JPH07148969A - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JPH07148969A
JPH07148969A JP5299590A JP29959093A JPH07148969A JP H07148969 A JPH07148969 A JP H07148969A JP 5299590 A JP5299590 A JP 5299590A JP 29959093 A JP29959093 A JP 29959093A JP H07148969 A JPH07148969 A JP H07148969A
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JP
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image
recording
unit
adjustment mode
memory
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JP5299590A
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Tamotsu Shudo
保 周藤
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】記録材上における画像形成位置の誤差の修整を
自動化する。 【構成】調整モード時おいて画像メモリに予め格納され
ているテストパターン91の画像データに基づく複写動
作を実行し、レーザ光の主走査方向および副走査方向に
ついての用紙上における誤差量および誤差方向を表す3
桁の誤差データの入力を受け付ける。入力された誤差デ
ータに基づいてレーザコントローラに対する画像データ
の供給タイミングを変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、原稿の画像をディジ
タル画像信号に変換し、レーザ記録装置などの記録部に
おいて記録材にドット記録するディジタル記録方式の画
像記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】原稿の画像を画像読取部において読み取
り、原稿画像をディジタル画像信号に変換して一旦記録
し、このディジタル画像信号に基づいてレーザ記録装置
の駆動により感光体上にレーザ光を照射して電子写真法
による画像形成を行い、この画像を記録材供給部から供
給された記録材上に転写する画像記録装置がある。この
ような画像記録装置では、レーザ記録装置、画像形成部
および転写材供給部の相対的な位置精度やレーザ光の照
射タイミングの誤差および転写材の供給タイミングの誤
差により記録材上における画像の形成位置にずれを生じ
る場合がある。このため、従来の画像記録装置では、図
14(A)に示すテストチャートを原稿として画像記録
処理を行い、同図(B)に示す転写材上におけるテスト
チャートの複写画像の誤差l1,l2を作業者が定規等
を用いて測定し、この測定結果に基づいて所定の計算式
により補正値を計算し、計算結果を操作パネル上におけ
るキー操作等によって入力するようにしていた。画像記
録装置は入力された補正値に基づきレーザ記録装置にお
ける記録タイミングを調整するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
画像記録装置では、記録材上における画像位置の修正に
あたって作業者が誤差量の測定、補正値の演算および補
正値の設定入力を手動操作により行う必要があり、記録
材上における画像形成位置の調整作業が煩雑化する問題
があった。
【0004】また、特開平3−233576号公報に
は、ディジタル複写装置で画像形成された用紙の画像を
スキャナにより読み取り、画質調整を行う技術が開示さ
れてはいるが、画像記録位置を自動調整する構成に関し
ては何ら提案されていない。
【0005】この発明の目的は、記録材上における画像
の記録位置の誤差の調整を特定の調整モードにおいて自
動的に実行できるようにし、誤差量の計測や補正値の演
算等の作業を不要にして調整作業の簡略化を実現できる
画像記録装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載した発明
