JPH0714785Y2 - 冷蔵ショーケースの冷気調整構造 - Google Patents

冷蔵ショーケースの冷気調整構造

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JPH0714785Y2
JPH0714785Y2 JP10664789U JP10664789U JPH0714785Y2 JP H0714785 Y2 JPH0714785 Y2 JP H0714785Y2 JP 10664789 U JP10664789 U JP 10664789U JP 10664789 U JP10664789 U JP 10664789U JP H0714785 Y2 JPH0714785 Y2 JP H0714785Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、食品等を冷蔵して陳列する冷蔵ショーケース
に関し、特に寿司店等で寿司ネタの生鮮魚介類を冷やし
て陳列するいわゆるネタケースの冷気調整構造に関する
ものである。
【従来の技術】
この種の冷蔵ショーケースは、少なくとも一面がガラス
で構成されて内部が透視できる陳列室と、冷媒を圧縮、
凝縮、膨張及び蒸発させて陳列室内を冷却する冷凍装置
とを有し、冷凍装置は、機械室内に配設される。 このような装置は、従来より種々の構造のものが提案さ
れ、或は使用されてきたが、一般的には、例えば特開昭
62−37665号公報に示されるように、陳列室内に冷媒の
蒸発器を配置し、冷媒の蒸発熱を陳列室内の空気から直
接奪ってこれを冷却する形式のものであった。 この冷媒蒸発器は、その直接の使用目的から冷却器とも
呼ぶが、冷媒導通管と伝熱促進板とからなる。これを陳
列室内に設けると、冷却器周辺の空気が著しく低温にな
り、陳列室内に空気の対流が生じ、この対流が進むこと
によって陳列室内の温度が所定値に維持される。 しかし、この形式のものでは、冷却器及びその周囲の領
域で空気温度が著しく低温となることから、同領域で水
分の凝結が生じて、陳列室内の空気が乾燥する弊害があ
る。陳列室内の空気の過度の乾燥は、特に寿司ネタ等の
生鮮魚介類の冷蔵には好ましくないため、例えば実開昭
64−41875号公報に示すように、乾燥を防止する工夫が
提案されている。 本出願人は、先に、陳列室を内箱と外箱とからなる二重
構造とし、先ず内箱と外箱の間に流れる空気を冷却器に
より冷却し、内箱内の陳列空間の空気をこれによって冷
却する間接冷却式の冷蔵装置を提案した(特開平02−23
3966号公報参照)。
【考案が解決しようとする課題】
内箱及び外箱を備えた二重構造型の陳列室を有する間接
冷却方式の冷蔵ショーケースにおいては、内箱内の陳列
スペースを間接的に冷却すると、内部が乾燥したり、局
所的に霜が発生したりする不具合がない反面、内部の湿
分が飽和し易く、冷蔵食品に水分が付着してべたべたに
なり易い。また、湿気が冷蔵食品の出し入れに際し侵入
すると、よく冷えた内箱のフロントガラスに接触して結
露し、曇りが発生して陳列機能を阻害する。 これを防ぐには、冷却器で冷却されて乾燥した冷気を、
部分的に陳列スペース内に吐出・吸引するのが好適であ
るが、冷気吐出量調整装置の調整レバーを外部へ突設さ
せると、その部分の構造が複雑になり、製作、組立が困
難になるきらいがある。 従って、本考案は、かかる事情に鑑みなされたものであ
って、冷蔵食品がべたべたになったり、曇りが発生した
りすることを防止しうるだけでなく、構造が簡単で製
作、組立が容易であると共に操作も簡単な冷蔵ショーケ
ースの冷気調整構造を提供することを目的とするもので
ある。
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するため、本考案による冷気調整構造
は、下部の機械室内に配設された冷凍装置と、前記機械
室の上方に配置され内箱及び外箱を備えた二重構造型陳
列室とを有し、前記内箱及び外箱は相互の間に冷気循環
通路を画成する冷蔵ショーケースにおいて、前記内箱の
上方に画成され前記冷気循環通路の一部をなす天井冷気
通路内に冷気吐出量調整装置を配設し、該冷気吐出量調
整装置を通る冷気が前記内箱内へ吐出され且つ吐出され
