JPH07142801A - レーザ装置 - Google Patents

レーザ装置

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JPH07142801A
JPH07142801A JP28321093A JP28321093A JPH07142801A JP H07142801 A JPH07142801 A JP H07142801A JP 28321093 A JP28321093 A JP 28321093A JP 28321093 A JP28321093 A JP 28321093A JP H07142801 A JPH07142801 A JP H07142801A
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JP
Japan
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controller
laser
laser oscillator
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excimer laser
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JP28321093A
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English (en)
Inventor
Kenichi Takahata
憲一 高畑
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レーザ発振器とそのコントローラ間の接続を
シリアル通信を用て単一化し、加えてオペレータがコン
トローラを用いて遠隔地よりレーザ発振器を操作及び管
理できるレーザ装置を提供することを目的とする。 【構成】 PIO5に接続された各々の制御モジュール
98、101、104とSIO6aに接続されたコント
ローラ2間で相互に伝達されるべき全ての情報をRAM
4aの各々のアドレスに割り当て、CPU3がPIO5
とSIO6a間でRAM4aをバッファとして上記情報
の入出力を行い制御モジュール98、101、104と
コントローラ2間で情報伝達が行われ、コントローラ2
とSIO6a間の接続はシリアル通信によって単一化さ
れる。またコントローラ2によるレーザ発振器1近傍に
おける操作及び管理に加えて、SIO6bとコントロー
ラ20を通信網21を介して接続し遠隔地のコントロー
ラ20からレーザ発振器1を操作及び管理できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレーザ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より良く知られているレーザとして
気体レーザではエキシマレーザ、CO 2レーザがあり、
固体レーザでは半導体レーザ、YAGレーザ、液体レー
ザでは色素レーザなどが代表的である。工業的視野に立
つと気体レーザであるCO2レーザは既に量産化され加
工用として広く普及しており、また主に研究用として用
いられているエキシマレーザはその性能、信頼性向上に
よって将来的には加工分野、医療分野に市場を拡大して
いくものと見込まれる。また固体レーザである半導体レ
ーザはCDプレーヤーのピックアップ用が主な市場であ
るがその他にも最近ではハンダ付け装置の光源、フラッ
シュランプに代わるYAGレーザ励起用光源としても注
目されており、YAGレーザはCO2レーザと同様量産
化が進み加工用として普及している。色素レーザに代表
される液体レーザに関しては現時点では主に研究用とし
て用いられるに留まっており工業的段階には至っていな
い。
【0003】これらレーザの基本発振構造としては、レ
ーザ媒質に対してポンピングと呼ばれるエネルギー注入
を行うことにより発生した誘導放出を増幅することによ
ってレーザ光を得る。上記レーザ媒質及びポンピング法
が各々のレーザによって異なるわけだが、エキシマレー
ザの場合レーザ媒質はKr、Ar、Xeなどのハロゲン
ガス、F、Clなどの希ガス及びHe、Neなどのバッ
ファガスの混合ガスであり、発振が確認されているハロ
ゲンガスと希ガスの組み合わせはKrとF、ArとF、
XeとClのように限定されている。またポンピングは
同混合ガス中における高電圧の放電エネルギーによって
おこなわれる。以下、この気体レーザであるエキシマレ
ーザを例に取って従来のレーザ装置の説明を行うことと
する。
【0004】図11に従来のエキシマレーザ装置におけ
るKrFエキシマレーザ装置の一般的な概略構成図を示
し、その構成について説明する。
【0005】91がエキシマレーザ発振器である。92
はチャンバであり内部には対の電極931及び932が
設置されている。また両電極間中心軸と交わるチャンバ
の両壁にはチャンバ92の気密を保つように全反射鏡9
41及び出力鏡942が設置され共振器を構成してい
る。95はクリプトン、フッ素、ネオンの各レーザガス
供給用電磁式バルブ群であり、96は排気用ロータリポ
ンプである。97はチャンバ内圧力検出器である。98
は電磁式バルブ群95及びロータリポンプ96を制御し
チャンバに対するガス排気及び供給を自動連続遂行する
ガス制御モジュールである。99は放電回路であり、1