は、記録材供給部から供給された記録材に対して予め画
像メモリに記録されているディジタル画像に基づいて記
録装置により所定のタイミングで画像を記録する画像記
録装置において、記録材における画像の記録位置の誤差
量の計測に係る目盛りを有する調整パターン画像を記録
したメモリと、画像の記録位置の調整に係る調整モード
の実行の指示入力を受け付ける調整モード設定手段と、
調整モード設定手段により調整モードが指示入力された
際に、前記メモリから調整パターン画像を読出し、記録
材上に画像を記録する調整モード制御手段と、調整モー
ド制御手段により記録された調整パターン画像の記録材
上における記録位置の誤差量の入力を受け付ける誤差量
入力手段と、誤差量入力手段により入力された誤差量に
基づいて画像記録部における画像の記録タイミングを決
定する記録タイミング決定手段と、を設けたことを特徴
とする。
【0007】請求項2に記載した発明は、前記記録材供
給部が複数備えられ、前記調整モード制御手段が、複数
の記録材供給部のそれぞれから順次供給される記録材に
対して調整パターン画像を記録するとともに、前記記録
タイミング決定手段が、複数の記録材供給部のそれぞれ
について誤差量入力手段から入力された誤差量に基づい
て記録材供給部ごとに記録タイミングを決定するように
したものである。
【0008】請求項3に記載した発明は、原稿の画像を
読み取りディジタル画像信号に変換する原稿読取部と、
このディジタル画像信号を記録するメモリ部と、を備
え、メモリ部に記録されたディジタル画像信号を読み出
して記録材上に記録する画像記録装置において、前記メ
モリ部におけるディジタル画像信号の記録状態の調整に
係る調整モードの実行の指示入力を受け付ける調整モー
ド設定手段と、調整モード設定手段において調整モード
の実行が指示された際に、原稿読取部が読み取ったテス
トチャートの基準位置の前記メモリ部における座標を抽
出する座標抽出手段と、座標抽出手段により抽出された
基準位置の座標をメモリ部における適正な記録状態での
座標と比較する座標位置比較手段と、座標位置比較手段
の比較結果に基づいて画像記録部における記録材に対す
る画像の記録タイミングを決定する記録タイミング決定
手段と、を設けたことを特徴とする。
【0009】請求項4に記載した発明は、前記画像記録
状態調整モードに係る基準位置を含むテフトチャートの
画像データを記録するテストチャート用メモリを設け、
前記調整モードにおける基準位置抽出手段の基準位置の
抽出に先立ってテストチャート用メモリに記憶されてい
る画像を画像材上に記録するテストチャート記録手段を
含む請求項3に記載のようにしたものである。
【0010】請求項5に記載した発明は、請求項1また
は2に記載のメモリ、調整モード設定手段、調整モード
制御手段、誤差量入力手段および記録タイミング決定手
段を備え、調整パターン画像の記録材上における誤差量
に基づく調整モードの終了後に、テストチャートの画像
データから抽出した基準位置の座標データに基づく調整
モードを実行する請求項3または4にしたものである。
【0011】
【作用】請求項1に記載した発明においては、調整モー
ドにおいて調整パターン画像に係る画像記録処理が実行
され、この調整パターン画像の記録材上における誤差量
を入力すると、この誤差量に基づいて画像記録部におけ
る記録タイミングが修正される。したがって、画像記録
部と記録材供給部との相対的な位置関係の誤差や各部に
おける部品精度の誤差等による記録材上での画像形成位
置の誤差が画像記録部における記録タイミングの変更に
より修正される。また、誤差量の測定に用いる調整パタ
ーン画像はメモリに予め記録されているため、調整時に
テストチャート等を準備する必要がない。
【0012】請求項2に記載した発明においては、複数
の記録材供給部のそれぞれについて記録材上における画
像位置の誤差量に基づく記録タイミングが決定される。
したがって、複数の記録材供給部のそれぞれについて画
像形成部および画像記録部との相対的な位置関係の誤差
を正確に補正することができる。
【0013】請求項3に記載した発明においては、原稿
読取部が読み取ったテストチャートの読取結果に基づい
てメモリ部におけるディジタル画像信号の記録状態の誤
差が測定され、この誤差量に基づいて画像記録部におけ
る記録タイミングが決定される。したがって、ディジタ
