JPH0714902Y2 - 可動磁石型計器 - Google Patents

可動磁石型計器

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JPH0714902Y2
JPH0714902Y2 JP5137989U JP5137989U JPH0714902Y2 JP H0714902 Y2 JPH0714902 Y2 JP H0714902Y2 JP 5137989 U JP5137989 U JP 5137989U JP 5137989 U JP5137989 U JP 5137989U JP H0714902 Y2 JPH0714902 Y2 JP H0714902Y2
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JP
Japan
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bobbin
case
cavity
molded
holding
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悦史 西潟
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Nippon Seiki Co Ltd
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Nippon Seiki Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はたとえば車両用補助計器等に用いられる可動磁
石型計器に関するものである。
〔従来の技術〕
従来この種の可動磁石型計器として実公昭63-19804号公
報等が知られている。
第6図乃至第8図はこれら従来構造を示し、1は樹脂成
形されるボビンであって、ボビン1は上ボビン1aと下ボ
ビン1bとの二分構成により形成され、その内部空間に指
針軸2を固定した磁石3を回動可能に設け、ボビン1に
コイル4a・4bを交叉して巻回し、ボビン1の脚部5、こ
の場合下ボビン1bのそれぞれ四個の脚部5に三角錐状の
係止突起6を一個形成し、ボビン1を外部磁界に対する
磁気遮蔽作用をなす鉄等の磁性体からなるケース7内に
収納し、このとき係止突起6をケース7の内面に圧入し
て仮止め保持し、ボビン1をたとえば計器ハウジングか
ら成る取付板8にビス9により取付け、ボビン1の脚部
5の上部に文字板10をビス11により取付け、指針軸2に
指針12を取付けて構成されている。
しかしてコイル4a・4bに測定量に応ずる電圧を加えると
合成磁界が発生し、合成磁界方向にボビン1内の磁石3
が指向し、指針12は指示回動することになる。
またボビン1とケース7とが仮止め保持されることによ
り自動組立における仮組移送が可能となる。
ところで、そのボビン1のボビン1a及び下ボビン1bは第
9図の如く一個の金型によりこの場合四個同時に樹脂成
形されるものであり、金型中の複数個のキャビティ、こ
の場合四個のキャビティ、すなわち雌型と雄型の間の空
間によって樹脂成形されるものであり、この際上ボビン
1aや下ボビン1bの内面にはそれぞれ成形されたキャビテ
ィの位置を識別するキャビティ番号13を同時に一体成形
し、上ボビン1a、下ボビン1bの成形品によりそれぞれの
キャビティの劣化状態を監視し、その劣化時にはキャビ
ティに溶融樹脂を流し込む経路、すなわちランナーのゲ
ートを閉塞し、上ボビン1aや下ボビン1bの品質管理を行
うようにしている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来構造のその場合キャビティ番号
13は上ボビン1a、下ボビン1bの内面に形成されており、
上ボビン1aと下ボビン1bとは組付けられてコイル4・5
が巻回されているため外部からキャビティ番号13が確認
できず、キャビティの劣化状態の監視が困難であり、品
質管理上で不都合を有している。
〔課題を解決するための手段〕
本考案はこれらの不都合を解決することを目的とするも
ので、その要旨は、樹脂成形されるボビンの内部空間に
指針軸を固定した磁石を回動可能に設け、該ボビンにコ
イルを交叉して巻回し、該指針軸に指針を装着するとと
もに前記ボビンを略円筒状のケース内に収納したものに
おいて、上記ボビンの脚部に上記ケースの内面に圧入係
止可能な保持突起を形成し、該保持突起を該ボビンが成
形されたキャビティの位置を識別可能な態様で形成して
構成したことを特徴とする可動磁石型計器にある。
〔作用〕
保持突起とケース内面との圧入係止によりボビンとケー
