JP2008200964A - 画像形成装置 - Google Patents

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Takuya Yamamoto
卓也 山本
Tomoyuki Ishii
智之 石井
Tatsuji Goma
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Abstract

【課題】ポリゴンミラーを有するレーザ露光部を複数備え、第1の方向における所定の走査領域を一部重複域を有しつつ前記複数のレーザ露光部の露光ビームで分担して走査する画像形成装置において、ポリゴンミラーごとに異なる面倒れによって重複領域で発生する露光ビームのずれを軽減する。
【解決手段】1のレーザ露光部12のポリゴンミラー125の1の反射面に対して同期する他方のレーザ露光部11、13のポリゴンミラー115、135の反射面の組み合わせを変更するポリゴンミラー組み合わせ変更手段300と、1のレーザ露光部12に対して他方のレーザ露光部11、13を第1の方向の直交する第2の方向に移動させるレーザーユニット移動手段(レーザーユニット移動部350)との少なくともいずれか一方を備えた。
【選択図】図3

Description

本発明は、所定の走査領域を複数のレーザ露光部の露光ビームで分担して走査する画像形成装置に関する。
レーザ発光源からのレーザ光をポリゴンミラーを用いて偏向させることで感光材上を露光走査すると共に、このレーザ光をAOM(音響光学変換素子)を用いて写真等の画像データで変調することで感光材上に写真画像を形成するレーザ露光部を備えた画像形成装置が知られている。
近年、かかる画像形成装置を用いてポスター等、比較的大サイズの写真プリントを作成する要請がある。すなわち、広幅の感光材の幅方向全領域にレーザ光を走査させる必要があり、そのためには、ポリゴンミラーで偏向されたレーザ光をより広い領域で走査させる方法や走査領域を複数のレーザ露光部で分担する方法が考えられる。前者の方法は、ポリゴンミラーから感光材への露光位置までの距離を長くする必要があり、光路長方向に装置の大型化を招来する。さらに、fθレンズは光学的精度が求められることから、大サイズのものを採用すると、勢い高価となり、コストアップを招く。
特許文献1には、後者の、複数のレーザ露光部を採用した画像形成装置が記載されている。この画像形成装置は走査領域を2台のレーザ露光部で分担するものである。すなわち、各レーザ露光部の露光ビームをポリゴンミラーで偏向することで、各分担領域を受け持つようにしている。このように構成すれば、装置の光路長方向の大型化はほとんどないという利点がある。さらに特許文献1には、ポリゴンミラーの回転周期を制御することで各装置からの露光ビームを同期して走査させるものが記載されている。
特開2001−133710号公報
しかしながら、上述の特許文献1に開示されたレーザ描画装置では、各ポリゴンミラーの回転原点について回転同期を高精度に取るものに過ぎず、各レーザ露光部のポリゴンミラーの複数の面に生じる面倒れや個体差による各露光ビーム間での副操作方向へのずれについては何ら考慮されていない。
本発明は上記不具合に鑑みてなされたものであり、各ポリゴンミラーの個体差や面倒れによって副操作方向に生じる周期的な走査線のずれの発生を軽減し、重複領域における画像むらの発生を可及的に軽減ないしは抑制することができる画像形成装置を提供することを目的とするものである。
請求項1に記載の発明は、露光ビームを偏向させるべく周方向に複数の反射面を備えたポリゴンミラーとこのポリゴンミラーを定速回転させるポリゴンドライバとを有するレーザ露光部を複数備え、第1の方向における所定の走査領域を一部重複域を有しつつ前記複数のレーザ露光部の露光ビームで分担して走査する画像形成装置において、1のレーザ露光部のポリゴンミラーの1の反射面に対して同期する他方のレーザ露光部のポリゴンミラーの反射面の組み合わせを変更するポリゴンミラー組み合わせ変更手段と、1のレーザ露光部に対して他方のレーザ露光部を前記第1の方向の直交する第2の方向に移動させるレーザーユニット移動手段との少なくともいずれか一方を備えたものである。
