JPH07145190A - 4−グリコシロキシベンゾピラン誘導体及びそれを有効成分とする抗アレルギー剤 - Google Patents

4−グリコシロキシベンゾピラン誘導体及びそれを有効成分とする抗アレルギー剤

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JPH07145190A
JPH07145190A JP19534194A JP19534194A JPH07145190A JP H07145190 A JPH07145190 A JP H07145190A JP 19534194 A JP19534194 A JP 19534194A JP 19534194 A JP19534194 A JP 19534194A JP H07145190 A JPH07145190 A JP H07145190A
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Yoshiyuki Sano
義之 佐野
Mitsuru Sakai
充 酒井
Nobuyuki Kimura
信之 木村
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 一般式(I) 【化1】 (R1はH、アルキル基、アルケニル基、アラルキル基
又はアシル基、R2はH、アルキル基又はアシル基、R3
はグリコシル基、マンノシル基又はガラクトシル基)で
示される新規な化合物及びこれを有効成分とする抗アレ
ルギー剤 【効果】 医薬品として有用な新規物質及び優れた抗ア
レルギー作用を有する安全性の高い薬剤を提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ベンゾピラン誘導体の
4位水酸基と6炭糖誘導体とのグリコシル化反応により
得られる4−グリコシロキシベンゾピラン誘導体に関す
るものであって、これらの化合物又はその生理学的に許
容される塩は抗アレルギー剤として有用である。
【0002】
【従来の技術】従来、本発明に関わる4−グリコシロキ
シベンゾピラン誘導体のアグリコン部であるベンゾピラ
ン誘導体については、例えば本発明者らによるWO92
/13852号におて、また類似のベンゾピラン誘導体
としてはドナルド・ティー・ウイッテアク(Donald.T.W
itiak)らのジャーナル・オブ・メディシナル・ケミス
トリー31巻,1473−1445頁、1988年(J.
Med.Chem.,Vol.31,P.1473-1445,1988.)、並びに米国特
許第4845121号に記載があるが、その4位配糖体
である本発明の4−グリコシロキシベンゾピラン誘導体
については全く知られていない。加えて、本発明の4−
グリコシロキシベンゾピラン誘導体及びその生理学的に
許容される塩が抗アレルギー作用を有することは全く知
られていない。 現在、市販されている抗アレルギー剤
は薬理効果、安全性及び吸収性において満足すべきもの
はなく、抗アレルギー剤の開発研究は盛んに行われてい
る。例えば、抗アレルギー剤の代表例であるトラニラス
ト(Tranilast:一般名)は、治療効果を得るため高用
量の投与が必要であるにも拘らずマウスの急性毒性値
(LD50)が780mg/kgと低く、薬効量と毒性量
が接近しており安全域が狭く使用に際して注意を要する
欠点がある。またクロモグリク酸ナトリウム(Disodium
Cromoglicate:一般名)は、現在臨床において有効性が
確認されている著名な喘息治療薬であり、毒性の点では
満足できるものの、消化管吸収性が極めて悪く噴霧吸入
により使用されている。しかもこれら既存の抗アレルギ
ー剤は即時型アレルギーには有効であるが、遅延型アレ
ルギーに対しては無効である。喘息、アトピー性皮膚炎
を始めアレルギー疾患は慢性化が大きな問題となってい
るが、この慢性化に遅延型アレルギーが深く関与してい
る。従って、抗アレルギー剤としては即時型アレルギー
及び遅延型アレルギー両方に有効な薬剤が望まれる。ス
テロイド剤は即時型アレルギー及び遅延型アレルギー両
方に有効であるが周知のように極めて重篤な副作用を有
する。以上、現在報告されている多くの抗アレルギー剤
は遅延型アレルギーに対する治療作用を有せず十分な治
療効果が期待出来ない、又は安全域が狭く安全性が低
い、又は消化管吸収が悪く投与方法が限られている等の
種々の問題点を有するため、経口投与が可能であり、低
毒性かつ即時型及び遅延型アレルギーに効力を有する薬
剤の開発が強く望まれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】既に本発明者らはWO
92/13852号により、ベンゾピラン誘導体並びに
それを有効成分とする抗アレルギー剤を提供している
が、本発明の目的は、上記の現状に鑑み、更に医薬品と
して有用な新規物質並びに低毒性かつ優れた効力を有す
る抗アレルギー剤を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、医薬品と
して更に有用な化合物を提供するため、WO92/13
852号によるベンゾピラン誘導体の4位水酸基と6炭
糖誘導体とのグリコシル体を多数合成し、それら化合物
の抗アレルギー作用及び安全性を検討した結果、一般式
(I)で表される4−グリコシロキシベンゾピラン誘導
体が極めて優れた抗アレルギー作用を有するとともにそ
の毒性が低いことを見い出し、本発明を完成するに至っ
た。
【0005】即ち、本発明は、一般式(I)
【0006】
【化3】
【0007】(式中、R1は水素原子、アルキル基、ア
ルケニル基、アラルキル基、又はアシル基であり、R2
は水素原子又はアシル基であり、R3は、グルコシル
基、マンノシル基、ガラクトシル基からなる群から選ば
れる水酸基が保護された又は未保護のグリコシル基であ
る。)で表される4−グリコシロキシベンゾピラン誘導
体、及びその生理学的に許容される塩に関する。
【0008】更に一般式(I)で表される4−グリコシ
ロキシベンゾピラン誘導体を有効成分とする抗アレルギ
ー剤に関する。本発明の一般式(I)において、R
1は、水素原子、アルキル基、アルケニル基、アラルキ
ル基又はアシル基であり、アルキル基としては、例えば
鎖状もしくは枝分れしたアルキル基として、メチル基、
エチル基、プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル
基、s−ブチル基、t−ブチル基、n−ペンチル基、2
−メチルペンチル基、オクチル基、デシル基、ドデシル
基等の好ましくは炭素数1〜12のアルキル基が挙げら
れ、より好ましくは炭素数3〜12のアルキル基、特に
好ましくは炭素数6〜10のアルキル基が挙げられる。
【0009】アルケニル基としては、例えば直鎖状でも
枝分れしていても良く、例えばビニル基、プロペニル
基、ペンテニル基、ヘキセニル基、ヘプテニル基、オク
テニル基、ノニル基、デセニル基、3−メチル−2−ブ
テニル基、ゲラニル基等の好ましくは炭素数2〜10の
ものが挙げられ、特に好ましくは炭素数6〜10のアル
ケニル基が挙げられる。
【0010】アラルキル基の例としては、水酸基の保護
基として用いられるものとして、ベンジル基、あるいは
置換基を有してもよいベンジル基(例、p−メトキシベ
ンジル基、p−メチルベンジル基、p−クロロベンジル
基、p−ニトロベンジル基等)等が挙げられる。特に好
ましくは未置換のベンジル基が挙げられる。
【0011】アシル基としては、例えばアセチル基、プ
ロピオニル基、ブチリル基、イソブチリル基等で表され
るアルカノイル基、ベンゾイル基、あるいは置換基を有
してもよいベンゾイル基(例、p−メトキシベンゾイル
基、p−メチルベンゾイル基、p−クロロベンゾイル
基、p−ニトロベンゾイル基等)等のアロイル基、アル
コキシカルボニル基(例、メトキシカルボニル基、エト
キシカルボニル基等)等のアシル基が挙げられ、好まし
くは炭素数2〜7のアシル基が挙げられる。
【0012】また、R2は水素原子又はアシル基であ
り、アシル基としては、例えばアセチル基、プロピオニ
ル基、ブチリル基、イソブチリル基等で表されるアルカ
ノイル基、ベンゾイル基、あるいは置換基を有してもよ
いベンゾイル基(例、p−メトキシベンゾイル基、p−
メチルベンゾイル基、p−クロロベンゾイル基、p−ニ
トロベンゾイル基等)のアロイル基、アルコキシカルボ
ニル基(例、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニ
ル基等)等のアシル基が挙げられ、好ましくは炭素数2
〜7のアシル基が挙げられる。
【0013】また、R3で表されるグリコシル基として
はグルコシル基、マンノシル基、ガラクトシル基であ
り、これらグリコシル基の水酸基は保護基により保護さ
れていても、未保護であっても良い。一般に糖類には、
D体、L体の立体異性体が知られているが、これらの異
性体も本発明の中に含まれる。グリコシル基の原料とな
る6炭糖誘導体は、グルコース、マンノース、ガラクト
ースであり、これらの水酸基は保護基により保護されて
いても、されていなくでも良い。本発明化合物である4
−グリコシロキシベンゾピラン誘導体は、ベンゾピラン
誘導体の4位にこれら6炭糖誘導体とがグリコシド結合
した化合物である。このグリコシド結合では、結合様式
において、α結合型、β結合型の2種類が考えられる
が、本発明の4−グリコシロキシベンゾピラン誘導体
は、両方の結合様式を含む。
【0014】保護基により保護されたグリコシル基につ
いては、保護基の種類として一般に糖類の保護基として
用いられるものを挙げることが出来、例えばアシル基、
ベンジル基等が好適である。ここでアシル基の例として
は、例えばアセチル基、プロピオニル基、ブチリル基、
イソブチリル基等で表されるアルカノイル基、ベンゾイ
ル基、あるいは置換基を有してもよいベンゾイル基
(例、p−メトキシベンゾイル基、p−メチルベンゾイ
ル基、p−クロロベンゾイル基、p−ニトロベンゾイル
基等)等のアロイル基、アルコキシカルボニル基(例、
メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基等)等が
挙げられ、特に好ましくは炭素数2〜7のアシル基が挙
げられる。
【0015】好ましいグリコシル基はR1、R2の置換基
の種類によって異なるが、ガラクトース、グルコース、
マンノースの順で好ましい。また、保護されているもの
よりも、未保護のグリコシル基のほうがより好ましい。
【0016】本発明の4−グリコシロキシベンゾピラン
誘導体のうち、抗アレルギー活性の点から好ましい化合
物としては、R1がアルキル基であり、R2が水素であ
り、R 3がグルコシル基である化合物、R1がアルケニル
基であり、R2が水素であり、R3がグルコシル基である
化合物、R1がアルキル基であり、R2が水素であり、R
3がガラクトシル基である化合物、R1がアルケニル基で
あり、R2が水素であり、R3がガラクトシル基である化
合物が挙げられる。
【0017】次に、本発明の4−グリコシロキシベンゾ
ピラン誘導体の製造方法の概略を説明する。即ち、一般
式(I)で表される4−グリコシロキシベンゾピラン誘
導体は、例えば以下の(化4)の反応経路に従って製造
することができる。式中のR 1、R2は前記と同じ意義を
表し、R4は6炭糖誘導体の水酸基の保護基として、ア
シル基或いはベンジル基を表し、Xはハロゲン原子を表
す。
【0018】
【化4】
【0019】まず、第一工程として、WO92/138
52号におけるベンゾピラン誘導体(1)と、一般式
(2)で表されるハロゲン化6炭糖誘導体とのグリコシ
ル化反応を行なう。これらのハロゲン化6炭糖誘導体
は、公知の方法(例えば、L.J.Haynes,F.H.Newth,Adv.C
arbohydr.Chem.,10.207(1955),W.Korytnyk,J.A.Mills,
J.Chem.Soc,.1959,636)により調整することが出来る。
【0020】ここで用いられるベンゾピラン誘導体
(1)の製造方法の詳細はWO92/13852号に開
示されているが、概略を示すと以下の(化5)の反応経
路に従って得る事が出来る。但し、式中R1は前記と同
じ意義を表し、Bnはベンジル基を表し、Bzはベンゾ
イル基を表す。
【0021】
【化5】
【0022】まず、R1が水素原子の場合、2,4-ジヒド
ロキシアセトフェノン(a)のヒドロキシル基をベンジ
ル基で保護し(b)とする。次に炭酸ジメチルにより増
炭しジケトン体(c)とし、更に過酸化ベンゾイルと反
応させ(d)とする。ここでヒドロキシル基の保護基と
して用いているベンジル基を接触還元により脱保護し、
酸で処理する事によりベンゾイルオキシ体(e)とな
る。このベンゾイルオキシ体(e)を、非水系で金属ア
ルコキシドを用いる事によりベンゾイル基の脱離を行
い、ベンゾピラン誘導体(f)が得られる。次に、R1
がアルキル基、アルケニル基、アラルキル基の場合、2,
4-ジヒドロキシアセトフェノン(a)の代わりに、4位
水酸基が、アルキル基、アルケニル基、アラルキル基で
保護された2-ヒドロキシアセトフェノン誘導体を用い
る。アルケニル基の場合、4位水酸基がアルキニル基で
保護された2-ヒドロキシアセトフェノンを用い、合成の
途中で還元しアルケニル基に変換することも出来る。R
1がアシル基の場合は、化合物(f)のベンゼン環上の
水酸基に選択的にアシル基を導入すれば良い。
【0023】こうして、得られたベンゾピラン誘導体
(1)と6炭糖糖誘導体(2)を用いて、公知のケーニ
ヒ−クノール法(Koenigs-Knorr法)により4位水酸基
をグリコシル化する。このグリコシル化反応では、反応
を促進させる物質として、銀塩等の金属触媒を用いるこ
とが出来るが、酸化銀、炭酸銀等の銀類が好ましい。こ
の反応においては有機溶媒を反応溶媒として用いるが、
好ましい溶媒としては、ジエチルエーテル、テトラヒド
ロフラン、ジメトキシエタン、ジオキサン等のエーテル
系溶媒、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド
等のアミド系溶媒、アセトニトリル、プロピオニトリル
等のニトリル系の溶媒が挙げられる。反応が行われる温
度は、−20〜50℃であるが、好ましくは、0〜30
℃である。また、反応時間は通常1〜5時間である。こ
うして、一般式(3)の4−グリコシロキシベンゾピラ
ン誘導体が得られる。
【0024】グリコシル基の水酸基が未保護の化合物を
合成する場合は、更に第二工程として、一般式(3)に
おける6炭糖部位の脱ベンジル化、あるいは脱アシル化
反応による脱保護反応を行なうが、これは通常の脱ベン
ジル化あるいは脱アシル化反応により行なわれる。即
ち、脱ベンジル化の場合には、水素ガス雰囲気下にて、
金属触媒を用いた水素化分解反応により行なわれる。用
いられる金属触媒としては、パラジウム、白金、プラチ
ナ等の触媒を挙げることが出来るが、触媒量は、一般式
(3)で表される化合物に対して、1〜10重量%用い
れば良い。水素ガスの気圧は、加圧下で行なうことも出
来るが、常圧でも反応は進行する。反応に用いられる溶
媒としては、例えば、メタノール、エタノール、プロパ
ノール、ブタノール等のアルコール系溶媒、ジエチルエ
ーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル
系溶媒、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル等の酢
酸エステル系溶媒が好ましい。反応は、−10〜50℃
で進行するが、好ましい温度としては、0〜30℃を挙
げることが出来る。反応は通常1〜5時間で終了する。
又、脱アシル化反応については、脱アシル化剤として、
塩基、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸
化リチウム等の水酸化物、ナトリウムメトキシド、カリ
ウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムエト
キシド等のアルコラート系塩基と反応させることにより
行なうことができる。ここで用いる反応溶媒としては、
メタノール、エタノール、プロパノール等の低級アルコ
