JPH07144492A - 音と香りの出るカード - Google Patents
音と香りの出るカードInfo
- Publication number
- JPH07144492A JPH07144492A JP11387494A JP11387494A JPH07144492A JP H07144492 A JPH07144492 A JP H07144492A JP 11387494 A JP11387494 A JP 11387494A JP 11387494 A JP11387494 A JP 11387494A JP H07144492 A JPH07144492 A JP H07144492A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- card
- sound
- leaf spring
- battery
- speaker
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 グリーティングカードにおいて、単にメッセ
ージを伝えるだけでなく、付加的な効果を有し、より一
層楽しめるカードを提供することを目的とする。 【構成】 表板2と裏板3により構成されるカードであ
り、裏板3の表面には香料が印刷されていると共に、裏
板3内には弾性スイッチ11を有する音発生装置10が
埋設されている。表紙2を開くことにより、弾性スイッ
チ11が閉じられ、音発生装置10よりメロディーが発
生する。
ージを伝えるだけでなく、付加的な効果を有し、より一
層楽しめるカードを提供することを目的とする。 【構成】 表板2と裏板3により構成されるカードであ
り、裏板3の表面には香料が印刷されていると共に、裏
板3内には弾性スイッチ11を有する音発生装置10が
埋設されている。表紙2を開くことにより、弾性スイッ
チ11が閉じられ、音発生装置10よりメロディーが発
生する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カードを開くと音(例
えば、メロディー、人の声等)が出るようになっている
と共に、香りを発するようになっている音と香りの出る
カードに関する。
えば、メロディー、人の声等)が出るようになっている
と共に、香りを発するようになっている音と香りの出る
カードに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、クリスマスカード、バレンタ
インカード、バースデーカード、結婚記念カード、引出
物カード等の挨拶あるいは記念カード、商品カタログ、
パンフレット又は書籍、オルゴール、アルバム等の商品
において、カード等から音を発生させる工夫が種々提案
されているが、音を発生させる装置の大きさ及び厚さが
開発改良の支障となっていた。しかし、最近マイクロ電
池や半導体素子が開発され、音発生装置を小型化かつ薄
型化することが可能となり、カード表面の絵柄に適合し
た音を発生させることにより、耳からの立体的な効果を
楽しめるカードの出現が望まれている。
インカード、バースデーカード、結婚記念カード、引出
物カード等の挨拶あるいは記念カード、商品カタログ、
パンフレット又は書籍、オルゴール、アルバム等の商品
において、カード等から音を発生させる工夫が種々提案
されているが、音を発生させる装置の大きさ及び厚さが
開発改良の支障となっていた。しかし、最近マイクロ電
池や半導体素子が開発され、音発生装置を小型化かつ薄
型化することが可能となり、カード表面の絵柄に適合し
た音を発生させることにより、耳からの立体的な効果を
楽しめるカードの出現が望まれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明はかかる事情
によりなされたものであり、カードが閉じられている時
には通常のカードと同じであり、カードを開いた時にそ
のカードに適した音を発生させることにより立体的な音
響効果を楽しめるようにすると共に、香りを発するよう
にしたカードを提供することを目的とする。
によりなされたものであり、カードが閉じられている時
には通常のカードと同じであり、カードを開いた時にそ
のカードに適した音を発生させることにより立体的な音
響効果を楽しめるようにすると共に、香りを発するよう
にしたカードを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、表板と裏板
により構成されるカードであって、前記裏板には、音発
生回路と、これに接続されたスピーカと、前記音発生回
路に電力を供給する電池と、この電池の電力供給をオン
オフするスイッチ手段とを一体的にかつ平板状に構成し
て埋設するとともに、前記カードの一部もしくは全部に
前記スピーカから発生される音と関連する香りの香料印
刷を行い、前記スイッチ手段は、一端が固定された弾性