00は放電回路99に高電圧を供給する高圧電源であ
る。101は放電回路におけるスイッチング用トリガを
供給するトリガ発生モジュールである。102は半反射
鏡、103は光出力検出器であり、104は高圧電源1
00を制御し光出力を定値制御するパワー制御モジュー
ルである。105はガス制御モジュール98、トリガ発
生モジュール101及びパワー制御モジュール104に
対してオペレータが情報の入出力を行うコントローラで
ある。エキシマレーザ発振器91とコントローラ105
によってエキシマレーザ装置が構成される。
【0006】次に図11に示した従来のKrFエキシマ
レーザ装置の一般的な内部動作について、大別してガス
排気供給動作、レーザ発振動作、光出力定値制御の3種
の動作を説明する。
【0007】チャンバ92からの内部ガス排気やチャン
バ92への新鮮レーザガス供給は、ガス制御モジュール
98内において圧力検出器97からのチャンバ内圧力値
と排気圧力目標値又は供給圧力目標値を比較しながらガ
ス制御モジュール98からロータリポンプ96或いは電
磁式バルブ群95への出力制御によって行われる。通
常、このガス排気及び供給はガス制御モジュール98に
よって自動連続遂行される(この作業を自動ガス交換と
呼ぶ)。このとき排気圧力及びクリプトン、フッ素、ネ
オンの各ガス供給圧力目標値はコントローラ105上の
デジタルロータリスイッチなどによって設定され、また
自動ガス交換の命令もコントローラ105上のスイッチ
によって行われる。
【0008】放電回路99には高圧電源100より20
〜30kVの高電圧が印加されると同時にトリガ発生モ
ジュール101からのトリガ信号によって電極931及
び932に対して高電圧が印加され、電極間ガスの絶縁
限界を越えると放電が発生する。放電エネルギーによっ
て励起されたレーザガスは誘導放出を起こし、発生した
光が全反射鏡941及び出力鏡942によって構成され
る共振器間を往復することにより増幅されレーザ光とな
って出力鏡942より出力される。こうして高電圧印
加、トリガ、放電が繰り返されることによりレーザ発振
がなされるため出力されるレーザ光はパルスとなる。こ
のときトリガ発生モジュール101から出力されるトリ
ガ信号の周波数はコントローラ105上のデジタルロー
タリスイッチなどによって設定され、またトリガ信号の
ON/OFF命令もコントローラ105上のスイッチに
よって行われる。
【0009】工業用気体レーザの場合、出力光強度を一
定に保つようなフィードバック定値制御を行うのが一般
的である。光出力強度に影響を与える最大の因子の一つ
が印加高電圧であり通常はこの印加高電圧の調整によっ
て光出力の調整を行う。出力されたパルス光はその一部
が半反射鏡102によって光出力検出器103に導入さ
れ、パルスエネルギー比例信号がパワー制御モジュール
104に入力される。パワー制御モジュール104内で
はパルスエネルギー目標値と実際のパルスエネルギー値
を比較しオフセットが0になるように高圧電源100に
対して印加高電圧値を制御する。このときパルスエネル
ギー目標値は上記ガス排気及び供給圧力目標値同様コン
トローラ105上のデジタルロータリスイッチなどによ
って設定され、また実パルスエネルギー値の表示もアナ
ログメータ、或いは7セグメントLED等によりコント
ローラ105上に表示される。
【0010】この様にガス制御モジュール98、トリガ
発生モジュール101及びパワー制御モジュール104
とコントローラ105間の接続は多対1の関係にある。
またオペレータは上述3種の動作に関する命令、制御定
数等の数値情報の設定及び制御変数等の数値情報の監視
をエキシマレーザ発振器91付属のコントローラ105
から行い、エキシマレーザ発振器91を操作及び管理す
ることになる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来のレーザ発振器は
前記のエキシマレーザ発振器の構成のように、エキシマ
レーザ発振器内部で各々独立して制御を行っている制御
系を統括して管理する機能がないために、各々の制御モ
ジュールとコントローラとを信号的に接続せねばなら
ず、結果的にレーザ発振器とコントローラ間に複数の配
線が必要となり両者間の接続が複雑になるため、配線時
或いはメンテナンス時の取扱いにミスを誘発する可能性
が高くなる。
【0012】特に例に挙げたエキシマレーザに代表され
る気体レーザ発振器の場合レーザガスの劣化によってレ
ーザ出力は徐々に低下してくる。従ってレーザ出力が既
定値を確保できなくなった場合前記の自動ガス交換を行
わなければならない。このときチャンバ内ガスの排気時
にエアリークがある場合ガス交換を行っても正常なレー
ザ出力が確保できない事態が発生する。またほとんどの
気体レーザ発振器がレーザ出力を得る手段である放電現
象は微細な条件の変化(サイラトロンなどスイッチング
素子の不良又は寿命による動作条件変化或いは少量の不
純ガス混入による放電媒質の変化)によって異常な状態
に移行し易く、異常放電はレーザ発振利得を低下させ結
果としてレーザ出力は低下する。エキシマレーザ発振器
に至っては近年高出力化、高周波数化が要求され必然的
にレーザ出力に多大な影響を与える異常放電の発生する
確率は高まる傾向にある。こうした異常事態を早期に発
見するため例に挙げた気体レーザ発振器はもちろんのこ
