JP2008195019A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008195019A
JP2008195019A JP2007034968A JP2007034968A JP2008195019A JP 2008195019 A JP2008195019 A JP 2008195019A JP 2007034968 A JP2007034968 A JP 2007034968A JP 2007034968 A JP2007034968 A JP 2007034968A JP 2008195019 A JP2008195019 A JP 2008195019A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exposure
temperature
laser
unit
laser exposure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2007034968A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoyuki Ishii
智之 石井
Takuya Yamamoto
卓也 山本
Takeshi Nishihara
猛 西原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Noritsu Koki Co Ltd
Original Assignee
Noritsu Koki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Noritsu Koki Co Ltd filed Critical Noritsu Koki Co Ltd
Priority to JP2007034968A priority Critical patent/JP2008195019A/ja
Publication of JP2008195019A publication Critical patent/JP2008195019A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Facsimile Heads (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • Laser Beam Printer (AREA)
  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)

Abstract

【課題】分担する走査領域のつなぎ目の濃度むらを極力抑制する。
【解決手段】所定の走査領域を複数のレーザ露光部の露光ビームで分担して走査する画像形成装置で、複数のレーザ露光部11,12,13の温度をそれぞれ測定する温度測定部312,321,331と、各レーザ露光部をそれぞれ予め設定された温度に調整する温調部312,322,332と、露光ビームの出力の温度特性を用いて温度測定部での測定温度に対して各レーザ露光部を各設定温度での設定露光量に補正するべく画像データの値を変換する露光量制御部202及び画像処理部203と、露光ビームの出力を露光量制御部及び画像処理部からの画像データで変調する、レーザ露光部内に設けられた変調部AOMドライバ212R〜212B,222R〜222B,232R〜232B、及びAOM111R〜111B,121R〜121B,131R〜131Bとを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、所定の走査領域を複数の露光ビームで分担して走査する露光装置を有する画像形成装置に関する。
レーザ発光源からのレーザ光をポリゴンミラーを用いて偏向させることで印画紙上を露光走査すると共に、このレーザ光をAOM(音響光学変換素子)を用いて写真等の画像データで変調することで印画紙上に写真画像を形成する露光装置を備えた画像形成装置が知られている。露光装置のうち、特にレーザ発光源はレーザ出力パワーの温度特性が大きいことから、ペルチエ素子などを利用した温度調整手段が設けられていた。
近年、かかる画像形成装置を用いてポスター等、比較的大サイズの写真プリントを作成する要請がある。すなわち、広幅の印画紙の幅方向全領域にレーザ光を走査させる必要があり、そのためには、ポリゴンミラーで偏向されたレーザ光をより広い領域で走査させる方法や走査領域を複数の露光装置で分担する方法が考えられる。前者の方法は、ポリゴンミラーから印画紙への露光位置までの距離を長くする必要があり、光路長方向に装置の大型化を招来する。さらに、fθレンズは光学的精度が求められることから、大サイズのものを採用すると、勢い高価となり、コストアップを招く。
