JPH07144642A - 列車接近警報装置 - Google Patents

列車接近警報装置

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JPH07144642A
JPH07144642A JP5293424A JP29342493A JPH07144642A JP H07144642 A JPH07144642 A JP H07144642A JP 5293424 A JP5293424 A JP 5293424A JP 29342493 A JP29342493 A JP 29342493A JP H07144642 A JPH07144642 A JP H07144642A
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JP
Japan
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train
approach
alarm
train approach
site
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Withdrawn
Application number
JP5293424A
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English (en)
Inventor
Toshio Matsuda
利夫 松田
Yasuyuki Tanaka
康之 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KEISANKI KAGAKU KENKYUSHO KK
Original Assignee
KEISANKI KAGAKU KENKYUSHO KK
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Publication date
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  • Train Traffic Observation, Control, And Security (AREA)
  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業現場にいる作業員に対して列車の接近を
適確に報知し、確実な安全確保を図ることができるよう
にした列車接近警報装置を提供する。 【構成】 作業現場から所定距離離間し、かつ列車が運
行する路線(600)に沿った地点に遠隔監視装置(1
00a、100b)を設置して列車の接近を自動監視
し、この遠隔監視装置(100a、100b)により列
車の接近が感知されると、作業現場近傍に設置された現
場警報装置(200)に列車接近信号を専用通信線(5
00)を介して伝送し、現場警報装置(200)はこの
列車接近信号を受信すると警報を発生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は列車接近警報装置に関
し、特に列車が運行する路線の保線作業等を行う作業員
に対して列車の接近を確実に報知して安全確保を図るよ
うにした列車接近警報装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、列車が運行する路線の保線作業
等においては、列車の運行の合間を縫って作業が行われ
る。この保線作業等においては、列車の接近を適確に検
出して安全確保を図るとともに有効な作業時間の確保が
重要である。
【0003】従来、保線作業等の作業現場において、安
全確保を図る方法としては、作業現場から一定距離離れ
た地点に監視員を配置し、この監視員は、時刻表等で列
車通過時間を予測するとともに、路線を目視により監視
し、列車が接近すると無線により現場に通報する方法が
とられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般に、列
車が運行する路線は直線状に配設しているとは限らず、
監視員が配置された地点と保線作業等を行っている地点
との間には無線障害となる地形、建造物等がある場合が
ある。このような状況においては、例えば、作業現場か
ら一定距離離れた地点にいる監視員が列車の接近を目視
により検出し、これを作業現場に無線で通報したとして
も、この通報が作業現場で良好に受信されない事態も生
じ、この場合、作業現場の作業員は列車の接近を知るこ
とができないので、非常に危険であり、場合によっては
重大な事故に繋がる虞もある。
【0005】そこで、この発明は、作業現場にいる作業
員に対して列車の接近を適確に報知し、確実な安全確保
を図ることができるようにした列車接近警報装置を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明は、作業現場から所定距離離間し、かつ列
車が運行する路線に沿った地点に設置され、列車の接近
を監視する遠隔監視手段と、上記遠隔監視手段と通信路
を介して接続されるとともに、上記作業現場近傍に設置
され、上記遠隔監視手段から上記通信路を介して送信さ
れる列車接近信号を受信して警報を発生する現場警報手
段と、を具備することを特徴とする。
【0007】また、この発明は、作業現場から所定距離
離間し、かつ列車が運行する路線に沿った地点に設置さ
れる遠隔監視装置と、上記遠隔監視装置に有線で接続さ
れ、列車の接近を感知する遠隔監視装置接続感知センサ
と、上記遠隔監視装置に無線で接続され、遠隔監視員に
より操作される遠隔監視員無線装置と、上記作業現場近
傍に設置される現場警報装置と、上記現場警報装置と上
記遠隔監視装置とを接続する通信路と、上記現場警報装
置に無線で接続され、現場指示員により操作される現場
指示員無線装置と、を具備し、上記遠隔監視装置は、上
