150に移行し、上記
(3)式を満足する吹出温度TAOと吹出風量VAOの組み
合わせの中から、次の温感評価式(4)を満足する最大
の吹出風量VAOとその時の吹出温度TAOを求める。
(3)式を満足する吹出温度TAOと吹出風量VAOの組み
合わせの中から、次の温感評価式(4)を満足する最大
の吹出風量VAOとその時の吹出温度TAOを求める。
【0031】 S=k1{k2 +k3(ta −25) −k4(va −3)+k5(St −k6)} −k7 ……(4) ここで、S:空調状態の快適性を表す指標となる温感 ta :乗員に当たる気流の温度(℃) va :乗員に当たる気流の風速(m/s) St :乗員に当たる日射量(kcal/m2 h) k1 〜k7 :係数 本実施例のような電気自動車では、省電力化を重視し
て、夏場(冷房モード)でS=−1ないし0、冬場(暖
房モード)でS=+1ないし0とすることが快適と省電
力を両立させる条件となっている。尚、エンジン駆動式
の自動車では、電気自動車に比べて省電力化の要求は強
くないので、快適性を重視して、夏場でS=−2、冬場
でS=+2とすることが最も快適な条件となる。
て、夏場(冷房モード)でS=−1ないし0、冬場(暖
房モード)でS=+1ないし0とすることが快適と省電
力を両立させる条件となっている。尚、エンジン駆動式
の自動車では、電気自動車に比べて省電力化の要求は強
くないので、快適性を重視して、夏場でS=−2、冬場
でS=+2とすることが最も快適な条件となる。
【0032】この場合、乗員に当たる気流の温度ta
は、吹出温度TAOと吹出風量VAOとから、次の(5)式
により求めることができる。
は、吹出温度TAOと吹出風量VAOとから、次の(5)式
により求めることができる。
【0033】
【数1】 ここで、Kt は吹出口の形状によって決まる係数、Cは
縮流係数、Aは吹出口の開口面積、Xは吹出口から乗員
までの距離、mは吹出口の形状によって決まる指数であ
る。
縮流係数、Aは吹出口の開口面積、Xは吹出口から乗員
までの距離、mは吹出口の形状によって決まる指数であ
る。
【0034】また、乗員に当たる気流の風速va は、次
の(6)式により求めることができる。
の(6)式により求めることができる。
【0035】
【数2】 ここで、Kv は吹出口の形状によって決まる係数、nは
吹出口の形状によって決まる指数である。
吹出口の形状によって決まる指数である。
【0036】更に、乗員に当たる日射量St は、次の
(7)式により求めることができる。 St =Ks ・Ts ……(7) ここで、Ks は日射センサ79の特性によって決まる係
数、Ts は日射センサ79の出力値である。
(7)式により求めることができる。 St =Ks ・Ts ……(7) ここで、Ks は日射センサ79の特性によって決まる係
数、Ts は日射センサ79の出力値である。
【0037】以上の(5)〜(7)式を用いて、温感評
価式(4)を満足する最大の吹出風量VAOとその時の吹
出温度TAOを求めることになる。この際、前述したよう
に、電気自動車では、省電力化を重視して、夏場(冷房
モード)でS=−1ないし0、冬場(暖房モード)でS
=+1ないし0とすることが快適性と省電力を両立させ
る条件となり、一方、エンジン駆動式の自動車では、夏
場でS=−2、冬場でS=+2とすることが最も快適な
条件となる。従って、前述したステップ150では、こ
の快適条件を満足する範囲(快適性を失わない範囲)内
で最大の吹出風量VAOとその時の吹出温度TAOを求める
ことになる。これにより、冷房時には、吹出温度TAOが
従来よりも高めになり、暖房時には、吹出温度TAOが従
来よりも低めになり、吹出風量VAOは、冷房・暖房共に
従来よりも多めになる。
価式(4)を満足する最大の吹出風量VAOとその時の吹
出温度TAOを求めることになる。この際、前述したよう
に、電気自動車では、省電力化を重視して、夏場(冷房
モード)でS=−1ないし0、冬場(暖房モード)でS
=+1ないし0とすることが快適性と省電力を両立させ
る条件となり、一方、エンジン駆動式の自動車では、夏
場でS=−2、冬場でS=+2とすることが最も快適な
条件となる。従って、前述したステップ150では、こ
の快適条件を満足する範囲(快適性を失わない範囲)内
で最大の吹出風量VAOとその時の吹出温度TAOを求める
ことになる。これにより、冷房時には、吹出温度TAOが
従来よりも高めになり、暖房時には、吹出温度TAOが従
来よりも低めになり、吹出風量VAOは、冷房・暖房共に
従来よりも多めになる。
