JP3379155B2 - 電気自動車用空調装置 - Google Patents

電気自動車用空調装置

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JP3379155B2
JP3379155B2 JP16770993A JP16770993A JP3379155B2 JP 3379155 B2 JP3379155 B2 JP 3379155B2 JP 16770993 A JP16770993 A JP 16770993A JP 16770993 A JP16770993 A JP 16770993A JP 3379155 B2 JP3379155 B2 JP 3379155B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、暖房時に送風ダクト内
の室内熱交換器に高温ガス冷媒を供給してこれを暖房熱
源とするようにした電気自動車用空調装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般に、二次電池(バッテリー)を車両
駆動用の電源とする電気自動車の空調装置は、ヒートポ
ンプ兼用の冷凍サイクルにより冷暖房を行うようになっ
ている。このヒートポンプ兼用の冷凍サイクルは、車室
内に風を送る送風ダクト内に設置された室内熱交換器
と、外気と熱交換する室外熱交換器とを、コンプレッサ
と共に冷媒循環回路中に設け、冷房時には、コンプレッ
サから吐出された高温ガス冷媒を室外熱交換器に流して
これを凝縮器として作用させ、ここで放熱・凝縮させた
液冷媒を室内熱交換器に供給してこれを蒸発器として作
用させ、この室内熱交換器の吸熱作用により送風ダクト
内を流れる空気を冷却する。これとは反対に、暖房時に
は、コンプレッサから吐出された高温ガス冷媒を室内熱
交換器に流して、この室内熱交換器を凝縮器として作用
させ、その放熱作用により送風ダクト内を流れる空気を
暖める。
【0003】この場合、暖房時には、室外熱交換器が蒸
発器として作用するので、暖房運転を長時間連続して行
うと、室外熱交換器の表面に着霜が生じ、それに伴って
暖房能力が徐々に低下してくる。そこで、従来のもの
は、室外熱交換器の温度等を検出して、その検出値によ
り着霜の有無を判定し、着霜有りと判定されたときに
は、車両運転中でも直ちに除霜運転を実行するようにな
っている。この除霜運転中は、冷媒循環方向を反対方向
(冷房時と同じ方向)に切り替えて、コンプレッサから
吐出された高温ガス冷媒を室外熱交換器に供給し、その
放熱によって室外熱交換器から霜を取り除くものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構成のもので
は、着霜有りと判定されると、車両運転中でも直ちに除
霜運転に切り替えられるが、図7に示すように除霜運転
中は暖房能力が大きく落ち込むため、車両運転中の除霜
運転により車室内への吹出空気温度が大きく低下してし
まい、乗員に不快感を与えてしまう。しかも、車両走行
中は、室外熱交換器に冷たい走行風が当たるため、除霜
時間も長引いてしまい、乗員の不快感を益々増大させる
結果となる。
【0005】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たもので、その目的は、車両運転中に、乗員の不快感を
招くような除霜運転による吹出空気温度の低下を防止で
きて、暖房時の快適性を確保することができる電気自動
車用空調装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、二次電池を車両駆動用の電源とする電気
自動車に搭載されるものであって、車室内に風を送る送
風ダクト内に設置された室内熱交換器と、外気と熱交換
する室外熱交換器とを、コンプレッサと共に冷媒循環回
路中に設け、暖房時に前記コンプレッサから吐出された
高温ガス冷媒を前記室内熱交換器に流してこれを暖房熱
源とするようにした電気自動車用空調装置において、車