ール、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジメト
キシエタン、ジオキサン等のエーテル系溶媒、ジメチル
ホルムアミド、ジメチルアセトアミド等のアミド系溶媒
等が好適である。反応温度は、用いる反応試薬、反応溶
媒によって異なり、−10〜50℃が好適であるが、更
に好ましくは、0〜30℃である。また、反応時間は、
通常1〜5時間である。
【0025】こうして得られる本発明の4−グリコシロ
キシベンゾピラン誘導体の具体例としては、例えば以下
の化合物が挙げられる。 3,7-ジアセトキシ-4-(テトラ-O-アセチル-β-D-グルコ
ピラノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピラン-2-オン 3,7-ジヒドロキシ-4-(β-D-グルコピラノシルオキシ)-2
H-1-ベンゾピラン-2-オン 7-メトキシ-3-アセトキシ-4-(テトラ-O-アセチル-β-D-
グルコピラノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピラン-2-オン 7-メトキシ-3-ヒドロキシ-4-(β-D-グルコピラノシルオ
キシ)-2H-1-ベンゾピラン-2-オン 7-エトキシ-3-ヒドロキシ-4-(β-D-グルコピラノシルオ
キシ)-2H-1-ベンゾピラン-2-オン 7-ブトキシ-3-ヒドロキシ-4-(β-D-グルコピラノシルオ
キシ)-2H-1-ベンゾピラン-2-オン 7-オクチルオキシ-3-ヒドロキシ-4-(β-D-グルコピラノ
シルオキシ)-2H-1-ベンゾピラン-2-オン 7-デカニルオキシ-3-ヒドロキシ-4-(β-D-グルコピラノ
シルオキシ)-2H-1-ベンゾピラン-2-オン 7-ウンデカニルオキシ-3-ヒドロキシ-4-(β-D-グルコピ
ラノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピラン-2-オン
【0026】7-イソプロポキシ-3-ヒドロキシ-4-(β-D-
グルコピラノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピラン-2-オン 7-(3-ヘキセニルオキシ)-3-ヒドロキシ-4-(β-D-グルコ
ピラノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピラン-2-オン 7-ゲラニルオキシ-3-ヒドロキシ-4-(β-D-グルコピラノ
シルオキシ)-2H-1-ベンゾピラン-2-オン 7-ベンゾイルオキシ-3-ヒドロキシ-4-(β-D-グルコピラ
ノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピラン-2-オン 7-エトキシ-3-アセトキシ-4-(テトラ-O-アセチル-β-D-
グルコピラノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピラン-2-オン 7-イソプロポキシ-3-アセトキシ-4-(テトラ-O-アセチル
-β-D-グルコピラノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピラン-2-
オン 7-ブトキシ-3-アセトキシ-4-(テトラ-O-ベンゾイル-β-
D-グルコピラノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピラン-2-オン 7-ブトキシ-3-アセトキシ-4-(β-D-グルコピラノシルオ
キシ)-2H-1-ベンゾピラン-2-オン 7-ドデカニルオキシ-3-アセトキシ-4-(テトラ-O-ベンジ
ル-β-D-グルコピラノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピラン-
2-オン
【0027】7-ドデカニルオキシ-3-アセトキシ-4-(β-
D-グルコピラノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピラン-2-オン 7-(3-ヘキセニルオキシ)-3-アセトキシ-4-(テトラ-O-ア
セチル-β-D-グルコピラノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピ
ラン-2-オン 3,7-ジプロピニルオキシ-4-(テトラ-O-アセチル-β-D-
グルコピラノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピラン-2-オン 7-メトキシ-3-プロピニルオキシ-4-(テトラ-O-アセチル
-β-D-グルコピラノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピラン-2-
オン 7-メトキシ-3-ベンゾイルオキシ-4-(テトラ-O-アセチル
-α-D-グルコピラノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピラン-2-
オン 7-エトキシ-3-プロピニルオキシ-4-(テトラ-O-アセチル
-β-D-グルコピラノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピラン-2-
オン 7-イソプロポキシ-3-プロピニルオキシ-4-(テトラ-O-ア
セチル-β-D-グルコピラノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピ
ラン-2-オン 7-(3-ヘキセニルオキシ)-3-プロピニルオキシ-4-(テト
ラ-O-アセチル-β-D-グルコピラノシルオキシ)-2H-1-ベ
ンゾピラン-2-オン 7-ゲラニルオキシ-3-プロピニルオキシ-4-(テトラ-O-ア
セチル-β-D-グルコピラノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピ
ラン-2-オン
【0028】7-オクチルオキシ-3-アセトキシ-4-(テト
ラ-O-アセチル-β-D-グルコピラノシルオキシ)-2H-1-ベ
ンゾピラン-2-オン 7-デカニルオキシ-3-アセトキシ-4-(テトラ-O-アセチル
-β-D-グルコピラノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピラン-2-
オン 7-ウンデカニルオキシ-3-アセトキシ-4-(テトラ-O-アセ
チル-β-D-グルコピラノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピラ
ン-2-オン 7-ゲラニルオキシ-3-アセトキシ-4-(テトラ-O-アセチル
-β-D-グルコピラノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピラン-2-
オン 3,7-ジベンゾイルオキシ-4-(テトラ-O-アセチル-β-D-
グルコピラノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピラン-2-オン 7-メトキシ-3-ベンゾイルオキシ-4-(テトラ-O-アセチル
-β-D-グルコピラノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピラン-2-
オン 7-メトキシ-3-ベンゾイルオキシ-4-(テトラ-O-ベンジル
-β-D-グルコピラノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピラン-2-
オン 7-メトキシ-3-ベンゾイルオキシ-4-(β-D-グルコピラノ
シルオキシ)-2H-1-ベンゾピラン-2-オン 7-エトキシ-3-ベンゾイルオキシ-4-(テトラ-O-アセチル
-β-D-グルコピラノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピラン-2-
オン
【0029】7-イソプロポキシ-3-ベンゾイルオキシ-4-
(テトラ-O-アセチル-β-D-グルコピラノシルオキシ)-2H
-1-ベンゾピラン-2-オン 7-オクチルオキシ-3-ベンゾイルオキシ-4-(テトラ-O-ア
セチル-β-D-グルコピラノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピ
ラン-2-オン 7-デカニルオキシ-3-ベンゾイルオキシ-4-(テトラ-O-ア
セチル-β-D-グルコピラノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピ
ラン-2-オン 7-ウンデカニルオキシ-3-ベンゾイルオキシ-4-(テトラ-
O-アセチル-β-D-グルコピラノシルオキシ)-2H-1-ベン
ゾピラン-2-オン 7-ベンジロキシ-3-ベンゾイルオキシ-4-(テトラ-O-アセ
チル-β-D-グルコピラノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピラ
ン-2-オン 7-ベンジロキシ-3-ヒドロキシ-4-(β-D-グルコピラノシ
ルオキシ)-2H-1-ベンゾピラン-2-オン 7-アセトキシ-3-ベンジルオキシ-4-(テトラ-O-ベンジ
ル-β-D-グルコピラノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピラ
ン-2-オン 7-アセトキシ-3-ヒドロキシ-4-(β-D-グルコピラノシ
ルオキシ)-2H-1-ベンゾピラン-2-オン
【0030】3,7-ジアセトキシ-4-(テトラ-O-アセチル-
β-D-マンノピラノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピラン-2-
オン 3,7-ジヒドロキシ-4-(α-D-マンノピラノシルオキシ)-2
H-1-ベンゾピラン-2-オン 7-メトキシ-3-アセトキシ-4-(テトラ-O-アセチル-α-D-
マンノピラノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピラン-2-オン 7-メトキシ-3-ヒドロキシ-4-(α-D-マンノピラノシルオ
キシ)-2H-1-ベンゾピラン-2-オン 7-エトキシ-3-ヒドロキシ-4-(α-D-マンノピラノシルオ
キシ)-2H-1-ベンゾピラン-2-オン 7-ブトキシ-3-ヒドロキシ-4-(α-D-マンノピラノシルオ
キシ)-2H-1-ベンゾピラン-2-オン 7-オクチルオキシ-3-ヒドロキシ-4-(α-D-マンノピラノ
シルオキシ)-2H-1-ベンゾピラン-2-オン 7-デカニルオキシ-3-ヒドロキシ-4-(α-D-マンノピラノ
シルオキシ)-2H-1-ベンゾピラン-2-オン 7-ウンデカニルオキシ-3-ヒドロキシ-4-(α-D-マンノピ
ラノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピラン-2-オン
【0031】7-イソプロポキシ-3-ヒドロキシ-4-(α-D-
マンノピラノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピラン-2-オン 7-(3-ヘキセニルオキシ)-3-ヒドロキシ-4-(α-D-マンノ
ピラノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピラン-2-オン 7-ゲラニルオキシ-3-ヒドロキシ-4-(α-D-マンノピラノ
シルオキシ)-2H-1-ベンゾピラン-2-オン 7-ベンゾイルオキシ-3-ヒドロキシ-4-(α-D-マンノピラ
ノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピラン-2-オン 7-エトキシ-3-アセトキシ-4-(テトラ-O-アセチル-α-D-
マンノピラノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピラン-2-オン 7-エトキシ-3-アセトキシ-4-(テトラ-O-ベンジル-α-D-
マンノピラノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピラン-2-オン 7-イソプロポキシ-3-アセトキシ-4-(テトラ-O-アセチル
-α-D-マンノピラノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピラン-2-
オン 7-ブトキシ-3-アセトキシ-4-(テトラ-O-ベンゾイル-α-
D-マンノピラノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピラン-2-オン 7-ブトキシ-3-アセトキシ-4-(α-D-マンノピラノシルオ
キシ)-2H-1-ベンゾピラン-2-オン
【0032】7-ドデカニルオキシ-3-アセトキシ-4-(テ
トラ-O-ベンジル-α-D-マンノピラノシルオキシ)-2H-1-
ベンゾピラン-2-オン 7-ドデカニルオキシ-3-アセトキシ-4-(α-D-マンノピラ
ノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピラン-2-オン 7-(3-ヘキセニルオキシ)-3-アセトキシ-4-(テトラ-O-ア
セチル-α-D-マンノピラノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピ
ラン-2-オン 3,7-ジプロピニルオキシ-4-(テトラ-O-アセチル-α-D-
マンノピラノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピラン-2-オン 7-メトキシ-3-プロピニルオキシ-4-(テトラ-O-アセチル
-α-D-マンノピラノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピラン-2-
オン 7-メトキシ-3-ベンゾイルオキシ-4-(テトラ-O-アセチル
-α-D-マンノピラノシル)-2H-1-ベンゾピラン-2-オン 7-エトキシ-3-プロピニルオキシ-4-(テトラ-O-アセチル
-α-D-マンノピラノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピラン-2-
オン 7-イソプロポキシ-3-プロピニルオキシ-4-(テトラ-O-ア
セチル-α-D-マンノピラノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピ
ラン-2-オン 7-(3-ヘキセニルオキシ)-3-プロピニルオキシ-4-(テト
ラ-O-アセチル-α-D-マンノピラノシルオキシ)-2H-1-ベ
ンゾピラン-2-オン
【0033】7-ゲラニルオキシ-3-プロピニルオキシ-4-
(テトラ-O-アセチル-α-D-マンノピラノシルオキシ)-2H
-1-ベンゾピラン-2-オン 7-オクチルオキシ-3-アセトキシ-4-(テトラ-O-アセチル
-α-D-マンノピラノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピラン-2-
オン 7-デカニルオキシ-3-アセトキシ-4-(テトラ-O-アセチル
-α-D-マンノピラノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピラン-2-
オン 7-ウンデカニルオキシ-3-アセトキシ-4-(テトラ-O-アセ
チル-α-D-マンノピラノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピラ
ン-2-オン 7-ゲラニルオキシ-3-アセトキシ-4-(テトラ-O-アセチル
-α-D-マンノピラノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピラン-2-
オン 3,7-ジベンゾイルオキシ-4-(テトラ-O-アセチル-α-D-
マンノピラノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピラン-2-オン 7-メトキシ-3-ベンゾイルオキシ-4-(テトラ-O-アセチル
-α-D-マンノピラノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピラン-2-
