JP4617613B2 - 写真処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像データに基づいて変調されたレーザ光を感光材面上で走査させて画像形成を行なうレーザ光走査装置及び写真処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ネガフィルムやポジフィルムの写真フィルムの画像または、デジタルカメラで撮影してICカード(メモリカード)に保存された画像データ等を写真感光材に画像形成するレーザ光走査装置が知られている。このレーザ光走査装置は、R(赤)、G(緑)、B(青)のレーザ光を発生するレーザ光発生部と、このレーザ光発生部で発生されたR・G・Bのレーザ光を各色の画像データに応じて変調するレーザ強度変調部材と、変調されたレーザ光(変調光と呼ぶ)を感光材面上において主走査方向に走査するポリゴンミラーとを備え、感光材を副走査方向に搬送する機構を備えることで、感光材面上に2次元カラー画像を形成可能にしている。
【0003】
上記レーザ光走査装置においては、レーザ強度変調部材からの変調光を感光材面上へ導くためのポリゴンミラー等の光学部品について、経年変化による特性の変化や機械的振動による位置ずれ等が発生し、感光材面上でのR・G・Bの変調光の照射位置が一致しなくなり、「色ズレ」が発生するという可能性があった。従来、上記課題を解決するために、感光面上に形成された画像の「色ズレ」を、R・G・Bの変調光の照射位置の差異(位置ずれ)として、ルーペ等を用いて目視によって測定し、照射位置の補正を行なっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記「色ズレ」の測定作業は、人手で行なわれるために、熟練を要すると共に、個人差があり、且つ、作業時間が必要であった。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、容易に且つ正確に、色ズレの測定及び補正を行なうことの可能なレーザ光走査装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
以下に開示されるレーザ光走査装置は、3原色の各色に対応する周波数のレーザ光を発生する3個のレーザ光発生手段と、前記レーザ光発生手段からのレーザ光を各色の画像データの濃度に対応したレベルに光変調し、この変調光によって感光材面を露光するためのレーザ光変調手段と、前記変調光を前記レーザ光変調手段から前記感光材面へ導くための、主走査用のポリゴンミラーを含む光誘導手段とを有するレーザ光走査装置であって、3原色の色成分を含むテストパターンの原画像データの、当該レーザ光走査装置によって前記感光面上に形成されたテストパターン画像を、画像読取手段により撮像して得られた各色の読取画像データについて、基準色の読取画像データの読取画像に対する他の色の読取画像データの読取画像の位置ずれ量を求める位置ずれ量算出手段と、この位置ずれ量に基づいて前記光変調手段への画像データの入力タイミングの補正を行う補正手段とを有することを特徴としている。
【0007】
上記の構成によれば、位置ずれ量算出手段によって、3原色の色成分を含むテストパターンの原画像データを元にして、当該レーザ光走査装置にて前記感光面上に形成されたテストパターン画像を画像読取手段により撮像して得られた各色の読取画像データを用いて、基準色の読取画像データの読取画像に対する他の色の読取画像データの読取画像の位置ずれ量が求められるため、基準色の読取画像データの読取画像に対する他の色の読取画像データの読取画像の位置ずれ量として、色ズレが容易に且つ正確に測定される。更に、補正手段によって、この位置ずれ量に基づいて前記光変調手段への画像データの入力タイミングの補正が行なわれるため、色ズレの補正が容易に且つ正確に行なわれる。
【0008】
以下に開示されるレーザ光走査装置は、前記位置ずれ量算出手段が、前記原画像データと前記読取画像データとを用いて位置ずれ量を求めることを特徴としている。上記の構成によれば、位置ずれ量算出手段によって、原画像データと読取画像データとを用いて位置ずれ量が求められるため、原画像データの画像(すなわちテストパターン)に対する読取画像データの読取画像の位置ずれ量として、色ズレが更に正確に測定される。
【0009】
以下に開示されるレーザ光走査装置は、前記補正手段が、ポリゴンミラーによってレーザ光を走査する方向である主走査方向に対する補正を行なう主走査方向補正手段と、主走査方向と直交する方向である副走査方向に対する補正を行なう副走査方向補正手段とから構成されていることを特徴としている。上記の構成によれば、主走査方向補正手段によって、主走査方向に対する補正が行なわれ、副走査方向補正手段によって、副走査方向に対する補正がわれるため、主走査・副走査の両方向について色ズレの補正が行なわれる。
【0010】