この構成によれば、ポリゴンミラー組み合わせ変更手段により、1のレーザ露光部のポリゴンミラーの1の反射面に対して同期する他方のレーザ露光部のポリゴンミラーの反射面の組み合わせを変更した場合は、ずれの程度の比較的少ない組み合わせを選択することができる。
また、レーザーユニット移動手段により、1のレーザ露光部に対して他方のレーザ露光部を第1の方向の直交する第2の方向に移動させた場合は、ポリゴンミラーの反射面の組み合わせを変更することなく、ずれの程度を小さくすることができる。
このように、ポリゴンミラー組み合わせ変更手段とレーザーユニット移動手段の少なくともいずれかにより、ずれの程度を小さくすることができるので、重複領域において発生するポリゴンミラーの個体差や面倒れにかかる画像むらを軽減ないしは抑制することができるようになる。
請求項2に記載の発明は、前記ポリゴンミラー組み合わせ変更手段が、前記各レーザ露光部について前記ポリゴンミラーの回転方向の原点位置を検出するポリゴン原点検出手段と、前記ポリゴンミラー間で前記反射面単位での回転位相を指定する位相指定手段と、前記各ポリゴン原点検出手段からの検出結果を用いて対応するポリゴンミラーの前記反射面単位での回転位相を前記位相指定手段で指示された位相に同期させるべく前記ポリゴンドライバの起動時に移相動作を行わせるポリゴン同期制御手段とを備えたものである。
この構成によれば、ポリゴン同期制御手段により、各ポリゴン原点検出手段からの検出結果を用いて対応するポリゴンミラーの反射面単位での回転位相が位相指定手段で指示された位相に同期するべくポリゴンドライバの起動時に移相動作が行われる。従って一方のポリゴンミラーの1つの面に対して他方のポリゴンミラーの面の数だけの異なる組み合わせの中から、ずれの程度の比較的少ない組み合わせを容易に選択し、これを回転位相として指定することで、ポリゴンミラーの個体差や面倒れに関わらず重複領域で発生する画像むらが軽減ないしは抑制される。
請求項3に記載の発明は、前記レーザーユニット移動手段が、レーザ露光部の前記第2の方向への移動量を設定ないし制御するレーザーユニット移動制御部と、レーザ露光部を前記第2の方向に移動させるレーザーユニット移動機構とを備えたものである。
この構成によれば、レーザーユニット移動制御部が、レーザ露光部の第2の方向への移動量を設定ないし制御し、レーザーユニット移動機構が、レーザ露光部を第2の方向に移動させるので、容易に1のレーザ露光部に対して他方のレーザ露光部を第2の方向に移動させることができるようになる。
請求項1記載の発明によれば、ポリゴンミラー組み合わせ変更手段とレーザーユニット移動手段の少なくともいずれかにより、ずれの程度を小さくすることができるので、重複領域において発生するポリゴンミラーの個体差や面倒れにかかる画像むらを軽減ないしは抑制することができるようになる。
請求項2記載の発明によれば、ポリゴン同期制御手段により、各ポリゴン原点検出手段からの検出結果を用いて対応するポリゴンミラーの反射面単位での回転位相が位相指定手段で指示された位相に同期するべくポリゴンドライバの起動時に移相動作が行われる。従って一方のポリゴンミラーの1つの面に対して他方のポリゴンミラーの面の数だけの異なる組み合わせの中から、ずれの程度の比較的少ない組み合わせを容易に選択し、これを回転位相として指定することで、ポリゴンミラーの個体差や面倒れに関わらず重複領域で発生する画像むらが軽減ないしは抑制される。
