JPH07144622A - パーキングブレーキ装置 - Google Patents

パーキングブレーキ装置

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Publication number
JPH07144622A
JPH07144622A JP29343093A JP29343093A JPH07144622A JP H07144622 A JPH07144622 A JP H07144622A JP 29343093 A JP29343093 A JP 29343093A JP 29343093 A JP29343093 A JP 29343093A JP H07144622 A JPH07144622 A JP H07144622A
Authority
JP
Japan
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release
arrow
lock
manual
brake device
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Pending
Application number
JP29343093A
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English (en)
Inventor
Akinori Sugimoto
昭則 杉本
Kunio Minamino
邦夫 南野
Atsushi Mori
淳 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ブレーキ作動状態においてロックされたブレ
ーキペダルを、オート及びマニュアルで操作される共通
のリリース部材でロック解除する。 【構成】 アクチュエータにより駆動されるリンクプレ
ート44の矢印G方向の回動により、或いはマニュアル
により駆動されるマニュアルリリースレバー47の矢印
H方向の回動によりリリース部材36が矢印E方向に回
動すると、ロックスプリング33の作動端331 が押圧
されてブレーキ作動状態にあるブレーキペダルのロック
が解除される。リンクプレート44の矢印G方向の回動
は、リリースプレート51及びマニュアルリリースロッ
ド52の相対的な屈曲により吸収されてマニュアルリリ
ースレバー47に伝達されず、またマニュアルリリース
レバー47の矢印H方向の回動は、オートリリースロッ
ド45の下端の長孔441 内の摺動により吸収されてリ
ンクプレート44に伝達されることはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、運転者によるマニュア
ル操作及び駆動源によるオート操作によりブレーキ作動
位置に駆動されるブレーキ操作部材を備え、このブレー
キ操作部材をロック部材でブレーキ作動位置にロックす
るとともにリリース部材でロック部材によるロックを解
除してブレーキ不作動位置に復帰させるパーキングブレ
ーキ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】かかるパーキングブレーキ装置は、本出
願人の出願に係る特願平5−145200号において既
に提案されている。
【0003】このパーキングブレーキ装置は、ロック部
材によりブレーキ作動位置にロックされたブレーキ操作
部材のロックを解除すべく、電動のアクチュエータによ
り操作されるリリース部材と、マニュアルにより操作さ
れるリリース部材とを備えている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
パーキングブレーキ装置は、アクチュエータ操作のリリ
ース部材及びマニュアル操作のリリース部材の2個の部
材が必要となるため、パーキングブレーキ装置の大型化
及び部品点数の増加を招く問題があった。
【0005】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、前記2個のリリース部材を1個に纏めることを可能
にしてパーキングブレーキ装置の小型化及び部品点数の
削減を図ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、運転者によるマニュアル操作及び駆動源
によるオート操作によりブレーキ作動位置に駆動される
ブレーキ操作部材を備え、このブレーキ操作部材をロッ