以下に開示されるレーザ光走査装置は、主走査方向補正手段が、前記変調光による感光材面上の露光を開始するタイミングを変更することを特徴としている。上記の構成によれば、変調光による感光材面上の露光を開始するタイミングを変更することによって、感光材面上の露光開始位置の変更が行なわれるため、主走査方向の色ズレに応じた補正が行なわれる。
【0011】
以下に開示されるレーザ光走査装置は、主走査方向の少なくとも1ラインの画像情報を格納する画像記憶手段を備え、副走査方向補正手段が、画像記憶手段から画像を読み出して前記レーザ光変調手段へ入力するタイミングを変更することを特徴としている。上記の構成によれば、主走査方向の少なくとも1ラインの画像情報が画像記憶手段に格納されており、副走査方向補正手段によって、画像記憶手段から画像が読み出されてレーザ変調手段へ入力するタイミングが変更されて、副走査方向の照射位置の補正が行なわれるため、副走査方向の色ズレに応じた補正が行なわれる。
【0012】
以下に開示される写真処理装置は、感光材を収納する感光材収納部と、この感光材収納部から搬出された感光材に画像の露光を行う上述のレーザ光走査装置と、このレーザ光走査装置で露光された感光材面上の画像を顕在化する現像部とを備えたことを特徴としている。上記の構成によれば、色ズレの測定及び補正が容易且つ正確に行なわれる写真処理装置が実現される。
【0013】
以下に開示されるレーザ光走査タイミング調整方法は、3原色の各色に対応する周波数のレーザ光を発生する3個のレーザ光発生手段と、前記レーザ光発生手段からのレーザ光を各色の画像データの濃度に対応したレベルに光変調し、この変調光によって感光材面を露光するためのレーザ光変調手段と、前記変調光を前記レーザ光変調手段から前記感光材面へ導くための、主走査用のポリゴンミラーを含む光誘導手段とを有するレーザ光走査装置のレーザ光走査タイミング調整方法であって、3原色の色成分を含むテストパターンの原画像データを元にして、当該レーザ光走査装置により前記感光面上に形成されたテストパターン画像を画像読取手段により撮像して得られた各色の読取画像データを用いて、基準色の読取画像データの読取画像に対する他の色の読取画像データの読取画像の位置ずれ量を求め、この位置ずれ量に基づいて前記光変調手段への画像データの入力タイミングの補正を行うことを特徴としている。
【0014】
上記の方法によれば、3原色の色成分を含むテストパターンの原画像データを元にして、当該レーザ光走査装置にて前記感光面上に形成されたテストパターン画像を画像読取手段により撮像して得られた各色の読取画像データを用いて、基準色の読取画像データの読取画像に対する他の色の読取画像データの読取画像の位置ずれ量が求められるため、基準色の読取画像データの読取画像に対する他の色の読取画像データの読取画像の位置ずれ量として、色ズレが容易に且つ正確に測定される。更に、この位置ずれ量に基づいて光変調手段への画像データの入力タイミングの補正が行なわれるため、色ズレの補正が容易に且つ正確に行なわれる。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明のレーザ光走査装置が用いられる写真処理装置の一構成例を示す図である。写真処理装置1はフィルム(ネガ、ポジ)からラインCCDスキャナで読み取られた画像データ、デジタルカメラで撮影された画像データ、パソコンで作成された画像データ等の画像を、感光材(印画紙)2に露光させるレーザ光走査装置100と、ロール状に巻回された印画紙2を収納し、所定サイズに切断して露光部であるレーザ光走査装置100に供給する感光材収納部200と、レーザ光走査装置100で露光された印画紙2を現像、漂白定着及び安定処理する現像部300及び安定処理された印画紙2を乾燥する乾燥部400等で構成されている。
【0016】
感光材収納部200はレーザ光走査装置100の、例えば下部に設けられており、ロール状に巻回された印画紙2を感光させないように内蔵した印画紙マガジン201が交換可能に収納されている。ロール状に巻回された新品の印画紙2の一例では、その長さが約180mであり、印画紙マガジン201を含めた重量が14Kgにもなる。そのため、扉202を開いた内側には、印画紙マガジン201を載置して感光材収納部200の内部に収納するための引き出し可能な支持レール(図略)等が設けられている。印画紙マガジン201が感光材収納部200に装填されると、印画紙2が印画紙マガジン201から繰り出され、カッタ(図略)により所定の寸法に切断された後、レーザ光走査装置100に搬送される。
【0017】
レーザ光走査装置100については、後に詳述するが、レーザビーム発生部104と、該レーザビーム発生部104で発生したレーザの強度を変調するレーザ強度変調部材108と、これらの構成要素を支持する支持体115とこれら構成要素及び支持体115を遮光状態で格納する筐体102とを少なくとも具備して構成されている。なお、筐体102が前記レーザビーム発生部104、レーザ強度変調部材108等の構成要素を支持して支持体115の機能を果たすように構成することも可能である。