請求項3記載の発明によれば、レーザーユニット移動制御部が、レーザ露光部の第2の方向への移動量を設定ないし制御し、レーザーユニット移動機構が、レーザ露光部を第2の方向に移動させるので、容易に1のレーザ露光部に対して他方のレーザ露光部を第2の方向に移動させることができるようになる。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置を示す写真処理装置1の全体構成図である。写真処理装置1は、例えば図略のスキャナでフィルムの各コマの撮影像を取り込んで得られた画像データ、あるいはコンピュータや外部メモリなどから転送されてきた画像データに基づいて、写真感光材である感光材Pを露光してこの感光材P上に所定の画像を形成するレーザ露光ユニット10を備える。レーザ露光ユニット10は、写真処理装置1のハウジング1aの内部1bにおける、感光材Pを搬送するコンベア2上の露光位置と対向する位置に配設されている。コンベア(感光材搬送部)2は、搬送方向に沿って配置された複数組の搬送ローラ対2a並びにガイドレール2bなどで構成されている。
また、ハウジング1aの上面には、ロール状に巻回された感光材Pをそれぞれ収納する複数のマガジン、例えばマガジン3及び4が設けられている。マガジン3及び4に収納されている感光材Pの種類を検出するために、センサ3a及び4aが、それぞれマガジン3及び4とハウジング1aの上面とに対向配置されている。センサ3a及び4aは、例えばマガジン3、4側に所定ビットのコードを表現するための複数個のマグネットがライン配置され、ハウジング1a側で、このビットコードを認識する磁気センサ部を備えてなるものである。さらに、ハウジング1aの上面には、必要に応じて露光後のテストチャートを読み取り、R、G、B各色(各光)に対する濃度の測定値を測定検査等に供する測色計5が設けられている。
ハウジング1a、マガジン3及び4はそれぞれ暗箱であり、感光材Pの先端部は、それぞれマガジン3及び4からハウジング1aの内部1bに引き出されている。感光材Pは、ハウジング1aの内部1bに設けられたカッタ6により所定の大きさ(長さ)に切断される。以下、所定の長さに切断された感光材Pを感光材片P1という。感光材片P1は、ハウジング1aの内部1bにおいて、コンベア2によって露光位置から現像ユニット7へ、さらに下流へ搬送される。
現像ユニット7は、それぞれ現像液、定着液、漂白液及び安定化液を収容するための複数のタンク7a、7b、7c、7dを有している。レーザ露光ユニット10によって露光された感光材片P1が現像ユニット7を搬送されると潜像が現像され、感光材片P1の感光面上に画像が形成される。画像の形成された感光材片P1は、乾燥ユニット8によって乾燥されてハウジング1aの内部1bから排出される。排出された感光材片P1は、ハウジング1aの上面に設けられたソータ9上に積載される。
写真処理装置1は、ハウジング1aに設けられた制御ユニット20の他、この制御部20と接続される、CRTやLCDなどのモニタ31、キーボード32及びマウス33を有し、内部にマイクロコンピュータ等の制御部を備える端末部30を備え、これらによって、ユーザは所定の命令(コマンド)やデータを入力したり、感光材Pの現像に関する情報を確認することができる。端末部30は、写真処理装置1のハウジング1aとは別に設けられてもよいし、ハウジング1aと一体に設けられてもよい。
図2は、レーザ露光ユニットの構成の一例を示す図である。レーザ露光ユニット10は、本実施形態では3台のレーザ露光部11、12、13から構成され、それぞれは例えば箱形を有する各筐体内に個別に収納されている。3台のレーザ露光部11、12、13は同一構成を有する。以下では、レーザ露光部11を代表にして説明する。
レーザ露光部11はそれぞれ固有の波長を有する、光の3原色であるR(赤)、G(緑)、B(青)波長帯のレーザ光を出力する3個のレーザ光源110R、110G及び110Bを備える。
また、レーザ露光部11は、レーザ光源110R、110G及び110Bからの各レーザ光の各光路上に、集光レンズを介して音響光学変調素子(Acousto-Optic Modulator)などの光変調素子(以降、AOMという)111R、111G及び111Bが配設され、その下流側にスリット板を介してミラー112R、112G、112Bが配設されている。ミラー112R、112G、112B及びミラー113は、レーザ光源110R、110G及び110Bから出射されたレーザ光をポリゴンミラー115の方向に反射させるものである。