【0038】一方、前述したステップ150の処理を終
了すると、ステップ160に移行し、内気吸入口23,
24と外気吸入口22から吸入される空気の温度(吸気
温度)Tinと吹出温度TAOとの温度差を小さくするよう
に内外気ダンパ25の開度を算出する。この後、ステッ
プ170に移行して、冷凍サイクル55の運転モードを
冷房・暖房のいずれのモードにするかを判定して、ステ
ップ180に移行し、前述したステップ150で求めた
吹出温度TAOと吹出風量VAOに基づいて、各ダンパ3
6,38,48,49,54の開度を決定し、吹出モー
ドを「VENT」,「B/L」,「FOOT」,「FO
OT/DEF」,「DEF」のいずれかに決定する。
了すると、ステップ160に移行し、内気吸入口23,
24と外気吸入口22から吸入される空気の温度(吸気
温度)Tinと吹出温度TAOとの温度差を小さくするよう
に内外気ダンパ25の開度を算出する。この後、ステッ
プ170に移行して、冷凍サイクル55の運転モードを
冷房・暖房のいずれのモードにするかを判定して、ステ
ップ180に移行し、前述したステップ150で求めた
吹出温度TAOと吹出風量VAOに基づいて、各ダンパ3
6,38,48,49,54の開度を決定し、吹出モー
ドを「VENT」,「B/L」,「FOOT」,「FO
OT/DEF」,「DEF」のいずれかに決定する。
【0039】この後、ステップ190に移行し、室外フ
ァン89の運転モードを次のようにして判定する。ま
ず、図5に示すように、冷凍サイクル55の運転モード
と各センサの出力データTam,Te ,Pd ,Td に基づ
いて、室外熱交換器58の放熱に必要な室外ファン89
の運転モード(風量)を判定する(第1回目の判定)。
次いで、インバータ温度センサ92から出力される温度
信号レベルに基づいてインバータ67の温度を判定し、
図6(a)に示すように、インバータ67の放熱に必要
な室外ファン89の運転モード(風量)を判定する(第
2回目の判定)。ここで、インバータ67が過熱状態で
あれば、室外ファン89の運転モードを“Hi”と判定
し、高温ぎみであれば“Lo”、低温であれば“OF
F”と判定する。これにより、インバータ67の温度が
高くなるに従って、室外ファン89の回転数を増加させ
るように可変制御するものである。更に、車速センサ9
3から出力される車速信号に基づいて車速を判定し、図
6(b)に示すように、室外ファン89の運転モードを
車速に応じて“Hi”“Lo”“OFF”のいずれかに
判定する(第3回目の判定)。これにより、車速が速く
なるに従って、室外ファン89の回転数を低下させるよ
うに可変制御するものである。
ァン89の運転モードを次のようにして判定する。ま
ず、図5に示すように、冷凍サイクル55の運転モード
と各センサの出力データTam,Te ,Pd ,Td に基づ
いて、室外熱交換器58の放熱に必要な室外ファン89
の運転モード(風量)を判定する(第1回目の判定)。
次いで、インバータ温度センサ92から出力される温度
信号レベルに基づいてインバータ67の温度を判定し、
図6(a)に示すように、インバータ67の放熱に必要
な室外ファン89の運転モード(風量)を判定する(第
2回目の判定)。ここで、インバータ67が過熱状態で
あれば、室外ファン89の運転モードを“Hi”と判定
し、高温ぎみであれば“Lo”、低温であれば“OF
F”と判定する。これにより、インバータ67の温度が
高くなるに従って、室外ファン89の回転数を増加させ
るように可変制御するものである。更に、車速センサ9
3から出力される車速信号に基づいて車速を判定し、図
6(b)に示すように、室外ファン89の運転モードを
車速に応じて“Hi”“Lo”“OFF”のいずれかに
判定する(第3回目の判定)。これにより、車速が速く
なるに従って、室外ファン89の回転数を低下させるよ
うに可変制御するものである。
【0040】この後、図6(c)に示すように、第1回
目の判定結果(室外熱交換器58の放熱に必要な風量)
と第2回目の判定結果(インバータ67の放熱に必要な
風量)とを比較し、高い方を室外ファン89の運転モー
ドとして採用する(第4回目の判定)。これは、低い方
を採用すると、室外熱交換器58又はインバータ67が
放熱不足になるからである。
目の判定結果(室外熱交換器58の放熱に必要な風量)
と第2回目の判定結果(インバータ67の放熱に必要な
風量)とを比較し、高い方を室外ファン89の運転モー
ドとして採用する(第4回目の判定)。これは、低い方
を採用すると、室外熱交換器58又はインバータ67が