特許文献1,2には、後者の、複数の露光装置を採用した画像形成装置が記載されている。この画像形成装置は走査領域を2台又は3台の露光装置で分担するものである。このように構成すれば、装置の光路長方向の大型化はほとんどないという利点がある。
特開平3−98066号公報 特開2006−264220号公報
複数の露光装置を用いる場合、レーザ発光源の温度特性が大きいことから、各露光装置に対する温度管理が高精度で行われなければ、各露光装置が受け持つ走査領域のつなぎ目で濃度むらを生じ、画像品質を低下させることとなる。またレーザ発光源の個体差を考慮すると、各露光装置に対する温度管理は一層重要となる。
本発明は上記に鑑みてなされたもので、複数の露光装置の温度調整を行うと共に、温度調整範囲で濃度補正を行うことで、分担する走査領域のつなぎ目の濃度むらを極力抑制する画像形成装置を提供することを目的とするものである。
請求項1に記載の発明は、所定の走査領域を複数のレーザ露光部の露光ビームで分担して走査する画像形成装置において、前記複数のレーザ露光部の温度をそれぞれ測定する温度測定手段と、各レーザ露光部をそれぞれ予め設定された温度に調整する温度調整手段と、前記露光ビームの出力の温度特性を用いて温度測定手段での測定温度に対して前記各レーザ露光部を前記各設定温度での設定露光量に補正するべく前記画像データの値を変換する露光量制御手段と、前記露光ビームの出力を前記露光量制御手段からの画像データで変調する、前記レーザ露光部内に設けられた変調部とを備えたものである。
この構成によれば、印画紙の幅寸法に相当する、所定の走査領域が複数のレーザ露光部からの露光ビームで分担して走査される。各レーザ露光部は露光ビームの光量が画像データによって変調部で強度変調される。複数のレーザ露光部は温度測定手段でそれぞれ温度が測定され、各レーザ露光部は温度調整手段によってそれぞれ予め設定された温度に調整される。温度とレーザ露光部の露光ビームの出力との関係、すなわち露光ビーム出力の温度特性を用いて各温度測定手段で測定された温度から各レーザ露光部が各設定温度での設定出力(露光量)となるよう、露光量制御手段によって変調部での強度変調が制御される。従って、各レーザ露光部は温度管理されつつも、温度ずれ分に対しては、露光ビーム出力の温度特性から各レーザ露光部は設定温度でのそれぞれ等しい露光量(設定露光量)となるよう露光ビームの出力(強度)が補正されるので、複数のレーザ露光部が受け持つ各走査範囲のつなぎ目での濃度(露光量)は等しくなり、この境界部分での濃度むらの発生が抑制される。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、前記温度調整手段が前記複数のレーザ露光部をそれぞれ温度調整するものであることを特徴とする。この構成によれば、複数のレーザ露光部はそれぞれの温度調整手段で温度調整されるので、それぞれのレーザ露光部は、個体差等の特性差が反映された態様で、より精度良く温度管理される。従って、温度ずれも少なく、露光量制御手段で補正する範囲も僅かで済む。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、前記温度調整手段が前記複数のレーザ露光部を一括で温度調整するものであることを特徴とする。この構成によれば、複数のレーザ露光部は1台の温度調整手段で温度調整され、各レーザ露光部の個体差等の特性差は露光量調整手段によって調整されることで吸収され、温度調整手段の構成は簡易化される。
請求項1記載の発明によれば、各レーザ露光部を温度管理しつつ、温度ずれ分に対して、露光ビーム出力の温度特性から各レーザ露光部を設定温度でのそれぞれ等しい露光量(設定露光量)となるよう露光ビームの出力(強度)を補正するので、複数のレーザ露光部が受け持つ各走査範囲のつなぎ目での濃度(露光量)を等しくでき、この部分での濃度むらを抑制することができる。
請求項2記載の発明によれば、複数のレーザ露光部をそれぞれの温度調整手段で温度調整するので、それぞれのレーザ露光部を個体差等の特性差を含めて、より精度良く温度管理することができる。従って、温度ずれも少なく、露光量制御手段で補正する範囲も僅かで済む。