体で形成され、前記カードが閉じられている時に前記弾
性体の他端が電極と離れ、前記カードが開かれた時に前
記弾性体の他端が前記電極と接触するようにしたことに
より上記課題を解決するものである。
により構成されるカードであって、前記裏板には、音発
生回路と、これに接続されたスピーカと、前記音発生回
路に電力を供給する電池と、この電池の電力供給をオン
オフするスイッチ手段とを一体的にかつ平板状に構成し
て埋設するとともに、前記カードの一部もしくは全部に
前記スピーカから発生される音と関連する香りの香料印
刷を行い、前記スイッチ手段は、一端が固定された弾性
体で形成され、前記カードが閉じられている時に前記弾
性体の他端が電極と離れ、前記カードが開かれた時に前
記弾性体の他端が前記電極と接触するようにしたことに
より上記課題を解決するものである。
【0005】
【作用】本発明では、カードの香料印刷した部分から香
りが発するようになっており、カードを開くことにより
スピーカから音が発し、カードを閉じることによりスピ
ーカの音が止まるようになっている。
りが発するようになっており、カードを開くことにより
スピーカから音が発し、カードを閉じることによりスピ
ーカの音が止まるようになっている。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。図1はこの発明の一実施例を示すカード1の概略構
造を示すものであり、カード1は表板2を開いて利用さ
れるようになっており、このカードの目的(この例では
母の日のプレゼントカード)が絵柄や文字等で表板2の
裏面及び3つ折りにされた裏板3に表現されており、表
板2を開けると折曲された裏板3内に見えないように設
けられている音発生装置10が作動して、このカード(こ
の例では母の日のプレゼントカード)に最も適した音楽
(例えば「かたたたき」)のメロディーを発生するよう
にしている。そして、裏板3には母の日に因んだカーネ
ーション31が描かれており、カーネーション31の花模様
32には香料印刷が施されている。ここに、香料印刷は香
料を直径数十ミクロンのマイクロカプセルに封じ込めた
ものをインキ化し、スクリーン印刷したもので、従来の
香料をそのままインキ中に練り込んだものと異なり、必
要なときに爪などでこするだけでカプセルが開き、香り
がほのかに出るようになっている。香料は花の香り、果
物の香り、香水、石鹸、洗剤、医薬品、化粧品、一般食
品等に使用されており、あらゆるものに香料を付香する
ことが可能であって、また、これに伴う香料の製造技術
の進歩は大きく、合成香料の開発により、現在では造れ
ない「香り」はないとされている。したがって、この例
ではカーネーションの香りを香料印刷することになる。
また、カーネーションの香りとしては、保香性のあるカ
プセルにしないで自然に香る香料印刷、またはラミネー
トされた中間層より香りが出るようになっている香りフ
ィルム、漂香紙でも良く、この場合には常に香りが出る
ことになる。
る。図1はこの発明の一実施例を示すカード1の概略構
造を示すものであり、カード1は表板2を開いて利用さ
れるようになっており、このカードの目的(この例では
母の日のプレゼントカード)が絵柄や文字等で表板2の
裏面及び3つ折りにされた裏板3に表現されており、表
板2を開けると折曲された裏板3内に見えないように設
けられている音発生装置10が作動して、このカード(こ
の例では母の日のプレゼントカード)に最も適した音楽
(例えば「かたたたき」)のメロディーを発生するよう
にしている。そして、裏板3には母の日に因んだカーネ
ーション31が描かれており、カーネーション31の花模様
32には香料印刷が施されている。ここに、香料印刷は香
料を直径数十ミクロンのマイクロカプセルに封じ込めた
ものをインキ化し、スクリーン印刷したもので、従来の
香料をそのままインキ中に練り込んだものと異なり、必
要なときに爪などでこするだけでカプセルが開き、香り
がほのかに出るようになっている。香料は花の香り、果
物の香り、香水、石鹸、洗剤、医薬品、化粧品、一般食
品等に使用されており、あらゆるものに香料を付香する
ことが可能であって、また、これに伴う香料の製造技術
の進歩は大きく、合成香料の開発により、現在では造れ
ない「香り」はないとされている。したがって、この例
ではカーネーションの香りを香料印刷することになる。
また、カーネーションの香りとしては、保香性のあるカ
プセルにしないで自然に香る香料印刷、またはラミネー
トされた中間層より香りが出るようになっている香りフ
ィルム、漂香紙でも良く、この場合には常に香りが出る
ことになる。
【0007】ところで、音発生装置10は裏板3の折り返
しカバーで利用者には直接目でみえないように埋設され
ており、この音発生装置10に設けられているスイッチ手
段としての板ばね11が表板2の開閉を検知するようにな