ル画像信号の記録時における位置的誤差が画像記録部に
おける記録タイミングによって修正される。
【0014】請求項4に記載した発明においては、テス
トチャートの画像データを予め記録しておき、このテス
トチャートの画像を記録材上に記録した後、この記録材
の画像を原稿読取部において読み取ることにより、メモ
リに部におけるディジタル画像信号の記録状態の位置的
誤差が検出される。したがって、メモリ部における画像
信号の記録状態の誤差の検出にあたってテストチャート
を準備する必要がない。
【0015】請求項5に記載した発明においては、画像
記録部、画像形成部および記録材供給部の相対的な位置
関係等の誤差を修正した後にメモリ部におけるディジタ
ル画像信号の記録状態の位置的誤差が修正される。した
がって、画像記録装置における原稿の読取処理から画像
の記録処理までの間における記録材上の画像形成位置の
誤差に係る全ての要因について補正される。
【0016】
【実施例】以下にこの発明の実施例をディジタル複写機
を例にあげて説明する。図1は、この発明の実施例であ
るディジタル複写機の全体構成を示す断面図である。デ
ィジタル複写機50は、スキャナ部51、レーザプリン
タ部52、多段給紙ユニット53およびソータ54によ
って構成されている。スキャナ部51は透明ガラスから
なる原稿載置台56、自動原稿送り装置55およびスキ
ャナユニット57からなる。
【0017】多段給紙ユニット53は、第1カセット6
8、第2カセット69、第3カセット70および第4カ
セット71により構成されている。この多段給紙ユニッ
ト53では、各段のカセットに収納された用紙のうち最
上部の用紙が一枚づつ送り出され、レーザプリンタ部5
2に供給される。
【0018】スキャナユニット57は、原稿を露光する
ランプリフレクタアセンブリ61、原稿からの反射光像
をCCDにより構成された光電変換素子62に導くため
の複数の反射ミラー63および反射光像を光電変換素子
62に結像させるためのレンズ64を備えている。
【0019】スキャナ部51は、原稿載置台56に載置
された原稿を走査する際には、原稿載置台56の下面に
沿ってスキャナユニット57が移動しながら原稿の画像
を読み取るように構成されている。また、自動原稿送り
装置55を使用する際には、自動原稿送り装置55の下
方の所定位置にスキャナユニット57を停止させた状態
で原稿を搬送しながら原稿画像を読み取るように構成さ
れている。
【0020】スキャナユニット57により読み取られた
画像データは画像処理部へ送られ、各種処理が施された
後、画像処理部のメモリに一旦記録され、出力指示に応
じてメモリ内の画像データをレーザプリンタ部52に供
給して用紙上に画像を形成する。
【0021】レーザプリンタ部52はレーザ書き込みユ
ニット66および静電写真プロセス部67を備えてい
る。レーザ書き込みユニット66は、上述したメモリか
らの画像データに応じたレーザ光を照射する半導体レー
ザ、レーザ光を等角速度偏向するポリゴンミラー、等角
速度偏向されたレーザ光が静電写真プロセス部67の感
光体ドラム81上で等角速度偏向されるように補正する
f−θレンズ等を備えている。
【0022】静電写真プロセス部67は、感光体ドラム
81の周囲に帯電器、現像器、転写器、剥離器、クリー
ニング器、除電器および定着器を配置して構成されてい
る。多段給紙ニット53のカセット68〜71または手
差し給紙トレイ65から各搬送路を経由して静電写真プ
ロセス部67に供給された用紙は、レジストローラ85
の回転により所定のタイミングで感光体81の下方に搬
送され、感光体81上に形成されたトナー画像の転写を
受ける。これによって用紙上に原稿画像が記録されるこ
とになる。
【0023】すなわち、レーザ書き込みユニット66に
おいて半導体レーザは、メモリから読み出された画像デ
ータに基づいて駆動され、感光体ドラム81上にレーザ
光を照射する。このレーザ光の照射により感光体ドラム
81上に静電潜像が形成され、この静電潜像はトナーに
より可視像化された後、レジストローラ85を介して給
紙された用紙面上に静電転写される。
【0024】図2は、上記ディジタル複写機の構成を示
すブロック図である。スキャナユニット57が原稿の画
像を走査すると、ランプリフレクタアセンブリ61から
照射された光の原稿における反射光が光電変換素子62