ミラー112Rは全反射ミラーであり、レーザ光源110Rから出力された赤色レーザ光をミラー112G側に反射する。ミラー112Gはハーフミラーであり、赤色レーザ光を透過させると共に、レーザ光源110Gから出力された緑色レーザ光をミラー112B側に反射する。ミラー112Bはハーフミラーであり、赤色レーザ光及び緑色レーザ光を透過させると共に、レーザ光源110Bから出力された青色レーザ光をミラー113側に反射する。3本のレーザ光はミラー112Bで重畳(合波)される。
ポリゴンミラー115は、パルスモータ等のポリゴンドライバ114によって例えば矢印で示す方向に一定速度(例えば1万〜2万rpm)で回転しており、レーザ光を所定の範囲の方向に反射する。このポリゴンミラー115は、周方向に所定枚数の反射面(ミラー)が均等配置されており、入光してくるレーザー光を回転中の反射面から各反射面ごとに順番に所定方向に反射(偏向)するように構成されている。ポリゴンミラー115の前方にはfθレンズ116が設けられており、ポリゴンミラー115とfθレンズ116とで、感光材片P1上、レーザビームを矢印Aで示す主走査方向に等速で偏向させる。感光材片P1は、コンベア2によって図2の紙面に対して垂直な方向に搬送される。従って、光変調されたレーザ光の走査によって感光材片P1の感光面が幅方向に露光される。
レーザ露光部12、13も同様に感光材片P1の幅方向の所定領域に光変調されたレーザ光を走査する。各レーザ露光部11、12、13からのレーザ光の走査は同一ライン状(あるいは千鳥状)となるように光軸が平行に設定され、かつ走査範囲が感光材片P1上で一部重複するように設定されている(図2参照)。
さらに、fθレンズ116の出射側であって、画像露光領域の直近の主走査方向Aの上流側には、レーザ光を同期センサ117側に反射するためのミラー118が設けられている。同期センサ117は、例えばフォトダイオード(PD)等の受光素子などで構成され、例えば赤色のレーザ光あるいは3色全てを受光することにより、画像の露光開始のための同期信号を出力する。
レーザ露光部11は、各レーザ光の強度がそれぞれ一定となるように設定されている。レーザ光源110R、110G、110Bから出射された各レーザ光の強度は、画像データを構成するR、G及びBの各成分の濃度階調に応じて、それぞれAOM111R、111G、111Bによって強度が変調される。
写真処理装置1は、全体の動作を制御するためのCPUなどからなる主制御部200を備える。主制御部200には、画像処理部203、画像データの入出力タイミングを制御するタイミング制御部240、及び内部にポリゴン用クロック発生器250a、ポリゴン同期制御部250b(図3)を備えてポリゴンドライバ114(124、134)に対する回転同期制御指示を行うポリゴン制御部250が接続されている。
レーザ駆動部110は、主制御部200とレーザ光源110R、110G、110Bとの間に接続されており、レーザ光源110R、110G、110Bから出力されるレーザビームの出射強度を所定の一定レベルに維持制御するものである。
画像処理部203は、図3に示すように露光領域決定部2031と、プリントするべき各色の画像データの主走査方向での分割処理及び各画像データに対する必要な階調濃度補正処理、及びシェーディング補正処理後の画像データの一時的な記憶を行う画処理部2032とを有するものである。画像データは、例えば1枚の写真画像データであり、RGB各色毎に、1ラインを構成する複数の画素データを複数ライン分有する二次元の画像データである。そして、画像処理部203はライン毎の各色の画像データをタイミング制御部240からのクロック信号を受けて1ライン分の画像データを順次1画素ずつ画像転送部210、ここではラインメモリ211R、211G、211Bへ出力する。
ラインメモリ211R、211G、211Bはタイミング制御部240からのクロック信号を受けて、各色の1ライン分の画像データをシリアルに記憶すると共に、同期センサ117からの検出信号に基づいて開始されるレーザ光による感光材への露光動作と同期して1画素ずつ順次に読み出すものである。