記遠隔監視装置接続感知センサからの列車接近感知出力
に対応して上記通信路に列車接近信号を送出し、上記現
場警報装置は、上記通信路の列車接近信号を受信して警
報を発生し、上記遠隔監視員無線装置は、上記遠隔監視
装置との間で、また上記遠隔監視装置、上記通信路を介
して上記現場警報装置との間で、また上記遠隔監視装
置、上記通信路、上記現場警報装置を介して上記現場指
示員無線装置との間で通信を行うとともに、上記現場指
示員無線装置は、上記現場警報装置との間で、また上記
現場警報装置、上記通信路を介して上記遠隔監視装置と
の間で、また上記現場警報装置、上記通信路、上記遠隔
監視装置を介して上記遠隔監視員無線装置との間で通信
を行うことを特徴とする。
【0008】
【作用】この発明では、作業現場から所定距離離間し、
かつ列車が運行する路線に沿った地点に遠隔監視手段を
設置して列車の接近を自動監視し、この遠隔監視手段に
より列車の接近が感知されると、作業現場近傍に設置さ
れた現場警報手段に列車接近信号を通信路を介して伝送
し、現場警報手段はこの列車接近信号を受信すると警報
を発生する。
【0009】ここで、上記遠隔監視手段は、列車の接近
を感知する感知センサと、上記感知センサの列車接近感
知出力に基づき上記通信路に列車接近信号を送出する列
車接近信号送出手段と、を具備して構成することができ
る。
【0010】ここで、上記感知センサとしては、 1)接近する列車による路線の振動から列車の接近を感
知する振動センサ、 2)接近する列車により反射された超音波から列車の接
近を感知する超音波センサ、 等を用いることができ、更に、上記振動センサと上記超
音波センサの両者を設け、上記振動センサまたは上記超
音波センサのいずれかから列車接近感知出力が発生され
た場合、または上記振動センサおよび上記超音波センサ
の両者から列車接近感知出力が発生された場合に列車の
接近として検出するように構成してもよい。
【0011】また、上記列車接近信号送出手段は、上記
感知センサの列車接近感知出力に対応して所定のDTM
F信号を発生するDTMFエンコーダと、上記DTMF
エンコーダから発生されたDTMF信号を上記通信路に
送出する手段と、を具備して構成することができる。
【0012】また、上記遠隔監視手段は、列車接近時に
監視員により操作される手動警報入力手段と、上記手動
警報入力手段の操作を検出して上記通信路に列車接近信
号を送出する列車接近信号送出手段と、を具備して構成
することができる。
【0013】更に、上記遠隔監視手段は、列車接近時に
遠隔監視員無線装置から無線により通知される列車接近
通知を受信する無線受信手段と、上記無線受信手段によ
る列車接近通知の受信に対応して上記通信路に列車接近
信号を送出する列車接近信号送出手段と、を具備して構
成することができる。
【0014】また、上記通信路は、専用通信線または大
地帰還方式の伝送路から構成することができる。
【0015】また、上記遠隔監視手段は、上記路線の上
り方向と下り方向の2箇所に設置するように構成するこ
とができ、この場合、上記通信路は、各遠隔監視手段に
対応して配設された独立した2系統の専用通信線から構
成することができる。
【0016】また、上記現場警報手段は、上記通信路を
介して送信された列車接近信号を受信する列車接近信号
受信手段と、上記列車接近信号受信手段による列車接近
信号の受信に対応して警報を発生する警報発生手段と、
を具備して構成することができる。
【0017】ここで、上記列車接近信号は、所定のDT
MF信号からなり、上記列車接近信号受信手段は、上記
所定のDTMF信号を解析するDTMFデコーダ、を具
備して構成することができる。
【0018】更に、上記警報発生手段は、警報の内容を
表わす音声を合成する音声合成手段と、上記音声合成手
段で合成された音声を発生するスピーカと、を具備して
構成することができる。
【0019】また、上記現場警報手段は、列車の接近を
感知する感知センサを具備して構成することができる。
【0020】ここで、上記感知センサとしては、 1)接近する列車による路線の振動から列車の接近を感
知する振動センサ、 2)接近する列車により反射された超音波から列車の接
近を感知する超音波センサ、 等を用いることができ、更に、上記振動センサと上記超
音波センサの両者を設け、上記振動センサまたは上記超
音波センサのいずれかから列車接近感知出力が発生され
た場合、または上記振動センサおよび上記超音波センサ
の両者から列車接近感知出力が発生された場合に列車の
接近として検出するように構成してもよい。
【0021】また、上記現場警報装置は、列車接近時に
現場指示員無線装置から無線により通知される列車接近
通知を受信する無線受信手段と、上記無線受信手段によ
る列車接近通知の受信に対応して警報を発生する警報発
生手段と、を具備して構成することができる。
【0022】また、この発明では、作業現場から所定距
離離間し、かつ列車が運行する路線に沿った地点に設置
される遠隔監視装置に、列車の接近を感知する遠隔監視
装置接続感知センサを有線で接続するとともに、遠隔監
視員により操作される遠隔監視員無線装置を無線で接続
し、また、遠隔監視装置と作業現場近傍に設置される現
場警報装置とを通信路で接続し、更に、現場警報装置
に、現場指示員により操作される現場指示員無線装置を
無線で接続する。そして、遠隔監視装置は、遠隔監視装
置接続感知センサからの列車接近感知出力に対応して通
信路に列車接近信号を送出し、現場警報装置は、通信路
の列車接近信号を受信して警報を発生し、遠隔監視員無
線装置は、遠隔監視装置との間で、また遠隔監視装置、
通信路を介して現場警報装置との間で、また遠隔監視装
置、通信路、現場警報装置を介して現場指示員無線装置
との間で通信を行うとともに、現場指示員無線装置は、
現場警報装置との間で、また現場警報装置、通信路を介
して遠隔監視装置との間で、また現場警報装置、通信
路、遠隔監視装置を介して遠隔監視員無線装置との間で