オン 7-メトキシ-3-ベンゾイルオキシ-4-(テトラ-O-ベンジル
-α-D-マンノピラノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピラン-2-
オン 7-メトキシ-3-ベンゾイルオキシ-4-(α-D-マンノピラノ
シルオキシ)-2H-1-ベンゾピラン-2-オン
【0034】7-エトキシ-3-ベンゾイルオキシ-4-(テト
ラ-O-アセチル-α-D-マンノピラノシルオキシ)-2H-1-ベ
ンゾピラン-2-オン 7-イソプロポキシ-3-ベンゾイルオキシ-4-(テトラ-O-ア
セチル-α-D-マンノピラノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピ
ラン-2-オン 7-オクチルオキシ-3-ベンゾイルオキシ-4-(テトラ-O-ア
セチル-α-D-マンノピラノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピ
ラン-2-オン 7-デカニルオキシ-3-ベンゾイルオキシ-4-(テトラ-O-ア
セチル-α-D-マンノピラノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピ
ラン-2-オン 7-ウンデカニルオキシ-3-ベンゾイルオキシ-4-(テトラ-
O-アセチル-α-D-マンノピラノシルオキシ)-2H-1-ベン
ゾピラン-2-オン 7-ベンジロキシ-3-ベンゾイルオキシ-4-(テトラ-O-アセ
チル-α-D-マンノピラノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピラ
ン-2-オン 7-ベンジロキシ-3-ヒドロキシ-4-(α-D-マンノピラノシ
ルオキシ)-2H-1-ベンゾピラン-2-オン 7-アセトキシ-3-ベンジルオキシ-4-(テトラ-O-ベンジ
ル-α-D-マンノピラノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピラ
ン-2-オン 7-アセトキシ-3-ヒドロキシ-4-(α-D-マンノピラノシ
ルオキシ)-2H-1-ベンゾピラン-2-オン
【0035】3,7-ジアセトキシ-4-(テトラ-O-アセチル-
β-D-ガラクトピラノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピラン-2
-オン 3,7-ジヒドロキシ-4-(β-D-ガラクトピラノシルオキシ)
-2H-1-ベンゾピラン-2-オン 7-メトキシ-3-アセトキシ-4-(テトラ-O-アセチル-β-D-
ガラクトピラノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピラン-2-オン 7-メトキシ-3-ヒドロキシ-4-(β-D-ガラクトピラノシル
オキシ)-2H-1-ベンゾピラン-2-オン 7-エトキシ-3-ヒドロキシ-4-(β-D-ガラクトピラノシル
オキシ)-2H-1-ベンゾピラン-2-オン 7-ブトキシ-3-ヒドロキシ-4-(β-D-ガラクトピラノシル
オキシ)-2H-1-ベンゾピラン-2-オン 7-オクチルオキシ-3-ヒドロキシ-4-(α-D-ガラクトピラ
ノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピラン-2-オン 7-デカニルオキシ-3-ヒドロキシ-4-(β-D-ガラクトピラ
ノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピラン-2-オン 7-ウンデカニルオキシ-3-ヒドロキシ-4-(β-D-ガラクト
ピラノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピラン-2-オン
【0036】7-イソプロポキシ-3-ヒドロキシ-4-(β-D-
ガラクトピラノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピラン-2-オン 7-(3-ヘキセニルオキシ)-3-ヒドロキシ-4-(β-D-ガラク
トピラノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピラン-2-オン 7-ゲラニルオキシ-3-ヒドロキシ-4-(β-D-ガラクトピラ
ノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピラン-2-オン 7-ベンゾイルオキシ-3-ヒドロキシ-4-(β-D-ガラクトピ
ラノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピラン-2-オン 7-エトキシ-3-アセトキシ-4-(テトラ-O-アセチル-β-D-
ガラクトピラノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピラン-2-オン 7-エトキシ-3-アセトキシ-4-(テトラ-O-ベンジル-β-D-
ガラクトピラノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピラン-2-オン 7-イソプロポキシ-3-アセトキシ-4-(テトラ-O-アセチル
-β-D-ガラクトピラノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピラン-
2-オン 7-ブトキシ-3-アセトキシ-4-(テトラ-O-ベンゾイル-β-
D-ガラクトピラノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピラン-2-オ
ン 7-ブトキシ-3-アセトキシ-4-(β-D-ガラクトピラノシル
オキシ)-2H-1-ベンゾピラン-2-オン 7-ドデカニルオキシ-3-アセトキシ-4-(テトラ-O-ベンジ
ル-β-D-ガラクトピラノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピラ
ン-2-オン 7-ドデカニルオキシ-3-アセトキシ-4-(β-D-ガラクトピ
ラノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピラン-2-オン
【0037】7-(3-ヘキセニルオキシ)-3-アセトキシ-4-
(テトラ-O-アセチル-β-D-ガラクトピラノシルオキシ)-
2H-1-ベンゾピラン-2-オン 3,7-ジプロピニルオキシ-4-(テトラ-O-アセチル-β-D-
ガラクトピラノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピラン-2-オン 7-メトキシ-3-プロピニルオキシ-4-(テトラ-O-アセチル
-β-D-ガラクトピラノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピラン-
2-オン 7-メトキシ-3-ベンゾイルオキシ-4-(テトラ-O-アセチル
-α-D-ガラクトピラノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピラン-
2-オン 7-エトキシ-3-プロピニルオキシ-4-(テトラ-O-アセチル
-β-D-ガラクトピラノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピラン-
2-オン 7-イソプロポキシ-3-プロピニルオキシ-4-(テトラ-O-ア
セチル-β-D-ガラクトピラノシルオキシ)-2H-1-ベンゾ
ピラン-2-オン 7-(3-ヘキセニルオキシ)-3-プロピニルオキシ-4-(テト
ラ-O-アセチル-β-D-ガラクトピラノシルオキシ)-2H-1-
ベンゾピラン-2-オン 7-ゲラニルオキシ-3-プロピニルオキシ-4-(テトラ-O-ア
セチル-β-D-ガラクトピラノシルオキシ)-2H-1-ベンゾ
ピラン-2-オン 7-オクチルオキシ-3-アセトキシ-4-(テトラ-O-アセチル
-β-D-ガラクトピラノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピラン-
2-オン
【0038】7-デカニルオキシ-3-アセトキシ-4-(テト
ラ-O-アセチル-β-D-ガラクトピラノシルオキシ)-2H-1-
ベンゾピラン-2-オン 7-デカニルオキシ-3-アセトキシ-4-(テトラ-O-ベンジル
-β-D-ガラクトピラノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピラン-
2-オン 7-ウンデカニルオキシ-3-アセトキシ-4-(テトラ-O-アセ
チル-β-D-ガラクトピラノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピ
ラン-2-オン 7-ゲラニルオキシ-3-アセトキシ-4-(テトラ-O-アセチル
-β-D-ガラクトピラノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピラン-
2-オン 3,7-ジベンゾイルオキシ-4-(テトラ-O-アセチル-β-D-
ガラクトピラノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピラン-2-オン 7-メトキシ-3-ベンゾイルオキシ-4-(テトラ-O-アセチル
-β-D-ガラクトピラノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピラン-
2-オン 7-メトキシ-3-ベンゾイルオキシ-4-(テトラ-O-ベンジル
-β-D-ガラクトピラノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピラン-
2-オン 7-メトキシ-3-ベンゾイルオキシ-4-(β-D-ガラクトピラ
ノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピラン-2-オン 7-エトキシ-3-ベンゾイルオキシ-4-(テトラ-O-アセチル
-β-D-ガラクトピラノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピラン-
2-オン
【0039】7-イソプロポキシ-3-ベンゾイルオキシ-4-
(テトラ-O-アセチル-β-D-ガラクトピラノシルオキシ)-
2H-1-ベンゾピラン-2-オン 7-オクチルオキシ-3-ベンゾイルオキシ-4-(テトラ-O-ア
セチル-β-D-ガラクトピラノシルオキシ)-2H-1-ベンゾ
ピラン-2-オン 7-デカニルオキシ-3-ベンゾイルオキシ-4-(テトラ-O-ア
セチル-β-D-ガラクトピラノシルオキシ)-2H-1-ベンゾ
ピラン-2-オン 7-ウンデカニルオキシ-3-ベンゾイルオキシ-4-(テトラ-
O-アセチル-β-D-ガラクトピラノシルオキシ)-2H-1-ベ
ンゾピラン-2-オン 7-ベンジロキシ-3-ベンゾイルオキシ-4-(テトラ-O-アセ
チル-β-D-ガラクトピラノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピ
ラン-2-オン 7-ベンジロキシ-3-ヒドロキシ-4-(β-D-ガラクトピラノ
シルオキシ)-2H-1-ベンゾピラン-2-オン 7-アセトキシ-3-ベンジルオキシ-4-(テトラ-O-ベンジ
ル-β-D-ガラクトピラノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピ
ラン-2-オン 7-アセトキシ-3-ヒドロキシ-4-(β-D-ガラクトピラノ
シルオキシ)-2H-1-ベンゾピラン-2-オン またこれらの生理学的に許容される塩も挙げられる。
【0040】ここでいう生理学的に許容さる塩とは、例
えば上記に示される化合物のアルカリ付加塩であり、例
えば、ナトリウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩、カ
ルシウム塩、アンモニウム塩、無毒性のアミン塩等の無
毒の塩が挙げられる。これは公知の方法により製造出
来、これらの生理学的に許容される塩も本発明中に含ま
れる。
【0041】本発明の4−グリコシロキシベンゾピラン
誘導体及びその生理学的に許容される塩(以下本発明化
合物と称する)は、後述の実施例が示すように、即時型
及び遅延型アレルギー反応を抑制する作用を有するの
で、抗アレルギー剤として種々のアレルギー性疾患の治
療又は予防に有用である。
【0042】本発明にいうアレルギー性疾患とは、外因
性又は内因性の抗原により生体の免疫機構が過剰に活性
化され生じるアレルギー性疾患であり、例えば、即時型
喘息、遅延型喘息、気管支喘息、小児喘息、アトピー性
皮膚炎、アレルギー性皮膚炎、蕁麻疹、湿疹、アレルギ
ー性結膜炎、アレルギー性鼻炎、花粉症、食物アレルギ
ー、アレルギー性胃腸炎、アレルギー性大腸炎、接触性
皮膚炎、自己免疫性疾患等が挙げられる。
【0043】本発明化合物を有効成分とする抗アレルギ
ー剤は、経口又は非経口投与(例えば静脈内投与、皮下
投与、経皮投与又は直腸内投与等)することが出来、投
与に際してはそれぞれの投与法に適した製剤形態に調製
することが出来る。かかる製剤は、その用途に応じて錠
剤、カプセル剤、顆粒剤、細粒剤、散剤、トローチ剤、
舌下錠、坐剤、軟膏剤、注射剤、乳剤、懸濁剤、シロッ
プ剤等の製剤形体に調製することが出来る。これらの調
製に際しては、例えばこの種の薬剤に通常使用されてい
る無毒の賦形剤、結合剤、崩壊剤、滑沢剤、保存剤、酸
化防止剤、等張化剤、緩衝剤、コーティング剤、矯味
剤、溶解補助剤、基剤、分散剤、安定化剤、着色剤等の
添加剤を使用して公知の方法により製剤化することが出
来る。
【0044】前記使用し得る無毒性の添加剤の具体例を
以下に列挙する。まず、賦形剤としては、でんぷん及び
その誘導体(デキストリン、カルボキシメチルスターチ
等)、セルロース及びその誘導体(メチルセルロース、
ヒドロキシプロピルメチルセルロース等)、糖類(乳
糖、白等、ブドウ糖等)、ケイ酸及びケイ酸塩類(天然
ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム)、炭酸塩
(炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、炭酸水素ナトリ
ウム等)、水酸化アルミニウム・マグネシウム、合成ヒ
ドロタルサイト、ポリオキシエチレン誘導体、モノステ
アリン酸グリセリン、モノオレイン酸ソルビタン等が挙
げられる。
【0045】結合剤としては、でんぷん及びその誘導体
(アルファー化デンプン、デキストリン等)、セルロー
ス及びその誘導体(エチルセルロース、カルボキシメチ
ルセルロースナトリウム、ヒドロキシプロピルメチルセ
ルロース等)、アラビアゴム、トラガント、ゼラチン、
糖類(ブドウ糖、白糖等)、エタノール、ポリビニルア
ルコール等が挙げられる。
【0046】崩壊剤としては、でんぷん及びその誘導体
(カルボキシメチルスターチ、ヒドロキシプロピルスタ
ーチ等)、セルロース及びその誘導体(カルボキシメチ
ルセルロースナトリウム、結晶セルロース、ヒドロキシ
プロピルメチルセルロース等)、炭酸塩(炭酸カルシウ
ム、炭酸水素カルシウム等)、トラガント、ゼラチン、
寒天等が挙げられる。
【0047】滑沢剤としては、ステアリン酸、ステアリ
ン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、タルク、
ケイ酸及びその塩類(軽質無水ケイ酸、天然ケイ酸アル
ミニウム等)、酸化チタン、リン酸水素カルシウム、乾
燥水酸化アルミニウムゲル、マクロゴール等が挙げられ
る。
【0048】保存剤としては、パラオキシ安息香酸エス
テル類、亜硫酸塩類(亜硫酸ナトリウム、ピロ亜硫酸ナ
トリウム等)、リン酸塩類(リン酸ナトリウム、ポリリ
ン酸カルシウム、ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナ
トリウム等)、アルコール類(クロロブタノール、ベン
ジルアルコール等)、塩化ベンザルコニウム、塩化ベン
ゼトニウム、フェノール、クレゾール、クロロクレゾー
ル、デヒドロ酢酸、デヒドロ酢酸ナトリウム、ソルビン
酸グリセリン、糖類等が挙げられる。