ク部材でブレーキ作動位置にロックするとともにリリー
ス部材でロック部材によるロックを解除してブレーキ不
作動位置に復帰させるパーキングブレーキ装置におい
て、リリース部材に接続されてアクチュエータにより操
作される第1ロック解除部材と、リリース部材に接続さ
れて運転者によりマニュアル操作される第2ロック解除
部材と、第1ロック解除部材の作動が第2ロック解除部
材に伝達されるのを防止するとともに第2ロック解除部
材の作動が第1ロック解除部材に伝達されるのを防止す
るロストモーション手段とを備えたことを特徴とする。
【0007】
【実施例】以下、図面により本発明の実施例について説
明する。
【0008】図1〜図12は本発明の第1実施例を示す
もので、図1はパーキングブレーキ装置の全体側面図、
図2は図1の2方向矢視図、図3は図2の3方向拡大矢
視図、図4は図3の4−4線拡大断面図、図5は図3の
5−5線拡大断面図、図6は図4の6−6線断面図、図
7及び図8は図6に対応する作用説明図、図9は要部の
拡大斜視図、図10〜図12は図9に対応する作用説明
図である。
【0009】図1〜図3に示すように、パーキングブレ
ーキ装置Pは、板材をプレス加工してなる右ケーシング
1及び左ケーシング2を備えており、これら左右のケー
シング1,2は上部ケーシング3及び下部ケーシング4
を介して一体に結合され、複数本のボルト5…によって
車体パネル6に固定される。
【0010】ブレーキ操作部材としてのブレーキペダル
7は、基端側部材8と先端側部材9とに2分割される。
基端側部材8は右ケーシング1及び左ケーシング2間に
配設されており、左右のケーシング1,2を貫通するペ
ダル軸10によって枢支される。基端側部材8にクレビ
ス11を結合されたブレーキケーブル12は、図示せぬ
リヤブレーキアッシーに接続される。
【0011】ブレーキペダル7の先端側部材9は、折曲
軸13を介して基端側部材8に枢支される。先端側部材
9の矢印A方向の回動端は、ブレーキペダル7の急激な
戻りを防止すべく、基端側部材8に接続されたダンパー
14のピン15に該先端側部材9の前縁が当接すること
により規制される。また、先端側部材9の矢印B方向の
回動端は、基端側部材8と先端側部材9との端面の当た
りによって規制される。
【0012】ブレーキペダル7は、先端側部材9と左ケ
ーシング2との間に張設したペダルリターンスプリング
17により、その基端側部材8の上部がゴム製のストッ
パローラ18に当接する方向に付勢される。先端側部材
9は基端側部材8との間に張設した折曲用スプリング1
9で前記ペダルリターンスプリング17と逆方向に付勢
されており、図1に実線で示す不作動位置において、折
曲用スプリング19の弾発力はペダルリターンスプリン
グ17のそれよりも強くなるように設定される。従っ
て、不作動位置において先端側部材9は基端側部材8に
設けた前記ピン15に当接している。
【0013】右ケーシング1の側壁にはギヤハウジング
20を介してモータ21が支持されており、このモータ
21の出力軸22に設けたウオーム23が、ギヤハウジ
ング20に支持した入力軸24に設けたウオームホイー
ル25に噛合する。
【0014】図4及び図9を併せて参照すると明らかな
ように、ギヤハウジング20に設けられて入力軸24を
支持する軸受メタル27と、左ケーシング2に設けられ
た軸受メタル26とにより、前記入力軸24にスプライ
ン結合されたドライブローラ28が回転自在に支持され
る。ドライブローラ28の外周にはドリブンローラ29
が同軸且つ相対回転自在に支持されており、またドライ
ブローラ28及びドリブンローラ29の外周にはリリー
スローラ30が同軸且つ相対回転自在に支持される。ド
リブンローラ29の先端に一体に形成されたピニオン2
1 は、ブレーキペダル7の基端側部材8に固着された
セクタギヤ31に噛合する。
【0015】ドライブローラ28とドリブンローラ29
との外周にはクラッチスプリング32が巻き付けられて
おり、このクラッチスプリング32の一端はドライブロ
ーラ28に固着されるとともに、その他端に形成された
作動端321 はリリースローラ30に係止される。
【0016】モータ21によって入力軸24が矢印C方
向(即ち、パーキングブレーキ装置Pが作動する方向)
に回動すると、入力軸24と一体のドライブローラ28
によってクラッチスプリング32が縮径し、ドライブロ
ーラ28にドリブンローラ29が結合される。また、ブ
