JPH07144154A - 遠心分離機のローター識別機構 - Google Patents

遠心分離機のローター識別機構

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JPH07144154A
JPH07144154A JP32094793A JP32094793A JPH07144154A JP H07144154 A JPH07144154 A JP H07144154A JP 32094793 A JP32094793 A JP 32094793A JP 32094793 A JP32094793 A JP 32094793A JP H07144154 A JPH07144154 A JP H07144154A
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JP
Japan
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rotor
centrifuge
identification
driving motor
identification mark
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Pending
Application number
JP32094793A
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English (en)
Inventor
Takamaro Ishii
隆麿 石井
Teruo Okada
照夫 岡田
Isao Tezuka
功 手塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tomy Seiko Co Ltd
Original Assignee
Tomy Seiko Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 使用者が必要な遠心条件の設定操作を行う前
に、何らの特別な操作を必要とせず、或いは至極簡単な
操作により装着されたローターを識別し得る遠心分離機
のローター識別機構を提供すること。 【構成】 ドア閉検知スイッチ9、或いはローター識別
専用スイッチ15を遠心分離機に設け、該スイッチ9,
15がONとなることにより、装着されたローター1を
回転駆動用モーター4により数回転、或いは数度動か
し、その間に該ローター1に付されている固有の識別マ
ーク2を識別センサー6により検知するように構成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遠心分離機に各種遠心
条件を設定する前に、該遠心分離機に装着されたロータ
ーの識別を行える得るように構成した遠心分離機のロー
ター識別機構に関する。
【0002】
【従来の技術】遠心分離機には、従来より使用目的に応
じて種々のローターを交換する形式のものがあり、それ
らの交換するローターには、遠心荷重による破壊防止の
ために許容最高回転数が各々定められているため、使用
するローターを識別する必要がある。
【0003】また、遠心分離機には、分離すべき試料に
よって温度管理を必要とするものがあることから、ロー
ターの高速回転から生じる空気摩擦等による温度上昇を
抑えるために冷却装置を装着したものがある。この温度
制御は、ローター内部の試料温度を直接検出して制御す
ることが望ましいが、実際には高速回転をしているロー
ター内部に試料が存在するため、直接試料温度を検出す
ることは出来ず、遠心室内部の雰囲気温度をサーミスタ
等の温度検出素子により検出したり、或いは赤外線によ
りローターの温度を検出し、これらの検出温度から補正
値を用いることにより試料温度を推定し、試料の最適な
温度条件に遠心分離機を制御することが成されている。
ここで、上記遠心室内部の温度、或いはローターの温度
から試料温度を推定するために用いる補正値は、個々の
ローター形状や大きさ等によって異なるため、この際に
おいても、使用するローターを識別して制御する必要が
生じる。
【0004】また、ローターは、その形状や大きさの違
いに基づく半径の相違、或いは慣性能率の相違は、回転
数と遠心加速度の相関や、ローターの加速・減速条件等
に大きく影響するため、個々のローターによって異なる
回転数、或いは加速・減速条件等を設定する必要があ
り、やはり使用するローターを識別する必要が生じる。
【0005】そこで従来、個々のローターに識別マーク
を付すと共に、このマークを検出するためのフォトセン
サー、或いは磁気センサー等の識別センサーを遠心分離
機本体側に設け、この識別センサーからの出力信号を回
路処理した識別信号データと、予めROMに記憶させて
おいた個々のローター識別信号データとを検索すること
で、自動的に装着したローターの識別を判断し、該ロー
ターの許容最高回転数、温度補正値、回転数と遠心加速
度の相関データ、或いは加速と減速条件等の遠心分離機
の制御に必要なローターデータを読み出し、そのロータ
ーデータを参考に、使用しているローターに適した遠心
条件を設定し、遠心分離機を稼働させることが成されて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらここで、
上述した従来より存在する遠心分離機のローター識別機
構は、その多くのローター識別信号データが、パルス周
期や、ある一定時間内のパルス数、パルス幅でローター