通信を行う。
【0023】ここで、上記遠隔監視装置は、上記遠隔監
視員無線装置との間の通信を中継するか否かを上記通信
路を介して上記現場警報装置から送信されるDTMF信
号に基づいて制御するように構成することができる。
【0024】また、上記現場警報装置は、上記現場指示
員無線装置との間で通信を中継するか否かを上記通信路
を介して上記遠隔監視報装置から送信されるDTMF信
号に基づいて制御するように構成することができる。
【0025】また、上記遠隔監視装置は、列車接近時に
監視員により操作される手動警報入力手段と、上記手動
警報入力手段の操作を検出して上記通信路に列車接近信
号を送出する列車接近信号送出手段と、を更に具備して
構成することができる。
【0026】ここで、上記現場警報装置は、上記通信路
を介して送信された列車接近信号を受信する列車接近信
号受信手段と、上記列車接近信号受信手段による列車接
近信号の受信に対応して警報を発生する警報発生手段
と、を具備して構成することができる。
【0027】また、上記現場警報装置は、上記現場警報
装置に有線で接続され、列車の接近を感知する現場警報
装置接続感知センサ、を更に具備し、上記現場警報装置
接続感知センサの列車接近感知出力に基づき列車の通過
を検出するように構成することができる。
【0028】
【実施例】以下、この発明に係わる列車接近警報装置の
実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0029】図1は、この発明に係わる列車接近警報装
置の一実施例の全体構成を示したものである。図1にお
いて、この列車接近警報装置は、列車が運行する路線6
00の工事現場に配置された現場警報装置200と、こ
の現場警報装置200から所定距離離間し、かつ上記路
線600に沿った地点に配置された2つの遠隔監視装置
100aおよび遠隔監視装置100bを具備して構成さ
れる。
【0030】2つの遠隔監視装置100aおよび遠隔監
視装置100bと現場警報装置200との間は、専用通
信線500を介して接続され、遠隔監視装置100aに
は、該遠隔監視装置100aとの間で無線通信を行う遠
隔監視員無線装置300aが配置され、遠隔監視装置1
00bには、該遠隔監視装置100bとの間で無線通信
を行う遠隔監視員無線装置300bが配置され、更に、
現場警報装置200には該現場警報装置200との間で
無線通信を行う現場指示員無線装置400が配置され
る。
【0031】また、遠隔監視装置100aには、路線6
00の振動から列車の接近を感知する感知センサ130
aが有線で接続され、また、列車接近時に遠隔監視員に
より操作される手動警報入力装置102aが設けられて
いる。
【0032】また、遠隔監視装置100bには、路線6
00の振動から列車の接近を感知する感知センサ130
bが有線で接続され、また、列車接近時に遠隔監視員に
より操作される手動警報入力装置102bが設けられて
いる。
【0033】また、現場警報装置200には、列車接近
時に工事現場の作業員に対して警報を発生するスピーカ
211が設けられている。
【0034】遠隔監視装置100aは、遠隔監視員無線
装置300aからの無線による警報入力、感知センサ1
30aによる列車接近感知出力、または手動警報入力装
置102aによる手動警報入力から列車の接近を検出
し、列車接近信号を専用通信線500を介して現場警報
装置200に送出する。
【0035】また、遠隔監視装置100bは、遠隔監視
員無線装置300bからの無線による警報入力、感知セ
ンサ130bによる列車接近感知出力、または手動警報
入力装置102bによる手動警報入力から列車の接近を
検出し、列車接近信号を専用通信線500を介して現場
警報装置200に送出する。
【0036】現場警報装置200は、遠隔監視装置10
0aからの列車接近信号または遠隔監視装置100bか
らの列車接近信号に応答してスピーカ211を駆動し
て、スピーカ211から警報を発生する。
【0037】また、遠隔監視装置100aは、遠隔監視
員無線装置300aとの間の無線通信を中継し、また、
遠隔監視装置100bは、遠隔監視員無線装置300b
との間の無線通信を中継し、また、現場警報装置200
は、現場指示員無線装置400との間の無線通信を中継
する。
【0038】図2は、図1に示した遠隔監視装置100
aおよび100bの詳細構成を示したものである。図2
において、遠隔監視装置100は、図1に示した遠隔監
視装置100aおよび100bに対応するもので、遠隔
監視装置100aおよび100bはそれぞれ同一構成か
らなっている。
【0039】この遠隔監視装置100は、図1に示した
遠隔監視員無線装置300aまたは遠隔監視員無線装置
300b(以下、遠隔監視員無線装置300という)と
の間で無線通信を行うための無線装置101を有してい
る。ここで、この実施例においては、無線装置101と
遠隔監視員無線装置300との間はプレストークスイッ
チを用いた単信方式が採用されており、無線装置101
は、無線回線インタフェース回路(無線回線I/F)1
03からのプレストークスイッチ(PTTスイッチ)信
号により送信、受信が制御される。
【0040】すなわち、無線回線I/F103からのP
TTスイッチ信号により送信が選択されている場合は、
無線回線I/F103からの通話信号を無線装置101
のマイク端子に加えることにより、遠隔監視員無線装置
300に対して送信し、PTTスイッチ信号により受信
が選択されている場合は、無線装置101のスピーカ端
子の出力を無線回線I/F103に加えることにより、
遠隔監視員無線装置300からの通話信号を受信する。
【0041】無線装置101で、遠隔監視員無線装置3
00から受信した通話信号は、この無線装置101のス
ピーカ端子、無線回線I/F103を介して有線回線イ
ンタフェース回路(有線回線I/F)107に加えら
れ、この有線回線I/F107を介して専用通信線50