レーキペダル7を踏むことによってセクタギヤ31を介
してドリブンローラ29を矢印C方向(即ち、パーキン
グブレーキ装置Pが作動する方向)に回動すると、クラ
ッチスプリング32が拡径し、ドリブンローラ29の回
転はドライブローラ28に伝達されない。更に、リリー
スローラ30を矢印C方向に回転させてクラッチスプリ
ング32の自由端を押圧すると、クラッチスプリング3
2が拡径してドライブローラ28とドリブンローラ29
とが切り離される。
【0017】ドリブンローラ29の外周にはロック部材
としてのロックスプリング33が巻き付けられており、
その一端は固定部材34で左ケーシング2に固定される
とともに、その他端は半径方向外側に立ち上がって作動
端331 とされる。更に、リリースローラ30にはリリ
ーススプリング35が巻き付けられており、その一端は
自由端とされるとともに、その他端は半径方向外側に立
ち上がって作動端35 1 とされる。
【0018】ロックスプリング33は、ドリブンローラ
29が矢印C方向に回転するときに拡径して該ドリブン
ローラ29の回転を許容するが、矢印D方向(即ち、パ
ーキングブレーキ装置Pを作動解除する方向)に回転す
るときに縮径して該ドリブンローラ29の回転を規制す
る。また、リリーススプリング35は作動端351 を矢
印C方向に押圧することにより縮径し、リリースローラ
30を矢印C方向に回転させてクラッチスプリング32
を拡径させる。
【0019】リリースローラ30の外周に回転自在に支
持されたリリース部材36のリリースアーム361 は、
前記ロックスプリング33の作動端331 に該作動端3
1を押圧可能に対向するとともに、前記リリーススプ
リング35の作動端351 に係合する。
【0020】尚、リリースローラ30及びリリース部材
36とドライブローラ28との間にはガイド37が介装
され、またリリースローラ30とリリース部材36との
間にはディスタンスカラー38が介装される。
【0021】図5及び図6を併せて参照すると明らかな
ように、リリース部材36の外周には、前記リリースア
ーム361 に加えて、第1駆動アーム362 及び第2駆
動アーム363 が突設される。リリース部材36は前記
第1駆動アーム362 及び上部ケーシング3に設けたブ
ラケット31 間に張設したリターンスプリング39によ
り付勢されており、その回動端は前記第2駆動アーム3
3 が右ケーシング1に設けたゴム製のストッパ40に
当接することにより規制される。
【0022】右ケーシング1に2本のボルト41,41
で固定されたアクチュエータ42の出力軸43には、ロ
ストモーション手段としての長孔441 を有する第1ロ
ック解除部材としてのリンクプレート44が固着され
る。リンクプレート44の長孔441 と前記第1駆動ア
ーム362 とは、オートリリースロッド45によって連
結される。図6に示す不作動状態にあるとき、リンクプ
レート44の長孔441と前記オートリリースロッド4
5とは略一直線上に整列しており、かつオートリリース
ロッド45の下端は長孔441 の上端に係合している。
【0023】一方、右ケーシング1にはマニュアルリリ
ースケーブル46に接続された第2ロック解除部材とし
てのマニュアルリリースレバー47が、ピン48によっ
て枢支される。マニュアルリリースレバー47は、右ケ
ーシング1に設けたブラケット11 との間に張設したリ
ターンスプリング49により、マニュアルリリースケー
ブル46による牽引力に抵抗する矢印F方向に付勢され
る。マニュアルリリースレバー47の先端にピン50で
一端を枢支されたロストモーション手段としてのリリー
スプレート51の他端が、マニュアルリリースロッド5
2を介して前記第2駆動アーム363 に接続される。図
6に示す不作動状態にあるとき、リリースプレート51
とマニュアルリリースロッド52とは、一直線上に整列
せずに「へ」字状に屈曲している。
【0024】次に、前述の構成を備えた本発明の実施例
の作用について説明する。
【0025】パーキングブレーキ装置Pをマニュアルで
作動させるべく、図1に示すようにブレーキレバーペダ
ル7の先端側部材9を踏み込んでa位置からb位置へと
矢印A方向に回動させると、先端側部材9にピン15を
押圧された基端側部材8も矢印A方向に回動する。その
結果、基端側部材8に設けたセクタギヤ31にピニオン
291 を噛合させたドリブンローラ29が、図9の矢印
C方向に回転する。ドリブンローラ29が矢印C方向に
