JP2008207524A - 画像形成装置 - Google Patents

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Fumihiro Nakahara
文博 中原
Tomoyuki Ishii
智之 石井
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淳 廣岡
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Abstract

【課題】一部重複域を有する複数のレーザ露光部を備えた画像形成装置において、コストの大幅な増大を引き起こすことなく、また、煩雑な調整やメンテナンスを行うことなく、一部重複域において露光ビームのラインのずれを低減することができる。
【解決手段】各露光ビームの周期的な走査を検出する同期センサ117、127、137と、一方のレーザ露光部11の露光ビームの走査基準の一周期T1に対して他方のレーザ露光部12、13の露光ビームの検出タイミングが走査基準の一周期T1の前半か後半かを判断する判定部245(判断手段)と、判定部245によって検出タイミングが走査基準の一周期T1の後半であると判断されたとき、変調のための画像データを1走査線分だけずらして他方のレーザ露光部12、13に出力させるタイミング制御部240とを備えた。
【選択図】図2

Description

本発明は、所定の走査領域を複数のレーザ露光部の露光ビームで分担して走査する画像形成装置に関する。
レーザ発光源からのレーザ光をポリゴンミラーを用いて偏向させることで感光材上を露光走査すると共に、このレーザ光をAOM(音響光学変換素子)を用いて写真等の画像データで変調することで感光材上に写真画像を形成するレーザ露光部を備えた画像形成装置が知られている。
近年、かかる画像形成装置を用いてポスター等、比較的大サイズの写真プリントを作成する要請がある。すなわち、広幅の感光材の幅方向全領域にレーザ光を走査させる必要があり、そのためには、ポリゴンミラーで偏向されたレーザ光をより広い領域で走査させる方法や走査領域を複数のレーザ露光部で分担する方法が考えられる。前者の方法は、ポリゴンミラーから感光材への露光位置までの距離を長くする必要があり、光路長方向に装置の大型化を招来する。さらに、fθレンズは光学的精度が求められることから、大サイズのものを採用すると、勢い高価となり、コストアップを招く。
特許文献1には、後者の、走査領域を複数のレーザ露光部で分担する画像形成装置が記載されている。このように構成すれば、装置の光路長方向の大型化はほとんどないという利点があるが、複数のレーザ露光部の間に発生する画像のずれを補正する必要がある。特許文献1では、副走査方向の1ドット未満のズレの補正を各レーザーユニットのポリゴンミラーの回転位相を調整することで複数のレーザ露光部の間に発生する画像のずれを精度良く補正できるように構成されている。
特開2000−241740号公報
しかしながら、上述の特許文献1に開示された装置では、各レーザーユニットのポリゴンミラーの回転位相を調整するために、回転速度を調整するという複雑な制御とそのためのコントローラが別途必要になるなど、製造に係るコストの大幅な増大を引き起こすという問題がある。
しかも、このような複雑な制御は、回転位相のずれが発生するたびに、手間がかかる調整やメンテナンスを行わなければならないという問題があった。
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、製造に係るコストの大幅な増大を引き起こすことなく、また、煩雑な調整やメンテナンスを行うことなく、一部重複域において、露光ビームのラインのずれを画像処理上で低減することができる画像形成装置を提供することを目的とするものである。
請求項1に記載の発明は、第1の方向における所定の走査領域に対し、露光ビームを分担して周期的に走査する複数のレーザ露光部と、前記各レーザ露光部の露光ビームを、前記分担走査域に対応して分割された画像データでそれぞれ対応する1走査線毎に変調する画像形成手段とを備えた画像形成装置において、互いに隣接するレーザ露光部の各露光ビームの周期的な走査を検出する同期センサと、前記互いに隣接するレーザ露光部の内の一方のレーザ露光部の露光ビームの走査一周期に対して他方のレーザ露光部の露光ビームの検出タイミングが前記走査一周期の前半か後半かを判断する判断手段と、前記判断手段によって前記検出タイミングが前記走査一周期の後半であると判断されたとき、前記変調のための画像データを1走査線分だけずらして前記他方のレーザ露光部に出力させるタイミング制御手段とを備えた画像形成装置である。