放熱不足になるからである。
【0041】更に、この第4回目の判定結果を第3回目
の判定結果(車速による補正風量)と比較し、低い方を
室外ファン89の運転モードと最終決定する(第5回目
の判定)。ここで、低い方を採用する理由は、車速が速
くなれば、車両モータルーム内に流れ込む走行風が増え
るため、走行風の増加分だけ室外ファン89の風量を減
少させて、省電力を図るものである。
の判定結果(車速による補正風量)と比較し、低い方を
室外ファン89の運転モードと最終決定する(第5回目
の判定)。ここで、低い方を採用する理由は、車速が速
くなれば、車両モータルーム内に流れ込む走行風が増え
るため、走行風の増加分だけ室外ファン89の風量を減
少させて、省電力を図るものである。
【0042】以上のようにして決定された各種の制御デ
ータを各機器へ出力し(ステップ200)、以後、前述
したステップ110に戻って処理を繰り返すことによ
り、空調運転を制御する。この際、ステップ150で求
めた吹出風量VAOを実現するために、ブロワモータ29
に印加するブロワ電圧は、図9の電圧特性により吹出モ
ードに応じて決定される。
ータを各機器へ出力し(ステップ200)、以後、前述
したステップ110に戻って処理を繰り返すことによ
り、空調運転を制御する。この際、ステップ150で求
めた吹出風量VAOを実現するために、ブロワモータ29
に印加するブロワ電圧は、図9の電圧特性により吹出モ
ードに応じて決定される。
【0043】この場合、車室内を設定温度Tset に維持
するのに必要な吹出温度TAOを内気と外気の混合により
作り出せるときには、冷凍サイクル55のコンプレッサ
56を停止する。一方、内外気のみでは必要な吹出温度
TAOを作り出せないときには、インバータ67によりコ
ンプレッサ56を駆動し、ステップ170で決定した運
転モードで冷凍サイクル55を運転する。この際、冷房
モードでは、エバポレータ出口温度センサ80により検
出されたエバポレータ出口温度Te を対象にしてPI制
御又はファジィ制御によりフィードバック制御し、ま
た、暖房モードでは、コンデンサ出口温度センサ81に
より検出されたコンデンサ出口温度Tc を対象にしてP
I制御又はファジィ制御によりフィードバック制御す
る。
するのに必要な吹出温度TAOを内気と外気の混合により
作り出せるときには、冷凍サイクル55のコンプレッサ
56を停止する。一方、内外気のみでは必要な吹出温度
TAOを作り出せないときには、インバータ67によりコ
ンプレッサ56を駆動し、ステップ170で決定した運
転モードで冷凍サイクル55を運転する。この際、冷房
モードでは、エバポレータ出口温度センサ80により検
出されたエバポレータ出口温度Te を対象にしてPI制
御又はファジィ制御によりフィードバック制御し、ま
た、暖房モードでは、コンデンサ出口温度センサ81に
より検出されたコンデンサ出口温度Tc を対象にしてP
I制御又はファジィ制御によりフィードバック制御す
る。
【0044】以上説明した実施例によれば、室外熱交換
器58を冷却する室外ファン89の風の当たる場所にイ
ンバータ67が設置されているので、室外ファン89の
風によって室外熱交換器58と共にインバータ67も冷
却できる。このため、従来のインバータ冷却専用のファ
ンが不要になり、省スペース化・部品点数削減・軽量化
の要求を満たすことができる。しかも、前述した特開平
4−93557号公報のようにインバータ67を冷凍サ
イクル55の低温側配管に取り付けて冷却する構成にす
る必要がなく、冷凍サイクル55の配管構成が複雑とな
らずに済み、インバータ67の冷却関係の構成を簡素化
できると共に、インバータ67の冷却能力を室外ファン
89の回転数制御により容易にコントロールすることが
でき、従来の過冷却によるインバータ67への結露の問
題も解消できる。
器58を冷却する室外ファン89の風の当たる場所にイ
ンバータ67が設置されているので、室外ファン89の
風によって室外熱交換器58と共にインバータ67も冷
却できる。このため、従来のインバータ冷却専用のファ
ンが不要になり、省スペース化・部品点数削減・軽量化
の要求を満たすことができる。しかも、前述した特開平
4−93557号公報のようにインバータ67を冷凍サ
イクル55の低温側配管に取り付けて冷却する構成にす
る必要がなく、冷凍サイクル55の配管構成が複雑とな
らずに済み、インバータ67の冷却関係の構成を簡素化
できると共に、インバータ67の冷却能力を室外ファン
89の回転数制御により容易にコントロールすることが
