JP2008203408A - 画像形成装置 - Google Patents

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藤吾 木下
Junji Yamada
純司 山田
Hiroki Iwasaki
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Hiroyuki Kobayashi
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Abstract

【課題】一部重複域を有する複数のレーザ露光部を備えた画像形成装置において、一部重複域に僅かな濃淡パターンができる場合でも、複雑な光変調器の変調調節を行うことなく、一部重複域の濃淡パターンを視認できないものにすることができる。
【解決手段】互いに隣接するレーザ露光部11、12、13を用いて各分担走査域に画像形成を行わせる画像形成手段(出力コントロール部205)と、一部重複域に形成された画像から得られる該一部重複域における濃淡パターンと同一の濃淡パターンを、一部重複域と同間隔で、かつ第1の方向と直交する第2の方向に設定するシェーディング補正手段とを備え、画像形成手段は、シェーディング補正手段によって設定された濃淡パターンに従って画像データを補正する。
【選択図】図3

Description

本発明は、所定の走査領域を複数のレーザ露光部の露光ビームで分担して操作する画像形成装置に関する。
レーザ発光源からのレーザ光をポリゴンミラーを用いて偏向させることで感光材上を露光走査すると共に、このレーザ光をAOM(音響光学変換素子)を用いて写真等の画像データで変調することで感光材上に写真画像を形成するレーザ露光部を備えた画像形成装置が知られている。
近年、かかる画像形成装置を用いてポスター等、比較的大サイズの写真プリントを作成する要請がある。すなわち、広幅の感光材の幅方向全領域にレーザ光を走査させる必要があり、そのためには、ポリゴンミラーで偏向されたレーザ光をより広い領域で走査させる方法や走査領域を複数のレーザ露光部で分担する方法が考えられる。前者の方法は、ポリゴンミラーから感光材への露光位置までの距離を長くする必要があり、光路長方向に装置の大型化を招来する。さらに、fθレンズは光学的精度が求められることから、大サイズのものを採用すると、勢い高価となり、コストアップを招く。
特許文献1には、後者の、複数のレーザ露光部を採用した光ビーム走査装置が記載されている。この光ビーム走査装置は走査領域を2台又は3台のレーザ露光部で分担するものであり、第1の露光ビームと第2の露光ビームとが互いに反比例して増大または減少することにより第1の露光ビームと第2の露光ビームの和が一部重複域以外の領域とほぼ同じ大きさになるように光変調器で変調調節するように構成されている。このように構成すれば、装置の光路長方向の大型化はほとんどないという利点がある。
特開平07−199098号公報
しかしながら、上述の特許文献1に開示された光ビーム走査装置の技術では、装置ごとの機差、ポリゴンミラーの面倒れによる出力位置のずれや取付け誤差が考えられ、このような誤差等があると第1の露光ビームと、第2の露光ビームとの和が一部重複域以外の領域と同じ大きさにならず、一部重複域に僅かな濃淡パターンが生じることとなる。
この場合、上述の光ビーム走査装置の技術では、この僅かな濃淡パターンも光変調器で変調調節して、第1の露光ビームと第2の露光ビームの和を一部重複域以外の領域とほぼ同じ大きさになるように変調調節しようとするものであるので、この僅かな濃淡パターンを検出してそれを修正するための画像データの処理が別途必要になるなど画像処理に係る制御が複雑になるという不具合があった。
しかも、このような複雑な光変調器の変調調節は、上述の誤差が発生するたびに、手間をかけて行わなければならないという問題があった。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、一部重複域に生じる濃淡パターンを周期的に生成することにより視認不可とする画像形成装置を提供することを目的とするものである。