【0049】酸化防止剤としては、亜硫酸塩類(亜硫酸
ナトリウム、亜硫酸水素ナトリウム等)、ロンガリッ
ト、エリソルビン酸、L−アスコルビン酸、システイ
ン、チオグリセロール、ブチルヒドロキシアニゾール、
ジブチルヒドロキシトルエン、没食子酸プロピル、アス
コルビン酸パルミテート、dl−αートコフェロール等
が挙げられる。
【0050】等張化剤としては、塩化ナトリウム、硝酸
ナトリウム、硝酸カリウム、デキストリン、グリセリ
ン、ブドウ糖等が挙げられる。緩衝剤としては、炭酸ナ
トリウム、塩酸、ホウ酸、リン酸塩(リン酸水素ナトリ
ウム等)等が挙げられる。
【0051】コーティング剤としては、セルロース誘導
体(ヒドロキシプロピルセルロース、酢酸フタル酸セル
ロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレー
ト等)、セラック、ポリビニルピロリドン、ポリビニル
ピリジン類(ポリ−2−ビニルピリジン、ポリ−2−ビ
ニル−5−エチルピリジン等)、ポリビニルアセチルジ
エチルアミノアセテート、ポリビニルアルコールフタレ
ート、メタアクリレート・メタアクリル酸共重合体等が
挙げられる。
【0052】矯味剤としては、糖類(ブドウ糖、白糖、
乳糖等)、サッカリンナトリウム、糖アルコール類等が
挙げられる。溶解補助剤としては、エチレンジアミン、
ニコチン酸アミド、サッカリンナトリウム、クエン酸、
クエン酸塩類、安息香酸ナトリウム、石鹸類、ポリビニ
ルピロリドン、ポリソルベート類、ソルビタン脂肪酸エ
ステル類、グリセリン、ポリプレングリコール、ベンジ
ルアルコール等が挙げられる。
【0053】基剤としては、脂肪類(豚脂等)、植物油
(オリーブ油、ゴマ油等)、動物油、ラノリン酸、ワセ
リン、パラフィン、ロウ、樹脂、ベントナイト、グリセ
リン、グリコール油、高級アルコール類(ステアリルア
ルコール、セタノール等)等が挙げられる。
【0054】分散剤として、アラビアゴム、トラガン
ト、セルロース誘導体(メチルセルロース等)、ステア
リン酸ポリエステル類、セスキオレイン酸ソルビタン、
モノステアリン酸アルミニウム、アルギン酸ナトリウ
ム、ポリソルベート類、ソルビタン脂肪酸エステル類等
が挙げられる。
【0055】最後に安定化剤としては、亜硫酸塩類(亜
硫酸水素ナトリウム等)、窒素、二酸化炭素等が挙げら
れる。また、かかる製剤中における本発明化合物の含有
量は、その剤型に応じて異なるが、一般に0.01〜1
00重量%の濃度で含有している事が望ましい。
【0056】本発明の抗アレルギー剤の投与量は、対象
とする人間をはじめとする温血動物の種類、症状の軽
重、医師の判断等により広範囲に変える事が出来るが、
一般に有効成分として、経口投与の場合、体重1kg当
たり1日に0.01〜50mg、好ましくは、0.05
〜10mg、非経口投与の場合、体重1kg当たり1日
に0.01〜10mg、好ましくは0.01〜5mg投
与する事が好ましい。また、上記投与量は1日1回又は
数回に分けて投与する事が出来、患者の症状の軽重、医
師の診断に応じて適宜変えることが出来る。
【0057】
【実施例】次に、実施例によって本発明を具体的に説明
する。 (実施例1) 3,7-ジアセトキシ-4-(テトラ-O-アセチル-β-D-グルコ
ピラノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピラン-2-オン (化合
物1) アルゴン雰囲気下、室温にて3,7-ジアセトキシ-4-ヒド
ロキシ-2H-1-ベンゾピラン-2-オン 0.387g(1.39mmol)と
2,3,4,6-テトラ-O-アセチル-α-D-グルコピラノシルブ
ロミド 0.858g(2.086mmol)をアセトニトリル8mlに添加
し、撹拌した。次にモレキュラーシーブス4A(メルク
社製)、1.500gを加え10分攪拌後、更に酸化銀0.355g
(1.53mmol)を加えて室温にて撹拌反応を行った。2時間
後、反応液中の固形物を濾過により除去した後、濾液を
減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(ベンゼン/酢酸エチル=7/3)にて精製し、
標題化合物(1)0.685g(収率=81%)を得た。
【0058】1H-NMR(DMSO-d6,δ-TMS) 7.70(d,1H,J=8.8Hz)、7.20〜7.40(m,2H)、6.07(d,1H,J=
7.6Hz)、5.67(t,1H,J=10Hz)、5.21(dd,1H,J=9.6Hz,J=10
Hz)、5.06(t,1H,J=9.6Hz)、4.20〜4.30(m,2H)、3.94(d,
1H,J=10Hz)、2.40(s,3H)、2.32(s,3H)、1.90〜2.10(m,1
2H) IR(KBr,cm-1 ):1750,1640,1620,1435,1360,1220 融点 :127〜129℃ 元素分析値:C27H28O16として 計算値(%):C 53.29;H 4.61;O 42.10 実測値(%):C 53.40;H 4.63;O 41.97
【0059】(実施例2) 3,7-ジヒドロキシ-4-(β-D-グルコピラノシルオキシ)-2
H-1-ベンゾピラン-2-オン(化合物2) アルゴン雰囲気下、3,7-ジアセトキシ-4-(テトラ-O-ア
セチル-β-D-グルコピラノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピ
ラン-2-オン0.635g(1.07mmol) をメタノール5mlに懸濁
し、氷冷下ナトリウムメトキシド0.348g(6.44mmol)を加
え室温にて1時間撹拌した。次いで、アンバーリスト-15
(商標名:オルガノ(株)製)、2.93g(12.9mmol当量)
を加え、室温にて1時間撹拌した。結晶が析出してくる
のでメタノールを加え溶解させ、アンバーリスト-15を
濾別し濾液を濃縮し、得られた粗生成物をテトラヒドロ
フラン/ヘキサンの混合溶液で再結晶し、標題化合物
(2)0.293g(収率=77%)を得た。
【0060】1H-NMR(DMSO-d6,δ-TMS) 10.20(bs,1H)、9.30(bs,1H)、7.67(d,1H,J=8.4Hz)、6.7
0〜6.90(m,2H)、5.38(d,1H,J=7.2Hz)、5.17(s,1H)、5.0
2(s,1H)、4.49(s,1H)、3.10〜3.70(m,7H) IR(KBr,cm-1 ):3350,1660,1630,1580,1270 融点: 203〜204℃ 元素分析値:C15H16O10として 計算値(%):C 50.56;H 4.53;O 44.91 実測値(%):C 50.52;H 4.55;O 44.93
【0061】(実施例3) 7-メトキシ-3-アセトキシ-4-(テトラ-O-アセチル-β-D-
グルコピラノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピラン-2-オン
(化合物3) 実施例1において、3,7-ジアセトキシ-4-ヒドロキシ-2H
-1-ベンゾピラン-2-オンの代わりに、7-メトキシ-3-ア
セトキシ-4-ヒドロキシ-2H-1-ベンゾピラン-2-オン1.00
g(4.20mmol)を用い、標題化合物(3)1.977g(収率=79%)を
得た。
【0062】1H-NMR(DMSO-d6,δ-TMS) 7.60(d,1H,J=8.8Hz)、7.20〜7.40(m,2H)、6.03(d,1H,J=
7.6Hz)、5.61(t,1H,J=10Hz)、5.25(dd,1H,J=9.6Hz,J=10
Hz)、5.02(t,1H,J=9.6Hz)、4.20〜4.30(m,2H)、3.94(d,
1H,J=10Hz)、3.65(s,3H)、2.32(s,3H)、1.90〜2.10(m,1
2H) IR(KBr,cm-1 ):1730,1640,1620,1440,1360,1220 元素分析値:C26H28O15として 計算値(%):C 53.79;H 4.83;O 41.38 実測値(%):C 53.70;H 4.74;O 41.56
【0063】(実施例4) 7-メトキシ-3-ヒドロキシ-4-(β-D-グルコピラノシルオ
キシ)-2H-1-ベンゾピラン-2-オン (化合物4) 実施例2において、3,7-ジアセトキシ-4-(テトラ-O-ア
セチル-β-D-グルコピラノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピ
ラン-2-オンの代わりに、7-メトキシ-3-アセトキシ-4-
(テトラ-O-アセチル-β-D-グルコピラノシルオキシ)-2H
-1-ベンゾピラン-2-オン1.50g(2.51mmol)を用い標題化
合物(4)0.847g(収率=91%)を得た。
【0064】1H-NMR(DMSO-d6,δ-TMS) 9.30(bs,1H)、7.76(d,1H,J=8.4Hz)、6.70〜6.90(m,2
H)、5.38(d,1H,J=7.2Hz)、5.17(s,1H)、5.01(s,1H)、4.
49(s,1H)、3.10〜3.70(m,10H) IR(KBr,cm-1 ):3400,1680,1620,1280 元素分析値:C16H18O10として 計算値(%):C 51.89;H 4.90;O 43.21 実測値(%):C 51.92;H 4.86;O 43.22
【0065】(実施例5) 7-ブトキシ-3-アセトキシ-4-(テトラ-O-ベンゾイル-β-
D-グルコピラノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピラン-2-オン
(化合物5) 実施例1において、3,7-ジアセトキシ-4-ヒドロキシ-2H
-1-ベンゾピラン-2-オンの代わりに7-ブトキシ-3-アセ
トキシ-4-ヒドロキシ-2H-1-ベンゾピラン-2-オン1.20g
(4.11mmol)と2,3,4,6-テトラ-O-アセチル-α-D-グルコ
ピラノシルブロミドの代わりに2,3,4,6-テトラ-O-ベン
ジル-α-D-グルコピラノシルブロミド4.66g(6.17mmol)
を用い、標題化合物(5)2,60g(収率=73%)を得た。
【0066】1H-NMR(DMSO-d6,δ-TMS) 7.70〜8.40(m,20H)、7.67(d,1H,J=8.8Hz)、7.20〜7.40
(m,2H)、6.07(d,1H,J=7.6Hz)、5.68(t,1H,J=10Hz)、5.2
0(dd,1H,J=9.6Hz,J=10Hz)、5.06(t,1H,J=9.6Hz)、4.20
〜4.30(m,2H)、4.10(t,2H,J=7.9Hz)、3.94(d,1H,J=10H
z)、2.32(s,3H)、1.20〜1.70(m,4H)、0.99(t,3H,J=7.9H
z) IR(KBr,cm-1 ):1750,1650,1620,1435,1360,1220 元素分析値:C49H42O15として 計算値(%):C 67.58;H 4.83;O 27.59 実測値(%):C 67.60;H 4.88;O 27.52
【0067】(実施例6) 7-ブトキシ-3-ヒドロキシ-4-(β-D-グルコピラノシルオ
キシ)-2H-1-ベンゾピラン-2-オン (化合物6) 実施例2において、3,7-ジアセトキシ-4-(テトラ-O-ア
セチル-β-D-グルコピラノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピ
ラン-2-オンの代わりに、7-ブトキシ-3-アセトキシ-4-
(テトラ-O-ベンゾイル-β-D-グルコピラノシルオキシ)-
2H-1-ベンゾピラン-2-オン1.50g(1.72mmol)を用い標題
化合物(6)0.632g(収率=89%)を得た。
【0068】1H-NMR(DMSO-d6,δ-TMS) 9.35(bs,1H)、7.72(d,1H,J=8.4Hz)、6.70〜6.90(m,2
H)、5.38(d,1H,J=7.6Hz)、5.17(s,1H)、5.00(s,1H)、4.
44(s,1H)、4.11(t,2H,J=7.9Hz)、3.10〜3.70(m,7H)、1.
20〜1.70(m,4H)、0.95(t,3H,J=7.9Hz) IR(KBr,cm-1 ):3420,1660,1620,1280 元素分析値:C19H24O10として 計算値(%):C 55.33;H 5.87;O 38.80 実測値(%):C 55.38;H 5.81;O 38.81
【0069】(実施例7) 7-メトキシ-3-アセトキシ-4-(テトラ-O-ベンジル-β-D-
グルコピラノシルオキシ)-2H-1-ベンゾピラン-2-オン
(化合物7) 実施例1において、3,7-ジアセトキシ-4-ヒドロキシ-2H
-1-ベンゾピラン-2-オンの代わりに7-メトキシ-3-アセ
トキシ-4-ヒドロキシ-2H-1-ベンゾピラン-2-オン0.705g
(2.96mmol)と2,3,4,6-テトラ-O-アセチル-α-D-グルコ
ピラノシルブロミドの代わりに2,3,4,6-テトラ-O-ベン
ジル-α-D-グルコピラノシルブロミド2.70g(4.43mmol)
を用い、標題化合物(7)1.851g(収率=81%)を得た。
【0070】1H-NMR(DMSO-d6,δ-TMS) 7.67(d,1H,J=8.8Hz)、7.15〜7.60(m,22H)、6.09(d,1H,J
=7.6Hz)、5.70(t,1H,J=10Hz)、5.20(dd,1H,J=9.6Hz,J=1
0Hz)、5.06(t,1H,J=9.6Hz,J=10Hz)、4.80〜5.20(m,8
H)、4.20〜4.30(m,2H)、3.92(d,1H,J=10Hz)、3.85(s,3
H)、2.38(s,3H) IR(KBr,cm-1 ):1760,1640,1600,1450,1380 元素分析値:C46H44O11として 計算値(%):C 71.50;H 5.70;O 22.80 実測値(%):C 71.53;H 5.78;O 22.69
【0071】(実施例8) 7-メトキシ-3-アセトキシ-4-(β-D-グルコピラノシルオ
キシ)-2H-1-ベンゾピラン-2-オン (化合物8) アルゴン雰囲気下、7-メトキシ-3-アセトキシ-4-O-(テ
トラ-O-ベンジル-β-D-グルコピラノシルオキシ)-2H-1-
ベンゾピラン-2-オン1.366g(1.77mmol)をテトラヒドロ
フラン(THF)136mlに溶解させ、これに10%パラジウム炭
素(Pd-C) 0.136gを加た。次に反応系内のアルゴンガ
スを減圧下に吸引後水素ガスを導入して置換した後、室
温にて2時間攪拌反応した。反応終了後、触媒を濾別
し、得られた濾液を減圧濃縮して粗生成物を得た。これ
をテトラヒドロフラン/ヘキサンの混合溶液より再結晶
して、標題化合物(8)0.686g(収率=94%)を得た。
【0072】1H-NMR(DMSO-d6,δ-TMS) 7.70(d,1H,J=8.4Hz)、6.70〜6.90(m,2H)、5.32(d, 1H,J
=7.2Hz)、5.19(s,1H)、5.02(s,1H)、4.50(s,1H)、3.10
〜3.70(m,6H)、3.85(s,3H)、2.33(s,3H) IR(KBr,cm-1 ):3400,1780,1670,1610,1580,1270 元素分析値:C18H20O11として 計算値(%):C 52.43;H 4.89;O 42.68 実測値(%):C 52.27;H 4.81;O 42.98 (実施例9〜68)上記、実施例2あるいは実施例8の
方法を用い、以下の実施例を行ない、4−グリコシロキ
シベンゾピラン誘導体(9)〜(68)を得た。その化
合物、適用実施例及び収率を以下の表1〜表3に示す。
但し、表1〜3中の略語として、Glcはグルコシル基、M
anはマンノシル基、Galはガラクトシル基を表し、これ
らの糖は未保護である。
【0073】
【表1】
【0074】
【表2】
【0075】
【表3】
【0076】次に、得られたものの物性値を以下に示
す。 化合物 物性値 9 1H-NMR(DMSO-d6,δ-TMS):9.30(bs,1H)、7.75(d,
1H,J=9.6Hz)、6.80〜7.00(m,2H)、5.80(bs,1H)、5.38
(d,1H,J=7.2Hz)、5.17(d,1H,J=4.4Hz)、5.01(d,1H,J=4.