0に送出され、図1に示した現場警報装置200に送信
される。
【0042】また、専用通信線500を介して入力され
る通話信号は有線回線I/F107に加えられ、無線回
線I/F103、無線装置101のマイク端子、無線装
置101を介して遠隔監視員無線装置300に送信され
る。
【0043】感知センサ130は、図1に示した感知セ
ンサ130aまたは感知センサ130bに対応するもの
で、この感知センサ130は、路線(レール)に直接装
着される振動センサ等から構成され、その感知出力から
列車の接近を自動的に感知する。
【0044】この感知センサ130の出力は、マイクロ
コンピュータ105に入力される。マイクロコンピュー
タ105は、この遠隔監視装置100の全体動作を統括
制御するもので、この場合、マイクロコンピュータ10
5は、感知センサ130の出力に基づき列車接近を検出
し、列車接近信号をDTMFエンコーダ106に出力す
る。
【0045】DTMFエンコーダ106は、マイクロコ
ンピュータ105から出力された列車接近信号をこの列
車接近信号に対応する所定のDTMF(デュアルトーン
マルチフリクエンシー)信号に変換する。
【0046】このDTMFエンコーダ106によりDT
MF信号に変換された列車接近信号は、有線回線I/F
107に加えられ、この有線回線I/F107を介して
専用通信線500に送出され、図1に示した現場警報装
置200に送信される。
【0047】すなわち、この実施例においては、遠隔監
視装置100から専用通信線500を介する現場警報装
置200への列車接近信号の伝送をDTMF信号を用い
て行うように構成されている。
【0048】手動警報入力装置102は、警報入力を、
例えば、遠隔監視員により手動により入力するものであ
る。この手動警報入力装置102により入力された警報
入力は、マイクロコンピュータ105に入力される。マ
イクロコンピュータ105は、この警報入力に対応して
列車接近信号をDTMFエンコーダ106に出力する。
DTMFエンコーダ106は、このマイクロコンピュー
タ105から出力された列車接近信号を所定のDTMF
信号に変換し、このDTMF信号を有線回線I/F10
7に加え、専用通信線500に送出する。
【0049】すなわち、この場合も、遠隔監視装置10
0から専用通信線500を介する現場警報装置200へ
の列車接近信号の伝送はDTMF信号を用いて行われ
る。
【0050】また、この実施例においては、専用通信線
500からの通話信号を遠隔監視員無線装置300に中
継するか否かの制御を現場警報装置200から専用通信
線500を介して送信されるDTMF信号に基づき行う
ように構成されている。
【0051】例えば、現場警報装置200から専用通信
線500を介して遠隔監視員無線装置300への通話信
号の中継を禁止するDTMF信号が送信された場合は、
このDTMF信号は、有線回線I/F107を介してD
TMFデコーダ104に加えられ、ここでDTMF信号
の解析が行われ、このDTMF信号が遠隔監視員無線装
置300への通話信号の中継を禁止するものであるする
と、これに対応するデコード出力をマイクロコンピュー
タ105に入力する。これによりマイクロコンピュータ
105は、無線回線I/F103を制御するとともに有
線回線I/F107を制御し、これにより遠隔監視員無
線装置300への通話信号の中継を禁止する。
【0052】なお、この遠隔監視装置100は、バッテ
リ108を電源として駆動される。図3は、図1に示し
た現場警報装置200の詳細構成を示したものである。
【0053】図3において、この現場警報装置200
は、図1に示した現場指示員無線装置400との間で無
線通信を行うための無線装置201を有している。ここ
で、この実施例においては、無線装置201と現場指示
員無線装置400との間の通信もプレストークスイッチ
を用いた単信方式が採用されており、無線装置201
は、無線回線インタフェース回路(無線回線I/F)2
02からのプレストークスイッチ(PTTスイッチ)信
号により送信、受信が制御される。
【0054】すなわち、無線回線I/F202からのP
TTスイッチ信号により送信が選択されている場合は、
無線回線I/F203からの通話信号を無線装置201
のマイク端子に加えることにより、現場指示員無線装置
400に対して送信し、PTTスイッチ信号により受信
が選択されている場合は、無線装置201のスピーカ端
子の出力を無線回線I/F202に加えることにより、
現場指示員無線装置400からの音声信号を受信する。
【0055】無線装置201で、現場指示員無線装置4
00から受信した通話信号は、この無線装置201のス
ピーカ端子、無線回線I/F202を介して有線回線イ
ンタフェース回路(有線回線I/F)206aおよび2
06bに加えられる。
【0056】有線回線I/F206aは、この無線回線
I/F202からの通話信号を専用通信線A系500a
を介して図1に示した遠隔監視装置100aに送信し、
有線回線I/F206bは、この無線回線I/F202
からの通話信号を専用通信線B系500bを介して図1
に示した遠隔監視装置100bに送信する。
【0057】すなわち、この実施例では、現場警報装置
200から遠隔監視員無線装置300aおよび遠隔監視
員無線装置300bに対する専用通信線500としてそ
れぞれ専用通信線A系500aおよび専用通信線B系5
00bを用意しており、現場警報装置200から遠隔監
視員無線装置300aに対する通信は専用通信線A系5
00aを用い、現場警報装置200から遠隔監視員無線
装置300bに対する通信は専用通信線B系500bを
用いるように構成されている。
【0058】また、専用通信線A系500aを介して入
力される通話信号は有線回線I/F206aに加えら
れ、加算部210、209、無線回線I/F202、無
線装置201のマイク端子、無線装置201を介して現
場指示員無線装置400に送信される。
