JPH07147596A - ディジタル直交変調回路 - Google Patents

ディジタル直交変調回路

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Publication number
JPH07147596A
JPH07147596A JP5293437A JP29343793A JPH07147596A JP H07147596 A JPH07147596 A JP H07147596A JP 5293437 A JP5293437 A JP 5293437A JP 29343793 A JP29343793 A JP 29343793A JP H07147596 A JPH07147596 A JP H07147596A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polarity
quadrature
signal
gray code
modulation
Prior art date
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Pending
Application number
JP5293437A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazushi Takahashi
一志 高橋
Kenzo Urabe
健三 占部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kokusai Electric Corp
Original Assignee
Kokusai Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kokusai Electric Corp filed Critical Kokusai Electric Corp
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Publication of JPH07147596A publication Critical patent/JPH07147596A/ja
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来技術の問題点であった位相バランスのず
れや、キャリアリークの発生による変調精度の劣化を解
決する。 【構成】 クロック発生器11によって、変調キャリア
周波fcの4倍の周波数4fcを有するクロックを発生
し、この発生クロックを2ビットグレイコード発生器1
2に入力して2ビットグレイコードG0,G1を発生す
る。発生2ビットのグレイコードG0,G1はそれぞれ極
性反転回路13及び14に入力する。極性反転回路13
には直交変調信号の同相成分Iが入力しグレイコードG
0の極性により極性反転し、極性反転回路14には直交
変調信号の直交成分Qが入力しグレイコードG1の極性
により極性反転する。極性反転されたIデータ及びQデ
ータは加算器15で加算され、D/A変換器16でアナ
ログ信号に変換され、バンドパスフィルタ17を通して
出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、変調回路として一般的
に用いられている直交変調回路の改良に関し、特に直交
変調回路をディジタル回路構成としたものである。
【0002】
【従来の技術】従来、直交変調回路として、多値QAM
(Quadrature Amplitude Mod
ulation)や多相PSK(Phase Shif
t Keying)における変調には、同相成分I、直
交成分Qからなる変調信号を互いに直交するキャリア信
号に平衝変調し、加算合成する直交変調回路が用いられ
ている。この従来の直交変調回路の構成例を図4に示
す。基準搬送波発生回路21と、該基準搬送波発生回路
21の出力を互いに直交するキャリア信号に分配する9
0゜位相分配器22と、該90゜位相分配器22の2つ
の出力と、変調信号の同相成分I、及び直交成分Q(い
ずれもアナログ)とをそれぞれ掛け合わせて周波数変換
する平衝変調回路23、24、それらの出力をレベル合
成する合成器25と、該合成器25の直交変調後の不要
高調波を除去するBPF26から構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この方式では
位相分配器22で発生するキャリア信号の同相成分I、
直交成分Qの位相バランスの誤差や、平衝変調回路2
3、24におけるキャリアマークの発生等により、精度
の良い直交変調を行うには問題があった。
【0004】本発明の目的は、直交変調回路をディジタ
ル回路で構成し、従来技術の問題点であった位相バラン
スのずれや、キャリアリークの発生による変調精度の劣
化を解決することのできるディジタル直交変調回路を提
案することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、変調キャ
リア周波数の4倍の周波数を有するクロックを発生する
クロック発生器と、該クロック発生器のクロックに従っ
て2ビットのグレイコードを発生する2ビットグレイコ
ード発生器と、該2ビットグレイコード発生器の出力と
直交変調信号の同相成分Iおよび直交成分Qをそれぞれ
入力し該直交変調信号の同相成分Iおよび直交成分Qの
極性を反転するそれぞれ第1および第2の極性反転回路
と、該第1および第2の極性反転回路の出力を加算する
加算器と、該加算器による加算結果をアナログ信号に変
換するD/A変換器と、該D/A変換器によるD/A変
換後の不要高調波を除去するバンドパスフィルタとから
成るディジタル直交変換回路によって達成される。
【0006】
【作用】上記本発明のディジタル直交変換回路は、ディ
ジタル回路で変調信号の処理をしD/A変換してアナロ
グ信号を出力する。即ち、クロック発生器によって変調
キャリア周波fcの4倍の周波数4fcを有するクロッ
クを発生し、これをグレイコード発生器に入力して2ビ
ットのグレイコードG0、G1を発生する。この2ビット
グレイコード信号の1つのG0を第1の極性反転回路に
入力し直交変調信号の同相成分Iを極性反転し、他のグ
レイコード信号G1を第2の極性反転回路に入力し直交
変調信号の直交成分Qの極性反転を行なう。極性反転し
たそれぞれのIデータとQデータは次の加算器で加算