【0018】
現像部300により現像、漂白定着及び安定処理された印画紙2は、乾燥部400に搬送され、乾燥処理された後、乾燥部400の上部の排出口401から、第1搬送ベルト402上に排出される。第1搬送ベルト402は、例えば1本のフィルムに撮影されているコマ数分の印画紙2が積み重ねられる。そして、印画紙2は第1搬送ベルト402により第2搬送ベルト403上に移送され、第2搬送ベルト403上に保持される。第2搬送ベルト403は、第1搬送ベルト402から移送される毎に所定長だけ前進され、これにより、フィルム複数本分の写真(乾燥済みの印画紙)を載置することができる。
【0019】
図2は、レーザ光走査装置100の構造を説明する斜視図である。なお、図2においては、筐体102の上部を省略して図示しているが、筐体102には外光が入ることなく、また、筐体102から外部にレーザビームが漏れないように暗室に構成され、また、塵が入り込まないように密閉されている。レーザ光走査装置100は筐体102の上に3個のレーザ光源104R、104G、104Bを備えている。なお、以降、レーザ光源104のR(赤),G(緑),B(青)について述べる場合、104R、104G、104Bとし、全般的にレーザ光源のことを述べる場合、単に104と参照符号を付して説明する。
【0020】
レーザ光源104Rは、R(赤)の波長(例えば685nm)のレーザビーム(以下、Rレーザビームという)を射出する半導体レーザ(LD)104XRで構成されている。レーザ光源104Gは、例えば、1064nmの波長のレーザビーム(以下、Gレーザビームという)を射出する半導体レーザ104XGと、半導体レーザ104XGから射出されたGレーザビームを、G(緑)の波長である1/2の波長(例えば532nm)のレーザビームに変換する波長変換素子(SHG)104YGとから構成されている。なお、波長変換素子から532nmのレーザビームが射出されるように半導体レーザ104XGの発振波長が定められている。同様に、レーザ光源104Bは、例えば、946nmの波長のレーザビーム(以下、Bレーザビームという)を射出する半導体レーザ104XBと、半導体レーザ104XBから射出されたBレーザビームを、B(青)の波長である1/2の波長(例えば473nm)のレーザビームに変換する波長変換素子104YBとから構成されている。なお、波長変換素子104YBから473nmのレーザビームが射出されるように半導体レーザ104XBの発振波長が定められている。
【0021】
レーザ光源104R、104G、104Bのレーザ射出側には、コリメータレンズ106、レーザ強度変調部材として機能する音響光学変調素子(Acousto-Optic Modulator以下単にAOMという)108、レーザ整形開口107、ミラー110が順に配置されており、該ミラー110のレーザ反射側には、球面レンズ112、シリンドリカルレンズ114及びポリゴンミラー118が順に配置されている。
【0022】
ポリゴンミラー118のレーザ射出側には、fθレンズ120、シリンドリカルレンズ122、ミラー124、ミラー126が順に配置されている。そして、矢印C方向から搬送されてきた印画紙2はミラー126に反射されたR・G・Bのレーザビームに照射され、画像露光される。ミラー124の反射側で、且つ、ポリゴンミラー118による主走査の端部(主走査開始側の端部)のレーザビームが入射される位置には、主走査の開始タイミングを調整するための光センサ130が設置されている。なお、前記レーザ整形開口107からミラー126までのレンズ、ミラー等が光学系を構成している。
【0023】
つぎに、前記AOM108について説明する。AOM108は、レーザ光源104R、104G、104Bから入射されたレーザビームがAOM108内部の音響光学媒質を透過するように筐体102の所要位置に3個配置されているとともに、各AOM108はAOMドライバ(図略)に接続されている。
【0024】
AOMドライバから各AOM108に画像のR・G・Bの濃度に応じた信号(R・G・B毎の出力)が入力されると、AOM108の音響光学媒質にAOMドライバの出力に応じた超音波光学効果が作用して回折が生じ、AOM108に入射されたレーザビームは画像の濃度に応じた強度となり、AOM108から回折光(変調光)として射出され、感光材2に至り、画像を形成する。
【0025】