請求項3記載の発明によれば、複数のレーザ露光部を1台の温度調整手段で温度調整し、各レーザ露光部の個体差等の特性差を露光量調整手段によって調整することで吸収され、温度調整手段の構成を簡易化できる。
図1は、本発明に係る画像形成装置の一実施形態を示す写真処理装置1の全体構成図である。写真処理装置1は、例えば図略のスキャナでフィルムの各コマの撮影像を取り込んで得られた画像データ、あるいはコンピュータや外部メモリなどから転送されてきた画像データに基づいて、写真印画紙である感光材Pを露光してこの感光材P上に所定の画像を形成するレーザ露光ユニット10を備える。レーザ露光ユニット10は、写真処理装置1のハウジング1aの内部1bにおける、感光材Pを搬送するコンベア2上の露光位置と対向する位置に配設されている。コンベア(感光材搬送部)2は、搬送方向に沿って配置された複数組の搬送ローラ対2a並びにガイドレール2bなどで構成されている。
また、ハウジング1aの上面には、ロール状に巻回された感光材1をそれぞれ収納する複数のマガジン、例えばマガジン3及び4が設けられている。マガジン3及び4に収納されている感光材Pの種類を検出するために、センサ3a及び4aが、それぞれマガジン3及び4とハウジング1aの上面とに対向配置されている。センサ3a及び4aは、例えばマガジン3,4側に所定ビットを表現するための複数個のマグネットがライン配置され、ハウジング1a側で、このビットコードを認識する磁気センサ部を備えてなるものである。さらに、ハウジング1aの上面には、後述する露光後のテストチャートを読み取り、R、G、B各色(各光)に対する濃度を測定するための測色計5が設けられている。
ハウジング1a、マガジン3及び4はそれぞれ暗箱であり、感光材Pの先端部は、それぞれマガジン3及び4からハウジング1aの内部1bに引き出されている。感光材Pは、ハウジング1aの内部1bに設けられたカッタ6により所定の大きさ(長さ)に切断される。以下、所定の長さに切断された感光材Pを感光材片P1という。感光材片P1は、ハウジング1aの内部1bにおいて、コンベア2によって露光位置から現像ユニット7へ、さらに下流へ搬送される。
現像ユニット7は、それぞれ現像液、定着液、漂白液及び安定化液を収容するための複数のタンク7a、7b、7c、7dを有している。レーザ露光ユニット10によって露光された感光材片P1が現像ユニット7を搬送されると潜像が現像され、感光材片P1の感光面上に画像が形成される。画像の形成された感光材片P1は、乾燥ユニット8によって乾燥されてハウジング1aの内部1bから排出される。排出された感光材片P1は、ハウジング1aの上面に設けられたソータ9上に積載される。
写真処理装置1は、ハウジング1aに設けられた制御ユニット20の他、この制御部20と接続される、CRTやLCDなどのモニタ31、キーボード32及びマウス33を有し、内部にマイクロコンピュータ等の制御部を備える端末部30を備え、これらによって、ユーザは所定の命令(コマンド)やデータを入力したり、感光材Pの現像に関する情報を確認することができる。端末部30は、写真処理装置1のハウジング1aとは別に設けられてもよいし、ハウジング1aと一体に設けられてもよい。
図2は、レーザ露光ユニットの構成の一例を示す図である。レーザ露光ユニット10は、本実施形態では3台のレーザ露光部11,12,13から構成され、それぞれは例えば箱形を有する各筐体内に個別に収納されている。3台のレーザ露光部11,12,13は同一構成を有する。以下では、レーザ露光部11を代表にして説明する。
レーザ露光部11はそれぞれ固有の波長を有する、光の3原色であるR(赤)、G(緑)、B(青)波長帯のレーザ光を出力する3個のレーザ光源110R、110G及び110Bを備える。
また、レーザ露光部11は、レーザ光源110R、110G及び110Bからの各レーザ光の各光路上に、集光レンズを介して音響光学変調素子(Acousto-Optic Modulator)などの光変調素子(以降、AOMという)111R、111G及び111Bが配設され、その下流側にスリット板を介してミラー112R,112G,112Bが配設されている。ミラー112R、112G、112B及びミラー113は、レーザ光源110R、110G及び110Bから出射されたレーザ光をポリゴンミラー114の方向に反射させるものである。
ミラー112Rは全反射ミラーであり、レーザ光源110Rから出力された赤色レーザ光をミラー112G側に反射する。ミラー112Gはハーフミラーであり、赤色レーザ光を透過させると共に、レーザ光源110Gから出力された緑色レーザ光をミラー112B側に反射する。ミラー112Bはハーフミラーであり、赤色レーザ光及び緑色レーザ光を透過させると共に、レーザ光源110Bから出力された青色レーザ光をミラー113側に反射する。3本のレーザ光はミラー112Bで重畳(合波)される。