AOMドライバ212R、212G、212Bは、各色の画素データの階調濃度データに応じてAOM111R、111G、111Bを通過する各色のレーザ光の強度を変調するように制御するものである。AOM111R、111G、111Bは、図略の音響光学素子、超音波振動子及び光変調素子駆動部などで構成される。光変調素子駆動部から供給された駆動信号により超音波振動子が駆動されると、音響光学素子の内部に回折格子として機能する周期的な屈折率の変化が生じる。レーザ光がAOM111R、111G、111Bに入射されると、レーザ光は超音波振動により生じた回折格子によるブラッグ反射によって回折され、0次回折光及び1次回折光として出射する。0次回折光はスリット板の壁によりシールドされ、1次回折光がスリット板を通過してミラー112R、112G、112Bに入射する。
タイミング制御部240は、コンベア2により搬送される感光材片P1の先端が写真プリントを開始する位置(露光開始位置)まで搬送されてきたことをペーパー位置センサ2cからの検出信号で検出すると、露光動作を開始する。また、タイミング制御部240は、ポリゴンドライバ114からの図略のロータリーエンコーダ等の回転量検出手段からの回転パルスのパルス周期を検出し、パルス周期が安定している、すなわちポリゴンミラー115が定速回転していることを確認するものである。さらに、タイミング制御部240は、前記ペーパー位置センサ2cからの検出信号が入力され、かつポリゴンミラー115が定速回転していることの確認後、同期センサ117、127、137からの各検出信号(本実施形態ではR色のレーザ光の検出)を受ける毎に、所定のタイミングでラインメモリ211R〜211B、221R〜221B、231R〜231B及びAOMドライバ212R〜212B、222R〜222B、232R〜232Bに対して転送開始信号を出力する。画像処理部203は、転送開始信号が出力される毎に順次1ライン分の画素信号をラインメモリ211R〜211B、221R〜221B、231R〜231Bに読み出すものである。
図3は、画像処理及び露光処理部分の機能ブロック図である。画像入力部400は前述したように、フィルムの画像を光学的に読み取る装置、あるいは外部メモリ等から画像データを取得するネットワーク部を想定したものである。
また、レーザ光源110R〜110B、120R〜120B、130R〜130B及びAOM111R〜111B、121R〜121B、131R〜131Bはそれぞれに設定された環境温度下でレーザ光の出力が等しくなる、設定露光量に設計されている。
画像処理部203は、画像入力部400から画像保存部402を介して入力されるプリント対象の各画像を主走査方向において、レーザ露光部11、12、13がそれぞれ分担する予め設定された各走査域に対応して3区分に分割する露光領域決定部2031と、分割された各画像に対して、分割領域のつなぎ目に対して画像データの濃度値を所定のシェーディング係数で補正し、補正後の各画像データをそれぞれのメモリ部分に一時的に記憶するものである。なお、露光領域決定部2031は、各レーザ露光部11、12、13を用いて主走査方向に所定ドット分だけ予め一部重複させるように設定されたものである。画像入力部400から画像保存部401を介して転送されてきた画像データは、この露光領域決定部2031からの分担領域情報にしたがって画処理部2032で3分割される。
画像転送部210は、画像処理部203で処理された画像データをレーザ露光部11、12、13に同期して出力するものであり、タイミング制御部240からのクロック信号を受けて、ラインメモリ211R〜B、221R〜B、231R〜Bからなる画像転送部210において1ライン分の各色の画像データを、順次1画素ずつ各レーザ露光部11、12、13に同期して出力する。