に結像し、光電変換素子62は受光量に応じた受光信号
CCD を出力する。この受光信号VCCD はA/D変換器
302においてディジタルデータD1に変換され、白/
黒補正回路303に入力される。白/黒補正回路303
は配光ムラや光電変換素子62の画像のバラツキなどを
補正し、定量値とする。このようにして各種データ処理
を施された画像データD2は画像メモリ304に格納さ
れる。
【0025】スキャナユニットを制御するCPU306
はこの画像メモリ304の他に、レーザコントローラ3
07、レーザビームの照射位置を検出するBDセンサ3
08、操作パネル310、基準クロックを発生するクロ
ック311および制御に係るデータを記憶するメモリ3
13が接続されている。CPU306はクロック311
から入力される基準クロックパルスに基づいて各部の制
御を行う。
【0026】通常の複写動作時には、画像データD2は
メモリ304からレーザコントローラ307に供給さ
れ、画像データD2に基づいてレーザダイオード309
が駆動される。CPU306はBDセンサ308の検出
結果に基づいてレーザビームが基準位置に照射されるタ
イミングを検出し、このタイミングに基づいて画像メモ
リ304からレーザコントローラ307に画像データを
供給するタイミングを決定する。
【0027】図3は、上記ディジタル複写機を構成する
レーザプリンタ部におけるレーザ書き込みユニットおよ
び感光体近傍の構成を示す斜視図である。レーザ書き込
みユニット66は矢印A方向に回転するポリゴンミラー
82およびf−θレンズ83を介して図外のレーザダイ
オードから照射されたレーザ光を感光体ドラム81に照
射する。ポリゴンミラー82の回転によりレーザ光は感
光体ドラム81の図中Rで示す背面側から同図中Fで示
す前面側に操作される。BDセンサ308は、レーザ光
が照射範囲の最も背面側に照射されるタイミングを検出
する。
【0028】図4は、上記BDセンサの検出信号の出力
タイミングと画像データの供給タイミングとの関係を示
すタイミングチャートである。BDセンサ308は、レ
ーザダイオード309から照射されたレーザ光を検出す
ると検出信号を出力する。CPU306は、この検出信
号の立ち下がり時から予め設定された基準値n個の基準
パルスを計数し、n個目の基準パルスの立ち上がりのタ
イミングで画像データD2を第1画素から準にレーザコ
ントローラ307に供給する。
【0029】図5は、上記ディジタル複写機の静電写真
プロセス部67における感光体ドラムとレジスタローラ
との配置関係を示す図である。静電写真プロセス部67
において感光体ドラム81の転写位置P1に対してレジ
ストローラ85により用紙84が搬送される。感光体ド
ラム81の周面速度S1と用紙84の搬送速度S2とが
同一である場合には、感光体ドラム81の転写位置P1
からレジストローラ85までの距離l5と転写位置P1
から感光体81上のレーザ光の照射位置P2までの距離
l4とが一致しない場合には、用紙84の搬送開始タイ
ミングとレーザコントローラ307に対する画像データ
D2の供給開始タイミングとを調整する必要がある。こ
の調整のためにBDセンサ308の検出信号を用い、C
PU306は、第1式で求まる信号数の基準値m個のB
Dセンサ308の検出信号の立ち下がりを計数した後に
画像データD2をレーザコントローラ307に供給す
る。 m=(l5−l4)×D ・・・第1式 上記式においてDはディジタル複写機50における解像
度を表し、例えば400DPIの解像度である場合には
上記式は、 m=(l5−l4)×400/25.4 となる。したがって、図5において距離l5が距離l4
より大きい場合には、図6に示すように、レジストロー
ラ85の回転開始時からBDセンサの検出信号がm個入
力された後に第1行目の画像データD2がレーザコント
ローラ307に供給されることになる。
【0030】以上の構成により、ディジタル複写機50
における通常の複写処理においては図7に示すように、
プリントスイッチが操作されるとレーザダイオード30
9を駆動してポリゴンミラー82を回転し(n1〜n
3)、これとともに用紙の給紙を開始する(n4)。所
定のタイミングでレジストローラ85の回転を開始した
後(n5)、BDセンサ308の検出信号がm回入力さ
れるのをカウンタC1を用いて計数し(n6〜n8)、
