JP5035632B2 - 遠心分離機 - Google Patents

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Description

本発明は、装着されるロータの種類およびその最高許容回転速度を識別することが可能な遠心分離機に関し、特に、ロータの種類および最高許容回転速度を識別するためにロータに設ける識別子配置パターン、および該識別子配置パターンよりロータの種類および最高許容回転速度を識別するための遠心分離機に関する。
遠心分離機には、使用目的に応じて複数の種類のロータを交換できるものがあり、それらのロータには、遠心荷重による破壊防止のために固有の最高許容回転速度がそれぞれ定められている。したがって、その値を超えて運転しないようにロータ固有の最高許容回転速度を識別する必要がある。
また、ロータの種類(ID)によってロータの種類を特定できることにより、例えば、予めロータの種類ごとに異なる試料の回転半径を遠心分離機のコントローラに登録しておけば、コントローラが、遠心分離される試料に加わる遠心加速度を自動的に算出したり、またはロータの形状ごとに異なる温度制御等に運転に必要な定数を自動的に算出できる利点を得ることができる。
従来、ロータの識別法として、特許文献1に開示されているように、ロータの種類毎に所定の角度を予め遠心分離機のコントローラに記憶させておき、個々のロータについて回転軸を中心とする円周上に配置した2個のマグネット(識別子)の中心角を磁気センサで検知することにより、そのロータの最高許容回転速度を識別していた。
また、特許文献2に開示されているように、ロータの回転軸を中心とした同一円周上の等間隔の格子点上にマグネットを配置するとともに、該マグネットの有無を検知する磁気センサを上記マグネットに対抗して等間隔以下の間隔をもって遠心機本体に多数配置することにより、上記マグネットの配置パターンをコード化してロータのIDとして割り付けしていた。
一方、特許文献3には、上記特許文献2に記載された識別技術と同様な方法が開示されている。この識別技術では、マグネットの配置パターンをコード化する際、ロータの同一円周上に配置するマグネットのうち、一つのマグネットの極性を異ならせるとともに、マグネットの極性を判別する磁気センサの配置間隔をマグネットと同間隔で配置していた。
さらに、特許文献4に開示されているように、ロータにコード化素子を設け、コード化素子の数と配置パターンを組み合わせてロータの種類や回転速度等を検出する方法がある。また、特許文献5に記載されているように、ロータにマグネットを埋め込み、マグネットの極性を用いてエリアを分けてロータの製造年、最高回転速度、ID等を検出する方法がある。さらに、特許文献6に開示されているように、同一円周上の2個のマグネットによって最高許容回転速度を識別し、他の1個以上のマグネットによってロータのIDを識別する方法が知られている。さらにまた、特許文献7には、ロータの異なる回転円周上に、2組の識別子郡を設けて複数の最高許容回転速度を識別する技術が開示されている。
実公平3−34279号公報 特許第2514554号公報 特許第2711513号公報 特公平6−41956号公報 特公昭63−33911号公報 特許第3951582号公報 実用新案第2550097号公報
上記した従来の識別技術の中で、本件出願人は、上記特許文献1に開示されたロータの最高許容回転速度を所定の角度で配置された2個のマグネットによって割り付ける識別技術を採用した第1の遠心分離機を製品化している。図19は、ロータ20の底部20bの同一円周上に沿って2個のマグネット50aおよび50bを埋め込み、底部20bの主面側に露出するマグネット50の極性を同極(例えば、S極)に規定し、同極の2個のマグネット50aおよび50b間の角度θspdを最高許容回転速度として割り当てた従来の識別配置パターンを示す。この識別配置パターンによれば、遠心分離機にセットされたロータ20が所定の低速回転速度で回転している間に、マグネット50に対向するS極磁気センサによって、図20(a)および(b)に示すように、マグネット50のS極磁束密度の変化をS極検出信号(パルス信号)として検出し、検出信号の周期Tspdによって最高許容回転速度を判別することができる。この識別技術では、遠心分離機が運転可能な全ての回転速度を2個のマグネット角度に割り付けておけば、後から開発されて製品化される全てのロータについて最高許容回転速度を識別でき、個々のロータに必要なマグネットの使用数および遠心分離機本体に設けられる磁気センサを比較的少なくできる点で有利である。しかしながら、異なる種類のロータに対して最高許容回転速度が等しい場合、そのロータの種類(ID)を識別することができないという欠点がある。