両運転中には前記室外熱交換器の除霜運転を禁止し、車
両運転終了後、前記二次電池の充電回路を外部の充電用
電源に接続している間に必要に応じて前記室外熱交換器
の除霜運転を行わせる除霜運転制御手段を備えた構成と
したものである(請求項1)。
【0007】更に、前記室外熱交換器の着霜を判定する
着霜判定手段を設け、車両運転中に前記着霜判定手段に
より着霜有りと判定されたときに前記コンプレッサの冷
媒吐出能力を増大させるコンプレッサ運転制御手段を設
けた構成としても良い(請求項2)。
【0008】
【作用】ところで、電気自動車は充電1回当たりの走行
距離が比較的短いので、運転者は車両駆動用の電源とな
る二次電池への充電を比較的頻繁に行う習慣があり、し
かも、暖房運転を行えば、二次電池の放電量も増えるか
ら、車両運転中に除霜運転を行わなくても、着霜量が大
きな問題になる頃には、車両運転を終えて二次電池への
充電が行われるものと思われる。
【0009】この点に着目し、本発明の請求項1の構成
では、暖房時に、たとえ室外熱交換器に着霜が生じて
も、除霜運転制御手段によって車両運転中の除霜運転を
禁止して、そのまま暖房運転を続ける。この場合、着霜
により吹出空気温度は徐々に低下するかもしれないが、
その低下幅は除霜運転時に比べれば格段に少ないので、
快適性を損なわずに済む。
【0010】更に、請求項2によれば、着霜判定手段に
より着霜有りと判定されたときに、コンプレッサ運転制
御手段は、コンプレッサの冷媒吐出能力を増大させるよ
うに制御する。これにより、着霜時の暖房能力を確保
し、吹出空気温度の低下を抑えて、快適性を良好に保
つ。
【0011】その後、車両運転を終えて、二次電池の充
電回路を外部の充電用電源に接続している間に、除霜運
転制御手段は、必要に応じて除霜運転を行わせる。この
除霜運転に必要な電力は外部の充電用電源から供給され
るので、二次電池の充電電力を消費せずに済む。
【0012】
【実施例】本発明の一実施例について、図1乃至図6を
参照して説明する。まず、図2に基づいて空調装置全体
の概略構成を説明する。送風ケース21の上流側には、
車室外の空気(外気)を吸入する外気吸入口22と、車
室内の空気(内気)を吸入する2つの内気吸入口23,
24が設けられている。一方の内気吸入口23と外気吸
入口22との中間部位には、内外気ダンパ25が設けら
れ、この内外気ダンパ25の開度をサーボモータ26に
よって調整することにより、外気吸入口22と内気吸入
口23,24から吸入する空気の混合割合を可変して吸
気温度を調整するようになっている。この内外気ダンパ
25の下流側と内気吸入口24の下流側には、それぞれ
送風手段たるブロワ27,28が設けられ、これら両ブ
ロワ27,28がブロワモータ29の回転軸に取り付け
られている。このブロワモータ29は、駆動回路30に
より駆動される。
【0013】一方、ブロワ27,28の下流側にはエバ
ポレータ31が配置され、このエバポレータ31の下流
側は仕切板32によって上下2つの通風路33,34に
仕切られている。そして、下側の通風路34には室内熱
交換器たるコンデンサ35が配置され、このコンデンサ
35の上部が上側の通風路33内に突出されている。こ
のコンデンサ35の上方には強冷ダンパ36が配置さ
れ、この強冷ダンパ36をサーボモータ37によって駆
動することにより、コンデンサ35をバイパスする風量
を可変するようになっている。また、コンデンサ35の
下流側の仕切板32に設けられた連通口32aには、連
通ダンパ38が配置され、この連通ダンパ38をサーボ
モータ39によって駆動することにより、仕切板32の
連通口32aを通過する風量を可変して、単一モード
(例えば「VENT」モード、「DEF」モード等)時
の通風抵抗を低下させるようになっている。
【0014】上側の通風路33の下流側には、デフ吹出
口40とベント吹出口41が設けられている。これらベ
ント吹出口41とデフ吹出口40には、それぞれダンパ
48,49が設けられ、これら各ダンパ48,49がサ
ーボモータ50,51によって駆動されるようになって