また、この写真処理装置1には、図3に示すように、ポリゴンミラー115の回転方向の原点位置を検出するポリゴン原点検出部301と、ポリゴンミラー115の回転位相を指定する位相指定部302と、位相指定部302で指示された位相に移相動作を行わせるポリゴン同期制御部250bとを備えたポリゴンミラー組み合わせ変更手段300が設けられている。
ここで、ポリゴン原点検出部301(ポリゴン原点検出手段)は、各レーザ露光部についてポリゴンミラー115、125、135の回転方向の原点位置をそれぞれ検出するもので、ポリゴンミラー115、125、135に設けられた原点マーク1151、1251、1351を検出可能なセンサ、例えば光センサや磁気センサで構成されている。
また、位相指定部302(位相指定手段)は、ポリゴンミラー115、125、135間で反射面単位での回転位相を指定するものであり、本実施形態では、モニタ31、キーボード32及びマウス33により反射面単位での回転位相を指定することができるように構成されている。
また、ポリゴン同期制御部250b(ポリゴン同期制御手段)は、各ポリゴン原点検出部301からの検出結果を用いて対応するポリゴンミラー115の反射面単位での回転位相を位相指定部302で指示された位相に同期させるべくポリゴンドライバ114の起動時に移相動作を行わせるものである。
図4(a)〜(f)は、例えば6面を有するポリゴンミラー115、125の各反射面の異なる組み合わせ6つのそれぞれのテストパターンを示す説明図であり、分担領域の端部で一部重複させるライン状にテストパターンをプリントしたものである。図4において、(a)は、ポリゴンミラー115の原点マーク1151に対応する第1面に対して、ポリゴンミラー125の原点マーク1251に対応する第1面を同期して露光させた場合、(b)は、ポリゴンミラー125の原点マーク1251に対応する第1面の隣の第2面を同期して露光させた場合、(c)は、ポリゴンミラー125の第3面を同期して露光させた場合、(d)は、ポリゴンミラー125の第4面を同期して露光させた場合、(e)は、ポリゴンミラー125の第5面を同期して露光させた場合、(f)は、ポリゴンミラー125の第6面を同期して露光させた場合、それぞれのテストパターンのプリント画像であり、少なくとも6面分の反射面からのテストパターンのプリント画像をそれぞれ所定の周期で感光材P1にプリントしたものを示している。図4の例では(d)が最もずれの程度が少なくなっている。
移相動作は、ポリゴン同期制御部250bによるポリゴン用クロック発生器250aから各レーザ露光部11、12、13に供給されるクロックパルスに対し、両端となるレーザ露光部11、13(図5)についてポリゴン同期制御部250bによって、位相指定部302で指示された位相分(あるいは指定されたレーザ露光部12に対する位相差分)だけレーザ露光部11、13に供給されるクロックパルスを間引く間引き処理を行うことで位相ずれ(回転遅れ)を起こさせるようにしている。
このように、本実施形態によれば、ポリゴン原点検出部301と、位相指定部302と、ポリゴン同期制御部250bとを備えたポリゴンミラー組み合わせ変更手段300により、一方のポリゴンミラー115の1つの面に対して他方のポリゴンミラー125の面の数だけの異なる組み合わせを位相指定部302から指定し、この異なる組み合わせの中から、ずれの程度の比較的少ない組み合わせを容易に選択することができるように構成されている。ずれの程度の多少はずれの総和の他、太さが目立つテストパターンの有無で決めてもよい。
また、この写真処理装置1は、別の実施形態として、図3に示すように、1のレーザ露光部12に対して他方のレーザ露光部11、13を主走査方向である第1の方向に直交する第2の方向(副走査方向)に移動させるレーザーユニット移動部350(レーザーユニット移動手段)を設けることも可能である。
この別の実施形態では、このレーザーユニット移動部350により、レーザ露光部11、13を副走査方向に移動させて、レーザ露光部12に対するずれを小さなものにすることができるように構成される。図5は、写真処理装置1の別の実施形態においてレーザ露光部11、13を副走査方向に移動させるレーザーユニット移動部350の概略の構成を示す平面図である。