でき、従来の過冷却によるインバータ67への結露の問
題も解消できる。
【0045】更に、上記実施例によれば、インバータ温
度センサ92により検出したインバータ67の温度が高
くなるに従って、室外ファン89の回転数を段階的に増
加させるようにしたので、インバータ67の温度が高い
ときに風量を増加させてインバータ67を強く冷却する
ことができ、インバータ67の温度上昇を抑制すること
ができる。尚、上記実施例では、室外ファン89の回転
数をインバータ67の温度に応じて2段階に切り替える
ようにしたが、3段階以上に切り替えるようにしたり、
連続的に可変するようにしても良い。
度センサ92により検出したインバータ67の温度が高
くなるに従って、室外ファン89の回転数を段階的に増
加させるようにしたので、インバータ67の温度が高い
ときに風量を増加させてインバータ67を強く冷却する
ことができ、インバータ67の温度上昇を抑制すること
ができる。尚、上記実施例では、室外ファン89の回転
数をインバータ67の温度に応じて2段階に切り替える
ようにしたが、3段階以上に切り替えるようにしたり、
連続的に可変するようにしても良い。
【0046】また、上記実施例によれば、車速が速くな
るに従って、車両モータルーム内に流れ込む走行風が増
加する点に着目し、車速センサ93により検出した車速
が速くなるに従って、室外ファン89の回転数を段階的
に低下させるようにしたので、車速による走行風の増加
分だけ室外ファン89の風量を減少させて、省電力を図
ることができる。尚、上記実施例では、室外ファン89
の回転数を車速に応じて2段階に切り替えるようにした
が、3段階以上に切り替えるようにしたり、連続的に可
変するようにしても良い。
るに従って、車両モータルーム内に流れ込む走行風が増
加する点に着目し、車速センサ93により検出した車速
が速くなるに従って、室外ファン89の回転数を段階的
に低下させるようにしたので、車速による走行風の増加
分だけ室外ファン89の風量を減少させて、省電力を図
ることができる。尚、上記実施例では、室外ファン89
の回転数を車速に応じて2段階に切り替えるようにした
が、3段階以上に切り替えるようにしたり、連続的に可
変するようにしても良い。
【0047】尚、上記実施例では、暖房時の熱源として
ヒートポンプ(冷凍サイクル55)を利用したが、電気
ヒータを用いても良い。その他、本発明は、冷凍サイク
ル55の構成や送風関係の構成を適宜変更しても良い
等、種々変更して実施できることは言うまでもない。
ヒートポンプ(冷凍サイクル55)を利用したが、電気
ヒータを用いても良い。その他、本発明は、冷凍サイク
ル55の構成や送風関係の構成を適宜変更しても良い
等、種々変更して実施できることは言うまでもない。
【0048】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1の発明によれば、室外熱交換器を冷却する室外ファン
の風の当たる場所にインバータの少なくとも放熱部を設
置するようにしたので、室外ファンの風によって室外熱
交換器と共にインバータも冷却することができて、従来
のインバータ冷却専用のファンが不要になり、省スペー
ス化・部品点数削減・軽量化の要求を満たすことができ
る。しかも、インバータを冷凍サイクルの低温側配管に
取り付けて冷却する構成にする必要がなく、冷凍サイク
ルの配管構成が複雑とならずに済み、インバータの冷却
関係の構成を簡素化できると共に、インバータの冷却能
力を室外ファンの回転数制御により容易にコントロール
することができ、従来の過冷却によるインバータへの結
露の問題も解消できる。
1の発明によれば、室外熱交換器を冷却する室外ファン
の風の当たる場所にインバータの少なくとも放熱部を設
置するようにしたので、室外ファンの風によって室外熱
交換器と共にインバータも冷却することができて、従来
のインバータ冷却専用のファンが不要になり、省スペー
ス化・部品点数削減・軽量化の要求を満たすことができ
る。しかも、インバータを冷凍サイクルの低温側配管に
取り付けて冷却する構成にする必要がなく、冷凍サイク
ルの配管構成が複雑とならずに済み、インバータの冷却
関係の構成を簡素化できると共に、インバータの冷却能
力を室外ファンの回転数制御により容易にコントロール
することができ、従来の過冷却によるインバータへの結
露の問題も解消できる。
【0049】更に、請求項2の発明によれば、温度検出
手段により検出したインバータの温度に応じて、室外フ
ァンの回転数を可変制御するようにしたので、インバー