【0059】また、専用通信線B系500bを介して入
力される通話信号は有線回線I/F206bに加えら
れ、加算部209、無線回線I/F202、無線装置2
01のマイク端子、無線装置201を介して現場指示員
無線装置400に送信される。
【0060】このようにして、遠隔監視員無線装置30
0aと現場指示員無線装置400との間は、遠隔監視装
置100a、専用通信線A系500a、現場警報装置2
00を介して通話を行うことが可能になり、また、遠隔
監視員無線装置300bと現場指示員無線装置400と
の間は、遠隔監視装置100b、専用通信線B系500
b、現場警報装置200を介して通話を行うことが可能
になる。
【0061】ここで、遠隔監視装置100aと現場警報
装置200との間および遠隔監視装置100bと現場警
報装置200との間は、それぞれ専用通信線A系500
aまたは専用通信線B系500bを用いた有線通信とな
り、無線通信は遠隔監視員無線装置300aと遠隔監視
装置100aとの間および遠隔監視員無線装置300b
と遠隔監視装置100bとの間だけとなるので、たとえ
遠隔監視装置100aと現場警報装置200との間また
は遠隔監視装置100bと現場警報装置200との間に
無線通信の障害になるような地形、建造物等が存在して
も確実な通話を行うことが可能になる。
【0062】また、有線回線I/F206aは、遠隔監
視装置100aからのDTMF信号による列車接近信号
を専用通信線A系500aを介して受信する。このDT
MF信号は、加算部210を介してDTMFデコーダ2
03aに入力される。
【0063】DTMFデコーダ203aは、このDTM
F信号を解析し、このDTMF信号が列車接近信号に対
応するするものであると、その旨をマイクロコンピュー
タ205に通知する。ここで、マイクロコンピュータ2
05は、この現場警報装置200の全体動作を統括制御
するもので、この場合、マイクロコンピュータ205
は、音声合成装置207を駆動し、音声合成装置207
により列車接近を示す音声信号を合成する。
【0064】この音声合成装置207により合成された
音声信号は拡声装置208に加えられ、この拡声装置2
08の駆動によりスピーカ211から列車接近を警報す
る音声を発生させる。
【0065】また、このとき、音声合成装置207によ
り合成された音声信号は加算部210を介して有線回線
I/F206aに加えられるとともに、加算部209を
介して無線回線I/F202に加えられる。
【0066】そして、有線回線I/F206aに加えら
れた音声信号は通信線A系500aを介して遠隔監視装
置100aに送信され、遠隔監視員無線装置300aか
ら音声として遠隔監視員に伝えられる。
【0067】また、無線回線I/F202に加えられた
音声信号は無線装置201を介して現場指示員無線装置
400に伝送され、現場指示員無線装置400から音声
として現場指示員に伝えられる。
【0068】また、有線回線I/F206bは、遠隔監
視装置100bからのDTMF信号による列車接近信号
を専用通信線B系500bを介して受信する。このDT
MF信号は、DTMFデコーダ203bに入力される。
【0069】DTMFデコーダ203bは、このDTM
F信号を解析し、このDTMF信号が列車接近信号に対
応するするものであると、その旨をマイクロコンピュー
タ205に通知する。この場合、マイクロコンピュータ
205は、音声合成装置207を駆動し、音声合成装置
207により列車接近を示す音声信号を合成する。
【0070】この音声合成装置207により合成された
音声信号は拡声装置208に加えられ、この拡声装置2
08の駆動によりスピーカ211から列車接近を警報す
る音声を発生させる。
【0071】この場合も音声合成装置207により合成
された音声信号は加算部210を介して有線回線I/F
206aに加えられるとともに、加算部209を介して
無線回線I/F202に加えられる。
【0072】そして、有線回線I/F206aに加えら
れた音声信号は通信線A系500aを介して遠隔監視装
置100aに送信され、遠隔監視員無線装置300aか
ら音声として遠隔監視員に伝えられる。
【0073】また、無線回線I/F202に加えられた
音声信号は無線装置201を介して現場指示員無線装置
400に伝送され、現場指示員無線装置400から音声
として現場指示員に伝えられる。
【0074】感知センサ230は、路線(レール)に直
接装着される振動センサ等から構成され、その感知出力
から列車の通過を自動的に感知する。
【0075】この感知センサ230の出力は、マイクロ
コンピュータ205に入力される。この場合、マイクロ
コンピュータ205は、感知センサ230の出力に基づ
き列車の通過を検出する。
【0076】ところで、この実施例においては、前述し
たように、通話信号を遠隔監視装置100aまたは遠隔
監視装置100bにおいて遠隔監視員無線装置300a
または300bに中継するか否かの制御を、現場警報装
置200から専用通信線500を介して送信されるDT
MF信号に基づき行うように構成されている。
【0077】この場合、現場警報装置200のマイクロ
コンピュータ205は、遠隔監視員無線装置300aに
中継するか否か、または300bに中継するか否かを示
す信号を出力する。
【0078】ここで、例えば、現場警報装置200のマ
イクロコンピュータ205が、遠隔監視員無線装置30
0aに中継するか否かをしめす信号を出力した場合、こ
の信号は、DTMFエンコーダ204aに加えられ、こ
こで、遠隔監視員無線装置300aに中継するか否かを
しめす信号に対応するDTMF信号に変換される。この
DTMF信号は、有線回線I/F206aに加えられ、
この有線回線I/F206a、専用通信線A系500a
を介して遠隔監視装置100aに送信され、遠隔監視装
置100aでは、このDTMF信号に基づき遠隔監視員
無線装置300aに中継するか否かを制御する。
【0079】また、例えば、現場警報装置200のマイ