いる。一方、下側の通風路34の下流側には、風を乗員
の足元に向けて吹き出す足元吹出口52が設けられ、こ
の足元吹出口52にも、サーボモータ53によって駆動
されるダンパ54が設けられている。
【0015】一方、前述したエバポレータ31とコンデ
ンサ35は、空気温度調節手段たるヒートポンプ兼用の
冷凍サイクル55の構成要素となっている。この冷凍サ
イクル55は、コンプレッサ56,四方切替弁57,室
外熱交換器58,逆止弁59,60,キャピラリー6
1,電磁弁62,63,64,減圧弁65,アキュムレ
ータ90,エバポレータ31及びコンデンサ35を配管
で接続して構成されている。各電磁弁62,63,64
と四方切替弁57は、冷凍サイクル55の運転モードに
応じて下記の表1のように切り替えられる。
【0016】
【表1】
【0017】この表1から明らかなように、冷房モード
では、四方切替弁57が図2に点線で示す位置(オン位
置)に切り替えられて、コンプレッサ56の吐出口56
aから吐出された冷媒が、逆止弁59→室外熱交換器5
8→キャピラリー61→エバポレータ31→アキュムレ
ータ90→コンプレッサ56の吸入口56bの経路で循
環する。これにより、コンプレッサ56の吐出口56a
から吐出された高温ガス冷媒が室外熱交換器58で放熱
して液化し、この液冷媒がエバポレータ31で蒸発する
ことにより、エバポレータ31を通過する風が冷却され
る。
【0018】一方、暖房モードでは、四方切替弁57が
図1に実線で示す位置(オフ位置)に切り替えられて、
コンプレッサ56の吐出口56aから吐出された冷媒
が、コンデンサ35→減圧弁65→逆止弁60→室外熱
交換器58→電磁弁62→アキュムレータ90→コンプ
レッサ56の吸入口56bの経路で循環する。これによ
り、コンプレッサ56の吐出口56aから吐出された高
温ガス冷媒がコンデンサ35で放熱して液化し、この放
熱によりコンデンサ35を通過する風が暖められる。
【0019】また、除霜モードでは、四方切替弁57が
図2に実線で示す位置で、電磁弁63が開放され、コン
プレッサ56の吐出口56aから吐出された高温ガス冷
媒がコンデンサ35と電磁弁63を経由して室外熱交換
器58にも供給され、室外熱交換器58の表面に付着し
ている霜を取り除く。
【0020】更に、除湿Hモードでは、四方切替弁57
が図2に実線で示す位置で、電磁弁63が閉で電磁弁6
4が開放され、室外熱交換器58に供給された液冷媒の
一部がエバポレータ31にも供給され、このエバポレー
タ31で空気は除湿される。コンデンサ35ではエバポ
レータ31および室外熱交換器58で吸熱された分が放
熱されるため高い吹出温度となる。また、除湿Cモード
では、四方切替弁57が図2に実線で示す位置で、電磁
弁63が開放されて、室外熱交換器58もコンデンサ3
5と共に凝縮器として機能するようになり、コンデンサ
35と室外熱交換器58の双方で液化された冷媒がエバ
ポレータ31に供給され、このエバポレータで空気は除
湿される。エバポレータ31で吸熱した分がコンデンサ
35および室外熱交換器58で放熱されるため、吹出温
度は除湿中に比べ低くなる。
【0021】尚、室外熱交換器58には、強制冷却用の
室外ファン89が設けられ、この室外ファン89のファ
ンモータ89aは、図4に示すように、冷凍サイクル5
5の運転モードと後述する各種センサの出力データによ
り高速回転“Hi”,低速回転“Lo”,停止“OF
F”に切り替えられるようになっている。例えば、冷房
モードでは、外気温度センサ78により検出された外気
温度Tamが25℃以上で“Hi”となり、22℃以下で
“Lo”となる。一方、暖房モードでは、外気温度Tam
が13℃以下で“Hi”となり、16℃以上で“Lo”
となる。除湿Hモードでは、エバポレータ31通過直後
の風温度(以下「エバポレータ出口温度」という)Te
が4℃以上で停止“OFF”となり、2℃以下で“H
i”となり、3℃→4℃と3℃→2℃の範囲で“Lo”
となる。また、除湿Cモードでは、冷媒吐出圧力センサ
88により検出されたコンプレッサ56の冷媒吐出圧力