っている。表板2が閉じられて裏板3と接触している場
合、板ばね11が図1の右方に押されてカバー内に隠れ、
これにより内蔵されている電池(後述する)を回路系か
らオフする。そして、利用者によって表板2が開けられ
た時、板ばね11にその弾性作用によって左方に移動して
図1の状態となり、板ばね11の移動可能な一端が電池に
接触することにより電池から電力が供給されるようにな
り、これにより音発生装置10を作動させて音を発生させ
るものである。
しカバーで利用者には直接目でみえないように埋設され
ており、この音発生装置10に設けられているスイッチ手
段としての板ばね11が表板2の開閉を検知するようにな
っている。表板2が閉じられて裏板3と接触している場
合、板ばね11が図1の右方に押されてカバー内に隠れ、
これにより内蔵されている電池(後述する)を回路系か
らオフする。そして、利用者によって表板2が開けられ
た時、板ばね11にその弾性作用によって左方に移動して
図1の状態となり、板ばね11の移動可能な一端が電池に
接触することにより電池から電力が供給されるようにな
り、これにより音発生装置10を作動させて音を発生させ
るものである。
【0008】図2(A),(B) はこの発明に適用することが
できる音発生装置の構造を示すものであり、音発生装置
10の各素子は矩形状の薄い基板12の上に装着されてお
り、薄い円板状のマイクロ電池13は弾性作用を有する押
さえ板16で上部を押さえられ、着脱可能に基板12に装着
されており、IC素子で成る音発生回路14は基板12の回
路パターンに装着されている。また、音を外部に出力す
るためのスピーカ15も薄型円形状に構成されており、基
板12の上部に装着されており、スイッチ手段としての板
ばね11が導体の回路パターン17にその一端を固定され、
他端がマイクロ電池13の側面に接触するように、かつ移
動可能に取付けられている。ここで、音発生装置10の回
路構成を示すと図3のようになっており、外的な力によ
って板ばね11がマイクロ電池13と接触することにより回
路系がオン状態となり、電池13からの電力供給によって
音発生回路14が作動し、スピーカ15から所定時間だけ音
楽等のメロディーが出力される。
できる音発生装置の構造を示すものであり、音発生装置
10の各素子は矩形状の薄い基板12の上に装着されてお
り、薄い円板状のマイクロ電池13は弾性作用を有する押
さえ板16で上部を押さえられ、着脱可能に基板12に装着
されており、IC素子で成る音発生回路14は基板12の回
路パターンに装着されている。また、音を外部に出力す
るためのスピーカ15も薄型円形状に構成されており、基
板12の上部に装着されており、スイッチ手段としての板
ばね11が導体の回路パターン17にその一端を固定され、
他端がマイクロ電池13の側面に接触するように、かつ移
動可能に取付けられている。ここで、音発生装置10の回
路構成を示すと図3のようになっており、外的な力によ
って板ばね11がマイクロ電池13と接触することにより回
路系がオン状態となり、電池13からの電力供給によって
音発生回路14が作動し、スピーカ15から所定時間だけ音
楽等のメロディーが出力される。
【0009】このような構造において、カード1は通常
表板2および裏板3が閉じられた状態で取引、販売され
るので、音発生装置10の板ばね11は表板2の押圧作用に
よって図2(A) の破線の状態となっている。したがっ
て、図3に示すように板ばね11はオフとなっており、マ
イクロ電池13からの電力は音発生回路14には供給され
ず、スピーカ15からも音は発生しない。そして、カード
1が販売されて利用者がカードを利用する段階になる
と、利用者は表板2を開けることになるので、音発生装
置10の板ばね11がその弾性作用によって図2(A) の実線
のように変形し、板ばね11の一端がマイクロ電池13の側
面に接触することにより回路系が導通する。つまり、図
3の回路構成で板ばね11がオンするので、マイクロ電池
13からの電力が音発生回路14に供給され、音発生回路14
から所定時間だけ出力される音声信号がスピーカ15を介
して外部に出力される。これにより、カード1の利用者
はそのカードを開くと同時に音を聞くことができ、カー
ドからより一層の効果を楽しむことが可能となる。そし
て、カードの開閉から所定時間が経過すると音発生回路
14は音声信号の出力を停止するので、スピーカ15からは
音声が出力されなくなる。さらに、カード1の表板2を
閉じると板ばね11が表板2の押圧作用によって図2(A)
の破線のように変形するので、板ばね11の一端とマイク
ロ電池13の側面との接触が遮られることにより、音発生
回路14は動作が停止される。
表板2および裏板3が閉じられた状態で取引、販売され
るので、音発生装置10の板ばね11は表板2の押圧作用に