を識別するものであるため、識別マークが付されたロー
ターを回転させ、該識別マークを遠心分離機本体側に設
けられた識別センサーにより走査し、その固有のパルス
周期や、ある一定時間内のパルス数、パルス幅を検知す
ることが必須となり、何らかの遠心条件を設定して、遠
心分離機の運転を開始した後でなければローターの識別
が不可能なものであった。
【0007】つまりは、装着されたローターの種類が判
らないまま、先ず推定で各種の遠心条件を設定して遠心
分離機を運転させ、該遠心分離機がローターの識別を判
断し、ローターの許容最高回転数、温度補正値等の遠心
分離機の制御に必要なローターデータを読み出した後、
そのローターデータを参考に、上記推定で設定した遠心
条件を修正するという作業が必要となっていた。またこ
のことは、設定された遠心条件が識別されたローターに
そぐわない場合に、使用者の保護等の目的のために運転
を停止する機能を持つ遠心分離機においては、一旦運転
を開始したにも拘らずらずその運転が停止され、再度識
別されたローターに即した遠心条件に変更して運転を開
始するという不便さがあった。
【0008】本発明は、上述した従来の遠心分離機のロ
ーター識別機構が有する課題に鑑みなされたものであっ
て、その目的は、使用者が必要な遠心条件の設定操作を
行う前に、何らの特別な操作を必要とせず、或いは至極
簡単な操作により装着されたローターを遠心分離機が識
別し、使用するローターにそぐわない遠心条件で運転さ
れることを避け、運転開始当初から各種制御に必要なロ
ーターデータを基に運転制御が可能となる遠心分離機の
ローター識別機構を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した目的
を達成するため、交換可能なローターにそれぞれ付され
た固有の識別マークと、該ローターに付された固有の識
別マークを検知する遠心分離機本体側に設けられた識別
センサーとによって、該遠心分離機の回転駆動用モータ
ーに装着されたローターを自動的に識別する構成を備え
た遠心分離機のローター識別機構において、上記遠心分
離機に、該遠心分離機の遠心室を開閉するドアが閉じら
れた際にONとなるドア閉検知スイッチ、或いは手動に
より操作するローター識別専用スイッチを設け、該スイ
ッチがONとなる、或いはONとすることにより、上記
回転駆動用モーターによってその出力軸に装着された上
記ローターを数回転、或いは数度動かし、その間に該ロ
ーターに付されている上記固有の識別マークを、上記識
別センサーにより検知するように構成した遠心分離機の
ローター識別機構とした。
【0010】
【作用】上記した本発明にかかる遠心分離機のローター
識別機構によれば、使用者が必要な各種遠心条件を設定
する前に、通常行われている遠心室の開閉ドアを閉じる
という操作を行うことにより、回転駆動用モーターの出
力軸に装着されたローターが数回転、或いは数度自動的
に動き、その動きによって該ローターに付された固有の
識別マークが、遠心分離機本体側に設けられた識別セン
サーにより検知され、ローターが何らの特別な操作を行
うことなく識別されることとなる。
【0011】また、上記ドア閉検知スイッチに代えて、
ローター識別専用スイッチを設けた本発明にかかる遠心
分離機のローター識別機構によれば、使用者が必要な各
種遠心条件を設定する前に、上記ローター識別専用スイ
ッチを手動でONとすることにより、回転駆動用モータ
ーの出力軸に装着されたローターが数回転、或いは数度
動き、その動きによって該ローターに付された固有の識
別マークが、遠心分離機本体側に設けられた識別センサ
ーにより検知され、ローターが至極簡単な操作のみで識
別されることとなる。
【0012】
【実施例】以下、上記した本発明の実施例を挙げ、本発
明を詳細に説明する。
【0013】図面は、本発明にかかる遠心分離機のロー
ター識別機構を採用した遠心分離機の要部を概念的に示
した構成図であって、図中1はローターである。該ロー
ター1は、使用目的に応じて種々の形状及び構造の物が
用意され、それぞれに固有の識別マーク2が付されてい
る。
【0014】上記ローター1は、遠心分離機の遠心室3
に突出した状態で存在する回転駆動用モーター4の出力
軸5に装着され、その状態で、該ローター1に付された
上記識別マーク2を検出するフォトセンサー、或いは磁
気センサー等の識別センサー6が、遠心室3の該マーク
2と対向する位置に設置されている。
【0015】上記遠心室3は、底面部と側面部とを遠心
室チャンバー7にて形成され、その上部開口は、開閉可
能な遠心室ドア8にて覆われ、該遠心室ドア8が閉じら
れた際に、ONとなるドア閉検知スイッチ9が遠心分離
機本体側に取付られている。
【0016】遠心機本体側には、その他上記回転駆動用
モーター4を駆動させる駆動回路部10と、上記識別セ
ンサー6の出力を信号処理する出力信号処理回路部11
とが設けられている。
【0017】また、上記ドア閉検知スイッチ9からの入
力、上記出力信号処理回路部11からの入力、及び上記
駆動回路部10への出力等の入出力は、同じく遠心機本
体側に設けられたCPU12と入出力制御部13とによ
って、ROM14に記憶されている制御プログラムに従
い制御されるように構成されている。
【0018】上記のように構成された遠心分離機におい
ては、使用者が遠心処理を行う試料等を収納したロータ
ー1を回転駆動用モーター4の出力軸5に装着し、遠心
室ドア8を閉じるという一般的な操作を行うことによ
り、ドア閉検知スイッチ9がONされる。
【0019】ドア閉検知スイッチ9がONとなったこと