この欠点を補うために、本件出願人は、上記特許文献6に開示されるような識別技術を採用した第2の遠心分離機を製品化した。この識別技術によれば、マグネットの使用個数が3個以上の多数個に増え、多数個のマグネットを有するロータを識別する場合、特許文献1に開示されたような、上記第1の遠心分離機に使用すると、最高許容回転速度を識別すべき2個のマグネットの配置を特定することができず、所定の最高許容回転速度を考慮した正常な運転が不可能となる。また、従来の上記第1の遠心分離機では、上述した2個のマグネットによってロータの回転速度の検出機能を兼ねている場合もあり、マグネットを3個以上に配置したときには、正確な実回転速度を検出できなくなるという問題もある。
同様な理由により、上記特許文献2乃至特許文献5に開示された従来の識別技術を、上記特許文献1に基づく従来の第1の遠心分離機で運転可能なロータに実現することは困難である。また、上記特許文献7に開示された技術は、1つのロータに対して配置系列の異なった2組のマグネット配列によって複数のロータの最高許容回転速度を識別するものである。このために、上記特許文献7に開示された技術では、互いに配置系列の異なる第1のマグネット(識別子)組に第2のマグネット組を追加して、第1および第2のマグネット組の相対位置関係に関係なく、それぞれのマグネット組において最高許容回転速度を割り当てる技術である。かかるロータの最高許容回転速度の識別技術は、本件出願人の従来の遠心分離機の識別技術として両立性のある技術ではない。
従って、本発明の一つの目的は、ロータの識別子の使用数を最小限に抑えてロータの種類(ID)および最高許容回転速度を識別するためのロータの識別子配置パターンおよびそのロータを装着するための新規な遠心分離機を提供することにある。
本発明の他の目的は、ロータの種類および最高許容回転速度を識別するための識別子パターンを有するロータにおいて、少なくともロータの最高許容回転速度の識別は、従来の遠心分離機によっても識別できる、従来技術と両立性のあるロータの識別技術を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、最高許容回転速度がロータの回転軸に対して所定の中心角度によって割り付けられた2個のマグネットを有する従来のロータと、さらにロータの種類を識別するID用マグネットも含む新規なロータとの双方を運転可能とする遠心分離機を提供することにある。
上記課題を解決するために、本願において開示される発明のうち、代表的なものの特徴を説明すれば、次のとおりである。
本発明の一つの特徴によれば、モータと、前記モータによって回転されるロータと、前記ロータを識別するために該ロータに設けられたマグネットよりなる第1,第2及び第3の識別子と、前記識別子から出力される信号を検出する検出センサと、前記検出センサによる検出信号に基づいて前記ロータの種類及び最高許容回転速度を識別するための制御装置と、を具備する遠心分離機において、前記識別子のうち、第1及び第2の識別子は、前記ロータの回転軸を中心軸とする該ロータの円周上に所定の第1の角度をなすように互いに離間して配置され、前記識別子のうち、第3の識別子は、前記ロータの回転軸を中心軸とする該ロータの円周上に、前記第1又は前記第2の識別子に対して所定の第2の角度をなすように配置され、前記第1及び第2の識別子は、前記検出センサに対向する側の前記マグネットの極性がN極又はS極になるように構成され、前記第3の識別子は、前記検出センサに対向する側の前記マグネットの極性が前記第1及び第2の識別子と逆極性となるように構成され、前記制御装置は、前記第1の角度から前記ロータの最高許容回転速度を識別し、前記第2の角度から前記ロータの種類を識別するように構成される。
本発明のさらに他の特徴によれば、前記制御装置は、前記第1および第2の識別子の出力信号を前記検出センサによって検出することにより、前記ロータの運転時の回転速度を計測するように構成される。
本発明の更に他の特徴によれば、前記識別子として第4の識別子を有し、前記第4の識別子は、前記ロータの回転軸を中心軸とする該ロータの円周上に、前記第3の識別子に対して所定の第3の角度をなすように配置され、前記第3及び第4の識別子は、前記検出センサに対向する側の前記マグネットの極性が前記第1及び第2の識別子と逆極性となるように構成され、前記第2及び第3の角度から前記ロータの種類を識別するように構成される。