よって図2(A) の破線の状態となっている。したがっ
て、図3に示すように板ばね11はオフとなっており、マ
イクロ電池13からの電力は音発生回路14には供給され
ず、スピーカ15からも音は発生しない。そして、カード
1が販売されて利用者がカードを利用する段階になる
と、利用者は表板2を開けることになるので、音発生装
置10の板ばね11がその弾性作用によって図2(A) の実線
のように変形し、板ばね11の一端がマイクロ電池13の側
面に接触することにより回路系が導通する。つまり、図
3の回路構成で板ばね11がオンするので、マイクロ電池
13からの電力が音発生回路14に供給され、音発生回路14
から所定時間だけ出力される音声信号がスピーカ15を介
して外部に出力される。これにより、カード1の利用者
はそのカードを開くと同時に音を聞くことができ、カー
ドからより一層の効果を楽しむことが可能となる。そし
て、カードの開閉から所定時間が経過すると音発生回路
14は音声信号の出力を停止するので、スピーカ15からは
音声が出力されなくなる。さらに、カード1の表板2を
閉じると板ばね11が表板2の押圧作用によって図2(A)
の破線のように変形するので、板ばね11の一端とマイク
ロ電池13の側面との接触が遮られることにより、音発生
回路14は動作が停止される。
【0010】一方、カード1の利用者は裏板3に描かれ
ているカーネーション31を爪等でこすることにより、カ
ーネーションの香りを嗅ぐことができる。これにより、
利用者は耳と鼻からカードを効用することができ、視覚
に加えより広汎な利用を図ることができる。
ているカーネーション31を爪等でこすることにより、カ
ーネーションの香りを嗅ぐことができる。これにより、
利用者は耳と鼻からカードを効用することができ、視覚
に加えより広汎な利用を図ることができる。
【0011】図4(A),(B) はこの発明に適用することが
できる音発生装置の他の構造例を示すものであり、音発
生装置10は矩形状の薄い2枚の塩ビ、テフロン等の合成
樹脂を重ねて構成されており、図の上方部には薄い円板
状のスピーカ15が挟持されている。また、スピーカ15の
下方にはT字状の押動部材11A を収納するための長形状
の切欠11B と、薄い円板状のマイクロ電池13を収納する
ための楕円状の切欠13A とを有する基板22が設けられて
おり、基板22にはIC素子の音発生素子14、支柱23に巻
回されると共に一端を固定されたくの字状の板ばね24、
支柱18に巻回されると共に一端を固定されたくの字状の
板ばね19が取付けられている。そして、板ばね24および
板ばね19は導電材で成っており、板ばね24の可動部分に
は導電材で成るスイッチング手段を形成する留金20が植
設されており、板ばね19の可動部分は装着されたマイク
ロ電池13の側面に接触するようになっている。また、板
ばね24の可動部分は押動部材11A の先端に係合するよう
になっており、押動部材11A が押動されていない場合に
は、図示の如く板ばね24の弾性作用によって留金20と板
ばね24とが接触し、押動部材11A がQ方向に押動された
場合には、押動部材11A の先端が板ばね24の可動部分を
押動することにより、留金20と板ばね24とが離れる。な
お、押動部材11A は切欠11B の両側に設けられているガ
イド部材21A,21B の間に沿って動くようになっている。
できる音発生装置の他の構造例を示すものであり、音発
生装置10は矩形状の薄い2枚の塩ビ、テフロン等の合成
樹脂を重ねて構成されており、図の上方部には薄い円板
状のスピーカ15が挟持されている。また、スピーカ15の
下方にはT字状の押動部材11A を収納するための長形状
の切欠11B と、薄い円板状のマイクロ電池13を収納する
ための楕円状の切欠13A とを有する基板22が設けられて
おり、基板22にはIC素子の音発生素子14、支柱23に巻
回されると共に一端を固定されたくの字状の板ばね24、
支柱18に巻回されると共に一端を固定されたくの字状の
板ばね19が取付けられている。そして、板ばね24および
板ばね19は導電材で成っており、板ばね24の可動部分に
は導電材で成るスイッチング手段を形成する留金20が植
設されており、板ばね19の可動部分は装着されたマイク
ロ電池13の側面に接触するようになっている。また、板
ばね24の可動部分は押動部材11A の先端に係合するよう
になっており、押動部材11A が押動されていない場合に
は、図示の如く板ばね24の弾性作用によって留金20と板
ばね24とが接触し、押動部材11A がQ方向に押動された
場合には、押動部材11A の先端が板ばね24の可動部分を
押動することにより、留金20と板ばね24とが離れる。な
お、押動部材11A は切欠11B の両側に設けられているガ
イド部材21A,21B の間に沿って動くようになっている。