タの温度が高いときに風量を増加させてインバータを強
く冷却することができ、インバータの温度上昇を抑制す
ることができる。
手段により検出したインバータの温度に応じて、室外フ
ァンの回転数を可変制御するようにしたので、インバー
タの温度が高いときに風量を増加させてインバータを強
く冷却することができ、インバータの温度上昇を抑制す
ることができる。
【0050】また、請求項3の発明によれば、車速検出
手段により検出した車速に応じて、室外ファンの回転数
を可変制御するようにしたので、車速が速いときには、
走行風の増加分だけ室外ファンの風量を減少させて、省
電力を図ることができる。
手段により検出した車速に応じて、室外ファンの回転数
を可変制御するようにしたので、車速が速いときには、
走行風の増加分だけ室外ファンの風量を減少させて、省
電力を図ることができる。
【図1】本発明の一実施例を示す主要部のブロック図
【図2】室外ファン,室外熱交換器及びインバータの4
種類の配置パターンを示す図
種類の配置パターンを示す図
【図3】空調装置全体の概略構成図
【図4】エアコンコントロールパネルの正面図
【図5】冷凍サイクルの運転モードと室外ファンの運転
モード(第1回目の判定)との関係を示す図
モード(第1回目の判定)との関係を示す図
【図6】(a)はインバータの温度と室外ファンの運転
モード(第2回目の判定)との関係を示す図、(b)は
車速と室外ファンの運転モード(第3回目の判定)との
関係を示す図、(c)は室外ファンの運転モードの第4
回目の判定方法を示す図、(d)は室外ファンの運転モ
ードの第5回目(最終)の判定方法を示す図
モード(第2回目の判定)との関係を示す図、(b)は
車速と室外ファンの運転モード(第3回目の判定)との
関係を示す図、(c)は室外ファンの運転モードの第4
回目の判定方法を示す図、(d)は室外ファンの運転モ
ードの第5回目(最終)の判定方法を示す図
【図7】制御プログラムを示すフローチャート
【図8】(a)は設定温感Sset とTset ’との関係を
示す図、(b)は外気温度TamとΔTamとの関係を示す
図、(c)は日射量Ts とΔTs との関係を示す図
示す図、(b)は外気温度TamとΔTamとの関係を示す
図、(c)は日射量Ts とΔTs との関係を示す図
【図9】吹出風量VAOとブロワ電圧との関係を示す図
22…外気吸入口、23,24…内気吸入口、25…内
外気ダンパ、31…エバポレータ(室内熱交換器)、3
5…コンデンサ(室内熱交換器)、40…デフ吹出口、
41…ベント吹出口、46…吸気温度センサ、52…足
元吹出口、55…冷凍サイクル、56…コンプレッサ、
57…四方切替弁、58…室外熱交換器、61…キャピ
ラリ、62〜64…電磁弁、65…減圧弁、67…イン
バータ、68…ECU、77…内気温度センサ、78…
外気温度センサ、79…日射センサ、80…エバポレー
タ出口温度センサ、81…コンデンサ出口温度センサ、
82…温感設定器、82a…涼しめキー、82b…暖か
めキー、84…温感表示部、88…冷媒圧力センサ、8
9…室外ファン。
外気ダンパ、31…エバポレータ(室内熱交換器)、3
5…コンデンサ(室内熱交換器)、40…デフ吹出口、
41…ベント吹出口、46…吸気温度センサ、52…足
元吹出口、55…冷凍サイクル、56…コンプレッサ、
57…四方切替弁、58…室外熱交換器、61…キャピ
ラリ、62〜64…電磁弁、65…減圧弁、67…イン
バータ、68…ECU、77…内気温度センサ、78…
外気温度センサ、79…日射センサ、80…エバポレー
タ出口温度センサ、81…コンデンサ出口温度センサ、
82…温感設定器、82a…涼しめキー、82b…暖か
めキー、84…温感表示部、88…冷媒圧力センサ、8
9…室外ファン。
Claims (3)
- 【請求項1】 電気自動車に、コンプレッサ,高温冷媒
を放熱させる室外熱交換器,車室内への吹出風を冷却す
る室内熱交換器等からなる冷凍サイクルを搭載した電気
自動車用空調装置において、 前記コンプレッサの回転数を可変制御するインバータ
と、前記室外熱交換器の放熱を促進する室外ファンとを
備え、 前記インバータの少なくとも放熱部を前記室外ファンの
風の当たる場所に設置したことを特徴とする電気自動車
用空調装置。 - 【請求項2】 前記インバータの温度を検出する温度検
出手段を備え、この温度検出手段により検出した前記イ
ンバータの温度に応じて前記室外ファンの回転数を可変
制御するように構成したことを特徴とする請求項1記載