と他のレーザ発振器においても異常事態が発生する可能
性のあるものはオペレータは定期的にその状態を監視す
ることが望ましい。
【0013】ところがレーザ発振器とコントローラ間の
接続が複雑であると長距離配線が困難となりコントロー
ラはレーザ発振器の近傍に設置されざるを得ない。従っ
てオペレータはこのレーザ発振器に関する定期的な自動
ガス交換等の操作或いは状態監視を行う場合は必ずレー
ザ発振器の設置位置まで来ることが必要であり、例えば
無人化された工場内のレーザ加工現場に導入されたレー
ザ発振器の操作や動作状況の把握を行うために管理エリ
アのオペレータが工場内まで足を運ぶ必要が生じ、無人
化の意味が薄れると同時にオペレータ自身の生産性を著
しく低下させることになる。
【0014】本発明は上記課題を解消するためのもので
あり、レーザ発振器とコントローラ間接続の単一化によ
り同接続に関する取扱いを簡便化し、加えてオペレータ
が遠隔地より対象のレーザ発振器を操作及び管理できる
装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明におけるレーザ装置を構成するレーザ発振器は
中央処理装置(以下CPUと記す)、メモリ、複数のパ
ラレル入出力ポート或いはシリアル入出力ポートを有し
それぞれはバスによって接続される。パラレル入出力ポ
ート(以下PIOと記す)或いはシリアル入出力ポート
(以下SIOと記す)にはレーザ発振器内の各々の制御
モジュールを接続する。同じく別のSIOにはコントロ
ーラを接続する。
【0016】メモリ内の読み書き可能エリア(以下RA
Mと記す)上の各々のアドレスに対して、レーザ発振に
関連する動作に必要とされる或いはその動作によって発
生する全てのコマンド情報、数値情報、ステータス情報
を割り当てる。
【0017】ここで、CPUは情報伝達を行うべき制御
モジュールに対して、RAM上の必要とされる各々のコ
マンド情報或いは制御目標値等の数値情報を読み込みP
IO或いはSIOを介して出力を行う。また各々の制御
モジュールは制御変数値等の数値情報をPIO或いはS
IOを介してCPUに出力し、CPUは入力された各々
の数値情報をRAM上の対応するアドレスに書き込む。
【0018】上記構成において、コントローラはCPU
に対して伝達すべきコマンド情報又は制御目標値等の数
値情報にRAMへの書き込み命令、アドレス情報を付加
した所定の書式によって一体化されたデータとして送信
し、RAM内の対応するアドレスに上記コマンド情報又
は数値情報を書き込むことによりレーザ発振器の操作を
行う。またコントローラはCPUに対してRAMからの
読み込み命令、読み込むべき制御変数値等の数値情報又
はステータス情報の格納されたアドレス情報を所定の書
式によって一体化されたデータを送信し、RAM内の対
応するアドレスから上記数値情報及びステータス情報を
読み込むことによりレーザ発振器の管理を行う。
【0019】このとき言うまでもなくメモリ内の読み込
み専用エリア(以下ROMと記す)にはあらかじめCP
Uが入出力ポートから入力した情報のRAMへの書き込
み、及びCPUがRAMから読み込んだ情報の入出力ポ
ートへの出力を行うためのプログラムが保存され、CP
Uはこのプログラムに従って情報の入出力を行う。
【0020】またレーザ発振器の遠隔地からの操作及び
管理を行う手段としては、レーザ発振器内のSIOとコ
ントローラを広域通信網或いは構内通信網を介して接続
する。このとき必要に応じてレーザ発振器内のSIOと
通信網間及びコントローラと通信網間はインタフェース
変換器(以下IF変換器と記す)を介して接続する。
【0021】或いはレーザ発振器内に2個のSIOを設
け、1個のSIOにはレーザ発振器近傍設置用のコント
ローラを接続し、もう1個のSIOには広域通信網或い
は構内通信網を介して遠隔操作管理用のコントローラを
接続する。このように複数のコントローラを接続するこ
とは、コントローラがRAMに対する読み書き込みによ
り情報の入出力を行う本発明の構成においては容易なこ
とである。
【0022】
【作用】本発明の構成において、レーザ発振器内の各々
の制御モジュールとコントローラ間で相互に伝達される
べき情報は全てRAMに保存しCPUがそのRAM内の
情報を上記制御モジュール及びコントローラに対して入
出力することにより、コントローラはレーザ発振器内の
全ての制御モジュールと情報の入出力手段を持つ多対1
接続からレーザ発振器内のシリアル入出力ポートを介し
たCPUとのデータ通信による1対1接続を行うことが
可能となり、レーザ発振器とコントローラ間の接続を単
一化し取扱いを簡便化することができる。またレーザ発
振器と1台のコントローラ間を通信網を介して接続する
ことで、或いはレーザ発振器と直接接続する近傍設置用
コントローラとは別にもう1台のコントローラを通信網
を介して同じレーザ発振器に接続することでオペレータ
は遠隔地から上記レーザ発振器を操作及び管理すること
が可能となる。
【0023】
【実施例】以下に本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。
【0024】(実施例1)図1は本発明のレーザ装置に
おける第1の実施例の概略構成図である。本実施例で
は、エキシマレーザを例に取っている。
【0025】まず本実施例のエキシマレーザ発振器1の
構成について、前記従来例と異なる点を中心に説明す