m回目の検出信号がBDセンサ308から入力された
後、カウンタC2を用いてクロック311からn個のク
ロックパルスが入力されるのを待機する(n9〜n1
1)。n個のクロックパルスが入力された後このタイミ
ングで画像データD2の第1行目の第1画素のデータを
レーザコントローラ307に供給する(n12)。
【0031】図3に示す構成においてレーザ書き込みユ
ニット66と用紙84の搬送位置のずれやポリゴンミラ
ー82およびf−θレンズ83の取り付け誤差等により
レーザ光の主操作方向について用紙84上における画像
形成位置にずれが生じる。また、図5に示す構成から明
らかなように、レジストローラ85と感光体ドラム81
との取り付け誤差やレジストローラ85の回転開始タイ
ミングのずれにより、用紙84上における画像形成位置
が副操作方向について誤差を生じる。
【0032】図8は、上記ディジタル複写機の画像形成
位置の調整モードにおいて用いられるテストパターンを
示す図である。同図(A)に示すように、テストパター
ン91にはレーザ光の主走査方向の両端位置および副走
査方向の両端位置に画像形成位置の誤差を読み取るため
の目盛りが形成されている。この目盛りには主走査方向
について感光体ドラム81の背面側に“001”〜“0
20”、前面側に“100”〜“120”の数値が付さ
れている。また、副走査方向の先端側に“200”〜
“220”、後端側に“300”〜“320”の数値が
付与されている。これら三桁の数値のうち最上位桁の
“0”、“1”、“2”、“3”のそれぞれにより画像
の誤差がどの方向に生じているかを判別する。また、三
桁の数字のうち下二桁の数値は画像の誤差を生じた距離
をmm単位で表すものである。なお、上記テストパター
ン91の画像データは画像メモリ304の一部に予め記
憶されている。
【0033】このテストパターンの画像を複写した結果
が図8(B)に示す状態であるとすると、誤差データは
110および210となる。すなわち、主走査方向につ
いて前面側に誤差を生じており、且つ副走査方向につい
て後端側に誤差を生じていることを表し、それぞれ10
mmずつずれていることを表す。そこで、用紙上の適正
な位置に画像を形成するための補正値aは、誤差量をL
として第2式で求めることができる。
【0034】 (a)=L×400/25.4 ・・・第2式 上記第2式で求められた補正値aを誤差データの最上位
の桁に応じて前述の基準値n,mに加減算する。なお、
(400/25.4)はディジタル複写器50の解像度
である。すなわち誤差データの最上位桁が“0”、
“1”、“2”、“3”のそれぞれに応じて以下の第3
〜6式により、補正後の基準値を求める。
【0035】 n’=n+a ・・・第3式 n’=n−a ・・・第4式 m’=m+a ・・・第5式 m’=m−a ・・・第6式 ここにn’、m’は補正後の基準値を表している。
【0036】図9は、上記調整モードにおける処理手順
を示すフローチャートである。調整モードにおいてプリ
ントスイッチが操作されると(n21)、画像メモリ3
04からテストパターン91の画像データをレーザコン
トローラ307に供給して複写動作を実行する(n2
2)。このテストパターンの複写動作において用紙上に
形成されたテストパターンに誤差がない場合にはオペレ
ータによりクリアキーが操作され、調整モードを終了す
る(n24)。用紙上に形成されたテストパターンの画
像に誤差を生じている場合には、オペレータは操作パネ
ル310において置数キーを操作し、前述して3桁の誤
差データを入力する(n23)。
【0037】CPU306は入力された誤差データを最
上位桁と下位2桁とに分離し、下2桁を前記第2式に代
入して補正値aを算出する(n26)。さらに、最上位
桁の判別を行い(n27〜n30)、それぞれの判別結
果に応じて上記第3〜6式により基準値n,mを補正す
る(n31〜n34)。このようにして調整モードにお
いて得られた補正後の基準値n’、m’はCPU36が
有するメモリ313に格納され、以後の通常の複写モー
ドにおいてCPU306はこの補正後の基準値n’,
m’を参照して図7に示す複写動作を実行する。
【0038】図11は、請求項2に記載した発明の実施
例に係るディジタル複写機における処理手順の要部を示
すフローチャートである。同図に示すように、図9に説
明したn21〜n34の処理を多段給紙ユニット53が
