JP2008197547A - 画像形成装置 - Google Patents

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猛 西原
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Abstract

【課題】複数のレーザ露光部で分担して走査する画像形成装置において、複数のレーザ露光部に対するセットアップ時の作業、処理を簡易化する。
【解決手段】テストプリント手段(元データ取得処理部500)と、濃度測定手段(測定データ取得部503)と、テストパターンの濃度の変化分、およびこの変化分に対応して他の露光ビームの露光量を、1のレーザ露光部12の露光ビームでプリントされる画像の濃度に一致させる相関補正量を算出して記憶手段(相関関係記憶部602)に記憶させる算出手段(補正値演算部502)と、1のレーザ露光部12の露光ビームの露光量を変化分だけ補正するとともに記憶手段に記憶された相関補正量を用いて他のレーザ露光部11、13の露光ビームの露光量を補正する補正手段(画処理部2032)とを備えた。
【選択図】図3

Description

本発明は、所定の走査領域を複数のレーザ露光部の露光ビームで分担して走査する画像形成装置に関する。
レーザ発光源からのレーザ光をポリゴンミラーを用いて偏向させることで感光材上を露光走査すると共に、このレーザ光をAOM(音響光学変換素子)を用いて写真等の画像データで変調することで感光材上に写真画像を形成するレーザ露光部を備えた画像形成装置が知られている。レーザ露光部のうち、特にレーザ発光源はレーザ出力パワーの温度特性が大きいことから、ペルチエ素子などを利用した温度調整手段が設けられていた。
近年、かかる画像形成装置を用いてポスター等、比較的大サイズの写真プリントを作成する要請がある。すなわち、広幅の感光材の幅方向全領域にレーザ光を走査させる必要があり、そのためには、ポリゴンミラーで偏向されたレーザ光をより広い領域で走査させる方法や走査領域を複数のレーザ露光部で分担する方法が考えられる。前者の方法は、ポリゴンミラーから感光材への露光位置までの距離を長くする必要があり、光路長方向に装置の大型化を招来する。さらに、fθレンズは光学的精度が求められることから、大サイズのものを採用すると、勢い高価となり、コストアップを招く。
特許文献1には、後者の、複数のレーザ露光部を採用した画像形成装置が記載されている。この画像形成装置は走査領域を2台のレーザ露光部で分担するものである。すなわち、各レーザ露光部の露光ビームをポリゴンミラーで偏向することで、各分担領域を受け持つようにしている。このように構成すれば、各レーザ露光部の光路長方向の大型化はほとんどないという利点がある。
特開2006−264220号公報
しかしながら、このように複数のレーザ露光部を採用するタイプの画像形成装置では、個々のレーザ露光部の機差等を考慮して、それぞれの露光量について正確に一致させるためのセットアップという特別の作業が必要となる。しかも複数のレーザ露光部に対して個々にセットアップするのは面倒な作業であり、感光材の使用量も多くなるという問題があった。
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、複数のレーザ露光部に対するセットアップ時の作業、処理を簡易化することができる画像形成装置を提供することを目的とするものである。
請求項1に記載の発明は、所定の走査領域を複数のレーザ露光部の露光ビームで分担して走査する画像形成装置において、前記複数のレーザ露光部のうちの1のレーザ露光部から未飽和の所定の露光量を有する露光ビームで感光材上にテストパターンをプリントするテストプリント手段と、前記感光材にプリントされたテストパターンの画像の濃度を測定する濃度測定手段と、前記所定の露光量に対するプリントされたテストパターンの濃度の変化分、およびこの変化分に対応して他のレーザ露光部の露光ビームの露光量を、前記1のレーザ露光部の露光ビームでプリントされる画像の濃度に一致させる相関補正量を算出して記憶手段に記憶させる算出手段と、画像形成時に前記1のレーザ露光部の露光ビームの露光量を前記変化分だけ補正するとともに前記記憶手段に記憶された相関補正量を用いて他のレーザ露光部の露光ビームの露光量を補正する補正手段とを備えたものである。