る。CPU3にはRAM41及びROM42のメモリ、
PIO5、SIO61及び62がバス7によって接続さ
れている。RAM41にはトリガ信号ON/OFF命令
等のコマンド情報、トリガ周波数等の制御外定数、ガス
供給圧力等の制御定数、HV比例コントロール電圧等の
操作変数、チャンバー内圧力値等の制御変数といった数
値情報、及びレーザ発振の禁止を目的とした各々の制御
モジュールにおける異常状態を示すインターロック状態
等のステータス情報が格納され、ROM42にはCPU
3がPIO5やSIO61及び62から入力した情報の
RAM41への書き込み及びRAM41から読み込んだ
情報のPIO5やSIO61及び62への出力を行うた
めのプログラムが格納される。PIO5にはガス制御モ
ジュール98、トリガ発生モジュール101及びパワー
制御モジュール104が接続されそれぞれにおいて必要
とされる前記情報の入出力が行われる。またSIO61
又は62と同型のSIOを有したコントローラ2がSI
O61又は62に接続され、オペレータはこのコントロ
ーラ2からコマンド情報及び数値情報の設定、数値情報
及びステータス情報の監視を行うことによりエキシマレ
ーザ発振器1を操作及び管理する。
【0026】次に本実施例の前記構成におけるエキシマ
レーザ発振器1内の動作に関して特に自動ガス交換の動
作過程に付いて説明する。
【0027】予めオペレータはコントローラ2から排気
圧力目標値、クリプトン、フッ素、ネオン各ガス供給圧
力目標値を設定しておく。これら目標値情報は、RAM
41への書き込み命令及びそれぞれの目標値情報に割り
付けられたRAM41上のアドレス情報を付加した所定
の書式によって一体化されたデータとしてSIO61に
送信され、CPU3はこのSIO61から上記データを
読み込みRAM41の指定されたアドレスに上記目標値
情報を書き込む。
【0028】次にオペレータはコントローラ2上で自動
ガス交換命令の設定を行う。この場合も同様にRAM4
1への書き込み命令、アドレス情報及び自動ガス交換の
コマンド情報の一体化データをSIO61に送信し、C
PU3はこのSIO61から上記データを読み込みRA
M41の指定されたアドレスに上記コマンド情報を書き
込む。
【0029】CPU3はROM42内に格納されたプロ
グラムに従って常時RAM41内アドレス上の情報を順
次読み込む作業を行っており、この作業の中で自動ガス
交換命令を認識した後PIO5の所定のビットをONに
する出力を行うことによりガス制御モジュール98に自
動ガス交換命令が伝達される。
【0030】自動ガス交換命令を認識したガス制御モジ
ュール98は、前記排気圧力目標値及びガス供給圧力目
標値に対して制御変数であるチャンバー内圧力値をフィ
ードバックしつつ排気、各ガスの供給を自動ガス交換シ
ーケンスプログラムに従って遂行していく。
【0031】また、圧力検知器97から出力される圧力
比例アナログ信号はガス制御モジュール98内でアナロ
グ/デジタル変換された後常時PIO5に出力され、C
PU3はPIO5から入力した圧力値を逐次RAM41
の所定アドレス上に書き込む。コントローラ2はRAM
41からの読み込み命令と読み込む圧力値情報の格納さ
れたアドレス情報の一体化データをSIO61を介して
CPU3に出力し、CPU3がRAM41の上記アドレ
スから圧力値情報を読み込んだ後レスポンスとしてSI
O61を介してコントローラ2に返送することによりオ
ペレータはコントローラ2上の数値表示器を通して圧力
値を監視することができる。
【0032】ガス制御モジュール98は自動ガス交換が
終了するとPIO5に対して所定のビットをONにする
出力を行うことにより自動ガス交換終了を伝達する。C
PU3はPIO5から入力した自動ガス交換終了を認識
すると、それまで自動ガス交換命令が格納されていたR
AM41アドレス上の内容を初期化(無命令状態)し自
動ガス交換に関する全行程が終了する。
【0033】コントローラ2は上記圧力値情報の読み込
みと同様の手続きで自動ガス交換命令の状態を常時読み
込み、上記コントローラ2上のLEDなどで命令遂行中
であれば点灯、初期化されていれば消灯し状態表示する
ことで、自動ガス交換が遂行中か或いは終了したかをオ
ペレータは認識することができる。
【0034】このように全ての情報は必ずRAM41に
格納されるため、コントローラ2はSIO61を介して
このRAM41内の情報を読み込んだり書き換えたりす
るという単純な作業を行うことによりエキシマレーザ発
振器1の全ての操作及び管理が可能となる。また、SI
O61と同機能のSIO62に同型のコントローラを接
続して複数のコントローラから操作及び管理を行うこと
も本発明の構成によれば容易なことであり、コントロー
ラが1台のみで足りる場合はSIO62を設けない構成
とすることも可能である。
【0035】(実施例2)図2は本発明のレーザ装置に
おける第2実施例の概略構成図である。20はコントロ
ーラ2と同型のコントローラ、21は通信網、221及
び222はIF変換器であり、231及び232は通信
網21の終端回線である。エキシマレーザ発振器1、コ
ントローラ2及びIF変換器221はA地点に、コント
ローラ20及びIF変換器222はB地点に配置され、
A、B両地点は互いに隔離された位置関係にある。
【0036】A地点に位置されたエキシマレーザ発振器
1及びB地点に位置されたコントローラ20にはそれぞ