【0012】一方、マイクロ電池13は図5(A),(B) に示
すような電池収容器40で切欠13A 内に収納されるように
なっており、半円形状の電池収納部の台座42に電池13を
載置して収納する。そして、電池収容器40の一端部には
手で持つための取手41が設けられており、収納部の外側
両サイドには切欠13A の保持部13B と係合して、収容器
40を切欠13A 内に装着して保持するための保持部材43が
設けられている。また、板ばね19の可動部分はその弾性
作用により外方に押されており、収容器40に収納したマ
イクロ電池13を切欠13A 内に収納した場合(図4(A))、
マイクロ電池13の側面が板ばね19の可動部分を押圧して
導通する。さらに、収容器40を収容する切欠13A の下面
には図6(A),(B) に示すようなE字状の導電材で成る押
さえ板44が配設されており、その中央部に設けられてい
る突起45を主として電気的導通を得るようにしている。
すなわち、収容器40に収納された電池13は、側面に接触
する板ばね19と底面の押さえ板44とで回路系に電力を供
給する。ここで、音発生装置10の回路構成を示すと図7
のようになっており、押動部材11A に対する外的な力が
除去されることによって板ばね24が留金20と接触するこ
とにより回路系がオン状態となり、電池13からの電力供
給によって音発生回路14およびスピーカ15が作動し、所
定時間だけ音楽等のメロディーが出力される。
すような電池収容器40で切欠13A 内に収納されるように
なっており、半円形状の電池収納部の台座42に電池13を
載置して収納する。そして、電池収容器40の一端部には
手で持つための取手41が設けられており、収納部の外側
両サイドには切欠13A の保持部13B と係合して、収容器
40を切欠13A 内に装着して保持するための保持部材43が
設けられている。また、板ばね19の可動部分はその弾性
作用により外方に押されており、収容器40に収納したマ
イクロ電池13を切欠13A 内に収納した場合(図4(A))、
マイクロ電池13の側面が板ばね19の可動部分を押圧して
導通する。さらに、収容器40を収容する切欠13A の下面
には図6(A),(B) に示すようなE字状の導電材で成る押
さえ板44が配設されており、その中央部に設けられてい
る突起45を主として電気的導通を得るようにしている。
すなわち、収容器40に収納された電池13は、側面に接触
する板ばね19と底面の押さえ板44とで回路系に電力を供
給する。ここで、音発生装置10の回路構成を示すと図7
のようになっており、押動部材11A に対する外的な力が
除去されることによって板ばね24が留金20と接触するこ
とにより回路系がオン状態となり、電池13からの電力供
給によって音発生回路14およびスピーカ15が作動し、所
定時間だけ音楽等のメロディーが出力される。
【0013】このような構造において、通常押動部材11
A は表板2の押圧作用によってQ方向に押され、留金20
と板ばね24とは離れる。したがって、図7に示すように
板ばね24と留金20とで成るスイッチはオフとなってお
り、マイクロ電池13からの電力は音発生回路14には供給
されず、スピーカ15からも音は発生しない。そして、利
用者がカードを開けると、音発生装置10の押動部材11A
が板ばね24の弾性作用によってP方向に押し出され、板
ばね24の可動部分が留金20に当たって止まることにより
回路系が導通する。つまり、図7の回路構成でスイッチ
がオンするので、マイクロ電池13からの電力が音発生回
路14に供給され、音発生回路14から所定時間だけ出力さ
れる音声信号がスピーカ15を介して外部に出力される。
A は表板2の押圧作用によってQ方向に押され、留金20
と板ばね24とは離れる。したがって、図7に示すように
板ばね24と留金20とで成るスイッチはオフとなってお
り、マイクロ電池13からの電力は音発生回路14には供給
されず、スピーカ15からも音は発生しない。そして、利
用者がカードを開けると、音発生装置10の押動部材11A
が板ばね24の弾性作用によってP方向に押し出され、板
ばね24の可動部分が留金20に当たって止まることにより
回路系が導通する。つまり、図7の回路構成でスイッチ
がオンするので、マイクロ電池13からの電力が音発生回
路14に供給され、音発生回路14から所定時間だけ出力さ
れる音声信号がスピーカ15を介して外部に出力される。
【0014】なお、上述の実施例では母の日のプレゼン
トカードを例に挙げて説明したが、他のカード、例えば
誕生カード、クリスマスカード等についても全く同様に
適用することができる。
トカードを例に挙げて説明したが、他のカード、例えば
誕生カード、クリスマスカード等についても全く同様に
適用することができる。
【0015】
【発明の効果】以上のようにこの発明のカードによれ
ば、カードが開くと音が出て、閉じると止まるようにし