請求項1に記載の発明は、第1の方向における所定の走査領域に対し、露光ビームを一部重複域を有しつつ分担して周期的に走査する複数のレーザ露光部と、前記各レーザ露光部の露光ビームを、前記分担走査域に対応して分割された画像データでそれぞれ対応する1走査線毎に変調する画像形成手段とを備えた画像形成装置において、前記一部重複域に形成された画像から得られる該一部重複域における濃淡パターンと同一の濃淡パターンを、前記第1の方向に所定の間隔で繰り返すように設定するシェーディング補正手段を備え、前記画像形成手段は、前記シェーディング補正手段によって設定された濃淡パターンに従って画像データを補正するものである。
この構成によれば、シェーディング補正手段により、一部重複域に形成された画像から得られる該一部重複域における濃淡パターンと同一の濃淡パターンが、所定の間隔で繰り返すように第1の方向に設定され、画像形成手段により、シェーディング補正手段によって設定された濃淡パターンに従って画像データが補正されるので、一部重複域以外の領域に、一部重複域の濃淡パターンが周期的に生成され、画像全体として、一部重複域の濃淡パターンが視認されないものとなる。その結果、ポリゴンミラーの面倒れによる出力位置のずれや取付け誤差等のために、一部重複域に濃淡パターンができる場合でも、一部重複域の濃度を平滑に調整するような複雑な光変調器の変調調節を行なうことなく、一部重複域の濃淡パターンを視認できないものにすることができる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、前記所定の間隔は、一部重複域と同じ長さに設定されていることを特徴としている。
この構成によれば、認識の限界である所定の間隔と一部重複域とが、同じ長さに設定されているので、一部重複域の長さを認識の限界まで大きくとることができるようになる。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、前記一部重複域に形成された画像から、この一部重複域における前記濃淡パターンを検出する検出手段を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、一部重複域に形成された画像から、この一部重複域における濃淡パターンを検出する検出手段が設けられているので、そのつど人手により濃淡パターンを計測する手間を省略することができる。
請求項1記載の発明によれば、シェーディング補正手段により、一部重複域に形成された画像から得られる該一部重複域における濃淡パターンと同一の濃淡パターンが、所定の間隔で繰り返すように第1の方向に設定され、画像形成手段により、シェーディング補正手段によって設定された濃淡パターンに従って画像データが補正されるので、一部重複域以外の領域に、一部重複域の濃淡パターンが周期的に生成され、画像全体として、一部重複域の濃淡パターンが視認されないものとなる。その結果、ポリゴンミラーの面倒れによる出力位置のずれや取付け誤差等のために、一部重複域に濃淡パターンができる場合でも、一部重複域の濃度を平滑に調整するような複雑な光変調器の変調調節を行なうことなく、一部重複域の濃淡パターンを視認できないものにすることができる。
請求項2記載の発明によれば、認識の限界である所定の間隔と一部重複域とが、同じ長さに設定されているので、一部重複域の長さを認識の限界まで大きくとることができるようになる。
請求項3記載の発明によれば、一部重複域に形成された画像から、この一部重複域における濃淡パターンを検出する検出手段が設けられているので、そのつど人手により濃淡パターンを計測する手間を省略することができる。
図1は、本発明に係る画像形成装置の一実施形態を示す写真処理装置1の全体構成図である。写真処理装置1は、例えば図略のスキャナでフィルムの各コマの撮影像を取り込んで得られた画像データ、あるいはコンピュータや外部メモリなどから転送されてきた画像データに基づいて、写真感光材である感光材Pを露光してこの感光材P上に所定の画像を形成するレーザ露光ユニット10を備える。レーザ露光ユニット10は、写真処理装置1のハウジング1aの内部1bにおける、感光材Pを搬送するコンベア2上の露光位置と対向する位置に配設されている。コンベア(感光材搬送部)2は、搬送方向に沿って配置された複数組の搬送ローラ対2a並びにガイドレール2bなどで構成されている。