クロコンピュータ205が、遠隔監視員無線装置300
bに中継するか否かをしめす信号を出力した場合、この
信号は、DTMFエンコーダ204bに加えられ、ここ
で、遠隔監視員無線装置300bに中継するか否かをし
めす信号に対応するDTMF信号に変換される。このD
TMF信号は、有線回線I/F206bに加えられ、こ
の有線回線I/F206b、専用通信線B系500bを
介して遠隔監視装置100bに送信され、遠隔監視装置
100bでは、このDTMF信号に基づき遠隔監視員無
線装置300aに中継するか否かを制御する。
【0080】なお、この現場警報装置200は、バッテ
リ212を電源として駆動される。
【0081】なお、上述した実施例においては、通話信
号を遠隔監視装置100aまたは遠隔監視装置100b
において遠隔監視員無線装置300aまたは300bに
中継するか否かの制御を、現場警報装置200から送信
されるDTMF信号により行うように構成したが、通話
信号を現場警報装置200において現場指示員無線装置
400に中継するか否かの制御を、遠隔監視装置100
aまたは遠隔監視装置100bから送信されるDTMF
信号により行うように構成してもよい。
【0082】また、上記実施例においては、感知センサ
130a、130b、230として振動センサを用い、
この振動センサにより列車の近接または通過を検出する
ように構成したが、この感知センサ130a、130
b、230として列車からの反射超音波を検出する超音
波センサを用いて構成してもよい。
【0083】また、感知センサ130a、130b、2
30として、振動センサと超音波センサの両者を設け、
この両者の感知出力に基づき列車の接近を検出するよう
に構成してもよい。
【0084】図4は、振動センサと超音波センサの両者
を設けた列車接近検出装置の一例を示したものである。
【0085】図4の構成において、列車信号接近信号発
生回路133は、振動センサ131から出力される列車
接近感知出力と超音波センサ132から出力される列車
接近感知出力との両者を入力し、振動センサ131から
出力される列車接近感知出力と超音波センサ132から
出力される列車接近感知出力のいずれかを入力した場合
は列車接近信号を出力する。
【0086】なお、図4の構成において、列車信号接近
信号発生回路133は、振動センサ131から出力され
る列車接近感知出力と超音波センサ132から出力され
る列車接近感知出力の両者を入力した場合に列車接近信
号を出力するように構成してもよい。
【0087】また、上記実施例においては、遠隔監視装
置100aおよび遠隔監視装置100bと現場警報装置
200との間を専用通信線500で接続するように構成
して遠隔監視装置100aおよび遠隔監視装置100b
と現場警報装置200との間の相互通信を行うように構
成したが、大地帰還方式による通信路で接続するように
構成してもよい。
【0088】図5は、大地帰還方式による通信路を用い
た場合の他の実施例を示すもので、この場合は、通信路
501に対して遠隔監視装置100aおよび現場警報装
置200はリアクトル502、503を介してそれぞれ
接続される。このような構成によると、通信路501へ
の依存度を減少させることができ、通信の自由度を向上
させることができる。
【0089】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
作業現場から所定距離離間し、かつ列車が運行する路線
に沿った地点に遠隔監視手段を設置して列車の接近を自
動監視し、この遠隔監視手段により列車の接近が感知さ
れると、作業現場近傍に設置された現場警報手段に列車
接近信号を通信路を介して伝送し、現場警報手段はこの
列車接近信号を受信すると警報を発生するように構成し
たので、以下に示すような効果を得ることができる。
【0090】1)監視員の負担を軽減し、長時間の作業
の安全性および作業効率の向上を高めることが可能にな
る。
【0091】2)目視によって行っている列車の接近監
視に自動列車接近監視を併用することで、作業員の退避
準備の指示を確実に行うことができる。
【0092】3)無線装置に専用通信線の通信を併用す
ることにより、列車接近の警報を確実に伝達することが
でき、更に、監視員からの無線通信連絡も有線通信を経
由することにより確実になる。
【0093】4)無線通信は監視員から有線通信装置ま
での短距離になるので、見通しの悪い路線での無線不到
達による不測の事態を回避でき、より高い安全性を確保
することができる。
【0094】5)無線装置に障害等が発生した場合で
も、手動警報入力装置による警報入力が可能になり、よ
り高い安全性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる列車接近警報装置の一実施例
の全体概略構成を示した概略構成図。
【図2】図1に示した遠隔監視装置の詳細構成を示した
ブロック図。
【図3】図1に示した現場警報装置の詳細構成を示した
ブロック図。
【図4】振動センサと超音波センサの両者を設けた列車
接近検出装置の一例を示したブロック図。
【図5】大地帰還方式による通信路を用いた場合のこの
発明の他の実施例を示した概略構成図。
【符号の説明】
100、100a、100b 遠隔監視装置 101 無線装置 102 手動警報入力装置 103 無線回線インタフェース回路(無線回線I/
F) 104 DTMFデコーダ 105 マイクロコンピュータ 106 DTMFエンコーダ 107 有線回線インタフェース回路(有線回線I/
F) 108 バッテリ 131 振動センサ 132 超音波センサ 133 列車接近信号発生回路 200 現場警報装置 201 無線装置 202 無線回線インタフェース回路(無線回線I/
F) 203a DTMFデコーダ 203b DTMFデコーダ 204a DTMFエンコーダ 204b DTMFエンコーダ 205 マイクロコンピュータ 206a 有線回線インタフェース回路(有線回線I