た該冷気が天井冷気通路に吸入されるように前記天井冷
気通路に検出された通気孔から前記冷気吐出量調整装置
の調整レバーを前記内箱内へ延出させてなることを特徴
とするものである。
【作用】
冷凍装置で冷却された空気即ち冷気は、冷気循環通路を
循環し、陳列室の内箱の外側から内部の陳列スペース内
を冷却するが、天井冷気通路を流れる冷気の一部は、吐
出量調整装置を通って通気孔から内箱内へ吐出し、別の
通気孔から天井冷気通路に吸入される。吐出量調整装置
の調整レバーは、通気孔を通って内箱内に突出されてお
り、差し入れた手によって調整レバーを動かすと、冷気
吐出量が簡単に調整される。
【実施例】
次に、本考案の実施例を添付図面を参照して説明する
が、各図において同一符号は同一又は対応部分を示すも
のとする。尚、以下の実施例は、寿司店等で使用される
いわゆるネタケースに本考案を適用したものであるが、
同種の生鮮魚介類を冷蔵陳列する装置にも勿論適用可能
であると共に他の冷蔵食品用装置にも適用可能である。
従って、本実施例は、単なる例示にすぎず、本考案をこ
れに限定する趣旨ではない。 先ず、第3図は、本考案の実施例に係るネタケース(冷
蔵ショーケース)1を斜め前方からみた斜視図、第4図
は、これを斜め後方より見た斜視図であるが、ネタケー
ス1は、上部の陳列室2と下部の機械室3と備え、詳細
構造は後述する陳列室2の一部をなすトップフレーム34
の両端にサイドカバー4、4が取り付けられている。 第4図に示すように、通常寿司職人側に位置する機械室
3の後面は、通風孔9を備えた後カバー8で構成されて
おり、これには、後述する冷凍装置に連絡した電源コー
ド5、アース線6及び電源のオン・オフスイッチS等が
取り付けられ、更に2本の排水パイプ7が貫通して装着
されている。同様に陳列室2の後面には、2組の引き戸
11が開閉自在に嵌装され、中央のセンターフレーム10に
よって左右に分けられている。陳列室2の外側フロント
ガラス38は、前方即ち寿司職人に対向する顧客側に向い
ていて、顧客が陳列室2の内部を見ることができる。 第1図は、第3図のネタケース1を長手方向垂直面で切
断した立断面図、第2図は、第1図のII−II線に沿う断
面であるが、これ等の図は、本考案の特徴を含むネタケ
ース1の内部構造を示している。また、第5図は、第1
図のV−V線に沿った平断面図である。 第1図及び第5図から明らかなように、機械室3は、断
熱構造体21で上方を覆われているが、この断熱構造体21
は部分的に凹形にへこんで形成されて冷却器室12を画成
している。冷却器室12には、ブロワーファン14と冷却器
(蒸発器)15とが配置され、冷却器室12の外の機械室3
に配設された(冷媒)圧縮機16、凝縮器19及び2個の凝
縮器用ファン18a、18bと共に冷凍装置を構成している。 冷却器室12内には、ブロワーファン14側と冷却器15側と
を分ける仕切板64及びブロワーファン14からの空気を案
内する複数の風向板32a、32bが設けられ、後述する冷気
通路から入口12bを通って入る空気をブロワーファン14
に導き、そこから出た空気を分散して冷却器15に導き、
冷却された空気を出口12aより冷気通路へ送出する。入
口12bより入った空気の温度は、感温部31を介してサー
モスタット30にて検出され、電装盤13に印加されて冷凍
装置の運転の制御に使用される。 特に、第5図に明瞭に示されているが、ダクト形成板33
と一体的に形成されたスタンドに支持されたファン18
a、18bは、凝縮器19を通して空気を吸引し、これを冷却
するが、ファン18aの吐出空気は、好ましくはゴム製の
脚17によって弾性支持された圧縮機16に向けられ、これ
を冷却する。 また、ファン18bから出た暖かい空気は、ダクト形成板3
3によって案内されて前方へ導かれ、後述するように外
側フロントガラス38の曇り防止に使用される。 第1図及び第2図を参照するに、機械室3の上方に陳列
スペース65を画成する陳列室2は、後面が共通の引き戸
11で閉じられる内箱と外箱とから主として構成され、天
井部、底部、前部及び両側部が二重構造となって、両者
の間に冷気循環通路(後述)を画成している。 詳述するに、陳列室2の内箱は、傾斜して後方の方が高
くなった底板23、その両側端から上方に延出した一対の