この構成によれば、算出手段が、所定の露光量に対するテストプリント手段によってプリントされたテストパターン画像の濃度の変化分、およびこの変化分に対応して他のレーザ露光部の露光ビームの露光量を、1のレーザ露光部の露光ビームでプリントされる画像の濃度に一致させる相関補正量を算出し、記憶手段に記憶するので、予め各レーザ露光部の相関補正量の対応関係を把握しておくことができる。
また、画像形成時には、補正手段が他のレーザ露光部については記憶手段に記憶された相関補正量を用いてそれらの露光ビームの露光量を補正するので、代表となる1のレーザ露光部で露光量の調整を行うだけで、他のレーザ露光部については相関補正量に基づいて適正に露光量が調整される。その結果、露光量の調整にかかる作業および処理が簡素化され、テストプリントための感光材の使用量を低減できる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、前記テストプリント手段の動作を外部から指示可能な操作部を備えていることを特徴としている。
この構成によれば、操作部を介してテストプリント手段の動作を外部から指示可能としたので、所望の時点で露光量調整の支持を行なうことができる。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、前記記憶手段が感光材の種類、現像液の種類、レーザ露光部の環境温度条件の少なくとも1種類の要因について前記相関補正量を複数種類記憶しているものであることを特徴としている。
この構成によれば、記憶手段が、感光材の種類、現像液の種類、レーザ露光部の環境温度条件の少なくとも1種類の要因について相関補正量を複数種類記憶しているので、感光材の種類や現像液の種類の変更、あるいは環境温度条件の変化に対応して、露光量の調整が可能となり、各要因に対して適切な露光量の下で画像のプリントを行うことができる。
請求項4記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、前記レーザ露光部は3台設けられ、前記1のレーザ露光部は、前記所定の走査領域のうち中央の走査域を分担するものであることを特徴としている。
この構成によれば、相関補正量により露光量の調整が行われるレーザ露光部は、互いに離れた両側のレーザ露光部となる。このように、中央基準にすることで、実際のプリントにおいて、基準領域(中央)と反映領域(左右)との比較が人間の視覚で行い易くなる。そのため、使用するに従い徐々にズレが発生してきた場合でも、早い段階でズレを発見し、修正作業を行うことができるようになる。
請求項1記載の発明によれば、算出手段が、所定の露光量に対するテストプリント手段によってプリントされたテストパターン画像の濃度の変化分、およびこの変化分に対応して他のレーザ露光部の露光ビームの露光量を、1のレーザ露光部の露光ビームでプリントされる画像の濃度に一致させる相関補正量を算出し、記憶手段に記憶するので、予め各レーザ露光部の相関補正量の対応関係を把握しておくことができる。
請求項2記載の発明によれば、操作部を介してテストプリント手段の動作を外部から指示可能としたので、所望の時点で露光量調整の支持を行なうことができる。
請求項3記載の発明によれば、記憶手段が、感光材の種類、現像液の種類、レーザ露光部の環境温度条件の少なくとも1種類の要因について相関補正量を複数種類記憶しているので、感光材の種類や現像液の種類の変更、あるいは環境温度条件の変化に対応して、露光量の調整が可能となり、各要因に対して適切な露光量の下で画像のプリントを行うことができる。
請求項4記載の発明によれば、相関補正量により露光量の調整が行われるレーザ露光部は、互いに離れた両側のレーザ露光部となる。このように、中央基準にすることで、実際のプリントにおいて、基準領域(中央)と反映領域(左右)との比較が人間の視覚で行い易くなる。そのため、使用するに従い徐々にズレが発生してきた場合でも、早い段階でズレを発見し、修正作業を行うことができるようになる。