れ通信網21の終端回線231及び232が割り当てら
れ、それぞれIF変換器221及び222を介して接続
されている。この両者間の回線を所定の方法でつなげる
ことにより互いに通信網21を介してデータ通信を行う
ことができる。この状態においてコントローラ20より
エキシマレーザ発振器1内のRAM41に対して読み書
き込みを行うことによりコントローラ2から操作及び管
理するのと同様にオペレータは遠隔B地点に居ながらエ
キシマレーザ発振器1の全ての操作及び管理が可能とな
る。このエキシマレーザ装置を用いることにより、A地
点におけるユーザ元のエキシマレーザ発振器1の異変を
B地点に位置する保守サービス側がリアルタイムに検知
し場合によってはB地点から操作を加えることにより致
命的故障を防止することも可能であり、保守性の向上を
図ることができる。例えば、高電圧が印加されトリガ信
号がONされているにも拘らずレーザ出力が認められな
い場合異常事態としてレーザ発振の停止を命令したり、
チャンバー内圧力データを定期的にモニタしプロットし
ていくことによりチャンバーのスローリークの監視を遠
隔B地点から行うことができる。
【0037】以下に示す実施例3〜8におけるエキシマ
レーザ発振器1及び1_1〜3の内部構造は図1のエキ
シマレーザ発振器1と同じものとする。
【0038】(実施例3)図3は本発明のレーザ装置に
おける第3実施例の概略構成図である。301及び30
2は端末機器である。端末機器301及びIF変換器2
21はそれぞれエキシマレーザ発振器1内のSIO(図
1におけるSIO61及びSIO62)に接続される。
また、エキシマレーザ発振器1、端末機器301及びI
F変換器221はユーザ元のA地点に配置され、端末機
器302及びIF変換器222は保守サービスエリアの
B地点に位置しているものとする。端末機器301はエ
キシマレーザ発振器1近傍からの操作管理用、端末機器
302は遠隔操作管理用である。
【0039】この端末機器301及び302をコントロ
ーラとして用いたエキシマレーザ装置の構成において
は、実施例1及び実施例2に示したコントローラ2及び
20からCPU3に対してRAM41の内容の読み込み
要求を行う様な読み込み手順とは異なり、CPU3から
コントローラ上で監視すべき全情報を随時連続的に送信
し、端末機器301及び302は受信したそれらの情報
を画面上に表示する。RAM41への書き込みに関して
は実施例1及び実施例2と同様の手順にて行う。
【0040】以下に本構成におけるエキシマレーザ装置
の動作に付いて説明する。B地点のオペレータは同B地
点の端末機器302側からA地点のエキシマレーザ発振
器1に対して所定方法により通信網21を通じて回線を
つなげる。回線が接続された後、エキシマレーザ発振器
1はRAM41内に格納された全情報の内事前に選定さ
れたオペレータが把握すべき情報を随時端末機器302
に対して送信する。端末機器302は受信情報を画面に
表示することによりオペレータはエキシマレーザ発振器
1の内部情報を収集、分析することができる。
【0041】レーザ出力の低下が見られるなど分析結果
から必要に応じてオペレータは端末機器302よりエキ
シマレーザ発振器1に対して所定のアドレス情報及び数
値情報を送信することによりRAM41に保存されてい
るフッ素供給圧力値などレーザ出力に影響を与える制御
定数を変更後、再びレーザ出力を監視するといったフィ
ードバックを繰り返すことにより遠隔B地点においてA
地点のエキシマレーザ発振器1を操作及び管理し状態の
最適化を図ることができる。
【0042】(実施例4)図4は本発明のレーザ装置に
おける第4実施例の概略構成図である。401及び40
2はコンピュータ機器、411及び412はコンピュー
タ機器401及び402上で起動するエキシマレーザ発
振器1の操作管理用ソフトウエアである。コンピュータ
機器401及びIF変換器221はそれぞれエキシマレ
ーザ発振器1内のSIO(図1におけるSIO61及び
SIO62)に接続される。また、エキシマレーザ発振
器1、コンピュータ機器401及びIF変換器221は
ユーザ元のA地点に配置され、コンピュータ機器402
及びIF変換器222は保守サービスエリアのB地点に
位置しているものとする。コンピュータ機器401はエ
キシマレーザ発振器1近傍からの操作管理用、コンピュ
ータ機器402は遠隔操作管理用である。
【0043】前記実施例3の構成と異なり本実施例にお
ける構成では、コントローラとして使用するコンピュー
タ機器401又は402上のソフトウエア411又は4
12に従ってエキシマレーザ発振器1に対する操作及び
管理のためのデータ通信が行われるため、ソフトウエア
の機能がコントローラとしての機能となる。つまり、エ
キシマレーザ発振器1におけるROM42内のプログラ
ムを書き換えずともソフトウエアの内容を変えることに
よってコントローラとしての機能を容易に変更できると
いう利点がある。
【0044】上記利点を本実施例に活用すれば、ソフト
ウエア411は制御定数等の数値情報は変更不可、監視
する制御変数等の数値情報もユーザに必要なものに絞り
基本的な操作のみを可能としたユーザ用、ソフトウエア
412はRAM41内の全ての情報を変更及び監視可能
とした保守サービス用として異なるものを用いること
で、コントローラとしてのコンピュータ機器401及び
402それぞれの機能をより使用環境に適応化させるこ