側板24、側板24の上端を連結する水平な長い天板36及び
内側フロントガラス39によって構成されている。底板23
の傾斜下端はほぼ直角に折り曲げられ、更に前述の傾斜
面と平行に延びて溝部66を画成し、更に逆方向に傾斜し
た先端が、パッキン41aが嵌着されたフロントガラス39
の下端を支持している。また、パッキン41bが嵌着され
たフロントガラス39の上端は、長手方向に離間して配設
されたスペーサ81及び下面に多数の開口が形成されたガ
イド80を介して天板36に支持されている。パッキン41a
及び41bは、後述するように連続したU型断面パッキン
で、通常のガラス用のものである。 内箱を取り囲む陳列室2の外箱は、前述した断熱構造体
21、この両側端に接続されて上方へ延びた一対のサイド
フレーム25、これ等の上端部を相互に連結するトップフ
レーム35及びこれ等によって周囲が係合支持された外側
フロントガラス38から構成されている。フロントガラス
38は、特に第2図に明らかなように、2枚の曲げ板ガラ
スよりなる複層ガラスであり、コ字形の断面をもつパッ
キン37aが嵌着された下端は、底板23と平行に延びて傾
斜した断熱構造体21の下端部で支持されている。断熱材
27が充填された断熱構造体21は、底板23と平行に延びて
下部冷気通路(冷気循環通路)20を画成し、これは、側
板24とサイドフレーム25との間の側部冷気通路(冷気循
環通路)28に連通する一方、冷却器室12にも連通してい
る。下部冷気通路20には、冷却器15によって冷却された
最も低温の空気が出口12aから流入するが、これに面す
る底板23の下面には断熱材22が充填もしくは貼設され、
側部冷気通路28のサイドフレーム25の外面には、断熱材
26が充填もしくは貼設されて冷気の有効利用を図ってい
る。 パッキン37bが嵌着された外側フロントガラス38の上端
を支持するトップフレーム35は、トップカバー34に連結
すると共に天板36に固定部材42を介して連結し、天板3
6、スペーサ81及びこれと同厚のコ形のシール部材83と
協働して天井冷気通路(冷気循環通路)29を画成してい
るが、これは、通気孔85a、85bを介して陳列スペース65
に連通している。固定部材42は、天板36の長手方向に延
びてはいるが、天井冷気通路29を区画する程長いもので
はない。天井冷気通路29は、他端で(第1図の左側部)
同様の側部冷気通路28に連絡し、更に戻り通路71を介し
て冷却器室12に連絡している。 内箱のフロントガラス39と外箱のフロントガラス38の間
に画成された前部冷気通路(冷気循環通路)40は、第1
図の右端及び左端において、側部冷気通路28、28に連通
すると共に、天井冷気通路29とも連絡している。 第2図及び第6図から明らかなように、天井冷気通路29
においてスペーサ81と同厚のシール部材83の上には、複
数の矩形開口80aをもつ案内枠体即ち、ガイド80が、ス
ペーサ81と共締で天板36に固定されている。第6図
(b)にガイド80の詳細が示されているが、中央部に若
干大きめの矩形開口80bが穿設され、更に後述のスライ
ダ87の案内部材を兼ねるスティフナー80cが固定されて
いる。スライダ87には、ガイド80の矩形開口80aに対応
する大きさの矩形開口87aが同じ間隔で穿設され、矩形
開口80bに対応する部分には、ガイド80にスライダ87を
挿着後、調整レバー89がビス止めされている[第6図
(a)参照]。第6図(a)、(b)に示すガイド80、
スライダ87及びレバー89は、組み立てられて冷気吐出量
調整装置を形成するが、この際、レバー89は、矩形開口
80bを通って延び、通気孔85aを通り陳列スペース65の中
に突出している。第2図においては、レバー89は想像線
(2点鎖線)で部分的に示されている。 再び、第2図に戻って、機械室3の底板58から下方へ突
出した脚56には、ゴム製のパッド57が貼着されており、
これによりネタケース1は、弾性的に支持される。機械
室3の前カバー52の上部には開口51が穿設されており、
これは断熱構造体21の前端部を覆うエアガイド44によっ
て画成された温風通路50に連絡している。前述の凝縮器
用ファン18bによって凝縮器19を通って吸引、吐出され