この構成によれば、判断手段により、互いに隣接するレーザ露光部の内の一方のレーザ露光部の露光ビームの走査一周期に対して他方のレーザ露光部の露光ビームの検出タイミングが走査一周期の前半か後半かが判断される。そして、検出タイミングが走査一周期の後半であると判断されたとき、タイミング制御手段により、変調のための画像データが1走査線分だけずらされて他方のレーザ露光部に出力される。すなわち、互いに隣接するレーザ露光部において、一方のレーザ露光部の感光材上のラインが1/2ライン以内のずれで走査されるのであれば、両方のレーザ露光部から同一ラインに対する1走査線分の画像データがそれぞれそのまま出力され、1/2以上ずれて走査されるのであれば、他方のレーザ露光部の1走査線分の画像データは、1ライン分ずらして出力される結果、レーザ露光部毎の走査の同期タイミングのずれを実質的に1/2ライン以内となるように制御することが出来る。
このように、基準の走査タイミングに対して、同じラインで出力するか、前後のラインで出力するかを制御するだけで同期ずれ量を常に1/2ライン以内にすることができるので、製造に係るコストの大幅な増大を引き起こすことなく、また、煩雑な調整やメンテナンスを行うことなく、一部重複域において、露光ビームのラインのずれにより画像むらが目立つのを低減することができるようになる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、前記各レーザ露光部は、前記露光ビームを周期的に走査させるべく周方向に複数の反射面を備えたポリゴンミラーと、このポリゴンミラーを定速回転させるポリゴンドライバとを有し、前記各同期センサは、互いに隣接する反射面から対応するレーザ露光部の露光ビームを前記分担する走査域のすぐ外方の適所で検出するものであり、前記一周期は、前記互いに隣接する反射面から反射される露光ビームの検出時間間隔であることを特徴としている。
この構成によれば、ポリゴンドライバにより、各レーザ露光部において周方向に複数の反射面を備えたポリゴンミラーが定速回転され、ポリゴンミラーにより、露光ビームが周期的に走査される。そして、各同期センサにより、互いに隣接する反射面から反射される露光ビームの時間間隔が検出されて一周期が検出される。従って、ポリゴンミラー回転同期のずれに起因するラインのずれにより画像むらが目立つのを画像データの出力制御によって低減することができるようになる。
請求項1記載の発明によれば、判断手段により、互いに隣接するレーザ露光部の内の一方のレーザ露光部の露光ビームの走査一周期に対して他方のレーザ露光部の露光ビームの検出タイミングが走査一周期の前半か後半かが判断される。そして、検出タイミングが走査一周期の後半であると判断されたとき、タイミング制御手段により、変調のための画像データが1走査線分だけずらされて他方のレーザ露光部に出力される。すなわち、互いに隣接するレーザ露光部において、一方のレーザ露光部の感光材上のラインが1/2ライン以内のずれで走査されるのであれば、両方のレーザ露光部から同一ラインに対する1走査線分の画像データがそれぞれそのまま出力され、1/2以上ずれて走査されるのであれば、他方のレーザ露光部の1走査線分の画像データは、1ライン分ずらして出力される結果、レーザ露光部毎の走査の同期タイミングのずれを実質的に1/2ライン以内となるように制御することが出来る。
このように、基準の走査タイミングに対して、同じラインで出力するか、前後のラインで出力するかを制御するだけで同期ずれ量を常に1/2ライン以内にすることができるので、製造に係るコストの大幅な増大を引き起こすことなく、また、煩雑な調整やメンテナンスを行うことなく、一部重複域において、露光ビームのラインのずれにより画像むらが目立つのを低減することができるようになる。