Pd ,コンプレッサ56の冷媒吐出温度Td により、H
i>Lo>OFFの優先順位で決定される。例えば、冷
媒吐出圧力Pd が19kgf/cm2 G以上であれば、
Td がどんな値であろうとも、常に“Hi”となる。
【0022】一方、冷凍サイクル55のコンプレッサ5
6を駆動するモータ66は、インバータ67によって駆
動される。このインバータ67は、車両駆動用の電源で
ある二次電池92から供給される例えば200〜300
Vの直流電力を交流電力に変換し、その交流周波数によ
ってモータ66の回転数がコントロールされる。上記二
次電池92は、充電回路93を通して外部の充電用電源
によって充電される。この充電回路93,インバータ6
7,サーボモータ26,37,39,50,51,5
3,室外ファン89のファンモータ89a及びブロワモ
ータ29の駆動回路30は、電子制御ユニット(以下
「ECU」という)68によって制御される。このEC
U68は、マイクロコンピュータを主体として構成さ
れ、CPU69,各種データ等を一時的に記憶するRA
M70,図1の制御プログラム等が記憶されているRO
M71,入力データをディジタル値に変換するA/D変
換器72,I/O部73,数MHzの基準信号を発生す
る水晶振動子74等を備え、バッテリ75からイグニッ
ションスイッチ76を介して電源が供給される。
【0023】このECU68は、内気温度Tr を検出す
る内気温度センサ77,外気温度Tamを検出する外気温
度センサ78,車室内に入り込む日射量Ts を検出する
日射センサ79,エバポレータ出口温度Te を検出する
エバポレータ出口温度センサ80,コンデンサ35通過
直後の風温度(以下「コンデンサ出口温度」という)T
c を検出するコンデンサ出口温度センサ81,コンプレ
ッサ56の冷媒吐出圧力Pr を検出する冷媒吐出圧力セ
ンサ88,制御目標となる設定温感Sset を乗員が手動
設定するための温感設定器82,エバポレータ31に吸
込まれる空気の温度(以下「吸気温度」という)Tinを
検出する吸気温度センサ46,冷媒吐出温度Tdを検出
する吐出温度センサ91,室外熱交換器58(その内部
の冷媒)の温度To を検出する室外熱交換器温度センサ
94等から各検出信号をA/D変換器72を介して読み
込む。
【0024】上述した温感設定器82は、涼しめキー8
2aと暖かめキー82bとを備え、自動車のインストル
メントパネル(図示せず)の中央部に配置されたエアコ
ンコントロールパネル83に設けられている。このエア
コンコントロールパネル83には、図2に示すように、
温感設定器82の上方に複数の発光素子84nを横一列
に配列した温感表示部84が設けられている。この温感
表示部84は涼しめキー82aと暖かめキー82bによ
り入力された設定温感Sset を表示するものである。こ
の設定温感Sset は、平均的な温度25℃を基準にして
どの程度涼しくするか又は暖かくするかを示す指標であ
り[図5(a)参照]、各キー82a,82bを操作す
る前の状態では、温感表示部84の中央の発光素子84
nを点灯させ、涼しめキー82aを1回押すごとに、設
定温感Sset を1ランクずつ低下させて点灯位置を1つ
ずつ左側にずらし、暖かめキー82bを1回押すごと
に、設定温感Sset を1ランクずつ上昇させて点灯位置
を1つずつ右側にずらすようになっている。この他、エ
アコンコントロールパネル83には、エアコンオンオフ
スイッチ85,リアデフォッガスイッチ86及びフロン
トデフロスタスイッチ87が設けられている。
【0025】一方、ECU68は、図1の制御プログラ
ムを実行することにより、車両運転中には室外熱交換器
58の除霜運転を禁止し、車両運転終了後、二次電池9
2の充電回路93を外部の充電用電源に接続している間
に必要に応じて室外熱交換器58の除霜運転を行わせる
除霜運転制御手段として機能する。更に、このECU6
8は、室外熱交換器58の着霜を判定する着霜判定手段
として機能すると共に、車両運転中に着霜有りと判定さ
れたときにコンプレッサ56の回転数を増大させて冷媒