ポリゴンミラー114は、パルスモータ等のポリゴンドライバ115によって例えば矢印で示す方向に一定速度(例えば1万〜2万rpm)で回転しており、レーザ光を所定の範囲の方向に反射する。ポリゴンミラー114の前方にはfθレンズ116が設けられており、ポリゴンミラー114とfθレンズ116とで、感光材片P1上、レーザビームを矢印Aで示す主走査方向に等速で偏向させる。感光材片P1は、コンベア2によって図2の紙面に対して垂直な方向に搬送される。従って、光変調されたレーザ光の走査によって感光材片P1の感光面が幅方向に露光される。
レーザ露光部12,13も同様に感光材片P1の幅方向の所定領域に光変調されたレーザ光を走査する。各レーザ露光部11,12,13からのレーザ光の走査は同一ライン状(あるいは千鳥状)となるように光軸が設定され、かつ走査範囲が感光材片P1上で一部重複するように設定されている(図2参照)。
さらに、fθレンズ116の出射側であって、画像露光領域の直近の主走査方向Bの上流側には、レーザ光を同期センサ117側に反射するためのミラー118が設けられている。同期センサ117は、例えばフォトダイオード(PD)等の受光素子などで構成され、例えば赤色のレーザ光あるいは3色全てを受光することにより、画像の露光開始のための同期信号を出力する。
レーザ露光部11は、各レーザ光の強度がそれぞれ一定となるように設定されている。レーザ光源110R、110G、110Bから出射された各レーザ光の強度は、画像データを構成するR、G及びBの各成分の濃度階調に応じて、それぞれAOM111R、111G、111Bによって強度が変調される。
写真処理装置1は、全体の動作を制御するためのCPUなどからなる主制御部200を備える。主制御部200には、画像処理部203、画像データの入出力タイミングを制御するタイミング制御部240、及び内部にポリゴン用クロック発生器250aを備えてポリゴンドライバ114(124,134)に対する回転制御指示を行うポリゴン制御部250が接続されている。
レーザ駆動部110は、主制御部200とレーザ光源110R、110G、110Bとの間に接続されており、レーザ光源110R、110G、110Bから出力されるレーザビームの出射強度を所定の一定レベルに維持制御するものである。
画像処理部203は、図3に示すように露光領域決定部2031と画処理部2032とを有し、プリントするべき各色の画像データの主走査方向での分割処理及び各画像データに対する必要な階調濃度補正処理、及び必要な補正処理後の画像データの一時的な記憶を行うものである。画像データは、例えば1枚の写真画像データであり、RGB各色毎に、1ラインを構成する複数の画素データを複数ライン分有する二次元の画像データである。そして、画像処理部203はライン毎の各色の画像データをタイミング制御部240からのクロック信号を受けてライン単位で、あるいは1ライン分の画像データを順次1画素ずつ画像転送部210、ここではラインメモリ211R,211G,211Bへ出力する。ラインメモリ211R,211G,211Bはタイミング制御部240からのクロック信号を受けて、各色の1ライン分の画像データをシリアルに記憶すると共に、同期センサ117からの検出信号に基づいて開始されるレーザ光による印画紙への露光動作と同期して1画素ずつ順次に読み出すものである。
AOMドライバ212R、212G、212Bは、各色の画素データの階調濃度データに応じてAOM111R、111G、111Bを通過する各色のレーザ光の強度を変調するように制御するものである。AOM111R、111G、111Bは、図略の音響光学素子、超音波振動子及び光変調素子駆動部などで構成される。光変調素子駆動部から供給された駆動信号により超音波振動子が駆動されると、音響光学素子の内部に回折格子として機能する周期的な屈折率の変化が生じる。レーザ光がAOM111R、111G、111Bに入射されると、レーザ光は超音波振動により生じた回折格子によるブラッグ反射によって回折され、0次回折光及び1次回折光として出射する。0次回折光はスリット板の壁によりシールドされ、1次回折光がスリット板を通過してミラー112R、112G、112Bに入射する。