上記本発明によれば、ロータの同一円周上に配置される2個のマグネット(識別子)がなす角度(中心角)によって最高許容回転速度を割り付け、また、前記同一円周上に配置した極性の異なる1個以上のマグネット(識別子)または第2の円周上に配置した1個以上のマグネット(識別子)によってロータの種類(ID)を割り付けるロータ識別技術を採用するので、最高許容回転速度のみを識別子に割り付けた従来のロータと、ID識別子も有する新規なロータとの双方を運転可能とする遠心分離機を提供することができる。
本発明の上記および他の目的、ならびに上記および他の特徴および効果は、以下の本明細書の記述および添付図面からさらに明らかにされるであろう。
以下、本発明の実施形態に係る遠心分離機について図面を参照して説明する。なお、実施形態を説明するための全図において、同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、その繰り返しの説明を省略する場合がある。
図1は、本発明の実施形態に係る遠心分離機の全体の構造を示す構成図、図2は図1に示した遠心分離機の機能ブロック図、図3はロータの底部に形成された識別子配置パターンを表す底面図、図5はロータの識別子と対向してロータの底部に近接する固定部に設けられた磁気センサの配置図をそれぞれ示す。
図1に示すように、遠心分離機1は、上面から見た断面形状が略四角形を有する筐体(フレーム)6を有し、筐体6内に収容され、ボウル3aおよびドア3bによって区画されたロータ室3を有する。ロータ室3には、チューブ等の試料容器(図示なし)を保持するための保持部2aが形成されたチタン合金またはアルミニウム合金等から成るロータ(回転体)2が配設されている。ロータ2は、駆動モータ8の回転出力軸7に着脱自在に装着され、ロータ室3の下方に設けられたモータ8によって回転駆動されて、試料の遠心分離を行う。
ドア3bは、ロータ室3を開放または閉塞するように、上下方向または水平方向に開閉自在に配設され、ロータ2の運転中、ロータ室3の上方部を閉塞して不用意に開放されないようにドアロック機構(図示なし)によってロックされる。駆動モータ8は、例えば誘導モータから構成され、ロータ2を、制御装置(コントローラ)10によって低速回転または高速回転で駆動することができる。モータ8によって回転駆動されるロータ2の回転速度は、モータ8の底部に近接して設けられた回転センサ9によって検出される。パネル操作部12は、ロータ2の設定回転数、設定運転時間および設定温度等の運転条件を入力するための入力部12aと、それらの設定運転条件またはロータ2の現在の運転状態を表示するための表示部12bとを具備する。
ロータ2の底部2bには、ロータの種類およびロータの最高許容回転速度等を識別するための識別子5が設けられている。後述するように、本実施形態によれば、識別子5は複数のマグネットより構成され、そのN極またはS極の磁極がロータ2の底部2bと同一平面内にあるように埋め込まれている。複数のマグネット5は、図3および図4に示されるように、ロータ2の回転軸に対する円周上に沿って配置される。なお、図3および図4において、実線5nは、マグネット5のN極側を便宜的に示したものである。一方、ロータ2の底部2bと対向する固定部14には、マグネット5と対向してマグネット5からの磁束を検出するための磁気センサ(検出センサ)4が設置される。この磁気センサ4の配置例を図5に示す。この磁気センサ4は、例えば、ホール効果ICから構成され、1個のセンサ4により、S極およびN極の磁極を弁別することができる。
制御装置10は、ロータ2(モータ8)の回転制御を実行するために設けられる。また、本発明に従ってロータ2の底部2bに設けられたマグネット5の配置パターンを磁気センサ4によって検出し、ロータ2の種類(ID)および最高許容回転速度を識別する機能を有する。制御装置10の機能ブロックは、図2に示される。