の電気自動車用空調装置。 - 【請求項3】 車速を検出する車速検出手段を備え、こ
の車速検出手段により検出した車速に応じて前記室外フ
ァンの回転数を可変制御するように構成したことを特徴
とする請求項1又は2記載の電気自動車用空調装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29997093A JPH07149138A (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | 電気自動車用空調装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29997093A JPH07149138A (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | 電気自動車用空調装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07149138A true JPH07149138A (ja) | 1995-06-13 |
Family
ID=17879178
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29997093A Pending JPH07149138A (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | 電気自動車用空調装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07149138A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11208257A (ja) * | 1998-01-30 | 1999-08-03 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 車両用熱交換装置 |
JP2003011657A (ja) * | 2001-07-04 | 2003-01-15 | Japan Climate Systems Corp | 車両用空調装置 |
JP2010031874A (ja) * | 2009-11-09 | 2010-02-12 | Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd | 空気圧縮機 |
KR101240975B1 (ko) * | 2010-11-11 | 2013-03-11 | 현대자동차주식회사 | 전력전자부품 온도 및 냉매압력을 적용한 에어 플랩의 제어 방법 |
CN103790847A (zh) * | 2013-12-31 | 2014-05-14 | 江苏陆地方舟新能源电动汽车有限公司 | 一种电动汽车的风扇控制系统和控制方法 |
-
1993
- 1993-11-30 JP JP29997093A patent/JPH07149138A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11208257A (ja) * | 1998-01-30 | 1999-08-03 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 車両用熱交換装置 |
JP2003011657A (ja) * | 2001-07-04 | 2003-01-15 | Japan Climate Systems Corp | 車両用空調装置 |
JP4612968B2 (ja) * | 2001-07-04 | 2011-01-12 | 株式会社日本クライメイトシステムズ | 車両用空調装置 |
JP2010031874A (ja) * | 2009-11-09 | 2010-02-12 | Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd | 空気圧縮機 |
KR101240975B1 (ko) * | 2010-11-11 | 2013-03-11 | 현대자동차주식회사 | 전력전자부품 온도 및 냉매압력을 적용한 에어 플랩의 제어 방법 |
CN103790847A (zh) * | 2013-12-31 | 2014-05-14 | 江苏陆地方舟新能源电动汽车有限公司 | 一种电动汽车的风扇控制系统和控制方法 |
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