し、加算結果をD/A変換器で4fcアナログ変換し、
バンドパスフィルタを通して周波数fcの変調信号を出
力する。
【0007】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面にもとづいて説
明する。図1は本発明の一実施例ブロック構成図で、1
1は変調キャリア周波の4倍の周波数を有するクロック
を発生するクロック発生器で、該クロック発生器の出力
を2ビットグレイコード発生器12に入力して2ビット
のグレイコードを発生する。13及び14は、それぞれ
第1及び第2の極性反転回路で、極性反転回路13には
グレイコードG0と直交変調信号の同相成分I(ディジ
タル)が入力し、極性反転回路14にはグレイコードG
1と直交変調信号の直交成分Q(ディジタル)が入力し
極性反転が行なわれる。15は両極性反転回路13、1
4の出力の加算器で、加算結果をD/A変換器16及び
バンドパスフィルタ17を通して変調信号を出力する。
【0008】以上の構成回路は次のように作用する。変
調キャリア周波fcの4倍の周波数を有するクロックを
発生するクロック発生器11から4fcの周期で2ビッ
トグレイコード発生器12にクロック信号が入力され
る。2ビットグレイコード発生器12では図3の表に示
したグレイコード(G1、G0)の2ビットディジタル信
号を発生する。極性反転回路13には直交変調信号のI
(同相成分)とグレイコードG0が入力し、G0の極性に
よりIデータの極性を反転させ、また、極性反転回路1
4には直交変調信号のQ(直交成分)とグレイコードG
1が入力し、G1の極性によりQデータの極性を反転させ
る。これは、1ビットのディジタルデータG0およびG1
によるディジタル乗算と等価な処理である。次に上記極
性反転されたIデータ、Qデータは加算器15で加算処
理された後に、D/A変換器16で4fcの周期でD/
A変換される。D/A変換されたアナログ信号は、高調
波除去のためにバンドパスフィルタ17を通して出力さ
れ、周波数fcを中心とするディジタル直交変調された
波形が得られる。
【0009】ここで、図2に2ビットグレイコード発生
器の出力と変調用キャリア信号との対応を示す。変調用
キャリア(破線)を同図の・印で示した周波数4fcの
サンプリングポイントでながめると、変調用キャリア
の、 直交成分は+A,+A,−A,−A… 同相成分は+A,−A,−A,+A… の周期を繰り返している。ここで、+Aをディジタルの
論理値”0”、−Aをディジタルの論理値”1”に置き
換えたとすると、図3の表に示した2ビットのグレイコ
ードで表現できることがわかる。
【0010】以上のようにして、本構成によれば、変調
後のキャリア信号をディジタルのままで生成処理できる
ので、D/A変換出力には、変調後のキャリア信号波形
が容易に得られ、これはレベルバランスの調整を必要と
しないために、無調整で精度の良い直交変調信号を得る
ことができる。
【0011】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、従来の90゜位相分配器や平衝変調器を1つの
グレイコード発生器と2つの極性反転回路で置き換える
ので、ハードウェア規模を縮小するのに極めて有効であ
り、IC化にも適する。また、変調後のキャリア信号を
ディジタル的に生成するので、無調整で精度の良い直交
変調信号を出力できる直交変調器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例回路を示すブロック構成図で
ある。
【図2】本発明の一実施例の2ビットグレイコード発生
の動作説明図である。
【図3】本発明の一実施例の2ビットグレイコード説明
表である。
【図4】従来の回路ブロック図である。
【符号の説明】
11…クロック発生器、12…2ビットグレイコード発
生器、13、14…極性反転回路、15…加算器、16
…D/A変換器、17…バンドパスフィルタ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変調キャリア周波の4倍の周波数を有す
    るクロックを発生するクロック発生器と、該クロック発
    生器のクロックに従って2ビットのグレイコードを発生
    する2ビットグレイコード発生器と、該2ビットグレイ
    コード発生器の出力と直交変調信号の同相成分Iおよび
    直交成分Qをそれぞれ入力し該直交変調信号の同相成分
    Iおよび直交成分Qの極性を反転するそれぞれ第1およ
    び第2の極性反転回路と、該第1および第2の極性反転
    回路の出力を加算する加算器と、該加算器による加算結
    果をアナログ信号に変換するD/A変換器と、該D/A
    変換器によるD/A変換後の不要高調波を除去するバン
    ドパスフィルタとにより構成されることを特徴とするデ
    ィジタル直交変調回路。
JP5293437A 1993-11-24 1993-11-24 ディジタル直交変調回路 Pending JPH07147596A (ja)

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JPH07147596A true JPH07147596A (ja) 1995-06-06

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ID=17794756

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JP5293437A Pending JPH07147596A (ja) 1993-11-24 1993-11-24 ディジタル直交変調回路

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004015310A (ja) * 2002-06-05 2004-01-15 Mitsubishi Electric Corp 歪補償回路および送信機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004015310A (ja) * 2002-06-05 2004-01-15 Mitsubishi Electric Corp 歪補償回路および送信機

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