4Hz)、4.46(bs,1H)、4.02(t,2H,J=6.8Hz)、3.10〜3.70
(m,6H)、1.20〜1.80(m,12H)、0.87(t,3H,J=6.8Hz) IR(KBr,cm-1 ):3400,2900,1680,1620,1320 融点:167〜169℃ 元素分析値(%):計算値:C 58.96,H 6.89,O 34.15 実測値:C 58.99,H 6.85,O 34.16 10 1H-NMR(DMSO-d6,δ-TMS):9.40(bs,1H)、7.74
(d,1H,J=9.6Hz)、6.80〜7.00(m,2H)、5.75(bs,1H)、5.3
8(d,1H,J=7.2Hz)、5.17(d,1H,J=4.4 Hz)、5.01(d,1H,J=
4.4Hz)、4.46(s,1H)、4.01(t,2H,J=6.8Hz)、3.10〜3.70
(m,6H)、1.20〜1.80(m,16H)、0.86(t,3H,J=6.8Hz) IR(KBr,cm-1 ):3400,2900,2850,1680,1630,1360 元素分析値(%):計算値:C 60.47,H 7.31,O 32.22 実測値:C 60.45,H 7.36,O 32.19
【0077】11 1H-NMR(DMSO-d6,δ-TMS):9.30(b
s,1H)、7.74(d,1H,J=9.6Hz)、6.80〜7.00(m,2H)、5.82
(bs,1H)、5.39(d,1H,J=7.2Hz)、5.16(d,1H,J=4.4Hz)、
5.01(d,1H,J=4.4Hz)、4.46(s,1H)、4.02(t,2H,J=6.8H
z)、3.10〜3.70(m,6H)、1.20〜1.80(m,20H)、0.85(t,3
H,J=6.8Hz) IR(KBr,cm-1 ):3400,2900,2850,1670,1630,1260 融点:171〜172℃ 元素分析値(%):計算値:C 61.81,H 7.69,O 30.50 実測値:C 61.92,H 7.52,O 30.56 12 1H-NMR(DMSO-d6,δ-TMS):9.35(bs,1H)、7.71(d,
1H,J=9.6Hz)、6.80〜7.00(m,2H)、5.80(bs,1H)、5.40
(d,1H,J=7.2Hz)、5.15(d,1H,J=4.4Hz)、5.01(d,1H,J=4.
8Hz)、4.46(s,1H)、4.10(m,1H) 3.10〜3.70(m,6H)、1.10(d,6H,J=7.0Hz) IR(KBr,cm-1 ):3400,2900,2800,1680,1630,1260 元素分析値(%):計算値:C 54.27,H 5.57,O 40.16 実測値:C 54.28,H 5.54,O 40.18
【0078】13 1H-NMR(DMSO-d6,δ-TMS):9.32(bs,
1H)、7.71(d,1H,J=9.6Hz)、6.80〜7.00(m,2H)、5.90(b
s,1H)、5.40〜5.60 (m,2H)、5.38(d,1H,J=7.2Hz)、5.17
(d,1H,J=4.4Hz)、5.01 (d,1H,J=4.4Hz)、4.46(s,1H)、
4.02(t,2H,J=6.8Hz)、3.10〜3.70(m,6H)、2.10〜2.40
(m,4H)、0.87(t,3H,J=6.8Hz) IR(KBr,cm-1 ):3400,2900,1680,1620,1320 元素分析値(%):計算値:C 57.53,H 5.98,O 36.49 実測値:C 57.59,H 5.97,O 36.44 14 1H-NMR(DMSO-d6,δ-TMS):9.30(bs,1H)、7.72(d,
1H,J=9.6Hz)、6.80〜7.00(m,2H)、5.90(bs,1H)、5.40〜
5.60(m,2H)、5.38(d,1H,J=7.2Hz)、5.17(d,1H,J=4.4H
z)、5.01(d,1H,J=4.8Hz)、4.46(s,1H)、4.10(d,2H,J=7.
0Hz)、3.10〜3.70(m,6H)、1.70〜2.40(m,4H)、1.55〜1.
85(m,9H) IR(KBr,cm-1 ):3400,2900,2800,1670,1620,1220 元素分析値(%):計算値:C 60.96,H 6.55,O 32.49 実測値:C 60.99,H 6.57,O 32.44
【0079】15 1H-NMR(DMSO-d6,δ-TMS):9.35(bs,
1H)、7.70〜8.10(m,2H)、7.40〜7.65(m,4H)、6.80〜7.0
0(m,2H)、5.80(bs,1H)、5.38(d,1H,J=7.2Hz)、5.15(d,1
H,J=4.4Hz)、5.01(d,1H,J=4.4Hz)、4.46(s,1H)、3.10〜
3.70(m,6H) IR(KBr,cm-1 ):3400,2900,1700,1680,1620,1320 元素分析値(%):計算値:C 57.39,H 4.35,O 38.26 実測値:C 57.34,H 4.37,O 38.29 16 1H-NMR(DMSO-d6,δ-TMS):7.70〜8.10(m,2H)、
7.40〜7.65(m,4H)、6.80〜7.00(m,2H)、5.80(bs,1H)、
5.38(d,1H,J=7.2Hz)、5.15(d,1H,J=4.4Hz)、5.01(d,1H,
J=4.8Hz)、4.46(s,1H)、3.82(s,3H)、3.10〜3.70(m,6H) IR(KBr,cm-1 ):3400,2900,1720,1680,1620,1320 元素分析値(%):計算値:C 58.23,H 4.64,O 37.13 実測値:C 58.24,H 4.71,O 37.05
【0080】17 1H-NMR(DMSO-d6,δ-TMS):7.78(d,
1H,J=9.6Hz)、6.80〜7.00(m,2H) 5.80(bs,1H)、5.38(d,1H,J=7.2Hz)、5.17(d,1H,J=4.4H
z)、5.01(d,1H,J=4.4Hz)、4.46(s,1H)、4.10(t,2H,J=7.
9Hz)、3.10〜3.70(m,6H)、2.36(s,3H)、1.20〜1.70(m,4
H)、0.94(t,3H,J=7.9Hz) IR(KBr,cm-1 ):3400,2950,2800,1780,1680,1610 元素分析値(%):計算値:C 55.50,H 5.77,O 38.73 実測値:C 55.48,H 5.81,O 38.71 18 1H-NMR(DMSO-d6,δ-TMS):7.77(d,1H,J=9.6H
z)、6.80〜7.00(m,2H) 5.83(bs,1H)、5.38(d,1H,J=7.2Hz)、5.17(d,1H,J=4.4H
z)、5.01(d,1H,J=4.4Hz)、4.46(s,1H)、4.01(t,2H,J=6.
8Hz)、3.10〜3.70(m,6H)、2.31(s,3H)、1.20〜1.80(m,
20H)、0.85(t,3H,J=6.8Hz) IR(KBr,cm-1 ):3400,2950,2800,1780,1680,1610 元素分析値(%):計算値:C 61.48,H 7.42,O 31.10 実測値:C 61.42,H 7.51,O 31.07
【0081】19 1H-NMR(DMSO-d6,δ-TMS):9.35(b
s,1H)、7.40〜7.65(m,6H)、6.80〜7.00(m,2H)、5.80(b
s,1H,)、5.45(s,2H)、5.38(d,1H,J=7.2Hz)、5.15(d,1H,
J=4.4Hz)、5.01(d,1H,J=4.4Hz)、4.46(s,1H)、3.10〜3.
70(m,6H) IR(KBr,cm-1 ):3400,2900,1720,1680,1620,1320 元素分析値(%):計算値:C 59.19,H 4.97,O 35.84 実測値:C 59.34,H 4.87,O 35.79 20 1H-NMR(DMSO-d6,δ-TMS):10.18(bs,1H)、9.45
(bs,1H)、7.60(d,1H,J=8.8Hz)、6.80〜7.00(m,2H)、6.1
6(s,1H)、5.18(bs,1H,)、4.97(s,1H)、4.75(s,1H)、4.3
9(s,1H)、3.10〜3.90(m,6H) IR(KBr,cm-1 ):3350,1640,1610,1520,1260 元素分析値(%):計算値:C 50.56,H 4.53,O 44.91 実測値:C 50.51,H 4.55,O 44.94
【0082】21 1H-NMR(DMSO-d6,δ-TMS):9.44(b
s,1H)、7.61(d,1H,J=8.8Hz)、6.80〜7.00(m,2H)、6.16
(d,1H,J=1.2Hz)、5.17(bs,1H)、5.00(s,1H)、4.71(s,1
H)、4.36(s,1H)、3.82(s,3H)、3.10〜3.70(m,6H) IR(KBr,cm-1 ):3350,1700,1640,1520,1270 元素分析値(%):計算値:C 51.89,H 4.90,O 43.21 実測値:C 51.92,H 4.85,O 43.23 22 1H-NMR(DMSO-d6,δ-TMS):9.39(bs,1H)、7.62
(d,1H,J=8.8Hz)、6.80〜7.00(m,2H)、6.14(s,1H)、5.17
(s,1H)、5.00(s,1H)、4.74(s,1H)、4.34(s,1H)、4.11
(t,2H,J=7.9Hz)、3.10〜3.70(m,6H) 1.20〜1.70(m,4H)、0.95(t,3H,J=7.9Hz) IR(KBr,cm-1 ):3320,2900,1700,1640,1610,1220 元素分析値(%):計算値:C 55.33,H 5.87,O 38.80 実測値:C 55.37,H 5.82,O 38.81
【0083】23 1H-NMR(DMSO-d6,δ-TMS):9.45(b
s,1H)、7.60(d,1H,J=9.2Hz)、6.80〜7.00(m,2H)、6.16
(s,1H)、5.15(s,1H,)、4.91(s,1H)、4.77(s,1H)、4.40
(s,1H)、4.03(t,2H,J=7.2Hz )、3.10〜3.70(m,6H) 1.20〜 1.80(m,12H)、0.86(t,3H,J=7.2Hz) IR(KBr,cm-1 ):3400,2900,2850,1700,1640,1610,1260 融点:118〜120℃ 元素分析値(%):計算値:C 58.96,H 6.89,O 34.15 実測値:C 59.00,H 6.85,O 34.15 24 1H-NMR(DMSO-d6,δ-TMS):9.43(bs,1H)、7.61
(d,1H,J=9.2Hz)、6.80〜7.00(m,2H)、6.14(s,1H)、5.11
(s,1H,)、4.97(s,1H)、4.71(s,1H)、4.36(s,1H)、4.01
(t,2H,J=7.2Hz)、3.10〜3.70(m,6H) 1.20〜1.80(m,16H)、0.87(t,3H,J=7.2Hz) IR(KBr,cm-1 ):3400,2900,2850,1690,1630,1610,1360 元素分析値(%):計算値:C 60.47,H 7.32,O 32.22 実測値:C 60.49,H 7.27,O 32.24
【0084】25 1H-NMR(DMSO-d6,δ-TMS):9.38(b
s,1H)、7.60(d,1H,J=9.2Hz)、6.80〜7.00(m,2H)、6.16
(s,1H)、5.10(s,1H)、4.96(d,1H)、4.71(s,1H)、4.36
(s,1H)、4.02(t,2H,J=7.2Hz)、3.10〜3.70(m,6H) 1.20〜1.80(m,20H)、0.85(t,3H,J=6.4Hz,J=7.2Hz) IR(KBr,cm-1 ):3350,2900,2850,1700,1640,1610,1260 元素分析値(%):計算値:C 61.81,H 7.69,O 30.50 実測値:C 61.79,H 7.70,O 30.51 26 1H-NMR(DMSO-d6,δ-TMS):9.35(bs,1H)、7.61
(d,1H,J=9.2Hz)、6.80〜7.00(m,2H)、6.16(s,1H)、5.15
(s,1H)、4.95(s,1H)、4.71(s,1H)、4.37(s,1H)、3.85
(m,1H)、3.10〜3.70(m,6H)、1.10(d,6H,J=6.0Hz) IR(KBr,cm-1 ):3400,2900,2850,1690,1630,1600,1260 元素分析値(%):計算値:C 54.27,H 5.57,O 40.16 実測値:C 54.23,H 5.58,O 40.19
【0085】27 1H-NMR(DMSO-d6,δ-TMS):9.32(b
s,1H)、7.61(d,1H,J=9.2Hz)、6.80〜7.00(m,2H)、6.16
(s,1H)、5.40〜5.60 (m,2H)、5.18(s,1H)、4.97(s,1
H)、4.71 (s,1H,)、4.36(s,1H)、4.00(t,2H,J=6.8Hz)、
3.10〜3.70(m,6H)、1.70〜2.40(m,4H)、0.87(t,3H,J =
6.0Hz) IR(KBr,cm-1 ):3400,2950,1690,1630,1610,1220 元素分析値(%):計算値:C 57.53,H 5.98,O 36.49 実測値:C 57.58,H 5.97,O 36.45 28 1H-NMR(DMSO-d6,δ-TMS):9.39(bs,1H)、7.62
(d,1H,J=9.2Hz)、6.80〜7.00(m,2H)、6.15(s,1H)、5.40
〜5.60(m,2H)、5.18(s,1H)、4.99(s,1H)、4.71(s,1H)、
4.40(s,1H)、4.11(d,2H,J=7.0Hz)、3.10〜3.70(m,6H)、
1.70〜2.40(m,4H)、1.56〜1.84(m,9H) IR(KBr,cm-1 ):3400,2900,2850,1690,1630,1600,1220 元素分析値(%):計算値:C 60.96,H 6.55,O 32.49 実測値:C 61.02,H 6.52,O 32.46
【0086】29 1H-NMR(DMSO-d6,δ-TMS):9.40(b
s,1H)、7.40〜8.10(m,6H)、6.80〜7.00(m,2H)、6.15(s,
1H)、5.15(s,1H)、4.95(s,1H)、4.69(s,1H)、4.46(s,1
H)、3.10〜3.70(m,6H) IR(KBr,cm-1 ):3400,2900,1700,1680,1620,1320 元素分析値(%):計算値:C 57.39,H 4.35,O 38.26 実測値:C 57.38,H 4.42,O 38.20 30 1H-NMR(DMSO-d6,δ-TMS):7.40〜8.10(m,6H)、
6.80〜7.00(m,2H)、6.15(d,1H,J=1.2Hz)、5.18(s,1H)、
4.95(s,1H)、4.72(s,1H)、4.46(s,1H)、3.88(s,3H)、3.