有する各カセット68〜71の全てについて行い、得ら
れた補正後の基準値n’,m’を各カセットごとにRA
M313に格納する(n41〜n47)。CPU306
は、以後の複写動作において選択された用紙カセットに
応じた基準値をRAM313から読み出し、図7に示し
た複写動作を実行する。
【0039】図11は、請求項3〜5に記載した発明の
実施例に係るディジタル複写機において用いられるテス
トチャートを示す図である。用紙上における画像形成位
置の誤差はスキャナ部51を構成する各部品の取り付け
誤差や読み取った画像データの処理段階における誤差に
よっても発生する。そこで、図11に示すテストチャー
ト92を原稿として画像の読取処理を行い、画像メモリ
304に格納されたテストチャート92の画像データか
らチェックポイント93の画像メモリ304上における
座標位置を抽出する。この抽出結果を画像メモリ304
においてテストチャート92の画像データが正常な状態
で記憶された場合のチェックポイントの座標値と比較
し、その誤差に基づいてレーザ書込みユニット66にお
ける画像データD2の供給タイミングの基準値n,mを
補正する。
【0040】図12は、上記画像メモリ中におけるテス
トチャートのチェックポイントの座標誤差に基づく調整
モードにおける処理手順を示すフローチャートである。
調整モードにおいてプリントスイッチが操作されると
(n51)、原稿載置台56上に載置されたテストチャ
ート92に対してスキャナユニット57により画像の読
取処理が実行され、その画像データが画像メモリ304
に格納される(n52)。次いで画像メモリ304に格
納された画像データにおいてチェックポイントの93の
座標を抽出する(n53)。抽出した座標値x,yを適
正な座標値x0 ,y0 と比較し、誤差量x’,y’を求
める(n54,n55)。
【0041】さらにレーザ光の副走査方向についての誤
差量であるx’の正負の判別を行い(n56)、誤差量
xが正の値である場合には基準値mに誤差量の絶対値を
加算して補正値m’を求め(n57)、誤差量x’が負
の値である場合には基準値mから誤差量の絶対値を減算
して補正値m’を求める(n58)。また、主走査方向
についての誤差量y’の正負判定を実行し(n59)、
誤差量y’が正の値である場合には基準値nに誤差量の
絶対値を加算して補正値n’を求め(n60)、誤差量
y’が負の値である場合には基準値nから誤差量の絶対
値を減算して補正値n’を求める(n61)。以上のよ
うにして求められた補正値n’,m’はRAM313に
おいて記憶され、図7に示す通常の複写動作時には補正
後の基準値n’,m’に基づいて複写動作が実行され
る。
【0042】図13は、請求項4に記載した発明の実施
例に係るディジタル複写機における調整モード時の処理
手順を示すフローチャートである。図12に示した処理
手順においてn51とn52との間にn71,n72の
処理を加える。また、画像メモリ304には図11に示
したテストチャート92の画像データが予め格納されて
いる。図13に示す調整モードのフローチャートにおい
てn51でプリントスイッチが操作されると、まず画像
メモリ304に格納されているテストチャートの画像デ
ータに基づく複写処理を実行し(n71)、原稿載置台
56上に載置すべきテストチャート原稿を作成する。次
いでプリントスイッチが再度操作されると、図12にお
いて説明したn52〜n61の処理を実行する(n7
2)。以上のように構成することにより、調整モードに
おいて用いるテストチャートを予め準備する必要がな
く、調整作業を極めて容易に行うことができる。
【0043】なお、図9または図10に示した調整モー
ドの処理手順の後に図13に示した調整モードの処理手
順を実行することにより、レーザプリンタ部52および
多段給紙ユニット53の不具合によって生じた誤差の調
整を完了した後にスキャナ部51の不良による誤差の調
整を行うことができ、ディジタル複写機50全体の不良
による画像形成位置の誤差を適正に補正することができ
る。また、スキャナ部51の不良による誤差の補正に用
いるテストチャートの複写動作は、レーザプリンタ部5
2および多段給紙ユニット53の不良による誤差を解消
した後に行われるため、テストチャート92を適正な状
態で複写することができる。
【0044】
【発明の効果】請求項1に記載した発明によれば、画像