図1は、本発明に係る画像形成装置の一実施形態を示す写真処理装置1の全体構成図である。写真処理装置1は、例えば図略のスキャナでフィルムの各コマの撮影像を取り込んで得られた画像データ、あるいはコンピュータや外部メモリなどから転送されてきた画像データに基づいて、写真感光材である感光材Pを露光してこの感光材P上に所定の画像を形成するレーザ露光ユニット10を備える。レーザ露光ユニット10は、写真処理装置1のハウジング1aの内部1bにおける、感光材Pを搬送するコンベア2上の露光位置と対向する位置に配設されている。コンベア(感光材搬送部)2は、搬送方向に沿って配置された複数組の搬送ローラ対2a並びにガイドレール2bなどで構成されている。
また、ハウジング1aの上面には、ロール状に巻回された感光材Pをそれぞれ収納する複数のマガジン、例えばマガジン3及び4が設けられている。マガジン3及び4に収納されている感光材Pの種類を検出するために、センサ3a及び4aが、それぞれマガジン3及び4とハウジング1aの上面とに対向配置されている。センサ3a及び4aは、例えばマガジン3、4側に所定ビットのコードを表現するための複数個のマグネットがライン配置され、ハウジング1a側で、このビットコードを認識する磁気センサ部を備えてなるものである。さらに、ハウジング1aの上面には、必要に応じて露光後のテストチャートを読み取り、R、G、B各色(各光)に対する濃度の測定値を測定検査等に供する測色計5が設けられている。
ハウジング1a、マガジン3及び4はそれぞれ暗箱であり、感光材Pの先端部は、それぞれマガジン3及び4からハウジング1aの内部1bに引き出されている。感光材Pは、ハウジング1aの内部1bに設けられたカッタ6により所定の大きさ(長さ)に切断される。以下、所定の長さに切断された感光材Pを感光材片P1という。感光材片P1は、ハウジング1aの内部1bにおいて、コンベア2によって露光位置から現像ユニット7へ、さらに下流へ搬送される。
現像ユニット7は、それぞれ現像液、定着液、漂白液及び安定化液を収容するための複数のタンク7a、7b、7c、7dを有している。レーザ露光ユニット10によって露光された感光材片P1が現像ユニット7を搬送されると潜像が現像され、感光材片P1の感光面上に画像が形成される。画像の形成された感光材片P1は、乾燥ユニット8によって乾燥されてハウジング1aの内部1bから排出される。排出された感光材片P1は、ハウジング1aの上面に設けられたソータ9上に積載される。
写真処理装置1は、ハウジング1aに設けられた制御ユニット20の他、この制御部20と接続される、CRTやLCDなどのモニタ31、キーボード32及びマウス33を有し、内部にマイクロコンピュータ等の制御部を備える端末部30を備え、これらによって、ユーザは所定の命令(コマンド)やデータを入力したり、感光材Pの現像に関する情報を確認することができる。端末部30は、写真処理装置1のハウジング1aとは別に設けられてもよいし、ハウジング1aと一体に設けられてもよい。
図2は、レーザ露光ユニットの構成の一例を示す図である。レーザ露光ユニット10は、本実施形態では3台のレーザ露光部11、12、13から構成され、それぞれは例えば箱形を有する各筐体内に個別に収納されている。3台のレーザ露光部11、12、13は同一構成を有する。以下では、レーザ露光部11を代表にして説明する。
レーザ露光部11はそれぞれ固有の波長を有する、光の3原色であるR(赤)、G(緑)、B(青)波長帯のレーザ光を出力する3個のレーザ光源110R、110G及び110Bを備える。
また、レーザ露光部11は、レーザ光源110R、110G及び110Bからの各レーザ光の各光路上に、集光レンズを介して音響光学変調素子(Acousto-Optic Modulator)などの光変調素子(以降、AOMという)111R、111G及び111Bが配設され、その下流側にスリット板を介してミラー112R、112G、112Bが配設されている。ミラー112R、112G、112B及びミラー113は、レーザ光源110R、110G及び110Bから出射されたレーザ光をポリゴンミラー115の方向に反射させるものである。
ミラー112Rは全反射ミラーであり、レーザ光源110Rから出力された赤色レーザ光をミラー112G側に反射する。ミラー112Gはハーフミラーであり、赤色レーザ光を透過させると共に、レーザ光源110Gから出力された緑色レーザ光をミラー112B側に反射する。ミラー112Bはハーフミラーであり、赤色レーザ光及び緑色レーザ光を透過させると共に、レーザ光源110Bから出力された青色レーザ光をミラー113側に反射する。3本のレーザ光はミラー112Bで重畳(合波)される。