10〜3.70(m,6H) IR(KBr,cm-1 ):3400,2900,1720,1690,1640,1620,1320 元素分析値(%):計算値:C 58.23,H 4.64,O 37.13 実測値:C 58.24,H 4.70,O 37.06
【0087】31 1H-NMR(DMSO-d6,δ-TMS):7.60(d,
1H,J=9.2Hz)、6.80〜7.00(m,2H) 6.15(s,1H)、5.18(s,1H)、4.97(s,1Hz)、4.75(s,1H)、
4.46(s,1H)、4.10(t,2H,J=7.9Hz)、3.10〜3.70(m,6H)、
2.36(s,3H)、1.20〜1.70(m,4H)、0.94(t,3H,J=7.9Hz) IR(KBr,cm-1 ):3400,2950,2800,1780,1690,1630,1610 元素分析値(%):計算値:C 55.50,H 5.77,O 38.73 実測値:C 55.45,H 5.81,O 38.74 32 1H-NMR(DMSO-d6,δ-TMS):7.61(d,1H,J=9.2H
z)、6.80〜7.00(m,2H) 6.16(s,1H)、5.18(s,1H)、4.99(s,1H)、4.70(s,1H)、4.
36(s,1H)、4.00(t,2H,J=7.2Hz)、3.10〜3.70(m,6H)、
2.32(s,3H)、1.20〜1.80(m,20H)、0.85(t,3H,J=7.2Hz) IR(KBr,cm-1 ):3400,2950,2800,1780,1700,1640,1610 元素分析値(%):計算値:C 61.48,H 7.42,O 31.10 実測値:C 61.50,H 7.42,O 31.08
【0088】33 1H-NMR(DMSO-d6,δ-TMS):9.40(b
s,1H)、7.25〜7.68(m,6H)、6.80〜7.00(m,2H)、6.15(s,
1H)、5.45(s,2H)、5.15(s,1H)、4.95(s,1H)、4.69(s,1
H)、4.46(s,1H)、3.10〜3.70(m,6H) IR(KBr,cm-1 ):3400,2900,1700,1680,1620,1320 元素分析値(%):計算値:C 59.19,H 4.97,O 35.84 実測値:C 59.25,H 4.85,O 35.90 34 1H-NMR(DMSO-d6,δ-TMS):10.18(bs,1H)、9.35
(bs,1H)、7.76(d,1H,J=8.8Hz)、6.80〜7.00(m,2H)、5.8
0(s,1H)、5.26(d,1H,J=8.0Hz)、4.50〜4.70(m,3H)、3.2
0〜3.90(m,6H) IR(KBr,cm-1 ):3450,3300,1630,1610,1520,1260 元素分析値(%):計算値:C 50.56,H 4.53,O 44.91 実測値:C 50.60,H 4.50,O 44.90
【0089】35 1H-NMR(DMSO-d6,δ-TMS):9.38(b
s,1H)、7.75(d,1H,J=8.6Hz)、6.80〜7.00(m,2H)、5.76
(s,1H)、5.27(d,1H,J=8.0Hz)、4.50〜4.70(m,3H)、3.83
(t,3H)、3.20〜3.80(m,6H) IR(KBr,cm-1 ):3450,3300,1680,1630,1600,1520,1270 元素分析値(%):計算値:C 51.89,H 4.90,O 43.21 実測値:C 51.95,H 4.88,O 43.17 36 1H-NMR(DMSO-d6,δ-TMS):9.41(bs,1H)、7.76
(d,1H,J=8.6Hz)、6.80〜7.00(m,2H)、5.77(s,1H)、5.27
(d,1H,J=8.0Hz)、4.50〜4.70(m,3H)、4.11(t,2H,J=7.9H
z)、3.20〜3.80(m,6H)、1.20〜1.70(m,4H)、0.95(t,3H,
J=7.9Hz) IR(KBr,cm-1 ):3400,3300,2900,1670,1620,1610,1220 元素分析値(%):計算値:C 55.33,H 5.87,O 38.80 実測値:C 55.33,H 5.83,O 38.84
【0090】37 1H-NMR(DMSO-d6,δ-TMS):9.41(b
s,1H)、7.76(d,1H,J=8.6Hz)、6.80〜7.00(m,2H)、5.85
(s,1H)、5.20(d,1H,J=8.0Hz)、4.50〜4.70(s,3H)、4.02
(t,2H,J=7.2Hz )、3.20〜3.80(m,6H)、1.20〜1.80(m,12
H)、0.87(t,3H,J=7.2Hz) IR(KBr,cm-1 ):3450,3300,2900,2850,1680,1620,1610,
1260 融点:160〜162℃ 元素分析値(%):計算値:C 58.96,H 6.89,O 34.15 実測値:C 59.02,H 6.85,O 34.13 38 1H-NMR(DMSO-d6,δ-TMS):9.40(bs,1H)、7.76
(d,1H,J=8.6Hz)、6.80〜7.00(m,2H)、5.84(s,1Hz)、5.2
6(d,1H,J=8.0Hz)、4.50〜4.70(m,2H)、4.01(t,2H,J=7.2
Hz)、3.20〜3.80(m,6H)、1.20〜1.80(m,16H)、0.87(t,3
H,J=7.2Hz) IR(KBr,cm-1 ):3450,3300,2900,2850,1690,1630,1610,
1360 元素分析値(%):計算値:C 60.47,H 7.32,O 32.22 実測値:C 60.50,H 7.27,O 32.23
【0091】39 1H-NMR(DMSO-d6,δ-TMS):9.38(b
s,1H)、7.77(d,1H,J=8.6Hz)、6.80〜7.00(m,2H)、5.83
(s,1H)、5.26(d,1H,J=8.0Hz)、4.50〜4.70(m,3H)、4.02
(t,2H,J=7.2Hz)、3.20〜3.80(m,6H)、1.20〜1.80(m,20
H)、0.85(t,3H,J=7.2Hz) IR(KBr,cm-1 ):3450,3300,2900,2850,1680,1630,1610,
1260 元素分析値(%):計算値:C 61.81,H 7.69,O 30.50 実測値:C 61.77,H 7.69,O 30.54 40 1H-NMR(DMSO-d6,δ-TMS):9.38(bs,1H)、7.75
(d,1H,J=8.6Hz)、6.80〜7.00(m,2H)、5.85(s,1H)、5.25
(d,1H,J=8.0Hz)、4.50〜4.80(m,3H)、3.85(m,1H)、3.20
〜3.80(m,6H)、1.10(d,6H,J=6.0Hz) IR(KBr,cm-1 ):3400,3350,2900,2850,1690,1630,1600,
1260 元素分析値(%):計算値:C 54.27,H 5.57,O 40.16 実測値:C 54.25,H 5.55,O 40.20
【0092】41 1H-NMR(DMSO-d6,δ-TMS):9.42(b
s,1H)、7.76(d,1H,J=8.6Hz)、6.80〜7.00(m,2H)、5.86
(s,1H)、5.40〜5.60 (m,2H)、5.24(d,1H,J=8.0Hz)、4.5
0〜4.80(m,3H)、4.02(t,2H,J=6.8Hz)、3.20〜3.80(m,6
H)、1.50〜2.40(m,4H)、0.87(t,3H,J =6.8Hz) IR(KBr,cm-1 ):3450,3300,2950,1690,1630,1610,1220 元素分析値(%):計算値:C 57.53,H 5.98,O 36.49 実測値:C 57.49,H 6.01,O 36.50 42 1H-NMR(DMSO-d6,δ-TMS):9.39(bs,1H)、7.77
(d,1H,J=8.6Hz)、6.80〜7.00(m,2H)、5.84(s,1H)、5.40
〜5.60(m,2H)、5.25(d,1H,J=8.0Hz)、4.50〜4.80(m,3
H)、4.10(d,2H,J=7.0Hz)、3.20〜3.80(m,6H)、1.70〜2.
40(m,4H)、1.50〜1.85(m,9H) IR(KBr,cm-1 ):3400,3350,2900,2850,1680,1630,1610,
1220 元素分析値(%):計算値:C 60.96,H 6.55,O 32.49 実測値:C 60.93,H 6.61,O 32.46
【0093】43 1H-NMR(DMSO-d6,δ-TMS):9.40(b
s,1H)、7.40〜8.10(m,6H)、6.80〜7.00(m,2H)、5.85(s,
1H)、5.24(d,1H,J=8.0Hz)、4.50〜4.80(m,3H)、3.20〜
3.80(m,6H) IR(KBr,cm-1 ):3450,2900,1700,1680,1620,1320 元素分析値(%):計算値:C 57.39,H 4.35,O 38.26 実測値:C 57.41,H 4.33,O 38.26 44 1H-NMR(DMSO-d6,δ-TMS):7.40〜8.10(m,6H)、
6.80〜7.00(m,2H)、5.85(s,1H)、5.28(d,1H,J=8.0Hz)、
4.50〜4.80(m,3H)、3.90(s,3H) 3.20〜3.80(m,6H) IR(KBr,cm-1 ):3400,2900,2850,1720,1680,1630,1620,
1320 元素分析値(%):計算値:C 58.23,H 4.64,O 37.13 実測値:C 58.22,H 4.72,O 37.06
【0094】45 1H-NMR(DMSO-d6,δ-TMS):7.76(d,
1H,J=9.2Hz)、6.80〜7.00(m,2H) 5.85(s,1H)、5.25(d,1,J=8.0Hz)、4.50〜4.80(m,3H)、
4.10(t,2H,J=7.9Hz)、3.20〜3.80(m,6H)、2.36(s,3H)、
1.20〜1.70(m,4H)、0.94(t,3H,J=7.9Hz) IR(KBr,cm-1 ):3400,2950,2800,1780,1670,1630,1610 元素分析値(%):計算値:C 55.50,H 5.77,O 38.73 実測値:C 55.49,H 5.81,O 38.70 46 1H-NMR(DMSO-d6,δ-TMS):7.77(d,1H,J=8.6H
z)、6.80〜7.00(m,2H) 5.86(s,1H)、5.26(d,1H,J=8.0Hz)、4.50〜4.80(m,3H)、
4.00(t,2H,J=7.2Hz)、3.20〜3.80(m,6H)、2.32(s,3H)、
1.20〜1.80(m,20H)、0.85(t,3H,J=7.2Hz) IR(KBr,cm-1 ):3400,2950,2850,1780,1680,1620,1610 元素分析値(%):計算値:C 61.48,H 7.42,O 31.10 実測値:C 61.48,H 7.50,O 31.02
【0095】47 1H-NMR(DMSO-d6,δ-TMS):9.40(b
s,1H)、7.30〜7.85(m,6H)、6.80〜7.00(m,2H)、5.85(s,
1H)、5.24(d,1H,J=8.0Hz)、4.50〜4.80(m,3H)、3.20〜
3.80(m,6H) IR(KBr,cm-1 ):3450,2900,1700,1680,1620,1320 元素分析値(%):計算値:C 59.19,H 4.97,O 35.84 実測値:C 59.18,H 4.85,O 35.97 48 1H-NMR(DMSO-d6,δ-TMS):9.40(bs,1H)、7.77(d,
1H,J=8.6Hz)、6.80〜7.00(m,2H)、5.76(s,1H)、5.25(d,
1H,J=8.0Hz)、4.50〜4.75(m,3H)、3.20〜3.80(m,6H)、
2.33(s,3H) IR(KBr,cm-1 ):3450,1740,1620,1610,1520,1220 元素分析値(%):計算値:C 51.26,H 4.55,O 44.19 実測値:C 51.28,H 4.50,O 44.22
【0096】49 1H-NMR(DMSO-d6,δ-TMS):9.50(bs,
1H)、7.60(d,1H,J=8.8Hz)、6.80〜7.00(m,2H)、6.16(b
s,1H)、5.15(s,1H)、5.05(s,1H)、4.72(s,1H)、4.30(s,
1H)、3.10〜3.70(m,6H)、2.31(s,3H) IR(KBr,cm-1 ):3300,1740,1640,1610,1520,1220 元素分析値(%):計算値:C 51.26,H 4.55,O 44.19 実測値:C 51.21,H 4.56,O 44.23 50 1H-NMR(DMSO-d6,δ-TMS):10.15(bs,1H)、7.77
(d,1H,J=8.8Hz)、6.80〜7.00(m,2H)、5.83(s,1H)、5.25
(d,1H,J=8.0Hz)、4.50〜4.80(m,3H)、3.20〜3.80(m,6
H)、2.43(s,3H) IR(KBr,cm-1 ):3450,3290,1750,1630,1600,1510,1260 元素分析値(%):計算値:C 51.26,H 4.55,O 44.19 実測値:C 51.23,H 4.53,O 44.24
【0097】51 1H-NMR(DMSO-d6,δ-TMS) 10.21(bs,1H)、7.65(d,1H,J=8.4Hz)、6.80〜6.90(m,2
H)、5.37(d,1H,J=7.2Hz)、5.14(s,1H)、5.00(s,1H)、4.