請求項2記載の発明によれば、ポリゴンドライバにより、各レーザ露光部において周方向に複数の反射面を備えたポリゴンミラーが定速回転され、ポリゴンミラーにより、露光ビームが周期的に走査される。そして、各同期センサにより、互いに隣接する反射面から反射される露光ビームの時間間隔が検出されて一周期が検出される。従って、ポリゴンミラー回転同期のずれに起因するラインのずれにより画像むらが目立つのを画像データの出力制御によって低減することができるようになる。
図1は、本発明に係る画像形成装置の一実施形態を示す写真処理装置1の全体構成図である。写真処理装置1は、例えば図略のスキャナでフィルムの各コマの撮影像を取り込んで得られた画像データ、あるいはコンピュータや外部メモリなどから転送されてきた画像データに基づいて、写真感光材である感光材Pを露光してこの感光材P上に所定の画像を形成するレーザ露光ユニット10を備える。レーザ露光ユニット10は、写真処理装置1のハウジング1aの内部1bにおける、感光材Pを搬送するコンベア2上の露光位置と対向する位置に配設されている。コンベア(感光材搬送部)2は、搬送方向に沿って配置された複数組の搬送ローラ対2a並びにガイドレール2bなどで構成されている。
また、ハウジング1aの上面には、ロール状に巻回された感光材Pをそれぞれ収納する複数のマガジン、例えばマガジン3及び4が設けられている。マガジン3及び4に収納されている感光材Pの種類を検出するために、センサ3a及び4aが、それぞれマガジン3及び4とハウジング1aの上面とに対向配置されている。センサ3a及び4aは、例えばマガジン3、4側に所定ビットのコードを表現するための複数個のマグネットがライン配置され、ハウジング1a側で、このビットコードを認識する磁気センサ部を備えてなるものである。さらに、ハウジング1aの上面には、必要に応じて露光後のテストチャートを読み取り、R、G、B各色(各光)に対する濃度の測定値を測定検査等に供する測色計5が設けられている。
ハウジング1a、マガジン3及び4はそれぞれ暗箱であり、感光材Pの先端部は、それぞれマガジン3及び4からハウジング1aの内部1bに引き出されている。感光材Pは、ハウジング1aの内部1bに設けられたカッタ6により所定の大きさ(長さ)に切断される。以下、所定の長さに切断された感光材Pを感光材片P1という。感光材片P1は、ハウジング1aの内部1bにおいて、コンベア2によって露光位置から現像ユニット7へ、さらに下流へ搬送される。
現像ユニット7は、それぞれ現像液、定着液、漂白液及び安定化液を収容するための複数のタンク7a、7b、7c、7dを有している。レーザ露光ユニット10によって露光された感光材片P1が現像ユニット7を搬送されると潜像が現像され、感光材片P1の感光面上に画像が形成される。画像の形成された感光材片P1は、乾燥ユニット8によって乾燥されてハウジング1aの内部1bから排出される。排出された感光材片P1は、ハウジング1aの上面に設けられたソータ9上に積載される。
写真処理装置1は、ハウジング1aに設けられた制御ユニット20の他、この制御部20と接続される、CRTやLCDなどのモニタ31、キーボード32及びマウス33を有し、内部にマイクロコンピュータ等の制御部を備える端末部30を備え、これらによって、ユーザは所定の命令(コマンド)やデータを入力したり、感光材Pの現像に関する情報を確認することができる。端末部30は、写真処理装置1のハウジング1aとは別に設けられてもよいし、ハウジング1aと一体に設けられてもよい。
図2は、レーザ露光ユニットの構成の一例を示す図である。レーザ露光ユニット10は、本実施形態では3台のレーザ露光部11、12、13から構成され、それぞれは例えば箱形を有する各筐体内に個別に収納されている。3台のレーザ露光部11、12、13は同一構成を有する。以下では、レーザ露光部11を代表にして説明する。
レーザ露光部11はそれぞれ固有の波長を有する、光の3原色であるR(赤)、G(緑)、B(青)波長帯のレーザ光を出力する3個のレーザ光源110R、110G及び110Bを備える。
また、レーザ露光部11は、レーザ光源110R、110G及び110Bからの各レーザ光の各光路上に、集光レンズを介して音響光学変調素子(Acousto-Optic Modulator)などの光変調素子(以降、AOMという)111R、111G及び111Bが配設され、その下流側にスリット板を介してミラー112R、112G、112Bが配設されている。ミラー112R、112G、112B及びミラー113は、レーザ光源110R、110G及び110Bから出射されたレーザ光をポリゴンミラー115の方向に反射させるものである。