記録部と記録材供給部との相対的な位置的誤差による記
録材上における画像形成位置の誤差を、画像記録部にお
ける画像データの記録タイミングを自動的に補正するこ
とによって完全に解消することができ、画像形成位置の
調整を極めて容易に行うことができる利点がある。
【0045】請求項2に記載した発明によれば、複数の
記録材供給部のそれぞれについて記録装置における画像
の記録タイミングを自動的に調整することができ、常に
適正な状態で記録材上に画像を形成することができる。
【0046】請求項3に記載した発明によれば、原稿読
取部とメモリ部との間における不良によって生じた記録
材上における画像形成位置の誤差を、画像記録部におけ
る画像データの記録タイミングを自動的に調整すること
により解消でき、画像形成位置の調整を容易に行うとこ
ができる利点がある。
【0047】請求項4に記載した発明によれば、原稿読
取部およびメモリ部の不良に基づく画像形成位置の誤差
の調整に使用されるテストチャートをその画像記録装置
において作成することができるため、画像形成位置の調
整にあたってテストチャートを準備する必要がなく、調
整作業を極めて容易に行うことができる。
【0048】請求項5に記載した発明によれば、記録装
置と記録材供給部との相対的な位置関係が適合しないこ
とによって生じる記録材上の画像形成位置の誤差の修整
と、原稿読取部およびメモリ部の不良に起因して生じる
記録材上における画像形成位置の誤差の修整等を連続し
て実行することができ、画像記録装置全体の調整作業を
極めて容易に行うことができる。また、画像読取部およ
びメモリ部の不良に起因する画像形成位置の調整に用い
られるテストチャートを、画像記録部および記録材供給
部との相対的な位置関係の誤差の修整後に画像形成され
るため、調整作業にあたってテストチャートを準備する
必要がないだけでなく、適正な状態で画像形成されたテ
ストチャートを用いて調整作業を実行することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例であるディジタル複写機の構
成を示す断面図である。
【図2】同ディジタル複写機の制御部のブロック図であ
る。
【図3】同ディジタル複写機を構成するレーザ書込みユ
ニットおよび感光体近傍の構成を示す斜視図である。
【図4】同レーザ書込みユニットにおける第1画素の書
込みタイミングを示すタイミングチャートである。
【図5】同ディジタル複写機における感光体近傍の構成
を示す概略図である。
【図6】同レーザ書込みユニットにおける第1ラインの
画像データの供給タイミングを示すタイミングチャート
である。
【図7】同ディジタル複写機における通常の複写動作を
示すフローチャートである。
【図8】同ディジタル複写機の調整モードにおいて用い
られるテストパターンを示す図である。
【図9】同ディジタル複写機におけるレーザプリンタ部
の調整モードにおける処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図10】請求項2に記載した発明の実施例に係るディ
ジタル複写機の調整モードにおける要部の処理手順を示
すフローチャートである。
【図11】請求項3〜5に記載した発明の実施例に係る
ディジタル複写機の調整モード時に用いられるテストチ
ャートを示す図である。
【図12】請求項3に記載した発明の実施例に係るディ
ジタル複写機の調整モードにおける処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図13】請求項4に記載した発明の実施例に係るディ
ジタル複写機の調整モードにおける処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図14】従来のディジタル複写機において画像形成位
置の調整に用いられるテストチャートを示す図である。
【符号の説明】
50−ディジタル複写機 57−スキャナ部(画像読取部) 66−レーザ書込みユニット(画像記録部) 67−静電写真プロセス部 53−多段給紙ユニット(記録材供給部) 91−テストパターン 92−テストチャート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 21/14