タイミング制御部240は、コンベア2により搬送される感光材片P1の先端が写真プリントを開始する位置(露光開始位置)まで搬送されてきたことを図略の位置センサからの検出信号で検出すると、露光動作を開始する。また、タイミング制御部240は、ポリゴンドライバ115からの図略のロータリーエンコーダ等の回転量検出手段からの回転パルスのパルス周期を検出し、パルス周期が安定している、すなわちポリゴンミラー115が定速回転していることを確認するものである。さらに、タイミング制御部240は、前記位置センサからの検出信号が入力され、かつポリゴンミラー115が定速回転していることの確認後、同期センサ117、127,137からの各検出信号(本実施形態ではR色のレーザ光の検出)を受ける毎に、所定のタイミングでラインメモリ211R〜211B,221R〜221B,231R〜231B及びAOMドライバ212R〜212B,222R〜222B,232R〜232Bに対して転送開始信号を出力する。画像処理部203は、転送開始信号が出力される毎に順次1ライン分の画素信号をラインメモリ211R〜211B,221R〜221B,231R〜231Bに読み出すものである。
図3は、画像処理及び露光処理部分の機能ブロック図である。画像入力部400は前述したように、フィルムの画像を光学的に読み取る装置、あるいは外部メモリ等から画像データを取得するネットワーク部を想定したものである。
レーザ露光部11,12,13は、本実施形態では個別の筐体内に収納されており、各筐体内部には、筐体内部の温度(より具体的にはレーザ光源110R〜110B,120R〜120B,130R〜130B及びAOM111R〜111B,121R〜121B,131R〜131Bの温度)を測定する温度センサからなる温度測定部311,321,331が配置されている。また、レーザ露光部11,12,13を個別に収容する各筐体は、写真プリント装置1の適所に配置された支持部に、レーザ光源110R〜110B,120R〜120B,130R〜130B及びAOM111R〜111B,121R〜121B,131R〜131Bの温度調整(加熱及び冷却)が可能な素材、例えば冷却を受け持つペルチェ素子部、加熱を受け持つヒータ部等からなる温調部312,321,331を介して固設されている。
全体温度制御部300は、各温調部312,322,332に対して、レーザ露光部11,12,13を収納する個別の筐体内(すなわちレーザ光源110R〜110B,120R〜120B,130R〜130B及びAOM111R〜111B,121R〜121B,131R〜131B)がそれぞれの所定の設定温度となるように、温度調整信号を出力するものである。これにより、各レーザ露光部11,12,13内のレーザ光源110R〜110B,120R〜120B,130R〜130B及びAOM111R〜111B,121R〜121B,131R〜131Bの温度特性を可及的に補正するようにしている。なお、それぞれの所定の設定温度は、レーザ光の出力レベルに応じて設定されればよく、全て同一でも良く、またそれぞれ異なっていてもよい。
レーザ光源110R〜110B,120R〜120B,130R〜130B及びAOM111R〜111B,121R〜121B,131R〜131Bはそれぞれに設定された環境温度下でレーザ出力の出力が等しくなる、設定露光量に設計されている。レーザ光源110R〜110B,120R〜120B,130R〜130B及びAOM111R〜111B,121R〜121B,131R〜131Bは、一般的に、ある温度でレーザ出力が最大となり、該温度から遠ざかるにしたがって漸減するような温度特性を示す。全体露光量制御部201は各温度測定部311,321,331からの測定温度が各レーザ露光部11,12,13に予め設定された温度に対して所定の温度差以上、例えば0.1℃以上を生じると、その温度差を検出し、露光量補正のための、検出された温度差に応じた補正指示信号を露光量補正部202に出力するものである。
露光量補正部202は、レーザ光源110R〜110B,120R〜120B,130R〜130B及びAOM111R〜111B,121R〜121B,131R〜131Bの温度とAOM111R〜111B,121R〜121B,131R〜131Bからのレーザ光の出力値との関係(温度特性)を予め実験等により取得し、そのうちから、初期の設定温度を設定する。そして、それぞれの初期の設定温度では、AOM111R〜111B,121R〜121B,131R〜131Bからのレーザ光の出力値が設定露光値として互いに等しくなるものにしている。ところで、AOM111R〜111B,121R〜121B,131R〜131Bからのレーザ光の出力値は、入力される画像データの濃度値に応じて変調されたものとなる。