また、ハウジング1aの上面には、ロール状に巻回された感光材Pをそれぞれ収納する複数のマガジン、例えばマガジン3及び4が設けられている。マガジン3及び4に収納されている感光材Pの種類を検出するために、センサ3a及び4aが、それぞれマガジン3及び4とハウジング1aの上面とに対向配置されている。センサ3a及び4aは、例えばマガジン3、4側に所定ビットのコードを表現するための複数個のマグネットがライン配置され、ハウジング1a側で、このビットコードを認識する磁気センサ部を備えてなるものである。さらに、ハウジング1aの上面には、必要に応じて露光後のテストチャートを読み取り、R、G、B各色(各光)に対する濃度の測定値を測定検査等に供する測色計5が設けられている。
ハウジング1a、マガジン3及び4はそれぞれ暗箱であり、感光材Pの先端部は、それぞれマガジン3及び4からハウジング1aの内部1bに引き出されている。感光材Pは、ハウジング1aの内部1bに設けられたカッタ6により所定の大きさ(長さ)に切断される。以下、所定の長さに切断された感光材Pを感光材片P1という。感光材片P1は、ハウジング1aの内部1bにおいて、コンベア2によって露光位置から現像ユニット7へ、さらに下流へ搬送される。
現像ユニット7は、それぞれ現像液、定着液、漂白液及び安定化液を収容するための複数のタンク7a、7b、7c、7dを有している。レーザ露光ユニット10によって露光された感光材片P1が現像ユニット7を搬送されると潜像が現像され、感光材片P1の感光面上に画像が形成される。画像の形成された感光材片P1は、乾燥ユニット8によって乾燥されてハウジング1aの内部1bから排出される。排出された感光材片P1は、ハウジング1aの上面に設けられたソータ9上に積載される。
写真処理装置1は、ハウジング1aに設けられた制御ユニット20の他、この制御部20と接続される、CRTやLCDなどのモニタ31、キーボード32及びマウス33を有し、内部にマイクロコンピュータ等の制御部を備える端末部30を備え、これらによって、ユーザは所定の命令(コマンド)やデータを入力したり、感光材Pの現像に関する情報を確認することができる。端末部30は、写真処理装置1のハウジング1aとは別に設けられてもよいし、ハウジング1aと一体に設けられてもよい。
図2は、レーザ露光ユニットの構成の一例を示す図である。レーザ露光ユニット10は、本実施形態では3台のレーザ露光部11、12、13から構成され、それぞれは例えば箱形を有する各筐体内に個別に収納されている。3台のレーザ露光部11、12、13は同一構成を有する。以下では、レーザ露光部11を代表にして説明する。
レーザ露光部11はそれぞれ固有の波長を有する、光の3原色であるR(赤)、G(緑)、B(青)波長帯のレーザ光を出力する3個のレーザ光源110R、110G及び110Bを備える。
また、レーザ露光部11は、レーザ光源110R、110G及び110Bからの各レーザ光の各光路上に、集光レンズを介して音響光学変調素子(Acousto-Optic Modulator)などの光変調素子(以降、AOMという)111R、111G及び111Bが配設され、その下流側にスリット板を介してミラー112R、112G、112Bが配設されている。ミラー112R、112G、112B及びミラー113は、レーザ光源110R、110G及び110Bから出射されたレーザ光をポリゴンミラー115の方向に反射させるものである。
ミラー112Rは全反射ミラーであり、レーザ光源110Rから出力された赤色レーザ光をミラー112G側に反射する。ミラー112Gはハーフミラーであり、赤色レーザ光を透過させると共に、レーザ光源110Gから出力された緑色レーザ光をミラー112B側に反射する。ミラー112Bはハーフミラーであり、赤色レーザ光及び緑色レーザ光を透過させると共に、レーザ光源110Bから出力された青色レーザ光をミラー113側に反射する。3本のレーザ光はミラー112Bで重畳(合波)される。
ポリゴンミラー115は、パルスモータ等のポリゴンドライバ114によって例えば矢印で示す方向に一定速度(例えば1万〜2万rpm)で回転しており、レーザ光を所定の範囲の方向に反射する。このポリゴンミラー115は、周方向に所定枚数の反射面(ミラー)が均等配置されており、入光してくるレーザー光を回転中の反射面から各反射面ごとに順番に所定方向に反射(偏向)するように構成されている。ポリゴンミラー115の前方にはfθレンズ116が設けられており、ポリゴンミラー115とfθレンズ116とで、感光材片P1上、レーザビームを矢印Aで示す主走査方向に等速で偏向させる。感光材片P1は、コンベア2によって図2の紙面に対して垂直な方向に搬送される。従って、光変調されたレーザ光の走査によって感光材片P1の感光面が幅方向に露光される。