回転するとき、ロックスプリング33が拡径し、且つク
ラッチスプリング32が拡径してドリブンローラ29を
ドライブローラ28から切り離すため、ドリブンローラ
29の回転は支障なく行われる。
【0026】ブレーキペダル7が図1に鎖線で示す作動
位置bまで踏み込まれて運転者がブレーキペダル7から
足を離すと、ペダルリターンスプリング17の弾発力で
ブレーキペダル7は矢印B方向に戻ろうとし、ドリブン
ローラ29は前述とは逆に図10の矢印D方向に回転し
ようとする。しかしながら、ドリブンローラ29が矢印
D方向に回転しようとすると、ロックスプリング33が
縮径してドリブンローラ29の回転を拘束するため、ブ
レーキペダル7の基端側部材8は作動位置にロックされ
る。図10における×印はスプリングの締結部を示すも
のである。
【0027】さて、上述したようにブレーキペダル7の
先端側部材9が図1のa位置からb位置まで踏み込まれ
ると、ペダルリターンスプリング17は大きく引き延ば
されるため、その弾発力が折曲用スプリング19の弾発
力を上回る。その結果、ペダルリターンスプリング17
に引かれた先端側部材9は、基端側部材8を作動位置に
残したまま折曲軸13回りに矢印B方向に回動し、基端
側部材8の端面と先端側部材9の端面とが当接するc位
置において停止する。
【0028】パーキングブレーキ装置Pを電動で作動さ
せるべくモータ21が駆動されて入力軸24が図11の
矢印C方向に回転すると、入力軸24と一体のドライブ
ローラ28も矢印C方向に回転する。ドライブローラ2
8の矢印C方向の回転によりクラッチスプリング32が
縮径し、ドリブンローラ29がドライブローラ28に結
合されて矢印C方向に回転する。尚、ドリブンローラ2
9の矢印C方向の回転は、ロックスプリング33の拡径
により支障なく行われる。而して、ドリブンローラ29
のピニオン291 に噛合するセクタギヤ31を介して、
ブレーキペダル7の基端側部材8が図1の矢印A方向に
回動し、鎖線で示す作動位置bに達する。
【0029】ブレーキペダル7の基端側部材8が作動位
置に達してモータ21が停止すると、マニュアルでブレ
ーキペダル7を作動させた場合と同様にして、ロックス
プリング33が縮径してドリブンローラ29を拘束する
ことにより、ブレーキペダル7は作動位置にロックされ
る(図10参照)。
【0030】上述したように電動でブレーキペダル7を
図1の矢印A方向に回動させた場合にも、ブレーキペダ
ル7がc位置に達したときにペダルリターンスプリング
17の弾発力と折曲用スプリング19の弾発力とが釣り
合い、それ以後は先端側部材9をc位置に残して基端側
部材8のみが矢印A方向に回動する。これにより、先端
側部材9と車体パネル6との間に運転者の足が挟まれる
ことが防止される。
【0031】パーキングブレーキ装置Pの作動を解除す
る操作は、図6においてアクチュエータ42でリンクプ
レート44を矢印G方向に回動させるか、或いはマニュ
アルリリースケーブル46でマニュアルリリースレバー
47をH方向に回動させることにより、リリース部材3
6を矢印E方向に回動させてリリースアーム361 でロ
ックスプリング33の作動端331 及びリリーススプリ
ング35の作動端35 1 を押圧すれば良い。
【0032】即ち、図7に示すように、アクチュエータ
42でリンクプレート44を矢印G方向に回動させる
と、オートリリースロッド45によって第1駆動アーム
362を矢印I方向に引かれたリリース部材36が、リ
タンーンスプリング39に抗して矢印E方向に回動す
る。このとき、リリース部材36の第2駆動アーム36
3によってマニュアルリリースロッド52が矢印J方向
に押圧されるが、リリースプレート51が矢印K方向に
回動することにより、リリース部材36の回動がマニュ
アルリリースレバー47に伝達されることが防止され
る。
【0033】一方、図8に示すように、マニュアルリリ
ースケーブル46でマニュアルリリースレバー47をリ
ターンスプリング49に抗して矢印H方向に回動させる
と、リリースプレート51が矢印L方向に回動してマニ
ュアルリリースロッド52と略一直線になり、このマニ
ュアルリリースロッド52に第2駆動アーム363 を矢
印J方向に引かれたリリース部材36がリタンーンスプ
リング39に抗して矢印E方向に回動する。このとき、
リリース部材36の第1駆動アーム362 によってオー
トリリースロッド45が矢印I方向に押圧されるが、オ