/F) 206b 有線回線インタフェース回路(有線回線I
/F) 207 音声合成装置 208 拡声装置 209 加算部 210 加算部 211 スピーカ 212 バッテリ 300a、300b 遠隔監視員無線装置 400 現場指示員無線装置 500 専用通信線 500a 専用通信線A系 500b 専用通信線B系 501 通信路 502 リアクトル 503 リアクトル 600 路線

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業現場から所定距離離間し、かつ列車
    が運行する路線に沿った地点に設置され、列車の接近を
    監視する遠隔監視手段と、 上記遠隔監視手段と通信路を介して接続されるととも
    に、上記作業現場近傍に設置され、上記遠隔監視手段か
    ら上記通信路を介して送信される列車接近信号を受信し
    て警報を発生する現場警報手段と、 を具備することを特徴とする列車接近警報装置。
  2. 【請求項2】 上記遠隔監視手段は、 列車の接近を感知する感知センサと、 上記感知センサの列車接近感知出力に基づき上記通信路
    に列車接近信号を送出する列車接近信号送出手段と、 を具備することを特徴とする請求項1記載の列車接近警
    報装置。
  3. 【請求項3】 上記感知センサは、 接近する列車による路線の振動から列車の接近を感知す
    る振動センサ、 を具備することを特徴とする請求項2記載の列車接近警
    報装置。
  4. 【請求項4】 上記感知センサは、 接近する列車により反射された超音波から列車の接近を
    感知する超音波センサ、 を具備することを特徴とする請求項2記載の列車接近警
    報装置。
  5. 【請求項5】 上記感知センサは、 接近する列車による路線の振動から列車の接近を感知す
    る振動センサと、 接近する列車により反射された超音波から列車の接近を
    感知する超音波センサと、 を具備し、 上記振動センサまたは上記超音波センサのいずれかから
    列車接近感知出力が発生された場合に列車の接近として
    検出することを特徴とする請求項2記載の列車接近警報
    装置。
  6. 【請求項6】 上記感知センサは、 接近する列車による路線の振動から列車の接近を感知す
    る振動センサと、 接近する列車により反射された超音波から列車の接近を
    感知する超音波センサと、 を具備し、 上記振動センサおよび上記超音波センサの両者から列車
    接近感知出力が発生された場合に列車の接近として検出
    することを特徴とする請求項2記載の列車接近警報装
    置。
  7. 【請求項7】 上記列車接近信号送出手段は、 上記感知センサの列車接近感知出力に対応して所定のD
    TMF信号を発生するDTMFエンコーダと、 上記DTMFエンコーダから発生されたDTMF信号を
    上記通信路に送出する手段と、 を具備することを特徴とする請求項2記載の列車接近警
    報装置。
  8. 【請求項8】 上記遠隔監視手段は、 列車接近時に監視員により操作される手動警報入力手段
    と、 上記手動警報入力手段の操作を検出して上記通信路に列
    車接近信号を送出する列車接近信号送出手段と、 を具備することを特徴とする請求項1記載の列車接近警
    報装置。
  9. 【請求項9】 上記列車接近信号送出手段は、 上記手動警報入力手段の操作の検出に対応して所定のD
    TMF信号を発生するDTMFエンコーダと、 上記DTMFエンコーダから発生されたDTMF信号を
    上記通信路に送出する手段と、 を具備することを特徴とする請求項8記載の列車接近警
    報装置。
  10. 【請求項10】 上記遠隔監視手段は、 列車接近時に遠隔監視員無線装置から無線により通知さ
    れる列車接近通知を受信する無線受信手段と、 上記無線受信手段による列車接近通知の受信に対応して
    上記通信路に列車接近信号を送出する列車接近信号送出
    手段と、 を具備することを特徴とする請求項1記載の列車接近警
    報装置。
  11. 【請求項11】 上記列車接近信号送出手段は、 上記無線受信手段による列車接近通知の受信に対応して
    所定のDTMF信号を発生するDTMFエンコーダと、 上記DTMFエンコーダから発生されたDTMF信号を
    上記通信路に送出する手段と、 を具備することを特徴とする請求項10記載の列車接近
    警報装置。
  12. 【請求項12】 上記通信路は、 専用通信線からなることを特徴とする請求項1記載の列
    車接近警報装置。
  13. 【請求項13】 上記通信路は、 大地帰還方式の伝送路からなることを特徴とする請求項
    1記載の列車接近警報装置。
  14. 【請求項14】 上記遠隔監視手段は、 上記路線の上り方向と下り方向の2箇所に設置されるこ
    とを特徴とする請求項1記載の列車接近警報装置。
  15. 【請求項15】 上記通信路は、 各遠隔監視手段に対応して配設された独立した2系統の
    専用通信線からなることを特徴とする請求項14載の列
    車接近警報装置。
  16. 【請求項16】 上記現場警報手段は、 上記通信路を介して送信された列車接近信号を受信する
    列車接近信号受信手段と、 上記列車接近信号受信手段による列車接近信号の受信に
    対応して警報を発生する警報発生手段と、 を具備することを特徴とする請求項1記載の列車接近警
    報装置。
  17. 【請求項17】 上記列車接近信号は、 所定のDTMF信号からなり、 上記列車接近信号受信手段は、 上記所定のDTMF信号を解析するDTMFデコーダ、 を具備することを特徴とする請求項16載の列車接近警
    報装置。
  18. 【請求項18】 上記警報発生手段は、 警報の内容を表わす音声を合成する音声合成手段と、 上記音声合成手段で合成された音声を発生するスピーカ