とができる。
【0045】(実施例5)図5は本発明のレーザ装置に
おける第5実施例の概略構成図である。51は電話回線
網、521及び522はモデム、531及び532は電
話回線網51の終端回線である。コンピュータ機器40
1及びモデム521はそれぞれエキシマレーザ発振器1
内のSIO(図1におけるSIO61及びSIO62)
に接続される。また、エキシマレーザ発振器1、コンピ
ュータ機器401及びモデム521はユーザ元のA地点
に配置され、コンピュータ機器402及びモデム522
は保守サービスエリアのB地点に位置しているものとす
る。コンピュータ機器401はエキシマレーザ発振器1
近傍からの操作管理用、コンピュータ機器402は遠隔
操作管理用である。
【0046】本実施例では実施例4の通信網21を電話
回線網51とし、終端回線531及び532それぞれの
回線には電話番号が割り当てられている。コンピュータ
機器401からモデム521及び522を介してエキシ
マレーザ発振器1に対して電話をかけることにより回線
が接続されデータ通信が可能となる。本実施例における
エキシマレーザ発振器1或いはコントローラとしてのコ
ンピュータ機器401、402及びソフトウエア41
1、412それぞれ単体としては実施例4のそれらと同
等の機能であるが、本実施例の特徴である通信網を電話
回線網とすることによりその広域性を利用し国を隔てた
操作及び管理も電話一本で容易に行うことも可能とな
り、国内のみならず海外ユーザ元のエキシマレーザ発振
器1に対してもリアルタイムで状況を把握することで保
守サービスのグローバル化といった効果も期待できる。
【0047】(実施例6)図6は本発明のレーザ装置に
おける第6実施例の概略構成図である。6はバス型LA
Nである。端末機器301はエキシマレーザ発振器1内
のSIO(図1におけるSIO61又はSIO62)に
接続される。また、エキシマレーザ発振器1及び端末機
器301は大規模工場敷地内加工棟のA地点に配置さ
れ、端末機器302は同敷地内集中管理棟のB地点に位
置しているものとする。端末機器301は加工棟内エキ
シマレーザ発振器1近傍からの操作管理用、端末機器3
02は集中管理棟からの遠隔操作管理用である。
【0048】本実施例のように大規模工場に導入された
LAN6にエキシマレーザ発振器1及び端末機器302
を乗せることで、加工棟(A地点)に設置されたエキシ
マレーザ発振器1を、集中管理棟(B地点)に設置され
た端末機器302から構内遠隔管理することができ、加
工棟の無人化に寄与することができる。
【0049】(実施例7)図7は本発明のレーザ装置に
おける第7実施例の概略構成図である。11〜1nはエ
キシマレーザ発振器、3011〜301nは端末機器、
5211〜521nはモデム、5311〜531nは電
話回線網51の終端回線である。端末機器3011〜3
01n及びモデム5211〜521nはそれぞれエキシ
マレーザ発振器11〜1n内のSIO(図1におけるS
IO61及びSIO62)に接続される。また、エキシ
マレーザ発振器11、端末機器3011及びモデム52
11はユーザ元のA1地点に配置され、以下エキシマレ
ーザ発振器12〜1n、端末機器3012〜301n及
びモデム5212〜521nはそれぞれ別々のユーザ元
のA2〜An地点に配置されるものとし、コンピュータ
機器402及びモデム522は保守サービスエリアのB
地点に位置しているものとする。端末機器3011〜3
01nはエキシマレーザ発振器1近傍からの操作管理
用、端末機器302は遠隔操作管理用である。
【0050】本実施例のようにA1〜An地点に配置さ
れた複数のエキシマレーザ発振器11〜1nを電話回線
網51を介してコントローラとしてのコンピュータ機器
402と接続することにより、海外を含めた各地のユー
ザ元のエキシマレーザ発振器11〜1nを1台のコンピ
ュータ機器402から一括操作及び管理することが可能
で、より幅広い保守サービス体系確立することができ
る。
【0051】(実施例8)図8は本発明のレーザ装置に
おける第8実施例の概略構成図である。611及び61
2はLAN、83はISDN網、8411、8412及
び842はISDN網83の終端回線である。端末機器
3011はエキシマレーザ発振器11内のSIO(図1
におけるSIO61又はSIO62)に接続され、同様
に端末機器3012はエキシマレーザ発振器12内のS
IOに接続される。また、エキシマレーザ発振器11、
端末機器3011、LAN611及び端末機器3021
はA地点のA工場内における設備であり、同じくエキシ
マレーザ発振器12、端末機器3012、LAN612
及び端末機器3022はB地点のB工場内における設備
であり、コンピュータ機器402はC地点の保守サービ
スエリアに位置する。
【0052】本実施例ではLAN611及び612に対
してISDN網83を介してコントローラとしてのコン
ピュータ機器402からのアクセスを可能とすることに
より、A、Bそれぞれの工場内における端末機器301
1及び3012からの構内遠隔管理と同時にC地点の保
守サービスエリアにおけるコンピュータ機器402から
の遠隔操作管理も可能となり、日常的な稼働状況把握に
必要な構内管理と非日常的な保守サービスに必要な構外
管理を両立することができる。
【0053】(実施例9)図9は本発明のレーザ装置に
おける第9実施例の概略構成図である。上述実施例1か