ートリリースロッド45の下端がリンクプレート44の
長孔441 内を摺動することにより、リリース部材36
の回動がリンクプレート44に伝達されることが防止さ
れる。
【0034】尚、マニュアルリリース時に、リリースプ
レート51及びマニュアルリリースロッド52が図6の
「へ」字状に屈曲した状態から図8の略直線状に整列す
る状態まで無効ストロークが設定されているため、適正
なストローク感が得られるだけでなく、ロックの確実性
向上が可能となる。
【0035】上述のように、アクチュエータ42による
オートリリース時にリリース部材36の回動がマニュア
ルリリースレバー47に影響を及ぼさないようになって
おり、且つマニュアルリリースケーブル46によるマニ
ュアルリリース時にリリース部材36の回動がリンクプ
レート44に影響を及ぼさないようになっているため、
共通のリリース部材36によってパーキングブレーキ装
置Pの作動解除を行うことができる。これにより、パー
キングブレーキ装置Pの小型化及び部品点数の削減を図
ることが可能となる。
【0036】而して、リリース部材36が図6の矢印E
方向に回動すると、リリースアーム361 が図12の矢
印C方向に回動し、リリーススプリング35の作動端3
1を押圧して縮径させ、これによりリリースローラ3
0を矢印C方向に回動させる。その結果、リリースロー
ラ30に作動端321 を係止させたクラッチスプリング
32が拡径してドリブンローラ29がドライブローラ2
8から切り離され、ブレーキペダル7はモータ21、ウ
オーム23、ウオームホイール25等のイナーシャから
解放される。また、リリースアーム361 の矢印C方向
の回動によりロックスプリング33の作動端331 が押
圧されて拡径し、ドリブンローラ29のロックを解除す
る。その結果、ペダルリターンスプリング17で付勢さ
れたブレーキペダル7が、セクタギヤ31を介してドリ
ブンローラ29を矢印D方向に回転させながら不作動位
置に復帰する。
【0037】このとき、ブレーキペダル7が図1の矢印
B方向に回動するに伴ってペダルリターンスプリング1
7の弾発力が次第に弱まるため、折曲用スプリング19
の弾発力で先端側部材9は基端側部材8から離れてピン
15に当接する位置に回動する。
【0038】図13は本発明の第2実施例を示すもので
ある。
【0039】この第2実施例では、ガイドレール53,
53に摺動自在に支持されたロストモーション手段とし
ての連結プレート54とリリース部材36の駆動アーム
36 2 とが、メインリリースロッド55で連結される。
連結プレート54には2個の長孔541 ,542 が形成
されており、一方の長孔541 とアクチュエータ42で
駆動される第1ロック解除部材としての第1ロック解除
アーム56とがオートリリースロッド45で連結される
とともに、他方の長孔542 とマニュアルリリースケー
ブル46で駆動される第2ロック解除部材としての第2
ロック解除アーム57とがマニュアルリリースロッド5
2で連結される。
【0040】従って、アクチュエータ42で第1ロック
解除アーム56及びオートリリースロッド45を介して
連結プレート54を牽引することにより、メインリリー
スロッド55でリリース部材36を回動してパーキング
ブレーキ装置Pの作動を解除することができる。このと
き、第2ロック解除アーム57に接続されたマニュアル
リリースロッド52の上端は連結プレート54の長孔5
2 内を摺動する。
【0041】また、マニュアルリリースケーブル46で
第2ロック解除アーム57及びマニュアルリリースロッ
ド52を介して連結プレート54を牽引することによ
り、メインリリースロッド55でリリース部材36を回
動してパーキングブレーキ装置Pの作動を解除すること
ができる。このとき、第1ロック解除アーム56に接続
されたオートリリースロッド45の上端は連結プレート
54の長孔541 内を摺動する。
【0042】而して、この第2実施例によっても、アク
チュエータ42によるオートリリース時にリリース部材
36の回動が第2ロック解除アーム57に影響を及ぼさ
ず、且つマニュアルリリースケーブル46によるマニュ
アルリリース時にリリース部材36の回動が第1ロック
解除アーム56に影響を及ぼさないため、共通のリリー
ス部材36によってパーキングブレーキ装置Pの作動解
除を行うことができる。
【0043】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は前記実施例に限定されるものでなく、種々の設計変