51(s,1H)、3.20〜3.80(m,7H)、2.31(s,3H) IR(KBr,cm-1 ):3350,1740,1650,1630,1570,1270 元素分析値(%):計算値(%):C 51.26;H 4.55;O 44.19 実測値(%):C 51.23;H 4.56;O 44.21 52 1H-NMR(DMSO-d6,δ-TMS):10.20(bs,1H)、7.61
(d,1H,J=8.8Hz)、6.90〜7.10(m,2H)、6.15(s,1H)、5.15
(bs,1H,)、4.99(s,1H)、4.73(s,1H)、4.41(s,1H)、3.10
〜3.80(m,6H)、2.42(s,3H) IR(KBr,cm-1 ):3350,1740,1640,1600,1530,1260 元素分析値(%):計算値:C 51.26,H 4.55,O 44.19 実測値:C 51.20,H 4.58,O 44.22
【0098】53 1H-NMR(DMSO-d6,δ-TMS):7.73(d,
1H,J=8.6Hz)、6.80〜7.00(m,2H) 5.88(s,1H)、5.50〜5.70 (m,2H)、5.21(d,1H,J=8.0H
z)、4.50〜4.70(m,3H)、4.00(t,2H,J=6.8Hz)、3.20〜3.
80(m,6H)、1.50〜2.50(m,7H)、0.89(t,3H,J =6.8Hz) IR(KBr,cm-1 ):3300,2930,1740,1680,1630,1610,1220 元素分析値(%):計算値:C 57.50,H 5.87,O 36.63 実測値:C 57.53,H 5.88,O 36.59 54 1H-NMR(DMSO-d6,δ-TMS):7.69(d,1H,J=9.6Hz)、
6.70〜7.00(m,2H)、5.95(bs,1H)、5.40〜5.70 (m,2H)、
5.36(d,1H,J=7.2Hz)、5.19(d,1H,J=4.4Hz)、5.04 (d,1
H,J=4.4Hz)、4.46(s,1H)、4.01(t,2H,J=6.8Hz)、3.10〜
3.80(m,6H)、2.00〜2.40(m,7H)、0.89(t,3H,J=6.8Hz) IR(KBr,cm-1 ):3400,2800,1740,1670,1620,1320 元素分析値(%):計算値:C 57.50,H 5.87,O 36.63 実測値:C 57.48,H 5.85,O 36.67
【0099】55 1H-NMR(DMSO-d6,δ-TMS):7.60(d,
1H,J=9.2Hz)、6.90〜7.00(m,2H) 6.13(s,1H)、5.40〜5.60 (m,2H)、5.20(s,1H)、4.95(s,
1H)、4.71 (s,1H,)、4.33(s,1H)、3.99(t,2H,J=6.8H
z)、3.10〜3.80(m,6H)、1.70〜2.50(m,7H)、0.85(t,3H,
J =6.0Hz) IR(KBr,cm-1 ):3400,2940,1750,1680,1620,1610,1220 元素分析値(%):計算値:C 57.50,H 5.87,O 36.63 実測値:C 57.51,H 5.89,O 36.60 56 1H-NMR(DMSO-d6,δ-TMS):7.30〜7.80(m,6H)、
6.90〜7.00(m,2H)、5.88(s,1H)、5.40(s,2H)、5.23(d,1
H,J=8.0Hz)、4.60〜4.80(m,3H) 3.20〜3.70(m,6H)、2.37(s,3H) IR(KBr,cm-1 ):3450,2900,1740,1700,1670,1620,1310 元素分析値(%):計算値:C 59.01,H 4.95,O 36.04 実測値:C 58.99,H 4.93,O 36.08
【0100】57 1H-NMR(DMSO-d6,δ-TMS):7.35〜
7.65(m,6H)、6.90〜7.00(m,2H)、5.83(bs,1H,)、5.44
(s,2H)、5.40(d,1H,J=7.2Hz)、5.13(d,1H,J=4.4Hz)、4.
99(d,1H,J=4.4Hz)、4.48(s,1H)、3.10〜3.80(m,6H)、2.
43(s,3H) IR(KBr,cm-1 ):3400,2800,1750,1720,1680,1610,1320 元素分析値(%):計算値:C 59.01,H 4.95,O 36.04 実測値:C 59.03,H 4.90,O 35.07 58 1H-NMR(DMSO-d6,δ-TMS):7.26〜7.70(m,6H)、
6.90〜7.00(m,2H)、6.18(s,1H)、5.42(s,2H)、5.15(s,1
H)、4.98(s,1H)、4.71(s,1H)、4.46(s,1H)、3.00〜3.70
(m,6H)、2.35(s,3H) IR(KBr,cm-1 ):3400,2900,1740,1710,1680,1610,1320 元素分析値(%):計算値:C 59.01,H 4.95,O 36.04 実測値:C 59.06,H 4.91,O 36.03
【0101】59 1H-NMR(DMSO-d6,δ-TMS) 9.28(bs,1H)、7.63(d,1H,J=8.4Hz)、6.70〜6.90(m,2
H)、5.35(d,1H,J=7.2Hz)、5.17(s,1H)、5.01(s,1H)、4.
49(s,1H)、3.10〜3.80(m,7H)、2.31(s,3H) IR(KBr,cm-1 ):3340,1750,1650,1620,1580,1270 元素分析値(%):計算値(%):C 51.26;H 4.55;O 44.19 実測値(%):C 51.27;H 4.57;O 44.16 60 1H-NMR(DMSO-d6,δ-TMS):7.80(d,1H,J=8.8H
z)、6.80〜7.10(m,2H) 5.85(s,1H)、5.23(d,1H,J=8.0Hz)、4.60〜4.80(m,3H)、
3.20〜3.90(m,6H)、2.41(s,3H)、2.20(s,3H) IR(KBr,cm-1 ):3290,1750,1620,1600,1520,1250 元素分析値(%):計算値:C 51.82,H 4.58,O 43.60 実測値:C 51.88,H 4.50,O 43.62
【0102】61 1H-NMR(DMSO-d6,δ-TMS):7.64(d,1
H,J=8.4Hz)、6.80〜7.00(m,2H)、5.33(d,1H,J=7.2Hz)、
5.20(s,1H)、4.99(s,1H)、4.52(s,1H)、3.00〜3.70(m,7
H)、2.35(s,3H)、2.22(s,3H) IR(KBr,cm-1 ):3350,1740,1650,1630,1580,1260 元素分析値(%):計算値(%):C 51.82;H 4.58;O 43.60 実測値(%):C 51.80;H 4.60;O 43.60 62 1H-NMR(DMSO-d6,δ-TMS):7.59(d,1H,J=8.8H
z)、6.90〜7.00(m,2H) 6.12(s,1H)、5.20(bs,1H,)、5.00(s,1H)、4.76(s,1H)、
4.38(s,1H) 3.00〜3.80(m,6H)、2.45(s,3H)、2.23(s,3H) IR(KBr,cm-1 ):3340,1750,1640,1600,1540,1250 元素分析値(%):計算値:C 51.82,H 4.58,O 43.60 実測値:C 51.86,H 4.53,O 43.61
【0103】63 1H-NMR(DMSO-d6,δ-TMS):9.39(b
s,1H)、7.73(d,1H,J=8.6Hz)、6.90〜7.10(m,2H)、5.75
(s,1H)、5.28(d,1H,J=8.0Hz)、4.50〜4.70(m,3H)、4.12
(t,2H,J=7.9Hz)、3.10〜3.80(m,6H)、1.20〜1.80(m,8
H)、0.93(t,3H,J=7.9Hz) IR(KBr,cm-1 ):3400,2900,1680,1620,1610,1210 元素分析値(%):計算値:C 57.26,H 6.41,O 36.33 実測値:C 57.24,H 6.40,O 36.36 64 1H-NMR(DMSO-d6,δ-TMS):9.36(bs,1H)、7.74(d,
1H,J=8.4Hz)、6.80〜6.90(m,2H)、5.40(d,1H,J=7.6H
z)、5.15(s,1H)、5.01(s,1H)、4.46(s,1H)、4.13(t,2H,
J=7.9Hz)、3.00〜3.70(m,7H)、1.10〜1.70(m,8H)、0.92
(t,3H,J=7.9Hz) IR(KBr,cm-1 ):3430,2920,1660,1610,1280 元素分析値(%):計算値(%):C 57.26;H 6.41;O 36.33 実測値(%):C 57.23;H 6.39;O 36.38
【0104】65 1H-NMR(DMSO-d6,δ-TMS):9.37(b
s,1H)、7.60(d,1H,J=8.8Hz)、6.90〜7.10(m,2H)、6.11
(s,1H)、5.20(s,1H)、5.03(s,1H)、4.72(s,1H)、4.33
(s,1H)、4.11(t,2H,J=7.9Hz)、3.10〜3.70(m,6H) 1.20〜1.80(m,8H)、0.94(t,3H,J=7.9Hz) IR(KBr,cm-1 ):3320,2900,1700,1630,1610,1230 元素分析値(%):計算値:C 57.26,H 6.41,O 36.33 実測値:C 57.23,H 6.43,O 36.34 66 1H-NMR(DMSO-d6,δ-TMS):7.78(d,1H,J=9.2H
z)、6.80〜7.10(m,2H) 5.86(s,1H)、5.22(d,1,J=8.0Hz)、4.50〜4.80(m,3H)、
4.09(t,2H,J=7.9Hz)、3.10〜3.70(m,6H)、2.39(s,3H)、
1.10〜1.70(m,8H)、0.95(t,3H,J=7.9Hz) IR(KBr,cm-1 ):3400,2940,2800,1770,1670,1620,1610 元素分析値(%):計算値:C 55.41,H 6.07,O 38.52 実測値:C 55.39,H 6.08,O 38.53
【0105】67 1H-NMR(DMSO-d6,δ-TMS):7.79(d,
1H,J=9.6Hz)、6.80〜7.00(m,2H) 5.83(bs,1H)、5.35(d,1H,J=7.2Hz)、5.20(d,1H,J=4.4H
z)、5.04(d,1H,J=4.4Hz)、4.45(s,1H)、4.08(t,2H,J=7.