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録材供給部から供給された記録材に対し
    て画像メモリに記憶されているディジタル画像に基づい
    て画像記録部により所定のタイミングで画像を記録する
    画像記録装置において、 記録材における画像の記録位置の誤差量の計測に係る目
    盛りを有する調整パターン画像を記録したメモリと、画
    像の記録位置の調整に係る調整モードの実行の指示入力
    を受け付ける調整モード設定手段と、調整モード設定手
    段により調整モードが指示入力された際に、前記メモリ
    から調整パターン画像を読出し、記録材上に画像を記録
    する調整モード制御手段と、調整モード制御手段により
    記録された調整パターン画像の記録材上における記録位
    置の誤差量の入力を受け付ける誤差量入力手段と、誤差
    量入力手段により入力された誤差量に基づいて画像記録
    部における画像の記録タイミングを決定する記録タイミ
    ング決定手段と、を設けたことを特徴とする画像記録装
    置。
  2. 【請求項2】前記記録材供給部が複数備えられ、前記調
    整モード制御手段が、複数の記録材供給部のそれぞれか
    ら順次供給される記録材に対して調整パターン画像を記
    録するとともに、前記記録タイミング決定手段が、複数
    の記録材供給部のそれぞれについて誤差量入力手段から
    入力された誤差量に基づいて記録材供給部ごとに記録タ
    イミングを決定する請求項1に記載の画像記録装置。
  3. 【請求項3】原稿の画像を読み取りディジタル画像信号
    に変換する原稿読取部と、このディジタル画像信号を記
    録するメモリ部と、を備え、メモリ部に記録されたディ
    ジタル画像信号を読み出して記録材上に記録する画像記
    録装置において、 前記メモリ部におけるディジタル画像信号の記録状態の
    調整に係る調整モードの実行の指示入力を受け付ける調
    整モード設定手段と、調整モード設定手段において調整
    モードの実行が指示された際に、原稿読取部が読み取っ
    たテストチャートの基準位置の前記メモリ部における座
    標データを抽出する座標抽出手段と、座標抽出手段によ
    り抽出された基準位置の座標データをメモリ部における
    適正な記録状態での座標データと比較する座標位置比較
    手段と、座標位置比較手段の比較結果に基づいて画像記
    録部における記録材に対する画像の記録タイミングを決
    定する記録タイミング決定手段と、を設けたことを特徴
    とする画像記録装置。
  4. 【請求項4】前記画像記録状態調整モードに係る基準位
    置を含むテストチャートの画像データを記録するテスト
    チャート用メモリを設け、前記調整モードにおける基準
    位置抽出手段の基準位置の抽出に先立ってテストチャー
    ト用メモリに記憶されている画像を画像材上に記録する
    テストチャート記録手段を含む請求項3に記載の画像記
    録装置。
  5. 【請求項5】請求項1または2に記載のメモリ、調整モ
    ード設定手段、調整モード制御手段、誤差量入力手段お
    よび記録タイミング決定手段を備え、調整パターン画像
    の記録材上における誤差量に基づく調整モードの終了後
    に、テストチャートの画像データから抽出した基準位置
    の座標データに基づく調整モードを実行する請求項3ま
    たは4に記載の画像記録装置。
JP5299590A 1993-11-30 1993-11-30 画像記録装置 Pending JPH07148969A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003005106A (ja) * 2001-06-26 2003-01-08 Noritsu Koki Co Ltd レーザ光走査タイミング調整方法、レーザ光走査装置及び写真処理装置
JP2007081896A (ja) * 2005-09-15 2007-03-29 Fuji Xerox Co Ltd 自動原稿搬送装置、前記自動原稿搬送装置を使用する画像読込装置および画像形成装置

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