図2に示されるように、制御装置10は、CPU(中央演算装置)11cと、ROM(不揮発メモリ)11bと、RAM(揮発メモリ)11aと、を具備するマイコン11を含み、さらに、モータ8の回転速度を制御するためのモータ制御回路13を具備する。ROM11bは、モータ8(ロータ2)の予め定められた手順に従って処理を実行するための遠心分離機1の制御プログラムを格納している。RAM11aは、CPU 11cによって演算処理するためのデータ等を一時記憶するために設けられている。また、運転回数、運転回転時間等の運転実績データを一時的に記憶するためのメモリとしても機能する。CPU11cは、ROM11bに書き込まれたプログラム内容に基づき演算処理を行うために設けられている。
制御装置10において、マイコン11は、ROM11bに格納された遠心分離機1の制御プログラムに基づいて駆動モータ8(ロータ2)およびパネル表示部12b等その他の装置を駆動し、運転前に使用者がパネル操作部12から入力した運転データをRAM11aに格納し、またはRAM11aから読み出して遠心分離機1の運転条件(例えば、運転回転数、運転時間、加速時間、減速時間、ロータの最高回転速度など)を決定し、モータ制御回路13を用いてモータ8等を制御する。
この遠心分離機1の制御において、マイコン11は、ロータ2の低速回転時において、識別子である複数のマグネット5の配列パターンを磁気センサ4によってロータ信号(ロータの種類、ロータの許容回転速度)として検出し、その検出信号に基づいてロータ2のIDおよび最高許容回転速度を識別する。また、回転センサ9によってモータ8の回転速度信号を受信してロータ2の回転速度を確認する。
もし、運転前に使用者が、使用しようとしているロータ2の最高許容回転速度より大きい回転速度をパネル操作部12の入力部12aから誤って入力し、運転を開始した場合、マイコン11は、ロータ2が低速回転時に磁気センサ4によって検出した最高許容回転速度よりも設定回転速度が大きいことを判定し、パネル表示部12bに回転速度の設定エラーを表示してロータ2の運転を停止させる。この場合、使用者は、設定回転速度を正しく再入力して再運転する。もし、設定回転速度が正しくロータ2の装着が不適切であった場合、所望する回転速度で回転可能な本来のロータ2に交換し、再運転する。これによって、回転速度の設定ミスによる破壊事故を防止し、また初期のロータに収納した遠心分離試料の無駄な損失を防止することができる。
さらに、本発明に係る遠心分離機1によって運転可能なロータについて、RAM11aまたはROM11bにロータの種類毎の回転半径、最高回転速度に関するデータを格納しておけば、マイコン11は、磁気センサ4の出力から識別したロータ2のIDの回転半径および回転速度により遠心加速度(重力加速度)gを算出し、パネル表示部12bに表示することができる。回転速度からの遠心加速度gの算出とは逆に、使用者が遠心分離機に遠心加速度gを入力し、マイコン11はロータの回転速度を算出し、その算出した回転速度が最高許容回転速度以下であれば、装着したロータ2を算出した回転速度で運転することもできる。
[識別子配置パターンに係る第1の実施形態]
図3は、ロータ2の底部2bに配列された、マグネット(識別子)5の識別子配置パターンに係る第1の実施形態を示す。本発明に従って、ロータ2の底部2bにおいて、回転軸を中心とした同一円周上に同種類の磁極(例えば、S極)を有する2個のマグネット5aおよび5bと、異種類の磁極(例えば、N極)を有する少なくとも1個のマグネット5cが配置されている。2個のS極のマグネット5aおよび5bは、互いに所定の角度(中心角)θspdによって離間されて配置され、その角度θspdによって、最高許容回転速度を識別する。一方、1個のN極のマグネット5cは、S極のマグネット5bから所定の角度θidによって離間されており、その角度θidでロータのID(種類)を識別する。なお、ロータのIDは、N極マグネット5cとS極マグネット5aの角度(θid)で識別してもよい。なお、図3において、説明の便宜上、ロータ底部2bの表面に位置するマグネット5の磁極がS極である場合をクロス記号で表示している。このクロス表示によるマグネット5の埋め込み断面は、図4の(a)に示すとおりである。逆に、ロータ底部2bの表面に位置する磁極がN極である場合をドット記号で表示している。ドット表示によるマグネットの埋め込み断面は、図4の(b)に示すとおりである。