ミラー112Rは全反射ミラーであり、レーザ光源110Rから出力された赤色レーザ光をミラー112G側に反射する。ミラー112Gはハーフミラーであり、赤色レーザ光を透過させると共に、レーザ光源110Gから出力された緑色レーザ光をミラー112B側に反射する。ミラー112Bはハーフミラーであり、赤色レーザ光及び緑色レーザ光を透過させると共に、レーザ光源110Bから出力された青色レーザ光をミラー113側に反射する。3本のレーザ光はミラー112Bで重畳(合波)される。
ポリゴンミラー115は、パルスモータ等のポリゴンドライバ114によって例えば矢印で示す方向に一定速度(例えば1万〜2万rpm)で回転しており、レーザ光を所定の範囲の方向に反射する。このポリゴンミラー115は、周方向に所定枚数の反射面(ミラー)が均等配置されており、入光してくるレーザー光を回転中の反射面から各反射面ごとに順番に所定方向に反射(偏向)するように構成されている。ポリゴンミラー115の前方にはfθレンズ116が設けられており、ポリゴンミラー115とfθレンズ116とで、感光材片P1上、レーザビームを矢印Aで示す主走査方向に等速で偏向させる。感光材片P1は、コンベア2によって図2の紙面に対して垂直な方向に搬送される。従って、光変調されたレーザ光の走査によって感光材片P1の感光面が幅方向に露光される。
レーザ露光部12、13も同様に感光材片P1の幅方向の所定領域に光変調されたレーザ光を走査する。各レーザ露光部11、12、13からのレーザ光の走査は同一ライン状(あるいは千鳥状)となるように光軸が平行に設定され、かつ走査範囲が感光材片P1上で一部重複するように設定されている(図2参照)。
さらに、fθレンズ116の出射側であって、画像露光領域の直近の主走査方向Aの上流側には、レーザ光を同期センサ117側に反射するためのミラー118が設けられている。
同期センサ117は、互いに隣接する反射面から対応するレーザ露光部の露光ビームを分担する走査域のすぐ外方の適所で検出するものであり、例えばフォトダイオード(PD)等の受光素子などで構成され、例えば赤色のレーザ光あるいは3色全てを受光することにより、画像の露光開始のための同期信号を出力する。
レーザ露光部11は、各レーザ光の強度がそれぞれ一定となるように設定されている。レーザ光源110R、110G、110Bから出射された各レーザ光の強度は、画像データを構成するR、G及びBの各成分の濃度階調に応じて、それぞれAOM111R、111G、111Bによって強度が変調される。
写真処理装置1は、全体の動作を制御するためのCPUなどからなる主制御部200を備える。主制御部200には、画像処理部203、画像データの入出力タイミングを制御するタイミング制御部240、及び内部にポリゴン用クロック発生器250aを備えてポリゴンドライバ114(124、134)に対する回転制御指示を行うポリゴン制御部250が接続されている。
レーザ駆動部110は、主制御部200とレーザ光源110R、110G、110Bとの間に接続されており、レーザ光源110R、110G、110Bから出力されるレーザビームの出射強度を所定の一定レベルに維持制御するものである。
画像処理部203は、プリントするべき各色の画像データの主走査方向での分割処理及び各画像データに対する必要な階調濃度補正処理、及び必要な補正処理後の画像データの一時的な記憶を行うものである。画像データは、例えば1枚の写真画像データであり、RGB各色毎に、1ラインを構成する複数の画素データを複数ライン分有する二次元の画像データである。そして、画像処理部203はライン毎の各色の画像データをタイミング制御部240からのクロック信号を受けて1ライン分の画像データを順次1画素ずつ画像転送部210、ここではラインメモリ211R、211G、211Bへ出力する。
ラインメモリ211R、211G、211Bはタイミング制御部240からのクロック信号を受けて、各色の1ライン分の画像データをシリアルに記憶すると共に、同期センサ117からの検出信号に基づいて開始されるレーザ光による感光材への露光動作と同期して1画素ずつ順次に読み出すものである。