た温かい空気は、ダクト形成板33によって案内されて前
カバー52に至り、温風通路50を通ってフロントガラス38
の外面に沿って吹き出される。前述したように、フロン
トガラス38は、複層になっており、前部冷気通路40を通
る冷気は十分断熱されるが、外面に沿って吹き出される
温風が結露及び曇りの防止を全うする。 第4図及び第5図に示すように、機械室3の両端部に位
置する排水パイプ7から延びた排水ホース49は、それぞ
れ第2図に示すように接続パイプ47を介して底板23の溝
部66の排水口45に接続している。排水口45を画成する環
状の打出部46には、環状のシール部材48が嵌装されてい
る。溝部材66は、陳列スペース65内の水分を集合する機
能をもつが、底板23の上面とほぼ面一となるように敷板
43が着脱自在に設けられている。尚、図示しないが、底
板23の上面及び敷板43の上には、“スノコ”や“ぎん
す”等を敷いてその上にネタをのせるのが一般的であ
る。 トップフレーム35に連結したトップカバー34は、第4図
に示すごとくセンターフレーム10を介して後カバー8に
連結されているが、このトップカバー34は、その下部に
引き戸11の上端を受け入れて案内支持するレール部55を
形成している(第2図)。また、傾斜した底板23は、上
端で断熱構造体21の一部に連結し、レール部53を支持し
ている。レール部53は、内部にスライダ54を有し、引き
戸11の下端を摺動容易に受け入れ支持している。このよ
うにして、引き戸11は、ネタケース1の長手方向に摺動
して開閉され、ネタが陳列スペース65内へ入れられ、或
は出される。 次に、フロントガラス38、39の左右両端の取付構造を説
明する。 第7図の分解斜視図において、外側フロントガラス38の
周囲には、パッキン37a、37bを含む一体連続パッキン37
が装着されており、その両端は断熱材26が貼着されたサ
イドフレーム25上にセットされ、サイドカバー4でカバ
ーされる。 外側フロントガラス38と同様に、内側フロントガラス39
の外周も、パッキン41a、42bを含む一体形パッキン41に
よって囲まれている。側板24の外面には、取付板91が接
着され、更に取り外し自在の補強部材93がねじ94で固定
されている。補強部材93は、図示の通り、フロントガラ
ス39の曲げ部に向かって延在しており、その先端部93a
は、側板24に接している。側板24は、変形が容易なよう
にできており、補強部材93が取り付けられていない組立
時は、外側に曲げ開かれてフロントガラス39の組み込み
が容易に行われる。フロントガラス39がパッキン41と共
に組み込まれた後、補強部材93が取付板91に固定される
が、その先端93aが側板24に接しているから、側板24は
パッキン41に押し付けられて、シールが十分に行われ
る。以上の説明から十分理解できるように、取付板91及
び補強部材93は、側部冷気通路28の中にあって、冷気の
流れも案内する。 再び、第1図に戻って、天井冷気通路29の下流部分に
は、スライダ87と一体となって動く遮流部材97と、天井
冷気通路29の他の部分を閉じる固定の遮流部材99とが設
けられている。 前述した構造のネタケースにおいて、冷凍装置を電装盤
13により運転すれば、圧縮機16で冷媒が圧縮され、凝縮
器19で凝縮された冷媒が膨張して冷却器15に入る。ブロ
ワーファン14で送給された空気から冷媒が蒸発熱を奪う
ので、冷却された空気即ち冷気が得られ、出口12aから
下部冷気通路20に入った冷気は、側部冷気通路28に入
る。前述したように、ここで前部冷気通路40を流れるも
のと、天井冷気通路29へ向かうものとに分かれ、前者
は、前部冷気通路40のフロントガラス38、39の傾斜部に
沿って流れる。この流れは、反対側の側部冷気通路28内
を流れ戻り通路71から冷却器室15へと流入し、これを繰
り返す。冷気通路28、40、28を流れる際、冷気は側板24
及びフロントガラス39を通して陳列スペース65内の空気
から熱を奪い冷却する。 同時に、天井冷気通路29内に流入した冷気は、次のよう
に流れる。レバー89の位置が調整されて、ガイド80の開
口80aとスライダ87の開口87aが完全に一致していれば
(全開)、遮流部材97、99の上流側で、開口80a、87aを