ここで、一対のS極マグネット5aおよび5bがなす角度θspdは、上記特許文献1に開示された従来の識別技術と同様に、従来の遠心分離機の磁気センサ(例えば、S極のみ検出する)によって最高許容回転速度として識別できる所定の角度に配置される。一方、N極の1個のマグネット5cは、マグネット5a、5bとは逆向きに磁極が取り付けられ、上記S極マグネット5aまたは5bに対して所定の角度θidをなしている。これによって、一対の同極マグネット5aと5bがなす角度θspdには、ロータの最高許容回転速度を割り付け、またマグネット5cがマグネット5bとなす角度θidには、ロータのIDを割り付ける。マグネット5の磁束の方向と磁束密度は磁気センサ4によって電気信号として検出し、マイコン11に入力する。マイコン11は、その電気信号に基づいて信号処理することによって、角度θspdからロータ2の最高許容回転速度を識別し、角度θidからロータ2のIDを識別する。
磁気センサ4は、本実施形態では、図5に示すように、ロータ2の底部2bに1個の両極検出磁気センサ4aから構成され、上記マグネット5a、5b、5cが配列された円周に対向するように固定部14に取り付けられている。
図6は、両極検出磁気センサ4aを用いて、ロータ2が1回転した時に、回転中に磁気センサ4から検出できる信号波形を示すものである。図6の(a)に示す磁束密度は、マグネット5のS極マグネット5aおよび5bが磁気センサ4に接近した図4(a)の状態では正の値、逆にN極マグネット5cが接近した図4(b)の状態では負の値となる。両極検出磁気センサ4a(図5参照)は、S極が接近したときにS極検出信号を出力し、N極が接近したときにN極検出信号を出力する弁別機能を有している。マイコン11は、図6に示すように、ロータ2の1回転の周期Tにおいて、S極検出信号の周期Tspdから、マグネット5aと5b間の角度θspdを算出する。一方、マグネット5bによるS極検出信号とマグネット5cによるN極検出信号間の周期(時間)Tidを測定して、マグネット5bとマグネット5c間の角度θidを算出する。その結果、マイコン11はロータ2の角度θspdおよび角度θidを識別し、予めROM11bに登録されていたロータのデータを参照し、そのロータの最高許容回転速度およびIDをパネル表示部12bに表示させる。
このように、本発明の第1の実施形態によれば、比較的少ない3個のマグネット5を、ロータ2の底部2bにおいて円周上の固有の角度に配置することにより、マイコン11は、そのロータの固有のマグネット配置(マグネット角度)θspdおよびθidを識別し、予めマイコン11のROM11bまたはRAM11aに登録されている運転可能なロータの最高許容回転速度および種類(ID)を判別し、パネル表示部12bに表示することができる。この判別および表示は、ロータ2が所定の低速回転速度で回転している間に実行され、もし、マイコン11で自動判別された最高許容回転速度よりも使用者が設定した回転速度が大きい場合、マイコン11は、ロータ2が最高許容回転速度に達する前に、パネル表示部12bに設定回転速度の設定エラーを表示し、ロータ2の運転を停止させる。結果的に、ロータの誤使用による破壊を防止して安全性を確保し、また無駄な試料の損失を防止することができる。
さらに、上述したマグネット配置パターンを使用する本発明に係る遠心分離機によれば、図19に示すような従来のマグネット50の配置パターンを有するロータ20も運転することができる。図7は、本発明に係る遠心分離機1(図2参照)によって、従来のロータ20(図19参照)を運転した場合の磁束密度の変化とS極検出信号のタイムチャートを示す。図19に示すような従来のロータ20では、本発明に係るマグネット5c(図3参照)がないので、ロータのIDは識別できない。しかし、本発明に係る遠心分離機1によって、図7に示すように、従来のロータ20の1回転の周期Tと、マグネット50aとマグネット50bによるS極検出信号間の周期Tspdとを検出して角度θspdを算出できるので、従来の遠心分離機と同様に従来のロータ20の最高許容回転速度を正しく識別し、従来のロータ20を用いた運転も可能である。
逆に、本発明に係る新規なロータ2(図3参照)によれば、従来の遠心分離機によってロータ2を運転することができ、図8に示すように、S極検出信号を得ることができる。すなわち、従来の遠心分離機では、特定の磁極であるS極50aおよび50b(図19参照)のみを検出していたので、本発明に係る新規なロータ2(図3参照)を運転する場合は、図8に示すように、N極マグネット5cによる磁束密度の変化を検出できないので、ロータ2のIDは識別しないが、ロータ2が1回転すると、ロータ2の1回転の周期Tと、マグネット5aおよび5bによるS極検出信号の周期Tspdとを検出できるので、これら両者の検出信号に基づいてロータ2のマグネット5aおよび5b間の角度θspdを算出できる。従って、従来の遠心分離機本体を使用して本発明に係るロータ2を運転しても、そのロータの最高許容回転速度を正しく識別し、正しい運転を可能とする。