そこで、AOM111R〜111B,121R〜121B,131R〜131Bについて、前記それぞれの設定温度以外の各温度(例えば0.1℃単位)において、前記初期の設定温度におけるAOM111R〜111B,121R〜121B,131R〜131Bからの互いに等しい出力値(初期設定値)と一致させるためのAOM111R〜111B,121R〜121B,131R〜131Bの各変調レベルを変更する補正係数を、測定値と初期設定値との逆比率として求め、例えば係数テーブル(ルックアップテーブルメモリ)を作成する。例えば、初期設定値のレーザ光の出力が初期設定値となるための変調データ(階調濃度データ)を温度毎に試験し、初期温度に対する階調濃度の変化比率として補正係数を求め得る。
これにより、各レーザ露光部11,12,13において、写真処理装置の設置場所や季節などの外部環境条件で筐体内部の温度が設定温度から多少外れて、元の温度に戻る間でも、露光量補正部202によって常に各レーザ露光部のレーザ光の露光量を設定レベルに安定させることが可能となり、この結果、後述の分担領域の境界での露光量の不連続に伴う露光の濃度むらが抑制され、この境界部分で副走査方向への不要な筋が生じることはない。特に、温調部312,322,332による温度調整動作は、フィードバック系の特性P・D・Iによる制御により多少遅延することから、例えばオーバーシュート現象などによって多少の温度差が生じている可能性があり、このような場合にも安定して各露光量を一致させられるので好適である。
画像処理部203は、画像入力部4からの入力されるプリント対象の各画像を主走査方向において、レーザ露光部11,12,13がそれぞれ分担する予め設定された各走査域に対応して3区分に分割する分割領域設定部2031と、分割された各画像に対して、前記全体露光量制御部201から補正指示信号が出力されているときに、露光量補正部202からの各補正係数に従って対応する分割された画像データの濃度値を補正(乗算)し、補正後の各画像データをそれぞれのメモリ部分に一時的に記憶させる画処理部2032とを有する。なお、露光領領域決定部2031は、予め各レーザ露光部11,12,13を用いて主走査方向に一部重複させて、連続するライン上のテストパターンをプリントし、このプリントされたテストパターンの濃度差から前記重複部を検出することで、各ローザ露光部11,12,13が分担する走査域、すなわち分担される走査域の画素のドット位置を取得し、領域情報として記憶しているものである。画像入力部400から転送されてきた画像データはこの露光領域決定部2031で分担領域情報にしたがって3分割される。
なお、本発明は、以下の態様が採用可能である。ラインメモリは2ライン分有し、かつ画像処理部からの1ライン分のデータが各ラインに交互に転送されるようにすると共に、転出を反対側の1ライン側から行うようにすることが処理効率上好ましい。また、分担するレーザ露光部の台数は3台に限定されず、2台でもよく、あるいは4台又はそれ以上の所定台数であってもよく、任意のタイプが採用可能である。また、レーザ露光ユニット10は、各レーザ露光部を共通の筐体内に収納する態様でもよい。この場合、設定温度は各レーザ露光部で等しくするのが好ましい。さらに、レーザ光源を別の温調部で管理してAOMから管理上切り離し、温調部312,322,332は各AOMを温調するものとしてもよい。
本発明に係る画像形成装置の一実施形態を示す写真処理装置の全体構成図である。 レーザ露光ユニットの構成の一例を示す図である。 画像処理及び露光処理部分の機能ブロック図である。
符号の説明
1 写真処理装置
2 コンベア
10 レーザ露光ユニット
11,12,13 レーザ露光部
11A,12A,13A 画像形成部
110 レーザ駆動部
110R〜110B,120R〜120B,130R〜130B レーザ光源
111R〜111B,121R〜121B,131R〜131B AOM
211R〜211B,221R〜221B,231R〜231B ラインメモリ
212R〜212B,222R〜222B,232R〜232B AOMドライバ
114,124,134 ポリゴンミラー
201 全体露光量制御部
202 露光量補正部
203 画像処理部
2031 露光領域決定部
2032 画処理部
210 画像転送部
300 全体温度制御部
311,321,331 温度測定部
312,322,332 温調部

Claims (3)

  1. 所定の走査領域を複数のレーザ露光部の露光ビームで分担して走査する画像形成装置において、