ポリゴンミラー115は、パルスモータ等のポリゴンドライバ114によって例えば矢印で示す方向に一定速度(例えば1万〜2万rpm)で回転しており、レーザ光を所定の範囲の方向に反射する。このポリゴンミラー115は、周方向に所定枚数の反射面(ミラー)が均等配置されており、入光してくるレーザー光を回転中の反射面から各反射面ごとに順番に所定方向に反射(偏向)するように構成されている。ポリゴンミラー115の前方にはfθレンズ116が設けられており、ポリゴンミラー115とfθレンズ116とで、感光材片P1上、レーザビームを矢印Aで示す主走査方向に等速で偏向させる。感光材片P1は、コンベア2によって図2の紙面に対して垂直な方向に搬送される。従って、光変調されたレーザ光の走査によって感光材片P1の感光面が幅方向に露光される。
レーザ露光部12、13も同様に感光材片P1の幅方向の所定領域に光変調されたレーザ光を走査する。各レーザ露光部11、12、13からのレーザ光の走査は同一ライン状(あるいは千鳥状)となるように光軸が平行に設定され、かつ走査範囲が感光材片P1上で一部重複するように設定されている(図2参照)。
さらに、fθレンズ116の出射側であって、画像露光領域の直近の主走査方向Aの上流側には、レーザ光を同期センサ117側に反射するためのミラー118が設けられている。同期センサ117は、例えばフォトダイオード(PD)等の受光素子などで構成され、例えば赤色のレーザ光あるいは3色全てを受光することにより、画像の露光開始のための同期信号を出力する。
レーザ露光部11は、各レーザ光の強度がそれぞれ一定となるように設定されている。レーザ光源110R、110G、110Bから出射された各レーザ光の強度は、画像データを構成するR、G及びBの各成分の濃度階調に応じて、それぞれAOM111R、111G、111Bによって強度が変調される。
写真処理装置1は、全体の動作を制御するためのCPUなどからなる主制御部200を備える。主制御部200には、画像処理部203、画像データの入出力タイミングを制御するタイミング制御部240、及び内部にポリゴン用クロック発生器250aを備えてポリゴンドライバ114(124、134)に対する回転制御指示を行うポリゴン制御部250が接続されている。
レーザ駆動部110は、主制御部200とレーザ光源110R、110G、110Bとの間に接続されており、レーザ光源110R、110G、110Bから出力されるレーザビームの出射強度を所定の一定レベルに維持制御するものである。
画像処理部203は、図3に示すように露光領域決定部2031と画処理部2032とを有し、プリントするべき各色の画像データの主走査方向での分割処理及び各画像データに対する必要な階調濃度補正処理、及び必要な補正処理後の画像データの一時的な記憶を行うものである。画像データは、例えば1枚の写真画像データであり、RGB各色毎に、1ラインを構成する複数の画素データを複数ライン分有する二次元の画像データである。そして、画像処理部203はライン毎の各色の画像データをタイミング制御部240からのクロック信号を受けて1ライン分の画像データを順次1画素ずつ画像転送部210、ここではラインメモリ211R、211G、211Bへ出力する。
ラインメモリ211R、211G、211Bはタイミング制御部240からのクロック信号を受けて、各色の1ライン分の画像データをシリアルに記憶すると共に、同期センサ117からの検出信号に基づいて開始されるレーザ光による感光材への露光動作と同期して1画素ずつ順次に読み出すものである。
AOMドライバ212R、212G、212Bは、各色の画素データの階調濃度データに応じてAOM111R、111G、111Bを通過する各色のレーザ光の強度を変調するように制御するものである。AOM111R、111G、111Bは、図略の音響光学素子、超音波振動子及び光変調素子駆動部などで構成される。光変調素子駆動部から供給された駆動信号により超音波振動子が駆動されると、音響光学素子の内部に回折格子として機能する周期的な屈折率の変化が生じる。レーザ光がAOM111R、111G、111Bに入射されると、レーザ光は超音波振動により生じた回折格子によるブラッグ反射によって回折され、0次回折光及び1次回折光として出射する。0次回折光はスリット板の壁によりシールドされ、1次回折光がスリット板を通過してミラー112R、112G、112Bに入射する。