吐出能力を増大させるコンプレッサ運転制御手段として
も機能する。
【0026】以下、このECU68による制御内容を図
1のフローチャートに従って説明する。まず、ステップ
100で、以降の演算処理に使用するカウンタやフラグ
を初期設定する初期化処理を実行した後、ステップ11
0に移行して、温感設定器82の操作により入力された
設定温感Sset を読み込むと共に、内気温度センサ7
7,外気温度センサ78,日射センサ79,エバポレー
タ出口温度センサ80,コンデンサ出口温度センサ8
1,吸気温度センサ46及び室外熱交換器温度センサ9
4により検出された内気温度Tr ,外気温度Tam,日射
量Ts ,エバポレータ出口温度Te ,コンデンサ出口温
度Tc 及び吸気温度Tin,室外熱交換器(冷媒)温度T
o の各データを読み込む。
【0027】次いで、ステップ120に移行して、設定
温感Sset ,外気温度Tam及び日射量Ts から設定温度
Tset を次の(1)式により求める。 Tset =f(Sset ,Tam,Ts ) =Tset ’+ΔTam+ΔTs ……(1) ここで、Tset ’=25+0.4Sset ……図5(a)参照 ΔTam=(10−Tam)/20 ……図5(b)参照 ΔTs =−Ts /1000 ……図5(c)参照
【0028】以上のようにして、設定温度Tset を算出
した後、ステップ130に移行して車室内を設定温度T
set に維持するために必要な熱量QAOを次の(2)式に
より算出する。 QAO=K1 ×Tset −K2 ×Tr −K3 ×Tam−K4 ×Ts +C ……(2) (K1,K2,K3,K4 :係数、C:定数)
【0029】この(2)式により必要熱量QAOを算出し
た後、ステップ140に移行して、次の(3)式を満足
する吹出温度TAOと吹出風量VAOの組み合わせを求め
る。 QAO=Cp ・γ・VAO(TAO−Tin) ……(3) ここで、Cp は空気の比熱、γは空気の比重、Tinはエ
バポレータ31に吸込まれる吸気温度である。
【0030】この後、ステップ150に移行し、上記
(3)式を満足する吹出温度TAOと吹出風量VAOの組み
合わせの中から、次の温感評価式(4)を満足する最大
の吹出風量VAOとその時の吹出温度TAOを求める。
【0031】 S=k1{k2 +k3(ta −25) −k4(va −3)+k5(St −k6)} −k7 ……(4) ここで、S:空調状態の快適性を表す指標となる温感 ta :乗員に当たる気流の温度(℃) va :乗員に当たる気流の風速(m/s) St :乗員に当たる日射量(kcal/m2 h) k1 〜k7 :係数 本実施例のような電気自動車では、省電力化を重視し
て、夏場(冷房モード)でS=−1ないし0、冬場(暖
房モード)でS=+1ないし0とすることが快適と省電
力を両立させる条件となっている。尚、エンジン駆動式
の自動車では、電気自動車に比べて省電力化の要求は強
くないので、快適性を重視して、夏場でS=−2、冬場
でS=+2とすることが最も快適な条件となる。
【0032】この場合、乗員に当たる気流の温度ta
は、吹出温度TAOと吹出風量VAOとから、次の(5)式
により求めることができる。
【0033】
【数1】 ここで、Kt は吹出口の形状によって決まる係数、Cは
縮流係数、Aは吹出口の開口面積、Xは吹出口から乗員
までの距離、mは吹出口の形状によって決まる指数であ
る。
【0034】また、乗員に当たる気流の風速va は、次
の(6)式により求めることができる。
【数2】 ここで、Kv は吹出口の形状によって決まる係数、nは
吹出口の形状によって決まる指数である。
【0035】更に、乗員に当たる日射量St は、次の
(7)式により求めることができる。 St =Ks ・Ts ……(7) ここで、Ks は日射センサ79の特性によって決まる係
数、Ts は日射センサ79の出力値である。
【0036】以上の(5)〜(7)式を用いて、温感評
価式(4)を満足する最大の吹出風量VAOとその時の吹
出温度TAOを求めることになる。この際、前述したよう