    と、 を具備することを特徴とする請求項16記載の列車接近
    警報装置。
  19. 【請求項19】 上記現場警報手段は、 列車の接近を感知する感知センサ、 を具備することを特徴とする請求項1記載の列車接近警
    報装置。
  20. 【請求項20】 上記感知センサは、 接近する列車による路線の振動から列車の接近を感知す
    る振動センサ、 を具備することを特徴とする請求項19記載の列車接近
    警報装置。
  21. 【請求項21】 上記感知センサは、 接近する列車により反射された超音波から列車の接近を
    感知する超音波センサ、 を具備することを特徴とする請求項19記載の列車接近
    警報装置。
  22. 【請求項22】 上記感知センサは、 接近する列車による路線の振動から列車の接近を感知す
    る振動センサと、 接近する列車により反射された超音波から列車の接近を
    感知する超音波センサと、 を具備し、 上記振動センサまたは上記超音波センサのいずれかから
    列車接近感知出力が発生された場合に列車の接近として
    検出することを特徴とする請求項19記載の列車接近警
    報装置。
  23. 【請求項23】 上記感知センサは、 接近する列車による路線の振動から列車の接近を感知す
    る振動センサと、 接近する列車により反射された超音波から列車の接近を
    感知する超音波センサと、 を具備し、 上記振動センサおよび上記超音波センサの両者から列車
    接近感知出力が発生された場合に列車の接近として検出
    することを特徴とする請求項19記載の列車接近警報装
    置。
  24. 【請求項24】 上記現場警報装置は、 列車接近時に現場指示員無線装置から無線により通知さ
    れる列車接近通知を受信する無線受信手段と、 上記無線受信手段による列車接近通知の受信に対応して
    警報を発生する警報発生手段と、 を具備することを特徴とする請求項1記載の列車接近警
    報装置。
  25. 【請求項25】 作業現場から所定距離離間し、かつ列
    車が運行する路線に沿った地点に設置される遠隔監視装
    置と、 上記遠隔監視装置に有線で接続され、列車の接近を感知
    する遠隔監視装置接続感知センサと、 上記遠隔監視装置に無線で接続され、遠隔監視員により
    操作される遠隔監視員無線装置と、 上記作業現場近傍に設置される現場警報装置と、 上記現場警報装置と上記遠隔監視装置とを接続する通信
    路と、 上記現場警報装置に無線で接続され、現場指示員により
    操作される現場指示員無線装置と、 を具備し、 上記遠隔監視装置は、上記遠隔監視装置接続感知センサ
    からの列車接近感知出力に対応して上記通信路に列車接
    近信号を送出し、 上記現場警報装置は、上記通信路の列車接近信号を受信
    して警報を発生し、 上記遠隔監視員無線装置は、上記遠隔監視装置との間
    で、また上記遠隔監視装置、上記通信路を介して上記現
    場警報装置との間で、また上記遠隔監視装置、上記通信
    路、上記現場警報装置を介して上記現場指示員無線装置
    との間で通信を行うとともに、 上記現場指示員無線装置は、上記現場警報装置との間
    で、また上記現場警報装置、上記通信路を介して上記遠
    隔監視装置との間で、また上記現場警報装置、上記通信
    路、上記遠隔監視装置を介して上記遠隔監視員無線装置
    との間で通信を行うことを特徴とする列車接近警報装
    置。
  26. 【請求項26】 上記遠隔監視装置は、 上記遠隔監視員無線装置との間の通信を中継するか否か
    を上記通信路を介して上記現場警報装置から送信される
    DTMF信号に基づいて制御することを特徴とする請求
    項25記載の列車接近警報装置。
  27. 【請求項27】 上記現場警報装置は、 上記現場指示員無線装置との間で通信を中継するか否か
    を上記通信路を介して上記遠隔監視報装置から送信され
    るDTMF信号に基づいて制御することを特徴とする請
    求項25記載の列車接近警報装置。
  28. 【請求項28】 上記遠隔監視装置は、 列車接近時に監視員により操作される手動警報入力手段
    と、 上記手動警報入力手段の操作を検出して上記通信路に列
    車接近信号を送出する列車接近信号送出手段と、 を更に具備することを特徴とする請求項25記載の列車
    接近警報装置。
  29. 【請求項29】 上記現場警報装置は、 上記通信路を介して送信された列車接近信号を受信する
    列車接近信号受信手段と、 上記列車接近信号受信手段による列車接近信号の受信に
    対応して警報を発生する警報発生手段と、 を具備することを特徴とする請求項28記載の列車接近
    警報装置。
  30. 【請求項30】 上記現場警報装置は、 上記現場警報装置に有線で接続され、列車の接近を感知
    する現場警報装置接続感知センサ、 を更に具備し、 上記現場警報装置接続感知センサの列車接近感知出力に
    基づき列車の通過を検出することを特徴とする請求項2
    5記載の列車接近警報装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007045277A (ja) * 2005-08-09 2007-02-22 Kosei Kensetsu Kk 列車接近警報装置
JP2009132244A (ja) * 2007-11-29 2009-06-18 Akebono Brake Ind Co Ltd 列車接近検知装置
JP2020132043A (ja) * 2019-02-22 2020-08-31 シーエヌ建設株式会社 通報支援システム

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