タイミング制御部240は、コンベア2により搬送される感光材片P1の先端が写真プリントを開始する位置(露光開始位置)まで搬送されてきたことをペーパー位置センサ2cからの検出信号で検出すると、露光動作を開始する。また、タイミング制御部240は、ポリゴンドライバ114からの図略のロータリーエンコーダ等の回転量検出手段からの回転パルスのパルス周期を検出し、パルス周期が安定している、すなわちポリゴンミラー115が定速回転していることを確認するものである。さらに、タイミング制御部240は、前記ペーパー位置センサ2cからの検出信号が入力され、かつポリゴンミラー115が定速回転していることの確認後、同期センサ117、127、137からの各検出信号(本実施形態ではR色のレーザ光の検出)を受ける毎に、所定のタイミングでラインメモリ211R〜211B、221R〜221B、231R〜231B及びAOMドライバ212R〜212B、222R〜222B、232R〜232Bに対して転送開始信号を出力する。画像処理部203は、転送開始信号が出力される毎に順次1ライン分の画素信号をラインメモリ211R〜211B、221R〜221B、231R〜231Bに読み出すものである。
図3は、画像処理及び露光処理部分の機能ブロック図である。画像入力部400は前述したように、フィルムの画像を光学的に読み取る装置、あるいは外部メモリ等から画像データを取得するネットワーク部を想定したものである。
画像処理部203は、画像入力部400から画像保存部401を介して入力されるプリント対象の各画像を主走査方向において、レーザ露光部11、12、13がそれぞれ分担する予め設定された各走査域に対応して3区分に分割する露光領域決定部2031と、分割された各画像に対して、分割領域のつなぎ目に対して画像データの濃度値を所定のシェーディング係数で補正し、補正後の各画像データをそれぞれのメモリ部分に一時的に記憶する画処理部2032(補正手段)とを備えている。露光領域決定部2031は、各レーザ露光部11、12、13の各分担領域に所定ドット分だけ設定された一部重複する領域を設定するものである。画処理部2032は、例えば、プリント対象の画像データに対してシェーディング補正や入出力階調補正用のガンマ(γ)補正を施すためのものであり、本実施形態では、ガンマ補正のための補正データは更新可能なLUT(ルックアップテーブル)に書き込まれるようになっている。
ここで、ガンマ補正のための元データの取得行程について説明する。
元データ取得処理部500は、端末部30からの元データの取得指示、すなわちテストパターンのプリント支持に応じて測色計5で測定された測定データを一時的に取得するメモリを有する測定データ取得部501、取得した測定データから、各レーザ露光部11、12、13のガンマ特性データを算出する補正値演算部502(算出手段)を備える。補正値設定部601は、補正値演算部502で得られたデータから、レーザ露光部11、12、13間の相関補正値を算出するものであり、相関関係記憶部602は、設定された相関補正値を記憶するメモリである。
前記元データ取得行程に使用されるテストパターンは、濃度レベルが、例えば階調0−255とした場合に、これを所定の、例えば16段階(各色毎でもよいが、ここでは各色を混色したグレーバランスが取られた濃度)に分け、各分割階調内で所定濃度値が代表として設定されたチャートである。この行程では、テストパターンデータ保存部402から出力されたテストパターンデータがレーザ露光部11、12、13によって1枚ずつ感光材P1上で、かつ測光精度を考慮して各段階分について所定の面積分ずつプリントされる。
測色計5は各感光材にプリントされたテストパターン画像の各濃度階調部分の濃度データを順次測定する。元データ取得処理部500は、測色計5からの測定結果を測定データ取得部501で取得し、次いで補正値演算部502でテストパターンを形成する複数段階の各々の所定の階調値(すなわち入力値に相当)と、濃度データ取得501からの測定結果である濃度階調値(すなわち出力値に相当)との関係、すなわちガンマ特性を前記複数段階分について、かつ各レーザ露光部11、12、13毎に算出する。この処理は、各レーザ露光部11、12、13によりプリントされたテストパターン画像のそれぞれについて行われる。そして、このデータは各ガンマ補正データとして画処理部2032の所定の記憶部(LUT)に格納されている。