てあるので、電池の消耗が少なく、この電池に対する開
閉が板ばねの変形もしくは押動部材によるものであるか
ら、円滑にして確実な動作を行い得、この種の薄物カー
ドのスイッチとしては適切なものである。また、全体と
して薄型のカードであるから梱包して運搬する場合にも
便利である。さらに、この発明では耳による聴覚効果の
他に鼻による嗅覚効果を加味するようにしているので、
カードのより広汎な利用を図ることができる。
ば、カードが開くと音が出て、閉じると止まるようにし
てあるので、電池の消耗が少なく、この電池に対する開
閉が板ばねの変形もしくは押動部材によるものであるか
ら、円滑にして確実な動作を行い得、この種の薄物カー
ドのスイッチとしては適切なものである。また、全体と
して薄型のカードであるから梱包して運搬する場合にも
便利である。さらに、この発明では耳による聴覚効果の
他に鼻による嗅覚効果を加味するようにしているので、
カードのより広汎な利用を図ることができる。
【0016】
【図1】本発明の一実施例を示す平面図である。
【図2】本発明に用いる音発生装置の概略構造を示す図
である。
である。
【図3】音発生装置の回路構成を示すブロック図であ
る。
る。
【図4】音発生装置の他の例を示す図である。
【図5】電池収容器の一例を示す図である。
【図6】押さえ板を示す図である。
【図7】音発生装置の他の例を示すブロック図である。
1 カード 2 表板 3 裏板 10 音発生装置 11 板ばね 12 基板 13 マイクロ電池 14 音発生回路 15 スピーカ
Claims (1)
- 【請求項1】 表板と裏板により構成されるカードであ
って、前記裏板には、音発生回路と、これに接続された
スピーカと、前記音発生回路に電力を供給する電池と、
この電池の電力供給をオンオフするスイッチ手段とを一
体的にかつ平板状に構成して埋設するとともに、前記カ
ードの一部もしくは全部に前記スピーカから発生される
音と関連する香りの香料印刷を行い、前記スイッチ手段
は、一端が固定された弾性体で形成され、前記カードが
閉じられている時に前記弾性体の他端が電極と離れ、前
記カードが開かれた時に前記弾性体の他端が前記電極と
接触するようにしたことを特徴とする音と香りの出るカ
ード
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6113874A JP2819237B2 (ja) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | 音と香りの出るカード |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6113874A JP2819237B2 (ja) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | 音と香りの出るカード |
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KR20040087279A (ko) * | 2004-08-23 | 2004-10-13 | 이강남 | 멜로디칩을 장착한 메뉴판 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS503316A (ja) * | 1973-05-10 | 1975-01-14 | ||
JPS523624U (ja) * | 1975-06-23 | 1977-01-11 | ||
JPS57103869U (ja) * | 1980-12-17 | 1982-06-26 | ||
JPS57103871U (ja) * | 1980-12-17 | 1982-06-26 |
-
1994
- 1994-04-28 JP JP6113874A patent/JP2819237B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (4)
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JPS503316A (ja) * | 1973-05-10 | 1975-01-14 | ||
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KR20040087279A (ko) * | 2004-08-23 | 2004-10-13 | 이강남 | 멜로디칩을 장착한 메뉴판 |
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JP2819237B2 (ja) | 1998-10-30 |
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