図3と図5とに示すように、レーザーユニット移動部350は、それぞれのレーザ露光部11、12、13の副走査方向への移動量を設定ないし制御するレーザーユニット移動制御部351と、レーザ露光部11、13を副走査方向に移動させる一対のレーザーユニット移動機構352(図5)と、レーザーユニット移動モータ353とを備えている。また、レーザーユニット移動モータ353は、パルスモータ等でレーザーユニット移動機構352を駆動するレーザーユニット移動制御部351からの信号によりボールねじ354の回転を制御してレーザ露光部11、13を副走査方向に移動させる。
移動量指定部355は、レーザ露光部11、13の移動量を指定するものであり、本実施形態では、モニタ31、キーボード32及びマウス33により、後述するように、副走査方向の1走査線単位での移動量を指定することができるように構成されている。
レーザーユニット移動制御部351は、移動量指定部355から指定された移動量に基づいて、レーザ露光部11、13を副走査方向である第2方向に移動するための移動量を設定ないし制御するものである。
この別の実施形態においては、レーザ露光部11を副走査方向に1走査単位で順次移動することにより、図4(a)〜(f)に示されるテストパターンのプリントを作成することができる。(a)は、レーザ露光部11とレーザ露光部12とが基準位置に配置された状態で、ポリゴンミラー115、125を同期して露光させた場合であり、(b)は、ポリゴンミラーの位相を変えることなく、レーザ露光部11を、1走査線に相当する移動量だけ副走査方向に移動して露光させた場合である。ここで、(b)及び(c)は、レーザ露光部11を上方向(上流方向)に1走査線に相当する移動量ずつ移動した場合であり、(d)〜(f)は、レーザ露光部11を下方向(下流方向)に移動した場合のテストパターンを示している。上記実施形態と同様に、ずれの程度が最も少ないテストパターンは、(d)である。
ここで、最もずれの量が少ないパターンを移動量指定部355から指定することで、レーザユニット移動制御部351は、指定されたパターンに相当する移動量(本実施形態においては、レーザ露光部11を下流方向に4走査線に相当する移動量)を設定し、レーザユニット移動機構352に対してレーザ露光部11を上記移動量分だけ移動させるように制御する。
このように、写真処理装置1の別の実施形態においては、図5に示すように、レーザーユニット移動制御部351が、レーザ露光部11、13の副走査方向である第2の方向への移動量を設定ないし制御し、レーザーユニット移動機構352が、レーザ露光部11、13を第2の方向に移動させるので、ポリゴンミラーの反射面の組み合わせを変更することなく、容易に1のレーザ露光部12に対して他方のレーザ露光部11、13を第2の方向に移動させて、ずれの程度を小さくすることができるようになっている。
なお、本発明は、以下の態様が採用可能である。
すなわち、本発明は、必ずしも上述のようにポリゴンミラー組み合わせ変更手段300と、レーザーユニット移動部350とのいずれか一方を別々に備えたものに限定されない。レーザ露光部11、12、13のポリゴンミラー115、125、135の反射面の組み合わせを変更するポリゴンミラー組み合わせ変更手段300と、1のレーザ露光部12に対して他方のレーザ露光部11、13を第1の方向の直交する第2の方向に移動させるレーザーユニット移動部350の両方を備えたものも採用可能であるなど、種々の設計変更が可能である。
その場合、図4に示すテストプリントをポリゴンミラー115、125、135の反射面の組み合わせを変更することで作成し、テストプリントにおけるずれ量の少ない組み合わせからレーザ露光部11、13の移動量を設定し、レーザ露光部11、13を副走査方向に移動することで、ずれの程度を小さくするように制御してもよい。また、それとは逆に、レーザ露光部11、13を副走査方向に移動することで、テストプリントを作成し、ずれの程度を小さくするようにポリゴンミラー115、125、135の反射面の組み合わせを変更することでずれの程度を小さくするように制御してもよい。