補正値設定部601は、レーザ露光部11、12、13のうちのいずれかを基準にした相関データを算出するもので、本実施形態では、主走査方向の中央に位置するレーザ露光部12でプリントされたテストパターン画像を基準とする。相関データの算出は、例えば基準(レーザ露光部12)のテストパターン画像の測定結果において、今、入力階調“200”に対して出力階調“160”とし、一方、レーザ露光部11のテストパターン画像の測定結果における入力階調“200”に対する出力階調が“180”で、レーザ露光部13のテストパターン画像の測定結果における入力階調“200”に対して出力階調が“140”であったとする。上記のうち、レーザ露光部12の計測データはガンマ特性として画処理部2032のLUTに格納される。上記入出力関係においては、レーザ露光部12では(200/160)が基準の比率となり、これに基づき、レーザ露光部11では(200/160)×(160/180)が相関比率となり、レーザ露光部13では(200/160)×(160/140)が相関比率となり、すなわち、レーザ露光部11、13の入出力階調の基準比率及びその相関比率は、(200/160)×(160/180)、(200/160)、(200/160)×(160/140)となる。
この比率の活用方法は、以下のようになる。すなわち、各ガンマ特性データをLUTに格納し、かつ前記入出力階調比率及びその相関比率の取得後のある時点で、レーザ露光部12のガンマ特性を検査したときに、補正値が(200/150)であったとする。このとき、レーザ露光部12の変化は、元データの(200/160)から(200/150)に変わったのであるから、元データの(200/160)から見ると、その変化分は、(200/160)×(160/150)となる。一方、検査を省いたレーザ露光部11、13に対しても、レーザ露光部12と同様な比率で変化が生じていると考えられることから、この変化率(160/150)を利用して、レーザ露光部11では(200/160)×(160/180)×(160/150)、レーザ露光部13では(200/160)×(160/140)×(160/150)となる。これらを相関関係乃至は相関補正値という。これらの相関関係乃至は相関補正値は補正値設定部601で算出された後、相関関係補正部602に記憶される。
なお、初期設定時に、レーザ露光部11、12、13の各ガンマ特性を取得して、そのうちの基準のレーザ露光部12のガンマ特性を基本情報として記憶しておき、後に、この基本ガンマ特性を用いて、レーザ露光部12の変化分に応じて、各レーザ露光部11、12、13に対する補正値及び相関補正値を設定して、相関関係記憶部602に記憶すると共に、相関関係記憶部602の各レーザ露光部11、12、13毎の補正値及び相関補正値を初期設定時の基準ガンマ特性に乗算して、画処理部2302内の更新可能な3つの、すなわち各レーザ露光部11、12、13に対応するLUTに新たなそれぞれのガンマ特性として更新すればよい。
なお、上記処理は、前述の16段階の内の1つの入力階調値についての説明であったが、この実施形態における補正値及び相関補正値を算出する処理及び後の検査に基づく新たなガンマ特性の作成処理は、前述の16段階の全てについてのことで、精度のよいガンマ特性が得られる。このようにすることで、後の検査時においては、他のレーザ露光装置11、13についての検査を省略することが可能となり、この結果、後の検査工程が迅速容易となる他、感光材の消費を軽減できるという利点がある。
また、装置の設置環境(温度)によって、前記ガンマ特性は変わる可能性がある。そこで、予め所定の温度毎に上記と同様な処理を行って、複数の基準ガンマ特性、補正値及び相関補正値を取得して画処理部2032のLUTに予め格納しておき、後の検査時に、図略の温度計からの温度データに従って、測定温度に対応する情報を元に、新たなガンマ特性を作成すれば更に精度が向上する。同様に、現像液の交換からの使用時間によって、さらには感光材の種類、主には材質や製造メーカ毎によって、同様の処理乃至は操作を施せば、精度向上が一層図れる。これらの場合、現像液の交換からの使用時間に関しては、交換時点から計時を行うタイマに情報を利用すればよく、感光材の種類、主には材質や製造メーカに関してはマガジンの種別を行うためのセンサ3a及び4aからの識別情報を利用すればよい。