    前記複数のレーザ露光部の温度をそれぞれ測定する温度測定手段と、各レーザ露光部をそれぞれ予め設定された温度に調整する温度調整手段と、前記露光ビームの出力の温度特性を用いて温度測定手段での測定温度に対して前記各レーザ露光部を前記各設定温度での設定露光量に補正するべく前記画像データの値を変換する露光量制御手段と、前記露光ビームの出力を前記露光量制御手段からの画像データで変調する、前記レーザ露光部内に設けられた変調部とを備えた画像形成装置。
  2. 前記温度調整手段は、前記複数のレーザ露光部をそれぞれ温度調整するものであることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記温度調整手段は、前記複数のレーザ露光部を一括で温度調整するものであることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
JP2007034968A 2007-02-15 2007-02-15 画像形成装置 Withdrawn JP2008195019A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007034968A JP2008195019A (ja) 2007-02-15 2007-02-15 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007034968A JP2008195019A (ja) 2007-02-15 2007-02-15 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008195019A true JP2008195019A (ja) 2008-08-28

Family

ID=39754406

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007034968A Withdrawn JP2008195019A (ja) 2007-02-15 2007-02-15 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008195019A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3618521B2 (ja) 画像露光装置
JP2005035235A (ja) 画像露光装置
US20010028389A1 (en) Laser beam scanner and photographic printer using the same
JP2006053240A (ja) レーザー光変調装置
JP4492253B2 (ja) レーザー露光装置
JP2008195019A (ja) 画像形成装置
EP1154635A2 (en) Optical scanning device, image scanning method and photographic processing device
JP2008197547A (ja) 画像形成装置
JP2008195020A (ja) 画像形成装置
JP2002240350A (ja) 露光装置およびこれを備えた写真処理装置
JP2008200964A (ja) 画像形成装置
JP2003005107A (ja) レーザ光走査装置及び写真処理装置
JP2007118329A (ja) 露光方法および装置ならびにそれを用いる写真処理装置
US20060017801A1 (en) Image recording apparatus
JP2008197543A (ja) 画像形成装置
JP2008200886A (ja) 画像形成装置
JP2008203408A (ja) 画像形成装置
JP3775242B2 (ja) レーザ露光装置及び写真処理装置
JP2008207524A (ja) 画像形成装置
JP3783586B2 (ja) 露光装置
JP4635349B2 (ja) 露光装置、これを備えた写真処理装置、および露光制御方法
JP2003057576A (ja) レーザ露光装置及び写真処理装置
JP4639767B2 (ja) カラープリント装置のレーザ光走査調整方法
JP2007333633A (ja) テストプリント及びテストプリント測色装置
JP2003005297A (ja) 写真処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20100511