に、電気自動車では、省電力化を重視して、夏場(冷房
モード)でS=−1ないし0、冬場(暖房モード)でS
=+1ないし0とすることが快適性と省電力を両立させ
る条件となり、一方、エンジン駆動式の自動車では、夏
場でS=−2、冬場でS=+2とすることが最も快適な
条件となる。従って、前述したステップ150では、こ
の快適条件を満足する範囲(快適性を失わない範囲)内
で最大の吹出風量VAOとその時の吹出温度TAOを求める
ことになる。これにより、冷房時には、吹出温度TAOが
従来よりも高めになり、暖房時には、吹出温度TAOが従
来よりも低めになり、吹出風量VAOは、冷房・暖房共に
従来よりも多めになる。
【0037】一方、前述したステップ150の処理を終
了すると、ステップ160に移行し、内気吸入口23,
24と外気吸入口22から吸入される空気の温度(吸気
温度)Tinと吹出温度TAOとの温度差を小さくするよう
に内外気ダンパ25の開度を算出する。この後、ステッ
プ170に移行して、冷凍サイクル55の運転モードを
冷房・暖房のいずれのモードにするかを判定して、ステ
ップ180に移行し、前述したステップ150で求めた
吹出温度TAOと吹出風量VAOに基づいて、各ダンパ3
6,38,48,49,54の開度を決定し、吹出モー
ドを「VENT」,「B/L」,「FOOT」,「FO
OT/DEF」,「DEF」のいずれかに決定した後、
これら各制御データを各機器へ出力する(ステップ19
0)。
【0038】次いで、ステップ200で車両運転中であ
るか否かを判断し、車両運転中(YES)であれば、ス
テップ210に進み、室外熱交換器58に着霜が生じて
いるか否かを次の着霜判定基準(1)〜(4)のいずれ
か1つを用いて判定する。
【0039】着霜判定基準(1) 外気温度Tam−室外熱交換器(冷媒)温度To ≧設定温
度 着霜判定基準(2) 外気温度Tam≦設定温度 且つ 暖房運転時間≧設定時間 且つ 外気湿度≧設定湿度 着霜判定基準(3) 室外熱交換器(冷媒)温度To ≦設定温度 且つ 暖房運転時間≧設定時間 且つ 外気湿度≧設定湿度 着霜判定基準(4) 外気温度Tam−室外熱交換器(冷媒)温度To ≧設定温
度 且つ 暖房運転時間≧設定時間 且つ 外気湿度≧設定湿度 上記着霜判定基準を満たせば、ステップ210で着霜有
り(YES)と判断され、ステップ220に進んで、コ
ンプレッサ56の回転数を増加させて、その冷媒吐出能
力を増大させる。これにより、着霜時の暖房能力を確保
し、吹出空気温度の低下を抑えて、快適性を良好に保
つ。以後、前述したステップ110に戻って処理を繰り
返すことにより、空調運転を制御する。この際、ステッ
プ150で求めた吹出風量VAOを実現するために、ブロ
ワモータ29に印加するブロワ電圧は、図6の電圧特性
により吹出モードに応じて決定される。
【0040】この場合、車室内を設定温度Tset に維持
するのに必要な吹出温度TAOを内気と外気の混合により
作り出せるときには、冷凍サイクル55のコンプレッサ
56を停止する。一方、内外気のみでは必要な吹出温度
TAOを作り出せないときには、インバータ67によりコ
ンプレッサ56を駆動し、ステップ170で決定した運
転モードで冷凍サイクル55を運転する。この際、冷房
モードでは、エバポレータ出口温度センサ80により検
出されたエバポレータ出口温度Te を対象にしてPI制
御又はファジィ制御によりフィードバック制御し、ま
た、暖房モードでは、コンデンサ出口温度センサ81に
より検出されたコンデンサ出口温度Tc を対象にしてP
I制御又はファジィ制御によりフィードバック制御す
る。
【0041】その後、イグニッションスイッチ76をオ
フして車両運転を終了すると、ステップ200の判断が
「NO」となり、ステップ230に進んで、室外熱交換
器58に着霜が生じているか否かを前述した着霜判定基
準(1)〜(4)のいずれか1つを用いて判定する。こ
のステップ230で、着霜無し(NO)の場合には、以
降のステップ240,250の処理を行わずに、この制
御プログラムを終了する。