スとの仮止め保持がなされるとともに保持突起の態様に
よりそのボビンが成形されたキャビティの位置を識別し
得る。
〔実施例〕
第1図乃至第5図は本考案の実施例を示し、第1、2図
は第1実施例、第3は第2実施例、第4図は第3実施
例、第5図は第4実施例である。
尚、前記第6図乃至第8図の従来構造のものと同一態様
部分には同符号を引用する。
第1、2図の第1実施例において、14は保持突起であっ
て、この場合前記ボビン1の下ボビン1bのそれぞれの脚
部5の外面に突出形成され、かつ保持突起14はその下ボ
ビン1bが形成されたキャビティの位置を識別し得るよう
にするため、その態様として、一個の金型中には四個の
キャビティが存在しているので四個の保持突起14を基準
とし、No.1のキャビティにより成形される下ボビン1bに
は右側の一個の保持突起14が欠落する状態にし、No.2の
キャビティにより成形される下ボビン1bには右側から二
番目の保持突起14が欠落する状態にし、No.3のキャビテ
ィにより成形される下ボビン1bには右側から三番目の保
持時14が欠落する状態にし、No.4のキャビティにより成
形される下ボビン1bには左端の保持突起14が欠落する状
態にして形成し、この保持突起14の欠落状態によってそ
れが成形されたキャビティの位置が識別し得るようにし
ている。
この第1実施例は上記構成であるから、ボビン1をケー
ス7内に収納すると保持突起14とボビン1の内面とが圧
入係止され、ボビン1とケース7とを仮止め保持でき、
かつ保持突起14の態様、この場合保持突起14の欠落状態
によりその下ボビン1bが成形されたキャビティの位置を
識別でき、すなわちこの場合右側から三番目の保持突起
14が欠落しているのでNo.3のキャビティから成形された
下ボビン1bであることが認識でき、ボビン1の品質管理
を良好になし得る。
第3図の第2実施例は、別例構造を示し、この場合ボビ
ン1の上ボビン1a及び下ボビン1bのそれぞれの脚部5の
外面にそれぞれ保持突起14を形成し、前記第1実施例と
同様に保持突起14の欠落状態によりその上ボビン1A、下
ボビン1bが成形されたキャビティの位置を識別可能にし
ている。
この第2実施例も第1実施例と同様の作用効果を得る。
第4図の第3実施例は保持突起14によりそのキャビティ
の位置を識別するための態様として、保持突起14の突出
高さを異ならせる態様、第5図の第4実施例は保持突起
14の長さを異ならせる態様を示している。
尚、保持突起14の個数やキャビティの位置を識別するた
めの態様は上記実施例に限られるものではなく、たとえ
ば保持突起14の丸、四角等の形状の相違や形成位置によ
りなしてもよい。
〔考案の効果〕
本考案は上述の如く、ボビンをケース内に収納すると保
持突起とボビンの内面とが圧入係止されてボビンとケー
スとを仮止め保持でき、かつ保持突起の態様によりその
ボビンが成形されたキャビティの位置を識別でき、ボビ
ンの品質管理を良好になし得る。
以上、所期の目的を充分達成することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図は第1実
施例の部分斜視図、第2図はその部分側面図、第3図は
第2実施例の部分斜視図、第4図は第3実施例の平面
図、第5図は第4実施例の部分側面図、第6図は従来構
造の断面図、第7図はその部分平面図、第8図はその分
解斜視図、第9図はその説明図である。 1……ボビン、2……指針軸、3……磁石、4,5……コ
イル、7……ケース、12……指針、14……保持突起。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】樹脂成形されるボビンの内部空間に指針軸
    を固定した磁石を回動可能に設け、該ボビンにコイルを
    交叉して巻回し、該指針軸に指針を装着するとともに前
    記ボビンを略円筒状のケース内に収納したものにおい
    て、上記ボビンの脚部に上記ケースの内面に圧入係止可
    能な保持突起を形成し、該保持突起を該ボビンが成形さ
    れたキャビティの位置を識別可能な態様で形成して構成
    したことを特徴とする可動磁石型計器。
JP5137989U 1989-04-28 1989-04-28 可動磁石型計器 Expired - Fee Related JPH0714902Y2 (ja)

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JPH02141871U JPH02141871U (ja) 1990-11-29
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