AOMドライバ212R、212G、212Bは、各色の画素データの階調濃度データに応じてAOM111R、111G、111Bを通過する各色のレーザ光の強度を変調するように制御するものである。AOM111R、111G、111Bは、図略の音響光学素子、超音波振動子及び光変調素子駆動部などで構成される。光変調素子駆動部から供給された駆動信号により超音波振動子が駆動されると、音響光学素子の内部に回折格子として機能する周期的な屈折率の変化が生じる。レーザ光がAOM111R、111G、111Bに入射されると、レーザ光は超音波振動により生じた回折格子によるブラッグ反射によって回折され、0次回折光及び1次回折光として出射する。0次回折光はスリット板の壁によりシールドされ、1次回折光がスリット板を通過してミラー112R、112G、112Bに入射する。
タイミング制御部240は、コンベア2により所定速度で搬送される感光材片P1の先端が写真プリントを開始する位置(露光開始位置)まで搬送されてきたことをペーパー位置センサ2cからの検出信号で検出すると、露光動作を開始する。また、タイミング制御部240は、ポリゴンドライバ114からの図略のロータリーエンコーダ等の回転量検出手段からの回転パルスのパルス周期を検出し、パルス周期が安定している、すなわちポリゴンミラー115が定速回転していることを確認するものである。さらに、タイミング制御部240は、ペーパー位置センサ2cからの検出信号が入力され、かつポリゴンミラー115が定速回転していることの確認後、同期センサ117、127、137からの各検出信号(本実施形態ではR色のレーザ光の検出)を受ける毎に、所定のタイミングでラインメモリ211R〜211B、221R〜221B、231R〜231B及びAOMドライバ212R〜212B、222R〜222B、232R〜232Bに対して転送開始信号を出力する。画像処理部203は、転送開始信号が出力される毎に順次1ライン分の画素信号をラインメモリ211R〜211B、221R〜221B、231R〜231Bから読み出すものである。
画像入力部400は前述したように、フィルムの画像を光学的に読み取る装置、あるいは外部メモリ等から画像データを取得するネットワーク部を想定したものである。
画像処理部203は、画像入力部400から入力されるプリント対象の各画像を主走査方向において、レーザ露光部11、12、13がそれぞれ分担する予め設定された各走査域に対応して3区分に分割する。そして複数のレーザ露光部が、第1の方向である主走査方向の走査領域に対し、露光ビームを分担して周期的に走査するように構成されている。
図3は、画像処理及び露光処理部分の機能ブロック図である。画像入力部400は前述したように、フィルムの画像を光学的に読み取る装置、あるいは外部メモリ等から画像データを取得するネットワーク部を想定したものである。
また、レーザ光源110R〜110B、120R〜120B、130R〜130B及びAOM111R〜111B、121R〜121B、131R〜131Bはそれぞれに設定された環境温度下でレーザ光の出力が等しくなる、設定露光量に設計されている。
画像処理部203は、画像入力部400から画像保存部402を介して入力されるプリント対象の各画像を主走査方向において、レーザ露光部11、12、13がそれぞれ分担する予め設定された各走査域に対応して3区分に分割する露光領域決定部2031と、分割された各画像に対して、分割領域のつなぎ目に対して画像データの濃度値を所定のシェーディング係数で補正し、補正後の各画像データをそれぞれのメモリ部分に一時的に記憶するものである。なお、露光領域決定部2031は、各レーザ露光部11、12、13を用いて主走査方向に所定ドット分だけ予め一部重複させるように設定されたものである。画像入力部400から画像保存部401を介して転送されてきた画像データは、この露光領域決定部2031からの分担領域情報にしたがって画処理部2032で3分割される。
画像転送部210は、画像処理部203で処理された画像データをレーザ露光部11、12、13に同期して出力するものであり、タイミング制御部240からのクロック信号を受けて、ラインメモリ211R〜B、221R〜B、231R〜Bからなる画像転送部210において1ライン分の各色の画像データを、順次1画素ずつ各レーザ露光部11、12、13に同期して出力する。
ここで、図4を参照しながら、判定処理部245(判断手段)による露光ビームの走査タイミングの検出処理について説明する。図4は、画像プリントの直前からプリント開始直後における露光ビーム、同期センサ出力及び画像出力の状況を説明するためのタイムチャートである。