ら8まで本発明を気体レーザであるエキシマレーザに導
入した場合を記したが、本実施例では同じく気体レーザ
のCO2レーザに対して本発明を導入した場合を説明す
る。
【0054】まず本実施例におけるCO2レーザ発振器
の構成に付いて説明する。106がCO2レーザ発振器
である。107は円筒状の放電管であり内部には電極1
081及び1082が対置されている。放電管107内
にはレーザ媒質のCO2、N2、Heの混合ガスが封入さ
れ、熱交換器111を経由しつつブロア110により高
速循環される。高圧電源100より電極1081及び1
082に電圧が供給されると混合ガス中で放電が開始さ
れ誘導放出によって生じた光が反射鏡109及び出力鏡
942で構成される共振器間を往復することにより増幅
されレーザ光として出力される。
【0055】この時反射鏡109の透過光出力を光出力
検出器103で検出しその比例信号をパワー制御モジュ
ール104に帰還させ、高圧電源から出力する電圧を調
整することにより出力光強度定値制御を行う。また常に
混合ガスを補給する必要があるため圧力検出器97から
の比例信号を参照しながら放電管内の圧力を一定に保つ
よう電磁バルブ群95及びロータリポンプ96、電磁バ
ルブ112を制御しながら補給及び排気を行う。前者の
光出力定値制御はパワー制御モジュール104にて、ま
た後者のガス供給排気制御はガス制御モジュール98に
て行うがこれら制御モジュールがPIO5に接続される
のは実施例1に示した本発明を導入したエキシマレーザ
発振器1と同様である。
【0056】またコントローラ2において設定した光出
力目標値や混合ガス補給量等の設定値がCPU3の仲介
でRAM41を経由しPIO5から各々の対象となる制
御モジュールに対して出力されたり、各々の制御モジュ
ールから出力された光出力現在値や圧力現在値等の現在
値がCPU3の仲介でRAM41を経由しコントローラ
2に対して出力されることにより各々の制御モジュール
とコントローラ2間で情報が入出力されレーザ動作の制
御や監視が行われるのも実施例1と同様である。従って
実施例2から8までを本実施例におけるCO2レーザ発
振器106に適用することが可能となるため、上述した
通信網を介してCO2レーザ発振器106とコントロー
ラ2を接続した際生まれる効果を得ることができる。
【0057】(実施例10)図10は本発明のレーザ装
置における第10実施例の概略構成図である。上述実施
例1から9まで本発明を気体レーザに導入した場合を記
したが、本実施例では固体レーザとして半導体レーザに
対して本発明を導入した場合を説明する。
【0058】まず本実施例における半導体レーザ発振器
の構成に付いて説明する。113が半導体レーザ発振器
である。一般的に半導体レーザ114には光出力検出器
103が内蔵されており、同半導体レーザ114は金属
板115上に実装されている。電源118から半導体レ
ーザ114に対して電流を注入することによりレーザ発
光がなされ出力光強度はこの注入電流値で決まる。この
とき光出力検出器103からの比例信号をパワー制御モ
ジュール98に帰還させ電源118からの出力電流を調
整することで出力光強度定値制御を行う。また半導体レ
ーザは発振波長が温度に依存するため通常波長を固定す
るため温度制御を行うが、金属板115に実装されたペ
ルチエ素子117によって金属板115に対して熱交換
を行うことで間接的に半導体レーザ114の温度制御を
行い波長を固定する。この時金属板115に実装された
温度検出器116からの比例信号を温度制御モジュール
120に帰還させ同温度制御モジュール120内におい
てPID方式によって電源119からペルチエ素子11
7に対する出力を調整することで温度定値制御を行う。
前者の光出力定値制御はパワー制御モジュール104に
て、また後者の温度定値制御は温度制御モジュール12
0にて行うがこれら制御モジュールをPIO5に接続し
コントローラ2と情報の入出力を行う過程は前記実施例
9のCO2レーザ発振器106と同様である。
【0059】また当然のことながら通信網を利用した実
施例2から8までを本実施例の半導体レーザ発振器11
3に適用することもできる。この場合、例えば有害区域
に設置されるべき計測装置の光源として用いられる半導
体レーザ発振器113に対する温度操作による波長掃引
や出力光強度調整等の作業を、実時間で現場から隔離さ
れた位置でコントローラ2を通して行うことが可能であ
り安全性確保という効果を得ることができる。
【0060】以上気体レーザのエキシマレーザ及びCO
2レーザ、固体レーザの半導体レーザに対して本発明を
導入した実施例を1から10まで記したが、液体レーザ
も含めた他のレーザにおいても本発明を導入できること
は言うまでもない。
【0061】
【発明の効果】以上の本発明によれば、RAMを情報の
バッファとしてCPUが各々の制御モジュールとコント
ローラ間相互の情報伝達を仲立ちすることにより、コン
トローラはレーザ発振器内のSIOを介したCPUとの
シリアル通信による1対1接続を行うことが可能とな
り、レーザ発振器内の各々の制御モジュールと情報の入
出力手段を持つ従来の多対1接続から解放されることに
なる。このようにレーザ発振器とコントローラ間をシリ
アル通信で接続することにより、配線が単一化されるた
め、構成が簡単となる。したがって、その接続に関する