【0042】一方、ステップ230で、着霜有り(YE
S)の場合には、ステップ240に進んで、二次電池9
2の充電中であるか否か、即ち二次電池92の充電回路
93が外部の充電用電源に接続されているか否かを判断
し、接続前(NO)であれば、それが接続されるまで待
機する。そして、このステップ240の判断が「YE
S」になった時点で、ステップ250に進み、除霜運転
を実行する。この除霜運転中は、四方切替弁57が図2
に実線で示す位置で、電磁弁63が開放され、コンプレ
ッサ56の吐出口56aから吐出された高温ガス冷媒が
コンデンサ35と電磁弁63を経由して室外熱交換器5
8にも供給され、高温ガス冷媒の放熱により室外熱交換
器58の表面に付着している霜を取り除く。これによ
り、室外熱交換器58の表面から霜が取り除かれると、
除霜運転を終了して、この制御プログラムを終了する。
【0043】ところで、電気自動車は充電1回当たりの
走行距離が比較的短いので、運転者は車両駆動用の電源
となる二次電池92への充電を比較的頻繁に行う習慣が
あり、しかも、暖房運転を行えば、二次電池92の放電
量も増えるから、車両運転中に除霜運転を行わなくて
も、着霜量が大きな問題になる頃には、車両運転を終え
て二次電池92への充電が行われるものと思われる。
【0044】この点に着目し、本実施例では、暖房時
に、たとえ室外熱交換器58に着霜が生じても、車両運
転中の除霜運転を禁止して、そのまま暖房運転を続け
る。この場合、着霜により吹出空気温度は徐々に低下す
るかもしれないが、その低下幅は除霜運転時に比べれば
格段に少ないので、快適性を損なわずに済む。
【0045】しかも、本実施例では、着霜有りと判定さ
れたときに、コンプレッサ56の回転数を増加させてそ
の冷媒吐出能力を増大させるようにしたので、着霜が多
少生じても、暖房能力を十分に確保できて、吹出空気温
度の低下を抑えることができ、快適性を一層良好に保つ
ことができる。
【0046】その後、車両運転を終えて、二次電池92
の充電回路93を外部の充電用電源に接続している間
に、必要に応じて除霜運転を行わせるようにしたので、
除霜運転に必要な電力を外部の充電用電源から得ること
ができて、二次電池92の充電電力を消費せずに済み、
二次電池92に対する負荷を軽減することができる。
【0047】尚、除霜運転を行う時期は、二次電池92
の充電回路93を外部の充電用電源に接続している間で
あれば、いつでも良く、従って、二次電池92への充電
が例えば8割程度完了したとき、或は、充電が完全に終
了したとき(充電電圧が充電完了電圧になったとき)
に、除霜運転を開始するようにしても良い。また、車両
運転終了後(充電中)の外気温度Tamが設定温度以上の
ときには、除霜運転を行わなくても充電中に自然に霜が
解けるので、上述した除霜運転を行わずに済ませるよう
にしても良い。
【0048】また、本実施例のように、着霜しているこ
とを判定するのではなく、確実に着霜していないことを
“外気温度≧設定温度”又は“暖房運転時間≦設定時
間”であるか否かにより判定し、この判定が「NO」の
ときに、充電中に除霜運転を行うようにしても良い。
【0049】その他、本発明は、着霜判定に用いるデー
タとして、室外熱交換器(冷媒)温度To に代えて、冷
媒圧力を用いるようにしても良く、また、送風関係の構
成等を適宜変更しても良い等、要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施できることは言うまでもない。
【0050】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の電気自動車用空調装置によれば、暖房時に、たとえ室
外熱交換器に着霜が生じても、車両運転中は除霜運転を
行わずにそのまま暖房運転を続け、車両運転終了後、二
次電池の充電回路を外部の充電用電源に接続している間
に、必要に応じて除霜運転を行うようにしたので、車両
運転中に、乗員の不快感を招くような除霜運転による吹
出空気温度の低下を防止できて、快適性低下を回避でき