レーザ露光部12、13も同様に感光材片P1の幅方向の所定領域に光変調されたレーザ光を走査する。各レーザ露光部11、12、13からのレーザ光の走査は同一ライン状(あるいは千鳥状)となるように光軸が平行に設定され、かつ走査範囲が感光材片P1上で一部重複するように設定されている(図2参照)。
さらに、fθレンズ116の出射側であって、画像露光領域の直近の主走査方向Aの上流側には、レーザ光を同期センサ117側に反射するためのミラー118が設けられている。同期センサ117は、例えばフォトダイオード(PD)等の受光素子などで構成され、例えば赤色のレーザ光あるいは3色全てを受光することにより、画像の露光開始のための同期信号を出力する。
レーザ露光部11は、各レーザ光の強度がそれぞれ一定となるように設定されている。レーザ光源110R、110G、110Bから出射された各レーザ光の強度は、画像データを構成するR、G及びBの各成分の濃度階調に応じて、それぞれAOM111R、111G、111Bによって強度が変調される。
写真処理装置1は、全体の動作を制御するためのCPUなどからなる主制御部200を備える。主制御部200には、画像処理部203、画像データの入出力タイミングを制御するタイミング制御部240、及び内部にポリゴン用クロック発生器250aを備えてポリゴンドライバ114(124、134)に対する回転制御指示を行うポリゴン制御部250が接続されている。
レーザ駆動部110は、主制御部200とレーザ光源110R、110G、110Bとの間に接続されており、レーザ光源110R、110G、110Bから出力されるレーザビームの出射強度を所定の一定レベルに維持制御するものである。
画像処理部203は、図3に示すように露光領域決定部2031と、プリントするべき各色の画像データの主走査方向での分割処理及び各画像データに対する必要な階調濃度補正処理、及びシェーディング補正処理後の画像データの一時的な記憶を行う画処理部2032とを有するものである。画像データは、例えば1枚の写真画像データであり、RGB各色毎に、1ラインを構成する複数の画素データを複数ライン分有する二次元の画像データである。そして、画像処理部203はライン毎の各色の画像データをタイミング制御部240からのクロック信号を受けて1ライン分の画像データを順次1画素ずつ画像転送部210、ここではラインメモリ211R、211G、211Bへ出力する。
ラインメモリ211R、211G、211Bはタイミング制御部240からのクロック信号を受けて、各色の1ライン分の画像データをシリアルに記憶すると共に、同期センサ117からの検出信号に基づいて開始されるレーザ光による感光材への露光動作と同期して1画素ずつ順次に読み出すものである。
AOMドライバ212R、212G、212Bは、各色の画素データの階調濃度データに応じてAOM111R、111G、111Bを通過する各色のレーザ光の強度を変調するように制御するものである。AOM111R、111G、111Bは、図略の音響光学素子、超音波振動子及び光変調素子駆動部などで構成される。光変調素子駆動部から供給された駆動信号により超音波振動子が駆動されると、音響光学素子の内部に回折格子として機能する周期的な屈折率の変化が生じる。レーザ光がAOM111R、111G、111Bに入射されると、レーザ光は超音波振動により生じた回折格子によるブラッグ反射によって回折され、0次回折光及び1次回折光として出射する。0次回折光はスリット板の壁によりシールドされ、1次回折光がスリット板を通過してミラー112R、112G、112Bに入射する。
タイミング制御部240は、コンベア2により搬送される感光材片P1の先端が写真プリントを開始する位置(露光開始位置)まで搬送されてきたことをペーパー位置センサ2cからの検出信号で検出すると、露光動作を開始する。また、タイミング制御部240は、ポリゴンドライバ114からの図略のロータリーエンコーダ等の回転量検出手段からの回転パルスのパルス周期を検出し、パルス周期が安定している、すなわちポリゴンミラー115が定速回転していることを確認するものである。さらに、タイミング制御部240は、前記ペーパー位置センサ2cからの検出信号が入力され、かつポリゴンミラー115が定速回転していることの確認後、同期センサ117、127、137からの各検出信号(本実施形態ではR色のレーザ光の検出)を受ける毎に、所定のタイミングでラインメモリ211R〜211B、221R〜221B、231R〜231B及びAOMドライバ212R〜212B、222R〜222B、232R〜232Bに対して転送開始信号を出力する。画像処理部203は、転送開始信号が出力される毎に順次1ライン分の画素信号をラインメモリ211R〜211B、221R〜221B、231R〜231Bに読み出すものである。