図4に示すように、走査タイミングの検出処理は以下のように、本実施形態では、画像露光動作の都度の直前に行われる。端末機30から画像プリントの指示があると、画像処理部203から各レーザ露光部11、12、13に対して走査タイミング検出用の、すなわち少なくとも同期センサ117、127、137で受光(検出)可能なタイミング及び所要幅を有する所定レベルの検査用レーザ光S11、S12、S13用の信号を出力する。検査用レーザ光S11、S12、S13は回転中の各ポリゴンミラー115、125、135の各反射面で順次反射され、コンベア2上で主走査方向に走査させられる。同期センサ117、127、137はこれらの検査用レーザ光S11、S12、S13を受光し、検出信号D11、D12、D13として出力する。図2に示す判定部245(判断手段)は、先ず、所定のレーザ露光部、ここではレーザ露光部11のポリゴンミラー115の隣接する反射面からの検査用レーザ光S11に基づく検出信号D11の検出時間間隔(周期)T1を計測し、次いで、検出信号D11の発生時点から、他の検出用レーザ光に基づく検知信号の発生時点までの時間を計測する。本実施形態では、検出信号D11発生後、検査用レーザ光S12に基づく検出信号D12が発生し、さらに、検出信号D12発生後、検査用レーザ光S13に基づく検出信号D13が発生している。これらの各時間差をT12、T13とする。判定部245は、周期T1及び検出時間差T12、T13から、T12、T13と(T1×1/2)の大小比較を行う。本実施形態では、T12は(T1×1/2)より小さく(すなわち周期の前半に検出された)、T13は(T1×1/2)より大きい(すなわち周期の後半に検出された)ことが判定される。
判定部245は、画像処理部203に対して、3分割された各分担領域の画像データのうち、レーザ露光部12のラインメモリ221R〜221Bに出力する画像データは露光部11のラインアドレスと同一となるように、レーザ露光部13のラインメモリ231R〜231Bに出力する画像データは露光部11のラインアドレスより1アドレス分早いアドレスとなるように、読出用アドレスを調整するための指示を読出用アドレス情報として出力する。画像処理部203の画処理部2032は、内部の読出用アドレス生成部2032aに対して、判定処理部245から送られてきた各ラインアドレスについての読出用アドレス情報から各分担領域の各画像データに対する読出用アドレスを設定する。ここではラインアドレスが“1”から開始するとして、ラインメモリ211R〜211B、221R〜221Bに対しては、“0”からとし、ラインメモリ231R〜231Bに対しては、“1”からとする。図4に示すように、時間t0で、画像プリント動作の開始が許可されると、画像処理部203の内部メモリからは、検出信号D13に基づくラインメモリ231R〜231Bに対して1ライン目の画像データが読み出され、次いで検出信号D11、D12に基づくラインメモリ211R〜211B、221R〜221Bに対してそれぞれ1ライン目の画像データが読み出される。
なお、この関係を、レーザ露光部11、12、13の立場で見ると、次の周期では、検出信号D11に基づくラインメモリ211R〜211Bに対して1ライン目の画像データが読み出され、次いで検出信号D12に基づくラインメモリ211R〜211Bに対して1ライン目の画像データが読み出され、検出信号D13に基づくラインメモリ231R〜231Bに対して2ライン目の画像データが読み出されていることになる。
このように、本実施形態では、判定部245によって検出タイミングが走査基準の周期T1の後半であると判断されたとき、タイミング制御部240が、変調のための画像データを1走査線分だけずらして出力させるように構成されている。
図5は、感光材片P1の位置の検出を行うペーパー位置センサ2cが感光材片P1の位置の検出を行う前に、判定部245が時間差T12、T13を判断する時のレーザ露光部11、12、13による各走査線間のずれD1、D2を示す説明図であり、図6はペーパー位置センサ2cが、感光材片P1の位置の検出を行った後の画像データの出力タイミングの調整によって実質的に補正されたラインのずれD1´、D2´を示す説明図である。これら図5と図6とにおいて、ラインに付された記号N、N+1、N+2は、それぞれ基準となるレーザ露光部11のN番目、N+1番目、N+2番目のラインに対応したラインであることを示している。