つぎに、上記の構成のレーザ光走査装置の動作について説明する。レーザ光源104から射出されたレーザビームはコリメータレンズ106を介してAOM108に入射する。AOMドライバから画像のR・G・B濃度に応じた信号がAOM108に入力され、AOM108に入射したレーザビームは、画像の濃度に応じた強度となり、回折光(変調光)として射出される。AOM108から射出されたレーザビームは、矢印の向きに一定速度で回転するポリゴンミラー118によって反射され、主走査方向に走査され、fθレンズ120、シリンドリカルレンズ122、ミラー124、ミラー126を介して印画紙2に照射される。一方、印画紙2は、主走査方向と略直交する方向である矢印Cの向きに図略の搬送部により搬送される。これによって、印画紙2上に画像が形成される(図3参照)。このように、ポリゴンミラー118の回転によるレーザビームの走査は、2次元の画像を形成するための主走査としての機能を有し、印画紙2の搬送は副走査としての機能を有している。
【0026】
ここで、本実施形態においては、従来の1主走査時間内に搬送される印画紙2の帯状の範囲内で、レーザビームの端部が重なるように、複数回(本実施形態では、2回)走査している。すなわち、図4に示したように、1主走査中の1回目走査のレーザビームL11は、2回目走査のレーザビームL12と端部が重ねられ、2回目走査のレーザビームL12は、次回の1主走査中の1回目走査のレーザビームL21と端部が重ねられる。これらのレーザビームL11、L12の各露光量の総和は、1画像データについて、従来の1主走査時の同一部位を露光する露光量と略一致するように制御される。なお、本実施形態においては、上述のように、従来の1主走査の領域を1主走査内の同一の画像データに基づいて2回重ね書きするように走査している。従って、従来の主走査と区別するために、以下、この2回に分けた主走査をライン走査とよぶことにする。例えば、主走査による走査線512本による画像の形成は、本実施形態においては、2倍のライン走査線1024本によって形成される。
【0027】
図5は、AOMドライバ111の制御を行なう制御部150の構成図である。制御部150は、フィルム(ネガ、ポジ)からラインCCDスキャナで読み取られた画像データ、デジタルカメラで撮影された画像データ、パソコンで作成された画像データ等であって、図略の主メモリ部に格納されている画像データをタイミング制御部180からのデータ出力指示信号に同期して1主走査分の画像データをメモリ部190に出力する画像処理部170と、画像処理部170から出力された少なくとも1主走査分の画像データを一時的に格納し、タイミング制御部180からのデータ出力指示信号に同期して1主走査毎の画像データをD/Aコンバータ155、156、157に出力するメモリ部190と、メモリ部190から出力された画像データのD/A変換を行ない、AOMドライバ111に出力するD/Aコンバータ155、156、157と、メモリ部190からD/Aコンバータ155、156、157への画像データの出力タイミング及びD/Aコンバータ155、156、157のD/A変換を実施するタイミングの基準となるクロック信号を出力するクロック発生部160と、クロック発生部160からのクロック信号と光センサ130からの同期信号を用いて画像処理部170からメモリ部190へ画像データを出力するタイミング信号とメモリ部190からD/Aコンバータ155、156、157へ画像データを出力するタイミング信号とD/Aコンバータ155、156、157がD/A変換を実施するタイミング信号とを生成するタイミング制御部180とを備えている。
【0028】
メモリ部190は、1主走査の領域を1主走査内の同一の画像データに基づいて2回重ね書きするように走査するために、R・G・B各色毎にプライマリメモリ(PMR,PMG,PMB)とセカンダリメモリ(SMR,SMG,SMB)とを備えている。プライマリメモリには1主走査の1ライン目のデータが格納され、セカンダリメモリには1主走査の2ライン目のデータが格納される。プライマリメモリ及びセカンダリメモリは、それぞれ少なくとも1主走査分の画像データを格納可能な容量を有しており、FIFO構造のメモリまたはRAMで構成されている。
【0029】
クロック発生部160は、メモリ部190からD/Aコンバータ155、156、157への画像データの出力タイミング及びD/Aコンバータ155、156、157のD/A変換を実施するタイミングの基準となるクロック信号をR・G・B各色毎に出力するRクロック発生部163とGクロック発生部162とBクロック発生部161とから構成されている。上記クロック信号は、印画紙2上に形成される画像の1ドット毎に対応するクロック信号(「ドットクロック」という)である。
【0030】
図6は、タイミング制御部180の構成図である。タイミング制御部180は、光センサ130からの光検出結果(アナログ信号)のA/D変換を行なうA/Dコンバータ181と、後述する位置ずれ量を算出するために用いられるテストパターンの画像データを格納する補正画像データ記憶部183と、画像処理部170からメモリ部190へ画像データを出力するタイミングを決定するタイミング信号とメモリ部190からD/Aコンバータ155、156、157へ画像データを出力するタイミングを決定するタイミング信号とD/Aコンバータ155、156、157がD/A変換を実施するタイミングを決定するタイミング信号とを生成する演算部184とを備えている。なお、光センサ130からの光検出結果は(A/Dコンバータ181の出力は)、主走査の1ラインに1パルスの信号となり、これを「同期クロック」という。同期クロックの発生から所定時間後に、各ラインの露光を開始することによって、露光開始位置が所定の位置に調整されるのである(図3参照)。