以上の第1の実施形態の説明から明らかにされるように、本発明に係るロータの識別子配置パターンによれば、図19に示す従来のロータの識別子配置パターンの一部を包含するので、本発明に係る遠心分離機は、図19に示す従来の識別子配置を使用したロータを装着することができる。また、本発明に係る新規なロータを従来の遠心分離機本体に装着して運転することもできる。
なお、上記実施態様では、図2に示されるように、マイコン11は、磁気センサ4の信号および回転センサ10の信号を受信してロータ2の回転速度を認識しているが、本発明においてロータ2の底部2bにS極のマグネット5aおよび5bを有するものを使用する場合は、回転センサ9は省略することができる。
また、ロータ2の最高許容回転速度は、一対の同極マグネット5aおよび5b間の角度θspdの関数にしておくことにより、角度θspdの検出によって直接、最高許容回転速度を算出することができる。従って、遠心分離機本体に装着可能なロータの範囲を予め決定しておけば、マイコン11のRAM11aまたはROM11bに登録されていないロータを使用した場合でも、ロータIDは判別することが困難であるものの、ロータの最高許容回転速度については正しく判別することができる。これによって、万が一、使用者が誤ってロータに過大な回転速度を設定しても、マイコン11は、運転状態のロータ2の回転速度が最高許容回転速度を超えないように制限することができるので、安全性を向上させることができる。
さらに、一対のマグネット5cおよび5b間の角度θid(図3参照)を、ロータ2の種類(ID)の固有の値として割り当て、RAM11aまたはROM11bにロータのID毎の角度θidおよびロータ回転半径等の運転条件に関する情報を登録しておくことにより、ロータ2の回転中にマイコン11は角度θidを検出し、RAM11aまたはROM11bを参照してロータ2のIDを識別し、そのIDに従って登録されたロータの回転半径等の情報から遠心加速度(g)等の計算を自動的に行うことができる。
(磁気センサの変形例1)
上記実施形態において、磁気センサ4は、1個のセンサによってS極検出信号とN極検出信号を出力できるものとしたが、図9に示すように、一方は両極検出信号を検出し、他方はN極検出信号を弁別するもので構成してもよい。
(磁気センサの変形例2)
また、図10に示すように、磁気センサ4は、固定部14の同一円周上にS極検出用の磁気センサ4jと、所定の角度θjkで離間されたN極検出用の磁気センサ4kとの2個の磁気センサで構成してもよい。この場合、図11に示すように、磁気センサ4jが検出する磁束密度jと、磁気センサ4kが検出する磁束密度kとは時間差Tjkを生じるが、磁気センサ4jと磁気センサ4k間の物理的な配置角θjk(図10参照)が決まっていれば、マイコン11は時間差Tjk(図11参照)を算出してN極検出信号を補正し、周期Tidを算出してロータ2のIDを判別することができ、上述した実施形態と同様な効果を得ることができる。
(磁気センサの変形例3)
さらに、図10に示した磁気センサの配置において、磁気センサ4jが両極検出信号を出力するものであって、磁気センサ4kはN極検出信号を出力するものであってもよい。図12に示すように、マイコン11は、両極検出信号の3つのパルス信号のうち、N極検出信号のパルスの直前のものをマグネット5cによるN極検出信号と特定できるので、パルス間隔の測定値を補正することなく、周期Tidを検出してロータIDを識別することができる。
[識別子配置パターンに係る第2の実施形態]
上記第1の実施形態では、最高許容回転速度を割り付けるマグネット5aおよび5bのなす挟角θspd(図3参照)の外側にN極マグネット5cを配置したが、図13および図14に示すように、N極マグネット5cをS極マグネット5aおよび5bの挟角の内側に配置してもよい。この場合も上記第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
[識別子配置パターンに係る第3の実施形態]
上記第1および第2の実施形態では、マグネット5の使用数を最小限の3個に制限した場合を示したが、図15および図16に示すように、マグネット5の使用数を3個に限らず、4個以上のマグネット5を用いてロータの識別配置パターンを構成してもよい。