通り、更に通気孔85aを通って、フロントガラス39の内
面に沿って陳列スペース65内に流入する。 流入した冷気は、フロントガラス39の内面に沿って流
れ、遮流部材97、99の下流側で通気孔85a、85b、開口80
a、87aを通って、天井冷気通路29に戻り、側部冷気通路
28へ至り、他の流れと合流して冷却器室12へ戻る。冷気
は、冷却器15で冷却されるとき湿分が除去されるから乾
燥しているので、フロントガラス39の内面に沿って流れ
る際、周囲の湿分を奪う。即ち、フロントガラス39の内
面に水分(結露、霜)が付着していれば、これを蒸発さ
せて除去する。また、これは遮蔽気体の機能を有し、暖
気(引き戸11を開けた際に流入する)が直接フロントガ
ラス39に接触することを防止する。 前述に反し、開口80aと開口87bが完全にずれていれば
(全閉)、冷気は開口80aが閉じているから、通気孔85a
側へは流入しない。遮流部材97、99があっても、第2図
に示すように、冷気通路29、40は、若干の隙間を通じて
連通しており、十分流れる。 前述した全開と全閉の間で、開口80aの通気面積は、無
段階に行われるが、これは、レバー89を陳列スペース65
内から操作して行う。レバー89の巾と、ガイド80の開口
80bの巾を適切に選定することにより、全開位置と全閉
位置は規制され、その間でレバー89の位置が、必要に応
じ調整される。
【考案の効果】
以上、本考案によれば、天井冷気通路を流れる冷気は、
冷気吐出量調整装置を通って通気孔から内箱内に吐出す
るので、冷蔵食品がべたべたになったり、曇りが発生し
たりすることを防止できると共に、冷気吐出量調整装置
の調整レバーは、天井冷気通路の通気孔から内箱内に延
出しているので、それ自体の構造が簡単であると共に、
特別のシール部材も必要でなく、関連部分の陳列室も構
造を簡単にすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係る実施例の要部を示す断面図、第
2図は、第1図のII−II線に沿う立断面図、第3図は、
前記実施例に係る前方斜視図、第4図は、同じく後方斜
視図、第5図は、第1図のV−V線に沿う平断面図、第
6図(a)、(b)及び(c)は、本実施例の要部を構
成する各部材の個別の斜視図、第7図は、前記実施例の
部分を示す部分分解斜視図、第8図は、第7図のVIII−
VIII線に沿う部分断面図である。 1…ネタケース(冷蔵ショーケース)、2…陳列室、3
…機械室、20…下部冷気通路(冷気循環通路)、21、2
5、35…フロントガラス38と共に外箱を構成する断熱構
造体、サイドフレーム、トップフレーム、23、24、36…
フロントガラス39と共に内箱を構成する底板、側板、天
板、28…側部冷気通路(冷気循環通路)、29…天井冷気
通路(冷気循環通路)、38、39…フロントガラス、40…
前部冷気通路(冷気循環通路)、80…ガイド(冷気吐出
量調整装置)、85a、85b…通気孔、87…スライダ(冷気
吐出量調整装置)、89…調整レバー(冷気吐出量調整装
置)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】下部の機械室(3)内に配設された冷凍装
    置と、前記機械室(3)の上方に配置され内箱及び外箱
    を備えた二重構造型陳列室(2)とを有し、前記内箱及
    び外箱は相互の間に冷気循環通路(20、28、29、40)を
    画成する冷蔵ショーケースにおいて、前記内箱の上方に
    画成され前記冷気循環通路の一部をなす天井冷気通路
    (29)内に冷気吐出量調整装置(80、87、89)を配設
    し、該冷気吐出量調整装置(80、87、89)を通る冷気が
    前記内箱内へ吐出され且つ吐出された該冷気が前記天井
    冷気通路(29)に吸入されるように前記天井冷気通路
    (29)に形成された通気孔(85a、85b)から前記冷気吐
    出量調整装置の調整レバー(89)を前記内箱内へ延出さ
    せてなることを特徴とする冷蔵ショーケースの冷気調整
    構造。
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