図3は、画像処理及び露光処理部分の機能ブロック図である。画像入力部400は前述したように、フィルムの画像を光学的に読み取る装置、あるいは外部メモリ等から画像データを取得するネットワーク部を想定したものである。
また、レーザ光源110R〜110B、120R〜120B、130R〜130B及びAOM111R〜111B、121R〜121B、131R〜131Bはそれぞれに設定された環境温度下でレーザ光の出力が等しくなる、設定露光量に設計されている。
画像処理部203の露光領域決定部2031は、各レーザ露光部11、12、13を用いて主走査方向に所定ドット分だけ予め一部重複させるように設定されたものである。画像入力部400から画像保存部401を介して転送されてきた画像データは、この露光領域決定部2031からの分担領域情報にしたがって画処理部2032で3分割される。
出力コントロール部205(画像形成手段)は、画像処理部203で処理された画像データをレーザ露光部11、12、13に同期して出力するものであり、タイミング制御部240からのクロック信号を受けて、ラインメモリ211R〜B、221R〜B、231R〜Bからなる画像転送部210において1ライン分の各色の画像データを、順次1画素ずつ各レーザ露光部11、12、13に出力する。
この時、シェーディング補正手段として、重複領域濃度解析部500とシェーディング補正量決定部600と出力コントロール部205のシェーディング補正部215とにより、シェーディング補正すなわち一部重複域の濃淡パターンが視認できないように画像データを加工する補正が行われる。
図4と図5とは、一部重複域におけるシェーディング補正処理を示す説明図であり、図4(a)は、露光領域決定部2031において決定された一部重複域における画像濃度の値を、(b)は、濃度データ取得部502により測定された濃淡パターンを、図5は、画像全体にわたって画像データに追加変更すべき濃淡パターン(シェーディング補正係数)を、それぞれ示している。
重複領域濃度解析部500は、一部重複域に形成された画像から、この一部重複域における濃度ずれである濃淡パターンを検出するものであり、テストプリント指示部501と、濃度データ取得部502と、重複領域濃淡パターン検出部503とを備えている。
テストプリント指示部501は、テストパターンの画像データを各レーザ露光部11、12、13に供給して露光ビームで感光材上にプリントを行わせるためのものである。
濃度データ取得部502は、それぞれのレーザ露光部11、12、13において感光材にプリントされ、測色計5で測定されたテストパターンの濃度データ、すなわち、図4(b)のような画像の濃度LB1、LB2が加算されて重畳プリントされた濃度データを取り込むものである。
重複領域濃淡パターン検出部503(検出手段)は、濃度データ取得部502で取得したデータから一部重複域における濃度ずれの一例である図4(b)のような濃淡パターンを検出する。
また、シェーディング補正量決定部600は、一部重複域の濃淡パターンと同一の濃淡パターンを再現するべく走査範囲全体にわたってシェーディング係数を決定するものである。すなわち、重複領域濃淡パターン検出部503により検出された図4(b)に示す濃淡パターンを所定の間隔dで繰り返すように再現するためのシェーディング係数を一部重複域を除く走査範囲全体にドット単位で決定する。
シェーディング補正部215は、シェーディング補正量決定部600により決定された図5に示す濃淡パターンを出力するシェーディング係数を画像データの1ラインごとに乗算するものである。
このように、シェーディング補正手段として、重複領域濃度解析部500とシェーディング補正量決定部600とシェーディング補正部215とが、一部重複域に形成された画像から得られる該一部重複域に生じる濃淡パターンと同一の濃淡パターンを、主走査方向(第1の方向)に所定の間隔dで繰り返すように設定し、出力コントロール部205(画像形成手段)が、シェーディング補正手段によって設定された濃淡パターンに従って一部重複域の濃淡パターンが視認できないように、画像データを形成する。