【0031】
補正画像データ記憶部183は、R・G・Bの色成分を含むテストパターンの原画像データを各色毎に格納する原画像データ記憶部1831と、原画像データのレーザ光走査装置1によって印画紙2上に形成されたテストパターン画像を、スキャナ9により撮像して得られた読取画像データを各色毎に格納する読取画像データ記憶部1832とを備えている。スキャナ9は、例えば、ラインCCDスキャナであって、写真処理装置1に内蔵される形態でも良いし、別筐体として配設される形態でもよい。
【0032】
演算部184は、原画像データ記憶部1831に格納された原画像データと読取画像データ記憶部1832に格納された読取画像データとを用いて、基準色(例えば、R色)の読取画像データの読取画像に対する他の色(例えば、G色及びB色)の読取画像データの読取画像の位置ずれ量を求める位置ずれ量算出部1844と、位置ずれ量算出部1844によって求められた主走査方向の位置ずれ量に基づいて、主走査方向に対する補正を行なうために(主走査方向の色ズレを補正するために)、メモリ部190からD/Aコンバータ155、156、157への画像データの出力タイミングの補正を行なう主走査方向補正部1841と、位置ずれ量算出部1844によって求められた副走査方向の位置ずれ量に基づいて、副走査方向に対する補正を行なうために(副走査方向の色ズレを補正するために)、画像処理部170からメモリ部190への画像データの出力タイミングの補正を行なう副走査方向補正部1842と、D/Aコンバータ155、156、157でのD/A変換のタイミングを算出するD/A変換タイミング算出部1843とを備えている。
【0033】
位置ずれ量算出部1844によって行なわれる位置ずれ量の算出方法について、図7及び図8を用いて具体的に説明する。図7及び図8は、テストパターン画像の一例を示す図であって、右向きが主走査方向であり、下向きが副走査方向である。図7の(a)は、R色のテストパターンの原画像TP1Rと、G色のテストパターンの原画像TP1Gと、B色のテストパターンの原画像TP1Bとが、全て同じ位置に同じ大きさの円形で構成されたテストパターンの原画像である。原画像データ記憶部1831には、このテストパターンの原画像データが各色毎に格納されている。
【0034】
図7の(b)は、原画像データ記憶部1831に格納された図7の(a)に示すテストパターンの原画像の原画像データを用いてレーザ光走査装置1によって印画紙2上にテストパターン画像を形成し、形成されたテストパターン画像をスキャナ9によって撮像して得られた読取画像データの読取画像の一例である。R色の原画像TP1Rに対応する読取画像YTP1Rに対して、G色の原画像TP1Gに対応する読取画像YTP1Gは、主走査方向に位置ずれ量DRG1だけ位置ずれし、B色の原画像TP1Bに対応する読取画像YTP1Bは、副走査方向に位置ずれ量DRB1だけ位置ずれしている。位置ずれ量算出部1844は、読取画像データ記憶部1832に格納された読取画像データを用いて、基準色(ここでは、R色)の読取画像データの読取画像YTP1Rに対する、他の色(ここでは、G色及びB色)の読取画像データの読取画像YTP1G及びYYTP1Bの位置ずれ量DRG1及びDRB1を求めるものである。なお、図7のテストパターンの場合には、位置ずれ量算出部1844は、原画像データ記憶部1831に格納された原画像データを用いる必要はない。
【0035】
図8の(a)は、R色のテストパターンの原画像TP2Rと、G色のテストパターンの原画像TP2Gと、B色のテストパターンの原画像TP2Bとが、全て同じ大きさの長方形であって、副走査方向にR・G・Bの順に互いに重ならないように配置されたテストパターンの原画像である。原画像データ記憶部1831には、このテストパターンの原画像データが各色毎に格納されている。図中には、原画像TP2R、原画像TP2G及び原画像TP2Bのそれぞれの中心位置CR、CG及びCBが示されている。
【0036】
図8の(b)は、原画像データ記憶部1831に格納された図8の(a)に示すテストパターンの原画像の原画像データを用いてレーザ光走査装置1によって印画紙2上にテストパターン画像を形成し、形成されたテストパターン画像をスキャナ9によって撮像して得られた読取画像データの読取画像の一例である。R色の原画像TP2Rに対応する読取画像YTP2Rに対して、G色の原画像TP1Gに対応する読取画像YTP2Gは、主走査方向に位置ずれし、B色の原画像TP1Bに対応する読取画像YTP2Bは、副走査方向に位置ずれしている。図中には、読取画像YTP2R、読取画像YTP2G及び読取画像YTP2Bのそれぞれの中心位置YCR、YCG及びYCBが示されている。