を入出力制御部13、CPU12、及びROM14によ
り判断されると、そのタイミングで駆動回路部10を、
上記入出力制御部13、CPU12、及びROM14に
より制御し、回転駆動用モーター4を数回転、或いは数
度動かす。ここで、回転駆動用モーター4を数回転、或
いは数度動かすかは、ローターの識別手法により選択す
る。
【0020】回転駆動用モーター4が動かされることに
より、該モーター4の出力軸5に装着されたローター1
が数回転、或いは数度動かされ、該ローター1に付され
ている識別マーク2が識別センサー6により検出され
る。
【0021】識別センサー6の検出出力は、出力信号処
理回路部11により信号処理された後、入出力制御部1
3へ出力され、CPU12により予めROM14に記憶
されている各種ローターの識別信号データと比較、検索
されることにより、装着されたローター1の識別を判断
する。
【0022】なお、上記ドア閉検知スイッチ9の代わり
に、ローター識別専用スイッチ15を設け、他は上記実
施例と同様の構成の遠心分離機とした場合には、使用者
が遠心処理を行う試料等を収納したローターを装着し、
上記ローター識別専用スイッチ15を手動によりONと
する操作を行うことで、回転駆動用モーターの出力軸に
装着されたローターが数回転、或いは数度動き、その動
きによって該ローターに付された固有の識別マークが、
遠心分離機本体側に設けられた識別センサーにより検知
され、ローターが識別されることとなる。
【0023】以上、本発明の実施例につき説明したが、
本発明は既述の実施例に限定されるものではなく、本発
明の技術的思想、すなわちドア閉検知スイッチ、或いは
ローター識別専用スイッチを遠心分離機に設け、該スイ
ッチがONとなることにより、装着されたローターを回
転駆動用モーターにより数回転、或いは数度動かし、そ
の間に該ローターに付されている固有の識別マークを識
別センサーにより検知するように構成した全ての遠心分
離機が、本発明の対象となるものである。
【0024】
【発明の効果】以上、説明した本発明にかかる遠心分離
機のローター識別機構によれば、使用するローターを遠
心室の所定位置に装着し、その後に必ず行われる遠心室
ドアを閉じるという操作、或いは専用のスイッチを押す
という容易な操作で、必要な遠心条件を設定する前にそ
のローターの識別を行うことができる遠心分離機とな
る。
【0025】そのため、使用するローターの許容最高回
転数を越える回転数の設定ができない遠心分離機の構
成、回転数と遠心加速度の相互の変換のできる遠心分離
機の構成、更には設定された遠心条件にて運転を開始さ
れた直後から、速やかに固有に持つ温度補正値、加速・
減速条件等のローターデータにて制御される遠心分離機
の構成等を、容易に実施することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる遠心分離機のローター識別機構
を採用した遠心分離機の要部を概念的に示した構成図で
ある。
【符号の説明】
1 ローター 2 識別マーク 3 遠心室 4 回転駆動用モーター 5 出力軸 6 識別センサー 7 遠心室チャンバー 8 遠心室ドア 9 ドア閉検知スイッチ 10 駆動回路部 11 出力信号処理回路部 12 CPU 13 入出力制御部 14 ROM 15 ローター識別専用スイッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交換可能なローターにそれぞれ付された
    固有の識別マークと、該ローターに付された固有の識別
    マークを検知する遠心分離機本体側に設けられた識別セ
    ンサーとによって、該遠心分離機の回転駆動用モーター
    に装着されたローターを自動的に識別する構成を有する
    遠心分離機のローター識別機構において、上記遠心分離
    機に、該遠心分離機の遠心室を開閉するドアが閉じられ
    た際にONとなるドア閉検知スイッチを設け、該ドア閉
    検知スイッチがONとなることにより、上記回転駆動用
    モーターによってその出力軸に装着された上記ローター
    を数回転、或いは数度動かし、その間に該ローターに付
    されている上記固有の識別マークを、上記識別センサー
    により検知するように構成したことを特徴とする、遠心
    分離機のローター識別機構。
  2. 【請求項2】 交換可能なローターにそれぞれ付された
    固有の識別マークと、該ローターに付された固有の識別
    マークを検知する遠心分離機本体側に設けられた識別セ
    ンサーとによって、該遠心分離機の回転駆動用モーター
    に装着されたローターを自動的に識別する構成を有する
    遠心分離機のローター識別機構において、上記遠心分離
    機に、ローター識別専用スイッチを設け、該ローター識
    別専用スイッチをONとすることにより、上記回転駆動
    用モーターによってその出力軸に装着された上記ロータ
    ーを数回転、或いは数度動かし、その間に該ローターに
    付されている上記固有の識別マークを、上記識別センサ
    ーにより検知するように構成したことを特徴とする、遠
    心分離機のローター識別機構。
JP32094793A 1993-11-26 1993-11-26 遠心分離機のローター識別機構 Pending JPH07144154A (ja)

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