更を行うことが可能である。
【0044】例えば、実施例ではブレーキ操作部材とし
てブレーキペダル7を例示しているが、本発明は手で操
作されるブレーキレバーに対しても適用することが可能
である。また、ブレーキペダル7を自動操作するための
駆動源は電気モータ21に限定されず、油圧モータや油
圧シリンダであっても良い。
【0045】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ロストモ
ーション手段により第1ロック解除部材の作動が第2ロ
ック解除部材に伝達されるのを防止するとともに第2ロ
ック解除部材の作動が第1ロック解除部材に伝達される
のを防止しているので、アクチュエータにより操作され
る第1ロック解除部材及び運転者によりマニュアル操作
される第2ロック解除部材で共通のリリース部材を作動
させることができる。これにより、2個のリリース部材
を用いる場合に比べて、パーキングブレーキ装置の小型
化及び部品点数の削減が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パーキングブレーキ装置の全体側面図
【図2】図1の2方向矢視図
【図3】図2の3方向拡大矢視図
【図4】図3の4−4線拡大断面図
【図5】図3の5−5線拡大断面図
【図6】図4の6−6線断面図
【図7】図6に対応する作用説明図
【図8】図6に対応する作用説明図
【図9】要部の拡大斜視図
【図10】図9に対応する作用説明図
【図11】図9に対応する作用説明図
【図12】図9に対応する作用説明図
【図13】本発明の第2実施例に係る、前記図6に対応
する図
【符号の説明】
7 ブレーキペダル(ブレーキ操作部材) 33 ロックスプリング(ロック部材) 36 リリース部材 42 アクチュエータ 44 リンクプレート(第1ロック解除部材) 441 長孔(ロストモーション手段) 47 マニュアルリリースレバー(第2ロック解
除部材) 51 リリースプレート(ロストモーション手
段) 54 連結プレート(ロストモーション手段) 56 第1ロック解除アーム(第1ロック解除部
材) 57 第2ロック解除アーム(第1ロック解除部
材)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転者によるマニュアル操作及び駆動源
    によるオート操作によりブレーキ作動位置に駆動される
    ブレーキ操作部材(7)を備え、このブレーキ操作部材
    (7)をロック部材(33)でブレーキ作動位置にロッ
    クするとともにリリース部材(36)でロック部材(3
    3)によるロックを解除してブレーキ不作動位置に復帰
    させるパーキングブレーキ装置において、 リリース部材(36)に接続されてアクチュエータ(4
    2)により操作される第1ロック解除部材(44,5
    6)と、リリース部材(36)に接続されて運転者によ
    りマニュアル操作される第2ロック解除部材(47,5
    7)と、第1ロック解除部材(44,56)の作動が第
    2ロック解除部材(47,57)に伝達されるのを防止
    するとともに第2ロック解除部材(47,57)の作動
    が第1ロック解除部材(44,56)に伝達されるのを
    防止するロストモーション手段(441 ,51,54)
    とを備えたことを特徴とする、パーキングブレーキ装
    置。
JP29343093A 1993-11-24 1993-11-24 パーキングブレーキ装置 Pending JPH07144622A (ja)

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JP29343093A JPH07144622A (ja) 1993-11-24 1993-11-24 パーキングブレーキ装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103770759A (zh) * 2013-12-19 2014-05-07 柳州正菱集团有限公司 一种汽车制动远程控制结构
CN104554333B (zh) * 2013-10-11 2017-08-04 中车齐齐哈尔车辆有限公司 驻车制动系统及铁路车辆

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