9Hz)、3.10〜3.80(m,6H)、2.34(s,3H)、1.20〜1.80(m,8
H)、0.96(t,3H,J=7.9Hz) IR(KBr,cm-1 ):3400,2940,2800,1770,1670,1610 元素分析値(%):計算値:C 55.41,H 6.07,O 38.52 実測値:C 55.43,H 6.05,O 38.52 68 1H-NMR(DMSO-d6,δ-TMS):7.58(d,1H,J=9.2H
z)、6.90〜7.00(m,2H) 6.12(s,1H)、5.20(s,1H)、4.99(s,1Hz)、4.72(s,1H)、
4.42(s,1H)、4.10(t,2H,J=7.9Hz)、3.10〜3.80(m,6H)、
2.33(s,3H)、1.10〜1.70(m,8H)、0.95(t,3H,J=7.9Hz) IR(KBr,cm-1 ):3400,2940,2800,1760,1690,1620,1610 元素分析値(%):計算値:C 55.41,H 6.07,O 38.52 実測値:C 55.45,H 6.02,O 38.53
【0106】(実施例69)マウス急性毒性試験 本実施例は、本発明化合物の安全性を確認するため行っ
たものである。以下に試験方法を説明する。 試験方法:マウス用胃ゾンデを用いて化合物2、4、
6、8〜49、59、63〜65の各4−グリコシロキ
シベンゾピラン誘導体1000及び2000mg/kg
を1群5匹のマウス(ICR系雄性 体重20〜25
g)に強制経口投与した。経口投与後、ケージ内にて7
日間飼育し、死亡動物の有無及び一般状態を観察し、観
察終了時のマウスの生存率より50%致死量(LD50
mg/kg)を推定した。この結果、試験した全ての4
−グリコシロキシベンゾピラン誘導体のLD50は200
0mg/kg以上であり、本発明化合物は極めて安全性
が高い事が判明した。
【0107】(実施例70)ラット受身皮膚アナフィラ
キシー(PCA)反応による薬理試験本発明化合物の抗
アレルギー作用を確認するため、抗アレルギー作用の確
認試験として広く用いられているラット受身皮膚アナフ
ィラキシー反応による薬理試験を実施した。本動物モデ
ルは即時型アレルギー即ち抗原抗体反応が関与するモデ
ルである。以下に試験方法を説明する。 試験方法:ウイスター系雄性ラット(9週齢)の背部を
刈毛し、抗トリニトロフェノール−アスカリス(TNP
−As)血清を0.05mlづつ2カ所に皮内投与し
た。48時間後、0.5%カルボキシメチルセルロース
ナトリウム(CMCNa)に懸濁した4−グリコシロキ
シベンゾピラン誘導体(被験薬物)を100mg/kg
経口投与し、その1時間後にTNP−As 1mgを含
有する0.5%エバンスブルー生理食塩溶液 1mlを
尾静脈より投与してアレルギー反応を惹き起こした。反
応惹起30分後、ラットをエーテル麻酔下で放血致死さ
せ、背部皮膚を剥離して皮膚内面の色素漏出斑の長径及
び短径を測定し両者の平均値(mm)を色素漏出量の指
標とした。溶媒対照として被験薬物の代わりに0.5%
CMCNaのみを経口投与した群、及び陽性対照とし
て、トラニラスト(Tranilast)を被験薬物と
同様の方法で100mg/kg経口投与した群を設け
た。試験結果は、式1によりPCA反応抑制率(%)を
算出し、表4及び5に示した。尚、試験には1群5匹の
ラットを用いた。
【0108】
【数1】
【0109】
【表4】
【0110】
【表5】 表4及び表5に示すごとく、本発明化合物はトラニラス
トとほぼ同等又はそれ以上の抗アレルギー活性を有する
事が確認された。この試験結果より、本発明化合物が即
時型アレルギーに対して有用な抗アレルギー剤である事
が判明した。
【0111】(比較例1)ラット受身皮膚アナフィラキ
シー(PCA)反応による薬理試験 本発明のベンゾピラン誘導体の有効性を確認するため、
ラット受身皮膚アナフィラキシー(PCA)反応に対す
る抑制作用を、既知化合物であるWO92/13852
号記載の化合物と比較した。試験方法は実施例70と同
様とした。比較化合物を表6に、試験結果を表7に示
す。
【0112】
【表6】
【0113】
【表7】 上記実施例70及び比較例より、比較化合物に比べ本発
明化合物は優れた抗アレルギー作用を示すことが判明し
た。
【0114】(実施例71)塩化ピクリル誘発接触性皮
膚炎による薬効試験 本発明化合物の遅延型アレルギー抑制作用を確認するた
め、従来より知られているマウス塩化ピクリル誘発接触
性皮膚炎モデルによる薬理試験を実施した。本動物モデ
ルは代表的な遅延型アレルギーモデルであり、主に細胞
性免疫が関与する生体反応であり(イムノロジー第15
巻405−416頁1968年;Immunolog
y,Vol.15,P.405−416,1968)、
従来の抗アレルギー剤では抑制出来ずステロイド剤で抑
制できる反応である。以下に試験方法を説明する。 試験方法:マウスの腹部を刈毛し、その翌日に7%(w
/v)塩化ピクリル−アセトン溶液0.1mlを塗布し
感作した。感作7日後、1%(w/v)塩化ピクリル−
オリーブ油溶液を5μlづつ左側耳介皮膚の両面に塗布
し反応を惹き起こした。反応惹起前及び反応惹起24時
間後の左耳の厚さを測定し、式(2)に従って耳介膨張
率(%)を求めた。尚、本発明化合物(被験薬物)は
0.5%カルボキシメチルセルロースナトリウム(CM
CNa)に懸濁し、反応惹起1時間前及び16時間後の
2回、100mg/kgを強制経口投与した。溶媒対照
として被験薬物の代わりに0.5%CMCNaのみを投
与した群、及び陽性対照群としてステロイドホルモンの
プレドニゾロン10mg/kg叉はトラニラスト100
mg/kgを経口投与した群を設けた。本実施例の結果
は、溶媒対照群に対する抑制率(%)を式(3)により
算出し表8及び9に示した。尚、試験には1群10匹の
マウスを用いた。
【0115】
【数2】 (式2)耳介膨張率(%)=〔(反応惹起24時間後の
左耳の厚さ−反応惹起前の左耳の厚さ)/反応惹起前の
左耳の厚さ〕x100
【0116】
【数3】 (式3)抑制率(%)=〔(溶媒対照群の耳介膨張率−
被験薬物群又は陽性対象群の耳介膨張率)/溶媒対照群
の耳介膨張率〕x100
【0117】
【表8】
【0118】
【表9】 本実験モデルの反応惹起により、溶媒群では有意な左側
耳介の膨張が認められた。これに対し、本発明化合物は
約40〜65%の耳介膨張抑制効果を示し、プレドニゾ
ロン(63.5%)とほぼ同等又はそれ以上の活性を有
する事が判明した。現在、抗アレルギー薬として広く用
いられているトラニラストは遅延型アレルギーに対して
治療効果が認められなかった。この試験結果より本発明
化合物が遅延型アレルギーに対して高い治療効果を有す
る極めて有用な抗アレルギー剤であることが判明した。
【0119】(実施例72)モルモット喘息モデルによ
る薬効試験 喘息は代表的なアレルギー疾患であるが、本発明化合物
の喘息治療作用を更に確認するため、従来より広く知ら
れているモルモット喘息モデルを用いた薬理試験を実施
した。以下に試験方法を説明する。 試験方法:ハートレイ系雄性モルモット(5週齢)に卵
白アルブミン(OVA)生理食塩溶液(5mg/ml/
body)を1週間間隔で3回腹腔内投与し感作した。
その2週間後、1%OVA生理食塩溶液を超音波ネブラ
イザーにより1分間吸入させ、気道抵抗を30分間測定
した(PULUMOS−1,(株)エム・アイ・ピー・
エス製)。OVA吸入1時間前に本発明化合物(被験薬
物)は0.5%カルボキシメチルセルロースナトリウム
(CMCNa)に懸濁し、100mg/kgを経口投与
した。また、陽性対照として著名な抗アレルギー剤であ
るクロモグリク酸ナトリウム(DSCG)を生理食塩水
に溶解し、20mg/kgをOVA吸入直前に静脈内投
与した。溶媒対照として被験薬物の代わりに0.5%C
MCNaのみを経口投与した群を設けた。試験結果は、
(式4)により気道抵抗抑制率(%)を算出し、表10
及び11に示した。尚、試験には1群5匹のモルモット
を用いた。
【0120】
【数4】
【0121】
【表10】
【0122】
【表11】 本実施例により本発明化合物は、経口投与により約40
〜80%の気道抵抗抑制率を示し、喘息に対する極めて
高い治療効果が確認された。
【0123】 乳鉢で、化合物9の結晶を粉砕し、それに乳糖を添加
し、乳棒で粉砕しながら、充分混合し、5%散剤とし
た。
【0124】 乳鉢内で、化合物37を等量のでんぷんと混合粉砕し
た。これに乳糖、でんぷんの残分を加え混合した。別に
ゼラチン30mgに精製水1mlを加えて、加熱溶解
し、冷後かき混ぜながらこれにエタノール1mlを加
え、ゼラチン液としたものを調製し、先の混合物にゼラ
チン液を添加練合し、造粒した後、乾燥して整粒した。
【0125】 乳鉢内で上記配合の20倍量の化合物を用いて5mg錠
剤の製造をした。すなわち、100mgの化合物23の
結晶を粉砕し、それに乳糖及びでんぷんを加え混合す
る。10%でんぷんのりを上記の配合体に加え練合し、
造粒する。乾燥後、タルク及びステアリン酸マグネシウ
ムを混合し、常法により打錠した。
【0126】 (実施例76)(20mg錠) 化合物41 20mg 6%ヒドロキシプロピルセルロース乳糖 75mg ステアリン酸タルク 2mg バレイショデンプン 3mg ─────────────────────────── 100mg/錠 上記記載の10倍量を用いて、20mg錠剤を製造し
た。すなわち、ヒドロキシプロピルセルロース6gを適
量のエタノールに溶解し、これに乳糖94gを添加して
練合した。少し乾燥した後、60号ふるいにて整粒し、
6%ヒドロキシプロピルセルロース乳糖とした。またス
テアリン酸マグネシウムとタルクを1:4の割合で混合
しステアリン酸タルクとした。化合物41、6%ヒドロ
キシプロピルセルロース乳糖、ステアリン酸タルク、バ
レイショデンプンをよく混合し、常法により打錠した。
【0127】 (実施例77)(25mg錠) 化合物11 25mg 乳糖 122mg カルボキシメチルスターチ 50mg タルク 2mg ステアリン酸マグネシウム 1mg ────────────────────────── 200mg/錠 乳鉢内で上記化合物の各々10倍量を用いて25mg錠
剤を製造した。すなわち、乳鉢内で250mgの化合物
11の結晶を粉砕し、それに乳糖を加えながら充分混合
する。カルボキシメチルスターチに適量の精製水を加
え、上記の混合物に添加練合し、造粒する。乾燥後、タ
ルク及びステアリン酸マグネシウムを混合し、常法によ
り打錠した。
【0128】 実施例74と同様の方法で顆粒を製造し、該顆粒100
mgづつをカプセルに充填した。
【0129】 (実施例79)(0.1%注射剤) 化合物2 10mg ポリエチレングリコール400 3ml ポリソルベート80 0.01ml 注射用蒸留水 全量が10mlとなるように加えた ───────────────────────────────── 10ml ポリエチレングリコール400とポリソルベート80の
混合液に化合物2を溶解し、これに注射用蒸留水を徐々
に加え全量を10mlとし、無菌的にアンプルに充填し
た。
【0130】
【発明の効果】本発明によって、医薬品として有用な、
新規な4−グリコシロキシベンゾピラン誘導体を提供す
る事が出来る。又低毒性で幅広いアレルギー疾患の治療
又は予防に有用な優れた抗アレルギー剤を提供出来る。
特に従来の抗アレルギー剤では効果が低かった遅延型ア
レルギーに対して、高い効果を有する優れた抗アレルギ
ー剤を提供出来る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐野 義之 千葉県千葉市若葉区貝塚町1262−1ニュー シティ曙201 (72)発明者 酒井 充 千葉県佐倉市石川28−2ハイツメゾン102 (72)発明者 木村 信之 千葉県佐倉市大崎台3−4−5大日本イン キ佐倉社宅4−102

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 (式中、R1は水素原子、アルキル基、アルケニル基、
    アラルキル基、又はアシル基であり、R2は水素原子又
    はアシル基であり、R3は、グルコシル基、マンノシル
    基、ガラクトシル基からなる群から選ばれる水酸基が保
    護された又は未保護のグリコシル基である。)で表され
    る4−グリコシロキシベンゾピラン誘導体及びその生理
    学的に許容される塩。
  2. 【請求項2】 R3がグルコシル基である請求項1記載
    の4−グリコシロキシベンゾピラン誘導体及びその生理
    学的に許容される塩。
  3. 【請求項3】 R3がマンノシル基である請求項1記載
    の4−グリコシロキシベンゾピラン誘導体及びその生理
    学的に許容される塩。
  4. 【請求項4】 R3がガラクトシル基である請求項1記
    載の4−グリコシロキシベンゾピラン誘導体及びその生
    理学的に許容される塩。
  5. 【請求項5】 R3が未保護のグリコシル基である請求
    項1記載の4−グリコシロキシベンゾピラン誘導体、及
    びその生理学的に許容される塩。
  6. 【請求項6】 R3がアシル基又はベンジル基で保護さ
    れたグリコシル基である請求項1記載の4−グリコシロ
    キシベンゾピラン誘導体、及びその生理学的に許容され
    る塩。
  7. 【請求項7】 R1が水素原子、炭素数1〜12のアル
    キル基又は炭素数2〜10のアルケニル基である請求項
    1〜6のいずれか1項に記載の4−グリコシロキシベン
    ゾピラン誘導体及びその生理学的に許容される塩。
  8. 【請求項8】 R1がベンジル基からなるアラルキル基
    又は炭素数2〜7のアシル基である請求項1〜6のいず
    れか1項に記載の4−グリコシロキシベンゾピラン誘導
    体及びその生理学的に許容される塩。
  9. 【請求項9】 R2が水素原子である請求項1〜8のい
    ずれか1項に記載の4−グリコシロキシベンゾピラン誘
    導体及びその生理学的に許容される塩。
  10. 【請求項10】 R2が炭素数2〜7のアシル基である
    請求項1〜8のいずれか1項に記載の4−グリコシロキ
    シベンゾピラン誘導体及びその生理学的に許容される
    塩。
  11. 【請求項11】 R1が炭素数1〜12のアルキル基で
    あり、R2が水素原子である請求項1〜6のいずれか1
    項に記載の4−グリコシロキシベンゾピラン誘導体及び
    その生理学的に許容される塩。
  12. 【請求項12】 一般式(I) 【化2】 (式中、R1は水素原子、アルキル基、アルケニル基、
    アラルキル基、又はアシル基であり、R2は水素原子又
    はアシル基であり、R3は、グルコシル基、マンノシル
    基、ガラクトシル基からなる群から選ばれる水酸基が保
    護された又は未保護のグリコシル基である。)で表され
    る4−グリコシロキシベンゾピラン誘導体又はその生理
    学的に許容される塩を有効成分とする抗アレルギー剤。
  13. 【請求項13】 R3がグルコシル基である請求項12
    記載の抗アレルギー剤。
  14. 【請求項14】 R3がマンノシル基である請求項12
    記載の抗アレルギー剤。
  15. 【請求項15】 R3がガラクトシル基である請求項1
    2記載の抗アレルギー剤。
  16. 【請求項16】 R1が炭素数1〜12のアルキル基又
    は炭素数2〜10のアルケニル基である請求項13〜1
    5のいずれか1項に記載の抗アレルギー剤。
  17. 【請求項17】 R1が炭素数1〜12のアルキル基で
    ある請求項16記載の抗アレルギー剤。
  18. 【請求項18】 R2が水素原子である請求項17記載
    の抗アレルギー剤。
  19. 【請求項19】 請求項5〜10のいずれか1項に記載
    の4−グリコシロキシベンゾピラン誘導体又はその生理
    学的に許容される塩を有効成分とする抗アレルギー剤。
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