また、ポリゴンミラー組み合わせ変更手段300において、ポリゴン原点検出部301は、ポリゴンミラー115、125、135に設けられた原点マーク1151、1251、1351を検出可能なセンサで構成されたものに限定されない。各レーザ露光部についてポリゴンミラー115、125、135の回転方向の原点位置を検出するものであれば、種々の機構が採用可能である。
また、レーザーユニット移動機構352も必ずしもボールねじ354によりレーザ露光部11、13を副走査方向に移動させることができるように構成されたものに限らない。通常のスライド方式など、種々の設計変更が可能である。
さらに、分担するレーザ露光部の台数は3台に限定されず、2台でもよく、あるいは4台又はそれ以上の所定台数であってもよく、任意のタイプが採用可能である。また、レーザ露光ユニット10は、各レーザ露光部を共通の筐体内に収納する態様でもよい。
本発明に係る画像形成装置の一実施形態を示す写真処理装置の全体構成図である。 レーザ露光ユニットの構成の一例を示す図である。 画像処理及び露光処理部分の機能ブロック図である。 ポリゴンミラーの面の異なる組み合わせ6つのそれぞれのずれのパターンの違いを示す説明図であり、(a)〜(f)は、それぞれの組み合わせにおけるずれのパターンを示している。 写真処理装置の別の実施形態において、レーザ露光部を副走査方向に移動させるレーザーユニット移動部の概略の構成を示す平面図である。
符号の説明
1 写真処理装置(画像形成装置)
11、12、13 レーザ露光部
114、124、134 ポリゴンドライバ
115、125、135 ポリゴンミラー
300 ポリゴンミラー組み合わせ変更手段
301 ポリゴン原点検出部(ポリゴン原点検出手段)
302 位相指定部(位相指定手段)
250b ポリゴン同期制御部(ポリゴン同期制御手段)
350 レーザーユニット移動部(レーザーユニット移動手段)
351 レーザーユニット移動制御部
352 レーザーユニット移動機構

Claims (3)

  1. 露光ビームを偏向させるべく周方向に複数の反射面を備えたポリゴンミラーとこのポリゴンミラーを定速回転させるポリゴンドライバとを有するレーザ露光部を複数備え、第1の方向における所定の走査領域を一部重複域を有しつつ前記複数のレーザ露光部の露光ビームで分担して走査する画像形成装置において、
    1のレーザ露光部のポリゴンミラーの1の反射面に対して同期する他方のレーザ露光部のポリゴンミラーの反射面の組み合わせを変更するポリゴンミラー組み合わせ変更手段と、1のレーザ露光部に対して他方のレーザ露光部を前記第1の方向の直交する第2の方向に移動させるレーザーユニット移動手段との少なくともいずれか一方を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記ポリゴンミラー組み合わせ変更手段は、前記各レーザ露光部について前記ポリゴンミラーの回転方向の原点位置を検出するポリゴン原点検出手段と、前記ポリゴンミラー間で前記反射面単位での回転位相を指定する位相指定手段と、前記各ポリゴン原点検出手段からの検出結果を用いて対応するポリゴンミラーの前記反射面単位での回転位相を前記位相指定手段で指示された位相に同期させるべく前記ポリゴンドライバの起動時に移相動作を行わせるポリゴン同期制御手段とを備えたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記レーザーユニット移動手段は、レーザ露光部の前記第2の方向への移動量を設定ないし制御するレーザーユニット移動制御部と、レーザ露光部を前記第2の方向に移動させるレーザーユニット移動機構とを備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
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