【0037】
まず、原画像の中心位置CRを起点とし読取画像の中心位置YCRを終点とするベクトルVR、原画像の中心位置CGを起点とし読取画像の中心位置YCGを終点とするベクトルVG及び原画像の中心位置CBを起点とし読取画像の中心位置YCBを終点とするベクトルVBの成分がドット単位に求められる。ここでは、ベクトルVR、VG及びVBの主走査方向成分が、それぞれVRX(=4)、VGX(=5)及びVBX(=4)ドットであり、副走査方向成分が、それぞれVRY(=2)、VGY(=2)、及びVBY(=3)ドットであるものとする。
【0038】
つぎに、R色の読取画像YTP2Rに対する、G色の読取画像YTP2Gの位置ずれ量が、ベクトルVR及びVGの主走査方向及び副走査方向の成分を比較することによって、主走査方向にはVGX−VRX(=1)ドット、副走査方向にはVGY−VRY(=0)ドットと求められる。また、同様にして、R色の読取画像YTP2Rに対する、B色の読取画像YTP2Bの位置ずれ量が、ベクトルVR及びVBの主走査方向及び副走査方向の成分を比較することによって、主走査方向にはVBX−VRX(=0)ドット、副走査方向にはVBY−VRY(=1)ドットと求められる。
【0039】
このように、位置ずれ量算出部1844は、原画像データ記憶部1831に格納された原画像データと読取画像データ記憶部1832に格納された読取画像データとを用いて、基準色(ここでは、R色)の読取画像データの読取画像TP2Rに対する、他の色(ここでは、G色及びB色)の読取画像データの読取画像TP2G及びTP2Bの位置ずれ量を求めるものである。
【0040】
つぎに、主走査方向補正部1841によって行なわれる、メモリ部190からD/Aコンバータ155、156、157への画像データの出力タイミングの補正の方法について、図9を用いて具体的に説明する。図9の(a)は、補正を行なわない状態(印画紙2上の色ズレが発生した状態)でのR・G・Bのドットクロックである。ここでは、簡単のため、R・G・Bのドットクロックのタイミングが一致している場合について説明する。また、図中の丸付き数字はドットが形成される順番を表わしており、露光開始から▲1▼、▲2▼、▲3▼の順にドットが形成されることを意味している。図9の(b)は、補正を行なわない状態(印画紙2上の色ズレが発生した状態)での主走査方向のR・G・B各色のドット位置である。ここでは、便宜上、R・G・Bのドット位置をR・G・Bの順に副走査方向にずらせた図としている。また、ここでは、主走査方向に、R色を基準とすると、G色が1ドット分、B色が3ドット分遅れて画像が形成されている場合を示している。
【0041】
図9の(c)は、補正を行なった場合のR・G・Bのドットクロックである。R色のクロックを基準とすると、G色のクロックが1ドット分、B色のクロックが3ドット分早められている。なお、R・G・Bのドットクロックの変更は、位置ずれ量算出部1844によって求められる位置ずれ量に基づいて行なわれる。図9の(d)は、(c)の補正を行なった結果の、主走査方向のR・G・B各色のドット位置である。ここでも、(a)と同様に、便宜上、R・G・Bのドット位置をR・G・Bの順に副走査方向にずらせた図としている。(c)の補正を行なった結果、主走査方向にずれの無い画像が形成されている。すなわち、位置変化記憶部183のデータに基づいてR・G・Bのドットクロックを変更することによって主走査方向のR・G・B各色のドット位置の補正を行なうのである。
【0042】
ついで、副走査方向補正部1842によって行なわれる、画像処理部170からメモリ部190への画像データの出力タイミングの補正の方法について、図10を用いて具体的に説明する。図10の(a)は、補正を行なわない状態(印画紙2上の色ズレが発生した状態)でのR・G・Bの同期クロックとラインのメモリ部190への出力タイミングである。ここで、図中の記号a1、a2、b1はラインが形成される順番を表わしており、露光開始からa1、a2、b1の順にラインが対応する記号の位置にある同期クロックのパルス信号に基づいて形成されることを意味している。図10の(b)は、補正を行なわない状態(印画紙2上の色ズレが発生した状態)での副走査方向のR・G・B各色のライン位置である。ここでは、便宜上、R・G・Bのライン位置をR・G・Bの順に主走査方向にずらせた図としている。また、ここでは、副走査方向に、R色を基準とすると、G色が1ライン分、B色が3ライン分遅れて画像が形成されている場合を示している。
【0043】