また、本実施形態では、主走査方向の中央に位置するレーザ露光部12を基準とし、互いに離間した分担領域に対して相関補正を施すことで、仮に相関補正後の出力濃度に多少の差が生じても目立たないようにしているが、本発明は、主走査方向に対する分担領域の数に関係なく、互いに隣接する分担領域に対して相関補正を施す態様としてもよい。
画像転送部210は、画像処理部203で処理された画像データをレーザ露光部11、12、13に同期して出力ものであり、タイミング制御部240からのクロック信号を受けて、ラインメモリ211R〜B、221R〜B、231R〜Bからなる画像転送部210において1ライン分の各色の画像データを、順次1画素ずつ各レーザ露光部11、12、13に同期して出力する。
なお、本発明は、以下の態様が採用可能である。
すなわち、補正手段は、相関関係記憶部602に記憶された相関補正量を用いて他のレーザ露光部の露光ビームの露光量を補正する画処理部2032だけに限定されない。記憶手段に記憶された相関補正量を用いて他のレーザ露光部の露光ビームの露光量を補正するものであれば、画処理部2032に補正値設定部601を含めたものも補正手段として採用可能であるなど、種々の設計変更が可能である。
なお、ラインメモリは2ライン分有し、かつ画像処理部203からの1ライン分のデータが各ラインに交互に転送されるようにすると共に、転出を反対側の1ライン側から行うようにすることが処理効率上好ましい。また、分担するレーザ露光部の台数は3台に限定されず、2台でもよく、あるいは4台又はそれ以上の所定台数であってもよく、任意のタイプが採用可能である。また、レーザ露光ユニット10は、各レーザ露光部を共通の筐体内に収納する態様でもよい。
本発明に係る画像形成装置の一実施形態を示す写真処理装置の全体構成図である。 レーザ露光ユニットの構成の一例を示す図である。 画像処理及び露光処理部分の機能ブロック図である。
符号の説明
1 写真処理装置(画像形成装置)
11、12、13 レーザ露光部
30 端末部(操作部)
500 元データ取得処理部(テストプリント手段)
501 測定データ取得部(濃度測定手段)
502 補正値演算部(算出手段)
602 相関関係記憶部(記憶手段)
2032 画処理部(補正手段)

Claims (4)

  1. 所定の走査領域を複数のレーザ露光部の露光ビームで分担して走査する画像形成装置において、
    前記複数のレーザ露光部のうちの1のレーザ露光部から未飽和の所定の露光量を有する露光ビームで感光材上にテストパターンをプリントするテストプリント手段と、前記感光材にプリントされたテストパターンの画像の濃度を測定する濃度測定手段と、前記所定の露光量に対するプリントされたテストパターンの濃度の変化分、およびこの変化分に対応して他のレーザ露光部の露光ビームの露光量を、前記1のレーザ露光部の露光ビームでプリントされる画像の濃度に一致させる相関補正量を算出して記憶手段に記憶させる算出手段と、画像形成時に前記1のレーザ露光部の露光ビームの露光量を前記変化分だけ補正するとともに前記記憶手段に記憶された相関補正量を用いて他のレーザ露光部の露光ビームの露光量を補正する補正手段とを備えた画像形成装置。
  2. 前記テストプリント手段の動作を外部から指示可能な操作部を備える請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記記憶手段は、感光材の種類、現像液の種類、レーザ露光部の環境温度条件の少なくとも1種類の要因について前記相関補正量を複数種類記憶しているものである請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記レーザ露光部は3台設けられ、前記1のレーザ露光部は、前記所定の走査領域のうち中央の走査域を分担するものである請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
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