取扱い、例えば配線作業や保守作業を簡便化することが
できる。またレーザ発振器とコントローラの切り放しも
容易におこなうことができるため、コントローラ単体の
保守作業時にも効果がある。
【0062】またレーザ発振器と1台のコントローラ間
を通信網を介して接続することで、或いはレーザ発振器
と直接接続する近傍設置用コントローラとは別にもう1
台のコントローラを通信網を介して上記レーザ発振器に
接続することで、オペレータは遠隔地から上記レーザ発
振器の操作及び管理を行うことが可能となる。これによ
って、大規模工場敷地内の加工棟に設置されたレーザ発
振器の日常的な動作状況把握或いは操作を集中管理棟の
監視員が現場へ行くことなしに集中管理棟から行うこと
ができ、監視員自身の生産性向上に貢献する。更にレー
ザ発振器の保守サービスエリアの位置する場所に対し
て、海外を含めた遠隔地に監視対象のレーザ発振器が配
置された場合も現場に行くことなしに状況把握をリアル
タイムに行うことができるため、異常の早期発見が可能
となり、異常箇所の特定、異常に対する対応を遠隔地に
あるサービスエリア内から迅速に行うことができ、レー
ザ装置を常に良好な状態に保つことができる。さらに、
異なる地点に配置された複数のレーザ発振器を通信網を
介してコントローラと接続することにより、複数のレー
ザ発振器を1台のコントローラから一括操作及び管理す
ることが可能になる。
【0063】以上のように、本発明によれば、ユーザに
対して迅速なサービスを提供することができ、より幅広
い保守サービス体系確立することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1におけるエキシマレーザ装置
の概略図
【図2】本発明の実施例2におけるエキシマレーザ装置
の概略図
【図3】本発明の実施例3におけるエキシマレーザ装置
の概略図
【図4】本発明の実施例4におけるエキシマレーザ装置
の概略図
【図5】本発明の実施例5におけるエキシマレーザ装置
の概略図
【図6】本発明の実施例6におけるエキシマレーザ装置
の概略図
【図7】本発明の実施例7におけるエキシマレーザ装置
の概略図
【図8】本発明の実施例8におけるエキシマレーザ装置
の概略図
【図9】本発明の実施例9におけるCO2レーザ装置の
概略図
【図10】本発明の実施例10における半導体レーザ装
置の概略図
【図11】従来のエキシマレーザ装置の概略構成図
【符号の説明】
1 エキシマレーザ発振器 2 コントローラ 3 CPU 41 RAM 42 ROM 5 PIO 61 SIO 62 SIO 21 通信網 301 端末機器 302 端末機器 401 コンピュータ機器 402 コンピュータ機器 51 電話回線網 521 モデム 522 モデム 6 LAN 91 エキシマレーザ発振器 98 ガス制御モジュール 101 トリガ発生モジュール 104 パワー制御モジュール 106 CO2レーザ発振器 113 半導体レーザ発振器 120 温度制御モジュール

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ発振器とその操作及び管理用のコ
    ントローラからなるレーザ装置において、レーザ発振器
    は、レーザ発振又はレーザ発振に必要な動作を制御する
    制御モジュールと、上記制御モジュールと接続され信号
    の入出力を行う入出力ポートと、上記コントローラと接
    続され信号の入出力を行うシリアル入出力ポートと、上
    記制御モジュール及び上記コントローラ間で相互に伝達
    されるべき情報を格納するメモリと、上記情報をメモリ
    から読み込み上記入出力ポートに出力し且つ上記入出力
    ポートから入力された情報をメモリに書き込む中央処理
    装置と、上記入出力ポート、シリアル入出力ポート、メ
    モリ、中央処理装置をそれぞれ接続するバスを備え、上
    記中央処理装置が上記メモリに対して上記情報の読み書
    き込みを行うことにより上記制御モジュール及び上記コ
    ントローラ間における情報伝達を行うことを特徴とする
    レーザ装置。
  2. 【請求項2】 コントローラは端末機器であることを特
    徴とする請求項1記載のレーザ装置。
  3. 【請求項3】 コントローラはコンピュータ機器である
    ことを特徴とする請求項1記載のレーザ装置。
  4. 【請求項4】 レーザ発振器におけるシリアル入出力ポ
    ートとコントローラを通信網を介して接続したことを特
    徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のレーザ装
    置。
  5. 【請求項5】 通信網は公衆広域回線を含むことを特徴
    とする請求項4記載のレーザ装置。
  6. 【請求項6】 通信網は構内専用回線を含むことを特徴
    とする請求項4記載のレーザ装置。
  7. 【請求項7】 コントローラの操作及び管理対象である
    レーザ発振器は複数であることを特徴とする請求項1乃
    至6のいずれかに記載のレーザ装置。
  8. 【請求項8】 レーザ発振器を操作及び管理するコント
    ローラは複数であることを特徴とする請求項1乃至7の
    いずれかに記載のレーザ装置。
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