なお、かかる濃度ムラの視認の限界については、「APPLIED OPTICS」VOLUME 25、NUMBER 21、1 NOVEMBER 1986年発行 3880-3884頁の、「Periodic image artifacts from continuos-tone laser scanners」に、ポリゴンミラの面倒れなど、機械的原因に起因する副走査方向の濃度ムラに関する記載がある。すなわち、Fig.1によれば、空間周波数3以上(ドットピッチで0.33mm以下)で視認性が低くなることが示されている。例えばポリゴンミラーがn面の場合であって、その一つの面に面倒れがあると仮定すると、副走査のn本目毎に周期的に濃度ムラが発生することとなる。従って、濃度むらが目立たない条件は、0.33(mm)>n×副走査方向ピッチ(mm)となり、かかる関係を満たすように副走査方向ピッチを設定すればよい。ところで、本発明は、主走査方向(第1の方向)において、一部重複領域の長さ毎に同一の濃淡パターンを周期的に繰り返し発生させようにしている。従って、上述の関係に従えば、一部重複領域の濃淡パターンの視認性を下げるための条件は、0.33(mm)>(一部重複領域のドット数)×主走査方向ドットピッチ(mm)となる。例えば、600dpiとすると、ドットピッチは、0.04mmとなるので、0.33/0.04=8程度となり、濃淡パターンが繰り返される所定の間隔dのドット数が8個以下であればよいこととなる。また、大サイズのプリントの場合、プリント画像と観察者との距離によっても濃度ムラに対する視認性は変わることから、大サイズのプリントの場合、濃淡パターンが繰り返される所定の間隔dのドット数を多少多くしてもよく、例えばドット数10個程度でもよい。好ましくは、プリントサイズ、観察者との距離を考慮すれば、好ましくは8個以下、より好ましくは、5個程度がよい。
なお、本実施形態では、所定の間隔dのドット数分の長さは、一部重複域の長さより大きいものに設定されている。すなわち、一部重複域(ドット数で3個程度)に生じる濃淡パターンと同一の濃淡パターンを、主走査方向に所定の間隔d(ドット数で8個程度)で繰り返すように設定することにより、図5のように、一部重複域の濃淡パターンが視認できないように、画像データを形成することができるようになる。
なお、図5の場合は、所定の間隔dのドット数分の長さは、一部重複域の長さより大きいものに設定されているので、一部重複域に対応して濃度が減少した部分(ドット数で3個程度)と濃度がフラットな部分(ドット数で5個程度)とが混在している。その結果、所定の間隔dのドット数分の長さと一部重複域の長さとが同じに設定され、一部重複域に対応して濃度が減少した部分(ドット数で3個程度)が繰り返される場合と比較して、全体として濃度の減少傾向が目立たないようになっている。なお、この濃度の減少傾向は、シェーディング係数を一律増加させることで、補正することが可能である。
このように、重複領域濃度解析部500とシェーディング補正量決定部600とシェーディング補正部215とを備えたシェーディング補正手段により、一部重複域に形成された画像から得られる該一部重複域における濃淡パターンと同一の濃淡パターンが、所定の間隔dで繰り返すように主走査方向に設定され、出力コントロール部205(画像形成手段)により、シェーディング補正手段によって設定された濃淡パターンに従って画像データが補正されるので、一部重複域以外の領域に、一部重複域の濃淡パターンが周期的に生成され、画像全体として、一部重複域の濃淡パターンが視認されないものとなる。その結果、ポリゴンミラーの面倒れによる出力位置のずれや取付け誤差等のために、一部重複域に濃淡パターンができる場合でも、一部重複域の濃度を平滑に調整するような複雑な光変調器の変調調節を行なうことなく、一部重複域の濃淡パターンを視認できないものにすることができる。
また、本発明は、以下の態様が採用可能である。