図15に示した配置パターンの例では、3個のN極マグネット5c、5dおよび5eを使用し、各マグネット間の角度θid1、θid2およびθid3によってロータID群を割り付け、一方、2個のS極マグネット5aおよび5bを使用し、各マグネット間の角度θspdによってロータの最高許容回転速度を割り付けた場合を示している。図15に示したロータ2の識別子配置パターンを使用した場合、マイコン11によって得られるS極検出信号およびN極検出信号は、図16の(b)および(c)にそれぞれ示される。マイコン11の処理によって、マグネット5の角度θid1、θid2およびθid3は、周期Tid1、Tid2およびTid3として検出され、マグネット5の角度θspdは、周期Tspdとして識別される。このようなマグネットの配置パターンによって多種類のロータのIDおよび回転速度を割り付けることができる。この第3の実施形態によっても上述した第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
[識別子配置パターンに係る第4の実施形態]
上記第1の実施形態乃至第3の実施形態では、3個のマグネット5を同一円周上に配置してロータIDの識別子に係るマグネット5cの極性を、ロータの回転速度に係る他の2個のマグネット5a、5bの極性と区別したが、異極性のマグネットを使用しないで、図17に示すように、3個のマグネット5a、5bおよび5cを同極性の磁極(例えば、S極)として、ロータIDの識別子に係るマグネット5cをマグネット5aおよび5bが配置された、半径R1を有する円周と異なる、半径R2を持つ円周上に配置してもよい。この場合、図18に示すように、各円周上に対向するように、半径R1の円周上に第1の磁気センサ41を配置し、半径R2の円周上に第2の磁気センサ42を配置する。この識別子配置パターンによって、第1の磁気センサ41でマグネット5aと5bを検出し、最大許容回転速度を判別する。また、第2の磁気センサ42でマグネット5cを検出し、第1の磁気センサ41で検出したマグネット5aまたは5bとのなす角度(θid)を算出することによって、ロータIDを特定することができる。これにより、上記第1の実施態様と同様なロータの識別ができる。
なお、上記第1乃至第3の実施態様では、ロータの識別子として異なる磁極を有する一対のマグネットを使用し、特性が互いに異なる信号を出力させたが、本発明に係る識別子は、マグネットに限定されるものではなく、例えば、深さの異なる穴を識別子として用い、近接スイッチ等により穴の深さを出力できる距離センサを組み合わせて識別してもよく、また、マグネットを使用する場合は、磁力の強さの異なる2種類のマグネットを用いて異なる磁束密度の変化(信号)を出力するように構成してもよい。言い換えれば、2種類の識別子には、互いに磁束の方向または磁力の強さが異なるもの、あるいは互いに電気的信号の大きさまたは周波数が異なるもの等、物理的出力特性が異なる素子を使用することができる。さらに、図19に示すような従来のロータ(20)に対して識別穴等の他の識別子を追加して上述のように距離センサ等で検出し、マグネット50a、50bに対する他の識別子の配置によってロータのIDを識別させても、上記実施態様と同様な効果を得ることができる。
以上の実施態様の説明から明らかにされるように、本発明によれば、ロータのIDおよび最高許容回転速度の識別が可能な、本発明に係るロータの識別子配置パターンを使用することによって、従来の遠心分離機本体にも装着可能な両立性のある新規なロータを提供することができる。また、2個のマグネットの中心角(θspd)によって最高許容回転速度を割り付けられた従来のロータも、本発明に係る新規なロータと同様に、運転可能な両立性のある遠心分離機本体を提供することができる。また、本発明によれば、ロータの識別子の使用数が少なく、かつロータの識別システムが簡単なので、比較的安価にロータおよび遠心分離機を製造することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施形態に基づき説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。