図10の(c)は、補正を行なった場合の同期クロックとラインのメモリ部190への出力タイミングである。R色の出力タイミングを基準とすると、G色の出力タイミングが1ライン分、B色の出力タイミングが3ライン分早められている。なお、R・G・Bの出力タイミングの変更は、位置ずれ量算出部1844によって算出された位置ずれ量に基づいて行なわれる。図10の(d)は、(c)の補正を行なった結果の、副走査方向のR・G・B各色のライン位置である。ここでも、(a)と同様に、便宜上、R・G・Bのライン位置をR・G・Bの順に主走査方向にずらせた図としている。(c)の補正を行なった結果、副査方向にずれの無い画像が形成されている。すなわち、位置ずれ量算出部1844によって算出された位置ずれ量に基づいてR・G・Bのメモリ部190への出力タイミングを変更することによって副走査方向のR・G・B各色のドット位置の補正を行なうのである。
【0044】
なお、本発明は以下の形態をとることができる。
(A)本実施形態においては、レーザビーム発生部104Rは半導体レーザ104XRだけで構成しているが、半導体レーザ及び波長変換素子の両方で構成することも可能である。また、レーザビーム発生部104G,104Bは半導体レーザ及び波長変換素子の両方で構成しているが、半導体レーザだけで構成することも可能である。
(B)本実施形態においては、レーザ強度変調部材としてAOMを適用し、該AOMによりレーザビームの強度変調を行うものとしたが、AOMに代えて電気光学変調素子(EOM)、磁気光学変調素子(MOM)を適用してレーザビームの強度変調を行うことも可能である。
(C)実施形態においては、レーザ光走査装置100の構成要素を平面的に筐体102にレイアウトしたものを例示しているが、ポリゴンミラーをレーザ光源104の下部(上部)に配置し、ミラー110の下部(上部)にミラー124、126を配置するような立体的なレイアウトとすることも可能である。この場合には、レーザ光走査装置100の横寸法の小型化が可能となる。
(D)本実施形態においては、レーザビーム発生部104を支持体115で支持し、この支持体115を格納する筐体102とをさらに具備する構成であったが、レーザビーム発生部104を直接筐体102で支持する構成として、該筐体102におけるレーザビーム発生部104の支持部分を写真処理装置1の外観カバー1aに接し、外方に露出するごとく延設して構成することも可能である。
(E)本実施形態においては、図7または図8に示すテストパターンを使用する場合について説明したが、その他のテストパターンを使用する形態でもよい。図7に示すようにR・G・B成分の画像が重なったテストパターンを使用する場合には、位置ずれ量算出部1844は原画像データを使用せずに、読取画像データのみを使用して位置ずれ量を求めることができる。一方、図8に示すようにR・G・B成分の画像がずれたテストパターンを使用する場合には、位置ずれ量算出部1844は原画像データと読取画像データとを使用して位置ずれ量を求めることができる。
【0045】
【発明の効果】
上記開示によれば、位置ずれ量算出手段によって、3原色の色成分を含むテストパターンの原画像データを元にして、当該レーザ光走査装置にて前記感光面上に形成されたテストパターン画像を画像読取手段により撮像して得られた各色の読取画像データを用いて、基準色の読取画像データの読取画像に対する他の色の読取画像データの読取画像の位置ずれ量が求められるため、基準色の読取画像データの読取画像に対する他の色の読取画像データの読取画像の位置ずれ量として、色ズレが容易に且つ正確に測定できる。更に、補正手段によって、この位置ずれ量に基づいて前記光変調手段への画像データの入力タイミングの補正が行なわれるため、色ズレの補正を容易に且つ正確に行なうことができる。
【0046】
上記開示によれば、位置ずれ量算出手段によって、原画像データと読取画像データとを用いて位置ずれ量が求められるため、テストパターンに対する読取画像データの読取画像の位置ずれとして、色ズレを更に正確に測定することが可能となる。更に、主走査方向補正手段によって、主走査方向に対する補正が行なわれ、副走査方向補正手段によって、副走査方向に対する補正がわれるため、主走査・副走査の両方向について色ズレの補正が可能となる。
【0047】
上記開示によれば、変調光による感光材面上の露光を開始するタイミングを変更することによって、感光材面上の露光開始位置の変更が行なわれるため、主走査方向の色ズレに応じた補正が可能となる。更に、画像記憶手段によって主走査方向の少なくとも1ラインの画像情報が格納されており、副走査方向補正手段によって画像記憶手段から画像が読み出されてレーザ変調手段へ入力するタイミングが変更されることによって副走査方向の照射位置の変更が行なわれるため、副走査方向の色ズレに応じた補正が可能となる。かくして、色ズレの測定及び補正が容易且つ正確に行なわれる写真処理装置を実現することが可能となる。
【0048】