すなわち、一部重複域の濃淡パターンは、図4(a)、(b)に示したようなパターンに限定されない。図6と図7とは、一部重複域におけるシェーディング補正処理の変形例を示す説明図であり、図6(a)は、露光領域決定部2031において決定された一部重複域における画像濃度の値を、(b)は、濃度データ取得部502により測定された濃淡パターンを、図7は、画像全体にわたって画像データに追加変更すべき濃淡パターン(シェーディング補正係数)を、それぞれ示している。
このように、図6(a)に示したような直線的なパターンに基づく図6(b)のような濃淡パターンも採用可能であり、この場合は、一部重複域を除く主走査方向全体にわたって施される画像データに対するシェーディング補正係数(濃淡パターン)は、図7のようになる。
この変形例では、この所定の間隔dのドット数分の長さ(ドット数で好ましくは8個以下、より好ましくは、5個程度)と一部重複域の長さとは、同じになるように設定されている。
このように、認識の限界まで大きくすることができる所定の間隔dと一部重複域とが、同じ長さに設定された場合は、濃度がフラットな部分が無くなり、全体として濃度が減少傾向になるが、一部重複域の長さを認識の限界ぎりぎりまで十分大きくとることができるようになる。なお、この濃度の減少傾向は、シェーディング係数を一律増加させることで、補正することが可能である。
このように、所定の間隔dと一部重複域の長さとは、種々の設計変更が可能である。
また、シェーディング補正部215は、出力コントロール部205に設けられるものに限定されない。シェーディング補正部215は、画像を処理する画像処理部203に設けられるように構成されてもよい。
なお、ラインメモリは2ライン分有し、かつ画像処理部203からの1ライン分のデータが各ラインに交互に転送されるようにすると共に、転出を反対側の1ライン側から行うようにすることが処理効率上好ましい。また、分担するレーザ露光部11、12、13の台数は3台に限定されず、2台でもよく、あるいは4台又はそれ以上の所定台数であってもよく、任意のタイプが採用可能である。また、レーザ露光ユニット10は、各レーザ露光部11、12、13を共通の筐体内に収納する態様でもよい。
本発明に係る画像形成装置の一実施形態を示す写真処理装置の全体構成図である。 レーザ露光ユニットの構成の一例を示す図である。 画像処理及び露光処理部分の機能ブロック図である。 一部重複域におけるシェーディング補正処理を示す説明図であり、(a)は、露光領域決定部において決定された一部重複域における画像濃度の値を、(b)は、濃度データ取得部により測定された濃淡パターンを、それぞれ示している。 画像全体にわたって画像データに追加変更すべき濃淡パターン(シェーディング補正係数)を示す説明図である。 一部重複域におけるシェーディング補正処理の変形例を示す説明図であり、(a)は、露光領域決定部において決定された一部重複域における画像濃度の値を、(b)は、濃度データ取得部により測定された濃淡パターンを、それぞれ示している。 一部重複域におけるシェーディング補正処理の変形例において、画像全体にわたって画像データに追加変更すべき濃淡パターン(シェーディング補正係数)を示す説明図である。
符号の説明
1 写真処理装置(画像形成装置)
11、12、13 レーザ露光部
205 出力コントロール部(画像形成手段)
500 重複領域濃度検出部(検出手段)
d 所定の間隔

Claims (3)

  1. 第1の方向における所定の走査領域に対し、露光ビームを一部重複域を有しつつ分担して周期的に走査する複数のレーザ露光部と、前記各レーザ露光部の露光ビームを、前記分担走査域に対応して分割された画像データでそれぞれ対応する1走査線毎に変調する画像形成手段とを備えた画像形成装置において、
    前記一部重複域に形成された画像から得られる該一部重複域における濃淡パターンと同一の濃淡パターンを、前記第1の方向に所定の間隔で繰り返すように設定するシェーディング補正手段を備え、前記画像形成手段は、前記シェーディング補正手段によって設定された濃淡パターンに従って画像データを補正するものである画像形成装置。
  2. 前記所定の間隔は、一部重複域と同じ長さに設定されていることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記一部重複域に形成された画像から、この一部重複域における前記濃淡パターンを検出する検出手段を備えた請求項1記載の画像形成装置。
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