本発明の実施形態に係る遠心分離機全体の構成図。 図1に示した遠心分離機の機能ブロック図。 本発明の第1の実施形態に係るロータの識別子配置パターンを示す構成図。 図3に示したロータの識別用マグネットの埋め込み状態を示す構造図。 図1に示した磁気センサの固定位置を示す配置図。 図3に示した本発明に係るロータから検出できる磁束密度と出力信号の関係を示すタイムチャート。 図19に示した従来のロータから検出できる磁束密度と出力信号の関係を示すタイムチャート。 図3に示した本発明に係るロータを従来の遠心分離機によって運転した場合、磁気センサから検出できる磁束密度と出力信号の関係を示すタイムチャート。 図3に示した本発明に係るロータから他種の磁気センサによって検出できる磁束密度と出力信号の関係を示すタイムチャート。 図3に示した本発明に係るロータから磁束密度と出力信号を検出するために、2個の磁気センサを同一円周上に用いた場合を示す磁気センサの配置図。 図3に示した本発明に係るロータから図10に示した磁気センサの配置によって検出できる磁束密度と出力信号の関係を示す第1のタイムチャート。 図3に示した本発明に係るロータから図10に示した磁気センサの配置によって検出できる磁束密度と出力信号の関係を示す第2のタイムチャート。 本発明の第2の実施形態に係るロータの識別子配置パターンを示す構成図。 図13に示した本発明に係るロータから検出できる磁束密度と出力信号の関係を示すタイムチャート。 本発明の第3の実施形態に係るロータの識別子配置パターンを示す構成図。 図15に示した本発明に係るロータから検出できる磁束密度と出力信号の関係を示すタイムチャート。 本発明の第4の実施形態に係るロータの識別子配置パターンを示す構成図。 図17に示したロータから磁束密度と出力信号を検出するための磁気センサの固定位置を示す配置図。 ロータの底部に配置された従来技術によるロータの識別子配置パターンを示す構成図。 図19に示した従来のロータから検出できる磁束密度と出力信号の関係を示すタイムチャート。
符号の説明
1:遠心分離機 2:ロータ 2b:ロータ底部
3:ロータ室 3a:隔壁部材 3b:ドア
4、4a、4j、4k、41、42:検出センサ(磁気センサ)
5、5a、5b、5c、5d、5e:識別子(マグネット)
5n:マグネットのN極側 6:筐体(フレーム) 7:出力回転軸
8:駆動モータ 9:回転センサ 10:制御装置
11:マイコン 11a:RAM 11b:ROM 11c:CPU
12:パネル操作部 12a:入力部 12b:表示部
13:モータ制御回路 14:センサ固定部 20:ロータ(従来技術)
50、50a、50b:マグネット(従来技術)

Claims (3)

  1. モータと、前記モータによって回転されるロータと、前記ロータを識別するために該ロータに設けられたマグネットよりなる第1,第2及び第3の識別子と、前記識別子から出力される信号を検出する検出センサと、前記検出センサによる検出信号に基づいて前記ロータの種類及び最高許容回転速度を識別するための制御装置と、を具備する遠心分離機において、
    前記識別子のうち、第1及び第2の識別子は、前記ロータの回転軸を中心軸とする該ロータの円周上に所定の第1の角度をなすように互いに離間して配置され、
    前記識別子のうち、第3の識別子は、前記ロータの回転軸を中心軸とする該ロータの円周上に、前記第1又は前記第2の識別子に対して所定の第2の角度をなすように配置され、
    前記第1及び第2の識別子は、前記検出センサに対向する側の前記マグネットの極性がN極又はS極になるように構成され、前記第3の識別子は、前記検出センサに対向する側の前記マグネットの極性が前記第1及び第2の識別子と逆極性となるように構成され、
    前記制御装置は、前記第1の角度から前記ロータの最高許容回転速度を識別し、前記第2の角度から前記ロータの種類を識別することを特徴とする遠心分離機。
  2. 前記制御装置は、前記第1及び第2の識別子の出力信号を前記検出センサによって検出することにより、前記ロータの運転時の回転速度を計測することを特徴とする請求項1に記載された遠心分離機。
  3. 前記識別子として第4の識別子を有し、前記第4の識別子は、前記ロータの回転軸を中心軸とする該ロータの円周上に、前記第3の識別子に対して所定の第3の角度をなすように配置され、前記第3及び第4の識別子は、前記検出センサに対向する側の前記マグネットの極性が前記第1及び第2の識別子と逆極性となるように構成され、前記第2及び第3の角度から前記ロータの種類を識別することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載された遠心分離機。
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