上記開示によれば、3原色の色成分を含むテストパターンの原画像データを元にして、当該レーザ光走査装置にて前記感光面上に形成されたテストパターン画像を画像読取手段により撮像して得られた各色の読取画像データを用いて、基準色の読取画像データの読取画像に対する他の色の読取画像データの読取画像の位置ずれ量が求められるため、基準色の読取画像データの読取画像に対する他の色の読取画像データの読取画像の位置ずれ量として、色ズレが容易に且つ正確に測定できる。更に、この位置ずれ量に基づいて前記光変調手段への画像データの入力タイミングの補正が行なわれるため、色ズレの補正を容易に且つ正確に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のレーザ光走査装置が用いられる写真処理装置の一構成例を示す図である。
【図2】 レーザ光走査装置の構造を説明する斜視図である。
【図3】 印画紙上に画像が露光される様子を示すイメージ図である。
【図4】 レーザビームが重ねられて主走査され印画紙が搬送される状態を示すイメージ図である。
【図5】 AOMドライバの制御を行なう制御部の構成図である
【図6】 タイミング制御部の構成図である。
【図7】 テストパターン画像の一例を示す図である。
【図8】 テストパターン画像の一例を示す図である。
【図9】 主走査方向の補正方法の説明図である。
【図10】 副走査方向の補正方法の説明図である。
【符号の説明】
1 写真処理装置
2 感光材(印画紙)
100 レーザ光走査装置
104 レーザ光源(レーザ光発生手段)
104X 半導体レーザ
104Y 波長変換素子
106 コリメータレンズ
107 レーザ整形開口
108 AOM(レーザ変調手段)
110、124、126 ミラー(光誘導手段)
111 AOMドライバ
112 球面レンズ(光誘導手段)
114 シリンドリカルレンズ(光誘導手段)
118 ポリゴンミラー(光誘導手段)
120 fθレンズ(光誘導手段)
122 シリンドリカルレンズ(光誘導手段)
130 光センサ
150 制御部
155、156、157 D/Aコンバータ
160 クロック発生部
170 画像処理部
180 タイミング制御部
181 A/Dコンバータ
183 補正画像データ記憶部
184 演算部
1841 主走査方向補正部(主走査方向補正手段、補正手段)
1842 副走査方向補正部(副走査方向補正手段、補正手段)
1843 D/A変換タイミング算出部
1844 位置ずれ量算出部(位置ずれ量算出手段)
190 メモリ部(画像記憶手段)
200 感光材収納部
300 現像部
9 スキャナ(画像読取手段)

Claims (5)

  1. カラー感光写真材を収納する感光材収納部と、
    該感光材収納部から搬出された前記カラー感光写真材に画像の露光を行うレーザ光走査装置と、
    該レーザ光走査装置で露光された前記カラー感光写真材の面上の前記画像を顕在化する現像部と、を備え、
    前記レーザ光走査装置は、
    3原色の各色に対応する周波数のレーザ光を発生する3個のレーザ光発生手段と、
    前記レーザ光発生手段からのレーザ光を各色の画像データの濃度に対応したレベルに光変調し、この変調光によって前記カラー感光写真材の面を露光するためのレーザ光変調手段と、
    前記変調光を前記レーザ光変調手段から前記カラー感光写真材の面へ導くための、主走査用のポリゴンミラーを含む光誘導手段と、を有し、
    3原色の色成分を含むテストパターンの原画像データを元にして、当該レーザ光走査装置により前記感光面上に形成されたテストパターン画像を画像読取手段により撮像して得られた各色の読取画像データを用いて、基準色の読取画像データの読取画像に対する他の色の読取画像データの読取画像の位置ずれ量を求める位置ずれ量算出手段と、
    この位置ずれ量に基づいて前記光変調手段への画像データの入力タイミングの補正を行う補正手段と、を有することを特徴とする写真処理装置
  2. 前記位置ずれ量算出手段は、前記原画像データと前記読取画像データとを用いて位置ずれ量を求めることを特徴とする請求項1に記載の写真処理装置
  3. 前記補正手段は、
    ポリゴンミラーによってレーザ光を走査する方向である主走査方向に対する補正を行なう主走査方向補正手段と、
    主走査方向と直交する方向である副走査方向に対する補正を行なう副走査方向補正手段とから構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の写真処理装置
  4. 主走査方向補正手段は、前記変調光による前記カラー感光写真材の面上の露光を開始するタイミングを変更することを特徴とする請求項3記載の写真処理装置
  5. 主走査方向の少なくとも1ラインの画像情報を格納する画像記憶手段を備え、
    副走査方向補正手段は、画像記憶手段から画像を読み出して前記レーザ光変調手段へ入力するタイミングを変更することを特徴とする請求項3または4に記載の写真処理装置
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