ると共に、除霜運転に必要な電力を外部の充電用電源か
ら得ることができて、二次電池の充電電力を消費せずに
済み、二次電池に対する負荷を軽減することができる。
【0051】更に、着霜有りと判定されたときに、コン
プレッサの冷媒吐出能力を増大させるようにすれば、着
霜が多少生じても、暖房能力を十分に確保できて、吹出
空気温度の低下を抑えることができ、快適性を一層良好
に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す制御プログラムを示す
フローチャート
【図2】空調装置全体の概略構成図
【図3】エアコンコントロールパネルの正面図
【図4】冷凍サイクルの運転モードと室外ファンの運転
モードとの関係を示す図
【図5】(a)は設定温感Sset とTset ’との関係を
示す図、(b)は外気温度TamとΔTamとの関係を示す
図、(c)は日射量Ts とΔTs との関係を示す図
【図6】吹出風量VAOとブロワ電圧との関係を示す図
【図7】従来の車両運転中の除霜による暖房能力低下を
説明するタイムチャート
【符号の説明】
22…外気吸入口、23,24…内気吸入口、25…内
外気ダンパ、31…エバポレータ、35…コンデンサ
(室内熱交換器)、40…デフ吹出口、41…ベント吹
出口、46…吸気温度センサ、52…足元吹出口、55
…冷凍サイクル、56…コンプレッサ、57…四方切替
弁、58…室外熱交換器、61…キャピラリ、62〜6
4…電磁弁、65…減圧弁、67…インバータ、68…
ECU(制御手段)、77…内気温度センサ、78…外
気温度センサ、79…日射センサ、80…エバポレータ
出口温度センサ、81…コンデンサ出口温度センサ、8
2…温感設定器、82a…涼しめキー、82b…暖かめ
キー、84…温感表示部、88…冷媒圧力センサ、89
…室外ファン、92…二次電池、93…充電回路、94
…室内熱交換器温度センサ。
フロントページの続き (72)発明者 伊佐治 晃 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本 電装株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−368221(JP,A) 特開 平4−169322(JP,A) 特開 平5−262123(JP,A) 特開 平4−7841(JP,A) 特開 昭60−69445(JP,A) 特開 平5−147420(JP,A) 特開 平4−50025(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25B 47/02 B60H 3/00 B60H 1/22 671

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二次電池を車両駆動用の電源とする電気
    自動車に搭載されるものであって、車室内に風を送る送
    風ダクト内に設置された室内熱交換器と、外気と熱交換
    する室外熱交換器とを、コンプレッサと共に冷媒循環回
    路中に設け、暖房時に前記コンプレッサから吐出された
    高温ガス冷媒を前記室内熱交換器に流してこれを暖房熱
    源とするようにした電気自動車用空調装置において、 車両運転中には前記室外熱交換器の除霜運転を禁止し、
    車両運転終了後、前記二次電池の充電回路を外部の充電
    用電源に接続している間に必要に応じて前記室外熱交換
    器の除霜運転を行わせる除霜運転制御手段を備えている
    ことを特徴とする電気自動車用空調装置。
  2. 【請求項2】 前記室外熱交換器の着霜を判定する着霜
    判定手段と、 車両運転中に前記着霜判定手段により着霜有りと判定さ
    れたときに前記コンプレッサの冷媒吐出能力を増大させ
    るコンプレッサ運転制御手段とを備えていることを特徴
    とする請求項1記載の電気自動車用空調装置。
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