基準となるレーザ露光部11のラインの間隔がDの場合、図5においては、レーザ露光部12、13によるラインのずれD1、D2は、D1<D/2、D2>D/2であり、図6においては、レーザ露光部12、13による補正されたラインのずれD1´、D2´は、D1´<D/2、D2´<D/2となっている。
このように、本実施形態では、一方のレーザ露光部11の露光ビームの走査基準の一周期Tに対して他方のレーザ露光部であるレーザ露光部12、13の露光ビームの検出タイミングが走査基準の一周期Tの前半か後半かを判断して、基準のラインに対して直後のラインで出力するか、直前のラインで出力するかを制御するだけでずれ量を1/2ライン以内にすることができるので、製造に係るコストの大幅な増大を引き起こすことなく、また、煩雑な調整やメンテナンスを行うことなく、一部重複域において、露光ビームのラインのずれを低減することができるようになる。
なお、本発明は、以下の態様が採用可能である。
すなわち、基準となるレーザ露光部は、必ずしもレーザ露光部11に限定されず、レーザ露光部11、12、13のいずれに設定されてもよい。
また、走査タイミングの検出ずれ調整処理は、画像プリントの時に限らず、写真処理装置1の製造終了後の最終調整時や、出荷後の初期セット時、あるいは電源ON時、さらには作業者の所望の時(端末部30からの指示を受けて)のいずれでもよい。
また、ラインメモリは2ライン分有し、かつ画像処理部からの1ライン分のデータが各ラインに交互に転送されるようにすると共に、転出を反対側の1ライン側から行うようにすることが処理効率上好ましい。また、分担するレーザ露光部11、12、13の台数は3台に限定されず、2台でもよく、あるいは4台又はそれ以上の所定台数であってもよく、任意のタイプが採用可能である。また、レーザ露光ユニット10は、各レーザ露光部11、12、13を共通の筐体内に収納する態様でもよい。
本発明に係る画像形成装置の一実施形態を示す写真処理装置の全体構成図である。 レーザ露光ユニットの構成の一例を示す図である。 画像処理及び露光処理部分の機能ブロック図である。 タイミング制御部と判定部による露光ビームの走査タイミングを示すタイムチャートである。 感光材片の位置の検出を行うペーパー位置センサが感光材片の位置の検出を行う前に、判定部が時間遅れを判断する時の各レーザ露光部によるラインのずれを示す説明図である。 ペーパー位置センサが感光材片の位置の検出を行った後の補正されたラインのずれを示す説明図である。
符号の説明
1 写真処理装置(画像形成装置)
11、12、13 レーザ露光部
114 ポリゴンドライバ
115 ポリゴンミラー
117、127、137 同期センサ
245 判定部(判断手段)
240 タイミング制御部(タイミング制御手段)
T1 検出時間間隔(走査基準の一周期)

Claims (2)

  1. 第1の方向における所定の走査領域に対し、露光ビームを分担して周期的に走査する複数のレーザ露光部と、前記各レーザ露光部の露光ビームを、前記分担走査域に対応して分割された画像データでそれぞれ対応する1走査線毎に変調する画像形成手段とを備えた画像形成装置において、
    互いに隣接するレーザ露光部の各露光ビームの周期的な走査を検出する同期センサと、前記互いに隣接するレーザ露光部の内の一方のレーザ露光部の露光ビームの走査一周期に対して他方のレーザ露光部の露光ビームの検出タイミングが前記走査一周期の前半か後半かを判断する判断手段と、前記判断手段によって前記検出タイミングが前記走査一周期の後半であると判断されたとき、前記変調のための画像データを1走査線分だけずらして前記他方のレーザ露光部に出力させるタイミング制御手段とを備えた画像形成装置。
  2. 前記各レーザ露光部は、前記露光ビームを周期的に走査させるべく周方向に複数の反射面を備えたポリゴンミラーと、このポリゴンミラーを定速回転させるポリゴンドライバとを有し、前記各同期センサは、互いに隣接する反射面から対応するレーザ露光部の露光ビームを前記分担する走査域のすぐ外方の適所で検出するものであり、前記一周期は、前記互いに隣接する反射面から反射される露光ビームの検出時間間隔である請求項1記載の画像形成装置。
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